JPH05176619A - 藻刈り作業船 - Google Patents

藻刈り作業船

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Publication number
JPH05176619A
JPH05176619A JP5585391A JP5585391A JPH05176619A JP H05176619 A JPH05176619 A JP H05176619A JP 5585391 A JP5585391 A JP 5585391A JP 5585391 A JP5585391 A JP 5585391A JP H05176619 A JPH05176619 A JP H05176619A
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JP
Japan
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algae
conveyor
hull
cutting
water
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Pending
Application number
JP5585391A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyuichi Sakamoto
久一 坂本
Shigeo Ono
繁雄 大野
Kenzo Okabayashi
謙三 岡林
Shoichi Sato
昇一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Seirei Industry Co Ltd, Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Seirei Industry Co Ltd
Priority to JP5585391A priority Critical patent/JPH05176619A/ja
Publication of JPH05176619A publication Critical patent/JPH05176619A/ja
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 藻刈り作業船において、刈取った藻の積み
込み量を増大させ、作業効率を高める。 [構成] 藻刈り作業船に刈取った藻の重量・体積を
縮少させる水抜き圧縮手段を装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船体の前方に装備した
藻刈り機によって水中に繁殖する藻を刈取る藻刈り作業
船に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような作業船は、刈取った藻を船
体に積み込み乍ら作業を進めるため、積み込み量が所定
量に至ったところで一旦作業を中断し、別の運搬船に積
み替えてから、再び作業を開始する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、作業効率は、
一回当りの藻の積み込み量が多ければ多いほど高くなる
が、刈取った藻そのままでは、限られたスペースに積み
込める量を今以上に増大させることができない。
【0004】よって、限られたスペースにより多くの藻
を積み込むためには、その重量・体積を縮少させること
が必要になる。
【0005】
【課題を解決するための手段】然るに本発明は、船体の
前方に装備した藻刈り機によって水中に繁殖する藻を刈
取るも刈り作業船において、刈取った藻の重量・体積を
縮少させる水抜きと圧縮手段を船体に装備した。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。先ず図5及び図6を用いて本発明に係る藻刈り作
業船の基本構造を説明する、図中(1)は中空構造の船
体で、その中央部両側に推進装置である水車(2)が装
備される。(3)は船体(1)の前方に装備された藻刈
り機で、底面が引揚げコンベア(4)で形成され、左右
側壁が刈取りフレーム(5)で形成され、全体として樋
状に形成され、引揚げコンベア(4)の始端側に横架す
る刈刃取付けフレーム(6)に水平刈刃(7a)が前方
に向けて横一列に取付けられると共に、左右刈取りフレ
ーム(5)の前端面に垂直刈刃(7b)が前方に向けて
縦一列に取付けられる。また、その藻刈り機(3)はリ
フトリンク(8)及び油圧シリンダ(9)によって支点
軸(10)を支点に実線で示す作業位置と仮想線に示す
格納位置に昇降可能に装備される。(11)(12)は
船体(1)の上面に直列に装備して刈取った藻を船体
(1)の後部に送る前部コンベアと後部コンベアで、前
部コンベア(11)の始端部は引揚げコンベア(4)終
端部の下手側に入り込み、後部コンベア(12)の終端
部は船体(1)の後端よりさらに後方に突出され、その
後部コンベア(12)はリフトフレーム(13)及び油
圧シリンダ(14)によって始端部を支点に終端部が昇
降可能になっている。(15)(16)は前部コンベア
(11)と後部コンベア(12)の両側を囲う側板。
(17)は船体(1)の中央部に装備する運転台で、下
側を前部コンベア(11)及びこれによって搬送される
藻が通過できるように高架形に形成され運転席(1
8)、運転操作部(19)、前カバー(20)、エンジ
ン(21)などが装備される。
【0007】なお、前記刈取フレーム(5)の開口部
(5a)は金網などで開鎖される。また、船体(1)の
前側中央部は藻刈り機(3)を装備するためにその両側
より後方に凹めて形成される。また各コンベア(4)
(11)(12)は網状のベルトが使用され、油圧モー
タを駆動源として持っている。
【0008】従って、上記作業船は基本的には図5の実
線に示すような状態で水車(2)により前進し乍ら藻刈
り機(3)の刈刃(7a)(7b)で水中に繁殖する藻
を刈取り、その刈取った藻を引揚げコンベア(4)に載
せて引揚げ前部コンベア(11)の始端部に落下させ、
さらに前部コンベア(11)に載せて後部に搬送し、後
部コンベア(12)の始端側に受継ぎさせ、後部コンベ
ア(12)上に積み込み乍ら作業を進める。
【0009】而して、上記作業船には刈取った藻の重量
・体積を縮少させる水抜き圧縮手段が装備される。
【0010】第1の水抜き圧縮処理手段を図1に示す。
図中(22)はロールベーラ方式の水抜き圧縮装置で、
四角箱形の本体ケース(23)とロール形成用下部コン
ベアとして用いる前記前部コンベア(11)と半円状の
ロール形成用上部コンベア(24)並びに結束機(2
5)などで構成され、前部コンベア(11)の始端側に
落下した藻を前部コンベア(11)によって本体ケース
(23)内に送り込み、その前部コンベア(11)とこ
の上方に対向配置した上部コンベア(24)とでロール
状のベール(A)に圧縮形成し、所定の大きさに成形
後、結束機(25)によってベール(A)にトワインを
らせん状に巻き付けて梱包し、刈取った藻の水抜きと圧
縮を行い、その重量及び体積を縮少させるようにしたも
のである。前記本体ケース(23)は上下二つ割れ構造
になっており、船体(1)に固設する下部ケース(23
a)に上部ケース(23b)が開閉自在に取付けられ、
その上部ケース(23b)側に前記上部コンベア(2
4)が取付けられ、ベール(A)を後方に放出するよう
になっている。前記後部コンベア(12)の始端部は運
転台(17)の下側を通過し、前記本体ケース(23)
の直後まで延設され、放出されたベール(A)つまり重
量及び体積が縮少された藻を積み込むようになってお
り、その後部コンベア(12)は中間に支点部(26)
が設けられ、支点部(26)から後部が昇降するように
なっている。前記運転台(17)は下側をベール(A)
が通過できる高さに支持される。上記のように水抜き圧
縮装置(22)をロールベーラ方式にすることにより、
刈取った藻はベール(A)に圧縮・梱包されるため、運
搬時に取扱い易く、その作業性を向上させることができ
る。
【0011】第2の水抜き圧縮処理手段を図2に示す。
前記前部コンベア(11)が油圧シリンダ(27)によ
って仮想線に示す最上昇位置まで上昇自在に実線に示す
高さに吊下げられて、船体(1)上面より持上げて支持
され、刈取った藻は引揚げコンベア(4)の終端よりガ
イド板(28)の案内で船体(1)の上面と前部コンベ
ア(11)との間に形成されるプレス搬送通路(30)
の始端部に送り込まれる。この時、前部コンベア(1
1)の自重により荷重を上方から藻に掛けるもので、こ
れにより藻の水抜きと圧縮が行われ、プレス搬送通路
(30)を通過して後部コンベア(12)に受継がれる
藻の重量及び体積を縮少させるものである。前記油圧シ
リンダ(27)は船体(1)に立設させる支柱(31)
などに取付けられる。後部コンベア(12)の回転速度
は前部コンベア(11)の回転速度より遅くさせ、後部
コンベア(12)への受継ぎを促進させるようにしてい
る。
【0012】第3の水抜き圧縮処理手段を図3に示す。
該手段は前記前部コンベア(11)の上方に圧縮体であ
るプレスカバー(32)が対向状に装備され、そのプレ
スカバー(32)は油圧シリンダ(33)によって仮想
線に示す最上昇位置まで上昇自在に実線に示す高さに吊
下げられて、前部コンベア(11)の上面より持上げて
支持され、刈取った藻は引揚げコンベア(4)の終端よ
りガイド板(33b)の案内で前部コンベア(11)と
プレスカバー(32)との間に形成されるプレス搬送通
路(34)の始端部に送り込まれる。この時、プレスカ
バー(32)により圧力を上方から藻に掛けるもので、
これにより藻の水抜きと圧縮が行われ、プレス搬送通路
(34)を通過して後部コンベア(12)に受継がれる
藻の重量及び体積を縮少させるようにしたものである。
前記前部コンベア(11)は船体(1)の上面より持上
げて支持され、プレス搬送通路(34)の左右側から藻
がはみ出るのを防止し且つ危険防止のためのプレスカバ
ー(32)の左右側壁が船体に干渉しないようになって
いる。油圧シリンダ(33)は船体(1)に立設させる
支柱(33a)などに取付けられる。
【0013】第4の水抜き圧縮処理手段を図4に示す。
該手段は前記引揚げコンベア(4)の終端側上方に補助
引揚げコンベアである従動コンベア(35)が対向状に
装備され、その従動コンベア(35)は終端側が支点軸
(36)を介して刈取りフレーム(5)の始端に可回動
に支持され、始端側が油圧シリンダ(37)によって終
端部を支点に仮想線に示す最上昇位置まで上昇自在に実
線に示す高さに吊下げ支持されて、引揚げコンベア
(4)の上面より持上げて支持され、刈取った藻は引揚
げコンベア(4)によってこの引揚げコンベア(4)の
終端部と従動コンベア(35)の間に形成される圧搾搬
送通路(38)の始端部に送り込まれる。この時、従動
コンベア(35)により圧力を上方から藻に掛けるもの
で、これにより藻の水抜きと圧縮が行われ、圧搾搬送通
路(38)を通過して前部コンベア(12)の始端部に
受継がれる藻の重量及び体積を縮少させるようにしたも
のである。前記従動コンベア(35)は圧搾搬送通路
(38)の終端部の高さ(開口面積)より始端部の高さ
(開口面積)が高く(多く)なるように引揚げコンベア
(4)に対し若干の角度を持たせて傾斜状に装備され
る。上記した第4の水抜き圧縮処理手段を作業船に装備
することにより、引揚げコンベア(4)が急勾配の場合
でも、引揚げコンベア(4)の終端部では藻は従動コン
ベア(35)によって挾持搬送されるから、藻が引揚げ
コンベア(4)の勾配によってずり落ちることがなく、
引揚げコンベア(4)の搬送機能を適正に維持すること
ができる。
【0014】上記した第2乃至第4の水抜き圧縮処理手
段には、その前方に刈取った藻を裁断する切断装置であ
るチョッパー(39)が装備される。前部コンベア(1
1)部に装備される第2及び第3の水抜き圧縮処理手段
では、チョッパー(39)は引揚げコンベア(4)の終
端側に飛散防止板を兼ねるガイド板(40)と共に配備
され、引揚げコンベア(4)部に装備される第4の水抜
き圧縮処理手段では、チョッパー(39)は従動コンベ
ア(35)の始端側に装備され、それぞれ裁断処理済み
の藻をプレス搬送通路(30)(34)又は圧搾搬送通
路(38)に送り込み、水抜き及び圧縮性能を助長し、
藻の重量及び体積の縮少率をさらに高めると共に、積み
込み密度を高め限られた積載スペースを有効に利用する
ようにしている。
【0015】図7及び図8に示すように、前記運転台
(17)にサンバイザー(41)を装備する。実線に示
す如く、運転台(17)の後側に下部支柱(42)を垂
直に立設させると共に、その下部支柱(42)の上端か
ら前方に傾斜させて上部支柱(43)を延出させ、その
上部支柱(43)の上端から運転席(18)の上方に水
平にサンバイザー(41)を張設して、炎天下で藻刈り
作業を行うときに日陰として使用する。また仮想線に示
す如く、前記下部支柱(42)を上部支柱(43)とサ
ンバイザー(41)とを一直線状に伸ばした状態で前記
後部コンベア(12)の上方に水平に張設することによ
り、風の強い日には、後部コンベア(12)の上面に積
み込まれる藻を上方から押え込み、風による散乱を防止
するカバーとして使用できる、またこれは刈取った藻に
上方から圧力を掛けるので、水抜き圧縮作用が得られ
る。なお図中(44)は下部支柱(42)を運転台(1
7)に対し可回動に連結させる回動支軸、(45)は運
転台(17)側に固設して下部支柱(42)を上記の各
使用状態の間でのみ回動させるストッパー、(46)は
下部支柱(42)を垂直姿勢に固定するボルト、(4
7)は上部支柱(43)を下部支柱(42)に対し可回
動に連結させる回動支軸、(48)は上部支柱(43)
を下部支柱(42)による上記の各使用状態に位置固定
する位置決めピン、(49)はサンバイザー(41)を
上部支柱(43)に対し可回動に連結させる回動支軸、
(50)はサンバイザー(41)を上部支柱(43)に
対し上記の各使用状態に位置固定する位置決めピンであ
る。
【0016】図9に示すように、前記リフトフレーム
(13)に連結金具(51)を装備し、刈取った藻を運
搬船(52)に積み替える場合、連結金具(51)を運
搬船(52)に引掛けることにより、刈取った藻の搬出
位置に適正に運搬船(52)を横付けでき、刈取った藻
を水中にこぼすことなく確実に搬出できる。なお図中
(53)は連結金具(51)を実線で示す使用状態と仮
想線で示す収納状態とに回動変位自在にリフトフレーム
(13)に連結するための回動支軸である。
【0017】図9では手動式の連結金具(51)を示し
たが、図10に示す連結金具(54)は中間部が回動支
軸(55)を介して船体(1)の終端部に可回動に連結
され、後端部が側板(16)に開設した長孔(56)に
摺動自在に支持され、後部コンベア(12)を上昇させ
ると連結金具(54)の先端部が自動的に下降して、運
搬船(52)に引掛かり、後部コンベア(12)を下降
させると連結金具(54)の先端部が自動的に上昇して
運搬船(52)から外れるようにしている。
【0018】図11に示すように、前記船体(1)の後
端から後方に突出する後部コンベア(12)の終端部下
方に貯蔵部用フロート(57)を脱着可能に装備するこ
とにより、特に後部コンベア(12)の終端部に積み込
まれる藻の重量により作業船がバランスを失うのを防止
することができると共に、浮力が拡大して藻の積み込み
量の増加を図ることができる。
【0019】図12に示すように、前記刈取フレーム
(5)及び刈刃取付けフレーム(6)を完全密閉の中空
構造に形成することにより、藻刈り機(3)に浮力が与
えられて、藻刈り機(3)の作業姿勢を安定させること
ができると共に、刈り始め前重心になりがちな点も補う
ことができ、また船体(1)に掛かる藻刈り機(3)の
重量が減少し、藻の積み込み量の増加を図ることができ
る。
【0020】図13に示すように、前記引揚げコンベア
(4)の始端側上方で刈取フレーム(5)の間に駆動軸
(58)を装備し、その駆動軸(58)に刈取る植物の
種類に応じて掻込み装置や切断装置などのアダプターを
取付けることにより、刈取り性能を向上させることがで
きる。駆動軸(58)は引揚げコンベア(4)の始端側
の回転軸(59)の回転をスプロケット(60)(6
1)及び伝動チェン(62)を介して入力し回転駆動さ
せると共に、引揚げコンベア(4)側のスプロケット
(60)より駆動軸(58)側のスプロケット(61)
を小径とし、駆動軸(58)を引揚げコンベア(4)よ
り速い速度で回転駆動させ、またその駆動軸(58)よ
りクランクアーム(63)を出し、垂直刈刃(7b)を
駆動するようになっている。
【0021】図14に示すように、前記藻刈り機(3)
に終端側を支点に前端側を左右に揺動可能な左右一対の
刈取りフレーム(64)を装備し、その刈取りフレーム
(64)の前端面に前記垂直刈刃(7b)を取付けるこ
とにより、藻刈り機(3)の刈り巾を刈取る植物の繁殖
状態に応じて自由に変更でき、刈取り性能を向上させる
ことができる。前記垂直刈刃(7b)は垂直軸(65)
回わりに可回動に刈取りフレーム(64)前端に支持さ
れ、刈取りフレーム(64)後端の回動支軸(66)に
ロッド(67)を介して連結され、常に刃先を前進方向
に向けるようになっている。図中(68)は刈取りフレ
ーム(64)を左右揺動させる刈り巾調節用油圧シリン
ダである。
【0022】図15に示すように、前記水車(2)を船
体(1)の両側に前後二つづつ装備し、各水車(2)の
車軸部(2a)を揺動アーム(69)を介して船体
(1)に設けた回動支軸(70)に連結させ、前後の水
車(2)の車軸部(20)を連設ロッド(71)を介し
て一体連結させ、後側の水車(2)の揺動アーム(6
9)に一体形成した回動操作部(72)に水車高さ調節
用油圧シリンダ(73)を連結させ、水上での藻刈り作
業時には水車(2)を船体(1)の底面より上側で上下
調節し、船体(1)の沈み具合に応じて水車(2)を適
正位置に支持する一方、水車(2)を船体(1)の底面
より下方に突出させ、且つ藻刈り機(3)を格納位置ま
で引揚げることにより、陸上での移動も行うことがで
き、作業船が水陸兼用形とる。
【0023】図16に示すように、前記水車(2)にフ
ロート形の水かき(74)を用いることにより、船体
(1)の左右のバランスを安定させることができると共
に、浮力が増大し藻の積み込み量の増加を図ることがで
きる。
【0024】図17及び図18に示すように、前後の水
車(2)間に中空構造のクローラ(75)を装備するこ
とによっても、前記フロート(74)と同じ作用効果が
得られると共に、前後の水車(2)の一方を駆動ホイル
とし他方を従動ホイルとすることができて、推進のため
の駆動源の削減が図られる。
【0025】図19及び図20に示すように、船体
(1)の略中央部底面に凹み部(76)を形成して、そ
の凹み部(76)にキャスター(78)を装備し、その
キャスター(78)は船体(1)の底面より、下方に突
出し、藻刈り機(3)の刈り巾より内側で左右二つ配置
されると共に、その左右のキャスター(78)には運転
席(18)近傍に設けた操舵レバー(79)によって同
一方向に旋回操作可能に操作伝動機構(80)が連結さ
れ、水上での藻刈り作業時に、左右の水車(2)の回転
数差によるものだけでなく、操舵レバー(79)によっ
てキャスター(78)を適宜旋回操作することにより、
船体(1)の旋回性の向上と安定化を図ることができ
る。また陸上で移動するときに、前記キャスター(7
8)を水車(2)よりさらに下方に突出させるようにす
ると、後側の水車(2)とキャスター(78)が接地す
ることにより、陸上での旋回性も水上と同様に向上し安
定する。
【0026】
【発明の効果】以上実施例からも明らかなように本発明
は、特許請求の範囲第1項記載の藻刈り作業船では、そ
の作業船に装備した水抜き圧縮手段により、刈取った藻
の重量・体積を縮少させて積み込むことができて、船体
(1)により多くの藻が積み込めるようになり、藻刈り
作業船の作業効率を向上させることができる顕著な効果
を奏する。また、特許請求の範囲第2項記載の藻刈り作
業船では、刈取った藻をロール状のベール(A)に自動
的に圧縮・梱包して積み込むことにより、刈取った藻を
容易に運搬することができる顕著な効果を奏する。ま
た、特許請求の範囲第3項記載の藻刈り作業船では、チ
ョッパー(39)などの切断装置により、水抜き圧縮性
能がさらに助長され、刈取った藻の重量・体積の縮少率
を高くすることができると共に、積み込み密度も高くす
ることができる顕著な効果を奏する。また、特許請求の
範囲第4項及び第5項記載の藻刈り作業船では、従来の
作業船の既在構造である前部コンベア(11)を利用し
て、刈取った藻の重量・体積を縮少させることができ、
作業船の機能向上を低いコストで容易に図ることができ
る顕著な効果を奏する。また、特許請求の範囲第6項記
載の藻刈り作業船では、引揚げコンベア(4)が急勾配
であるがゆえに刈取った藻が搬送途中でずり落ちるとい
う不具合を解決し乍ら、刈取った藻の重量・体積を縮少
させることができる顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の水抜き圧縮手段を装備した藻刈り作業船
の全体側面図。
【図2】第2の水抜き圧縮手段を装備した藻刈り作業船
の全体側面図。
【図3】第3の水抜き圧縮手段を装備した藻刈り作業船
の全体側面図。
【図4】第4の水抜き圧縮手段を装備した藻刈り作業船
の全体側面図。
【図5】上記第1乃至第4の水抜き圧縮手段を装備する
藻刈り作業船の基本構造を示す全体側面図。
【図6】上記第1乃至第4の水抜き圧縮手段を装備する
藻刈り作業船の基本構造を示す全体平面図。
【図7】サンバイザーの側面説明図。
【図8】サンバイザーの部分拡大側面説明図。
【図9】連結金具の側面説明図。
【図10】他の連結金具の側面説明図。
【図11】貯蔵部用フロートの側面説明図。
【図12】刈取りフレームの斜視説明図。
【図13】藻刈り機前部の部分拡大側面図。
【図14】藻刈り機の刈巾調節手段を示す平面説明図。
【図15】上記第1乃至第4の水抜き圧縮手段を装備す
る水陸兼用形の藻刈り作業船の基本構造を示す全体側面
図。
【図16】推進装置部の側面説明図。
【図17】クローラ方式の推進装置を示す側面説明図。
【図18】クローラの拡大断面図。
【図19】キャスターの側面説明図。
【図20】キャスターの正面説明図。
【符号の説明】 (1) 船体 (2) 水車(推進装置) (3) 藻刈り機 (4) 引揚げコンベア (11) 前部コンベア (12) 後部コンベア
フロントページの続き (72)発明者 岡林 謙三 高知県南国市里改田203番地 セイレイ工 業株式会社高知工場内 (72)発明者 佐藤 昇一 高知県南国市里改田203番地 セイレイ工 業株式会社高知工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体の前方に装備した藻刈り機によって
    水中に繁殖する藻を刈取る藻刈り作業船において、刈取
    った藻の重量・体積を縮少させる水抜き圧縮手段を船体
    に装備したことを特徴とする藻刈り作業船。
  2. 【請求項2】 前記水抜き圧縮手段は本体ケースとロー
    ル形成用下部コンベアとロール形成用上部コンベアから
    なるロールベーラ方式のものを用い、刈取った藻を水抜
    き圧縮し乍らロール状に梱包するようにしたことを特徴
    とする第1項記載の藻刈り作業船。
  3. 【請求項3】 前記水抜き圧縮手段の前方に刈取った藻
    を裁断する切断装置を装備したことを特徴とする第1項
    記載の藻刈り作業船。
  4. 【請求項4】 船体の前方に装備した藻刈り機によって
    水中に繁殖する藻を刈取り、前記藻刈り機に装備した引
    揚げコンベアによって刈取った藻を船体の前部上面に引
    揚げ、船体の上面に直列に装備した前部コンベア及び後
    部コンベアによって船体の前部上面に引揚げた藻を船体
    の後方に搬送する藻刈り作業船において、前部コンベア
    を船体の上面より持上げて支持し、前部コンベアによっ
    て藻を船体の上面に押付け乍ら搬送するように構成した
    ことを特徴とする藻刈り作業船。
  5. 【請求項5】 船体の前方に装備した藻刈り機によって
    水中に繁殖する藻を刈取り、前記藻刈り機に装備した引
    揚げコンベアによって刈取った藻を船体の前部上面に引
    揚げ、船体の上面に直列に装備した前部コンベア及び後
    部コンベアによって船体の前部上面に引揚げた藻を船体
    の後方に搬送する藻刈り作業船において、前部コンベア
    の上方に藻に荷重を加える圧縮体を装備したことを特徴
    とする藻刈り作業船。
  6. 【請求項6】 船体の前方に装備した藻刈り機によって
    水中に繁殖する藻を刈取り、前記藻刈り機に装備した引
    揚げコンベアによって刈取った藻を船体の前部上面に引
    揚げる藻刈り作業船において、引揚げコンベアの終端部
    上方に補助引揚げコンベアを対向させて装備し、引揚げ
    コンベアによって藻を補助引揚げコンベアの下面に押付
    け乍ら搬送するように構成したことを特徴とする藻刈り
    作業船。
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