JPH0338234Y2 - - Google Patents

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JPH0338234Y2
JPH0338234Y2 JP17159686U JP17159686U JPH0338234Y2 JP H0338234 Y2 JPH0338234 Y2 JP H0338234Y2 JP 17159686 U JP17159686 U JP 17159686U JP 17159686 U JP17159686 U JP 17159686U JP H0338234 Y2 JPH0338234 Y2 JP H0338234Y2
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weight
rope
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lifting
hook block
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JP17159686U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、クレーンの過巻検出装置に関するも
のである。
(従来の技術) 従来のクレーンの過巻検出装置として、第3図
に図示するようなブーム1の先端に設けられた滑
車2により案内されるワイヤロープ3を介してブ
ーム1の先端からフツクブロツク4を吊下したク
レーンAの過巻検出装置Bがよく知られている。
この過巻検出装置Bは、ブーム先端に固定された
スイツチ5と、その中央部の空洞にワイヤロープ
3を通してこのワイヤロープ3に沿つて摺動自在
とした重錘6、およびこれらスイツチ5と重錘6
間を連結しスイツチ5の下部に重錘6を吊持する
重錘吊持用ロープ7とから構成されている。いま
前記フツクブロツク4の巻上げ動によつて、フツ
クブロツク4がブーム1先端部へ近接動して前記
重錘6がフツクブロツク4に当接すれば、当該重
錘6の重量が前記フツクブロツク4に担持され重
錘吊持用ロープ7の吊持力は減少する。そしてス
イツチ5の内部にはスプリング(図示しない)を
備えており、常時は重錘吊持用ロープ7の吊持力
がこのスプリングに抗して作用しスイツチ5を作
動させないものであるが、重錘吊持用ロープ7の
吊持力が減少したときにスイツチ5を作動させる
ようにしている。このスイツチ5の作動によりあ
らかじめスイツチ5に接続した警報器、表示器等
を作動させてクレーンのオペレータにフツクブロ
ツク4がブーム1の先端に近接していることを知
らせるようにしている。
(本考案が解決しようとする問題点) ところがこのような過巻検出装置を配置したク
レーンは、走行中にフツクブロツク4が揺動しな
いようフツクブロツク4をブーム1の先端に近接
させている。すなわちフツクブロツク4に重錘6
を当接させ重錘吊持用ロープ7を弛ました状態と
している。この状態で走行していると、重錘6の
中央部の空洞にワイヤロープ3を通しているもの
であるから、このワイヤロープ3を中心に重錘6
が回転してしまい、ワイヤロープ3に重錘吊持用
ロープ7が巻き付けてしまうことがある。また弛
んだ重錘吊持用ロープ7がフツクブロツク4等に
引つ掛かることがある。そしてこのままブーム1
の先端よりフツクブロツク4を離間させると、ワ
イヤロープ3の移動にともなつてワイヤロープ3
に巻き付いたりフツクブロツク等に引つ掛かつた
重錘吊持用ロープ7が引つ張られ、重錘吊持用ロ
ープ7の切断あるいはスイツチ5の破損を起こす
問題点を有している。またクレーンによつてはフ
ツクブロツク4を車台上に搭載して走行するよう
にしたものがありこの場合にあつては、ワイヤロ
ープ3を斜めあるいは水平に傾斜させているもの
であるから、重錘6の重量はワイヤロープ3に担
持され重錘吊持用ロープ7は弛められた状態とな
り、この場合においても走行中に重錘6はワイヤ
ロープ3を中心に回転し易く、ワイヤロープ3に
重錘吊持用ロープ7が巻き付き易いもので、上記
問題を起こすものである。
(問題点を解決するための手段) このような問題点を解決するために本考案のク
レーンの過巻検出装置は、ブームの先端に設けら
れた滑車により案内されるワイヤロープを介して
ブームの先端からフツクブロツクを吊下したクレ
ーンの過巻検出装置であつて、前記ブームの先端
部適所に固定されたスイツチと、当該スイツチか
ら重錘吊持用ロープによつて吊持された前記ワイ
ヤロープに沿つて摺動可能な重錘とからなり、前
記フツクブロツクのブーム先端部への近接動に伴
い前記重錘が前記フツクブロツクにより担持され
た時、前記重錘吊持用ロープの吊持力の減少を検
知して前記スイツチが作動してワイヤロープの過
巻状態を検出するようにしたクレーンの過巻検出
装置において、 前記スイツチの作動力より小さい巻取り力を有
する前記重錘吊持用ロープのロープ巻取リールを
前記スイツチまたは前記重錘に取り付けたことを
特徴とするものである。
(作用) 上記の如き構成をもつ本考案のクレーンの過巻
検出装置は、クレーンが走行するためフツクブロ
ツクをブーム先端部に近接させた場合、重錘吊持
用ロープによつて吊持された重錘がブツクブロツ
クに担持されて当該重錘吊持用ロープが弛むが、
弛んだ重錘吊持用ロープは巻取り力を付与された
ロープ巻取リールに巻き取られるようになつてい
るため、重錘吊持用ロープの弛みを防止すること
ができ、当該重錘吊持用ロープが重錘の回転によ
りワイヤロープに巻き付いたり、フツクブロツク
に引つ掛かつたりするのを未然に防止することが
できるのである。
また、ロープ巻取リールの巻取り力はスイツチ
の作動力より小さく設定されているので、重錘が
フツクブロツクに担持されて重錘吊持用ロープが
吊持力の減少によりロープ巻取リールに巻き取ら
れた場合でも、ロープ巻取リールの巻取り力によ
つてスイツチが再び非作動状態となることがな
く、従来の過巻検出装置と同様にフツクブロツク
の過巻状態を検出することができるのである。
(実施例) 以下本考案のクレーンの過巻検出装置について
第1図および第2図に基いて説明する。第1図お
よび第2図において、符号1〜4および6は第3
図の従来技術で説明したものと同じであるので説
明を略する。10は、重錘吊持用ロープであつ
て、その先端に重錘6を連結している。9は、重
錘吊持用ロープ巻取リールであつて、その内部に
後述するスイツチ8のスプリングの付勢力より小
さい巻取り力を付与する過巻バネを備えており、
この過巻バネ力により常時重錘吊持用ロープ10
の他端を巻取るように付勢している。そして重錘
6が重錘吊持用ロープ10で吊持される時は、重
錘6の重量により重錘吊持用ロープ巻取リール9
の巻取り力に抗して、重錘吊持用巻取リール9よ
り重錘吊持用ロープ10を引き出した状態とする
ようになつている。8はスイツチであつて、ブー
ム1の先端部に本体を固定され、作動子に前記重
錘吊持用ロープ巻取リールが取り付けられてい
る。このスイツチ8の内部には、従来のものと同
様にスプリングが備えられており、前記ロープ巻
取リール9を介して伝達される重錘吊持用ロープ
10の吊持力が当該スプリングの付勢力より大き
いときスチツチ8は断となり、重錘吊持用ロープ
10の吊持力が小さいとき接となるようになつて
いる。すなわちこのスプリングの付勢力は、重錘
吊持用ロープ10とロープ巻取リール9および重
錘6の重量が担持された場合に当該スプリングが
縮小してスイツチ8が断となり、この状態で重錘
6の重量がフツクブロツク4に担持された場合に
スプリングが復元してスイツチ8が接となるよう
に設定されている。
cは、本考案に係るクレーンの過巻検出装置で
あつて、上記スイッチ8、重錘吊持用ロープ巻取
リール9、重錘吊持用ロープ10、および重錘6
で構成されている。
このように構成されたクレーンの過巻検出装置
cは次の様に作用するものである。
通常のクレーン作業時、フツクブロツク4はブ
ーム1の先端部から離間した位置に位置してお
り、重錘6は重錘吊持用ロープ巻取リール9およ
び重錘吊持用ロープ10を介してブーム1先端部
に取り付けられたスイツチ8から吊持されてい
る。この状態では、重錘吊持用ロープ10は重錘
6の重量によりロープ巻取リール9から引き出さ
れると共に、重錘吊持用ロープ10には重錘6の
重量が作用しているためスイツチ8に内蔵したス
プリングが付勢力に抗して縮小して当該スイツチ
8が非作動状態となつている。
次に、フツクブロツク4を巻き上げ駆動して、
フツクブロツク4を重錘6に当接させて当該フツ
クブロツク4により重錘6を担持した状態を説明
する。この状態では、重錘6はフツクブロツク4
に担持されており、重錘6の重量が重錘吊持用ロ
ープ10を介してスイツチ8に作用しないため、
スプリングの付勢力によつてスイツチ8が作動す
る。これによりスイツチ8に接続された警報器、
表示器が作動して、従来のものと同様にフツクブ
ロツク4がブーム1の先端に近接したことをオペ
レータに知らしめることができるのである。
そして、更にフツクブロツク4を巻き上げ駆動
してフツクブロツク4をブーム1先端部に近接さ
せた走行状態(第2図図示の状態)にした場合に
は、重錘吊持用ロープ巻取リール9は、内蔵した
過巻バネの付勢力によりフツクブロツク4に担持
されて弛んだ重錘吊持用ロープ10の弛み量だ
け、当該重錘吊持用ロープ10を巻き取つて弛み
を吸収するようになつている。これにより重錘吊
持用ロープ10は弛むことがなく、ブーム1の先
端にフツクブロツク4を近接させてフツクブロツ
ク4が揺動しないようにした場合においても、当
該重錘吊持用ロープ10がワイヤロープ3に巻き
付いたり、フツクブロツク4に引つ掛かつたりす
ることがなく、この状態から例えフツクブロツク
4を巻き下げ駆動しても重錘吊持用ロープ10が
切断したり、スイツチ8が損傷することを未然に
防止できるのである。
なお、この際ロープ巻取リール9の巻取り力は
スイツチの作動力より小さく設定されているの
で、当該ロープ巻取リール9の巻取り力によつて
スイツチ8のスプリングが付勢力に抗して縮小し
当該スイッチ8が誤作動する恐れはない。
特に、複数のワイヤロープ3でフツクブロツク
4を吊り下げた多数本掛けクレーンに比べて、ワ
イヤロープ3の移動速度が速く重錘吊持用ロープ
10が長尺化する単索掛けクレーンに、本考案の
過巻検出装置を採用すればその効果が更に大きい
ものとなるものである。
なお上記実施例では重錘吊持用ロープ巻取リー
ル9をスイツチ8に連結したが、重錘吊持用ロー
プ巻取リール9より引き出された重錘吊持用ロー
プ10の先端をスイッチ8に連結して、重錘吊持
用ロープ巻取リール9を重錘6に連結もしくは両
者を1体化したものとしてもよい。
(考案の効果) 本考案は、以上の如く構成し作用するものであ
るから、重錘吊持用ロープがフツクブロツク等に
引つ掛かつたり、ワイヤロープに巻き付いたりす
ることを防止し、重錘吊持用ロープ等の損傷を防
止するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は、本考案に係るクレーンの過
巻検出装置の説明図、第3図は、従来のクレーン
の過巻検出装置の説明図。 1;ブーム、2;滑車、3;ワイヤロープ、
4;フツクブロツク、6;重錘、9;重錘吊持用
ロープ巻取リール、10;重錘吊持用ロープ、
c;クレーンの過巻検出装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ブームの先端に設けられた滑車により案内され
    るワイヤロープを介してブームの先端からフツク
    ブロツクを吊下したクレーンの過巻検出装置であ
    つて、前記ブームの先端部適所に固定されたスイ
    ツチと、当該スイツチから重錘吊持用ロープによ
    つて吊持された前記ワイヤロープに沿つて摺動可
    能な重錘とからなり、前記フツクブロツクのブー
    ム先端部への近接動に伴い前記重錘が前記フツク
    ブロツクにより担持された時、前記重錘吊持用ロ
    ープの吊持力の減少を検地して前記スイツチが作
    動してワイヤロープの過巻状態を検出するように
    したクレーンの過巻検出装置において、 前記スイツチの作動力より小さい巻取り力を有
    する前記重錘吊持用ロープのロープ巻取リールを
    前記スイツチまたは前記重錘に取り付けたことを
    特徴とするクレーンの過巻検出装置。
JP17159686U 1986-11-08 1986-11-08 Expired JPH0338234Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17159686U JPH0338234Y2 (ja) 1986-11-08 1986-11-08

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JP17159686U JPH0338234Y2 (ja) 1986-11-08 1986-11-08

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Publication Number Publication Date
JPS6376788U JPS6376788U (ja) 1988-05-21
JPH0338234Y2 true JPH0338234Y2 (ja) 1991-08-13

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JP17159686U Expired JPH0338234Y2 (ja) 1986-11-08 1986-11-08

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