JPH065958Y2 - 車輌用ウィンドウ構造 - Google Patents

車輌用ウィンドウ構造

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JPH065958Y2
JPH065958Y2 JP1987126037U JP12603787U JPH065958Y2 JP H065958 Y2 JPH065958 Y2 JP H065958Y2 JP 1987126037 U JP1987126037 U JP 1987126037U JP 12603787 U JP12603787 U JP 12603787U JP H065958 Y2 JPH065958 Y2 JP H065958Y2
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JP
Japan
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peripheral edge
vehicle body
vehicle
molding
ridge
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JP1987126037U
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JPS6430782U (ja
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邦道 小田垣
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、車輌の車体構造に関し、特に自動車のルーフ
パネルに適用し得る車輌用ウィンドウ構造に関する。
〈従来の技術〉 一般に車輌のフロントウィンドウ、リヤウィンドウ、ク
ォータウィンドウ等の構造は、板ガラス周縁を車体の開
口縁部にシール性接着剤で接着し、かつウェザストッ
プ、モールを装着し、場合によっては接着剤より内側に
ラバーを貼着して雨水等に対するシール性を高めてい
る。しかしながら、板ガラスと鋼板からなる車体構造と
の間には寸法精度に相当程度差があるため、シール性を
保持しつつ取付位置を正確に合わせて組み付けることは
容易でない。また、ウィンドウ部分では充分な剛性が得
られないので、車輌の組立工程中に板ガラスの接着不良
等が生じてシール性が損われる虞れがある。
近年、自動車のルーフパネルを部分的に窓ガラスで構成
したり開閉自在にして太陽光や外気を車室内に取り入れ
ることにより、走行中の解放感を高めるようにしたサン
ルーフ構造が広く使用されている。しかし、特に小型乗
用車の場合にはサンルーフ部分の開口面積が小さく、ま
た開放時にサンルーフ部分がルーフパネル内に収納され
ない等の問題がある。他方、ルーフパネルを部分的に着
脱自在とした所謂Tバールーフ構造や、ルーフパネル全
体を取外すオープンボディ構造等があるが、走行中の風
切り音による騒音、外部環境に対応した車室温度の調
整、又は降雨への対応等に問題がある。
このため、ルーフパネル全体をガラス等の透光性板材で
構成すれば、常に充分な解放感が得られかつ上述の問題
点を解消できる。ところが、一般に自動車の車体はプレ
ス加工した鋼板を点溶接して組立てられるので、ガラス
構造のルーフパネルと鋼板からなる車体部分との接合、
ガラスと鋼板との寸法精度差の解消、車体の組付性・剛
性等の問題が発生する。従って、従来のウィンドウ構造
をガラス構造のルーフパネルに適用することはできな
い。また、ガラス構造のルーフパネル用に車体全体を特
別な構造とすれば、製造コストが高騰するので好ましく
ない。
〈考案が解決しようとする問題点〉 そこで、上述の諸問題に鑑み、本考案の主な目的は、比
較的簡単な構造を有し、ガラスと鋼板との間に於ける寸
法精度差を解消して取付性に優れた車輌用ウィンドウ構
造を提供することにある。また、本考案の別の目的は、
鋼板からなる通常のルーフパネル構造と共用する他の車
体部分と比較的簡単に接合し得るガラス構造のルーフパ
ネルに適用することができる車輌用ウィンドウ構造を提
供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 上述の目的は、本考案によれば、透光性板材を車体の開
口の内周縁部の外面に接合保持する車輌用ウィンドウ構
造であって、前記開口を形成する車体部材の外面に於け
る少なくとも一側の端縁部に沿って突条が形成され、前
記透光性板材の外周縁部に於ける前記突条に対応する部
分にモールが装着され、前記モールに於ける前記突条と
の対応面に前記突条と係合する凹部が形成され、前記突
条と前記凹部との係合によって前記透光性板材が位置決
めされることを特徴とする車輌用ウィンドウ構造を提供
することにより達成される。
〈作用〉 このようにすれば、車体開口の内周縁部に隣接して形成
した突条に、モールに形成された凹部を係合させること
により、板ガラス等の透光性板材を組み付ける際に容易
にかつ正確に位置決めすることができる。しかも車体開
口に沿って設けた外向きに凸となる突条によって車体外
面を伝わる水がせき止められるので、防水効果が高まる
上、プレス成形性の面から見ても、突条から直接的に板
金を折り曲げることができるので、開口を形成する車体
部材の最端縁部に突条を形成することが可能となる。
〈実施例〉 以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図に於て、車体1のルーフパネル2は、その両側で
サイドルーフレール3と前後方向に溶接され、かつその
前後にフロントウィンドウ4とテールゲート5とがそれ
ぞれ装着されている。
第2図に示されるように、ルーフパネル2は緩かな曲面
を有する概ね矩形の板ガラス11と該板ガラスを保持す
る外枠部材12とを備える。板ガラス11と外枠部材1
2との間にはシール用のモール13が介装されている。
このモール13は板ガラス11の前後左右各側縁に装着
されたモール13a,13b,13cがそれぞれコーナ
ジョイント14で接続されているが、一体的に形成する
こともできる。
外枠部材12は、その前端にフロントウィンドウ4が接
続する前枠15と、その後端にテールゲート5が接続す
る後枠16と、前枠15と後枠16とを連結する左右両
側枠17と、これら各枠によって画定される概ね矩形の
開口18とを有し、鋼板をプレス加工して成形される。
開口18に沿って内周縁部19が概ね平坦に形成され、
この上に板ガラス11の周縁が接合保持される。内周縁
部19には、その全周に亘って狭幅の溝20が形成され
ている。溝20は各角部分21付近が幾分幅広であるの
で、この部分に排水孔を穿設しかつ外部から管路を接続
して排水路が形成される。また、各枠部材12の左右両
側縁に沿って、後述するようにサイドルーフレールと溶
接するための接合部22が前後方向に設けられている。
前枠15は、第3図に併せてよく示されるように、板ガ
ラス11の上面と略同一平面にルーフの一部を構成する
アウターパネル23の後縁を下方に屈曲させて内周縁部
19が形成され、かつその前縁にフロントウィンドウ4
を接続するための段部24が設けられている。板ガラス
11は、その前縁に装着されたモール13aの下端を両
面テープ25で内周縁部19上面に装着し、かつ両面テ
ープ25と溝20との間の空間にシール性を有する接着
剤26を充填することによって、板ガラス11の下面2
7が内周縁部19上面に接合されている。また、内周縁
部19の内端にはルーフライニングトリム28が固着さ
れ、ルーフライニング29の周端を支持している。
第2図及び第4図によく示されるように、側枠17に
は、その全長に亘って前後方向に延びる上向き突条31
が内周縁部19の外側に形成されている。板ガラス11
は、その側縁に装着されたモール13bの下端を両面テ
ープ32で内周縁部19上面に固定し、かつ両面テープ
32と溝20との間の空間にシール性を有する接着材3
3を充填することによって、板ガラス下面27が内周縁
部19上面に接合されている。突条31の外側は下方に
屈曲されて狭幅の段部34が形成されている。第2図に
示されるように、段部34と該段部に連続して前枠15
の側縁を下方に屈曲して形成され段部とによって外枠部
材12の左右両側縁に沿って前後方向に伸びるサイドル
ーフレールとの接合部22が構成される。サイドルーフ
レール3は、アウターパネル35とインナーパネル36
とを上下各側縁でそれぞれ重合溶接してフランジ部37
を有する断面箱型に形成されている。このフランジ部3
7に段部34を重合して断面蟻溝状の凹溝38が形成
し、かつその底部を点溶接することにより一体的に接合
される。モール13bのリップ39が突状31の上端を
越えて外側に延出し、その先端が垂下して凹溝38内に
突入している。また、内周縁部19の内端40にはルー
フライニングトリム41が取付けられ、ルーフライニン
グ42の周端を支持している。
第6図に示されるように、凹溝38の底部には、2個の
突起43を有するクリップ44が適所に固定される。モ
ール45が凹溝38内にその全長に亘って嵌入され、内
溝46に突起43を挿入し、かつ各リップ47〜50を
凹溝38の側壁に弾発的に係合させて抜け止めして固定
される。この際に、モール13bのリップ39がモール
45のリップ49によって凹溝38の壁面に密着される
ので、モール13b内への雨水の侵入が阻止される。
第2図及び第5図に示されるように、後枠16は内周縁
部19の後部端縁に沿って、本考案に係わる上向き突条
51が形成され、かつ下方へ屈曲してテールゲート5の
ためのヒンジ取付部52を有する段部53が設けられて
いる。更に、後枠16はその内端54及び段部53でイ
ンナーパネル55,56と重合溶接して断面箱型に形成
され、ヒンジ取付部52に取付られる図示されないヒン
ジによってテールゲート5を開閉自在に支持する。従っ
て後枠16に於て、板ガラス11をテールゲート5に対
して正確に位置決めする必要がある。
板ガラス11の後縁に装着された本考案に係わるモール
13cは、その下面に突条51を補完する断面形状の凹
部57を有する。板ガラス11はモール13cの凹部5
7を後枠17の突条51と係合させて前後方向に位置決
めされる。これにより、板ガラス11及びモール13c
とテールゲート5とのクリアランスを所定の寸法に容易
に調整できる。更に、溝20とモール13cとの間の空
間にシール性を有する接着剤58を充填することによっ
て、板ガラス11下面27が内周縁部19上面に接合さ
れる。また、パネル55,56と重合溶接された後枠1
6の内端54にはルーフライニングトリム59が固着さ
れている。
第2図に示されるように、突条51はモール13cと内
周縁部19との間に部分的に隙間が形成されるように後
枠16の中央部分及び両側部分を除いて設けられてい
る。これにより、各モール13a,13bと外枠部材1
2との間から内側に侵入した雨水は、両面テープ25,
32及びシール性接着剤26,33,58に遮られて車
室内に侵入せず、各モール13a,13bと内周縁部1
9との隙間に沿って後枠16側へ流れ、後枠16の中央
及び両側部分の前記隙間から排出される。また、板ガラ
ス11下面27に付着する水滴は板ガラス11の曲面に
沿って外側に流れ、溝20を介して前記排水路から排出
される。
このように外枠部材を使用し、かつ突条の内側で板ガラ
スを保持しつつその外側の段部を車体側のフランジ部と
重合し溶接することによって、比較的簡単にかつルーフ
パネル以外の車体部分を共通化して低コストでルーフパ
ネル全体をガラス構造とすることができ、走行中の解放
感が飛躍的に向上する。
上述の実施例ではガラス構造のルーフパネルについて説
明したが、本考案はフロントウィンドウ、リヤウィンド
ウ、クォータウィンドウ等の接着式ウィンドウ構造一般
に適用できる。例えばクォータウィンドウを、そのモー
ルの凹凸部と車体側の凹凸部とを係合させて隣接するド
アウィンドウに対して位置決めすることができる。この
場合には、外枠部材を必ずしも必要としない。また、車
体開口の接着フランジ部には上述の外枠部材の溝20と
同様に、その周縁に沿って溝を設けることができる。
〈考案の効果〉 上述したように、本考案によれば、板ガラスの周縁に装
着したモールを外枠部材後端の突条と係合させて位置決
めすることによって、鋼板にモール取付孔を穿設してシ
ール性を害したりクリップ等を用いることなく、比較的
簡単な構造で容易にガラスと鋼板との間に於ける寸法精
度差を解消し、取付性を向上させることができる。これ
に加えて、車体開口の内周縁部に隣接して形成された突
条によって車体外面を伝わる水がせき止められるので、
高い防水効果が得られる上、突条の直近で板金を折り曲
げることができるので、開口を形成する車体部材の最端
縁部に突条を形成することが可能となることから、成形
性に影響を及ぼすことなく実質的な開口面積を増大する
効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を適用したルーフパネルを使用する車
輌の車体構造を示す斜視図である。 第2図は、第1図示のルーフパネルの一部切欠平面図で
ある。 第3図は、第2図の線III−IIIに於ける拡大断面図であ
る。 第4図は、第2図の線IV−IVに於ける拡大断面図であ
る。 第5図は、第2図の線V−Vに於ける拡大断面図であ
る。 第6図は、凹溝の拡大断面図である。 1……車体、2……ルーフパネル 3……サイドルーフレール 4……フロントウィンドウ 5……テールゲート、11……板ガラス 12……外枠部材 13,13a,13b,13c……モール 14……コーナジョイント 15……前枠、16……後枠 17……側枠、18……開口 19……内周縁部、20……溝 21……角部分、22……接合部 23……アウタパネル、24……段部 25……両面テープ、26……接着剤 27……下面 28……ルーフライニングトリム 29……ルーフライニング 31……突条、32……両面テープ 33……接着剤、34……段部 35……アウタパネル、36……インナパネル 37……フランジ部、38……凹溝 39……リップ、40……内端 41……ルーフライニングトリム 42……ルーフライニング 43……突起、44……クリップ 45……モール段部、46……内溝 47〜50……リップ、51……突条 52……ヒンジ取付部、53……段部 54……内端、55,56……インナパネル 57……凹部、58……接着剤 59……ルーフライニングトリム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性板材を車体の開口の内周縁部の外面
    に接合保持する車輌用ウィンドウ構造であって、 前記開口を形成する車体部材の外面に於ける少なくとも
    一側の端縁部に沿って突条(51)が形成され、 前記透光性板材の外周縁部に於ける前記突条に対応する
    部分にモール(13c)が装着され、 前記モールに於ける前記突条との対向面に前記突条と係
    合する凹部(57)が形成され、 前記突条と前記凹部との係合によって前記透光性板材が
    位置決めされることを特徴とする車輌用ウィンドウ構
    造。
JP1987126037U 1987-08-19 1987-08-19 車輌用ウィンドウ構造 Expired - Lifetime JPH065958Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987126037U JPH065958Y2 (ja) 1987-08-19 1987-08-19 車輌用ウィンドウ構造

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JP1987126037U JPH065958Y2 (ja) 1987-08-19 1987-08-19 車輌用ウィンドウ構造

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JPS6430782U JPS6430782U (ja) 1989-02-27
JPH065958Y2 true JPH065958Y2 (ja) 1994-02-16

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JP1987126037U Expired - Lifetime JPH065958Y2 (ja) 1987-08-19 1987-08-19 車輌用ウィンドウ構造

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4661347B2 (ja) * 2005-05-18 2011-03-30 マツダ株式会社 自動車用ルーフ構造
JP4607712B2 (ja) * 2005-09-01 2011-01-05 本田技研工業株式会社 車両のルーフ構造
DE102011013819B3 (de) * 2011-03-14 2012-05-16 Webasto Ag Dachanordnung und Verfahren zur Herstellung einer Dachanordnung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62128885A (ja) * 1985-11-29 1987-06-11 Nissan Motor Co Ltd 車体の上側部構造

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JPS6430782U (ja) 1989-02-27

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