JPH0617646Y2 - 自動車のドリツプシ−ル - Google Patents
自動車のドリツプシ−ルInfo
- Publication number
- JPH0617646Y2 JPH0617646Y2 JP1987002323U JP232387U JPH0617646Y2 JP H0617646 Y2 JPH0617646 Y2 JP H0617646Y2 JP 1987002323 U JP1987002323 U JP 1987002323U JP 232387 U JP232387 U JP 232387U JP H0617646 Y2 JPH0617646 Y2 JP H0617646Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- piece
- door
- tongue piece
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、自動車のボデイ側に装着されるドリツプシー
ルにおいて、ドアが閉じられた状態で、ボデイとドア周
縁との間の液密及び気密性を改良すると共に風切音の発
生を低減し、更にドアの閉じ易さを改良したドリツプシ
ールに関するものである。
ルにおいて、ドアが閉じられた状態で、ボデイとドア周
縁との間の液密及び気密性を改良すると共に風切音の発
生を低減し、更にドアの閉じ易さを改良したドリツプシ
ールに関するものである。
［従来の技術］ 第３図乃至第５図を参考にして説明する。
第３図はドアパネルのみを実線で示した自動車の概略正
面図で、１はルーフ部のボデイパネル、２，２は矢印Ｂ
の方向に開くようになつている左右のドアパネルであ
る。そして、第４図及び第５図は、第３図におけるＡの
部分を示している。
面図で、１はルーフ部のボデイパネル、２，２は矢印Ｂ
の方向に開くようになつている左右のドアパネルであ
る。そして、第４図及び第５図は、第３図におけるＡの
部分を示している。
自動車のドリツプシールを水及び空気シール用並びに風
切音低減用に兼用する従来構造として、ボデイパネル１
側に装着され、ドアが閉じられた状態で、ボデイパネル
１とドアパネル周縁部２ａの間をシールするように、ボ
デイパネル１とドアパネル周縁部２ａとの両者に当接す
る比較的肉厚の厚い中空のシール辺８ｂをＵ型取付部８
ｅの上面に設け、且つドアパネル周縁部２ａに当接する
舌片８ａをＵ型取付部８ｅの横面に上に湾曲する形状に
設けたドリツプシール８がある。
切音低減用に兼用する従来構造として、ボデイパネル１
側に装着され、ドアが閉じられた状態で、ボデイパネル
１とドアパネル周縁部２ａの間をシールするように、ボ
デイパネル１とドアパネル周縁部２ａとの両者に当接す
る比較的肉厚の厚い中空のシール辺８ｂをＵ型取付部８
ｅの上面に設け、且つドアパネル周縁部２ａに当接する
舌片８ａをＵ型取付部８ｅの横面に上に湾曲する形状に
設けたドリツプシール８がある。
［考案が解決しようとする問題点］ 上記従来のドリツプシール８は風切音の低減の点では優
れているが、水及び空気シール並びに閉じ易さの点で矛
盾を包含している。すなわち水及び空気シールを良くす
るためにシール片８ｂ及び舌片８ａの剛性を大にした
り、密着性を良くすればする程、閉じ難くなるという問
題点がある。具体的に述べれば、ボデイパネル１の水洗
を行つたり、運転中集中豪雨或は暴風雨に遭遇したりし
て、外側より水流の衝撃を受けたときでも、内部への水
洩れを防止するためには、水流の衝撃によつても中空シ
ール片８ｂ及び舌片８ａの変形による水洩れを起こさせ
ない剛性と、ドアパネル２及びボデイパネル１相方の面
に対して隙間を生じないよう適当に変形し、また押力が
除かれれば復元する弾力性が必要である。しかし剛性と
弾力性とを、容易に完全にドアを閉めることが出来しか
も前記の水流の衝撃を受けたときでも水洩れがしないよ
うにするには、それぞれ独立的に作用するシール片８ｂ
及び舌片８ａをもつドリツプシール８では困難である。
れているが、水及び空気シール並びに閉じ易さの点で矛
盾を包含している。すなわち水及び空気シールを良くす
るためにシール片８ｂ及び舌片８ａの剛性を大にした
り、密着性を良くすればする程、閉じ難くなるという問
題点がある。具体的に述べれば、ボデイパネル１の水洗
を行つたり、運転中集中豪雨或は暴風雨に遭遇したりし
て、外側より水流の衝撃を受けたときでも、内部への水
洩れを防止するためには、水流の衝撃によつても中空シ
ール片８ｂ及び舌片８ａの変形による水洩れを起こさせ
ない剛性と、ドアパネル２及びボデイパネル１相方の面
に対して隙間を生じないよう適当に変形し、また押力が
除かれれば復元する弾力性が必要である。しかし剛性と
弾力性とを、容易に完全にドアを閉めることが出来しか
も前記の水流の衝撃を受けたときでも水洩れがしないよ
うにするには、それぞれ独立的に作用するシール片８ｂ
及び舌片８ａをもつドリツプシール８では困難である。
本考案はこの問題を解決し、しかも構造簡単で、装着の
容易なドリツプシール構造を提供するものである。
容易なドリツプシール構造を提供するものである。
［問題点を解決するための手段］ 第１図乃至第３図を参考にして説明する。
本考案のドリツプシールは、ボデイパネル１に固着した
略水平突条１ａに嵌着されるＵ型取付部３ｅを有するド
リツプシールにおいて、Ｕ型取付部３ｅの上面車室外側
には舌片３ａがボデイパネル側に若干傾く如く立設され
ており、舌片３ａの車内側中程からシール片３ｂが外壁
を形成する如く湾曲帯状に延びて、その先端３ｃはボデ
イパネル１に達する如く形成され、またシール片３ｂの
先端３ｃから若干戻つた位置には、Ｕ型取付部３ｅの上
面車内側を結ぶ垂直辺３ｄが設けられて中空部３ｆを形
成し、且つドアを閉じたときには舌片３ａ先端とシール
片３ｂ中央上部とが共にドアパネル周縁部２ａに接触す
る如く構成したものである。
略水平突条１ａに嵌着されるＵ型取付部３ｅを有するド
リツプシールにおいて、Ｕ型取付部３ｅの上面車室外側
には舌片３ａがボデイパネル側に若干傾く如く立設され
ており、舌片３ａの車内側中程からシール片３ｂが外壁
を形成する如く湾曲帯状に延びて、その先端３ｃはボデ
イパネル１に達する如く形成され、またシール片３ｂの
先端３ｃから若干戻つた位置には、Ｕ型取付部３ｅの上
面車内側を結ぶ垂直辺３ｄが設けられて中空部３ｆを形
成し、且つドアを閉じたときには舌片３ａ先端とシール
片３ｂ中央上部とが共にドアパネル周縁部２ａに接触す
る如く構成したものである。
［作用］ ドアパネル２が車室方向に移動すると先ず舌片３ａの上
端を車室方向に押し、次いでシール片３ｂの中央上部を
下方向に押す。
端を車室方向に押し、次いでシール片３ｂの中央上部を
下方向に押す。
舌片３ａが車室方向に押されると、舌片３ａとシール片
３ｂの接続部も車室方向に変位する。
３ｂの接続部も車室方向に変位する。
舌片３ａとシール片３ｂの接続部が車室方向に変位する
と、シール片３ｂの斜辺部３ｈがＺａ方向に押されて、
シール片３ｂ中央上部をドアパネル周縁部２ａに一層強
く押さえ付ける。このためシール片３ｂ中央上部のシー
ル性が向上する。
と、シール片３ｂの斜辺部３ｈがＺａ方向に押されて、
シール片３ｂ中央上部をドアパネル周縁部２ａに一層強
く押さえ付ける。このためシール片３ｂ中央上部のシー
ル性が向上する。
シール片３ｂ中央上部がドアパネル周縁部２ａに接触す
ると、ドアパネル周縁部２ａからの反力がシール片３ｂ
中央上部を介して斜辺部３ｈをＺｂ方向に押し、シール
片３ｂと舌片３ａとの接続部を車外方向に変位すると共
に舌片３ａも車外方向に変位するのでシール性が向上す
る。
ると、ドアパネル周縁部２ａからの反力がシール片３ｂ
中央上部を介して斜辺部３ｈをＺｂ方向に押し、シール
片３ｂと舌片３ａとの接続部を車外方向に変位すると共
に舌片３ａも車外方向に変位するのでシール性が向上す
る。
［実施例］ 第１図乃至第３図を参考にして説明する。
１はボデイパネル、１ａはボデイパネル１に固着した略
水平突条、２はドアパネル、２ａはドアパネル周縁部で
ある。３はドリツプシール本体で、該ドリツプシール本
体３の横向きＵ型取付部３ｅが前記突条１ａに嵌着され
るようになつている。３ｇはＵ型取付部３ｄ内に埋入し
た芯金である。
水平突条、２はドアパネル、２ａはドアパネル周縁部で
ある。３はドリツプシール本体で、該ドリツプシール本
体３の横向きＵ型取付部３ｅが前記突条１ａに嵌着され
るようになつている。３ｇはＵ型取付部３ｄ内に埋入し
た芯金である。
Ｕ型取付部３ｅの上面車室外側には舌片３ａがボデイパ
ネル側に若干傾く如く立設されており、舌片３ａの車内
側中程からシール片３ｂが外壁を形成する如く湾曲帯状
に延びて、その先端３ｃはボデイパネル１に達する如く
形成され、またシール片３ｂの先端３ｃから若干戻つた
位置には、Ｕ型取付部３ｅの上面車内側を結ぶ垂直辺３
ｄが設けられて中空部３ｆを形成し、且つドアを閉じた
ときには舌片３ａ先端とシール片３ｂ中央上部とが共に
ドアパネル周縁部２ａに接触している。
ネル側に若干傾く如く立設されており、舌片３ａの車内
側中程からシール片３ｂが外壁を形成する如く湾曲帯状
に延びて、その先端３ｃはボデイパネル１に達する如く
形成され、またシール片３ｂの先端３ｃから若干戻つた
位置には、Ｕ型取付部３ｅの上面車内側を結ぶ垂直辺３
ｄが設けられて中空部３ｆを形成し、且つドアを閉じた
ときには舌片３ａ先端とシール片３ｂ中央上部とが共に
ドアパネル周縁部２ａに接触している。
［考案の効果］ 本考案においては、ドアパネル周縁部２ａに接するシー
ル片３ｂに舌片３ａを一体成形で隣接し、この舌片３ａ
がドアを閉じたとき湾曲してドアパネル周縁部２ａの近
傍に接触するようにし、而も舌片３ａのドアパネル周縁
部２ａへの接触によつてシール片３ｂのシール性が向上
し、またシール片３ｂのドアパネル２への接触によつて
舌片３ａのシール性が向上するようにしてある。このた
めシール片３ｂを洩れて通過した低水圧の若干の水が舌
片３ａに達するだけなので、シール性能を一層向上させ
る。このため、豪雨時や洗車時においても洩水を生ずる
恐れが少ないものである。
ル片３ｂに舌片３ａを一体成形で隣接し、この舌片３ａ
がドアを閉じたとき湾曲してドアパネル周縁部２ａの近
傍に接触するようにし、而も舌片３ａのドアパネル周縁
部２ａへの接触によつてシール片３ｂのシール性が向上
し、またシール片３ｂのドアパネル２への接触によつて
舌片３ａのシール性が向上するようにしてある。このた
めシール片３ｂを洩れて通過した低水圧の若干の水が舌
片３ａに達するだけなので、シール性能を一層向上させ
る。このため、豪雨時や洗車時においても洩水を生ずる
恐れが少ないものである。
さらに、形状的にも単純で、製作も、取付けも従来品と
殆ど変わらないものである。
殆ど変わらないものである。
第１図及び第２図は本考案の一例であつて、第１図はド
アが開かれた状態における構成図、第２図はドアが閉じ
られた状態における構成図である。第３図はドリツプシ
ールの取付箇所を示す自動車の正面図である。第４図及
び第５図は従来の一例を示すもので、第４図はドアが開
かれた状態を、第５図はドアが閉じられた状態をそれぞ
れ示すものである。 １……ボデイパネル １ａ……突条 ２……ドアパネル ２ａ……ドアパネル周縁部 ３……ドリツプシール本体 ３ａ……舌片 ３ｂ……シール片 ３ｃ……先端 ３ｄ……垂直辺 ３ｅ……Ｕ型取付部 ３ｆ……中空部 ３ｇ……芯金 ３ｈ……斜辺部 ８……ドリツプシール ８ａ……舌片 ８ｂ……シール辺 ８ｃ……先端 Za,Zb……斜辺部に作用する力の方向
アが開かれた状態における構成図、第２図はドアが閉じ
られた状態における構成図である。第３図はドリツプシ
ールの取付箇所を示す自動車の正面図である。第４図及
び第５図は従来の一例を示すもので、第４図はドアが開
かれた状態を、第５図はドアが閉じられた状態をそれぞ
れ示すものである。 １……ボデイパネル １ａ……突条 ２……ドアパネル ２ａ……ドアパネル周縁部 ３……ドリツプシール本体 ３ａ……舌片 ３ｂ……シール片 ３ｃ……先端 ３ｄ……垂直辺 ３ｅ……Ｕ型取付部 ３ｆ……中空部 ３ｇ……芯金 ３ｈ……斜辺部 ８……ドリツプシール ８ａ……舌片 ８ｂ……シール辺 ８ｃ……先端 Za,Zb……斜辺部に作用する力の方向
Claims (1)
- 【請求項１】ボデイパネル（１）に固着した略水平突条
に嵌着されるＵ型取付部を有するドリツプシールにおい
て、Ｕ型取付部（３ｅ）の上面車室外側には舌片（３
ａ）がボデイパネル側に若干傾く如く立設されており、
舌片（３ａ）の車内側中程からシール片（３ｂ）が外壁
を形成する如く湾曲帯状に延び、且つその先端（３ｃ）
はボデイパネル（１）に達する如く形成され、またシー
ル片（３ｂ）の先端（３ｃ）から若干戻つた位置には、
Ｕ型取付部（３ｅ）の上面車内側を結ぶ垂直辺（３ｄ）
が設けられて中空部（３ｆ）を形成し、且つドアを閉じ
たときには舌片（３ａ）先端とシール片（３ｂ）中央上
部とが共にドアパネル周縁部（２ａ）に接触する如く構
成したことを特徴とする自動車のドリツプシール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987002323U JPH0617646Y2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 自動車のドリツプシ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987002323U JPH0617646Y2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 自動車のドリツプシ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63110142U JPS63110142U (ja) | 1988-07-15 |
| JPH0617646Y2 true JPH0617646Y2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=30781059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987002323U Expired - Lifetime JPH0617646Y2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 自動車のドリツプシ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0617646Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011189880A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Toyoda Gosei Co Ltd | オープニングトリムウエザストリップ |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS594353U (ja) * | 1982-06-30 | 1984-01-12 | 日産車体株式会社 | 車両用ウエザ−ストリツプ構造 |
| JPS5934954A (ja) * | 1982-08-21 | 1984-02-25 | Nissan Motor Co Ltd | フロントピラ−のシ−ル構造 |
| JPS6032151U (ja) * | 1983-08-11 | 1985-03-05 | 本田技研工業株式会社 | 車両のドアシ−ル構造 |
| JPH0626951B2 (ja) * | 1983-09-20 | 1994-04-13 | 日産自動車株式会社 | ドリツプシ−ル |
-
1987
- 1987-01-09 JP JP1987002323U patent/JPH0617646Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63110142U (ja) | 1988-07-15 |
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