JPH0225717Y2 - - Google Patents

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JPH0225717Y2
JPH0225717Y2 JP10120284U JP10120284U JPH0225717Y2 JP H0225717 Y2 JPH0225717 Y2 JP H0225717Y2 JP 10120284 U JP10120284 U JP 10120284U JP 10120284 U JP10120284 U JP 10120284U JP H0225717 Y2 JPH0225717 Y2 JP H0225717Y2
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rib
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JP10120284U
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のバツクドア等の車両用プラス
チツク製開閉部材の構造に関するものである。
(従来技術) 近年、自動車工業分野においては車体の軽量化
並びに構造の簡略化を図るという観点から、従来
板金製とされていたバツクドア等の比較的強度が
要求されない部材をプラスチツク製部材によつて
代替する傾向にある。
ところが、ウエザストリツプによつてシール性
を確保するバツクドア等の開閉部材をプラスチツ
ク製とする場合には下記する如き問題があつた。
即ち、開閉部材を板金製とする場合(例えば、実
開昭56−166948号公報、第1図参照)には、該開
閉部材のウエザストリツプに対する当接部を二重
壁状に形成して該当接部(壁面)に対してウエザ
ストリツプを押しつける(即ち、面接触させる)
ようにしていたため、比較的大きな接触面積(シ
ール面積)が得られ高度のシール性が確保され
る。従つて、開閉部材の閉時において、このウエ
ザストリツプ部分に水を高圧で吹きつけてもこの
シール部分から水が車室内に浸入するということ
はほとんどなかつた。
ところが、開閉部材をプラスチツク製とする場
合、該開閉部材のウエザストリツプに対する当接
部分を上記板金製の場合の如く二重壁状に形成す
ることはその成形方法上困難であり、しかも二重
壁状に形成した場合には重量がかさむため軽量化
というプラスチツク部材を使用する本来の利点が
損なわれるため得策でなく、このため通常は上記
公知例(実開昭56−166948号公報)の第4図に示
される如くプラスチツク材で板状に形成された開
閉部材の裏面に、ウエザストリツプの長手方向に
沿つてリブを設け、このリブの先端を該ウエザス
トリツプに当接させる(即ち、線接触させる)こ
とにより両者間のシール性を確保するようにして
いた。従つて、この場合にはウエザストリツプと
リブとの接触面積(シール面積)が比較的少ない
ところから前記板金製開閉部材の場合の如き高度
のシール性を確保することが困難であり、例え
ば、洗車時にホースから高圧で噴射される水がこ
のシール部に直接当たつた場合、この水圧に十分
に対抗することができずに該シール部から水が車
室に浸入するというおそれがあつた。
(考案の目的) 本考案は上記従来技術の項で指摘した問題点を
解決あるいは改善しようとしてなされたもので、
開閉部材をプラスチツク製とした場合において重
量アツプを招くことなく該開閉部材と開口部との
間のシール性を実質的に向上させて該シール部か
らの車室内への水の浸入を未然に防止し得るよう
にすることを目的とてなされたものである。
(目的を達成するための手段) 本考案は上記の目的を達成するための手段とし
て、開閉部材の裏面に、ウエザストリツプと当接
して両者間のシール性を保持するシール用リブ
と、該シール用リブより車体外方側に位置し外部
よりシール部側へ進入する水をレインレール内に
落下させる水切り用リブとを形成したものであ
る。
(作用) 本考案では上記の手段によつて、外部からシー
ル部へ向かつて進入する水をウエザストリツプと
シール用リブとの接触部に至る以前に受けとめて
レインレール内に落下させ、該水がシール部から
車体内に浸入するのを未然に防止するという作用
が得られる。
(実施例) 以下、第1図及び第2図を参照して本考案の好
適な実施例を説明する。
第2図には車体1の後部に形成した後述の開口
部3に対して本考案実施例に係る構造のバツクド
ア2(即ち、開閉部材)を備えた自動車の後部が
示されている。
開口部3は、第1図及び第2図に示す如く車体
1の外板部1aを略矩形状に切欠いて形成されて
おり、その内周縁部には、車体外板部から連続す
る凹状のレインレール5がその開口端を車体1の
外方に向けた状態で形成されている。このレイン
レール5は、車体外方側に位置する車体外方側立
上り部5aと車体内方側に位置する車体内方側立
上り部5bとを有しており、該車体内方側立上り
部5bの上部は、エツジ状のウエザストリツプ支
持部6とされている。このウエザストリツプ支持
部6には、略円筒状断面の第1シール部7aと略
三角筒状断面の第2シール部7bとを一体形成し
たラバー製のウエザストリツプ7が接着固定され
ている。
バツクドア2は、前記開口部3を一体的に覆蓋
し得るような外形寸法を有するプラスチツク製の
基台9と、該基台9の中央部の開口18にガラス
シール8を介して装着されたウインドガラス4と
で構成されている。このバツクドア2は、その上
端縁部2aを左右一対のヒンジ部材16,16に
よつて前記車体1のルーフ後端部1bに対して上
下方向に枢回動自在に取りつけており、該ヒンジ
部材16,16を中心として上下方向に弧回動さ
れることにより前記開口部3を開蓋あるいは閉蓋
し得るようになつている。尚、このバツクドア2
の外形寸法は、その閉時において該バツクドア2
の外端縁2b即ち、基台9の外端縁9aがレイン
レール5の車体外方側立上り部5aに近接対向し
該基台9によりレインレール5の開口部を閉蓋し
得るような大きさとされている。
一方、基台9の裏面9bのしかもバツクドア2
の閉時において前記レインレール5に対向する位
置には、4枚のリブ即ち、前記ガラスシール8の
リツプ部8aにその先端を当接せしめたバツクド
ア2の補強用リブ11と、バツクドア2の閉時に
おいてその先端12aが前記ウエザストリツプ7
の第1シール部7aに水密的に当接して両者間を
シールする第1シール用リブ12と、バツクドア
2の閉時においてその先端13aが前記ウエザス
トリツプ7の第2シール部7bと水密的に当接し
て該第2シール部7bとの間をシールする第2シ
ール用リブ13と、該第2シール用リブ13より
車体外方側に位置し且つバツクドア2の閉時にお
いてはレインレール5内にその先端部を挿入せし
めた状態で位置決めされる水切り用リブ14とが
それぞれ基台9の外周形状に沿つて(換言すれ
ば、ウエザストリツプ7の長手方向に沿つて)一
体形成されている。尚、この水切り用リブ14の
長さ寸法(高さ寸法)は、バツクドア2の閉時に
おいて前記ウエザストリツプ7が前記レインレー
ル5の車体外方側立上り部5aと前記基台9の外
端縁9aの間に形成される間〓10を通して外部
から見えるのを阻止し得るような寸法に設定され
ている。
このように、ウエザストリツプ7と当接するこ
とによつて開口部3とバツクドア2との間をシー
ルする第1、第2シール用リブ12,13の外側
にさらに水切り用リブ14を設けると、例えば、
洗車時の如く高圧の水が上記間〓10からウエザ
ストリツプ7側に吹き込まれるおそれのある場合
でも、該間〓10から進入する高圧水は第1図に
おいて矢印Wで示す如く該間〓10からレインレ
ール5側に進入した時点において(換言すれば、
ウエザストリツプ7に達する以前において)水切
り用リブ14に衝突して該レインレール5内に落
下せしめられるため、直接高圧の噴流がウエザス
トリツプ7部分に吹きつけられるのが未然に防止
される。従つて、バツクドア2の基台9をプラス
チツク製とし且つウエザストリツプ7に対する当
接部の形状をリブ状として両者を線接触させたに
もかかわらず、高圧水がウエザストリツプ7と第
1,第2シール用リブ12,13との間のシール
部分を通つて車室内に浸入するのを確実に防止す
ることができる。
又バツクドア2の閉時においては、水切り用リ
ブ14によつてウエザストリツプ7が間〓10を
介して外部から見えるのが防止されているため、
該ウエザストリツプ7が車外から見えるものに比
して自動車の美観性が向上せしめられることにな
る。
さらに、バツクドア2の閉時即ち、車両走行状
態時には、レインレール5内にその先端部が挿入
せしめられた水切り用リブ14によつて車体外部
から間〓10を通つてレインレール5に至る径路
が長大化されているため車両走行時においてウエ
ザストリツプ7部分を介して車室内に伝達される
風切り音(風騒音)がず及的に減衰され、車内の
静粛性が一段と向上することになる。
(考案の効果) 本考案の車両用プラスチツク製開閉部材の構造
は上記の説明からも明らかなように、車体の開口
部に対して開閉自在に取り付けられる開閉部材の
裏面に、前記開口部の近傍に設けられるウエザス
トリツプと当接して該ウエザストリツプとの間の
シール性を確保するシール用リブと、該シール用
リブより車体外方側に位置し、車体外部から前記
ウエザストリツプ側に進入する水をレインレール
内に落下させる如く作用する水切り用リブとを設
けているため、例えば洗車時の如く車体に高圧水
を噴射する場合であつても該高圧水を水切り用リ
ブによつてレインレール側に落下させて該高圧水
が直接ウエザストリツプ部分(シール部)に当た
るのを阻止することができ、その結果、開閉部材
をプラスチツク製とし且つウエザストリツプに対
する当接部をリブ状に形成して該ウエザストリツ
プと線接触させるようにしたにもかかわらず、車
体外部からウエザストリツプ側に進入する高圧水
に対しては、ウエザストリツプと開閉部材に設け
られる当接部とを相互に面接触させてシール性を
確保するようにした従来の板金製開閉部材の場合
よりもさらにシール性を確保することができると
いう効果がある。
さらに、車両の走行状態時(即ち、バツクドア
の閉時)には水切り用リブによつて車体外部から
ウエザストリツプ部分に至る径路が長大化される
ため、ウエザストリツプ部分を介して車室内に伝
達される風騒音が可及的に減衰され、車内の静粛
性が向上するという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図の〜縦断面図、第2図は本
考案実施例に係る構造を有するバツクドアを備え
た自動車の後部斜視図である。 1……車体、2……開閉部材(バツクドア)、
3……開口部、4……ウインドガラス、5……レ
インレール、6……ウエザストリツプ支持部、7
……ウエザストリツプ、8……ガラスシール、9
……基台、10……間〓、12,13……シール
用リブ、14……水切り用リブ、16……ヒンジ
部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 自動車の車体に形成された開口部に対して開
    閉自在に設けられたプラスチツク製の開閉部材
    において、上記開口部には、車体外板部から連
    続して形成される凹状のレインレールと、該レ
    インレールの車体内方側立上り部近傍に形成さ
    れ且つウエザストリツプが装着されるウエザス
    トリツプ支持部とが設けられており、さらに上
    記開閉部材の裏面には、前記ウエザストリツプ
    の長手方向に沿つて配設され且つ該開閉部材の
    閉時に該ウエザストリツプと水密的に当接する
    シール用リブと、該シール用リブより車体外方
    側に位置し且つ上記レインレールの車体外方側
    立上り部と前記開閉部材の周縁部との間〓部を
    適宜に仕切つて車体外方から該間〓部内に進入
    した水を前記レインレール側に落下させる作用
    をする水切り用リブとが設けられていることを
    特徴とする車両用プラスチツク製開閉部材の構
    造。 2 前記水切り用リブが、前記開閉部材の閉時に
    おいて前記ウエザストリツプが前記間〓部を介
    して車体外方から見えるのを阻止し得るような
    長さを有している実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の車両用プラスチツク製開閉部材の構
    造。
JP10120284U 1984-07-03 1984-07-03 車両用プラスチツク製開閉部材の構造 Granted JPS6115654U (ja)

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JP10120284U JPS6115654U (ja) 1984-07-03 1984-07-03 車両用プラスチツク製開閉部材の構造

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Publication Number Publication Date
JPS6115654U JPS6115654U (ja) 1986-01-29
JPH0225717Y2 true JPH0225717Y2 (ja) 1990-07-13

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JP10120284U Granted JPS6115654U (ja) 1984-07-03 1984-07-03 車両用プラスチツク製開閉部材の構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5418381B2 (ja) * 2010-04-12 2014-02-19 トヨタ自動車株式会社 バックドア構造

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JPS6115654U (ja) 1986-01-29

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