JPH0638740Y2 - 自動車のドア用ウエザーストリップ - Google Patents

自動車のドア用ウエザーストリップ

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JPH0638740Y2
JPH0638740Y2 JP1989035484U JP3548489U JPH0638740Y2 JP H0638740 Y2 JPH0638740 Y2 JP H0638740Y2 JP 1989035484 U JP1989035484 U JP 1989035484U JP 3548489 U JP3548489 U JP 3548489U JP H0638740 Y2 JPH0638740 Y2 JP H0638740Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のドア用ウエザーストリップに関する
ものであって、特に高速走行する自動車に用いて好都合
なものである。
〔従来の技術〕 従来の自動車ドアのウエザーストリップのサブシール
は、リップ形態のものが普通であったが、シール性を向
上させるために中空形態とすることが提案され、採用さ
れ出した。
第4A図及び第4B図は従来の改善されたドア用ウエザース
トリップを示すものであって、第4A図に示す如くウエザ
ーストリップは、両側に嵌合用の縁6a,6bを有する取付
用の基部6、内側壁61、外側壁62、及び上側壁63とから
成り、貫通孔H3を有する本体と、その上部外側に、円弧
シール面30を有する上向き半円形態であって、外方に突
出する略一定肉厚T0の中空形態のサブシールS2と、本体
内側壁61から内側斜上方に突出する中空形態の第1シー
ルS1とから成っている。
そして、該ウエザーストリップを、第2図に示す如く、
フロントドアDのドアサッシュ10に適用してドアを閉じ
た状態でのB−B線断面を表わしたのが第4B図である。
該図から明らかな如く、ドアサッシュ10の取付部10aに
基部6を嵌着してウエザーストリップが取付けてあり、
第1シールS1はルーフサイドレール9に圧接変形してシ
ール作用を達成し、サブシールS2はドリップモール7の
下端曲面7aに圧接変形してシール作用を達成している。
〔考案が解決しようとする課題〕
自動車が高速走行すれば、フロントガラス面に衝突する
空気流を両側に分流させるために、フロントドアのガラ
ス面に負圧が作用して吸引力の発生することは知られて
おり、該吸出し力は、自動車の走行速度が180km/hで20k
gr程度、200km/hでは38kgr程度に達するものである。そ
して第4B図に示す如く、ドアの開放方向は矢印F1である
が、該引出し力は表面に対して垂直な矢印F2の方向であ
る。
従来のものにあっては、組付誤差によってドアが上がり
気味に組付けられた場合には、ドア閉止時にサブシール
S2が第4B図に示す如く、ドリップモール7の外表面と、
ドアサッシュ10外表面とを結ぶ面よりかなり膨出して見
栄えが悪い。また、ドアが下がり気味に組付けられた場
合には第4B図に示すようなサブシールS2の変形突出は比
較的小さくなるが、高速走行時の負圧による引出し力に
よってシール性を失なうおそれがある。また、高速走行
時でのシール性を確保するためには、サブシールS2のド
リップモール7に対する圧接保持力を大きくせねばなら
ず、必然的にドアの開閉が重くなる。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
例えば第1A図に示す如く、基部6、内側壁61、外側壁6
2、及び上側壁63で構成される中空本体の上方に、基部
6に対して、略垂直な厚肉の内壁1と、略水平な薄肉の
シール面3と、略垂直であって厚肉の上部から薄肉の下
部へと肉厚が上部から下部へ徐々に薄く変化した、即
ち、肉厚の徐変した、外壁2とから成るサブシールS2
突設し、本体内側壁から内側上方に中空第1シールS1
膨出する。
シール面は、薄肉であって、内壁上端及び外壁上端の両
厚肉部を連結した形態であるため、ドリップモールの下
端曲面をつつみ込む状態でシールし、シール面の追従性
が大となる。
また、厚肉で剛性の大な内壁の上端が、ドリップモール
の下面の内側への弯曲上昇部に当接して、自動車の高速
走行時に発生する大きな引出し力に十分対抗する。
また、外壁の垂直外面がドリップモール外面とドアサッ
シュ外面とを略平担にふさぎ、例え外壁に対する変形力
が働いても外壁下部の肉薄部が変形を吸収して外壁の外
面の平担性の喪失は最小限となる。
〔実施例〕
(例1) 第1A図に示す如く、両側に嵌合用の縁部6a,6bを備えた
基部6と、内側壁61と、外側壁62と、上側壁63とから成
る中央に孔H3を有する本体の上部に、基部に対して、垂
直で厚い肉厚T1の内壁1と、水平で薄い肉厚T3のシール
面3と、垂直で上端が厚い肉厚T2aで下端が薄い肉厚T2b
に肉厚が徐々に変化する、即ち、肉厚が徐変するする外
壁2とで孔H1を取囲んだ中空四角形状のサブシールS2
連設し、本体内側壁61に、内側上方に膨出した第1シー
ル面4と該シール面に略平行に、且つS字弯曲して上下
側壁51,52を橋渡しして中空部を孔H2a,H2bに分割するブ
リッジ5とを有する第1シールS1を連設した断面形状に
押出成形して、スポンジゴム製のウエザーストリップを
製造した。なお、サブシールS2の肉厚の寸法関係は、T1
>T2a>T3T2bとした。
得られたウエザーストリップを自動車のフロントドアの
ガラス板Gの嵌められたドアサッシュ10の取付部10aに
嵌着した。第1B図はドアDを閉じた状態での第2図のB
−B線位置での断面の部分拡大図であり、図に示す如
く、サブシールS2のドリップモール7の弯曲面下端7aへ
のシール作用は、薄肉のシール面3が内壁1の厚肉上端
1aと外壁2の厚肉上端2aとを連結する形態であるために
シール面3のみが変形して弯曲面下端7aに良く追従し
た。そして、外壁2に対する変形応力も、下端の薄肉部
2b近辺が変形して吸収したため、外壁2の外表面の平担
性が損なわれることなく、結局、ドリップモール7、サ
ブシールS2、及びドアサッシュ10の連続平担性が維持出
来た。
また、自動車高速走行時のF2方向の吸出し力に対して
も、厚肉内壁1の上端1aが、矢印F2線を基準に見てドリ
ップモール7の湾曲面下端7aから内方へ弯曲上昇した内
端部7bに係合しているために、下端7aが内壁1の上端1a
に対するロック機能を奏することとなった。そしてドア
の開閉はF1方向であるために、ドリップモール7の下端
7aが内壁上端1aをロックすることはなかった。
また、第1シールS1もドアの設定閉止状態では、S字弯
曲ブリッジ5が伸長抵抗作用して、第1シール面4がル
ーフサイドレール9のコーナ部9aをつつみ込むように作
用し、第1シール面4の追従性が著しく向上した。
(例2) 第3図に示す如く、例1に対してサブシールS2の断面形
状のみを変更した。即ち、外壁20は、上端肉厚をT2a
し、下部の最小肉厚T2bまで肉厚を徐変すると共に、外
壁20の下端に、所謂“よたり”と称する変形が生じない
ように、膨出玉縁Eを形成して、外壁20と本体の上側壁
63との連結を断ち、サブシールS2を垂直内壁1、水平シ
ール面3、及び垂下外壁20から成るフック形態とし、外
壁20は、外表面をやゝ内方に傾斜下降させると共に、そ
の垂下長lも例1の外壁より短かくした。
得られたウエザーストリップを例1と同様に使用したと
ころ、シール面3がドリップモール7の下面7aに好適に
追従して、外壁20がやゝ外方に偏向されたが、外壁の外
表面をあらかじめ内方に傾斜させているために、ドアD
を閉じたシール状態でのドリップモール7、サブシール
S2、及びドアサッシュ10で構成される外表面の平担性は
失なわれなかった。
また、自動車の高速走行時のF2方向の吸出し力に対する
内壁1の抵抗作用は例1のものと同じであり、シール面
3の追従性も十分であった。
〔考案の効果〕
シール面は薄肉であって両側に厚肉剛直部が存在するた
めに、ドリップモール下面への追従性が向上する。また
外壁は上端が厚肉であって変形し難いために、シール状
態でも外壁表面の平担性が失なわれない。また、下面が
弯曲して最下端7aと内方へ弯曲上昇する内端部7bとを有
するドリップモールに対し、サブシールS2の内壁は、ド
アの開閉にはロックしないが、自動車の高速走行時の吸
出し力に対してはロック機能を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1A図は、本考案の第1実施例にかかるウエザーストリ
ップの横断面図であり、第1B図は第1A図のウエザースト
リップのシール作用状態を示す第2図B−B線位置での
断面図である。 第2図は自動車のフロントドアの略示正面図である。 第3図は、本考案の第2実施例にかかるウエザーストリ
ップの横断面図である。 第4A図は、従来例の横断面図であり、第4B図は従来例の
シール作用状態を示す第2図B−B線位置での断面図で
ある。 1……内壁、2……外壁、 3……シール面、4……第1シール面、 5……ブリッジ、6……基部、 7……ドリップモール、 8……ドリップチャンネル、 9……ルーフサイドレール、 10……ドアサッシュ、D……ドア、 G……ガラス板、S1……第1シール、 S2……サブシール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付用基部(6)、内側壁(61)、外側壁
    (62)及び上側壁(63)で構成される中空本体の上方
    に、取付用の基部(6)に対して、略垂直な厚肉の内壁
    (1)と、略水平な薄肉のシール面(3)と、略垂直で
    あって厚肉の上部から薄肉の下部へと肉厚の徐変した外
    壁(2,20)とから成るサブシール(S2)を突設し、本体
    内側壁(61)から内側上方に第1シール(S1)を膨出し
    た自動車のドア用ウエザーストリップ。
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