JP2000185896A - フック格納装置付クレーンの巻過警報装置 - Google Patents
フック格納装置付クレーンの巻過警報装置Info
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Abstract
格納時に巻過ウェイトを吊下した巻過用ワイヤロープの
挟込みが生じないようにし、損傷を防止する。 【解決手段】 ブームの先端部の滑車収納体8取付けた
巻過警報スイッチ5の巻過検知レバー6の先端に、連結
ブラケット22を横方向ピン23で回動自在に枢着し、
連結ブラケット22に巻過用ワイヤロープ7を前後方向
ピン24で連結すると共に、巻過用ワイヤロープ7の前
後方向ピン24回りの回動範囲をブームに対する離隔側
のみに規制するスプリング25を前後方向ピン24に装
着する。
Description
クレーンにおいて使用される巻過警報装置に関するもの
である。
伸縮自在なブームの先端部に滑車収納体を備えており、
この滑車収納体に支持された滑車から、フック巻上用ワ
イヤロープでフックを吊下し、このフックを油圧駆動の
ウインチで巻上げ、巻下げする。このクレーンには、作
業時にフックを巻上げた際にフックがブームの先端部に
近づいて巻過警報位置に達したときに警報を発する、巻
過警報装置が設けられている。
ク1を吊下している複数本のフック巻上用ワイヤロープ
2の一つを囲繞する巻過ウェイト3を、ブーム4の先端
部の滑車収納体8に取付けた巻過警報スイッチ5の巻過
検知レバー6から、巻過用ワイヤロープ7で吊下してい
る。
ように、ブーム4の先端部の滑車収納体8の側面に固定
された巻過警報スイッチ取付ブラケット11に取付けら
れており、その巻過検知レバー6の先端には、図9、図
10のように、巻過用ワイヤロープ7を連結するための
連結ブラケット12がボルト13とナット14で固定さ
れている。連結ブラケット12には図11のように取付
孔15が設けられており、この取付孔15にリング16
が取付けられている。巻過用ワイヤロープ7は、その上
端のシンブル17がリング16で連結ブラケット12に
連結されている。
1がブーム4の先端近くまで巻上げられると、巻過ウェ
イト3はフック1の上端部に当接して持上げられ巻過用
ワイヤロープ7が弛むため、巻過ウェイト3により引下
げられていた巻過検知レバー6は元の位置に復帰して巻
過警報スイッチ5がフック1の巻過状態を検出する。そ
こで、巻過警報装置は警報を発してそれ以上フック1を
巻上げないようオペレータに注意を促す。
する際の格納操作を簡易化自動化するため、ブーム4の
先端部にフック1を格納するようにしたフック格納装置
付クレーンが用いられるようになっている。このフック
の格納装置は、図6に示すように、ブーム4の先端部の
滑車収納体8に弧状の案内面18Fを形成したフックガ
イド18を取付け、フック1の上端にフックガイド18
の案内面18Fに接して転動するローラ19を設けたも
のである。
置が作動した後も更にフック1を巻上げる。巻上げられ
たフック1が上昇してローラ19がフックガイド18の
案内面18Fに当接すると、ローラ19が案内面18F
に沿って転動して、図7に示すようにブーム4の先端部
の格納位置に格納される。
は、巻過用ワイヤロープ7は、リング16を介して連結
ブラケット12に連結されている。リング16は前後
(図9上左右)左右(図10上左右)に揺動自在であ
り、更に取付孔15回りにも旋回できるので、巻過用ワ
イヤロープ7は自由度が大きい。
て、フック1を格納するため、巻過警報装置が作動した
後も更にフック巻上用ワイヤロープ2の巻上げが継続さ
れたとき、巻過状態となって弛んだ巻過用ワイヤロープ
7は、撓む方向が一定しないので、ブーム4の先端部と
フック1の上端部との間に挟込まれて損傷することがあ
る。
ロープ7とをリング16で連結するため、組立時、リン
グ16を押し広げて、連結ブラケット12の取付孔15
と巻過用ワイヤロープ7のシンブル17とに通す連結作
業が必要であるが、この連結作業は面倒である。
るかかる問題を解決するものであって、巻過検知レバー
と巻過用ワイヤロープとの連結部において、巻過用ワイ
ヤロープの撓む方向を規制して、巻過用ワイヤロープの
挟込みが生じないようにすることにより、巻過用ワイヤ
ロープの損傷を防止することができ、且つ巻過検知レバ
ーと巻過用ワイヤロープとの連結作業が容易なフック格
納装置付クレーンの巻過警報装置を提供することを目的
とする。
付クレーンの巻過警報装置は、ブームの先端部に取付け
た巻過警報スイッチの巻過検知レバーから、巻過用ワイ
ヤロープで、巻過ウェイトを吊下したフック格納装置付
クレーンの巻過警報装置において、巻過検知レバーの先
端に、連結ブラケットを横方向ピンで回動自在に枢着
し、連結ブラケットに巻過用ワイヤロープを前後方向ピ
ンで連結すると共に、巻過用ワイヤロープの前後方向ピ
ン回りの回動範囲をブームに対する離隔側のみに規制す
るスプリングを前後方向ピンに装着することにより上記
課題を解決している。
ブーム先端近くまで巻上げられると、巻過ウェイトはフ
ック上端部に当接して持上げられ巻過用ワイヤロープが
弛み、巻過ウェイトの重量で引下げられていた巻過検知
レバーは元の位置に復帰して巻過警報スイッチがフック
の巻過状態を検出する。
が作動した後も更にフックを巻上げ、巻上げられたフッ
クが上昇してブーム先端部の格納位置に格納されるまで
巻上操作を継続する。このとき、巻過用ワイヤロープに
は弛みが生ずるが、巻過用ワイヤロープの撓みの方向
は、前後方向、及び前後方向ピン回りのブームに対する
離隔側のみに規制される。従って、巻過用ワイヤロープ
がブーム先端部とフックとの間に挟込まれて損傷するこ
とはない。
プとを連結するためには、組立時、横方向ピンと前後方
向ピンとを取付ければよいのでリングを用いて連結する
場合に比べて連結作業が容易である。
あるフック格納装置付クレーンの巻過警報装置の巻過警
報スイッチの取付状態を示す側面図、図2は連結ブラケ
ットと巻過用ワイヤロープの連結部の側面図、図3は連
結ブラケットと巻過用ワイヤロープの連結部の背面図、
図4は連結ブラケットと巻過用ワイヤロープの連結部の
底面図、図5は巻過用ワイヤロープの前後方向ピン回り
の回動範囲の説明図である。
は、図6に示すものと同様に、ブーム4の先端部にフッ
ク1を格納するようにしたフック格納装置付クレーンで
ある。フックの格納装置は、ブーム4の先端部の滑車収
納体8に弧状の案内面18Fを形成したフックガイド1
8を取付け、フック1の上端にフックガイド18の案内
面18Fに接して転動するローラ19を設けたものであ
る。
複数本のフック巻上用ワイヤロープ2の一つを囲繞する
巻過ウェイト3を、ブーム4の先端部の滑車収納体8に
取付けた巻過警報スイッチ5の巻過検知レバー6から、
巻過用ワイヤロープ7で吊下している。
に、ブーム4の先端部の滑車収納体8の側面に固定され
た巻過警報スイッチ取付ブラケット11に取付けられて
おり、その巻過検知レバー6の先端には、図2、図3の
ように、巻過用ワイヤロープ7を連結するための連結ブ
ラケット22が横方向ピン23で回動自在に枢着されて
いる。
ヤロープ7のシンブル27が前後方向ピン24で連結さ
れており、この前後方向ピン24には、スプリング25
が装着されている。前後方向ピン24は端部にスナップ
ピン26が挿着され、連結ブラケット22に固定されて
いる。
の前後方向ピン26回りの回動範囲を規制するものであ
り、巻過用ワイヤロープ7は、このスプリング25によ
って、ブーム4に対する離隔側、即ち図5上、前後方向
ピン26を通る垂線Xより左側でのみ回動できるように
規制されている。
1がブーム4の先端近くまで巻上げられると、巻過ウェ
イト3はフック1の上端部に当接して持上げられ巻過用
ワイヤロープ7が弛むため、巻過ウェイト3により引下
げられていた巻過検知レバー6は元の位置に復帰して巻
過警報スイッチ5がフック1の巻過状態を検出する。そ
こで、巻過警報装置は警報を発してそれ以上フック1を
巻上げないようオペレータに注意を促す。
置が作動した後も更にフック1を巻上げる。巻上げられ
たフック1が上昇してローラ19がフックガイド18の
案内面18Fに当接すると、ローラ19が案内面18F
に沿って転動して、図7に示すようにブーム4の先端部
の格納位置に格納される。
が生ずるが、巻過用ワイヤロープ7の撓みの方向は、前
後方向、及び前後方向ピン24回りのブーム4に対する
離隔側のみに規制される。巻過用ワイヤロープ7はフッ
ク1やフックガイド18等ののあるブーム4に対する近
接側(図5上前後方向ピン26を通る垂線Xより右側)
へ撓むことはない。
の先端部とフック1との間に挟込まれて損傷することは
ない。また、巻過検知レバー6と巻過用ワイヤロープ7
とを連結するためには、組立時、横方向ピン23と前後
方向ピン24とを取付ければよいのでリングを用いて連
結する場合に比べて連結作業が容易である。
置付クレーンの巻過警報装置では、巻過検知レバーと巻
過用ワイヤロープとの連結部において、巻過用ワイヤロ
ープの撓む方向が規制され、巻過用ワイヤロープの挟込
みが生じないので、巻過用ワイヤロープの損傷が防止さ
れる。
プとを連結するためには、組立時、横方向ピンと前後方
向ピンとを取付けれるだけでよく、リングを用いて連結
する場合に比べて連結作業が容易である。
過警報スイッチの取付状態を示す側面図である。
の側面図である。
の背面図である。
の底面図である。
範囲の説明図である。
ンのブーム先端部の側面図である。
である。
ッチの取付状態を示す側面図である。
る。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 ブームの先端部に取付けた巻過警報スイ
ッチの巻過検知レバーから、巻過用ワイヤロープで、巻
過ウェイトを吊下したフック格納装置付クレーンの巻過
警報装置であって、 巻過検知レバーの先端に、連結ブラケットを横方向ピン
で回動自在に枢着し、連結ブラケットに巻過用ワイヤロ
ープを前後方向ピンで連結すると共に、巻過用ワイヤロ
ープの前後方向ピン回りの回動範囲をブームに対する離
隔側のみに規制するスプリングを前後方向ピンに装着し
たことを特徴とするフック格納装置付クレーンの巻過警
報装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36503898A JP4141558B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | フック格納装置付クレーンの巻過警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36503898A JP4141558B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | フック格納装置付クレーンの巻過警報装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000185896A true JP2000185896A (ja) | 2000-07-04 |
JP4141558B2 JP4141558B2 (ja) | 2008-08-27 |
Family
ID=18483286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36503898A Expired - Lifetime JP4141558B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | フック格納装置付クレーンの巻過警報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4141558B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100355185B1 (ko) * | 2000-09-20 | 2002-10-11 | 이건직 | 지브 크레인 |
JP2008074607A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Kato Works Co Ltd | クレーンの過巻き検出装置 |
CN106081921A (zh) * | 2016-08-10 | 2016-11-09 | 河南新科起重机股份有限公司 | 一种拨叉式柔性重锤双限位装置 |
-
1998
- 1998-12-22 JP JP36503898A patent/JP4141558B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100355185B1 (ko) * | 2000-09-20 | 2002-10-11 | 이건직 | 지브 크레인 |
JP2008074607A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Kato Works Co Ltd | クレーンの過巻き検出装置 |
CN106081921A (zh) * | 2016-08-10 | 2016-11-09 | 河南新科起重机股份有限公司 | 一种拨叉式柔性重锤双限位装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4141558B2 (ja) | 2008-08-27 |
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