JPH0315400Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0315400Y2
JPH0315400Y2 JP1984064165U JP6416584U JPH0315400Y2 JP H0315400 Y2 JPH0315400 Y2 JP H0315400Y2 JP 1984064165 U JP1984064165 U JP 1984064165U JP 6416584 U JP6416584 U JP 6416584U JP H0315400 Y2 JPH0315400 Y2 JP H0315400Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lip
door sash
door
seal
drip seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984064165U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60175755U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6416584U priority Critical patent/JPS60175755U/ja
Publication of JPS60175755U publication Critical patent/JPS60175755U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0315400Y2 publication Critical patent/JPH0315400Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車のフロントピラーのドリツプシ
ールの取付構造に関するものである。
[従来の技術] 第1図に示すように、フロントガラス7の側縁
部を支持するフロントピラー4は、フロントドア
17のサイドガラス16を支持するドアサツシ1
5との重なり部を構成する。フロントピラー4は
例えば実開昭57−122477号公報に開示されるよう
に構成される。すなわち、第2図に示すように、
外板4aと内板4bとを重ね合せて概略箱形に構
成され、フランジ4cに接着剤8によりフロント
ガラス7が固定され、フランジ4cと外板4aの
コーナ部にサイドモール2が取り付けられる。フ
ロントピラー4の室内側は合成樹脂からなるトリ
ムボード25により覆われる。一方、サイドガラ
ス16を支持するドアサツシ15は、内板5の前
縁を挟むように外板6の前縁を折り返して重ね合
せ、溶接により固定される。外板6と内板5の各
後縁の間にウインドシール21が挟持され、ウイ
ンドシール21にサイドガラス16が摺動可能に
挟まれる。
ドアサツシ15とフロントピラー4との間の隙
間を封止するために、ドアサツシ15の内板5の
コーナ部にシール部材14が固定され、かつフロ
ントピラー4の外板4aに弾性的に押し付けられ
る。フロントピラー4の外板4aに結合した断面
L字形のブラケット23に、ドリツプシール22
が固定され、リツプ22が内板5に密接するよう
にされる。
しかし、上述の構成では、ドアサツシ15の前
縁部15aとフロントピラー4との間に隙間が生
じ、この隙間が車両の走行中に風を巻き込み、風
切り音を発生する主要な原因となる。また、フロ
ントドア17の開閉に際して、ドアサツシ15の
前縁部15aがドリツプシール22に引つ掛つて
異音を発生し、またフロントドア17の円滑な開
閉を妨げることがある。さらに、前述の隙間から
フロントピラー4の外板4aの塗装面やドリツプ
シール22の取付部が見え、外観が損われるとい
う問題がある。
第3図に示すように、上述の隙間をなくすため
に、フロントピラー4の外板4aにフランジ4c
と同一面をなす平坦な前壁面を形成し、この前壁
面に前方へ突出する断面L字形のブラケット31
を結合し、フランジ4cに接着剤8によりフロン
トガラス7を固定し、ブラケット31にドリツプ
シール32を支持し、リツプ32aがドアサツシ
15の内面に接するように構成したものも知られ
ている(例えば特開昭57−110522号公報参照)。
これはフロントドア17を閉じる時、ヒンジ
(回転中心)位置との関係から、フロントドア1
7が矢印x方向へ動くが、フロントドア17の組
付け位置のずれやリツプ32aの位置ずれがある
と、リツプ32aにドアサツシ15の前縁部15
aが当り、リツプ32aに皺が生じ、また第4図
に示すように折れ曲がり、フロントドア17を閉
じる時の抗力が増大する。またドアサツシ15の
前縁部15aと外板4aとの間の隙間は、通常4
〜6mmになるように設定されるが、フロントドア
17の組付けがリツプ32aに形状のバラツキか
ら、リツプ32aによる完全なシール性能を期待
することは難しく、雨水がリツプ32aと前縁部
15aとの隙間から内板5と外板4aとの隙間へ
浸入して溜り、フロントドア17を開けた時に水
滴が室内へ落ち込みまたは乗降者に降り掛ること
がある。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的はフロントドアの組付けのバラツ
キに関係なく、フロントピラーに対するドアサツ
シの前縁部との間の隙間をなくし、風切り音の発
生や上述の不具合を防止する、自動車のドリツプ
シールの取付構造を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成はフ
ロントピラーの前壁面にフロントガラスの側縁部
を覆う断面Z形のサイドモールと断面V字形のド
リツプシールの基部とを重ね合せて固定し、ドリ
ツプシールの基部から前方へ延びるリツプがドア
サツシの内面に、リツプ先端の折返し片がサイド
モールの側壁面に、それぞれ弾性的に接するよう
にしたものである。
[作用] フロントピラーの前壁面に支持したドリツプシ
ールの前方へ突出するリツプは、ドアサツシの内
面により押し倒され、リツプ先端の折返し片がサ
イドモールの側壁面へ接近されるので、フロント
ドアの開閉によるリツプの動作に無理なく円滑で
あり、リツプによりフロントピラーとドアサツシ
の前縁部との隙間が閉じられるので、外観が向上
され、風切り音の発生や雨水の浸入が抑えられ
る。
[考案の実施例] 第5図に示すように、外板4aと内板4bとか
ら構成される箱形のフロントピラー4に、フラン
ジ4cと連続する前壁面4eを設け、フランジ4
cに接着剤8によりフロントガラス7を結合する
一方、前壁面4eに合成樹脂から構成される断面
V形のドリツプシール12の基部と、フロントガ
ラス7の側縁部を覆う断面Z形のサイドモール2
の基部とを重ね合せ、公知のクリツプ3により結
合する。合成樹脂からなるサイドモール2に、側
方へ突出する突条10を形成することが好まし
い。ドリツプシール12は基部から前方へ突出す
るリツプ1が、弾性的に外側へ開くように構成さ
れる。リツプ1が、弾性的に外側へ開くように構
成される。リツプ1の先端に突条10に対向する
折返し片9を一体に形成する。
ドアサツシ15については、従来と同様に、外
板6の前縁部を内板5の前縁を挟むように折り返
して結合される。外板6と内板5に各後縁に、ウ
インドシール21が結合され、ウインドシール2
1にサイドガラス16が案内支持される。また、
内板5のコーナ部にシール部材14が結合され、
フロントピラー4の外板4aに密接されるのは従
来例と同様である。
本考案は上述の構成により、フロントドア17
の開操作に対し、ドアサツシ15の内面によりリ
ツプ1が滑りながら押し倒され、リツプ先端の折
返し片9がサイドモール2の側壁面へ押し付けら
れるから、リツプ1がドアサツシ15の内面に対
して無理なく円滑に摺動する一方、フロントドア
17を閉じると、リツプ1がドアサツシ15の内
面に、リツプ先端の折り返し片9がサイドモール
2の側壁面にそれぞれ弾性的に接する。したがつ
て、リツプ1が異常な変形を生じることがなく、
長期使用に対して安定したシール機能を発揮す
る。
上述の作用は、特開昭57−110522号公報に開示
されるドリツプシールの取付構造と、本考案のも
のとを比較してみれば明らかである。前者のもの
ではサイドモールから側方ないし後方へ突出する
比較的短いリツプの先端縁が、ドアサツシの内面
に接しており、フロントドアの開操作時、ドアサ
ツシの内面とリツプとの間で面方向の無理な摺動
(リツプを付け根の方へ滑らせるような動き)が
生じる。
これに対して、本考案のものではフロントピラ
ー4の前壁から前方へ突出するリツプ1が、ドア
サツシ15の内面とほぼ平行に接していて、折返
し片9がドアサツシ15の前縁部15aとサイド
モール2の側壁面の間へ突出している。フロント
ドア17の開操作時、リツプ1はドアサツシ15
の内面に押されてリツプ1の付け根のところから
折り曲げられるから、ドアサツシ15の内面とリ
ツプ1との面方向の滑りに無理がなく、複雑な変
形を起す恐れもない。
フロントピラーの前壁面4eに固定したドリツ
プシール12のリツプ1を、ドアサツシ15の前
縁部内面に弾性的に当接させることにより、前方
から吹き込む風や雨水がドアサツシ15の内板5
とフロントピラー4の外板4aとの間の空部13
へ浸入するのを防止することができる。
リツプ1の先端部に突条10に対向する折返し
片9を設けることにより、突条10と前縁部15
aとの間の隙間が閉じられ、風切り音が大幅に低
減される。
リツプ1がドアサツシ15の内板5に弾性的に
密接されるから、突条10と折返し片9との間へ
雨水が浸入しても、雨水はドリツプシール12と
サイドモール2との間の空部13へ溜まり、フロ
ントドア17の開閉に伴つて雨水が室内に浸入し
たり、乗降者に降り掛ることはない。
前方へ突出するリツプ1がフロントピラー4の
前壁面4eの方へ折り曲げられるように構成され
るので、フロントドア17の開閉に際してリツプ
1がドアサツシ15の内面と円滑に滑り、複雑に
折れ曲つたり、外板6の端縁15bに引つ掛る恐
れがない。屋根から流れ込んだ雨水は空部13を
経て流下する。
第6図に示す実施例では、サイドモール2とド
リツプシール12とが一体的に構成される。これ
により突条10と折返し片9との間の隙間につい
ての取付誤差が解消される。
サイドモール2とドリツプシール12とを一体
に構成する場合は、第7図に示すように突条10
はなくても、折返し片9がサイドモール2の側壁
面に接近すれば差し支えない。
[考案の効果] 本考案は上述のように、フロントピラーの前壁
面にフロントガラスの側縁部を覆う断面Z形のサ
イドモールと断面V字形のドリツプシールの基部
とを重ね合せて固定し、ドリツプシールの基部か
ら前方へ延びるリツプがドアサツシの内面に、リ
ツプの先端の折返し片がサイドモールの側壁面
に、それぞれ弾性的に接するようにしたものであ
り、ドリツプシールによりフロントピラーとドア
サツシの前縁部との間の隙間が閉じられるので、
走行時に空気流の乱れにより発生する風切り音が
大幅に減じられ、また雨水の浸入が抑えられる。
ドリツプシールのフロントピラーへの組付けに
誤差が生じても、シール性能や外観の変化が最小
限に抑えられ、フロントドアの開閉に対しリツプ
が無理なく円滑に追随し、安定したシール性能を
維持する。
ドリツプシールのリツプによりフロントピラー
とドアサツシの前縁部との間の隙間が閉じらるの
で、外観が向上され、空気力学的特性が改善され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用される部位を示す自動車
の斜視図、第2図は従来の自動車のドリツプシー
ルの取付構造を示す平面断面図、第3図は従来の
他のドリツプシールの取付構造を示す平面断面
図、第4〜7図は本考案の第1〜4実施例に係る
自動車のドリツプシールの取付構造を示す平面断
面図である。 1:リツプ、2:サイドモール、4:フロント
ピラー、7:フロントガラス、9:折返し片、1
0:突条、12:ドリツプシール、15:ドアサ
ツシ、17:フロントドア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロントピラーの前壁面にフロントガラスの側
    縁部を覆う断面Z形のサイドモールと断面V字形
    のドリツプシールの基部とを重ね合せて固定し、
    ドリツプシールの基部から前方へ延びるリツプが
    ドアサツシの内面に、リツプ先端の折返し片がサ
    イドモールの側壁面に、それぞれ弾性的に接する
    ようにした、自動車のドリツプシールの取付構
    造。
JP6416584U 1984-04-28 1984-04-28 自動車のドリツプシ−ルの取付構造 Granted JPS60175755U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6416584U JPS60175755U (ja) 1984-04-28 1984-04-28 自動車のドリツプシ−ルの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6416584U JPS60175755U (ja) 1984-04-28 1984-04-28 自動車のドリツプシ−ルの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60175755U JPS60175755U (ja) 1985-11-21
JPH0315400Y2 true JPH0315400Y2 (ja) 1991-04-04

Family

ID=30594991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6416584U Granted JPS60175755U (ja) 1984-04-28 1984-04-28 自動車のドリツプシ−ルの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60175755U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0712135Y2 (ja) * 1989-05-19 1995-03-22 西川ゴム工業株式会社 ウェザーストリップ
KR20180061744A (ko) * 2016-11-30 2018-06-08 쌍용자동차 주식회사 자동차용 에이필러부의 윈드실드 글래스 안착 플랜지

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5730640A (en) * 1980-07-30 1982-02-18 Nissan Motor Co Ltd Drip channel for car
JPS57110522A (en) * 1980-12-29 1982-07-09 Nissan Motor Co Ltd Air hissing sound preventing device for vehicle
JPS5934954A (ja) * 1982-08-21 1984-02-25 Nissan Motor Co Ltd フロントピラ−のシ−ル構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5730640A (en) * 1980-07-30 1982-02-18 Nissan Motor Co Ltd Drip channel for car
JPS57110522A (en) * 1980-12-29 1982-07-09 Nissan Motor Co Ltd Air hissing sound preventing device for vehicle
JPS5934954A (ja) * 1982-08-21 1984-02-25 Nissan Motor Co Ltd フロントピラ−のシ−ル構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60175755U (ja) 1985-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0102556B1 (en) Sealing structure for an automotive vehicle
US5106149A (en) Weatherstrip for hardtop-type or framed door windows
JPH0315400Y2 (ja)
JPH025605B2 (ja)
JPS61220918A (ja) 自動車用ドアにおけるコ−ナピ−ス
JPH065958Y2 (ja) 車輌用ウィンドウ構造
JP2572297Y2 (ja) ドアミラーのモール構造
CN218197852U (zh) 后挡风玻璃结构及汽车
JP3100292B2 (ja) 自動車用ドアのシール構造
JP2677109B2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JPH0329212Y2 (ja)
JPS6134900Y2 (ja)
JP3420053B2 (ja) 自動車のドアシール構造
JP2980614B2 (ja) 自動車の風切音防止装置
JPS6126104Y2 (ja)
JPH0517292Y2 (ja)
JPH0347001Y2 (ja)
JPH065957Y2 (ja) 車輌用ウィンドウ構造
JPH0715777Y2 (ja) 車両のドア構造
JPS6119445B2 (ja)
JPH0313085B2 (ja)
JPH0225717Y2 (ja)
JPH0732203Y2 (ja) 自動車用ドアサツシユ構造
JPH0416734Y2 (ja)
JPS6012736Y2 (ja) 自動車用サイドドアのコ−ナ−ブラケット取付構造