JP2543364Y2 - 水草刈取作業船 - Google Patents

水草刈取作業船

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JP2543364Y2
JP2543364Y2 JP1991059188U JP5918891U JP2543364Y2 JP 2543364 Y2 JP2543364 Y2 JP 2543364Y2 JP 1991059188 U JP1991059188 U JP 1991059188U JP 5918891 U JP5918891 U JP 5918891U JP 2543364 Y2 JP2543364 Y2 JP 2543364Y2
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JP
Japan
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conveyor
hull
waterweed
horizontal blade
cutting
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JP1991059188U
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JPH053342U (ja
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昭彦 中矢
久一 坂本
誠之 小坂田
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は船体に装備する水草刈取機
によって水中の水生植物等を刈取る作業船に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】以上のような、水生植物等を刈取る作業
船においては、刈取機の水平刃は取付台を介して刈取フ
レーム下部に取付けられ、取付台の後方は閉鎖されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】以上のように取付台の
後方が刈取フレーム下部で閉鎖されているものでは、水
平刃上に小石や貝殻等が詰まり、刈取不良が発生するこ
とがある。したがって、本案は水平刃上に小石や貝殻等
が詰まらない水草刈取作業船をうることを目的とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本案は、以上のような目
的を達成するために次のような水草刈取作業船を提供す
るものである。すなわち、船体に装備する水草刈取機に
よって水中の水生植物等を刈取る作業船において、引揚
コンベア前方の左右の刈取フレーム間に、刈取フレーム
連結板を架設するとともに、水平刃取付台の後端を折曲
げ形成し、刈取フレーム連結板の下方で、かつ、水平刃
取付台の後端と刈取フレーム下部との間の左右刈取フレ
ーム間全長にわたって、小石、貝殻等の排出用空間を設
けたことを特徴とする水草刈取作業船である。
【0005】
【作用】作業中に水平刃上に詰まる小石、貝殻等は、刈
取フレーム連結板下方で、かつ、水平刃取付台の後端と
刈取フレーム下部との間の左右刈取フレーム間全長にわ
たって設けられた排出用空間から抜け落ちる。
【0006】
【実施例】以下、本案を図面に示す実施例にもとづいて
説明する。まず、水草刈取作業船から説明すると、図
6、図7において(1)は左右両側に配置される中空構
造のフロート船体、(2)は前記船体(1)の中央部両
側に装置する左右の推進用パドルホイール、(3)は船
体(1)の前部に装備して水中に繁殖する藻などの水草
を刈取る水草刈取機、(4)は前記刈取機(3)におけ
る刈取刃(5)でもって刈取られた水草を船体(1)の
前部上方に引揚げる引揚コンベア、(6)は引揚コンベ
ア(4)の送り終端の下方に送り始端を入り込ませて、
引揚げられた水草を船体(1)の前後略中央位置まで搬
送する前部搬送コンベア、(7)は前部搬送コンベア
(6)の送り終端に送り始端を臨ませ、かつ送り終端を
船体(1)後方に延設した後部搬送コンベア、(8)は
前記船体(1)の略中央に固設してエンジン(9)及び
運転席(10)及び、運転操作部(11)などを装備す
る運転台であり、パドルホイール(2)の回転による船
体(1)の推進中、刈取刃(5)で刈取った水草を各コ
ンベア(4)(6)(7)でもって後方に引揚げ、搬送
するように構成されている。
【0007】前記刈取機(3)は、底部を前記引揚コン
ベア(4)で、又、左右側壁を網体(12)を有する側
板(13)で形成して全体を樋状に形成するとともに、
この前端面に水平刃(5a)と左右の垂直刃(5b)を
配設して、この内側に凵形状の水草取入口(14)を開
口している。そして、船体(1)に支点軸(15)及び
昇降シリンダー(16)を介してリフトリンク(17)
で昇降自在に支持し、刈取機(3)を図6で示す作業位
置と仮想線に示す格納位置とに適宜昇降可能に設けてい
る。
【0008】また、後部搬送コンベア(7)を支持する
後部コンベア側板(18)の前後略中間の固定部材(1
9)を、船体(1)の後端面に昇降シリンダー(20)
を介して連結させていて、図6の仮想線に示す如く昇降
シリンダー(20)の操作でもって後部コンベア側板
(18)と一体に後部搬送コンベア(7)の送り終端部
を上昇状態とし、これによって別の運搬船などへの積み
替えが可能となるように構成している。
【0009】更に、後部搬送コンベア(7)の搬送速度
(V2)が前部搬送コンベア(6)の搬送速度(V1)
より遅くなるようにし、前部搬送コンベア(6)から後
部搬送コンベア(7)に水草が受け継ぎされる際、その
速度差をもって水草が圧縮される状態となるようにし、
より多くの水草が後部搬送コンベア(7)上に積載され
るように構成している。
【0010】また更に、前記左右側板(13)の外側の
前端最下位置に左右の前哨灯(21)を取付けて、運転
席(10)からの水草の発見などを容易なものとしてい
る。その他、(23)は船体後方部に設けたバランス用
のウエイト収納部の収納蓋を示すもので、固定ブラケッ
ト(24)に対して開閉自在に取付けられている。ま
た、船体(1)の前後左右外側は4つの水平制御フロー
ト(28)を装備しており、船体(1)に固設するシリ
ンダー取付板(29)にフロート上下制御シリンダー
(31)を取付けて、そのピストンロッド(30)先端
にフロート(28)を取付けている。そして、センサー
(32)で船体(1)の前後左右の傾きを検出したとき
には、シリンダー(31)を適宜制御動作させ、フロー
ト(28)を水中に出し入れさせて船体(1)の水平維
持を図るようにしている。
【0011】更に、各コンベア(4)(6)(7)は何
れも両側をチェーンに連結させた網状ベルトで形成し、
各送り終端側に設けた油圧モーター(33)(34)
(35)でもって駆動を行うとともに、パドルホイール
(2)は昇降装置(36)を介して船体(1)に支持高
さ調節自在に支持されて、左右ホイール(2a)(2
b)に各別に設ける油圧モーター(37)(38)でも
って駆動するようになっている。
【0012】以上のようなものによると、刈取機で刈取
られた水草は引揚コンベア(4)で引揚げられるが、そ
の際、水平刃(5a)上に小石や貝殻等が溜まり、刈取
不良が発生することがある。そこで、本案は、以上のよ
うな小石や貝殻等が水平刃(5a)上に溜まらないよう
にしたものである。図1に示す水平刃(5a)は取付台
(39)に取付けられるが、取付台(39)の後端はL
字状に下方に向かって折曲げられ、これと一定の空間
(40)を形成するように刈取フレーム(41)の下部
が設けられている。この空間(40)は左右の刈取フレ
ーム(41)間全長にわたって設けられ、小石、貝殻等
の排出孔を形成している。また、左右の刈取フレーム
(41)間には断面が略台形状の刈取フレーム連結板
(42)が架設されており、剛性を確保するようになっ
ている。また、左右の刈取フレーム(41)の両側に
は、図6に示す前記した網体(12)を有する側板(1
3)がある。
【0013】以上の如く、取付台(39)の後端はL字
形に折曲げ形成され、左右の刈取フレーム(41)間に
は断面略台形状の連結板(42)が架設されているの
で、排出用空間を構成する部分の剛性が確保され、小
石、貝殻等の流出がスムーズに行われる。ところで以上
のような水草刈取作業船では、刈取った水草をコンベア
(6)(7)で後方へ搬送し、そのまま船等に排出する
ようにしているが、それでは水分を水草が多く含んでい
るので、重量及び体積ともに大きく、運搬が非常に負担
となる。そこで、図2の如く後部搬出コンベアである排
出コンベア(43)のフレーム(44)に支柱(47)
と油圧シリンダー(45)のロッド(46)下端を取付
け、ロッド(46)はその取付部を中心として揺動する
ように下端をフレーム(44)に枢支し、支柱(47)
の上端に圧縮コンベア(49)のフレーム(48)を枢
支し、フレーム(48)に又、油圧シリンダー(45)
を取付ける。以上のように構成すると、油圧シリンダー
(45)の作動で圧縮コンベア(49)は矢印の如く揺
動し、排出コンベア(43)との間に水草を挟んで脱水
させることができ、脱水装置を構成することができる。
脱水された水草は水分も少なく体積も縮小されるので舟
等に積載しても負担とならない。
【0014】図6に示す水草刈取作業船の排出コンベ
ア、即ち後部搬送コンベア(7)は鎖線で示す如く上方
への動きが可能であるが下方へは動かない。しかし、後
進での作業を可能とするときは、下方へも動くようにし
ておく必要があるが、その際、排出コンベアの駆動側を
枢支点として油圧シリンダーで下方に被駆動側を揺動せ
しめる設計が可能である。このように設計することによ
り、後部にアタッチメントを装着して、後進での作業が
可能となるし、又、アタッチメントがなくても浮草の引
上げがある程度可能となるもので、前の刈取りに対し、
後部アタッチメントで浮草の集草を行うことができる。
図3に示すものは、排出コンベア(後部搬送コンベア)
(7)を上下動できる如く装置し、これにコンバインの
引起し装置と同構造の引起しタイン付コンベア(50)
を取付けて、浮草用かき込み装置を構成している。一般
に図6に示す作業船は根のある藻を刈取機で刈取ること
ができるが、ホテイアオイなど水面に浮かんだものは刈
取機で押してしまうだけで刈取ることができない。そこ
で、前述したような浮草用かき込み装置を後部に配設す
ることにより、作業船はパドルホイール(2)で前進後
進ができるので、前進時には刈取機で作業をし、後進時
には浮草用かき込み装置で浮草を集草することができ
る。したがって、どんな水草にも対応できる。なお、前
進時には浮草用かき込み装置(50)は上方に引き上げ
ておくことができるように設計する。
【0015】また、作業船において、安全に船上歩行が
できたり、点検装備ができるようにするにはハンドレー
ルが必要となる。更に桟橋に係留した作業船への乗船、
下船時にはパドルホイールカバー(55)を利用してい
るがスペースが少なく、又、スベリ易いし、ハンドレー
ルがなくて掴むところがないので安全性から問題があ
る。そこで、図4、図5に示すような船体の船首、船尾
の左右に折畳み式ハンドルールを設け、乗船、下船時に
はステップとして使用できるようにし、作業時には上方
に起立させて落下防止のガードレールとして使用する。
具体的には船体(1)上の船首、船尾に取付金具(5
1)を装置し、これにアーチ型パイプ(52)を枢支
し、これと横パイプ(54)との間にエキスパンドメタ
ル(53)を張設する。したがって、これを水平とする
とステップとして使用でき、起立させるとガードとな
る。これによって安全な水上作業が可能となり、安全に
乗船、下船が可能である。以上、何れにしても、本案の
ものは水平取付台の後方に小石、貝殻等の排出用空間を
設けたことを特徴とするものである。
【0016】
【考案の効果】本案のものによれば、引揚コンベア前方
の左右の刈取フレーム間に、刈取フレーム連結板を架設
するとともに、水平刃取付台の後端を折曲げ形成したた
め、刈取フレーム連結板の下方で、かつ、水平刃取付台
の後端と刈取フレーム下部との間の左右刈取フレーム間
全長にわたって、小石、貝殻等の排出用空間を設けても
剛性が確保でき、刈取作業時、水平刃上に載った小石や
貝殻等は排出用空間から船外へスムーズに抜け落ちて、
水平刃上に溜まらないから刈取不良とならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案作業船の刈取部分図である。
【図2】脱水装置の説明図である。
【図3】浮草用かき込み装置の説明図である。
【図4】ステップ兼ガードの説明図である。
【図5】同上の部分拡大斜面図である。
【図6】水草刈取作業船の正面図である。
【図7】同上の平面図である。
【符号の説明】
5a 水平刃 5b 垂直刃 39 水平刃取付台 40 空間 41 刈取フレーム 42 刈取フレーム連結板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−74890(JP,A) 特開 昭60−262523(JP,A) 実開 昭60−194923(JP,U) 実開 昭53−73998(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体に装備する水草刈取機によって水中
    の水生植物等を刈取る作業船において、引揚コンベア前
    方の左右の刈取フレーム間に、刈取フレーム連結板を架
    設するとともに、水平刃取付台の後端を折曲げ形成し、
    刈取フレーム連結板の下方で、かつ、水平刃取付台の後
    端と刈取フレーム下部との間の左右刈取フレーム間全長
    にわたって、小石、貝殻等の排出用空間を設けたことを
    特徴とする水草刈取作業船。
JP1991059188U 1991-07-02 1991-07-02 水草刈取作業船 Expired - Lifetime JP2543364Y2 (ja)

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JPH053342U JPH053342U (ja) 1993-01-19
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CN113513004A (zh) * 2021-08-14 2021-10-19 江苏宏顺环保科技有限公司 一种用于市政河道清理用水上处理装置
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