JPH0712135Y2 - ウェザーストリップ - Google Patents

ウェザーストリップ

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JPH0712135Y2
JPH0712135Y2 JP1989058511U JP5851189U JPH0712135Y2 JP H0712135 Y2 JPH0712135 Y2 JP H0712135Y2 JP 1989058511 U JP1989058511 U JP 1989058511U JP 5851189 U JP5851189 U JP 5851189U JP H0712135 Y2 JPH0712135 Y2 JP H0712135Y2
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JP
Japan
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attached
recess
opening
weather strip
glass
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嘉都幟 斉藤
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Nishikawa Rubber Co Ltd
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Nishikawa Rubber Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、取り付けが容易であり、且つシール性・外観
性共にすぐれたサッシュレスドアを備えた自動車即ちサ
ッシュレスドア車において、ボディ側に取り付けられ
て、ドアガラスとボディとの間をシールするウェザース
トリップに関するものである。
〈従来の技術〉 ドアに装着したガラスはドアの製作寸法のバラツキのみ
ならず高速走行時車内外の圧力差に基づく吸い出し現象
等による水平方向の動きとレギュレーター操作による上
下方向の動きとの2方向の動きを持っている。従来のサ
ッシュレスドア車のウェザーストリップとして、第5図
に示すようにボディ1の開口フレーム部2の開口周壁2b
にリテーナー7を介して中空シール部6aを有するウェザ
ーストリップ6を取り付けている。なお、開口フレーム
部2のフランジ2aには、インサートメタル3aを有するオ
ープニングトリム3を嵌着してあり、前記ウェザースト
リップ6の室内側Pの先端が当接している。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、従来のサッシュレスドア車のウェザース
トリップにあっては、ボディ1の開口フレーム部2に取
り付けたウェザーストリップ6をもってしても、中空シ
ール部6aはガラス4aの複雑な動きに対して、なお、十分
追従せず、シール性が不満足であること、自動車のフラ
ッシュサーフェイス化に対する要求を満足させることが
できないこと、ウェザーストリップ6・リテーナー7・
ルーフサイドモール8・オープニングトリム3等ウェザ
ーストリップ関連の部品点数が大であり、制作費・取り
付け費がかさむこと等の問題点がある。
従来のサッシュレスドア車のウェザーストリップには、
上記のような問題点があることから、開口周壁2bに直接
コの字もしくはS字状のインサートメタルを埋設した中
空状のウェザーストリップを取り付ける構想が提案され
たが、ウェザーストリップ断面形状が複雑であるため、
第6図に示すロールフォーミング加工された複雑な形状
のインサート用メタル9でないと第4図の開口周壁2bの
部位Rに沿う如くストレッチベンダー加工することは、
困難であると言う理由から、これまで実施に至らなかっ
た。本考案は以上の課題を解決したサッシュレスドア車
のウェザーストリップを提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 第1図乃至第4図を参考に説明する。上記目的を達成す
るために、本考案に係るサッシュレスドア車のウェザー
ストリップは、ボディ1側に取り付けられて、ボディ1
とサッシュレスドア4に取り付けられたガラス4aとの間
をシールするウェザーストリップ5であって、第1図に
示す如くコの字状のインサートメタル5bを埋設した略コ
字状基部5aもしくは第2図,第3図に示す如く逆S字状
のインサートメタル5bを埋設した基部5a・オープニング
トリム3の結合体により、ガラス4aに向かって開口する
くぼみ5cを形成し、前記基部5aの車内側Pの内壁5f下端
に車外側Qに向かって、前記くぼみ5cを覆う如く延びる
中空状シールリップ5dの基端部を結合すると共に、該中
空状シールリップ5dを前記くぼみ5cから下方に引出し可
能に形成し、前記基部5aをビスもしくはファスナー5eに
よりボディ1の開口フレーム部2の開口周壁2bに取り付
けてなるものである。
〈作用〉 本考案は以上のように構成されるため、基部5aの車外側
の外面をボディ1の外面とほぼ面一に取り付けることが
でき、吸出し現象があってもウェザーストリップ5のイ
ンサートメタル5bの車外側Qの垂直辺を埋設した部分K
によりガラス4aをくぼみ5c内に保持し、外観性が向上す
ると共に、くぼみ5cによって拘束されたガラス4aは確実
に中空状シールリッブ5dと当接し、ボディ1・ガラス4a
間を完全にシールし、水,ほこり,騒音を遮断する。
また、リテーナーが省略され、一体化が進み、部品点数
が低減され、さらにフランジ2aに装着するオープニング
トリム3とも一体的に製作することも可能であり、製作
費・取り付け費が低減される。
さらに、取り付け時インサートメタル5bの形状が不満足
であったり、変形したりすることがあっても、中空状シ
ールリップ5dを下方に引出し、くぼみ5cを広げて、スト
レッチベンダー治具の一端をくぼみ5c内へ挿入し、適正
形状に修正・調整することも容易である。
〈実施例〉 実施例について第1図乃至第4図により説明する。1は
ボディ、2はそのボディ1の開口フレーム部、2aはその
開口フレーム部2に形成したフランジ、2bはそのフラン
ジ2aにつながる開口周壁、3は前記フランジ2aに嵌着し
たオープニングトリム、3aはフランジ2aに係止するため
のインサートメタル、4はサッシュレスドア、4aはその
サッシュレスドア4に昇降可能に取り付けたガラス、5
はそのガラス4aを閉じた時に当接し、ボディ1とガラス
4aとの間をシールするウェザーストリップであって、第
1図に示す如くコの字状のインサートメタル5bを埋設し
た略コ字状基部5aもしくは第2図,第3図に示す如く逆
S字状のインサートメタル5bを埋設した基部5a・オープ
ニングトリム3の結合体により、ガラス4aに向かって開
口するくぼみ5cを形成し、前記基部5aの車内側Pの内壁
5f下端に車外側Qに向かって、前記くぼみ5cを覆うよう
に伸びる中空状シールリップ5dの基端部を結合すると共
に、該中空状シールリップ5dを前記くぼみ5cから下方に
引出し可能に形成し、前記基部5aをビスもしくはファス
ナー5eによりボディ1の開口フレーム部2の開口周壁2b
に取り付けてなるものである。なお、第2図に示す実施
例はオープニングトリム3と共通のインサートメタル5b
を埋設し、オープニングトリム3と一体にしたものであ
る。
次に作用について説明する。ウェザーストリップ5の車
外側Qの外面をボディ1の外面とほぼ面一に取り付ける
ことができ、高速走行時に吸出し現象があってもインサ
ートメタル5bを埋設したウェザーストリップの車外側部
分Kによりガラス4aをくぼみ5c内に保持し、外観性が向
上すると共にくぼみ5cによって拘束それたガラス4aは確
実に中空状シールリッブ5dと当接し、ボディ1・ガラス
4a間を完全にシールするため、騒音の遮断効果も向上す
る。
また、リテーナーが省略され、フランジ2aに装着するオ
ープニングトリム3とも一体的に製作することも可能で
あり、部品点数が低減され、製作費・取り付け費が低減
される。
さらに、取り付け時インサートメタル5bの形状が不満足
であったり、変形したりすることがあっても、中空状シ
ールリップ5dを下方に引出し、くぼみ5cを広げて、スト
レッチベンダー治具の一端をくぼみ5c内へ挿入し、適正
形状に修正・調整することも容易である。このため、第
6図に示す形状のインサートメタルでなく、無孔帯状の
インサートメタルを使用することも出来る。
〈考案の効果〉 本考案は、以上説明したように構成されているため、従
来のものに比べ、部品点数が低減され、製作費・取付費
共に低減されて、経済的であり、その上シール性・外観
性にもすぐれている。
また本考案は、中空状シールリップ5dを下方に引出した
状態でビスもしくはファスナー5eにて固定(取付ける)
し、取付け後、中空状シールリップ5dを元の位置に戻す
ことで、固定用ビス又はファスナー5eを中空状シールリ
ップ5dで隠すと共に、取付け時インサートメタル5bの形
状が不満足であったり、変形したりすることがあった場
合でも中空状シールリップ5dを下方に引出し、くぼみ5c
を広げてストレッチベンダー治具の一端をくぼみ5c内へ
挿入し、適正形状に修正・調整することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図本考案の実施例を示す第4図A-A断面図、第2図
・第3図はそれぞれ本考案の異なる実施例を示す第4図
A-A断面図、第4図はサッシュレスドア車の側面図、第
5図は従来例を示す第4図A-A断面図、第6図は従来の
インサートメタルの展開図である。 1……ボディ 2……開口フレーム部 2a……フランジ 2b……開口周壁 3……オープニングトリム 3a……インサートメタル 4……サッシュレスドア 4a……ガラス 5……ウェザーストリップ 5a……基部 5b……インサートメタル 5c……くぼみ 5d……中空状シールリップ 5f……内壁 5e……ビスもしくはファスナー 6……ウェザーストリップ 6a……中空シール部 7……リテーナー 8……ルーフサイドモール K……ウェザーストリップの車外側部分 P……車内側 Q……車外側

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディ(1)側に取り付けられて、ボディ
    (1)とサッシュレスドア(4)に取り付けられたガラ
    ス(4a)との間をシールするサッシュレスドア車のウェ
    ザーストリップにおいて、コの字状のインサートメタル
    (5b)を埋設した略コ字状基部(5a)により、ガラス
    (4a)に向かって開口するくぼみ(5c)を形成し、前記
    基部(5a)の車内側(P)の内壁(5f)下端に、車外側
    (Q)に向かって前記くぼみ(5c)を覆う如く延びる中
    空状シールリップ(5d)の基端部を結合すると共に、該
    中空状シールリップ(5d)を前記くぼみ(5c)から下方
    に引出し可能に形成し、前記基部(5a)をビスもしくは
    ファスナー(5e)によりボディ(1)の開口フレーム部
    (2)の開口周壁(2b)に取り付けてなるウェザースト
    リップ。
  2. 【請求項2】ボディ(1)側に取り付けられて、ボディ
    (1)とサッシュレスドア(4)に取り付けられたガラ
    ス(4a)との間をシールするサッシュレスドア車のウェ
    ザーストリップにおいて、逆S字状のインサートメタル
    (5b)を埋設した基部(5a)・オープニングトリム
    (3)の結合体により、ガラス(4a)に向かって開口す
    るくぼみ(5c)を形成し、前記基部(5a)の車内側
    (P)の内壁(5f)下端に車外側(Q)に向かって、前
    記くぼみ(5c)を覆う如く延びる中空状シールリップ
    (5d)の基端部を結合すると共に、該中空状シールリッ
    プ(5d)を前記くぼみ(5c)から下方に引出し可能に形
    成し、前記基部(5a)をビスもしくはファスナー(5e)
    によりボディ(1)の開口フレーム部(2)の開口周壁
    (2b)に取り付けてなるウェザーストリップ。
JP1989058511U 1989-05-19 1989-05-19 ウェザーストリップ Expired - Fee Related JPH0712135Y2 (ja)

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