JP2816920B2 - 多気筒内燃機関用シリンダブロックに用いられるシリンダスリーブ集合体 - Google Patents

多気筒内燃機関用シリンダブロックに用いられるシリンダスリーブ集合体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多気筒内燃機関用シリン
ダブロックに用いられるシリンダスリーブ集合体、特
に、多気筒内燃機関用シリンダブロックのシリンダバレ
ル集合体に鋳ぐるまれるシリンダスリーブ集合体の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種シリンダスリーブ集合体と
して、各シリンダスリーブの周壁外周面に、周方向に延
びる複数の凸条を母線方向に沿って所定の間隔で配列し
たものが知られている(実開昭55−104740号公
報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記凸条を備えること
の理由の1つは、シリンダスリーブ集合体の接触面積を
拡大してシリンダバレル集合体に対するシリンダスリー
ブ集合体の密着性を向上させることにあるが、次のよう
な特定領域においては、前記凸条はシリンダバレル集合
体とシリンダスリーブ集合体との密着性向上には寄与し
ない。
【0004】即ち、前記のように、複数のシリンダスリ
ーブの相隣る両円筒状周壁相互を結合すると、シリンダ
スリーブ集合体の外周面は、両円筒状周壁の結合部両側
にそれぞれ谷形領域を有することになる。
【0005】このような構成のシリンダスリーブ集合体
を設置したシリンダブロック鋳造用鋳型において、シリ
ンダスリーブ集合体とウオータジャケット成形用中子と
の間に形成されるシリンダバレル集合体成形用キャビテ
ィに溶湯を注入すると、前記谷形領域が臨む部位に存す
る溶湯が、他の部位に存する溶湯よりも遅く凝固する傾
向が生じ、しかもその溶湯がアルミニウム合金の場合に
は凝固収縮力が元々大きい。そのため、シリンダバレル
集合体の谷形領域対向部には周方向の強大な凝固収縮力
が作用するが、前記凸条はこの凝固収縮力に有効に対抗
し得ないため谷形領域対向部に引けが発生して、その対
向部と谷形領域との密着性が悪化するのである。
【0006】本発明は前記に鑑み、シリンダバレル集合
体の谷形領域対向部における引けを効果的に抑制して、
その対向部と谷形領域との密着性を向上させることので
きる前記シリンダスリーブ集合体を提供することを目的
とする。
【0007】また、本発明は、シリンダバレル集合体の
シリンダスリーブ配列方向両端部領域の引けを抑制し
て、シリンダスリーブとシリンダバレル集合体の密着性
を向上させると共に、冷却時にシリンダスリーブに発生
する応力の均一化を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、多気筒内燃機関用シリンダブロック
アルミニウム合金製シリンダバレル集合体に鋳ぐるま
れるシリンダスリーブ集合体において、複数のシリンダ
スリーブの相隣る円筒状周壁相互を結合してなり、その
結合部両側に存するシリンダスリーブ集合体外周面の各
谷形領域に、前記シリンダブロック鋳造時前記シリ
ンダバレル集合体の、該谷形領域に対応したV字形部に
作用する周方向凝固収縮力に対抗させるべく該V字形部
に食い込ませる複数の引け抑制用係合部設けられ、こ
の各係合部は、各シリンダスリーブの軸線から放射状に
延びる平面に対し前記結合部側に傾斜するように形成さ
れる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0010】図1,図2は多気筒、図示例では4気筒の
直列形内燃機関用シリンダブロック1を示し、そのシリ
ンダブロック1はアルミニウム合金製シリンダブロック
本体2と、鋳鉄製シリンダスリーブ集合体3とよりな
る。シリンダブロック本体2は、シリンダスリーブ集合
体3を鋳ぐるんだシリンダバレル集合体4と、そのシリ
ンダバレル集合体4を囲繞する外壁体5と、外壁体5の
一端に連設されたクランクケース6とより構成される。
シリンダバレル集合体4と外壁体5との間にはウオータ
ジャケット7が形成される。
【0011】図3〜図5において、シリンダスリーブ集
合体3は、各シリンダボア8の中心線を相互に平行させ
て並ぶ複数、図示例では4個のシリンダスリーブ31
4の相隣る両円筒状周壁9相互間を母線方向全長に亘
って結合したものである。
【0012】各シリンダスリーブ31 〜34 の周壁9外
周面には周方向に延びる複数の凸条10が、母線方向略
全長に亘って所定の間隔で配列されている。これら凸条
10は、シリンダバレル集合体4に対するシリンダスリ
ーブ集合体3の抜止めと、シリンダスリーブ集合体3の
接触面積拡大によるシリンダバレル集合体4およびシリ
ンダスリーブ集合体3間の密着性向上とを狙って設けら
れたものである。
【0013】またシリンダスリーブ集合体3外周面にお
いて、相隣る円筒状周壁9の結合部11の両側に存す
る各谷形領域Aには、シリンダブロック1鋳造時シリ
ンダバレル集合体4の、該谷形領域Aに対応したV字形
部4aに作用する周方向凝固収縮力に対抗させるべく該
V字形部4aに食い込ませる複数の引け抑制用係合部、
図示例では突起12が、各凸条10に隣接する各凹条
13に位置するように設けられている。各突起12
は、相隣るもの相互間に所定の間隔をとって各凹条13
底面よ突出しており、各突起12の先端は各凸条1
0よりも半径方向外方に位置する。これら突起12
は、シリンダスリーブ集合体3の鋳造と同時に成形され
たものである。
【0014】ここで、谷形領域Aは次のように規定され
る。
【0015】即ち、図3に明示するように、一方のシリ
ンダスリーブ31 において、全シリンダボア8軸線bを
含む平面Cに直交し、且つ一方のシリンダスリーブ31
のシリンダボア8の軸線bを含む垂直面Dから結合部1
1側へシリンダボア中心角αで約30°変位した傾斜面
をEとし、また結合部11を挟んで、前記傾斜面Eと同
様に規定される他方のシリンダスリーブ32 における傾
斜面をFとしたとき、一方の傾斜面Eから結合部11を
通り他方の傾斜面Fまでの範囲が谷形領域Aとなる。
【0016】図6に示すように、シリンダブロック鋳造
用鋳型14においては、シリンダスリーブ集合体3の各
シリンダスリーブ31 〜34 にボアピン15が嵌合さ
れ、またシリンダスリーブ集合体3の外周には、その外
周面に沿う内周面を持ったウオータジャケット成形用中
子16が配設される。これによりシリンダスリーブ集合
体3と中子16との間にはシリンダバレル集合体成形用
キャビティ17が形成される。
【0017】図7に明示するように、各谷型領域Aに存
する突起12aは、所定の分割平面Jが所定の基準面H
に対して結合部11側に所定の傾き角βを有するピン形
に形成される。ここで所定の分割平面Jとは、ピン形突
起12aを2分してシリンダスリーブ32 外周面の曲率
円Kと交差し、且つシリンダスリーブ32 の軸線b方向
に延びる平面と定義される。また、基準面Hとは、分割
平面Jと曲率円Kとの交差点Lおよび曲率円Kの中心を
含み、且つシリンダスリーブ32 の軸線b方向に延びる
平面と定義される。本実施例では、突起12aがピン形
に形成されているため、分割平面Jがピン形突起12a
の軸線を含むように設定され、また、シリンダスリーブ
2 が円筒状に形成されているため、シリンダスリーブ
2 の軸線bが曲率円Kの中心と一致し、従って曲率円
Kとシリンダスリーブ32 外周面(凹条13底面)とが
重なることとなる。而して突起12aは、シリンダスリ
ーブ3 2 の軸線から放射状に延びる平面に対し前記結合
部11側に傾斜するように形成される。
【0018】シリンダブロック1の鋳造に当り、キャビ
ティ17にAl合金の溶湯を注入すると、谷形領域Aが
臨む部位17aに存する溶湯が、他の部位17bに存す
る溶湯よりも遅く凝固する傾向が生じ、しかもその溶湯
はAl合金であって凝固収縮力が元々大きい。そのた
め、2本の矢印gで示すように、谷形領域Aに対応した
シリンダバレル集合体4のV字形部4aには、互に逆向
きの大きな周方向凝固収縮力が作用するが、そのV字形
部4aには各傾斜突起12が十分に食込んで前記凝固収
縮力に効果的に対抗するので、V字形部4aにおける引
けの発生が抑制される。このようにして、シリンダバレ
ル集合体4のV字形部4aとシリンダスリーブ集合体3
の谷形領域Aとの密着性を向上させることができる。
【0019】シリンダスリーブ集合体3の鋳型の成形を
容易にするために、谷形領域Aの各片側傾斜面にある全
てのピン形突起12aをそれらの軸線が相互に平行にな
るように形成してもよい。その場合には、結合部11に
最も近いピン形突起12aにおける分割平面と基準面と
は一致することがある。
【0020】また、シリンダバレル集合体4のV字形部
4a先端よりも結合部11側に位置するピン形突起12
a、即ち、図示例では最も結合部11に近いピン形突起
12aのシリンダスリーブ32 外周面(凹条13底面)
からの突出量t1 は、他の部位のピン形突起12aの突
出量t2 よりも大に設定される。これにより、最も引け
の発生しやすいシリンダバレル集合体4のV字形部4a
先端において、凝固収縮力に対するピン形突起12aに
よる対抗力が十分に発揮される。
【0021】図4に示されるように谷形領域Aにピン形
突起を均一に分散させて配置するだけでなく、図に示
すように、このようなピン形突起12aを、シリンダス
リーブ集合体3外周面において、凸条10に隣接する凹
条13底面に位置するように平面視で千鳥状に配置して
もよい。またピン形突起12aを、図に示すように、
シリンダスリーブ31 (32 )の下方に向かうにつれて
配置密度が小さくなるように配置してもよく、その反対
にシリンダスリーブ31 (32 )の下方に向かうにつれ
て配置密度が大きくなるように配置してもよい。このよ
うにピン形突起12aを千鳥状に配置したり、あるいは
その配置密度を変化させることにより、より少ない突起
により上述と同様の引け抑制効果を得ることが可能とな
る。適宜千鳥配置と配置密度の変化とを組み合わせるこ
とも可能である。
【0022】図は、引け抑制用係合部の他の変形例を
示す。この変形例において、係合部は、シリンダスリー
ブ31 〜34 の母線に沿って延び、且つ所定の傾き角β
を有する複数条の凸条12bに形成される。この場合、
谷形領域Aにおいては、水平方向の凸条10は省略され
る。この変形例においても、前述のように突出量t1
2 を相違させることにより、シリンバレル集合体4の
V字形部4a先端における対抗力が十分に発揮される。
【0023】図10ないし図13は、引け抑制用係合部
の更に他の変形例を示す。この変形例において、係合部
は、所定の傾き角βを有するディンプル12cに形成さ
れる。ディンプル20cは、図10に示すように全て同
一深さに形成するだけでなく、図11に示すように、最
も結合部11に近いディンプル20cの深さt1 を他の
部位のディンプル20cの深さt2 よりも大に設定し
て、引け抑制効果の向上を狙ってもよい。また、前述の
ピン形突起12a同様に、谷形領域Aにディンプルを均
一に分散させて配置するだけでなく、ディンプル12c
を千鳥状に配設してもよく(図12参照)、ディンプル
20cの配置密度を部位により相違させてもよい(図
参照)。また、これらを組み合わせることも適宜可能
である。
【0024】図14は、引け抑制用係合部の更に他の変
形例を示す。この変形例において、係合部は、シリンダ
スリーブ31 〜34 の母線に沿って延び、且つ所定の傾
き角βを有する複数条の凹条12dに形成される。この
場合、谷形領域Aにおいては、水平方向の凸条10は省
略される。この変形例においても、前述のように深さを
相違させることにより、引け抑制効果の向上を狙っても
よい。
【0025】図15および図16は、前述の谷形領域A
の引け抑制用係合部2a〜12に加えて、シリンダ
スリーブ31 〜34 の配列方向、即ち平面Cに沿う方向
の両端部領域に複数の引け抑制用係合部が設けられた実
施例を示す。図面において前記実施例と同一の部分につ
いては同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0026】図15、図16に明示されるように、シリ
ンダスリーブ31 〜34 の配列方向両端部領域における
引け抑制用係合部はピン形突起21aに形成される。各
ピン形突起20aは、相隣るもの相互間に所定の間隔を
とって各凹条13底面より略放射方向に突出しており、
各突起20aの先端は各凸条10よりも半径方向外方に
位置する。これらのピン形突起20aは、シリンダブロ
ック1の鋳造時、シリンダバレル集合体4に係合して、
シリンダバレル集合体4に引けが発生することを防止す
るとともに、冷却時に発生する応力の均一化に寄与す
る。なお、ピン形突起20aを平面視で千鳥状に配置し
てもよく、また、その配置密度を変化させることも適宜
行うことができる。
【0027】図17ないし図19に示すように、前記両
端部領域に位置する引け抑制用係合部は、前記ピン形突
起20aに代えて、凸条20b、ディンプル20cある
いは凹条20dとしてもよい。このとき、谷形領域Aの
引け抑制用係合部は、前述のピン形突起、凸条等何れの
形態を使用してもよい。但し、谷形領域にピン形突起を
使用したからといって必ずしも両端部領域にピン形突起
を使用する必要はなく、谷形領域の引け抑制用係合部と
両端部領域の引け抑制用係合部とは、何れの形態のもの
を組み合わせることも自由である。
【0028】なお、前記いずれの実施例においても、引
け抑制用係合部には、シリンダスリーブ集合体3の鋳造
と同時に形成されるもの、コーティングにより形成され
るものが含まれる。
【0029】
【発明の効果】各請求項の発明によれば、複数のシリン
ダスリーブの相隣る円筒状周壁相互を結合してなるシリ
ンダスリーブ集合体にアルミニウム合金製シリンダバレ
ル集合体を鋳ぐるむようにした多気筒内燃機関用シリン
ダブロックにおいて、相隣なるシリンダスリーブ相互の
結合部両側に存するシリンダスリーブ集合体外周面の各
谷形領域には、シリンダブロック鋳造時にシリンダバレ
ル集合体の、該谷形領域に対応したV字形部に作用する
周方向凝固収縮力に対抗させるべく該V字形部に食い込
ませる複数の引け抑制用係合部が設けられ、この各係合
部は、各シリンダスリーブの軸線から放射状に延びる平
面に対し前記結合部側に傾斜するように形成されるの
で、シリンダブロックの鋳造時に、キャビティの前記谷
形領域が臨む部位に存する溶湯の凝固が遅れる傾向にあ
る上、その溶湯がアルミニウム合金であって凝固収縮力
が元々大きいことに因り、シリンダバレル集合体の谷形
領域対応部分(V字形部)に周方向の強大な凝固収縮力
が作用しても、シリンダスリーブ集合体外周面の各谷形
領域に特設されて前記結合部側(即ち谷形領域の底部
)に傾斜した上記引け抑制用係合部が、シリンダバレ
ル集合体の谷形領域対応部分(V字形部)に十分に食い
込んで強大な凝固収縮力に効果的に対抗することがで
き、従ってそのシリンダバレル集合体の谷形領域対応部
分(V字形部)に引けが発生するのを効果的に防止でき
て、該部とシリンダスリーブ集合体外周面との密着性を
高めることができる。
【0030】また特に請求項15の発明によれば、各谷
形領域だけでなく、シリンダスリーブ配列方向両端部領
域にも引け抑制用係合部を設けたので、前記効果に加
え、シリンダスリーブ配列方向両端部領域の引け抑制用
係合部により、シリンダスリーブ集合体とシリンダバレ
ル集合体との密着性を一層向上させると共に、冷却時の
応力の発生を均一化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダブロックの要部破断平面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】シリンダスリーブ集合体の要部破断平面図であ
る。
【図4】図3の4矢視図に相当する要部破断側面図であ
る。
【図5】図3の5矢示部の拡大図である。
【図6】シリンダブロック鋳造用鋳型の要部を示す横断
平面図である。
【図7】け抑制用係合部の第1の変形例を示す、シリ
ンダスリーブ集合体の要部側面図である。
【図8】け抑制用係合部の第2の変形例を示す、シリ
ンダスリーブ集合体の要部側面図である。
【図9】け抑制用係合部の第3の変形例を示す、図3
の5矢示部の拡大斜視図に相当する図である。
【図10】け抑制用係合部の第4の変形例を示す、図
3の5矢示部の拡大図に相当する図である。
【図11】け抑制用係合部の第5の変形例を示す、図
10の要部に相当する断面図である。
【図12】け抑制用係合部の第6の変形例を示す、シ
リンダスリーブ集合体の要部側面図である。
【図13】け抑制用係合部の第7の変形例を示す、シ
リンダスリーブ集合体の要部側面図である。
【図14】け抑制用係合部の第8の変形例を示す、図
3の5矢示部の拡大斜視図に相当する図である。
【図15】リンダスリーブ集合体の要部破断平面図で
ある。
【図16】15の16矢示部の拡大図である。
【図17】第2の引け抑制用係合部の第1の変形例を示
す、図15の16矢示部の拡大斜視図に相当する図であ
る。
【図18】第2の引け抑制用係合部の第2の変形例を示
す、図15の16矢示部の拡大図に相当する図である。
【図19】第2の引け抑制用係合部の第3の変形例を示
す、図15の16矢示部の拡大斜視図に相当する図であ
る。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 3 シリンダスリーブ集合体 31 〜34 シリンダスリーブ 9 周壁 11 結合 12a ピン形突起(係合部) 12b 凸条(係合部) 12c ディンプル(係合部) 12d 凹条(係合部 20a〜20d 係合部 A 谷形領域 H 基準面 J 分割平面 K 曲率円 L 交差点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇田川 弘 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 矢島 憲子 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平1−317679(JP,A) 特開 昭58−211550(JP,A) 特開 平3−138069(JP,A) 実開 平5−12645(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02F 1/10 B22D 19/00 B22D 19/08 F02F 1/00 F02F 1/08

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多気筒内燃機関用のシリンダブロック
    (1)のアルミニウム合金製シリンダバレル集合体
    (4)に鋳ぐるまれるシリンダスリーブ集合体におい
    て、 複数のシリンダスリーブ(31 〜34 )の相隣る円筒状
    周壁(9)相互を結合してなり その 結合部(11)両側に存するシリンダスリーブ集合
    体(3)外周面の各谷形領域(A)に、前記シリンダ
    ブロック(1)鋳造時前記シリンダバレル集合体
    (4)の、該谷形領域(A)に対応したV字形部(4
    a)に作用する周方向凝固収縮力に対抗させるべく該V
    字形部(4a)に食い込ませる複数の引け抑制用係合部
    2a〜12d)設けられ、 この各係合部(12a〜12d)は、各シリンダスリー
    ブ(3 1 〜3 4 )の軸線から放射状に延びる平面に対し
    前記結合部(11)側に傾斜するように形成される こと
    を特徴とする、多気筒内燃機関用シリンダブロックに用
    いられるシリンダスリーブ集合体。
  2. 【請求項2】 前記各係合部(12a〜12d)を2分
    してシリンダスリーブ(31 〜34 )外周面の曲率円
    (K)と交差し、且つシリンダスリーブ(31〜34
    の軸線方向に延びる分割平面(J)が、その分割平面
    (J)と曲率円(K)との交差点(L)および曲率円中
    心(b)を含み、且つシリンダスリーブ(31 〜34
    の軸線方向に延びる基準面(H)に対して前記結合部
    (11)側に所定の傾き角(β)を有するように、前記
    係合部(12a〜12d)が形成されていることを特
    徴とする、請求項1に記載の多気筒内燃機関用シリンダ
    ブロックに用いられるシリンダスリーブ集合体。
  3. 【請求項3】 前記引け抑制用係合部はピン形突起(1
    2a)である、請求項1または2記載の多気筒内燃機関
    用シリンダブロックに用いられるシリンダスリーブ集合
    体。
  4. 【請求項4】 前記ピン形突起(12a)はシリンダス
    リーブ集合体(3)外周面上に千鳥状に配置される、請
    求項3記載の多気筒内燃機関用シリンダブロックに用い
    られるシリンダスリーブ集合体。
  5. 【請求項5】 前記ピン形突起(12a)の、シリンダ
    スリーブ集合体(3)外周面からの突出量を変化させ
    た、請求項3または4記載の多気筒内燃機関用シリンダ
    ブロックに用いられるシリンダスリーブ集合体。
  6. 【請求項6】 シリンダスリーブ集合体(3)外周面上
    における前記ピン形突起(12a)の配置密度を変化さ
    せた、請求項3、4または5記載の多気筒内燃機関用シ
    リンダブロックに用いられるシリンダスリーブ集合体。
  7. 【請求項7】 前記引け抑制用係合部は凸条(12b)
    である、請求項1または2記載の多気筒内燃機関用シリ
    ンダブロックに用いられるシリンダスリーブ集合体。
  8. 【請求項8】 前記凸条(12b)の、シリンダスリー
    ブ集合体(3)外周面からの突出量を変化させた、請求
    項7記載の多気筒内燃機関用シリンダブロックに用いら
    れるシリンダスリーブ集合体。
  9. 【請求項9】 記引け抑制用係合部はディンプル(1
    2c)である、請求項1または2記載の多気筒内燃機関
    用シリンダブロックに用いられるシリンダスリーブ集合
    体。
  10. 【請求項10】 記ディンプル(12c)はシリンダ
    スリーブ集合体(3)外周面上に千鳥状に配置される、
    請求項記載の多気筒内燃機関用シリンダブロックに用
    いられるシリンダスリーブ集合体。
  11. 【請求項11】 記ディンプル(12c)の深さを変
    化させた、請求項に記載の多気筒内燃機関用シリンダ
    ブロックに用いられるシリンダスリーブ集合体。
  12. 【請求項12】 シリンダスリーブ集合体(3)外周面
    上における前記ディンプル(12c)の配置密度を変化
    させた、請求項9,10または11記載の多気筒内燃機
    関用シリンダブロックに用いられるシリンダスリーブ集
    合体。
  13. 【請求項13】 記引け抑制用係合部は凹条(12
    d)である、請求項1または2記載の多気筒内燃機関用
    シリンダブロックに用いられるシリンダスリーブ集合
    体。
  14. 【請求項14】 記凹条(12d)の深さを変化させ
    た、請求項13記載の多気筒内燃機関用シリンダブロッ
    クに用いられるシリンダスリーブ集合体。
  15. 【請求項15】 前記シリンダスリーブ集合体(3)外
    周面におけるシリンダスリーブ(31 〜34 )配列方向
    両端部領域に、前記シリンダブロック(1)鋳造時に前
    記シリンダバレル集合体(4)に係合する複数の第2の
    引け抑制用係合部(20a〜20d)を設けたことを特
    徴とする、請求項1又は2に記載の多気筒内燃機関用シ
    リンダブロックに用いられるシリンダスリーブ集合体。
  16. 【請求項16】 記第2の引け抑制用係合部はピン形
    突起(20a)である、請求項15に記載の多気筒内燃
    機関用シリンダブロックに用いられるシリンダスリーブ
    集合体。
  17. 【請求項17】 記第2の引け抑制用係合部は凸条
    (20b)である、請求項15に記載の多気筒内燃機関
    用シリンダブロックに用いられるシリンダスリーブ集合
    体。
  18. 【請求項18】 記第2の引け抑制用係合部はディン
    プル(20c)である、請求項15に記載の多気筒内燃
    機関用シリンダブロックに用いられるシリンダスリーブ
    集合体。
  19. 【請求項19】 記第2の引け抑制用係合部は凹条
    (20d)である、請求項15に記載の多気筒内燃機関
    用シリンダブロックに用いられるシリンダスリーブ集合
    体。
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