JPH0143487Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0143487Y2 JPH0143487Y2 JP19913884U JP19913884U JPH0143487Y2 JP H0143487 Y2 JPH0143487 Y2 JP H0143487Y2 JP 19913884 U JP19913884 U JP 19913884U JP 19913884 U JP19913884 U JP 19913884U JP H0143487 Y2 JPH0143487 Y2 JP H0143487Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cavity
- piston
- oil
- oil inlet
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 8
- 150000003839 salts Chemical group 0.000 description 8
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案はエンジンのピストン構造、特に冷却
用オイル通路となる空洞を設けたものに関する。
用オイル通路となる空洞を設けたものに関する。
(従来技術)
従来より、エンジンのピストンにおいて、その
頭部を冷却するために燃焼室となるキヤビテイの
外周に沿つて冷却用オイル通路となる空洞を設け
ることは知られている。ところで、このような空
洞は、ピストンを鋳造するときに塩中子を用いる
ことによつて形成されるが、上記空洞にはオイル
の入口および出口を設ける必要があり、前記塩中
子を支持する中子支えによつて形成された孔を利
用しているのが現状である。ところが、中子支え
によつて形成される孔は通常3個であり、これら
の孔をオイルの入口および出口に利用する場合、
入口または出口が2個所となり、空洞のどこかに
オイルの流れない保温層(断熱空間)が生じ、ピ
ストンの冷却性に支障を来たすという問題があ
る。
頭部を冷却するために燃焼室となるキヤビテイの
外周に沿つて冷却用オイル通路となる空洞を設け
ることは知られている。ところで、このような空
洞は、ピストンを鋳造するときに塩中子を用いる
ことによつて形成されるが、上記空洞にはオイル
の入口および出口を設ける必要があり、前記塩中
子を支持する中子支えによつて形成された孔を利
用しているのが現状である。ところが、中子支え
によつて形成される孔は通常3個であり、これら
の孔をオイルの入口および出口に利用する場合、
入口または出口が2個所となり、空洞のどこかに
オイルの流れない保温層(断熱空間)が生じ、ピ
ストンの冷却性に支障を来たすという問題があ
る。
そこで、1個所の孔に盲栓をして、オイルの入
口および出口を各々1個所とすることが提案され
ている(例えば実開昭57−200650号公報参照)。
しかしながら、このような盲栓はピストンの熱負
荷および振動によつて緩むおそれがある。また、
中子支えを2個所にすることも考えられるが、塩
中子の支持が不安定となり、ピストンの鋳造性が
低下するという別の問題が発生する。
口および出口を各々1個所とすることが提案され
ている(例えば実開昭57−200650号公報参照)。
しかしながら、このような盲栓はピストンの熱負
荷および振動によつて緩むおそれがある。また、
中子支えを2個所にすることも考えられるが、塩
中子の支持が不安定となり、ピストンの鋳造性が
低下するという別の問題が発生する。
(考案の目的)
この考案は、鋳造性をを損うことなく、冷却性
が良好であるエンジンのピストン構造を提供する
ことを目的とする。
が良好であるエンジンのピストン構造を提供する
ことを目的とする。
(考案の構成)
この考案は、燃焼室となるキヤビテイの外周に
沿つてオイル通路となるほぼU字状の空洞を形成
し、この空洞の両端部にオイル出口を、また途中
にオイル入口をそれぞれ設けたことを特徴とする
ものである。
沿つてオイル通路となるほぼU字状の空洞を形成
し、この空洞の両端部にオイル出口を、また途中
にオイル入口をそれぞれ設けたことを特徴とする
ものである。
(実施例)
以下、この考案の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
明する。
第1図および第2図に示すように、この実施例
のエンジンのピストン1は、その頭部にピストン
1の中心軸に対し、燃焼室となるキヤビテイ2が
偏心して形成され、このキヤビテイ2の外周に沿
つてオイル通路となるほぼU字状の空洞3が形成
されている。この空洞3の両端部3a,3aは、
キヤビテイ2が偏心している側に形成されてい
る。また、両端部2a,2aにはピストン1の内
部空間4に連通する2個のオイル出口5,5が設
けられ、また、空洞2の途中(両端部3a,3a
のほぼ中間位置)にはピストン1の内部空間4に
連通する1個のオイル入口6が設けられている。
のエンジンのピストン1は、その頭部にピストン
1の中心軸に対し、燃焼室となるキヤビテイ2が
偏心して形成され、このキヤビテイ2の外周に沿
つてオイル通路となるほぼU字状の空洞3が形成
されている。この空洞3の両端部3a,3aは、
キヤビテイ2が偏心している側に形成されてい
る。また、両端部2a,2aにはピストン1の内
部空間4に連通する2個のオイル出口5,5が設
けられ、また、空洞2の途中(両端部3a,3a
のほぼ中間位置)にはピストン1の内部空間4に
連通する1個のオイル入口6が設けられている。
前記空洞3、オイル出口5,5およびオイル入
口6は、ピストン1を鋳造するときに、その鋳型
に設けられる塩中子7および中子支え8,8,8
によつて形成される。すなわち、空洞3を形成す
るためのU字状の塩中子7の両端部およびその中
間部を安定性よく支持する3個の中子支え8,
8,8によつて形成される孔が、そのままオイル
出口5,5およびオイル入口6となる(第3図参
照)。
口6は、ピストン1を鋳造するときに、その鋳型
に設けられる塩中子7および中子支え8,8,8
によつて形成される。すなわち、空洞3を形成す
るためのU字状の塩中子7の両端部およびその中
間部を安定性よく支持する3個の中子支え8,
8,8によつて形成される孔が、そのままオイル
出口5,5およびオイル入口6となる(第3図参
照)。
このようにして製造されたピストン1は、エン
ジンに組み込まれ、そのクランクケース内の冷却
オイル噴出口(図示省略)からの冷却オイルがピ
ストン1のオイル入口6から空洞3内に流入して
空洞3の途中から左右に分かれ、オイルが流れな
い断熱空間を生ずることなく、空洞3の両端部3
a,3aからオイル出口5,5に至つてクランク
ケース内に戻る。このオイルの流れによりピスト
ン1の頭部が効果的に冷却される。また、キヤビ
テイ2が偏心している側には空洞3が形成されて
いないので、ピストン1の頭部(トツプデツキ)
の剛性が低下することもない。
ジンに組み込まれ、そのクランクケース内の冷却
オイル噴出口(図示省略)からの冷却オイルがピ
ストン1のオイル入口6から空洞3内に流入して
空洞3の途中から左右に分かれ、オイルが流れな
い断熱空間を生ずることなく、空洞3の両端部3
a,3aからオイル出口5,5に至つてクランク
ケース内に戻る。このオイルの流れによりピスト
ン1の頭部が効果的に冷却される。また、キヤビ
テイ2が偏心している側には空洞3が形成されて
いないので、ピストン1の頭部(トツプデツキ)
の剛性が低下することもない。
(考案の効果)
この考案は、キヤビテイの外周に沿つてほぼU
字状の空洞が形成され、この空洞の両端部にそれ
ぞれオイル出口が、また途中にオイル入口が設け
られてなるものであるから、空洞を形成するとき
の塩中子をオイル出入口を形成する3個の中子支
えで支持でき、ピストン鋳造時の塩中子の安定性
が良好でピストン鋳造性が良好であるのみなら
ず、オイル通路となる空洞の加工が容易となる。
また、空洞の途中のオイル入口から流入する冷却
オイルの流れに滞りの生じるおそれがなく、した
がつて断熱空間が形成されるおそれもないので、
ピストンの冷却性も良好である。
字状の空洞が形成され、この空洞の両端部にそれ
ぞれオイル出口が、また途中にオイル入口が設け
られてなるものであるから、空洞を形成するとき
の塩中子をオイル出入口を形成する3個の中子支
えで支持でき、ピストン鋳造時の塩中子の安定性
が良好でピストン鋳造性が良好であるのみなら
ず、オイル通路となる空洞の加工が容易となる。
また、空洞の途中のオイル入口から流入する冷却
オイルの流れに滞りの生じるおそれがなく、した
がつて断熱空間が形成されるおそれもないので、
ピストンの冷却性も良好である。
第1図および第2図はこの考案の実施例を示
し、第1図はエンジンのピストンの縦断側面図、
第2図は第1図の−線における断面図、第3
図はピストンを鋳造するときの塩中子および中子
支えの説明図である。 1……ピストン、2……キヤビテイ、3……空
洞、3a……端部、5……オイル出口、6……オ
イル入口。
し、第1図はエンジンのピストンの縦断側面図、
第2図は第1図の−線における断面図、第3
図はピストンを鋳造するときの塩中子および中子
支えの説明図である。 1……ピストン、2……キヤビテイ、3……空
洞、3a……端部、5……オイル出口、6……オ
イル入口。
Claims (1)
- エンジンのピストンにおいて、燃焼室となるキ
ヤビテイの外周に沿つてオイル通路となるほぼU
字状の空洞が形成され、この空洞の両端部にオイ
ル出口が、また途中にオイル入口がそれぞれ設け
られていることを特徴とするエンジンのピストン
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19913884U JPH0143487Y2 (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19913884U JPH0143487Y2 (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61113947U JPS61113947U (ja) | 1986-07-18 |
JPH0143487Y2 true JPH0143487Y2 (ja) | 1989-12-18 |
Family
ID=30758778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19913884U Expired JPH0143487Y2 (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0143487Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007044105A1 (de) * | 2007-04-27 | 2008-10-30 | Mahle International Gmbh | Gießkern zur Bildung eines Kühlkanals in einem gießtechnisch hergestellten Kolben |
DE102012215543A1 (de) * | 2012-08-31 | 2014-03-06 | Mahle International Gmbh | Gießform eines Kolbens |
-
1984
- 1984-12-26 JP JP19913884U patent/JPH0143487Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61113947U (ja) | 1986-07-18 |
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