JP4011338B2 - 産業用機器の遠隔監視システム及びその装置 - Google Patents

産業用機器の遠隔監視システム及びその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、産業用機器の遠隔監視システム及びその遠隔監視装置に係わり、特に機器の稼働状況に係わるデータ情報や故障予測情報を送信すると共に機器の修理や購入に関する情報を一括して発信することで機器管理者の利便性向上を図った産業用機器の遠隔監視システム及び遠隔監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から産業用機器の遠隔監視に関しては種々の提案が成され、例えば特開平11−168569号公報では設備機器に異常があれば自動通報装置を介して端末装置側にアナログ電話網で通報する場合は自動通報装置から端末装置までの距離が長くなると通報回数が度重なる場合高額となるのを防止するために通信手段としてアクセスポイント以降からはプロバイダとの契約だけで定まる通話料金で済むインターネットを用いて異常情報等を送信する様に成した自動通報装置が開示されている。
【0003】
又、特開平11−177576号公報には監視制御装置と被監視制御装置との間で通信ケーブルを介してデータ送受信を行い、被監視制御装置における対象設備の監視を行う監視システムに於いて、通信ケーブルコスト等を削減するため被監視装置と監視設備を運転管理する監視装置間を無線通信回線を介して送受信する様に成した無線監視システムが開示されている。
【0004】
更に、特開平11−266328号公報には自動通報システムが開示されている。この自動通報システムでは監視対象設備の例えば無人ロボット工場設備などの現場に設置された各設備機器の状態を監視するために各種センサで検出した異常状態を通報する装置であり、予め監視センターの端末によって設定されたデータにしたがって、ブログラマブルコントローラの参照すべきエリアのデータを読み出し、判定基準と比較を行い、異常と判定した時に自動通報する様に成した自動通報装置が披瀝されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
叙上の従来公報に示される様に産業用機器・設備の異常状態等を監視し、監視センター側に異常データ情報を自動的に送信する様に成した監視システムや監視装置は披瀝されているが、以下の各項目に示す様な送信データを送信することで監視センター側の管理者の利便性を図ったものは未だ報告されていない。
【0006】
(1)監視データを総合した日報、週報等の期間で総合し、該設備・機器の稼働状況を管理者に対して報告する。
(2)監視データに基づいて、監視対象機器の故障予測情報を事前に管理者に対して報告する。
(3)監視データに基づいて、監視対象機器の故障予測情報を事前に管理者に対して報告する際に、監視対象機器のメンテナンス情報や、機器製品情報を同時に報告する。
(4)管理者が受信した上記メンテナンス情報や、機器製品情報に基づいて機器の修理や、機器の購入を実行しようとした場合に自動的に修理依頼情報や製品見積依頼情報が修理業者や機器販売業者に発信される。
(5)(1)〜(4)の行為に係わる課金
【0007】
即ち、産業用機器の遠隔監視装置の稼働状況の監視に於いては、異常状態、発生時点等だけの報告では機器・設備の稼働状態を全体的に把握することが困難である。
【0008】
又、監視対象機器が突然事故を起こした時の対応は事前に故障予測情報が報告されていない場合にその対応が遅れる問題がある。
【0009】
更に、監視対象機器のメンテナンス情報や機器製品情報が報告されていなければ機器の修理や購入に迅速に対応出来ないだけでなく、修理依頼や購入の実行時の製品見積依頼や修理依頼に手間どり遠隔監視対象機器・設備の修理、購入、課金を迅速適確に行うことが出来ない問題があった。
【0010】
本発明は叙上の問題を解消するために成されたもので、発明が解決しようとする課題は上述した各種データを管理者が受けることで、機器管理者の受ける利益やサービスとそのサービスの対価支出に関し、利便性が向上したシステム及び装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係わる本発明は産業用機器・設備或はその近傍に配置されたセンサが検出した産業用機器・設備の稼働状態に係わるデータを、有線回線或は無線回線の少なくとも1つ以上の回線を介して産業用機器・設備の管理者に対して送信する産業用機器の遠隔監視システムに於いて、センサが産業用機器・設備の稼働状態に係わるデータを検出して、稼働状態の計測値が所定の閾値を超えてない場合に、第1の時間ごとに監視結果データを送信し、所定の閾値を超えた場合に、第1の時間より短い第2の時間ごとに監視結果データを送信し、第2の時間ごとの監視結果データの送信を行う状態で、センサで所定回連続して異常状態を検出した場合に、産業用機器・設備の故障予測情報を送信し、第2の時間よりも短い第3の時間ごとに監視結果データを送信し、センサで検出した該稼働状態に係わるデータに基づいた該産業用機器・設備の事前の故障予測情報を管理者に対して報告し、さらに検出した産業用機器・設備の稼働状態に係わるデータを日報、週報等の所定期間で総合した総合データ情報を管理者に対して報告することを特徴とする産業用機器の遠隔監視システムとしたものである。
【0012】
請求項2に係わる本発明は遠隔監視システムの使用形態に応じて管理者に自動的に課金されることを特徴とする請求項1記載の産業用機器の遠隔監視システムとしたものである。
【0013】
請求項3に係わる本発明は事前の故障情報を管理者に対して報告する際に産業用機器・設備のメンテナンス情報又は/及び機器製品情報を同時に報告することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の産業用機器の遠隔監視システムとしたものである。
【0014】
請求項4に係わる本発明は管理者が受信したメンテナンス情報又は/及び機器製品情報に基づいて機器の修理、機器の購入を実行しようとした場合に自動的に修理依頼情報や製品見積依頼情報が修理業者や機器販売業者に発信されることを特徴とする請求項3記載の産業用機器の遠隔監視システムとしたものである。
【0015】
請求項5に係わる本発明は産業用機器・設備、或はその近傍に配したセンサにより産業機器・設備の稼働状態に係わる稼働データを被監視手段で検出して、有線回線或は無線回線の少なくとも1つ以上の回線を介して産業用機器・設備の管理者側の監視手段に稼働データを送信する産業用機器の遠隔監視装置に於いて、センサが産業用機器・設備の稼働状態に係わるデータを検出して、稼働状態の計測値が所定の閾値を超えてない場合に、第1の時間ごとに監視結果データを送信し、所定の閾値を超えた場合に、第1の時間より短い第2の時間ごとに監視結果データを送信し、第2の時間ごとの監視結果データの送信を行う状態で、センサで所定回連続して異常状態を検出した場合に、産業用機器・設備の故障予測情報を送信し、第2の時間よりも短い第3の時間ごとに監視結果データを送信し、センサが検出した産業用機器・設備の稼働状態に係わるデータ情報を日報、週報等の期間で総合した総合データ情報作成手段を有し、この総合データ情報作成手段によって得た総合データ情報を監視手段の管理者側に送信する様に成したことを特徴とする産業用機器の遠隔監視装置としたものである。
【0016】
請求項6に係わる本発明は産業用機器・設備、或はその近傍に配したセンサにより産業機器・設備の稼働状態に係わる稼働データを被監視手段で検出して、有線回線或は無線回線の少なくとも1つ以上の回線を介して産業用機器・設備の管理者側の監視手段に稼働データを送信する産業用機器の遠隔監視装置に於いて、センサが産業用機器・設備の稼働状態に係わるデータを検出して、稼働状態の計測値が所定の閾値を超えてない場合に、第1の時間ごとに監視結果データを送信し、所定の閾値を超えた場合に、第1の時間より短い第2の時間ごとに監視結果データを送信し、第2の時間ごとの監視結果データの送信を行う状態で、センサで所定回連続して異常状態を検出した場合に、産業用機器・設備の故障予測情報を送信し、第2の時間よりも短い第3の時間ごとに監視結果データを送信し、センサで検出した稼働状態に係わる稼働データに基づき産業用機器・設備の事前の故障予測情報を作成する故障予測作成手段を有し、この故障予測情報作成手段によって得た事前の故障予測情報を管理者側に送信する様に成したことを特徴とする産業用機器の遠隔監視装置としたものである。
【0017】
請求項1乃至請求項6記載の産業用機器の遠隔監視システム及びその装置によれば機器の運転状況に関する日報、月報といった報告書の作成、発行が自動的に行われ、機器管理者の労力や、機器管理コストを軽減できる。又、機器の運転状態と故障状況に関して蓄積したデータベースをもとに、中長期的なスパンで故障予測を行うことができ、突発的な機器の故障による生産ラインの停止といった不測の事態を回避することができ、結果として生産コストの削減につながる。更に、機器の故障状態と連動して、メンテナンスや新規機器に関する情報が自動的に収集され、収集した情報に基づいて修理依頼、部品発注業務が実行されるため、機器管理業務と管理コストが削減できる効果を生ずる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の1形態例を図1により詳記する。図1は産業用機器の遠隔監視システムの全体的な構成を示す系統図である。
【0019】
図1に於いて、1は監視対象機器で工場やプラント機械、無人ロボット工場設備、冷凍設備、ボイラ設備、給水設備、ビルの防災設備、無人契約機、変電所、発電所設備等であり、これらは被監視機器・設備を構成する。
【0020】
被監視手段22側の監視対象機器1にはセンサ素子2が取り付けられている。或は監視対象機器(以下、機器と記す)1の近傍に配設されているセンサ素子2の検出信号は検出手段5内のプリアンプ3を介して同じく検出手段5内の送受信機4に供給され、アンテナ6を介して機器1近傍に配設した信号アンプ8側のアンテナ7で受信される。
【0021】
上述の構成はプリアンプ3から充分な出力信号が得られる場合の構成を示すもので通常は仮想線で示す様にセンサ素子2→プリアンプ3→信号アンプ8までは有線で信号を伝送する様に成される。
【0022】
信号アンプ8からのアナログ信号はインタフェース(I/F)9内のADC(アナログ−デジタル変換器)を介してデジタルデータに変換されマイクロコンピュータ(以下CPU1 と記す)10に搭載されたリアルタイムクロック或は演算部(ALU)等が発生する時間信号に同期してCPU1 10に予め指定されたサンプリングタイムでCPU1 10に通常内蔵されるROM、RAM等のメモリ11内に格納される。CPU1 10内にはキーボード等の操作部12や図示しないCRT等の表示部を有している。CPU1 10の出力データは送受信機13に出力される。
【0023】
CPU1 10からのデジタル出力データはアナログ或はデジタルのかたちで送受信機13に供給される。アナログ変換するためには図示しないADC(アナログ−デジタル変換器)等を介してアナログの送受信機13に供給されて、アンテナ14を介して被監視手段22側の監視信号情報は監視手段23側の送受信機16側のアンテナ15にPHS等の通信回線30を通して無線信号情報として伝送される。
【0024】
或はインターネット等の有線回線を形成する通信回線30を介して通信端末装置16′にデジタル伝送される。
【0025】
被監視手段22側のCPU1 10を介して監視手段23側の送信装置16或は通信端末装置16′に伝送される監視信号情報はリアルタイム若しくは若干の時間遅れをもって、送受信機16又は通信端末装置16′に伝送されマイクロコンピュータ(以下CPU2 と記す)17を介して、CPU2 17が通常有するROM、RAM等のメモリ18に格納される。CPU2 17にはキーボード等の操作部19とCRT、LCD等の表示部12を有する。
【0026】
又、この監視通信情報は管理者21が有する携帯電話機や携帯情報端末装置(PDA:Personal Digital Assistants)24を介して直接伝送される場合もある。
【0027】
メモリ11内に格納された監視信号情報はCPU1 10で数値計算演算処理されCPU1 10に予めインストールされていた監視対象機器1の故障判断基準ソフトウェアに基づいて故障状態にあると判定された時や今後稼働を継続すると、いつ頃に故障に至るといった故障予測情報が発信される。
【0028】
監視対象機器1の監視信号情報と故障情報はCPU2 17とメモリ18にもリンクされており、夫々の監視対象機器1の故障予測情報が日々更新され、故障予測情報の高精度化が図られている。又、監視対象機器1の日報、週報等の期間報告の作成もこれらのCPU2 17によって行なわれる。
【0029】
又、故障予測情報を管理者に発信する際に、監視対象機器1のメンテナンス情報や、機器製品情報が同時に報告されるが、監視対象機器1の各々に関連付けられたメンテナンス情報や機器製品情報はCPU2 17で管理され、インターネット等の通信回線30を介して管理者21に報告されるとともに、新たに各情報が更新された場合には更新情報がインターネット等を介して収集され、メモリ18に記録される。管理者21が送信されてきたメンテナンス情報や製品機器情報にアクセスすると、管理者21が所有するPDA等の情報端末装置24上に、メンテナンス情報や製品機器情報が掲載されているホームページが表示され、管理者21が望む情報にアクセスできる様に成されている。
【0030】
図2は本発明の遠隔監視システムを自営の構内PHS(Personal Handyphone System)に適用した他の形態例における通信系を示す。センサ素子2には信号アンプ8と、増幅した信号を送信するPHS送受信機25が取り付けられている。PHS送受信機25は、構内の各所に設置されたターミナル26に信号を送信する。各ターミナル26からの信号は、中継器28を介して構内のPBX(Private Branch Exchang)29に伝送される。構内のPBX28にはデータの監視、収集、記録、解析、資料作成等の処理を実行する総合監視処理システム29を接続している。また、PBX28から中継器27、ターミナル26を介して各人が保有するPHS端末33に接続されている。又、総合監視システム29にインターネット等の公衆回線30aを接続し、公衆回線30aを介してセンサ素子で測定された監視信号情報が契約者が保有するパソコン等の情報端末装置31に配信される場合もある。さらに、公衆回線30aを介してメンテナンス業者や設備会社が運営するWebサイト30aと接続し、監視対象機器1のメンテナンスや新規製品に関する情報を自動的に入手、配信する構成となっている。
【0031】
図3は本発明の遠隔監視システムを公衆PHSに適用した他の形態例における通信系の系統図を示す。センサ素子2、信号アンプ8、増幅した信号を送信するPHS送受信機25、構内の各所に設置されたターミナル26、中継器27は図2と同様であり、中継器27から公衆PHS回線34に接続する。公衆PHS回線34から直接、もしくは公衆ISDN回線35を介して、監視信号情報はDSU(Digital Service Unit)36に送信される。さらに、ターミナルアダプタ37を中継して監視信号情報や図2で詳記した総合監視システム29からの各種データが送信される。公衆PHS回線34から直接、契約者のPHS端末装置31に発報する場合や、公衆ISDN回線35、インターネット回線30aを介して契約者が保有する情報端末装置31に発報する場合、さらには総合監視システム29で情報を総合的に解析・判断した後に契約者の情報端末31に発報する場合もある。インターネット等の公衆回線30aを介してメンテナンス業者や設備会社が運営するWebサイト32と接続し、監視対象機器1のメンテナンスや新規製品に関する情報を自動的に入手、配信する構成となっていることは図2と同様である。
【0032】
以下図3にもとづいて、工場ライン内のモータの故障及び運転状態を監視する場合の動作を説明する。契約者の保有する事業場内で稼働するモータは例えば80台のモータが稼働しており、この場合1個のモータの故障がライン全体の停止につながるため、モータが故障停止する前に事前に故障を検知し、代替用モータに切り替える必要がある。このため、夫々に管理番号を付けた80台のモータすべてにセンサ素子2が設置されている。各モータは、軸受け部の温度と回転軸の振動状態が常時計測されており、計測データはセンサ素子2に付属の図示しないメモリに格納されている(第4図、第1ステップST1 )。
【0033】
モータの運転状態は、通常状態、遷移状態、および異常状態に分類されており、各レベルには温度、振動いずれについても閾値が設定され計測値と比較される(第2ステップST2 )。温度と振動状態の両方の計測結果が第3ステップST3 のNOの様に正常状態にある時は、各モータに取り付けられたセンサ素子2から1時間に1回測定結果が総合監視システム29に送信される(第4ステップST4 )。
【0034】
温度と振動状態のいずれかの計測結果が第3ステップST3 のYESの様に通常状態の閾値を超え、遷移状態(異常状態)に入ると、計測結果の送信は10分間に1回となる(第5ステップST5 )。10分間に1回送信される計測結果が3回連続して遷移状態にあった場合(第6ステップST6 )には、総合監視システム29は該当のモータが検査が必要である旨の注意報を発信する(第7ステップST7 )。注意報が発信されると、モータ運転状態の実地観察と応急修理のために担当者がモータの設置個所に出向く(第8ステップST8 )とともに、計測結果の送信が1回/1分間にレベルアップする(第9ステップST9 )。
【0035】
潤滑油補給のような簡単な対応で、モータの運転状態が通常状態に戻る場合(第10ステップST10のYES)には、第4ステップST4 に戻されて計測結果の送信は1回/1時間に復帰する。担当者の応急修理で、運転状態が回復せず、遷移状態から異常状態に計測結果が変化していく場合には総合監視システム29から警報が担当者の携帯するPHS等の情報端末33に発信され、交換用の代替のモータへの切換えが行われる(第12ステップST12)。
【0036】
尚、注意報や警報の発信や、モータの運転状態の変化に伴う計測条件の変更は、被監視手段22側に組み込まれたCPU1 10のALUに書き込まれたファームウェアによって実行される、すなわち総合監視システム29ではなく、被監視手段22側から直接計測条件の変更命令を発信することもできる。交換モータに交換すると(第12ステップST12)、交換モータの運転状態の確認が行われ(第14ステップST14)、この初期運転状態では1回/1分間の発信が行われる(第13ステップST13)。その後、異常運転状態モータの正しい修理もしくは交換のために、総合監視システム29を介して担当業者のWebサイト32に接続し、修理品の注文、修理依頼、新規品の見積依頼等の処理が実行される(第15ステップST15)。
【0037】
総合監視システム29では各モータに取り付けられたセンサ素子2から逐次送信されてくる計測結果をもとにして、前述した注意報や警報の発報、修理後の結果を総合した結果を、日報、月報として自動的に作成し、インターネット等を介して発信する(第16ステップST16)システムとなっている。
【0038】
又、総合監視システムに長期間にわたって蓄積した計測結果と故障情報がデータベースとして蓄積されており、センサ素子2から逐次送信されてくる計測結果とこのデータベースとを照合することにより、中長期的に判定した故障予測情報が作成される。
【0039】
以上述べてきた、報告書の作成と発信、故障予測情報の作成と発信、運転状況に関わる各種情報の送受信、機器の運転状況に連動したメンテナンスや新規設備に関わる自動的な情報収集と発注等の自動処理等のサービス行為に対して、契約者に所定の料金を課金することも出来る。
【0040】
上述の故障予測情報を出力させるCPUはデータ蓄積量が増える程、機器の稼働状態に係わる判定精度が向上する自己学習方式を用いた故障予測システムを用いることを可とする。又、日報、月報といった期間で集計するデータの発行もデータの蓄積機器とデータ計算・解析・判定機能に負うところが大きい。
【0041】
【発明の効果】
本発明の産業用機器の遠隔監視システム及びその装置の効果を以下に列挙する。
1)機器の運転状況に関する日報、月報といった報告書の作成、発行が自動的に行われ、機器管理者の労力や、機器管理コストを軽減できる。
2)機器の運転状態と故障状況に関して蓄積したデータベースをもとに、中長期的なスパンで故障予測を行うことができ、突発的な機器の故障による生産ラインの停止といった不測の事態を回避することができ、結果として生産コストの削減につながる。
3)機器の故障状態と連動して、メンテナンスや新規機器に関する情報が自動的に収集され、収集した情報に基づいて修理依頼、部品発注業務が実行されるため、機器管理業務と管理コストが削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1形態例である産業用機器の遠隔監視システム及びその装置の全体的な系統図である。
【図2】本発明の産業用機器の遠隔監視システム及びその装置が適用されている通信系の1形態例を示す系統図である。
【図3】本発明の産業用機器の遠隔監視システムおよびその装置に適用される他の通信系の1形態例を示す系統図である。
【図4】本発明のシステム動作説明用のフローチャートである。
【符号の説明】
1‥‥監視対象機器、2‥‥センサ素子、3‥‥プリアンプ、4‥‥無線送受信機、5‥‥アンプ、10‥‥マイクロコンピュータ(CPU1 )、11,18‥‥メモリ、13‥‥送受信機、17‥‥マイクロコンピュータ(CPU2 )、21‥‥機器管理者、25‥‥PHS送受信機、26‥‥ターミナル、27‥‥中継器、28‥‥PBX、29‥‥総合監視システム、30‥‥通信回線、30a‥‥公衆回線(インターネット)、31‥‥契約者の保有する情報端末装置、32‥‥メンテナンス業者等のWebサイト、33‥‥PHS端末、34‥‥公衆PHS回線、35‥‥公衆ISDN回線、36‥‥DSU、37‥‥ターミナルアダプタ

Claims (6)

  1. 産業用機器・設備或はその近傍に配置されたセンサが検出した該産業用機器・設備の稼働状態に係わるデータを、有線回線或は無線回線の少なくとも1つ以上の回線を介して該産業用機器・設備の管理者に対して送信する産業用機器の遠隔監視システムに於いて、
    上記センサが上記産業用機器・設備の稼働状態に係わる上記データを検出して、稼働状態の計測値が所定の閾値を超えてない場合に、第1の時間ごとに監視結果データを送信し、上記所定の閾値を超えた場合に、第1の時間より短い第2の時間ごとに監視結果データを送信し、
    上記第2の時間ごとの監視結果データの送信を行う状態で、上記センサで所定回連続して異常状態を検出した場合に、上記産業用機器・設備の故障予測情報を送信し、上記第2の時間よりも短い第3の時間ごとに監視結果データを送信し、
    記センサで検出した該稼働状態に係わるデータに基づいた該産業用機器・設備の事前の故障予測情報を上記管理者に対して報告し、さらに検出した上記産業用機器・設備の稼働状態に係わる上記データを日報、週報等の所定期間で総合した総合データ情報を上記管理者に対して報告することを特徴とする産業用機器の遠隔監視システム。
  2. 前記遠隔監視システムの使用形態に応じて前記管理者に自動的に課金されることを特徴とする請求項1記載の産業用機器の遠隔監視システム。
  3. 前記事前の故障情報を前記管理者に対して報告する際に前記産業用機器・設備のメンテナンス情報又は/及び機器製品情報を同時に報告することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の産業用機器の遠隔監視システム。
  4. 前記管理者が受信した前記メンテナンス情報又は/及び前記機器製品情報に基づいて機器の修理、機器の購入を実行しようとした場合に自動的に修理依頼情報や製品見積依頼情報が修理業者や機器販売業者に発信されることを特徴とする請求項3記載の産業用機器の遠隔監視システム。
  5. 産業用機器・設備、或はその近傍に配したセンサにより該産業機器・設備の稼働状態に係わる稼働データを被監視手段で検出して、有線回線或は無線回線の少なくとも1つ以上の回線を介して該産業用機器・設備の管理者側の監視手段に該稼働データを送信する産業用機器の遠隔監視装置に於いて、
    上記センサが上記産業用機器・設備の稼働状態に係わる上記データを検出して、稼働状態の計測値が所定の閾値を超えてない場合に、第1の時間ごとに監視結果データを送信し、上記所定の閾値を超えた場合に、第1の時間より短い第2の時間ごとに監視結果データを送信し、
    上記第2の時間ごとの監視結果データの送信を行う状態で、上記センサで所定回連続して異常状態を検出した場合に、上記産業用機器・設備の故障予測情報を送信し、上記第2の時間よりも短い第3の時間ごとに監視結果データを送信し、
    上記センサが検出した上記産業用機器・設備の稼働状態に係わる上記データ情報を日報、週報等の期間で総合した総合データ情報作成手段を有し、
    上記総合データ情報作成手段によって得た該総合データ情報を上記監視手段の上記管理者側に送信する様に成したことを特徴とする産業用機器の遠隔監視装置。
  6. 産業用機器・設備、或はその近傍に配したセンサにより該産業機器・設備の稼働状態に係わる稼働データを被監視手段で検出して、有線回線或は無線回線の少なくとも1つ以上の回線を介して該産業用機器・設備の管理者側の監視手段に該稼働データを送信する産業用機器の遠隔監視装置に於いて、
    上記センサが上記産業用機器・設備の稼働状態に係わる上記データを検出して、稼働状態の計測値が所定の閾値を超えてない場合に、第1の時間ごとに監視結果データを送信し、上記所定の閾値を超えた場合に、第1の時間より短い第2の時間ごとに監視結果データを送信し、
    上記第2の時間ごとの監視結果データの送信を行う状態で、上記センサで所定回連続して異常状態を検出した場合に、上記産業用機器・設備の故障予測情報を送信し、上記第2 の時間よりも短い第3の時間ごとに監視結果データを送信し、
    上記センサで検出した該稼働状態に係わる稼働データに基づき該産業用機器・設備の事前の故障予測情報を作成する故障予測作成手段を有し、上記故障予測情報作成手段によって得た該事前の故障予測情報を上記管理者側に送信する様に成したことを特徴とする産業用機器の遠隔監視装置。
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