JP3765621B2 - ウインチの乱巻き防止装置 - Google Patents

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敏彦 山根
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Description

【発明の属する技術分野】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、索条式運搬機に装備されるウインチの乱巻き防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空中に主索と走行索とを張り掛け、主索に機体を吊支するとともに、走行索を巻き付けた走行ドラムを駆動して機体を移動させ、且つ、ワイヤを巻き付けたウインチドラムを駆動して荷を吊持する索条式運搬機は知られている(例えば、特願平6−282816号)。このような索条式運搬機は空中に在って人が寄って即座に点検できないことから、設備機器の不具合は極力防がなくてはならず、ウインチの場合もしかりである。
【0003】
ウインチの場合、ワイヤの乱巻きがもっとも怖い。このため、乱巻きの原因であるワイヤのたるみを検知する検知装置を備えているが、前記した先行例では、ウインチドラムから巻き出るワイヤのたるみで不具合を検知していた。即ち、ワイヤの張力が一定以下になると、乱巻きの警告を発していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ウインチドラムから巻き出るワイヤは、ワイヤの巻出し量によってその位置(ドラム中心からの離間距離)が変化することから、マイクロスイッチ等の検知器具との位置関係が変わって巻出し量如何によっては正常に作動しないことがある。
本発明は、このような課題を解決するものであり、ワイヤの巻出し量如何にかかかわらず、正常に作動する乱巻き防止を装置を提供したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題の下、本発明は、空中に主索と走行索とを張り掛け、主索に機体を吊支するとともに、走行索を巻き付けた走行ドラムを駆動して機体を移動させ、且つ、ワイヤを巻き付けたウインチドラムを駆動して荷を吊持する索条式運搬機において、ウインチドラムを駆動するチェーンのワイヤ巻き側である駆動側の外側にチェーンの張力に応じて進退する検知アームを設け、チェーンが緩むと、検知アームがチェーンに接近してスイッチを作動させてワイヤのたるみを検知することを特徴とするウインチの乱巻き防止装置を提供する。
【0006】
本発明が以上の手段をとることにより、スイッチはワイヤの巻出し量に関係しない。又、検知アームはウインチドラムを駆動するチェーンの駆動側に設けられるものであるから、ワイヤの張力と対応する。このことから、ワイヤに一定量のたるみが生ずると、スイッチは正確に作動する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図4はこの索条式運搬機の使用状態を示す説明図であるが、この索条式運搬機は、山林等における二つの固定点(例えば、強固な樹木)の間に主索10と走行索12とを上下の配置で張り掛け、主索10で機体14を吊支し、走行索12を手繰って移動するものである。
【0008】
図2は索条式運搬機の側面図、図3は平面図であるが、機体14に前部吊支ローラ16と後部吊支ローラ18の二つを上方に延ばした状態で取り付け、各吊支ローラ16、18を主索10に吊架して機体14を移動自在に吊り下げる。尚、本例では、後部吊支ローラ18は機体14に固定するが、前部吊支ローラ16は機体14から水平に延びる伸縮可能な二本の張出アーム20を取り付け、この張出アーム20に取り付けてある。
【0009】
機体14にはエンジン22及びミッション24で動力を伝達される走行ドラム26も取り付けられており、走行索12は走行ドラム26に2〜3回巻回されている。これにより、走行ドラム26を駆動すると、機体14は移動できることになる。
【0010】
更に、ウインチ28も装備される。このウインチ28は、機体14に設けられるウインチドラム30と、張出アーム20の先端に設けられる案内ローラ32とからなり、ウインチドラム30からワイヤ34を巻き出して張出アーム20の先端に取り付けられた案内ローラ32に巻回して下方に繰り出させている。
【0011】
走行ドラム26の駆動は、これに併設するスプロケット34とミッション24の出力スプロケット36との間に二段のチェーン38を張り掛けて行う。ウインチドラム30の駆動も、これに併設するスプロケット40とミッション24の出力スプロケット42との間にチェーン44を張り掛けて行う(46はテンションプーリ)。
【0012】
図1はウインチドラム30の駆動構成を示す要部側面図であるが、ウインチドラム30を駆動するチェーン44の駆動側(ワイヤ34を巻くときの駆動側)に、支軸48の回りに回動可能な検知アーム50を設け、検知アーム50の先端にチェーン44に当接する円板体52を取り付けておく。
【0013】
又、検知アーム50の先端にはピン54を突設するとともに、ばね56でピン54を円板体52がチェーン44に押圧する方向に引っ張っておく。更に、検知アーム50、即ち、ピン54が一定量チェーン44側に接近すると、ピン54に当たって作動するスイッチ58も設けておく。
【0014】
以上により、ウインチドラム30から巻き出るワイヤ34がゆるむと、ウインチドラム30の駆動に要するトルクが低下してチェーン44もゆるむ。すると、検知アーム50はばね56で引っ張られ、ピン54はスイッチ58を作動させ、ワイヤ34のゆるみ、即ち、その乱巻きを警告する。尚、スイッチ58が作動すると、ブザーの鳴音又はウインチドラム30の自動停止といった適宜な措置が講じられる。
【0015】
ところで、以上の説明は本発明の実施の形態の一例であり、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、スイッチの作動はピンによるものに限らず、検知アーム自体によってもよい。又、チェーンに当接する円板体は回転可能なものにしてもよいし、更に、当接させておくものは円板体状のものに限らない。
【0016】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、検知アームはウインチドラムを駆動するチェーンの駆動側に設けられるものであるから、ワイヤの張力と対応し、ワイヤに一定量のゆるみが生ずると、ワイヤの巻出し量とは無関係にスイッチは正確に作動する。従って、乱巻きによるワイヤの外れや破損といった事態を確実に防ぎ、安全にウインチ作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例を示すウインチの駆動構成の要部側面図である。
【図2】 本発明の一例を示す索条式運搬機の側面図である。
【図3】 本発明の一例を示す索条式運搬機の平面図である。
【図4】 本発明の一例を示す索条式運搬機の使用状態の説明図である。
【符号の説明】
10 主索
12 走行索
14 機体
26 走行ドラム
28 ウインチ
30 ウインチドラム
34 ワイヤ
44 チェーン
50 検知アーム
56 ばね
58 スイッチ

Claims (2)

  1. 空中に主索と走行索とを張り掛け、主索に機体を吊支するとともに、走行索を巻き付けた走行ドラムを駆動して機体を移動させ、且つ、ワイヤを巻き付けたウインチドラムを駆動して荷を吊持する索条式運搬機において、ウインチドラムを駆動するチェーンのワイヤ巻き側である駆動側の外側にチェーンの張力に応じて進退する検知アームを設け、チェーンが緩むと、検知アームがチェーンに接近してスイッチを作動させてワイヤのたるみを検知することを特徴とするウインチの乱巻き防止装置。
  2. 検知アームが支軸を中心に回動可能であり、ばねの引張力によってチェーンに押しつけられるものである請求項1記載のウインチの乱巻き防止装置。
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