JPH023527A

JPH023527A - 自動車用ウェザーストリップ

Info

Publication number: JPH023527A
Application number: JP63152965A
Authority: JP
Inventors: Satoyuki Hatayama; 畑山　郷行; Michio Tenmaya; 天満屋　道男
Original assignee: Honda Motor Co Ltd; Tokai Kogyo Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd; Tokai Kogyo Co Ltd
Priority date: 1988-06-21
Filing date: 1988-06-21
Publication date: 1990-01-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、自動車のサツシュレスドア開口部周縁に装着
する。風切音の発生又は雨水塵埃等の侵入がない、シー
ル性に優れたウェザ−ストリップに関する。

〔従来技術〕

従来、自動車のサツシュレスドア開口部周縁１５に装着
するウェザ−ストリップとしては、第６図に示すごとく
２例えば実開昭５９−１７２６１Ｂ号公報に開示された
ものが知られている。このウェザ−ストリップ２はウィ
ンドガラス１２の全開時に該ウィンドガラス１２の内面
と当接し、かつウィンドガラス１２の吸出し方向に変形
するリップ２０を有するものである。

上記サツシュレスドアとは、自動車のドアのウィンドガ
ラス上端周縁１２５にサツシェ（枠）を装着しないもの
をいう、特に、高級車のウインドガラスに適用されてい
る。

一方、自動車用のエンジンの負圧を利用したウェザ−ス
トリップとしては、第７図に示すごとく。

例えば特開昭６１−１１５７１７号公報に開示されたも
のが知られている。このウェザ−ストリップは、ドア１
４の閉止中においてはウェザ−ストリップの中空シール
部にはエンジンの負圧部を接続し中空シール部内を減圧
状態となしてそのシール性を高めるものである。そして
、またドア１４を開放している間、又はエンジン作動中
止の際にはエンジンの負圧を停止し上記減圧状態を解い
てウェザ−ストリップを常圧下で自然状態に膨らませて
おき、ドア閉止の際のショック性を高めるようにしたも
のである。

即ち、ｉ圧装置７は、減圧タンク７１とチエツク弁８２
と切換弁８５とこれらを連絡する配管９２とよりなる。

該減圧タンク７１は、その一端がチエツク弁８２を介し
て、エンジンルーム８１内のキャブレータ８に接続した
吸気用多岐間８３に連結されている。また、減圧タンク
７１の他端は。

切換え弁８５を介して開口側縁１５に装着された中空状
ウェザ−ストリップ２の中空部（図示路）に連結されて
いる。

しかして、従来の減圧装置７は上記のように構成されて
いるので、ドア１４の開閉で作動する切換弁８５によっ
て、上記中空状ウヱザーストリップ２の中空シール部内
の圧力状態を減圧状態又は常圧状態に切変えることがで
きる。また、ウェザ−ストリップ２は、ドア１４の閉止
時圧縮変形代を減圧状態の増減により制御することがで
きる。

〔解決しようとする課題］しかしながら、上記従来のウェザ−ストリップ２は、サ
ツシュレスドアのウェザ−ストリップにおいては、−最
のサツシュレス付ドアのウェザ−ストリップに比べてシ
ール性が劣り、高圧洗水の侵入又は高速走行時のドアの
吸出しによるシールラップ代の減少に基因する風切音の
発生が生ずる。

また、シール性の低下による騒音又は雨水等の侵入が生
ずる。

一方、中空シール部内を減圧状態となすウェザ−ストリ
ップにおいては、その中空シール部全体が収縮膨張する
とウェザ−ストリップ２の大半の形状が著しく変形する
。このように、ウェザ−ストリップ全体の形状が著しく
変形すれば当然撓み状態も著しくなる。その結果、ドア
の閉止時におけるドアの当接部との弾接力が大き（変動
する。

そのため、当該ウェザ−ストリップ２の局部においては
、シール性が低下したり、また高走行時には風切音が発
生する場合がある。また、外部の騒音や雨水或いは塵埃
等が侵入する場合がある。

本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたも
ので、風切音の発生又は雨水等の侵入がない、シール性
に優れた自動車用ウェザ−ストリップを提供しようとす
るものである。

〔課題の解決手段〕

本発明は、自動車のサツシュレスドア開口部周縁に取付
けてウィンドガラスと車体間をシールするための発泡ゴ
ムからなるウェザ−ストリップであって、上記車体に固
定するための基台部と、該基台部の近傍において車体の
外側方向に配設してウィンドガラス先端部に弾接する中
空シール部と。

該中空シール部に隣接すると共に上記車体の内側方向に
配設してウィンドガラスの内側面に弾接するシールリッ
プ部とよりなり、上記中空シール部は隔壁によって常圧
中空部と減圧中空部とに分設し、また該減圧中空部には
エンジン負圧部を接続し、エンジンの負圧により該減圧
中空部内を減圧状態にしたとき減圧中空部の形状を撓み
状態となして上記常圧中空部とシールリップ部とがウィ
ンドガラス方向に変形するようにしたことを特徴とする
自動車用ウェザ−ストリップにある。

本発明において、上記ウェザ−ストリップは車体に固定
するための基台部と、ウィンドガラス先端部に弾接する
中空シール部と、該中空シール部に隣接しウィンドガラ
スの内側面に弾接するシールリップ部とよりなる。

そして、ここで注目すべきことは、上記中空シール部は
隔壁によって常圧中空部と減圧中空部とに分設され、ま
たエンジンの負圧により該減圧中空部内を減圧状態にし
てその形状を撓み状態とし。

上記常圧中空部とシールリップ部とがウィンドガラス方
向に変形させることである。これにより。

ウェザ−ストリップはそのシール撓み性によりウィンド
ガラスとの密着性が良好な状態となる。そのため、ウェ
ザ−ストリップとウィンドガラスとの密着性が増大する
ので、シール性が一段と向上する。

〔作用及び効果］本発明におけるウェザ−ストリップは、サツシェレスド
ア開口周縁に取り付けた中空シール部が隔壁によって常
圧中空部と減圧中空部とに分設され、また該減圧中空部
はエンジンの負圧により減圧中空部内を減圧状態にする
よう構成されている。

そのため、上記減圧中空部内を減圧状態にすると。

該減圧中空部が撓み状態となり、ウェザ−ストリップと
ウィンドガラスとの密着性が増大し、シール性が向上す
る（第５図参照）。

また、上記減圧中空部は、常圧下においては。

常圧中空部と同様にふくらんだ中空状態になる。

これにより、ドアを閉める際には優れた弾接力を発揮す
る。

したがって２本発明によれば、サツシュレスドア周縁部
に取付けた中空シール部の一部を減圧状態とし、ウィン
ドガラスとの密着状態を増大して上記従来技術に比し一
段とシール性に優れたウェザ−ストリップを提供するこ
とができる。その結果、自動車の騒音遮断性向上、高速
走行時の風切音発生防止、雨水塵埃侵入防止が可能とな
る。

〔実施例〕

本発明の実施例にかかるウェザ−ストリップを。

第１図〜第５図を用いて説明する。

即ち９本例のウェザ−ストリップ２は、第１図〜第３図
に示すごとく、車体ｌのサツシュレスドア開口側縁１５
に固定するための基台部３と、該基台部３の近傍におい
て車体ｌの外側方向Ａに配設する中空シール部４と、該
中空シール部４に隣接し車体１の内側方向Ｂに配設する
シールリップ部５とよりなる。

上記基台部３は、車体１の開口側縁１５に固定するもの
で、左右に突出した係合部３１．３２を有する。また、
該基台部３は、肉厚の発泡ゴムからなり、上記保合部３
２側には中空シール部４を配設する。一方、該基台部３
の保合部３１側にはシールリップ部５の基部５１を延設
する。

上記中空シール部４は、隔壁４０によって常圧中空部４
１と減圧中空部４２とに分割する。該常圧中空部４１は
１通常の中空シール部と同様に外気圧の状態下で所定形
状の発泡ゴムからなる中空体をなし、後述のウィンドガ
ラス１２と弾接する。

また、該減圧中空部４２は、第３図に示すごとく。

エアーホース９を介して減圧タンク７１と連結する。こ
れにより、エンジンの負圧を利用して該減圧中空部４２
内を減圧状態にして減圧中空部の形状を撓み状態となし
、ウィンドガラス１２との密着性を増大させる。

また、上記シールリップ部５は、第２図に示すごとく、
上記基台部３及び減圧中空部４２と隣接する基部５１を
有する。また、該基部５１は空洞部５３及び小リップ５
１２を有する。これにより。

上記減圧中空部内の減圧状態において、該基部５１とア
ーム１５１との装着を安定にし、また後述のシールリッ
プ部５の撓み状態を容易にする。

また、該シールリップ部５は上記基部５１より自動車１
の外側方向Ａ、即ちウィンドガラス１２と弾接するよう
にリップ５５が突出する。また。

該シールリップ部５は略中央部において中空部５２を有
する。これにより、上記ウィンドガラス１２と弾接する
に当り、該シールリップ部５自体が屈曲し易くなり、ま
たウィンドガラスとの密着性が増大する。

次に１本例のウェザ−ストリップ２を車体の開口側縁１
５に装着する場合について説明する。

即ち、第３図に示すごとく、まず、該開口側縁１５は、
ドア開口部１１に対応する形状で内側方向Ｂにおいて、
ドア１４と当接する部分に取り付ける。また、ウェザ−
ストリップ２は特にウィンドガラス１２と自動車１との
間をシールするよう。

特にＬの区間において装着する。また、上記減圧中空部
４２は、後述するごとく、エンジン及び減圧タンク７１
とエアーホース９を介して連結する。

しかして、ウェザ−ストリップ２は、第２図に示すごと
く、その基台部３を開口側縁１５に固定する。該開口側
縁１５は、該基台部３の形状と対応する凹部１５１を有
し、該基台部３を該凹部１５１内に係合する。また、開
口側縁１５は上記凹部１５１を中心にして左右にアーム
１５２，１５３．１５４を有する。アーム１５２は、屈
曲部Ｃにおいてウェザ−ストリップ１の常圧中空部４１
の外面４１１の一部と弾接する。また、アーム１５２は
該常圧中空部４１の外面４１１の基台部３近傍の形状に
相応して弾接する。

これにより、ウィンドガラス１２がＺ方向に吸出され上
記外面４１１とは反対側の外面４１３と当接するに当り
、常圧中空部４１を支えて固定することができる。

一方、アーム１５４は上記シールリップ部５の基部５１
の外面５１１と弾接する。また、基部５１は係止部５１
２を有し、また常圧中空部４１の先端部と係合する。こ
れにより、ウィンドガラス１２がシールリップ部５と当
接した場合においては、該基部５１の形状が変形したり
、またその位置が変動することなく支持具１６等によっ
て支持され固定する。

また、上記シールリップ５は該基部５１よりウィンドガ
ラス１２と当接する側、即ち自動車１の外側方向Ａに突
設した状態で装着される。即ら。

該シールリップ部５は上記空洞部５２を有すると共に、
先端部において外側方向に略湾曲した状態のリップ５５
を有する。これにより、ウィンドガラス１２と弾接する
に当り内側方向Ｈに屈曲し易くなり、またウィンドガラ
ス１２との密着面積が増大する。

本例のウェザ−ストリップ２は、上記のように構成され
ているので１次の作用効果を有する。

まず　該ウエザーストリップ２がウィンドガラス１２と
当接した状態で、エンジン８が作動しない場合につき説
明する。即ち、第４図に示すごとく、ウィンドガラスＩ
２が常圧中空部４１の外面４１３と当接する。これによ
り、該常圧中空部４１は開口側縁１５側へ押し上げられ
るて、アーム１５２．１５３により支えらで固定する。

そして。

常圧中空部４１は撓み状態となる。

また、常圧中空部４１の先端部には肉厚の突起部４１２
を有するため、ウィンドガラス１２が常圧中空部４１と
当接した状態においては、該突起部４１２の先端部がウ
ィンドガラス１２と弾接する。

また、該突起部４１２はウィンドガラス１２との間に空
隙部４１４を形成する。これにより、特に自動車１の外
側方向Ａのシール性を向上することができる。

一方、減圧中空部４２は、第４図に示すごとく。

ウィンドガラス１２とは直接に当接していない。

したがって、減圧状態においては、装着前の形状及び大
きさ（第１図参照）をほぼ保つことができる。そのため
、シールリップ部５及びその基部５１は撓み状態になる
程度が、後述の第５図（エンジンの作動時）の場合に比
してやや小さい。つまり、シールリップ部５等は開口側
縁１５側Ｅの方向に押し上げられた状態となる。また、
減圧中空部４２の外面４２１とリップ５５の外面５５１
とウィンドガラス１２とによって囲まれて形成されたシ
ール空隙部４２０は、後述の第５図の場合に比してやや
小さい。そのため、上記リップ５５のウィンドガラス１
２と密着する部分５５２は。

第５図の場合に比して少なくなる。したがって。

ウィンドガラス１２とリップ５５とが密着する面積（Ｘ
）も下記第５図の場合の面積（Ｙ）に比して小さくなる
。

次に、減圧中空部４２を減圧にした場合につき述べる。

即ち、第５図に示すごとく、上記減圧中空部４２を減圧
状態すると、上記シールリップ部５及びその基部５１は
ウィンドガラス１２何方向Ｇへ倒れるように変形する。

また、シールリップ５が下方側Ｆ方向に押し下げられた
撓み状態に変形する。

また、空隙部５０が基台部５１の外面５１１とアーム１
５１の先端曲面りの近傍の空洞５１よりも大きくなる。

その結果、上述のごとく、ウィンドガラス１２とリップ
５５とが密着する面積（Ｙ）は増大し、またウヱザース
トリップ２のシール性は向上する。

また、上記突起部４１２は上記減圧中空部４２が減圧状
態になるとウィンドガラス１２と弾接するため、空隙部
４１４は消失して接触面が増大し。

また弾接力も増大してシール性が一段と向上する。

したがって３本例によれば、高速走行時の風切音の発生
及び雨水塵埃等の侵入がなく、シール性に優れた自動車
用ウェザ−ストリップを堤供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は本発明の実施例にかかるウェザ−スト
リップを示し、第１図はその装着前の側面断面図、第２
図は車体への装着状態を示す側面断面図、第３図はす・
ンシュレスドア開口周縁にウェザ−ストリップを取付け
る位置説明図、第４図はその装着後でウィンドガラスが
当接して常圧状態の側面断面図、第５図はその装着後ウ
ィンドガラスが当接し減圧状態の側面断面図、第６図及
び第７図は従来例のウェザ−ストリップの装着説明図で
ある。１、　、　。１２、、。１３、、。１５、、。２８．　。３１．。４、　、。４　１、　　、　　。８０．　。９、　、。自動車、　　　　　１１．、、　　ドア開口部。ウィンドガラス。車体。開口側縁。ウェザ−ストリップ。基台部。中空シール部、４０．、、隔壁。常圧中空部、　　　４２．、、減圧中空部。エンジン。エアーホース。

Claims

【特許請求の範囲】自動車のサッシュレスドア開口部周縁に取付けてウィン
ドガラスと車体間をシールするための発泡ゴムからなる
ウェザーストリップであって、上記車体に固定するため
の基台部と、該基台部の近傍において車体の外側方向に
配設してウィンドガラス先端部に弾接する中空シール部
と、該中空シール部に隣接すると共に上記車体の内側方
向に配設してウィンドガラスの内側面に弾接するシール
リップ部とよりなり、上記中空シール部は隔壁によって常圧中空部と減圧中空
部とに分設し、また該減圧中空部にはエンジン負圧部を
接続し、エンジンの負圧により該減圧中空部内を減圧状
態にしたとき減圧中空部の形状を撓み状態となして上記
常圧中空部とシールリップ部とがウィンドガラス方向に
変形するようにしたことを特徴とする自動車用ウェザー
ストリップ。