JPH0445993Y2 - - Google Patents

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JPH0445993Y2
JPH0445993Y2 JP15749187U JP15749187U JPH0445993Y2 JP H0445993 Y2 JPH0445993 Y2 JP H0445993Y2 JP 15749187 U JP15749187 U JP 15749187U JP 15749187 U JP15749187 U JP 15749187U JP H0445993 Y2 JPH0445993 Y2 JP H0445993Y2
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JP
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seat
water
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along
storage chamber
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JP15749187U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動二輪車等の小型車両におけるシ
ート部分の構造に関するものである。
従来技術 自動二輪車特にスクータ型の自動二輪車におい
て、車両のシート下のボデイパネル内に上面が開
口する収納室を設けるとともに、該収納室の上面
開口部を、前記シートを蓋体として開閉し得るよ
うにしたものが従来知られており、例えば、実開
昭62−108086号公報にこのような小型車両が示さ
れている。
この車両においては、収納室内に外部から水等
が侵入するのを防止するために、収納室の上面開
口部に沿うフランジ部とシート底板の周側壁との
間にシール部材が設けられている。
考案が解決しようとする問題点 しかし上記のように収納室とシートとの間にシ
ール部材を設けると、これによりシート部の構造
が複雑になり易い。
また小型車両においては、車体後部を手で持上
げることができるように、シート部分から後方へ
延びるグラブレールを設けることが多いが、この
グラブレールは通常その前方部分をシートの両側
部内側に沿わせて設けられるので、洗車時等に水
が該グラブレールの表面を伝わつて収納室内に侵
入し易い。
従つて本考案は、上記のようなグラブレールを
備えた小型車両において、特にグラブレール部分
から収納室内への水の侵入を、シール部材を必要
としない簡単な手段によつて、有効に防止し得る
シート部構造を得ようとするものである。
問題点を解決するための手段および作用 このため、本考案においては、シートの下方に
物品収納室を設け、該物品収納室の上面開口部を
前記シートにより覆うようにするとともに、該シ
ートの両側部内側に沿わせてグラブレールを配設
した小型車両のシート部構造において、前記グラ
ブレールのシートに沿う部分の上縁に該上縁に沿
つて外方へ突出する遮水片を設ける。
本考案によれば、洗車時等にグラブレールの外
面に沿つて上昇しその上縁を越えて内部に侵入し
ようとする水が、該上縁に沿つて設けられた遮水
片によつて遮られ、反転してグラブレール外面に
沿い下方へ落下するので、この水が物品収納室内
へ侵入することがない。
実施例 以下、本考案を図示の実施例について説明す
る。
第1図はスクータ型自動二輪車のシート部の側
面図で、1はフレームボデイ、2はボデイパネル
である。第2図にこのスクータ型自動二輪車の骨
格が示されているが、同図から分るようにボデイ
パネル2(第2図には図示を省略してある)の前
方に低いフロア部3が設けられ、さらにその前部
にハンドル(図示していない)等を装着した操縦
部4が立上つている。ボデイパネル2の上部にシ
ート5が載置されているが、このシート5は前端
部をボデイパネル2の前部上端にヒンジ部材6を
介して枢着され、該前端部を中心として上下に開
閉自在に装着されている。7は該シートの底板で
ある。
シート5の下方のボデイパネル2によつて囲ま
れた部分に、物品収納箱8がボルト9とナツト1
0(第2図)によりフレームボデイ1に固定され
て配設されている。この物品収納箱8の上面は開
口部11となつており、シート5が該開口部を覆
う蓋部材の役をなし、シート5を前記のように上
方へ開くことにより開口部11を通じて物品収納
箱8に物品を出し入れすることができる。本実施
例においては開口部11の後辺部から隔板12が
後方へ延出しており、該隔板12の下方に例えば
燃料タンクを設置するようになつている。前記ボ
ルト9はこの隔板12に設けられたボルト穴を貫
通している。開口部11と隔板12との間には上
方へ突出した障壁12aが設けられている。開口
部11の両側から前方へかけての口縁部には、第
3図および第5図に示すように、折返し部13が
設けられており、シート5を閉じた時底板7がこ
の折返し部13に密接するようになつている。
隔板12の前部両側には、隔板12の縁部を上
方に立ち上げた後弯曲させて下方へ折返すことに
より形成された側片14が設けられている。そし
てグラブレール15が、その前方左右の腕部分1
5a,15a(第2図、第4図)の内面を前記側
片14の外面に沿わせて設けられている。グラブ
レール15は、後部をブラケツト16を介してフ
レームボデイ1に取付けるとともに、前部をブラ
ケツト17を介して前記ボルト9、ナツト10に
より隔板12と共締めにしてフレームボデイ1に
取付けられている。
グラブレール15の前記腕部分15aの外面に
は前後方向に延びる段部18が形成されており、
該段部18を経て内方に偏倚した上方部の外側に
第6図に示すようにシート5の側部5aが位置
し、グラブレール15は該側部5aの内側に後方
から挿入されたような形になつている。腕部分1
5aの上縁は外方へ向つて屈曲され、これにより
該上縁に沿つて外方へ突出する遮水片19が形成
されている。そしてこの遮水片19と、腕部分1
5aの上部と、前記段部18とによつて、腕部分
15aの外面に、後方から前方へ延びかつ前端に
おいて下向きに屈曲した溝部20が形成されてい
る。
本実施例は以上のように構成されているので、
洗車時等にグラブレール15の外面に沿つて流
れ、腕部分15aの上縁を越えて内側の物品収納
箱8内に侵入しようとする水が、遮水片19によ
つて進行を阻止され、この水は前記溝部20に案
内されて前方へ流れ、第1図で水滴21で示すよ
うに腕部分15aの前部から下方へ落下する。な
お、腕部分15aは側片14に添わせてあるの
で、グラブレール15を掴んで種々の操作を行う
場合には、この場所で腕部分15aと側片14と
にまたがつて手を掛けて操作すれば、手当りが良
く、掴み具合が誠に良好である。このためボデイ
パネル2に手を差し入れるための穴22が設けら
れている(第1図)。
上述の実施例においては、遮水片19を、腕部
分15aの上縁を単に外方へ折り返すことにより
形成されているが、遮水片19の形状は任意で、
例えば第7図aに示すように外方へ折り返した縁
部をさらに上方へ屈曲させてもよい。また、第7
図bに示すように腕部片15aとは別体のゴムま
たは樹脂製の遮水片19を腕部片15aの上縁に
沿わせて固着してもよい。
第8図は物品収納箱の他の実施例を示す。この
物品収納箱8Aは前記物品収納箱8のような隔板
12を備えておらず、開口部11が後方まで延び
ている。そして該開口部の後方延長部分11Aの
口縁部全体にわたつて前記側片14と同様な側片
14Aが連続して形成されている。この側片14
Aは、前記シート5が2人乗り用のシートの場
合、後部座席に着座した同乗者のためのグリツプ
としても利用できる。
考案の効果 以上の通り、本考案においては、シートの下方
に物品収納室を設け、該物品収納室の上面開口部
を前記シートにより覆うようにするとともに、該
シートの両側部内側に沿わせてグラブレールを配
設した小型車両のシート部構造において、前記グ
ラブレールのシートに沿う部分の上縁に該上縁に
沿つて外方へ突出する遮水片を設けたので、グラ
ブレール部分から物品収納室へ水が侵入するの
を、シール部材を必要としない簡単な構造によつ
て、有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したスクータ型自動二輪
車のシート部の側面図、第2図は同スクータ型自
動二輪車の要部分解斜視図、第3図は物品収納箱
の斜視図、第4図はグラブレールの斜視図、第5
図および第6図はそれぞれ第1図の−線およ
び−線に沿う部分的断面図、第7図は遮水片
の変形例を示す断面図、第8図は物品収納箱の他
の実施例を示す斜視図である。 1……フレームボデイ、2……ボデイパネル、
3……フロア部、4……操縦部、5……シート、
6……ヒンジ部材、7……底板、8……物品収納
箱、9……ボルト、10……ナツト、11……開
口部、12……隔板、13……折返し部、14…
…側片、15……グラブレール、16……ブラケ
ツト、17……ブラケツト、18……段部、19
……遮水片、20……溝部、21……水滴、22
……穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートの下方に物品収納室を設け、該物品収納
    室の上面開口部を前記シートにより覆うようにす
    るとともに、該シートの両側部内側に沿わせてグ
    ラブレールを配設した小型車両のシート部構造に
    おいて、前記グラブレールのシートに沿う部分の
    上縁に該上縁に沿つて外方へ突出する遮水片を設
    けたことを特徴とする小型車両のシート部構造。
JP15749187U 1987-10-16 1987-10-16 Expired JPH0445993Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15749187U JPH0445993Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

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JP15749187U JPH0445993Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0162180U JPH0162180U (ja) 1989-04-20
JPH0445993Y2 true JPH0445993Y2 (ja) 1992-10-28

Family

ID=31436981

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Cited By (3)

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JPH0162180U (ja) 1989-04-20

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