JP6710969B2 - ロボット制御装置、及びロボットシステム - Google Patents

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Description

この発明は、ロボット制御装置、及びロボットシステムに関する。
ロボットの部品の残りの寿命である余算を算出する技術の研究や開発が行われている。
これに関し、ロボットの部品である減速機の余算を算出するロボット制御装置が知られている(特許文献1参照)。
特開平07−107767号公報
しかしながら、このようなロボット制御装置は、ロボットの部品の現在の余算を表示することしかできず、情報が不十分であった。
上記課題の少なくとも一つを解決するために本発明の一態様は、ロボットに関する物体の寿命情報の履歴を記憶する記憶部、を備える記憶装置である。
この構成により、記憶装置は、ロボットに関する物体の寿命情報の履歴を記憶する。これにより、記憶装置は、ロボットに関する物体の寿命情報の履歴に基づく処理を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、記憶装置において、前記履歴を表示部に表示させる信号を出力する、構成が用いられてもよい。
この構成により、記憶装置は、寿命情報の履歴を表示部に表示させる信号を出力する。これにより、記憶装置は、寿命情報の履歴を表示部に表示させることができる。
また、本発明の他の態様は、記憶装置において、前記ロボットの動作情報に基づいて、前記寿命情報を演算する、構成が用いられてもよい。
この構成により、記憶装置は、ロボットの動作情報に基づいて、寿命情報を演算する。これにより、記憶装置は、ロボットの動作情報に基づいて演算した寿命情報の履歴に基づく処理を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、記憶装置において、前記物体は、前記ロボットが動作する際に負荷を受ける物体である、構成が用いられてもよい。
この構成により、記憶装置は、ロボットに関する物体であってロボットが動作する際に負荷を受ける物体の寿命情報の履歴を記憶する。これにより、記憶装置は、ロボットに関する物体であってロボットが動作する際に負荷を受ける物体の寿命情報の履歴に基づく処理を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、記憶装置において、前記物体は、減速機、モーター、タイミングベルト、ボールねじ、バッテリーの少なくとも1つである、構成が用いられてもよい。
この構成により、記憶装置は、ロボットに関する物体であって減速機、モーター、タイミングベルト、ボールねじ、バッテリーの少なくとも1つである物体の寿命情報の履歴を記憶する。これにより、記憶装置は、ロボットに関する物体であって減速機、モーター、タイミングベルト、ボールねじ、バッテリーの少なくとも1つである物体の寿命情報の履歴に基づく処理を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、記憶装置において、前記物体が前記減速機、前記モーター、前記タイミングベルト、前記ボールねじのいずれかの場合に、負荷トルク、動作速度、動作距離の少なくとも1つに基づいて前記寿命情報を演算する、構成が用いられてもよい。
この構成により、記憶装置は、ロボットに関する物体が減速機、モーター、タイミングベルト、ボールねじのいずれかの場合に、負荷トルク、動作速度、動作距離の少なくとも1つに基づいて寿命情報を演算する。これにより、記憶装置は、当該場合に、負荷トルク、動作速度、動作距離の少なくとも1つに基づいて演算した寿命情報の履歴に基づく処理を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、記憶装置において、前記物体が前記バッテリーの場合に、電力供給時間及び電力非供給時間の少なくとも1つに基づいて前記寿命情報を演算する、構成が用いられてもよい。
この構成により、記憶装置は、ロボットに関する物体がバッテリーの場合に、電力供給時間及び電力非供給時間の少なくとも1つに基づいて寿命情報を演算する。これにより、記憶装置は、当該場合に、電力供給時間及び電力非供給時間の少なくとも1つに基づいて演算した寿命情報の履歴に基づく処理を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、記憶装置において、前記物体に不具合が生じたことを示すエラー情報及び前記物体に不具合が生じた時刻を示すエラー発生時刻の少なくとも1つを前記記憶部に記憶する、構成が用いられてもよい。
この構成により、記憶装置は、ロボットのエラー情報及びエラー発生時刻の少なくとも1つを記憶部に記憶する。これにより、記憶装置は、ロボットのエラー情報及びエラー発生時刻の少なくとも1つを出力することができる。
また、本発明の他の態様は、記憶装置において、前記エラー情報及び前記エラー発生時刻の少なくとも1つと、前記履歴とを関連付けて表示部に表示させる信号を出力する、構成が用いられてもよい。
この構成により、記憶装置は、ロボットのエラー情報及びエラー発生時刻の少なくとも1つと、寿命情報の履歴とを関連付けて表示部に表示させる信号を出力する。これにより、記憶装置は、ロボットのエラー情報及びエラー発生時刻の少なくとも1つと、寿命情報の履歴とを関連付けて表示部に表示させることができる。
また、本発明の他の態様は、記憶装置において、所定の第1時間が経過する毎に演算した前記寿命情報を前記履歴のうちの第1履歴として前記記憶部に記憶し、前記第1時間よりも長い第2時間が経過する毎に演算した前記寿命情報を前記履歴のうちの第2履歴として前記記憶部に記憶する、構成が用いられてもよい。
この構成により、記憶装置は、所定の第1時間が経過する毎に演算した寿命情報を寿命情報の履歴のうちの第1履歴として記憶部に記憶し、第1時間よりも長い第2時間が経過する毎に演算した寿命情報を寿命情報の履歴のうちの第2履歴として記憶部に記憶する。これにより、記憶装置は、ロボットに関する物体の寿命情報の第1履歴及び第2履歴に基づく処理を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、記憶装置において、寿命情報に基づいた余算が第1閾値未満の場合に第1アラームを出力し、当該余算が前記第1閾値と異なる第2閾値未満の場合に第2アラームを出力する、構成が用いられてもよい。
この構成により、記憶装置は、寿命情報に基づいた余算が第1閾値未満の場合に第1アラームを出力し、当該余算が第1閾値と異なる第2閾値未満の場合に第2アラームを出力する。これにより、記憶装置は、余算に応じて異なるアラームを出力することができる。
また、本発明の他の態様は、記憶装置において、前記ロボットの関節毎の前記寿命情報を一覧表として表示部に表示させる信号を出力する、構成が用いられてもよい。
この構成により、記憶装置は、ロボットの関節毎の寿命情報を一覧表として表示部に表示させる信号を出力する。これにより、記憶装置は、前記ロボットの関節毎の前記寿命情報を一覧表として前記表示部に表示させることができる。
また、本発明の他の態様は、上記に記載の記憶装置を備え、前記ロボットを制御する、ロボット制御装置である。
この構成により、ロボット制御装置は、ロボットに関する物体の寿命情報の履歴を記憶する。これにより、ロボット制御装置は、ロボットに関する物体の寿命情報の履歴に基づく処理を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、上記に記載の記憶装置を備える、ロボットである。
この構成により、ロボットは、ロボットに関する物体の寿命情報の履歴を記憶する。これにより、ロボットは、ロボットに関する物体の寿命情報の履歴に基づく処理を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、上記に記載の記憶装置と、前記ロボットと、前記ロボットを制御するロボット制御装置と、を備えるロボットシステムである。
この構成により、ロボットシステムは、ロボットに関する物体の寿命情報の履歴を記憶する。これにより、ロボットシステムは、ロボットに関する物体の寿命情報の履歴に基づく処理を行うことができる。
以上により、記憶装置、ロボット制御装置、ロボット、及びロボットシステムは、ロボットに関する物体の寿命情報の履歴を記憶する。これにより、記憶装置、ロボット制御装置、ロボット、及びロボットシステムは、ロボットに関する物体の寿命情報の履歴に基づく処理を行うことができる。
実施形態に係るロボットシステム1の構成の一例を示す図である。 ロボット制御装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。 ロボット制御装置30の機能構成の一例を示す図である。 ロボット制御装置30がロボット20に関する物体の寿命情報の履歴のうちの第1履歴を記憶する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ロボット制御装置30がロボット20に関する物体の寿命情報の履歴のうちの第2履歴を記憶する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1履歴及び第2履歴のそれぞれに基づく処理に関する各種の画面をロボット制御装置30が表示する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 メイン画面の一例を示す図である。 寿命消費履歴表示画面の一例を示す図である。 ユーザーによりボタンBT5がタッチ(クリック)された後の表示制御部47が行う処理の流れの一例を示す図である。 第1寿命表示画面の一例を示す図である。 第2寿命表示画面の一例を示す図である。 エラー分析画面の一例を示す図である。 ユーザーによりボタンBT9がタッチ(クリック)された後の表示制御部47がエラー分析グラフを生成する処理の流れの一例を示す図である。 ロボット制御装置30が第1履歴及び第2履歴のそれぞれに基づいたアラーム画面を表示する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
<ロボットシステムの構成>
まず、ロボットシステム1の構成について説明する。
図1は、実施形態に係るロボットシステム1の構成の一例を示す図である。ロボットシステム1は、ロボット20とロボット制御装置30を備える。
ロボット20は、アームAと、アームAを支持する支持台Bを備える単腕ロボットである。単腕ロボットは、この一例におけるアームAのような1本のアーム(腕)を備えるロボットである。なお、ロボット20は、単腕ロボットに代えて、複腕ロボットであってもよく、ガントリロボットのような直動ロボットであってもよく、スカラロボットであってもよく、その他のロボットであってもよい。複腕ロボットは、2本以上のアーム(例えば、2本以上のアームA)を備えるロボットである。なお、複腕ロボットのうち、2本のアームを備えるロボットは、双腕ロボットとも称される。すなわち、ロボット20は、2本のアームを備える双腕ロボットであってもよく、3本以上のアーム(例えば、3本以上のアームA)を備える複腕ロボットであってもよい。
アームAは、エンドエフェクターEとマニピュレーターMを備える。
エンドエフェクターEは、この一例において、物体を把持可能な指部を備えるエンドエフェクターである。なお、エンドエフェクターEは、当該指部を備えるエンドエフェクターに代えて、空気の吸引や磁力、治具等によって物体を持ち上げることが可能な他のエンドエフェクターであってもよい。
エンドエフェクターEは、ケーブルによってロボット制御装置30と通信可能に接続されている。これにより、エンドエフェクターEは、ロボット制御装置30から取得される制御信号に基づく動作を行う。なお、ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の規格によって行われる。また、エンドエフェクターEは、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によってロボット制御装置30と接続される構成であってもよい。
マニピュレーターMは、7つの関節を備える。また、7つの関節はそれぞれ、図示しないアクチュエーターを備える。すなわち、マニピュレーターMを備えるアームAは、7軸垂直多関節型のアームである。なお、アームAは、これに代えて、7軸水平多関節型のアームであってもよい。アームAは、支持台Bと、エンドエフェクターEと、マニピュレーターMと、マニピュレーターMが備える7つの関節それぞれのアクチュエーターとによる連携した動作によって7軸の自由度の動作を行う。なお、アームAは、6軸以下の自由度で動作する構成であってもよく、8軸以上の自由度で動作する構成であってもよい。
アームAが7軸の自由度で動作する場合、アームAは、6軸以下の自由度で動作する場合と比較して取り得る姿勢が増える。これによりアームAは、例えば、動作が滑らかになり、更にアームAの周辺に存在する物体との干渉を容易に回避することができる。また、アームAが7軸の自由度で動作する場合、アームAの制御は、アームAが8軸以上の自由度で動作する場合と比較して計算量が少なく容易である。
マニピュレーターMが備える7つの(関節に備えられた)アクチュエーターはそれぞれ、ケーブルによってロボット制御装置30と通信可能に接続されている。これにより、当該アクチュエーターは、ロボット制御装置30から取得される制御信号に基づいて、マニピュレーターMを動作させる。なお、ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の規格によって行われる。また、マニピュレーターMが備える7つのアクチュエーターのうちの一部又は全部は、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によってロボット制御装置30と接続される構成であってもよい。
ロボット制御装置30は、この一例において、ロボット20の外部に設置されている。なお、ロボット制御装置30は、ロボット20の外部に設置される構成に代えて、ロボット20に内蔵される構成であってもよい。ロボット制御装置30は、ロボット20に制御信号を送信することにより、ロボット20を動作させる。これにより、ロボット制御装置30は、ロボット20に所定の作業を行わせる。所定の作業は、例えば、図示しない給材領域から図示しない対象物を把持し、把持した対象物を図示しない除材領域に除材する作業である。なお、所定の作業は、これに代えて、他の作業であってもよい。対象物は、例えば、産業用の部品や部材、装置等である。なお、対象物は、これに代えて、産業用ではない日用品の部品や部材、装置等であってもよく、細胞等の生体であってもよい。
<ロボット制御装置が行う処理の概要>
以下、ロボット制御装置30が行う処理の概要について説明する。
この一例におけるロボット制御装置30は、ロボット20に関する物体の寿命情報の履歴を記憶する。
ロボット20に関する物体は、例えば、ロボット20が動作する際に負荷を受ける物体である。具体的には、ロボット20が動作する際に負荷を受ける物体は、この一例において、減速機、モーター、タイミングベルト、ボールねじ、バッテリーの少なくとも1つである。なお、ロボット20に関する物体は、これらに代えて、ロボット20を構成する他の部品や部材、装置等であってもよく、ロボット制御装置30を構成する部品や部材、装置等であってもよく、ロボット20と通信可能な周辺装置であってもよく、ティーチングペンダント等のようにロボット制御装置30と通信可能な周辺装置であってもよく、撮像部や作業台、治具、ツール等のロボットシステム1で使用される装置や器具等であってもよい。ロボット20と通信可能な周辺機器は、ロボット制御装置30と異なる周辺機器である。
ロボット20に関する物体の寿命情報は、当該物体の寿命が消費された割合を表す寿命消費率を示す情報である寿命消費率情報を含む情報である。ロボット20に関する物体の寿命情報の履歴を記憶することにより、ロボット制御装置30は、ロボットに関する物体の寿命情報の履歴に基づく処理を行うことができる。当該履歴に基づく処理は、例えば、当該履歴を表示部に表示する処理等である。以下では、ロボット制御装置30がロボット20に関する物体の寿命情報の履歴を記憶する処理について詳しく説明する。また、以下では、ロボット制御装置30が行う当該履歴に基づく処理について詳しく説明する。
<ロボット制御装置のハードウェア構成>
以下、図2を参照し、ロボット制御装置30のハードウェア構成について説明する。図2は、ロボット制御装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。ロボット制御装置30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)31と、記憶部32と、入力受付部33と、通信部34と、表示部35を備える。また、ロボット制御装置30は、通信部34を介してロボット20と通信を行う。これらの構成要素は、バスBusを介して相互に通信可能に接続されている。
CPU31は、記憶部32に格納された各種プログラムを実行する。
記憶部32は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含む。なお、記憶部32は、ロボット制御装置30に内蔵されるものに代えて、CF(Compact Flash、登録商標)やUSB等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶装置であってもよい。記憶部32は、ロボット制御装置30が処理する各種情報や画像、プログラム、前述の寿命情報等を格納する。
入力受付部33は、例えば、キーボードやマウス、タッチパッド等を備えたティーチングペンダントや、その他の入力装置である。なお、入力受付部33は、タッチパネルとして表示部35と一体に構成されてもよい。
通信部34は、例えば、USB等のデジタル入出力ポートやイーサネット(登録商標)ポート等を含んで構成される。
表示部35は、例えば、液晶ディスプレイパネル、あるいは、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイパネルである。
<ロボット制御装置の機能構成>
以下、図3を参照し、ロボット制御装置30の機能構成について説明する。図3は、ロボット制御装置30の機能構成の一例を示す図である。ロボット制御装置30は、記憶部32と、表示部35と、ロボット制御部36と、記憶装置40を備える。
ロボット制御部36は、ロボット制御装置30の全体を制御する。また、ロボット制御部36は、ロボット20を動作させ、ロボット20に所定の作業を行わせる。
記憶装置40は、負荷算出部41と、寿命情報生成部43と、記憶制御部45と、表示制御部47と、計時部49を備える。記憶装置40が備えるこれらの機能部は、例えば、CPU31が、記憶部32に記憶された各種プログラムを実行することにより実現される。また、当該機能部のうちの一部又は全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。なお、記憶装置40は、ロボット制御装置30と別体であってもよい。この場合、記憶装置40は、記憶部32と異なる記憶部を備え、有線又は無線によってロボット制御装置30と通信可能に接続される。
負荷算出部41は、所定の条件である第1条件が満たされる毎に、記憶制御部45が記憶部32に記憶させた動作情報に基づいて、ロボット20が動作する際に負荷を受ける物体に加わる負荷を表す値を算出する。また、負荷算出部41は、所定の条件である第2条件が満たされる毎に、記憶制御部45が記憶部32に記憶した動作情報に基づいて、ロボット20が動作する際に負荷を受ける物体に加わる負荷を表す値を算出(演算)する。第1条件及び第2条件については後述する。
動作情報は、回転数情報と、トルク情報と、時刻情報とが対応付けられた情報である。回転数情報は、ロボット20が備える各アクチュエーターの単位時間当たりの回転数(単位は、例えば、rpm(Revolution Per Minutes))を示す情報である。トルク情報は、当該各アクチュエーターが発生させたトルク(単位は、例えば、N・m)を示す情報である。時刻情報は、動作情報が記憶部32に記憶された時刻である。なお、動作情報は、回転数情報、トルク情報、時刻情報のうちの一部又は全部に代えて、負荷を表す値を算出するために用いる他の情報が含まれてもよく、回転数情報、トルク情報、時刻情報に加えて、負荷を表す値を算出するために用いる他の情報が含まれてもよい。
負荷を表す値は、ロボット20が動作する際に負荷を受ける物体に応じて予め決められており、例えば、当該物体が減速機、モーター、タイミングベルト、ボールねじのいずれかである場合、所定の期間内における負荷トルク、動作速度、動作距離の少なくとも1つの値である。負荷トルクは、当該物体が発生させたトルクの所定の期間内における平均値である。動作速度は、当該物体が動いた速度の所定の期間内における平均値、又は当該物体が動いた角速度の所定の期間内における平均値の少なくとも一方である。動作距離は、当該物体が動いた距離の所定の期間内における累計値、又は当該物体が動いた角度(又は回転数)の所定の期間内における累計値の少なくとも一方である。当該場合、負荷を表す値は、負荷トルク、動作速度、動作距離のうちの一部又は全部に代えて、他の値であってもよく、負荷トルク、動作速度、動作距離に加えて、他の値を含んでもよい。また、例えば、当該物体がバッテリーの場合、負荷を表す値は、電力供給時間又は電力非供給時間の少なくとも一方である。また、当該場合、負荷を表す値は、電力供給時間、電力非供給時間のうちのいずれか一方又は両方に代えて、他の値であってもよく、電力供給時間、電力非供給時間に加えて、他の値を含んでもよい。
寿命情報生成部43は、負荷算出部41が算出した負荷を表す値に基づいて寿命情報を生成する。
記憶制御部45は、ロボット20が備える各アクチュエーターのエンコーダーから取得された動作情報を、予め決められた時間が経過する毎に記憶部32に記憶させる。当該時間は、例えば、0.5秒程度である。なお、当該時間は、他の時間であってもよい。また、記憶制御部45は、寿命情報生成部43が生成した寿命情報を記憶部32に記憶させる。
表示制御部47は、表示部35に表示させる各種の画面を生成する。表示制御部47は、生成した画面を表示部35に表示させる。表示制御部47は、寿命情報生成部43が生成した寿命情報に基づいたアラーム(警告)を示す画面であるアラーム画面を生成し、生成したアラーム画面を表示部35に表示させる。なお、表示制御部47は、寿命情報生成部43が生成した寿命情報に基づくアラームを示す音であるアラーム音をスピーカーに出力させる構成であってもよい。この場合、ロボット制御装置30はスピーカーを備える。
計時部49は、時刻を計時する。
<ロボット制御装置がロボットに関する物体の寿命情報の履歴を記憶する処理>
以下、図4及び図5を参照し、ロボット制御装置30がロボット20に関する物体の寿命情報の履歴を記憶する処理について説明する。
この一例におけるロボット制御装置30は、ロボット20に関する物体の寿命情報の履歴を記憶する際、第1条件が満たされる毎に生成した寿命情報を第1履歴として記憶し、第2条件が満たされる毎に生成した寿命情報を第2履歴として記憶する。第1条件及び第2条件は、ロボット制御装置30が第1履歴として寿命情報を記憶する頻度よりも、ロボット制御装置30が第2履歴として寿命情報を記憶する頻度の方が少なくなるように予め決められる条件である。
例えば、第1条件は、所定の時間である第1時間が経過することである。この場合、第2条件は、第1時間よりも長い第2時間が経過することである。以下では、一例として、第1時間が1時間であり、第2時間が24時間である場合について説明する。なお、第1時間は、これに代えて、他の時間であってもよい。また、第2時間は、これに代えて、第1時間よりも長い他の時間であってもよい。また、第1条件は、第1時間が経過することに代えて、ロボット20が所定の作業を所定の回数である第1回数分だけ行うことであってもよい。この場合、第2条件は、ロボット20が所定の作業を第1回数よりも多い第2回数分だけ行うことである。
図4は、ロボット制御装置30がロボット20に関する物体の寿命情報の履歴のうちの第1履歴を記憶する処理の流れの一例を示すフローチャートである。図4に示したフローチャートでは、一例として、ロボット20に関する物体が、マニピュレーターMが有する関節のうちのエンドエフェクターEを回転させる関節である関節J7が備えるタイミングベルトである場合について説明する。
負荷算出部41は、第1条件が満たされるまで、すなわち第1時間が経過するまで待機する(ステップS110)。負荷算出部41は、計時部49が計時した時刻に基づいて第1時間が経過したか否かを判定する。第1時間が経過したと判定した場合(ステップS110−YES)、負荷算出部41は、現在の時刻から第1時間だけ遡った時刻から現在の時刻までの時間内におけるタイミングベルトの回転数の累計値を、当該タイミングベルトの負荷を表す値として算出する(ステップS115)。ここで、ステップS115の処理について説明する。
負荷算出部41は、現在の時刻から第1時間の分だけ遡った時刻から現在の時刻までの時間内において記憶制御部45によって記憶部32に記憶された動作情報をすべて読み出す。負荷算出部41は、読み出した動作情報に含まれる回転数情報であってタイミングベルトを動かすアクチュエーターの回転数情報に基づいて、当該アクチュエーターの回転数の当該時間内における単位時間当たりの平均値を算出する。負荷算出部41は、算出した当該平均値に第1時間を乗じることによって、当該アクチュエーターの当該時間内における回転数を算出する。
また、負荷算出部41は、予め記憶部32に記憶された形状情報を記憶部32から読み出す。形状情報は、ロボット20に関する物体及び当該物体に関連する部品や部材、装置等の形状や大きさを示す情報である。すなわち、形状情報は、この一例において、タイミングベルト及びタイミングベルトに関連する部品や部材、装置等の形状や大きさを示す情報である。タイミングベルトに関連する部品や部材、装置は、例えば、タイミングベルトを動かすアクチュエーターや、タイミングベルトが掛けられたプーリー等のことである。負荷算出部41は、読み出した形状情報と、算出した回転数であってタイミングベルトを動かすアクチュエーターの回転数とに基づいて、タイミングベルトの回転数の累計値をタイミングベルトの負荷を表す値として算出する。当該累計値は、現在の時刻から第1時間の分だけ遡った時刻から現在の時刻までの時間内におけるタイミングベルトの回転数の累計値である。より具体的には、負荷算出部41は、算出した回転数であってタイミングベルトを動かすアクチュエーターの回転数を、形状情報に基づいて、現在の時刻から第1時間だけ遡った時刻から現在の時刻までの時間内におけるタイミングベルトの回転数の累計値に変換する。
ステップS115においてタイミングベルトの負荷を表す値が算出された後、寿命情報生成部43は、ステップS115において負荷算出部41が算出したタイミングベルトの負荷を表す値に基づいてタイミングベルトの寿命情報を生成(演算)する(ステップS120)。ここで、ステップS120の処理について説明する。
寿命情報生成部43は、負荷算出部41が記憶部32から読み出した形状情報からタイミングベルトの屈曲回数N1と、タイミングベルトの歯数N2と、タイミングベルトが掛けられたプーリーの歯数N3とを抽出する。寿命情報生成部43は、抽出した屈曲回数N1、歯数N2、歯数N3のそれぞれと、ステップS120において負荷算出部41が算出したタイミングベルトの回転数の累計値とに基づいて、以下に示した式(1)を用いてタイミングベルトの寿命を算出する。
h=(N1×N2)/(N4×N3×k) ・・・(1)
ここで、hは、タイミングベルトの寿命を示す。また、N4は、ステップS120において負荷算出部41が算出したタイミングベルトの回転数の累計値を示す。また、kは、上記の式(1)の右辺の次元を時間に変換するとともに、上記の式(1)の右辺の値をタイミングベルトのL10寿命に変換する係数である。kは、予め記憶部32に記憶されており、寿命情報生成部43によって読み出される。L10寿命は、ある物体を使用し始めてから、10%の確率で当該物体に不具合が発生するまでの時間である。kは、この一例において、60[1/hour]である。なお、kは、上記の式(1)の右辺の次元を時間に変換するとともに、上記の式(1)の右辺の値をタイミングベルトのL50寿命に変換する係数であってもよい。L50寿命は、ある物体を使用し始めてから、50%の確率で当該物体に不具合が発生するまでの時間である。また、寿命情報生成部43は、上記の式(1)に代えて、他の式を用いてタイミングベルトの寿命を算出する構成であってもよい。上記の式(1)のようにロボット20に関する物体の寿命を算出する式は、当該物体に応じて異なる。そのため、寿命情報生成部43には、当該物体に応じた式を示す情報が予め記憶される。
また、寿命情報生成部43は、負荷算出部41が記憶部32から読み出した動作情報及び形状情報に基づいて、タイミングベルトが動いている時間の累計値である稼働時間を算出する。具体的には、寿命情報生成部43は、動作情報に含まれる回転数情報及び時刻情報に基づいて、アクチュエーターが動いている時間を算出し、算出した時間を稼働時間に変換する。そして、寿命情報生成部43は、算出したタイミングベルトの寿命を示す情報と、算出したタイミングベルトの稼働時間を示す情報とに基づいて寿命消費率を算出する。寿命消費率は、当該寿命がLT1であり、当該稼働時間がMT1である場合、(MT1/LT1)×100[%]である。
ある物体の寿命消費率は、当該物体の寿命のうちの消費した寿命の割合である。つまり、当該物体の寿命消費率が100%に達した場合、当該物体には、寿命LT1がL10寿命であるため、10%の確率で不具合が発生する。
寿命情報生成部43は、算出した寿命消費率を示す寿命消費率情報と、算出したタイミングベルトの寿命を示す情報と、算出したタイミングベルトの稼働時間を示す情報と、計時部49が計時した現在の時刻を示す時刻情報とを対応付けた寿命情報を生成する。すなわち、この一例における寿命情報は、これらの情報が互いに対応付けられた情報である。なお、当該時刻情報は、寿命情報が生成された時刻を示す情報である。
ステップS120において寿命情報が生成された後、記憶制御部45は、ステップS120において寿命情報生成部43が生成した寿命情報を、第1時間が経過する毎に記憶される寿命情報の履歴である第1履歴として記憶部32に記憶させる(ステップS130)。次に、負荷算出部41は、タイミングベルトの寿命情報を記憶部32に記憶させる処理を終了させる操作を入力受付部33を介して受け付けたか否かを判定する(ステップS140)。タイミングベルトの寿命情報を記憶部32に記憶させる処理を終了させる操作を入力受付部33を介して受け付けていないと判定した場合(ステップS140−NO)、負荷算出部41は、ステップS110に遷移し、再び第1時間が経過するまで待機する。一方、タイミングベルトの寿命情報を記憶部32に記憶させる処理を終了させる操作を入力受付部33を介して受け付けたと負荷算出部41が判定した場合(ステップS140−YES)、記憶装置40は処理を終了する。
なお、第1時間が第2時間と比べて短いため、記憶制御部45は、第1履歴として記憶部32に記憶させた寿命情報のうちの所定の保存期間以上前に記憶させた寿命情報を削除する構成であってもよい。所定の保存期間は、第2時間よりも長い時間であり、例えば、48時間である。これにより、記憶制御部45は、記憶容量の小さな記憶部を記憶部32として備えることができる。なお、所定の保存期間は、これに代えて、第2時間よりも長い他の時間であってもよい。
図5は、ロボット制御装置30がロボット20に関する物体の寿命情報の履歴のうちの第2履歴を記憶する処理の流れの一例を示すフローチャートである。図5に示したフローチャートでは、一例として、ロボット20に関する物体が、関節J7が備えるタイミングベルトである場合について説明する。なお、以下では、図5に示したフローチャートにおけるステップS115、ステップS120、ステップS140のそれぞれの処理は、図4に示したフローチャートにおけるステップS115、ステップS120、ステップS140のそれぞれの処理と同様の処理であるため説明を省略する。
負荷算出部41は、第2条件が満たされるまで、すなわち第2時間が経過するまで待機する(ステップS210)。負荷算出部41は、計時部49が計時した時刻に基づいて第2時間が経過したか否かを判定する。第2時間が経過したと判定した場合(ステップS210−YES)、負荷算出部41は、ステップS115に遷移し、現在の時刻から第2時間だけ遡った時刻から現在の時刻までの時間内におけるタイミングベルトの回転数の累計値を、当該タイミングベルトの負荷を表す値として算出する。
図5に示したフローチャートにおけるステップS120の処理が行われた後、記憶制御部45は、当該ステップS120において寿命情報生成部43が生成した寿命情報を、第2時間が経過する毎に記憶される寿命情報の履歴である第2履歴として記憶部32に記憶させる(ステップS230)。
このように、ロボット制御装置30は、2つの異なるタイミングにおいて記憶された第1履歴及び第2履歴のそれぞれに基づく処理を行うことができる。寿命情報の履歴に基づく処理は、例えば、不具合発生時推定処理や余算算出処理等である。不具合発生時推定処理は、ロボット20に関する物体に不具合が発生した時刻を推定する処理である。不具合発生時推定処理では、寿命情報を記憶する時間間隔が短いほど、当該物体に不具合が発生した時刻を精度良く推定することができる。このため、不具合発生時推定処理には、第2履歴よりも第1履歴を用いることが望ましい。
一方、余算算出処理は、当該物体の余算を算出する処理である。余算算出処理では、寿命情報を記憶する時間間隔が短いことによって当該物体の余算を算出する精度が高くなるメリットよりも、寿命情報を記憶する時間間隔が短いことによって寿命情報を記憶する記憶領域を大きくしなければならないデメリットの方が大きい場合がある。このような場合の例としては、ロボット制御装置30に大きな記憶領域を有する記憶部を備えさせる金銭的な予算が足りない場合等である。このような場合、余算算出処理には、第1履歴よりも第2履歴を用いることが望ましい。
この一例におけるロボット制御装置30は、不具合発生時推定処理や余算算出処理のような第1履歴及び第2履歴のそれぞれに基づく処理を、第1履歴及び第2履歴のそれぞれに基づく処理に関する各種の画面であって表示部35に表示する画面を介してユーザーから受け付けた操作に基づいて開始する。そこで、以下では、これらの処理を、第1履歴及び第2履歴のそれぞれに基づく処理に関する各種の画面とともに説明する。
<第1履歴及び第2履歴のそれぞれに基づく処理に関する各種の画面をロボット制御装置が表示する処理>
以下、図6を参照し、第1履歴及び第2履歴のそれぞれに基づく処理に関する各種の画面をロボット制御装置30が表示する処理について説明する。図6は、第1履歴及び第2履歴のそれぞれに基づく処理に関する各種の画面をロボット制御装置30が表示する処理の流れの一例を示すフローチャートである。この一例において、ロボット制御装置30は、動作モードを第1履歴及び第2履歴のそれぞれに基づく処理を行うモードに切り替える操作を入力受付部33を介して受け付けることによって図6に示したフローチャートの処理を開始する。
動作モードが第1履歴及び第2履歴のそれぞれに基づく処理を行うモードに切り替えられた後、表示制御部47は、表示部35にメイン画面を表示させる情報であるメイン画面情報を生成する(ステップS310)。メイン画面は、第1履歴及び第2履歴のそれぞれに基づく処理をユーザーに選択させる画面である。
次に、表示制御部47は、メイン画面を表示部35に表示させる信号として、ステップS310において生成したメイン画面情報を含む信号を表示部35に出力する。これにより、表示制御部47は、メイン画面を表示部35に表示させる(ステップS320)。ここで、図7を参照し、メイン画面について説明する。
図7は、メイン画面の一例を示す図である。図7に示したメイン画面P1は、例えば、ボタンBT1〜ボタンBT4の4つのボタンを含む。なお、メイン画面P1は、ボタンBT1〜ボタンBT4の一部又は全部に代えて、他のGUI(Graphical User Interface)を含む構成であってもよく、ボタンBT1〜ボタンBT4に加えて、他のGUIを含む構成であってもよい。
ボタンBT1は、寿命消費履歴表示画面を表示部35に表示させるボタンである寿命消費履歴表示ボタンである。寿命消費履歴表示画面は、ユーザーが選択した物体であってロボット20に関する物体を使用し始めた時刻から現在の時刻までの期間における当該物体の寿命消費率の変化を表すグラフと、当該部品の余算とを表示する画面である。ユーザーによりボタンBT1がタッチ(クリック)された場合、表示制御部47は、表示部35に寿命消費履歴表示画面を表示させる情報である寿命消費履歴表示画面情報を生成する。表示制御部47は、寿命消費履歴表示画面を表示部35に表示させる信号として、生成した寿命消費履歴表示画面情報を含む信号を表示部35に出力する。これにより、表示制御部47は、寿命消費履歴表示画面を表示部35に表示させる。当該信号は、寿命情報の履歴を表示させる信号の一例である。
ボタンBT2は、第1寿命表示画面を表示部35に表示させるボタンである第1寿命表示画面表示ボタンである。第1寿命表示画面は、ロボット20の関節毎の部品の余算を表示する画面である。当該部品は、図7に示した例におけるロボット20に関する物体の一例である。ユーザーによりボタンBT2がタッチ(クリック)された場合、表示制御部47は、表示部35に第1寿命表示画面を表示させる情報である第1寿命表示画面情報を生成する。表示制御部47は、第1寿命表示画面を表示部35に表示させる信号として、生成した第1寿命表示画面情報を含む信号を表示部35に出力する。これにより、表示制御部47は、第1寿命表示画面を表示部35に表示させる。
ボタンBT3は、第2寿命表示画面を表示部35に表示させるボタンである第2寿命表示画面表示ボタンである。第2寿命表示画面は、ロボット20の関節毎の部品の推奨交換日月日を表示する画面である。ユーザーによりボタンBT3がタッチ(クリック)された場合、表示制御部47は、表示部35に第2寿命表示画面を表示させる情報である第2寿命表示画面情報を生成する。表示制御部47は、第2寿命表示画面を表示部35に表示させる信号として、生成した第2寿命表示画面情報を含む信号を表示部35に出力する。これにより、表示制御部47は、第2寿命表示画面を表示部35に表示させる。
ボタンBT4は、エラー分析画面を表示部35に表示させるボタンであるエラー分析画面表示ボタンである。エラー分析画面は、ロボット20の関節毎の部品に不具合が生じたか否かを推定する画面である。ユーザーによりボタンBT4がタッチ(クリック)された場合、表示制御部47は、表示部35にエラー分析画面を表示させる情報であるエラー分析画面情報を生成する。表示制御部47は、エラー分析画面を表示部35に表示させる信号として、生成したエラー分析画面情報を含む信号を表示部35に出力する。これにより、表示制御部47は、エラー分析画面を表示部35に表示させる。
ステップS320において表示部35にメイン画面P1が表示された後、表示制御部47は、表示部35に表示させたメイン画面P1を介してユーザーから画面選択操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS330)。画面選択操作は、メイン画面P1に含まれるボタンBT1〜ボタンBT4のうちのいずれかをユーザーがタッチ(クリック)し、ユーザーが表示部35に表示したい所望の画面を選択して表示部35に表示させる操作のことである。
画面選択操作を受け付けていないと判定した場合(ステップS330−NO)、表示制御部47は、終了操作をユーザーから受け付けたか否かを判定する(ステップS360)。終了操作は、第1履歴及び第2履歴のそれぞれに基づく処理を終了する操作である。表示制御部47は、ハードウェアボタンを介して終了操作をユーザーから受け付ける構成であってもよく、ソフトウェアボタンを介して終了操作をユーザーから受け付ける構成であってもよい。
終了操作をユーザーから受け付けていないと判定した場合(ステップS360−NO)、表示制御部47は、ステップS330に遷移し、再び表示部35に表示させたメイン画面P1を介してユーザーから画面選択操作を受け付けたか否かを判定する。一方、終了操作をユーザーから受け付けたと判定した場合(ステップS360−YES)、表示制御部47は、処理を終了する。
一方、ステップS330において画面選択操作を受け付けたと判定した場合(ステップS330−YES)、表示制御部47は、受け付けた画面選択操作に応じた画面を表示部35に表示させるための画面情報を生成する(ステップS340)。例えば、受け付けた画面選択操作がボタンBT1をタッチ(クリック)する操作であった場合、表示制御部47は、画面選択操作に応じた画面として寿命消費履歴表示画面を表示部35に表示させるための寿命消費履歴表示画面情報を生成する。また、受け付けた画面選択操作がボタンBT3をタッチ(クリック)する操作であった場合、表示制御部47は、画面選択操作に応じた画面として第2寿命表示画面を表示部35に表示させるための第2寿命表示画面情報を生成する。
次に、表示制御部47は、ステップS340において生成した画面情報を含む信号を表示部35に出力し、当該画面情報に基づく画面を表示部35に表示させる(ステップS350)。例えば、当該画面情報が寿命消費履歴表示画面情報であった場合、表示制御部47は、寿命消費履歴表示画面情報を含む信号を表示部35に出力し、寿命消費履歴表示画面情報に基づく寿命消費履歴表示画面を表示部35に表示させる。また、当該画面情報が第2寿命表示画面情報であった場合、表示制御部47は、第2寿命表示画面情報を含む信号を表示部35に出力し、第2寿命表示画面情報に基づく第2寿命表示画面を表示部35に表示させる。そして、表示制御部47は、ステップS360に遷移し、第1履歴及び第2履歴のそれぞれに基づく処理を終了する操作である終了操作をユーザーから受け付けたか否かを判定する。
<寿命消費履歴表示画面においてロボット制御装置が行う処理>
以下、図8及び図9を参照し、寿命消費履歴表示画面においてロボット制御装置30が行う処理について説明する。図8は、寿命消費履歴表示画面の一例を示す図である。
この一例において、メイン画面P1に含まれるボタンBT1がタッチ(クリック)された場合、表示制御部47は、図8に示した寿命消費履歴表示画面P2を表示部35に表示させる。寿命消費履歴表示画面P2は、プルダウンメニューPM1と、プルダウンメニューPM2と、出力欄RT1と、ボタンBT5と、領域RA1とを含む。なお、寿命消費履歴表示画面P2は、プルダウンメニューPM1と、プルダウンメニューPM2と、出力欄RT1と、ボタンBT5と、領域RA1との一部又は全部に代えて、他のGUI(Graphical User Interface)を含む構成であってもよく、プルダウンメニューPM1と、プルダウンメニューPM2と、出力欄RT1と、ボタンBT5と、領域RA1とに加えて、他のGUIを含む構成であってもよい。
プルダウンメニューPM1は、ロボット20に関する物体の一覧(リスト)からユーザーが所望の物体を選択するためのGUIである。図8に示した例では、プルダウンメニューPM1によって関節J7のタイミングベルトがユーザーにより所望の部品として選択されている。
プルダウンメニューPM2は、ロボット20に関する物体を使用し始めた時刻から現在の時刻までの期間である稼働期間を第2時間毎に分割した1以上の区間の中からユーザーが所望の区間を選択するためのGUIである。以下では、当該区間のそれぞれを、稼働区間と称して説明する。図8に示した例では、プルダウンメニューPM2によって稼働区間W1がユーザーにより所望の稼働区間として選択されている。なお、プルダウンメニューPM2は、稼働期間を他の時間毎に分割した1以上の区間の中からユーザーが所望の区間を選択するためのGUIであってもよい。
出力欄RT1は、ユーザーによりボタンBT5がタッチされた場合に、プルダウンメニューPM1により選択された物体の余算を表示制御部47が表示させる欄である。
ボタンBT5は、領域RA1に寿命グラフを表示させるボタンであるグラフ表示ボタンである。寿命グラフは、プルダウンメニューPM1によってユーザーが選択した物体の稼働期間における寿命消費率の変化を表すグラフである。
ユーザーによりボタンBT5がタッチ(クリック)された場合、表示制御部47は、記憶部32に第2履歴として記憶された寿命情報を記憶部32から読み出す。表示制御部47は、読み出した寿命情報に基づいて寿命グラフを生成する。表示制御部47は、生成した寿命グラフを領域RA1に表示させる。なお、ユーザーによりボタンBT5がタッチ(クリック)された場合、表示制御部47が、記憶部32に第1履歴として記憶された寿命情報を記憶部32から読み出す構成であってもよい。
領域RA1は、ユーザーによりボタンBT5がタッチ(クリック)された場合に表示制御部47が寿命グラフを表示する領域である。図8に示した例では、領域RA1には、寿命グラフGR1が表示されている。
寿命グラフGR1には、一例として、2つの稼働区間のそれぞれの寿命情報に含まれる寿命消費率がプロットされている。寿命グラフGR1の横軸は、時刻(この一例において、年月日を含む時刻)を示す。当該横軸の時刻st1は、稼働期間の始点であり、プルダウンメニューPM1によってユーザーが選択した物体を使用し始めた時刻である。寿命グラフGR1の縦軸は、寿命消費率(単位は、この一例において、%)を示す。
稼働区間W1は、プルダウンメニューPM1によってユーザーが選択した物体を使用し始めた時刻から第2時間が経過するまでの時間間隔を表す区間である。稼働区間W2は、当該時刻から第2時間の2倍が経過するまでの時間間隔、すなわち稼働区間W1の最後の時刻から第2時間が経過するまでの時間間隔を表す区間である。図8に示した例では、寿命グラフGR1が表示された時刻が、プルダウンメニューPM1によってユーザーが選択した物体を使用し始めた時刻から第2時間の3倍が経過していない場合の例である。そのため、稼働区間W1と稼働区間W2の2つのみが寿命グラフGR1に表示されている。図8には、一例として、稼働区間W1における寿命消費率がcr1[%]であり、稼働区間W2における寿命消費率がcr2[%]である場合を示している。
また、寿命グラフGR1には、プルダウンメニューPM1によってユーザーが選択した物体の動作であって現在の時刻を含む稼働区間から先の稼働区間における動作が、プルダウンメニューPM2によってユーザーが選択した稼働区間における動作と同様の動作であると仮定した場合に、寿命消費率の合計が100%に達する時刻である時刻st2が表示される。
表示制御部47は、プルダウンメニューPM2によってユーザーが選択した稼働区間の寿命情報に含まれる寿命と、寿命グラフGR1に表示された最新の稼働区間の最後の時刻における寿命消費率と、寿命グラフGR1に表示された最新の稼働区間の最後の時刻とに基づいて、寿命消費率の合計が100%に達する時刻を算出する。
例えば、当該寿命がLT2であり、寿命グラフGR1に表示された最新の稼働区間の最後の時刻における寿命消費率がcr1+cr2であり、当該時刻がst3である場合、寿命消費率の合計が100%に達する時刻である臨界時刻は、(1−(cr1+cr2)/100)×LT2+st3によって算出することができる。ここで、(1−(cr1+cr2)/100)×LT2は、寿命グラフGR1に表示された最新の稼働区間の最後の時刻st3から臨界時刻st2までの時間である。すなわち、当該時間は、プルダウンメニューPM1によってユーザーが選択した物体の余算である。
表示制御部47は、算出した時刻st2を含む寿命グラフGR1を領域RA1に表示させるとともに、算出した余算を出力欄RT1に表示させる。図8では、一例として、表示制御部47は、時間の単位によって表した余算と、日にちの単位によって表した余算との両方を出力欄RT1に表示させている。
図9は、ユーザーによりボタンBT5がタッチ(クリック)された後の表示制御部47が行う処理の流れの一例を示す図である。以下では、プルダウンメニューPM1によって所望の物体がユーザーにより選択済みであり、プルダウンメニューPM2によって所望の稼働区間がユーザーにより選択済みである場合について説明する。
表示制御部47は、第2履歴として記憶部32に記憶された寿命情報であってプルダウンメニューPM1によってユーザーが選択した物体の寿命情報のそれぞれに含まれる時刻情報に基づいて、稼働期間内の第2履歴を記憶部32から読み出す(ステップS410)。
次に、表示制御部47は、ステップS410において読み出した第2履歴である寿命情報と、プルダウンメニューPM2によってユーザーが選択した稼働区間とに基づいて臨界時刻を算出する(ステップS420)。次に、表示制御部47は、ステップS410において読み出した第2履歴である寿命情報と、ステップS420において算出した臨界時刻とに基づいて、プルダウンメニューPM1によってユーザーが選択した物体の余算を算出する(ステップS430)。
次に、表示制御部47は、ステップS410において読み出した第2履歴である寿命情報と、ステップS420において算出した臨界時刻に基づいて寿命グラフを生成する(ステップS440)。次に、表示制御部47は、ステップS440において生成した寿命グラフを領域RA1に表示させるとともに、ステップS450において算出した余算を出力欄RT1に表示させる(ステップS450)。
<第1寿命表示画面においてロボット制御装置が行う処理>
以下、図10を参照し、第1寿命表示画面においてロボット制御装置30が行う処理について説明する。図10は、第1寿命表示画面の一例を示す図である。
この一例において、メイン画面P1に含まれるボタンBT2がタッチ(クリック)された場合、表示制御部47は、図10に示した第1寿命表示画面P3を表示部35に表示させる。第1寿命表示画面P3は、プルダウンメニューPM3と、寿命一覧表LST1と、負荷情報一覧表LST2と、ボタンBT6と、ボタンBT7とを含む。なお、第1寿命表示画面P3は、プルダウンメニューPM3と、寿命一覧表LST1と、負荷情報一覧表LST2と、ボタンBT6と、ボタンBT7との一部又は全部に代えて、他のGUI(Graphical User Interface)を含む構成であってもよく、プルダウンメニューPM3と、寿命一覧表LST1と、負荷情報一覧表LST2と、ボタンBT6と、ボタンBT7とに加えて、他のGUIを含む構成であってもよい。
プルダウンメニューPM3は、ロボット制御装置30(又はロボット制御装置30と別体の記憶装置40)に複数のロボットが接続されている場合に、ユーザーが所望のロボットを選択するためのGUIである。この一例では、ロボット制御装置30にロボット20のみが接続されているため、プルダウンメニューPM3にロボット20を示す情報が表示されている。
寿命一覧表LST1は、ロボット20の関節毎の部品の寿命を表示させる一覧表(リスト)である。当該関節は、この一例において、関節J1〜関節J7のそれぞれである。当該部品は、この一例において、タイミングベルトと、グリースと、モーターと、減速機と、ボールねじとのそれぞれである。
負荷情報一覧表LST2は、ロボット20の関節毎の部品の寿命を決定する(寿命を算出するために用いる)負荷を表す値を表示させる一覧表(リスト)である。当該値は、この一例において、負荷トルクと、動作速度と、動作距離との3つの値である。
ボタンBT6は、分析開始ボタンである。記憶装置40が備える各機能部は、ユーザーによりボタンBT6がタッチ(クリック)された場合、所定の測定時間の間、予め設定された動作をロボット20に行わせる処理をロボット制御部36に実行させる。そして、記憶制御部45は、ロボット20が当該動作を行っている間の動作情報を記憶部32に記憶させる。そして、所定の測定時間が経過した後、寿命情報生成部43は、記憶部32に記憶された当該動作情報を記憶部32から読み出し、読み出した当該動作情報に基づいて、ロボット20の関節毎の部品毎に寿命情報を生成(演算)する。所定の測定時間は、第1時間よりも短い時間であり、例えば、300秒である。寿命情報生成部43が寿命情報を生成する処理については、すでに説明済みであるため説明を省略する。なお、所定の測定時間は、これに代えて、他の時間であってもよい。表示制御部47は、このようにして生成された寿命情報に含まれる寿命を示す情報を寿命一覧表LST1に表示させる。
ボタンBT7は、ユーザーによりボタンBT6がタッチ(クリック)されることによって開始された処理を終了(中断)させる分析終了ボタンである。記憶装置40が備える各機能部は、ユーザーによりボタンBT7がタッチ(クリック)された場合、ユーザーによりボタンBT6がタッチ(クリック)されることによって開始された処理を終了(中断)させる。
ユーザーは、第1寿命表示画面P3において寿命一覧表LST1にロボット20の関節毎の部品それぞれの寿命を表示させることにより、ロボット20の関節毎の部品それぞれを使用できる期間を短時間で予測(分析)することができる。また、ユーザーは、第1寿命表示画面P3において負荷情報一覧表LST2にロボット20の関節毎の部品の寿命を決定する(寿命を算出するために用いる)負荷を表す値を表示させることにより、ロボット20の関節毎の部品それぞれを使用できる期間を長くさせるためのロボット20の動作を短時間で検討することができる。
<第2寿命表示画面においてロボット制御装置が行う処理>
以下、図11を参照し、第2寿命表示画面においてロボット制御装置30が行う処理について説明する。図11は、第2寿命表示画面の一例を示す図である。
この一例において、メイン画面P1に含まれるボタンBT3がタッチ(クリック)された場合、表示制御部47は、図11に示した第2寿命表示画面P4を表示部35に表示させる。第2寿命表示画面P4は、プルダウンメニューPM4と、余算一覧表LST3と、ボタンBT8とを含む。なお、第2寿命表示画面P4は、プルダウンメニューPM4と、余算一覧表LST3と、ボタンBT8との一部又は全部に代えて、他のGUI(Graphical User Interface)を含む構成であってもよく、プルダウンメニューPM4と、余算一覧表LST3と、ボタンBT8とに加えて、他のGUIを含む構成であってもよい。
プルダウンメニューPM4は、ロボット制御装置30(又はロボット制御装置30と別体の記憶装置40)に複数のロボットが接続されている場合に、ユーザーが所望のロボットを選択するためのGUIである。この一例では、ロボット制御装置30にロボット20のみが接続されているため、プルダウンメニューPM4にロボット20を示す情報が表示されている。
余算一覧表LST3は、ロボット20の関節毎の部品の余算を表示させる一覧表(リスト)である。当該関節は、この一例において、関節J1〜関節J7のそれぞれである。当該部品は、この一例において、タイミングベルトと、グリースと、モーターと、減速機と、ボールねじとのそれぞれである。図11に示した例では、余算一覧表LST3には、各当該部品を使用し始めた年月日(又は購入年月日)を示す情報と、各当該部品の余算と、各当該部品のL10寿命が経過すると予想される交換年月日(前述の推奨交換年月日)を示す情報とが表示される。余算一覧表LST3において、各当該部品を使用し始めた年月日を示す情報は、ユーザーにより入力される情報である。
ボタンBT8は、余算一覧表LST3における各当該部品を使用し始めた年月日を示す情報を削除するリセットボタンである。表示制御部47は、ユーザーによりボタンBT8がタッチ(クリック)された場合、余算一覧表LST3における各当該部品を使用し始めた年月日を示す情報を削除する。
メイン画面P1に含まれるボタンBT3がタッチ(クリック)された後、表示制御部47は、ロボット20の関節毎の部品毎に、第2履歴として記憶部32に記憶された寿命情報を読み出す。そして、寿命情報生成部43は、読み出した寿命情報に基づいて、ロボット20の関節毎の部品の余算及び当該部品のL10寿命が経過すると予想される交換年月日を算出する。当該部品のL10寿命が経過すると予想される交換年月日は、この一例において、前述の臨界時刻である。表示制御部47は、算出した当該余算及び当該交換年月日に基づいて余算一覧表LST3を生成する。表示制御部47は、生成した余算一覧表LST3を含む第2寿命表示画面P4を表示部35に表示させる。
<エラー分析画面においてロボット制御装置が行う処理>
以下、図12及び図13を参照し、エラー分析画面においてロボット制御装置30が行う処理について説明する。図12は、エラー分析画面の一例を示す図である。
この一例において、メイン画面P1に含まれるボタンBT4がタッチ(クリック)された場合、表示制御部47は、図12に示したエラー分析画面P5を表示部35に表示させる。エラー分析画面P5は、プルダウンメニューPM5と、出力欄RT2と、出力欄RT3と、領域RA2と、ボタンBT9と、ボタンBT10とを含む。なお、エラー分析画面P5は、プルダウンメニューPM5と、出力欄RT2と、出力欄RT3と、領域RA2と、ボタンBT9と、ボタンBT10との一部又は全部に代えて、他のGUI(Graphical User Interface)を含む構成であってもよく、プルダウンメニューPM5と、出力欄RT2と、出力欄RT3と、領域RA2と、ボタンBT9と、ボタンBT10とに加えて、他のGUIを含む構成であってもよい。
プルダウンメニューPM5は、ロボット20に関する物体の一覧(リスト)からユーザーが所望の物体を選択するためのGUIである。図12に示した例では、プルダウンメニューPM5によって関節J7のタイミングベルトがユーザーにより所望の部品として選択されている。
出力欄RT2は、ユーザーによりボタンBT9がタッチされた場合に、プルダウンメニューPM5により選択された物体に不具合が発生したか否かの判定の結果を表示制御部47が表示させる欄である。当該判定は、表示制御部47により行われる。
出力欄RT3は、ユーザーによりボタンBT9がタッチされた場合に、プルダウンメニューPM5により選択された物体に不具合が発生した時刻の推定の結果を表示制御部47が表示させる欄である。当該推定は、表示制御部47により行われる。
ボタンBT9は、領域RA1にエラー分析グラフを表示させるボタンであるグラフ表示ボタンである。エラー分析グラフは、プルダウンメニューPM5によってユーザーが選択した物体の稼働期間における寿命情報の変化とともに、当該物体に不具合が発生した時刻を示す情報を表示するグラフである。具体的には、寿命グラフは、稼働期間における寿命消費率の変化とともに、当該物体に不具合が発生した時刻を示す情報を表示するグラフである。
ユーザーによりボタンBT9がタッチ(クリック)された場合、表示制御部47は、記憶部32に第1履歴として記憶された寿命情報を記憶部32から読み出す。表示制御部47は、読み出した寿命情報に基づいて、プルダウンメニューPM5により選択された物体に不具合が発生したか否かの判定を行う。具体的には、表示制御部47は、各稼働区間の寿命情報に含まれる寿命消費率情報が示す寿命消費率を合計し、合計した寿命消費率を稼働区間の数で除することによって寿命消費率の平均値を算出する。そして、表示制御部47は、算出した当該平均値と、各稼働区間の寿命消費率とを比較して、当該平均値から所定の割合以上ずれている当該寿命消費率が存在するか否かを判定する。所定の割合は、例えば、20%である。なお、所定の割合は、これに代えて、他の割合であってもよい。
当該平均値から所定の割合以上ずれている当該寿命消費率が存在しないと判定した場合、表示制御部47は、プルダウンメニューPM5により選択された物体に不具合が発生していないことを示す情報を出力欄RT2に表示させて処理を終了する。一方、当該平均値から所定の割合以上ずれている当該寿命消費率が存在すると判定した場合、表示制御部47は、前述の寿命グラフGR1を生成する処理と同様の処理によってグラフを生成する。
そして、表示制御部47は、プルダウンメニューPM5によってユーザーが選択した物体に不具合が発生した時刻を示す情報を当該グラフに重畳したエラー分析グラフGR2を生成する。エラー分析グラフGR2には、一例として、2つの稼働区間のそれぞれの寿命情報に含まれる寿命消費率がプロットされている。エラー分析グラフGR2の横軸は、時刻(この一例において、年月日を含む時刻)を示す。当該横軸の時刻st4は、稼働期間の始点であり、プルダウンメニューPM5によってユーザーが選択した物体を使用し始めた時刻である。エラー分析グラフGR2の縦軸は、寿命消費率(単位は、この一例において、%)を示す。
稼働区間W3は、プルダウンメニューPM5によってユーザーが選択した物体を使用し始めた時刻から第1時間が経過するまでの時間間隔を表す区間である。稼働区間W4は、当該時刻から第1時間の2倍が経過するまでの時間間隔、すなわち稼働区間W3の最後の時刻から第1時間が経過するまでの時間間隔を表す区間である。図12に示した例では、エラー分析グラフGR2が表示された時刻が、プルダウンメニューPM5によってユーザーが選択した物体を使用し始めた時刻から第1時間の3倍が経過していない場合の例である。そのため、稼働区間W3と稼働区間W4の2つのみがエラー分析グラフGR2に表示されている。図12には、一例として、稼働区間W3における寿命消費率がcr3[%]であり、稼働区間W4における寿命消費率がcr4[%]である場合を示している。
プルダウンメニューPM5により選択された物体に不具合が発生した時刻を示す情報は、図12に示した例では、エラー分析グラフGR2において丸印EPである。例えば、表示制御部47は、各稼働区間の寿命情報に含まれる寿命消費率情報が示す寿命消費率の平均値から所定の割合以上ずれている寿命消費率の稼働区間(例えば、稼働区間W4)における寿命消費率の変化を表す直線(例えば、図12に示した直線LN1)と、当該稼働区間の1つ前の稼働区間(例えば、稼働区間W3)における寿命消費率の変化を表す直線(例えば、図12に示した直線LN2)との接点に丸印EPを重畳させる。
そして、表示制御部47は、生成したエラー分析グラフGR2を領域RA2に表示させる。また、表示制御部47は、プルダウンメニューPM5により選択された物体に不具合が発生していることを示す情報を出力欄RT2に表示させる。また、表示制御部47は、各稼働区間の寿命情報に含まれる寿命消費率情報が示す寿命消費率の平均値から所定の割合以上ずれている寿命消費率の稼働区間(例えば、稼働区間W4)が始まる時刻を、プルダウンメニューPM5により選択された物体に不具合が発生した時刻と推定し、当該時刻を示す情報を出力欄RT3に表示させる。
ボタンBT10は、例えば、プルダウンメニューPM5により選択された物体に不具合が発生したと表示制御部47が判定した場合にタッチ(クリック)可能となるボタンである。記憶制御部45は、ユーザーによりボタンBT10がタッチ(クリック)されることにより、プルダウンメニューPM5により選択された物体に不具合が発生していることを示す情報であるエラー情報と、推定した時刻であってプルダウンメニューPM5により選択された物体に不具合が発生した時刻とを対応付けて記憶部32に記憶させる。なお、ボタンBT10は、ユーザーによりタッチ(クリック)されることにより、プルダウンメニューPM5により選択された物体に不具合が発生していることを示す情報であるエラー情報と、推定した時刻であってプルダウンメニューPM5により選択された物体に不具合が発生した時刻とのうちの少なくとも一方を記憶する構成であってもよい。
領域RA2は、ユーザーによりボタンBT9がタッチ(クリック)された場合に表示制御部47がエラー分析グラフを表示する領域である。図12に示した例では、領域RA2には、エラー分析グラフGR2が表示されている。なお、エラー分析グラフGR2には、ロボット制御部36において発生したエラーが表示されてもよい。エラー分析グラフGR2にロボット制御部36におけるエラーも表示されることにより、ユーザーは、不具合発生の原因を特定することができる。例えば、丸印EPの時刻とロボット制御部36のロボット衝突エラーの時刻とがエラー分析グラフGR2に表示されており、これらの時刻が一致していた場合、ユーザーは、ロボットの衝突により部品に不具合が発生していることを特定することができる。
図13は、ユーザーによりボタンBT9がタッチ(クリック)された後の表示制御部47がエラー分析グラフを生成する処理の流れの一例を示す図である。以下では、プルダウンメニューPM5によって所望の物体がユーザーにより選択済みである場合について説明する。
ボタンBT9がタッチ(クリック)された後、表示制御部47は、第1履歴として記憶部32に記憶された寿命情報であってプルダウンメニューPM5によってユーザーが選択した物体の寿命情報のそれぞれに含まれる時刻情報に基づいて、稼働期間内の第1履歴を記憶部32から読み出す(ステップS510)。
次に、表示制御部47は、ステップS510において読み出した第1履歴である寿命情報に基づいて、各稼働区間の寿命情報に含まれる寿命消費率の平均値を算出する(ステップS520)。次に、表示制御部47は、ステップS520において算出した当該平均値と、各稼働区間の寿命消費率とを比較して、当該平均値から所定の割合以上ずれている当該寿命消費率が存在するか否かを判定する(ステップS530)。当該平均値から所定の割合以上ずれている当該寿命消費率が存在しないと判定した場合(ステップS530−NO)、表示制御部47は、プルダウンメニューPM5により選択された物体に不具合が発生していないことを示す情報を出力欄RT2に表示させて処理を終了する。一方、当該平均値から所定の割合以上ずれている当該寿命消費率が存在すると判定した場合(ステップS530−YES)、表示制御部47は、エラー分析グラフを生成し(ステップS540)、処理を終了する。
<ロボット制御装置の第1履歴及び第2履歴のそれぞれに基づく処理の他の例>
以下、図14を参照し、第1履歴及び第2履歴のそれぞれに基づく処理の他の例について説明する。以下では、当該例として、ロボット制御装置30が第1履歴及び第2履歴のそれぞれに基づいたアラーム(警告)画面を表示する処理の具体例について説明する。図14は、ロボット制御装置30が第1履歴及び第2履歴のそれぞれに基づいたアラーム画面を表示する処理の流れの一例を示すフローチャートである。以下では、図14に示したフローチャートの処理が、ロボット制御装置30が稼働している間、常に実行されている場合について説明する。なお、当該処理は、ユーザーからの操作に基づいて実行される構成であってもよい。また、以下では、ロボット20に関する物体のそれぞれについて並列にロボット制御装置30が当該処理を行う場合について説明する。なお、ロボット制御装置30は、ロボット20に関する物体のそれぞれ毎に順にロボット制御装置30が当該処理を行う構成であってもよい。
表示制御部47は、所定の時間である第3時間が経過するまで待機する(ステップS610)。第3時間は、例えば、24時間である。なお、第3時間は、これに代えて、他の時間であってもよい。表示制御部47は、計時部49により計時した時刻に基づいて第3時間が経過したか否かを判定する。次に、表示制御部47は、余算を算出する対象である物体の寿命情報であって第2履歴として記憶部32に記憶された寿命情報を読み出す。そして、表示制御部47は、ロボット20に関する物体のそれぞれについての余算を算出する(ステップS620)。表示制御部47が当該余算を算出する処理は、すでに説明済みであるため説明を省略する。なお、表示制御部47は、ステップS620において、第1履歴として記憶部32に記憶された寿命情報に基づいて当該余算を算出する構成であってもよい。
次に、表示制御部47は、ステップS620において算出した余算が第1閾値未満であるか否かを判定する(ステップS630)。第1閾値は、720時間(すなわち、30日)である。なお、第1閾値は、他の時間であってもよい。
ステップS620において算出した余算が第1閾値未満ではないと判定した場合(ステップS630−NO)、表示制御部47は、ステップS610に遷移し、再び第3時間が経過するまで待機する。一方、ステップS620において算出した余算が第1閾値未満であると判定した場合(ステップS630−YES)、表示制御部47は、ステップS620において算出した余算が第2閾値未満であるか否かを判定する(ステップS640)。第2閾値は、168時間(すなわち、7日)である。なお、第2閾値は、他の時間であってもよい。
ステップS620において算出した余算が第2閾値未満ではないと判定した場合(ステップS640−NO)、表示制御部47は、余算を算出する対象である物体の余算が第1閾値未満であることを示すアラーム画面である第1アラーム画面を表示部35に表示させ(ステップS660)、ステップS610に遷移し。再び第3時間が経過するまで待機する。一方、ステップS620において算出した余算が第2閾値未満であると判定した場合(ステップS640−YES)、表示制御部47は、余算を算出する対象である物体の余算が第2閾値未満であることを示すアラーム画面である第2アラーム画面を表示部35に表示させ(ステップS660)、ステップS610に遷移し。再び第3時間が経過するまで待機する。例えば、表示制御部47は、第1アラーム画面と第2アラーム画面とにおいてそれぞれ異なる背景色を表示させることにより、第1アラーム画面と第2アラーム画面との差異をわかりやすくし、ユーザーへの注意喚起の効果を高めることができる。
なお、本実施形態において、寿命情報は、寿命消費率を示す寿命消費率情報を含む情報であったが、これに代えて、100%から寿命消費率を減算した値を示す情報を含む情報であってもよく、ロボット20に関する物体の余算を示す余算情報であってもよく、ロボット20に関する物体の寿命に基づく値を示す情報を含む他の情報であってもよい。
以上説明したように、実施形態におけるロボット制御装置30(又はロボット制御装置30と別体の記憶装置40)は、ロボット(この一例において、ロボット20)に関する物体(例えば、関節J7のタイミングベルト)の寿命情報の履歴(例えば、第1履歴又は第2履歴の少なくとも一方)を記憶する。これにより、ロボット制御装置30は、ロボットに関する物体の寿命情報の履歴に基づく処理を行うことができる。
また、ロボット制御装置30は、寿命情報の履歴を表示部(この一例において、表示部35)に表示させる信号を出力する。これにより、ロボット制御装置30は、寿命情報の履歴を表示部に表示させることができる。
また、ロボット制御装置30は、ロボットの動作情報に基づいて、寿命情報を演算する。これにより、ロボット制御装置30は、ロボットの動作情報に基づいて演算した寿命情報の履歴に基づく処理を行うことができる。
また、ロボット制御装置30は、ロボットに関する物体であってロボットが動作する際に負荷を受ける物体の寿命情報の履歴を記憶する。これにより、ロボット制御装置30は、ロボットに関する物体であってロボットが動作する際に負荷を受ける物体の寿命情報の履歴に基づく処理を行うことができる。
また、ロボット制御装置30は、ロボットに関する物体であって減速機、モーター、タイミングベルト、ボールねじ、バッテリーの少なくとも1つである物体の寿命情報の履歴を記憶する。これにより、ロボット制御装置30は、ロボットに関する物体であって減速機、モーター、タイミングベルト、ボールねじ、バッテリーの少なくとも1つである物体の寿命情報の履歴に基づく処理を行うことができる。
また、ロボット制御装置30は、ロボットに関する物体が減速機、モーター、タイミングベルト、ボールねじのいずれかの場合に、負荷トルク、動作速度、動作距離の少なくとも1つに基づいて寿命情報を演算する。これにより、ロボット制御装置30は、当該場合に、負荷トルク、動作速度、動作距離の少なくとも1つに基づいて演算した寿命情報の履歴に基づく処理を行うことができる。
また、ロボット制御装置30は、ロボットに関する物体がバッテリーの場合に、電力供給時間及び電力非供給時間の少なくとも1つに基づいて寿命情報を演算する。これにより、ロボット制御装置30は、当該場合に、電力供給時間及び電力非供給時間の少なくとも1つに基づいて演算した寿命情報の履歴に基づく処理を行うことができる。
また、ロボット制御装置30は、ロボットに関する物体に不具合が生じたことを示すエラー情報及び当該物体に不具合が生じた時刻を示すエラー発生時刻の少なくとも1つを記憶部に記憶する。これにより、記憶装置は、ロボットのエラー情報およびエラー発生時刻の少なくとも1つを出力することができる。
また、ロボット制御装置30は、ロボットのエラー情報及びエラー発生時刻の少なくとも1つと、寿命情報の履歴とを関連付けて表示部に表示させる信号を出力する。これにより、記憶装置は、ロボットのエラー情報及びエラー発生時刻の少なくとも1つと、寿命情報の履歴とを関連付けて表示部に表示させることができる。
また、ロボット制御装置30は、所定の第1時間が経過する毎に演算した寿命情報を寿命情報の履歴のうちの第1履歴として記憶部(この一例において、記憶部32)に記憶し、第1時間よりも長い第2時間が経過する毎に演算した寿命情報を寿命情報の履歴のうちの第2履歴として記憶部に記憶する。これにより、ロボット制御装置30は、ロボットに関する物体の寿命情報の第1履歴及び第2履歴に基づく処理を行うことができる。
また、ロボット制御装置30は、寿命情報に基づいた余算が第1閾値未満の場合に第1アラームを出力し、当該余算が第1閾値と異なる第2閾値未満の場合に第2アラームを出力する。これにより、ロボット制御装置30は、余算に応じて異なるアラームを出力することができる。
また、ロボット制御装置30は、ロボットの関節毎の寿命情報を一覧表として表示部に表示させる信号を出力する。これにより、ロボット制御装置30は、前記ロボットの関節毎の前記寿命情報を一覧表として前記表示部に表示させることができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない限り、変更、置換、削除等されてもよい。
また、以上に説明した装置(例えば、ロボット制御装置30又はロボット制御装置30と別体の記憶装置40)における任意の構成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD(Compact Disk)−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリー(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…ロボットシステム、20…ロボット、30…ロボット制御装置、31…CPU、32…記憶部、33…入力受付部、34…通信部、35…表示部、36…ロボット制御部、40…記憶装置、41…負荷算出部、43…寿命情報生成部、45…記憶制御部、47…表示制御部、49…計時部

Claims (9)

  1. ロボットの複数の関節のそれぞれに設けられた1以上の物体の寿命情報の履歴を前記関節毎に記憶部に記憶させる記憶制御部と、
    前記履歴を表示部に表示させる表示制御部と、
    を備え、
    前記履歴は、所定の第1時間が経過する毎に、前記関節毎に前記1以上の前記物体のそれぞれについて演算した前記寿命情報の第1履歴と、前記第1時間よりも長い第2時間が経過する毎に、前記関節毎に前記1以上の前記物体のそれぞれについて演算した前記寿命情報の第2履歴と、を含
    前記表示制御部は、前記関節毎に、前記1以上の前記物体それぞれについての前記寿命情報を一覧表として前記表示部に表示させる、
    ロボット制御装置。
  2. 前記第1時間が経過する毎に、現在の時刻から前記第1時間遡った時刻までの第1期間内における前記物体の第1動作情報を読み出し、読み出した前記第1動作情報に基づいて前記物体の前記第1期間内における負荷を表す第1値を算出し、算出した前記第1値に基づく前記寿命情報を演算し、
    前記第2時間が経過する毎に、現在の時刻から前記第2時間遡った時刻までの第2期間内における前記物体の第2動作情報を読み出し、読み出した前記第2動作情報に基づいて前記物体の前記第2期間内における負荷を表す第2値を算出し、算出した前記第2値に基づく前記寿命情報を演算する、
    請求項1に記載のロボット制御装置。
  3. 前記記憶部に記憶された前記第1履歴の保存期間は、前記第2時間よりも長い、
    請求項1又は2に記載のロボット制御装置。
  4. 前記1以上の前記物体は、減速機、モーター、タイミングベルト、ボールねじ、バッテリーの少なくとも1つである、
    請求項1から3のうちいずれか一項に記載のロボット制御装置。
  5. 前記1以上の前記物体が前記減速機、前記モーター、前記タイミングベルト、前記ボールねじのいずれかの場合に、負荷トルク、動作速度、動作距離の少なくとも1つに基づいて前記寿命情報を演算する、
    請求項に記載のロボット制御装置。
  6. 前記1以上の前記物体が前記バッテリーの場合に、電力供給時間及び電力非供給時間の少なくとも1つに基づいて前記寿命情報を演算する、
    請求項又はに記載のロボット制御装置。
  7. 前記記憶制御部は、前記1以上の前記物体に不具合が生じたことを示すエラー情報及び前記物体に不具合が生じた時刻を示すエラー発生時刻の少なくとも1つを前記記憶部に記憶させる、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載のロボット制御装置。
  8. 前記寿命情報に基づいた余算が第1閾値未満の場合に第1アラームを出力し、前記余算が前記第1閾値と異なる第2閾値未満の場合に第2アラームを出力する、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載のロボット制御装置。
  9. 請求項1から8のうちいずれか一項に記載のロボット制御装置と、
    前記ロボットと、
    を備えるロボットシステム。
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