JPH04275470A - 超電導体/絶縁体層構造からなる製品、およびその製品の製造方法 - Google Patents

超電導体/絶縁体層構造からなる製品、およびその製品の製造方法

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JPH04275470A
JPH04275470A JP3336446A JP33644691A JPH04275470A JP H04275470 A JPH04275470 A JP H04275470A JP 3336446 A JP3336446 A JP 3336446A JP 33644691 A JP33644691 A JP 33644691A JP H04275470 A JPH04275470 A JP H04275470A
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insulator
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ロバート カー ダインズ
Jr Elliot H Hartford
エリオット ハワード ハートフォード,ジュニア
Eric S Hellman
エリック スヴェン ヘルマン
Andrew N Pargellis
アンドリュー ネイソン パーゲリス
Fred Sharifi
フレッド シャリフィ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、超電導体/絶縁体層構造からな
る装置、およびその様な製品の製造方法に関する。超電
導体/絶縁体(s−i) 層構造には各種の重要な用途
がある。例えば、ある種の電子装置(例えば、信号処理
装置、コンピュータ)の性能限界は、それらの回路が超
電導性トンネル接合(STJ、「ジョセフソン」接合と
呼ばれることが多い)を含むことができれば、著しく改
良されるであろうと考えられている。よく知られている
様に、STJ は超電導体/絶縁体/超電導体(s−i
−s) 層構造からなる。STJ に関しては、例えば
、「応用超電導性」、第1巻、V.L.ニューハウス編
集、アカデミックプレス、1975を参照するとよい。
【0002】1987年以前は、関連する努力のすべて
は金属(一般に元素上金属または合金、例えばPb、N
b、Pb−In−Au合金)電極を使用するSTJ に
向けられていた。しかし、先行技術は、少なくとも部分
的に、それらの技術のすべての運転温度が10K 未満
であったために、重要な商業的用途を見出すことができ
なかった。最近の低温技術により、約10−12Kまで
の温度に容易に、効果的に到達できる密閉サイクル冷凍
装置が市販されている。しかし、10K 未満の温度は
、なお液体ヘリウムを使用しないと到達できない。液体
ヘリウムは比較的高価であるのみならず、恐らくより重
要なことに、特殊な設備および技術を必要とし、使用す
るのがかなり困難である。
【0003】1986年以降、それまで知られていた超
電導体より高い臨界温度(Tc)を有する超電導体が発
見されている。これらの「高Tc」超電導体の大部分は
、クプラートであった。その例としては、La−Ba−
Cu− 酸化物、Y−Ba−Cu−酸化物、Tl−Ba
−Ca−Cu−酸化物およびBi−Pb−Sr−Ca−
Cu− 酸化物がある。新しい、非クプラート酸化物超
電導体も発見されている。公称組成ABiO3(A が
Baおよび少なくとも一つの1価の元素、例えばKであ
る)の超電導体を開示する米国特許第4,933,31
7 号、およびR.J.キャバら、ネイチャー、Vol
.332 、814−816 頁、1988年、4月2
8日参照。現在では、組成Ba1−xKxBiO3(x
 〜0.4)の材料がTc〜30k を有することが知
られている。これまで、高Tcに関連する開発努力の大
部分はクプラート、特にTc>77Kを有するクプラー
トに向けられている。高品質のSTJ がTc>77K
のクプラート系で信頼性良く製造されれば、冷却を液体
N2または簡単な密閉サイクル冷凍機構で容易に達成す
ることができる。しかし、トンネル接合がYBa2Cu
3O7 および他の高Tcクプラート(例えば、J.M
.ヴァレスら、材料研究協会シンポジウム会報、Vol
.169 、983−986 頁(1990)参照)中
に製造されても、これらの接合の挙動は、一般的に「理
想的な」BCS トンネル接合の挙動からは著しくかけ
離れている。特に、これらの接合は、比較的低い(ゼロ
の場合もある)「ジョセフソン」電流、ゼロバイアスで
著しいコンダクタンス、および他の超電導体では一般的
でないトンネル密度状態を示すことが多い。
【0004】これらの特性から、高Tcクプラート系s
−i 層構造(例えばSTJ)からなる商業的に有用な
回路を信頼性良く製造できる様になるか否かは疑問であ
る。他方、例えば、液体ヘリウムを使用せずに到達でき
る温度で本質的に理想的な挙動を示すSTJ が得られ
るs−i 層構造を信頼性良く製造できる技術が強く望
まれている。本出願はその様な技術を開示する。
【0005】用語解説および定義 「超電導性トンネル接合(STJ) とは、ここでは、
電極のそれぞれの超電導性波動関数がオーバーラップし
、「バリヤー」を通して量子力学的トンネル効果が起こ
り得る様に選択された2個の超電導体「電極」を分離す
る本質的に均一な絶縁体の厚さを備えた、s−i−s 
層構造を含む構造である。代表的なバリヤー厚さは約2
 nmである。
【0006】「BCS」超電導性トンネル接合とは、こ
こでは、良く知られた超電導性の「BCS」理論に従う
予測に本質的に一致する特性を有するSTJ である。 例えば、G.リッケイゼン、「超電導性の理論」、イン
ターサイエンス出版、1965参照。
【0007】STJ の「ジョセフソン」電流(Ic)
とは、絶縁層を通して、電圧降下無しに電極から電極に
流れることができるDC電流である。
【0008】「ビスマス酸塩」超電導体とは、ここでは
、公称組成がBa1−xMxBiO3−y で、MがK
  、RbまたはK およびRbであり、0.35≦x
≒<0.5 、および0≦y≒<0.25である超電導
体を意味する。ビスマス酸塩超電導体は立方晶格子を有
し、格子定数が0.426−0.430 nmの範囲内
であり、ペロブスカイト(ABO3)構造を有する。良
く知られている様に、ペロブスカイトには、それぞれ一
般的にA−位置およびB−位置と呼ばれる2つの等しく
ない陰イオン位置がある。ビスマス酸塩超電導体では、
本質的にすべてのBaおよびM原子がA−位置を占めて
いる。
【0009】「エピタキシー関連」格子定数とは、ここ
では基材の配向を決定する周期性に適合する、または本
質的に適合する、その上にある材料の格子定数を意味す
る。この周期性は単位セル寸法である必要はなく、その
適当な倍数でよい。例えば、基材が立方格子を有する場
合、立方上層材料のエピタキシャル層の結晶格子は、基
材格子に対して、接触面内で45゜回転できる。なお、
この場合上層材料の単位セルが基材単位セルの単位セル
の約√2倍である。これはMgO (単位セル0.42
1nm) 上のBaF2(単位セル0.62 nm)に
当てはまる。簡単にするために、基材の「配向を決定す
る周期性」を、基材の「格子定数」と呼ぶことにする。
【0010】「公称」組成物とは、その実際の組成(各
元素に対する)が公称組成物の±10% 以内である材
料を意味する。
【0011】本発明は、請求項に記載する。本発明によ
り、転移温度Tcが比較的低い(他の高Tc超電導体と
比較して)ために以前は当業者が商業的使用に興味を示
さなかったある種の超電導体を、STJ を含むs−i
 層構造、および回路および一つ以上のSTJ または
他のs−i 構造からなる製品に効果的に使用すること
ができる。これらの超電導体は、ビスマス酸塩超電導体
である。
【0012】我々は、例えばBa0.6K0.4BiO
3 電極により、本質的に理想的なBCS STJ を
製造できることを発見した。これらのSTJ は、非直
線性の高いI/V 特性を有するのみならず、本質的な
ジョセフソン電流も示す。これは、一般的に非常に低い
ジョセフソン電流を示し、そのI/V 特性において強
い非直線性を示さない、クプラート系のSTJ で観察
される挙動と著しく異なっている。
【0013】本発明の一実施形態は、基材上のビスマス
酸塩含有s−i 層を含む製品である。例えば、この製
品は、基材上の電子回路、およびその基材の少なくとも
一部上にs−i−s 構造を含む。その層構造の超電導
体材料の転移温度Tcは一般に15≦Tc≒<60K 
である。また、この製品は例えば、その層構造を載せた
基材の少なくとも一部をTc未満の温度に冷却すること
ができる密閉サイクル冷凍装置も含む。この層構造は、
典型的には(i) Bi− およびBa− 含有酸化物
、(ii)NaCl構造を備えた酸化物(例えば、Mg
1−xCaxO ;0≦x≒<0.15) 、(iii
) 絶縁性ペロブスカイト(例えば、BaZrO3) 
、(iv)K2NiF4構造を備えた絶縁体(例えば、
Ba2PbO4)、(v) BaF2構造を備えた絶縁
性フッ化物(例えば、Ba1−xSrxF2(0≦x≒
<0.35) 、および(vi)NaCl構造を備えた
絶縁性フッ化物(例えば、LiF)から選択された誘電
体を含む。(i) 、(ii)、(v) および(vi
)の絶縁体材料は、基材の格子定数の約3%以内のエピ
タキシー関連格子定数を有するのが有利であり、(ii
i) および(iv)の絶縁体材料は基材の格子定数の
約6%以内のエピタキシー関連格子定数を有するのが有
利である。これによってエピタキシー成長し易くなる。 2種類以上の好適な誘電体、例えばCaO およびMg
O 、またはBaF2およびSrF2の混合物を堆積さ
せることにより、格子適合を改良できることが多い。一
般に約3%以内の格子適合が望ましいが、すべての場合
における必要条件ではない。例えば、我々は、6%の格
子不適合があるにも関わらず、LiBaF3上のBa1
−xKxBiO3 の一様なエピタキシーを観察してい
る。一般に、絶縁体がペロブスカイト構造またはK2N
iF4構造を有していれば、格子適合はあまり重要では
ないと考えられる。
【0014】上記のBa− およびBi− 含有酸化物
誘電体は、好ましくは公称組成BaBi2O4+δ(以
下式においてδは下付きを表すものとする)(0≦δ≒
<0.25) 、Ba1−xMxBiO3(MがK 、
Rbまたはそれらの混合物、および0<x<0.35)
 、またはBa1+xBi1−xO3−δ(0≦x≒<
0.5 、 0≦δ≒<0.25)を有する。我々は、
これらの誘電体材料のすべてがMBE により成長でき
ることを発見した。また、これらの材料は一般的に蒸着
、スパッタリング、またはレーザーアブレーションの様
な他の方法によっても成長可能である。
【0015】上記のBi− およびBa− 含有酸化物
は新規な組成物であり、ここに説明する種類の層構造に
おける誘電体として効果的に使用できるだけではなく、
他の各種の用途も有する。例えば、この新規な酸化物の
層は、MgO(または他の適当な)体上にエピタキシャ
ルビスマス酸塩超電導体を成長させるための核形成層と
して使用できる。これらの新規な酸化物には、とりわけ
公称組成Ba1−x’Mx’Bi2Oz、0≦x’<0
.35、およびz は4−6 の範囲である化合物が含
まれる。X線回折分析により、これらの新規な酸化物の
試料は、例えばa〜0.435 nm、b〜4x0.4
33 nm=1.733 nm、およびc〜2.230
 nmの斜方晶系単位セルを有することが分かった。し
たがって、この新規な酸化物のaおよびb格子定数は、
少なくともある種のビスマス酸塩超電導体の格子定数と
本質的に相容性である。その様な格子適合は、本発明に
係わる層構造の調製に有利である。したがって、本発明
の幾つかの好ましい実施形態はBa1−x’Mx’Bi
2Oz核形成層を含む。
【0016】ここでは、本発明に係わるs−i 層構造
の有利な製作方法も開示する。これらの方法の中には、
s−i 層の堆積中に適当な点における粒子フラックス
の変化が関与するものや、堆積中に適当な点における基
材温度の変化が関与するものがある。公知のクプラート
高Tc超電導体はすべて電気的には異方性であり、一般
的に一つの結晶軸に関連する干渉長が、その軸に対して
垂直な結晶面(通常ab面)に関連するよりもはるかに
短い。その上、多くの(すべてではないにしても)クプ
ラート超電導体で著しい磁気変動が存在することが分か
った。我々は、公知のクプラート超電導体のこれらの、
および他の特性のために、クプラート高Tc超電導体を
使用したのでは、本質的に理想的なBCS STJ は
できそうにないと考える。というのは、上記の特性が本
質的な電子対破壊を引き起こし、これが、実験観察と一
致する、比較的低いジョセフソン電流および電流−電圧
特性における比較的僅かな非直線性につながると考えら
れるためである。良く知られている様に、大きなジョセ
フソン電流を必要としないSTJ の用途もあるが、少
なくとも本質的な非直線I/V 特性を必要としない、
商業的に重要な用途はない。
【0017】ビスマス酸塩超電導体は立方体構造を有し
、したがって電気的に等方性であることが分かっている
。また、この等方性により、異方性のクプラートに対す
る幾つかの長所も得られる。しかし、Ba0.6K0.
4BiO3 および他の公知のビスマス酸塩超電導体の
Tcが比較的低いために、当業者はこれまでこれらの材
料の商業的使用をあまり重視していない。
【0018】超電導体層がビスマス酸塩超電導体である
s−i 構造はそれ自体本質的に理想的なBCS ST
J の製造に使用できるという我々の発見は、これらの
材料を商業的使用にとって重要なものにするには十分で
はないかもしれない。しかし、市販の密閉サイクル式冷
凍装置を使用してこれらの超電導体をそれらのTcより
十分低い温度に冷却し、維持することができるので、少
なくとも幾つかの用途において、これらの材料のTcが
比較的(多くのクプラートとの比較で)低いことは、重
大な欠点ではないと認識している。無論、本発明に係わ
る構造は、必ずしも密閉サイクル式冷凍装置で冷却した
装置に使用する必要はない。例えば、極めて低騒音で運
転したい場合には、液体ヘリウム温度でその様な構造を
作動させるのが望ましいこともある。
【0019】図1は、例として、本発明に係わる製品の
製造工程における中間製品である、絶縁基材上の3段階
構造を示す。基材10(例えば、平らな主平面を有する
MgO体)上に超電導体層11を配置し、その上に誘電
層13を配置し、さらに超電導体層12を配置してある
。 両超電導体層は、一般的には本質的にビスマス酸塩から
なる(≧75体積%、しばしば本質的に100%)。現
在好ましい実施形態では、誘電層は、BaおよびBiの
両方を含む(例えば、公称組成Ba1−x’Mx’Bi
2O4、所望により使用するM 並びにx’は前に定義
した)酸化物である。本発明の実施で使用できる別のB
a− およびBi− 含有絶縁体は例えばM およびx
’が前に定義した様な公称組成Ba1−x’Mx’Bi
O3 である。しかし、他の誘電体も、その誘電性材料
が、その誘電体上の超電導体材料の配向成長(好ましく
はエピタキシャル成長)と相容性がある格子構造および
関連格子定数を有していれば、排除するものではない。 好ましくは、誘電材料の関連格子定数は、超電導体材料
の格子定数の3%以内(場合により6%以内) である
。密接な格子定数適合は、2種類以上の金属種の共堆積
により達成されることが多い。可能な誘電体の例は上に
記載してある。
【0020】誘電層は結晶性である必要はない。事実、
実施形態によっては、誘電材料の化学組成が超電導性ビ
スマス酸塩電極のそれと本質的に同じであるが、誘電材
料は不規則であるのに対し、超電導性材料は本質的に規
則的である。この不規則性は、例えばビスマス酸塩層の
上表面を適当なプラズマ、例えばArプラズマに露出す
ることにより引き起こすことができる。
【0021】上記の3段階構造は、公知の技術、例えば
蒸着、レーザーアブレーション、スパッタリング、およ
び分子線エピタキシー(MBE) により形成すること
ができる。MBE は制御性が高いので、この技術が好
ましい。これらの方法の少なくともいくつかを使用して
、少なくとも2つの絶縁体層を含み、これらの少なくと
も2つの絶縁体層のそれぞれが2つの超電導体層の間に
配置されている、多層s−i 構造を形成することもで
きる。その様な多層構造をs−i「規則格子(supe
rlattices)」と呼ぶことにする。
【0022】Ba− およびBi− 含有酸化物絶縁体
層およびビスマス酸塩超電導体層からなる本発明に係わ
るs−i 層構造は、例えば、s−i 転移におけるフ
ラックス組成を変化させる方法により形成できる。しか
し、その様な構造は、s−i 転移における基材の温度
を変化させる方法によっても形成することができる。こ
の後者の方法は、比較的高い温度における、K(および
/またはRb) の比較的低いsticking係数を
使用する。この様にして、層の堆積中に、基材温度を適
切に高く、または低くすることにより、M(Ba−M−
Bi 酸化物層中の)の比率を変えることができる。ス
パッタリング装置では、フラックス組成を変えることよ
り、基材温度を変える方が容易な場合が多いので、この
方法はスパッター堆積に特に有利である。無論、スパッ
ター堆積でフラックス成分を変化させることは可能であ
る。一般に、それぞれ望ましい組成を堆積させるための
、2個(またはそれ以上の)のターゲットを使用する必
要がある。
【0023】図2は、(BCS)STJのDC I/V
特性の例を示すが、Icはジョセフソン電流であり、2
Δeは超電導性エネルギーギャップ(eは電荷である)
である。
【0024】図3は、本発明に係わるs−i 規則格子
の一部を図式的に示すが、そこでは番号30が好適な基
材、例えばMgO ウエハーを示し、31が(所望によ
り使用する)核形成層を示し、番号320 、321 
、......が複数の超電導体層を、330 、33
1 ......が複数の絶縁体層を示す。
【0025】図4は、本発明に係わる製品の一例である
冷却した電子部品40の一部を図式的に示す。番号41
はチップ担体(例えば回路基板またはSiウエハー)を
、42はビスマス酸塩超電導体材料と共に使用できる基
材(例えばMgO ウエハー)を、43は本発明に係わ
るs−i 層構造からなるデバイスを、44および45
はデバイス43と相互作用する電子回路を示す。冷却装
置46(例えば約10K の温度を得ることができる密
閉サイクル冷凍装置)は熱伝導体47、例えば銅を撚り
合わせたリボンにより熱伝導的に41に接続されている
【0026】図5は、例としてSTJ を形成する本発
明に係わるs−i−s 層構造を図式的に示す。基材5
0上にビスマス酸塩超電導性電極51が配置され、絶縁
体層52により上のビスマス酸塩超電導体電極53から
分離されている。金属パッド54および55はそれぞれ
層51および53の電気接点になる。無論、基材50は
均一な物体である必要はなく、層構造を有する、例えば
核形成層を含むことができる。
【0027】現在好ましい、本発明に係わる製品の製造
方法では、好適な基材を用意し、その基材を粒子フラッ
クス(Ba 、Biおよび酸素、および所望により前に
定義したMを含む)に露出し、Ba、Biおよび酸素(
および所望により前に定義したM)を含む第一の材料層
を基材上に形成する。また、この方法は、フラックス中
のBa、Biおよび所望により使用するMの少なくとも
一つの量を変化させること、および/または基材温度を
変化させること、およびその第一の材料層上に第二の材
料層が形成される様に、第一の材料層を載せた基材をフ
ラックスに露出することを含む。2つの層の一方はBa
− およびBi− 含有絶縁体層(一般的にM:Ba比
が0−0.53の範囲内)であり、2つの層のもう一方
は、公称組成Ba1−xMxBiO3(M 、x およ
びy は前に定義した)のビスマス酸塩超電導体層であ
る(またはその中に変質されている)。与えられた組成
の超電導体層「の中に変質された」層とは、その層が、
一般的に酸素含有雰囲気中で約500 ℃未満の温度で
適当な熱処理により超電導体層中に変質される様に、す
べての金属成分を好適な比率で含むが、酸素含有量に関
しては与えられた組成と異なる層を意味する。
【0028】無論、上記の好適な基材は、例えばMgO
 ウエハーの様な本体およびその本体の主表面上の核形
成層からなる複合材料基材でよい。核形成層は、一般に
その場で形成されるBa− およびBi含有絶縁体層(
M:Ba の比が0−0.53の範囲内)である。無論
、基材は一般的に、堆積工程の少なくとも一部期間中は
高温(一般的に150−450 ℃)である。
【0029】上記の様に、第一層から第二層への転移は
、フラックス組成を変えることにより(例えば、M供給
源を閉じること、および/または追加のBi供給源を開
くこと、または異なったスパッタリングターゲットに切
り換えることにより)、および/または基材温度を変え
ることにより実行することができる。例えば、第一の層
が300 ℃で堆積されている超電導体層(x〜0.4
)である場合、絶縁体層は(フラックス組成を変えずに
)400−450℃の温度で堆積させることができる。
【0030】本発明に係わる製品の別の製造方法では、
望ましいビスマス酸塩の結晶層が形成される様に適切な
粒子フラックスに基材を露出し、そのフラックスへの露
出を終了し、その結晶層の上部が電気的に絶縁性になる
様に、その結晶層の上部を本質的に不規則な材料に変質
させる。この変質は、その層表面をプラズマに露出する
ことにより効果的に達成することができる。
【0031】上記の工程に加えて、本発明に係わる方法
は、さらに金属被覆、フォトリソグラフィー、エッチン
グ、カプセル封入、および/または試験の様な一つ以上
の従来の工程を含む。これらの工程については詳細に説
明する必要は無い。以下に、MBE により形成された
構造を説明する。これは具体的に説明するために行なう
のであり、本発明を制限するものではない。一般的な成
長技術はE.S.ヘルマンら、アプライド  フィジッ
クス  レター、Vol.55(20)、2120−2
122 頁(1989)、およびE.S.ヘルマンら、
ジャーナル  オブ  バキュウム  サイエンス  
アンド  テクノロジー、Vol.B8(2) 、33
2−335 頁(1990)に記載されている。
【0032】
【実施例1】RFプラズマ原子酸素源を備えた市販(ラ
イバー)のMBE装置で(100) 配向MgO基材上
にs−i−s 層構造を成長させた。この基材を475
℃に加熱し、それぞれ BaおよびBi金属を含むエフ
ュージョンセルから出るフラックスおよびプラズマ源か
らの原子酸素フラックスに10秒間露出した。得られる
核形成層の公称組成がBaBi2O4+δ(0≦δ≒<
2)になる様にフラックスを選択した。その場で行なっ
たRHEED 分析の結果、この様にして成長させた核
形成層は基材とエピタキシャルであり、非常に滑らかな
表面を有することが分かった。続いて、基材温度を 3
25℃に下げ、核形成層をBa、K 、Biおよび酸素
フラックスに露出したが、Ba、Biおよび酸素フラッ
クスは核形成層の堆積の際に使用したのと同じで、K 
フラックス(標準エフュージョンセルに取り付けたK2
O を含むマグネシアるつぼから;K2O は過剰のK
金属を含む密封石英アンプル中である量のKO2を30
0℃に加熱して調製した)は、ビスマス酸塩フィルムの
公称組成がBa0.65K0.35BiO3 になる様
に調整した。これらの条件を45分間維持することによ
り、220 nm厚のビスマス酸塩フィルムが得られた
。 この時点でカリウムシャッターを1分間閉じ、BaBi
2O4+δのバリヤー層を成長させた(約4nm)。再
びシャッターを開き、最上部のビスマス酸塩層を成長さ
せた。30分後、堆積を終了し(得られた層の厚さは1
50 nmであった)試料を室温に冷却し、MBE 装
置から取り外した。ラザフォード後方散乱分光法(RB
S) により、この様にして堆積させた多層構造がエピ
タキシャルであることを確認し、また、予想した深さの
K濃度が低下した層(すなわちバリヤー層)の存在を確
認した。
【0033】
【実施例2】成長終了後に試料を酸素中で375 ℃で
90分間焼きなまし、酸素中でゆっくり冷却した以外は
、本質的に実施例1に記載する様にして、MgO 基材
上に公称組成Ba0.6K0.4BiO3 のビスマス
酸塩フィルムを成長させた。得られたフィルムは室温に
おける抵抗が1 mΩ・cm未満であり、転移温度(T
c)が約24Kであり、転移幅が約1Kであった。
【0034】
【実施例3】本質的に実施例1に記載する様にして、s
−i 規則格子(24 層対)を調製した。ビスマス酸
塩超電導体層はそれぞれ公称4.0 nmであり、誘電
層はそれぞれ公称2.0 nmであった。X線回折分析
により、上記の規則格子から予想される回折側方帯が確
認された。
【0035】
【実施例4】本質的に実施例1に記載する様にして、s
−i−s 構造を処理することによりSTJを形成する
。特に、望ましい接合の幾何学的構造は、従来のフォト
リソグラフィーにより決定し、従来のイオン切削により
s−i−s 構造を通して基材に形成する。次に、上部
電極の幾何学的構造は従来のリソグラフィーにより決定
し、続いて不必要な上部電極部分およびバリヤー層部分
を従来のイオン切削により除去する。次いで、金層を堆
積させて上部および下部電極に対する抵抗接点を形成し
、通常のフォトレジストのリフト−オフによりパターン
形成する。得られたSTJ は、本質的に図2に示す様
なI/V 特性を有する。
【0036】
【実施例5】底部超電導体層の堆積完了後、Ba、Bi
およびKフラックスを停止し、酸素プラズマ源を閉じ、
BaF2をBaF2源から蒸着させた以外は、本質的に
実施例1に記載する様にして、s−i−s 層構造を成
長させる。約1分後、蒸着を終了し、以前の条件を再設
定し、上部超電導体層を成長させる。誘電層の公称組成
はBaF2であり、厚さは約2 nmである。
【0037】
【実施例6】底部超電導体層の堆積完了後、Biおよび
K フラックスを停止し、Pbフラックスを開始した以
外は、本質的に実施例1に記載する様にして、s−i−
s 層構造を成長させる。Pbフラックスは、堆積する
材料の組成がBa2PbO4 になる様に設定した。1
0 nm のBa2PbO4 層が成長した後、Pbフ
ラックスを停止し、BiおよびK フラックスを再開し
た。
【0038】
【実施例7】本質的に実施例1に記載する様にしてビス
マス酸塩超電導体層を成長させた。この層が望ましい厚
さに達した時、フラックスを停止し、表面をイオン化し
たアルゴンのビーム(300 eV 、1 mA/cm
2)に45秒間露出する。この露出により、ビスマス層
の表面に近い区域が絶縁性になるが、上部のビスマス酸
塩超電導体層のエピタキシャル成長はなお支持できる様
に、その区域の結晶程度を下げる。Ar攻撃が完了した
後、Ba、Bi、K および酸素フラックスを再設定し
、本質的に上記の様にして上部ビスマス酸塩超電導体層
を堆積させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基材上のs−i−s 層構造を図式的に示す図
である。
【図2】BCS STJ の代表的なI/V 特性を示
す図である。
【図3】s−i 規則格子を図式的に示す図である。
【図4】本発明に係わる製品の関連する部分を図式的に
示す図である。
【図5】本発明に係わるSTJ を図式的に示す図であ
る。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基材(10)の少なくとも一部の上に
    配置した超電導体/絶縁体(s−i) 層構造を含み、
    そのs−i 構造が絶縁体層(13)に接触する少なく
    とも一つの超電導体層(11 および/または12) 
    を含み、転移温度Tcが超電導体に関連し、格子定数が
    基材に関連する製品であって、a)  その超電導体材
    料の公称組成がBa1−xMxBiO3−y であり、
    M がK 、Rb、およびそれらの組み合わせからなる
    群から選択され、0.35≦x≒<0.5 、および0
    ≦y≒<0.25であり、および b)  その絶縁体材料が、i) Ba−およびBi−
     含有酸化物、ii) NaCl構造を備えた絶縁性酸
    化物、iii)絶縁性ペロブスカイト、iv) K2N
    iF4構造を備えた絶縁体、v)BaF2構造を備えた
    絶縁性フッ化物、およびiv) NaCl構造を備えた
    絶縁性フッ化物からなる群から選択され、i)、ii)
     、v)およびvi) の絶縁体が、基材の格子定数の
    3%以内であるエピタキシー関連格子定数を有し、ii
    i)およびiv) の絶縁体が基材の格子定数の6%以
    内であるエピタキシー関連格子定数を有することを特徴
    とする製品。
  2. 【請求項2】  さらに、層構造を載せた基材の少なく
    とも一部をTc未満の温度に冷却できる密閉サイクル冷
    却装置(46)を含む請求項1記載の製品。
  3. 【請求項3】  絶縁体材料が、公称組成BaBi2O
    4+δ(以下式においてδは下付きを表すものとする)
    (0 ≦δ≒<0.25) 、Ba1−xMxBiO3
    (MがK 、Rbまたはそれらの混合物、および0<x
    <0.35) 、Ba1+xBi1−xO3−δ(0≦
    x≒<0.5、および 0≦δ≒<0.25) 、Mg
    1−xCaxO (0≦x≒<0.15) 、BaO 
    、BaZrO3、Ba2PbO4 、Ba1−xSrx
    F2(0≦x≒<0.35) 、およびLiF からな
    る群から選択される請求項1記載の製品。
  4. 【請求項4】  基材が、主表面およびその主表面上に
    配置されたBa− およびBi− 含有絶縁体層(31
     ;「核形成」層と称する)を有する物体であり、その
    核形成層の上に少なくとも一つの超電導体層(320)
     が配置されている請求項1記載の製品。
  5. 【請求項5】  核形成層材料の公称組成が、Ba1−
    xMxBi2O4+δであり、所望によりM がK 、
    Rbおよびそれらの組み合わせからなる群から選択され
    、0 ≦x≒<0.35、および 0≦δ≒<0.25
    である請求項4記載の製品。
  6. 【請求項6】  少なくとも一つの超電導体層が、本質
    的に絶縁体層とエピタキシャルである請求項1記載の製
    品。
  7. 【請求項7】  s−i 層構造が、複数の超電導体層
    を含む請求項1記載の製品。
  8. 【請求項8】  少なくとも一つの超電導体層が、核形
    成層とエピタキシャルである請求項4記載の製品。
  9. 【請求項9】  s−i 層構造が超電導性トンネル接
    合を含む請求項7記載の製品。
  10. 【請求項10】  基材上に配置した超電導体/絶縁体
    (s−i) 層構造を含む製品の製造方法であって、a
    )基材を用意し、 b)基材上に第一の材料層が形成され、その第一材料層
    がBa、Biおよび酸素を含み、所望によりM(ここで
    MはK、Rbおよびそれらの組み合わせからなる群から
    選択される)を含む様に、Ba、Biおよび酸素を含み
    、所望によりMを含む粒子フラックスに基材を露出し、
    c)前記フラックス中のBa、Biおよび所望によりM
    の少なくとも一つの相対的な量を変え、および/または
    基材温度を変え、および d)第一の材料層の上に第二の材料層が形成され、その
    第二の材料層の組成が第一の材料層の組成と異なり、第
    一および第二材料層の一方がBa− およびBi− 含
    有絶縁体層であり、第一および第二材料層のもう一方が
    、公称組成Ba1−xMxBiO3−y 、(ここで0
    .35≦x≒<0.5 、および0≦y≒<0.25で
    ある)の超電導体層である、またはその超電導体層中に
    変質していく様に、第一の材料層を載せた基材をフラッ
    クスに露出することを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】  a)が、主表面を有する物体を用意
    し、その主表面上にBa−およびBi− 含有絶縁体層
    (「核形成」層と称する)が形成される様に、その物体
    の主表面をBa、Biおよび酸素を含み、所望によりM
    を含む粒子フラックスに露出し、かつ第一材料層が超電
    導体層である層、または超電導体層中に変質する層であ
    る請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】  第一材料層が超電導体層である層、
    または超電導体層中に変質する層であり、かつc)が、
    第二材料層中のM:Ba比が0−0.53の範囲内にな
    る様にフラックス中のMの相対量を減少させる請求項1
    0記載の方法。
  13. 【請求項13】  第一材料層が超電導体層である層、
    または超電導体層中に変質する層であり、かつc)が、
    第二材料層中のM:Ba比が0−0.53の範囲内にな
    る様に基材温度を上昇させる請求項10記載の方法。
  14. 【請求項14】  基材上に配置した超電導体/絶縁体
    (s−i) 層構造を含む製品の製造方法であって、a
    )基材を用意し、 b)組成Ba1−xMxBiO3−y(ここで0.35
    ≦x≒<0.5 、0≦y≒<0.25) の結晶層が
    形成される様に、Ba、Bi、M(ここでMはK、Rb
    およびそれらの組み合わせからなる群から選択される)
    および酸素を含む粒子フラックスに基材を露出し、 c)粒子フラックスに対する露出を停止し、およびd)
    結晶層の一部が、電気的に絶縁性になる様に本質的に不
    規則な材料に変質させること、を特徴とする方法。
  15. 【請求項15】  d)が結晶層をプラズマに露出する
    請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】  さらに、d)に続いて、電気的に絶
    縁性の層の少なくとも一部の上に、組成Ba1−xMx
    BiO3−y の材料層が形成される様に、基材を粒子
    フラックスに露出する請求項14記載の方法。
JP3336446A 1990-12-19 1991-12-19 超電導体/絶縁体層構造からなる製品、およびその製品の製造方法 Withdrawn JPH04275470A (ja)

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