JP2016083713A - ロボット制御方法、ロボット装置、プログラム、記録媒体及び組立部品の製造方法 - Google Patents

ロボット制御方法、ロボット装置、プログラム、記録媒体及び組立部品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多関節のロボットの動作精度を確保しつつ、ロボットの作業効率を向上させること。【解決手段】各モータの回転角度が第1動作の動作完了位置における目標角度となるように、前記各モータの回転を制御する(S1:ロボット動作工程)。ロボット動作工程の後、各出力側エンコーダにより検出された関節角度に基づきロボットの先端の位置を求める(S5:先端位置算出工程)。ロボットの先端における動作完了位置に対する振れ幅が許容範囲内に収束するまでの収束時間を、算出したロボットの先端の位置の時間変化に基づき推定する(S6:推定工程)。ロボット動作工程にて各モータの回転角度を目標角度に制御した時点から推定した収束時間に達する時点まで、各モータの回転動作を一時停止させる(S3,S7:一時停止工程)。【選択図】図5

Description

本発明は、多関節のロボットを制御するロボット制御方法、ロボット装置、プログラム、記録媒体及び組立部品の製造方法に関する。
従来、工場等において、様々なロボット装置が使用されており、昨今においては、より複雑な動作を行わせるために多関節のロボットを備えたロボット装置が広く普及している。
生産装置として多関節のロボットを用いる場合、作業効率を高めるためには、ロボットを、可能な限り高速に動作させる必要がある。そのためには、ロボットが動作時に指令位置へ確実に到達したことの検出、すなわち位置決め完了検出を速やかに行う必要がある。
ロボットの位置決め完了検出は、各関節のモータに連結されたエンコーダにより、モータ軸、すなわち減速機入力側の位置を検出し、検出した位置と位置指令値との差が、予め定めた判定値を下回ることにより判断される。
このときロボットの先端では、ロボットの剛性の低さに起因する振動が発生するので、従来、ロボットの位置決め完了検出に対しては、以下のような技術が提案されている。例えば、ロボットの先端位置をモータの位置、速度、トルク指令値から推定し、この値が予め設定した先端位置の許容値以内となった場合に位置決め完了と判定する方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開平3−257506号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、ロボットの先端位置を、モータの回転軸の回転角度を検出するエンコーダによる検出角度に基づいて、計算により推定している。即ち、検出しているのは減速機の入力側の角度である。減速機の入力側からロボットの先端までには、剛性が低く振動を起こしやすい減速機が介在しており、減速機の撓みやヒステリシスによる誤差を減速機入力側の値で正確に求めることは困難である。したがって、実際にはロボットの先端の振動が収束していない場合もあり、組み付け作業の精度が低く、信頼性の面で問題があった。
また、次の動作に移る前に、予め設定した所定時間、ロボットの動作を停止させることも考えられる。この停止時間を相当の余裕をもって設定した場合、ロボットの振動を所定の許容範囲内に収束させることは可能であるが、同一の組み付け動作を繰り返し実施した場合、余裕を見た分の時間(マージン)が累積され、ロボットによる作業効率が低下していた。逆に、停止時間を短く設定した場合は、ロボットの先端の振動が収束しないまま次動作に入る可能性があった。この場合、次動作の精度が低下し、組付の失敗やロボットの衝突などのエラーの原因となるおそれがあった。
本発明は、多関節のロボットの動作精度を確保しつつ、ロボットの作業効率を向上させることを目的とする。
本発明は、多関節のロボットが、各関節を駆動するモータと、前記各関節の角度を検出する関節角度検出器とを有し、制御手段により前記各モータの回転を制御して、前記ロボットに第1動作を行わせた後、第2動作を行わせるロボット制御方法であって、前記制御手段が、前記各モータの回転角度が前記第1動作の動作完了位置における目標角度となるように、前記各モータの回転を制御するロボット動作工程と、前記制御手段が、前記ロボット動作工程の後、前記各関節角度検出器により検出された関節角度に基づき前記ロボットの先端の位置を求める先端位置算出工程と、前記制御手段が、前記ロボット動作工程にて前記各モータの回転角度を前記目標角度に制御してから、前記ロボットの先端における前記動作完了位置に対する振れ幅が許容範囲内に収束するまでの収束時間を、前記先端位置算出工程にて算出した前記ロボットの先端の位置の時間変化に基づき推定する推定工程と、前記制御手段が、前記ロボットに前記第2動作を行わせる前に、少なくとも前記ロボット動作工程にて前記各モータの回転角度を前記目標角度に制御した時点から前記推定工程にて推定した収束時間に達する時点まで、前記各モータの回転動作を一時停止させる一時停止工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ロボットの先端の位置を各関節角度検出器により実測された関節角度に基づいて求め、その時間変化によりロボットの先端の振動の収束時間を推定し、少なくとも収束時間の分、ロボットを一時停止させている。これにより、ロボットの動作精度を確保しつつ短時間でロボットを動作させることが可能となり、ロボットの作業効率が向上する。
第1実施形態に係るロボット装置を示す斜視図である。 図1に示すロボットアームの第2関節を示す部分断面図である。 第1実施形態に係るロボット装置の制御装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るロボット装置の制御系を示す機能ブロック図である。 第1実施形態に係るロボット装置におけるロボット制御方法の各工程を示すフローチャートである。 第1実施形態のワールド座標系における各軸方向におけるロボットの先端の振動状況を説明するためのグラフである。 第1実施形態に係るロボット制御方法における推定工程を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るロボット制御方法における推定工程を説明するための概念図である。 第2実施形態に係るロボット装置の制御系を示す機能ブロック図である。 第2実施形態に係るロボット装置の判定処理部における経時変化のデータの処理を説明するための図である。 第2実施形態に係るロボット装置におけるロボット制御方法の各工程を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るロボット装置を示す斜視図である。図1に示すロボット装置500は、産業用ロボットである。ロボット装置500は、把持した第1部品W1を第2部品W2に組付けて組立部品を製造するロボット100と、ロボット100を制御する制御手段としての制御装置200と、制御装置200に接続されたティーチングペンダント300と、を備えている。
ロボット100は、多関節のロボットである。ロボット100は、垂直多関節型のロボットアーム101と、ロボットアーム101の先端に接続されたエンドエフェクタであるロボットハンド102と、を備えている。
ロボット100の先端(ロボットハンド102又はロボットアーム101の先端)には、ツールセンターポイント(TCP)が設定されている。ロボット100の教示点がタスク空間で指定される場合、その教示点は、ロボット100のワールド座標系ΣにおけるTCPの位置及び姿勢を示すパラメータで表現される。教示点がコンフィグレーション空間(関節空間)で指定される場合、その教示点は、ロボット100の各関節の関節角度を示すパラメータで表現される。なお、コンフィグレーション空間で指定された教示点は、順運動学計算により、タスク空間に変換することができ、タスク空間で指定された教示点は、逆運動学計算により、コンフィグレーション空間に変換することができる。ここで、ワールド座標系Σは、ロボット100の基端に原点が設定され、水平方向に互いに直交する2軸(x軸及びy軸)と2軸に対して直交する1軸(z軸)とからなる互いに直交する3軸で表される。
ロボットアーム101は、作業台に固定されるベース部(基端リンク)103と、変位や力を伝達する複数のリンク121〜126と、を有している。ベース部103及び複数のリンク121〜126は、複数の関節J1〜J6で旋回又は回転可能に互いに連結されている。また、ロボットアーム101は、各関節J1〜J6に設けられた、関節を駆動する関節駆動装置110を備えている。各関節J1〜J6に配置された関節駆動装置110は、必要なトルクの大きさに合わせて適切な出力のものが用いられる。
ロボットハンド102は、部品W1を把持する複数の把持爪(フィンガ)104と、複数の把持爪104を駆動する不図示の駆動部と、駆動部の回転角度を検出する不図示のエンコーダと、回転を把持動作に変換する不図示の機構とを有している。この不図示の機構は、カム機構やリンク機構などで必要な把持動作に合わせて設計される。なお、ロボットハンド102に用いる駆動部に必要なトルクは、ロボットアーム101の関節用と異なるが、基本構成は同じである。また、ロボットハンド102は、把持爪104等に作用する力(反力)やモーメントを検出可能な不図示の力覚センサを有している。
ティーチングペンダント300は、制御装置200に接続可能に構成され、制御装置200に接続された際に、ロボットアーム101やロボットハンド102を駆動制御する指令を制御装置200に送信可能に構成されている。
以下、関節J2における関節駆動装置110を例に代表して説明し、他の関節J1,J3〜J6の関節駆動装置110については、サイズや性能が異なる場合もあるが、同様の構成であるため、説明を省略する。
図2は、ロボットアーム101の関節J2を示す部分断面図である。関節駆動装置110は、関節J2を駆動する駆動源としての電動モータであるサーボモータ(以下、「モータ」という)1と、モータ1の回転軸2の回転を減速して出力する減速機11と、を有している。
また、関節駆動装置110は、モータ1の回転軸2の回転角度(出力角度)を検出するモータ角度検出器である入力側エンコーダ10を有している。また、関節駆動装置110は、関節J2の関節角度、即ち減速機11の出力軸の回転角度(出力角度)を検出する関節角度検出器である出力側エンコーダ16を有している。
モータ1は、例えばブラシレスDCサーボモータやACサーボモータである。モータ1は、回転軸2とロータマグネット3とで構成された回転部4と、モータハウジング5と、回転軸2を回転自在に支持する軸受6,7と、回転部4を回転させるステータコイル8と、を備えている。軸受6,7はモータハウジング5に設けられ、ステータコイル8はモータハウジング5に取り付けられている。また、モータ1はモータカバー9で囲われている。
入力側エンコーダ10は、光学式或いは磁気式のロータリエンコーダであり、モータ1の回転軸2の一端に設けられ、モータ1の回転軸2の回転に伴ってパルス信号を生成し、生成したパルス信号を制御装置200に出力する。なお、入力側エンコーダ10は、回転軸2に取り付けられているが、減速機11の入力軸に取り付けてもよい。
出力側エンコーダ16は、光学式或いは磁気式のロータリエンコーダであり、減速機11の出力角度、第1実施形態では、ベース部103とリンク121、或いは隣り合う2つのリンク間の相対角度を検出する。関節J2においては、出力側エンコーダ16は、リンク121とリンク122との間の相対角度を検出する。具体的には、出力側エンコーダ16は、関節J2の駆動(リンク121とリンク122との相対移動)に伴ってパルス信号を生成し、制御装置200に生成したパルス信号を出力する。
リンク121とリンク122とは、クロスローラベアリング15を介して回転自在に結合されている。モータ1と入力側エンコーダ10との間には、必要に応じて、電源オフ時にロボットアーム101の姿勢を保持するためのブレーキユニットを設けてもよい。
減速機11は、第1実施形態では、小型軽量で減速比の大きい波動歯車減速機である。減速機11は、モータ1の回転軸2に結合された、入力軸を有するウェブジェネレータ12と、リンク122に固定された、出力軸を有するサーキュラスプライン13と、を備えている。なお、サーキュラスプライン13は、リンク122に直結されているが、リンク122に一体に形成されていてもよい。
また、減速機11は、ウェブジェネレータ12とサーキュラスプライン13との間に配置され、リンク121に固定されたフレクスプライン14を備えている。フレクスプライン14は、ウェブジェネレータ12の回転に対して減速比Nで減速され、サーキュラスプライン13に対して相対的に回転する。従って、モータ1の回転軸2の回転数が減速機11で1/Nに減速され、フレクスプライン14が固定されたリンク121に対してサーキュラスプライン13が固定されたリンク122を相対的に回転運動させ、関節J2を屈曲(回転)させる。このときの減速機11の出力側の回転角度が、実出力角度、即ち関節J2の角度(関節角度)となる。
ロボット100の振動は、ロボット100の剛性の低さに起因するものであるが、その要因として支配的である箇所は本実施形態では減速機11である。よって、減速機11の振動状況が分かれば収束検出の精度を向上させることができる。
図3は、ロボット装置500の制御装置200の構成を示すブロック図である。制御手段としての制御装置200は、制御部(演算部)としてのCPU(Central Processing Unit)201を備えている。また、制御装置200は、記憶手段として、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、HDD(Hard Disk Drive)204を備えている。また、制御装置200は、記録ディスクドライブ205、計時手段であるタイマ206及び各種のインタフェース211〜216を備えている。また、制御装置200は、インタフェース216に接続されたサーボ制御装置230を備えている。
CPU201には、ROM202、RAM203、HDD204、記録ディスクドライブ205、タイマ206及び各種のインタフェース211〜216が、バス220を介して接続されている。ROM202には、BIOS等の基本プログラムが格納されている。RAM203は、CPU201の演算処理結果等、各種データを一時的に記憶する記憶装置である。
HDD204は、CPU201の演算処理結果や外部から取得した各種データ等を記憶する記憶装置であると共に、CPU201に、後述する各種演算処理を実行させるためのプログラム240を記録するものである。CPU201は、HDD204に記録(格納)されたプログラム240に基づいてロボット制御方法の各工程を実行する。
記録ディスクドライブ205は、記録ディスク241に記録された各種データやプログラム等を読み出すことができる。タイマ206は、時間をカウントし、その時間のデータをCPU201に出力する。なお、タイマ206の機能をCPU201が備えていてもよい。
インタフェース211には、ユーザが操作可能なティーチングペンダント300が接続されている。ティーチングペンダント300は、入力された教示点のデータ(コンフィグレーション空間で指定された場合は各関節J1〜J6の目標角度)をインタフェース211及びバス220を介してCPU201に出力する。CPU201は、ティーチングペンダント300から入力を受けた教示点のデータをHDD204等の記憶部に設定する。
インタフェース212,213には、各種画像が表示されるモニタ311や書き換え可能な不揮発性メモリや外付けHDD等の外部記憶装置312が接続されている。
インタフェース214,215には、入力側エンコーダ10及び出力側エンコーダ16がそれぞれ接続されている。入力側エンコーダ10及び出力側エンコーダ16は、前述したパルス信号をインタフェース214,215及びバス220を介してCPU201に出力する。
インタフェース216には、サーボ制御装置230が接続されている。CPU201は、教示点間を繋ぐ軌道を生成して、モータ1の回転軸2の回転角度の制御量を示す駆動指令のデータを所定の時間間隔でバス220及びインタフェース216を介してサーボ制御装置230に出力する。
サーボ制御装置230は、CPU201から入力を受けた駆動指令に基づき、フィードバック制御によるモータ1への電流の出力量を演算し、モータ1へ電流を供給して、ロボットアーム101の関節J1〜J6の関節角度制御を行う。即ち、CPU201は、サーボ制御装置230を介して、関節J1〜J6の角度が目標角度となるように、モータ1による関節J1〜J6の駆動を制御する。
なお、本実施形態では、コンピュータ読み取り可能な記録媒体がHDD204であり、HDD204にプログラム240が格納される場合について説明するが、これに限定するものではない。プログラム240は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であれば、いかなる記録媒体に記録されていてもよい。例えば、プログラム240を供給するための記録媒体としては、図3に示すROM202や外部記憶装置312、記録ディスク241等を用いてもよい。具体例を挙げて説明すると、記録媒体として、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性メモリ、ROM等を用いることができる。
ここで、後述する収束検出プログラムを実行する際に、CPU201及びHDD204が有する機能について、図4を参照しながら説明する。図4は、第1実施形態に係るロボット装置500の制御系を示す機能ブロック図である。ここで、図3に示す制御部(演算部)としてのCPU201は、プログラム240を実行することにより、図4に示す各演算部401,402,403,405として機能する。また、記憶手段としてのHDD204は、記憶部404として機能する。以下、各部について説明する。
理論出力角演算部401は、各入力側エンコーダ10のパルス信号をカウントしてモータ1の回転角度θm1〜θm6を求める。つまり、理論出力角演算部401は、各入力側エンコーダ10により検出されたモータ1の回転角度θm1〜θm6のデータを取得する。また、理論出力角演算部401は、減速比Nから減速機11の出力角度、即ち関節J1〜J6の関節角度に換算した理論出力角度θ〜θを演算する。具体的には、理論出力角演算部401は、θ(θ〜θ)=θ(θm1〜θm6)÷Nを演算する。この値θ〜θを、サーボ制御装置230を介してフィードバックすることで、関節J1〜J6の角度が、ティーチングペンダント300より入力された各関節J1〜J6の目標関節角度となるように制御される。
実出力角演算部402は、各出力側エンコーダ16からパルス信号の入力を受け、各関節J1〜J6の実際の関節角度θJ1〜θJ6を求める。つまり、実出力角演算部402は、各出力側エンコーダ16から各関節J1〜J6の実際の関節角度θJ1〜θJ6のデータを取得する。
先に述べた理論出力角度θ〜θが、モータ1(減速機11の入力軸)の回転角度θm1〜θm6を基に推定した関節J1〜J6(減速機11の出力軸)の回転角度の理論値である。これに対し、関節角度θJ1〜θJ6は、各出力側エンコーダ16が発するパルス信号を基に計算された(即ち各出力側エンコーダ16により検出された)実測値であり、減速機11の撓みによる振動を含んだ値となる。
先端位置演算部403は、実出力角演算部402により算出した関節角度θJ1〜θJ6に基づき、順運動学により、ロボット100の先端(TCP)の位置を演算する。
収束判定値記憶部404は、ロボット100の先端位置における、位置決め完了位置として許容できるずれ量の幅(即ち、振動が収束したと見做せる許容範囲、収束幅)を記憶する。
収束判定部405は、先端位置演算部403および収束判定値記憶部404の値に基づき、ロボット100の先端の収束(位置決め完了)を判定し、次動作へ移行する指令をサーボ制御装置230に与える。
ここで、図1に示すように、ロボット100の先端(TCP)を教示点P1,P2,P3の順に動作させて部品W1を部品W2に組付けて組付部品を製造する場合について説明する。図1において、教示点P1から教示点P2に向かう動作を第1動作、教示点P2から教示点P3に向かう動作を第2動作とする。制御装置200は、ロボット100を第1動作から次の第2動作に移行させる際に、ロボット100の振動を収束させる目的で教示点P2の位置でロボット100を一時的に停止させる。
つまり、制御装置200は、第1動作では、各入力側エンコーダ10により検出された検出角度が、コンフィグレーション空間で指定された教示点P2(つまり、各関節J1〜J6の目標角度)となるようにフィードバック制御する。制御装置200は、入力側エンコーダ10の検出結果に基づいてフィードバック制御するので、出力側エンコーダ16の検出結果に基づいてフィードバック制御する際よりも速く教示点P2に到達する。しかし、ロボット100は、第1動作に伴う慣性力の影響を受け、教示点P2に到達したときにロボット100が減速機11の撓み等により振動する。この減速機11による振動は、モータ1の角度(入力側エンコーダ10による検出角度)では正確に求めることは困難である。ロボット100の振動が収束していない状態で第2動作、即ち部品W1を部品W2に組付けて組立部品を製造する動作を行うと、組み付けが失敗することがある。
そこで、ロボットの振動を実測し、振動が所定の収束幅(許容値)以内に収束したか否かを許容値判定することも考えられる。しかし、仮に、許容値判定を行う場合、ロボットの振動が許容値以下となる瞬間があっても、次の振動のピークで許容値を超えることもあるため、少なくとも振動の1周期以上の時間、待機する必要がある。
よって、第1実施形態では、ロボット100に第1動作を行わせて教示点P2に到達した時点から、ロボット100の先端の振動の収束時間を推定して、推定した収束時間、一時停止させた後に、次の第2動作を実行するようにしている。この収束時間は、前述した収束判定部405が推定する。
図5は、本発明の第1実施形態に係るロボット装置におけるロボット制御方法(収束時間検出方法)の各工程を示すフローチャートである。まず、サーボ制御装置230は、CPU201の指令によりロボット100に第1動作(検出対象動作)を実行させる(S1:ロボット動作工程)。サーボ制御装置230は、CPU201からの指令に基づき、入力側エンコーダ10からの位置情報をフィードバックして制御する。即ちサーボ制御装置230は、CPU201の制御の下、各入力側エンコーダ10により検出された回転角度θm1〜θm6が、ロボット100の先端が第1動作の動作完了位置に移動する目標角度θm1 〜θm6 となるよう、各モータ1の回転を制御する。これにより、ロボット100(ロボットアーム101)の先端(TCP)が教示点P2に近づけられる。
なお、回転角度θm1〜θm6を目標角度θm1 〜θm6 に制御することは、回転角度θm1〜θm6を減速比Nで割った角度θ〜θを、目標角度θm1 〜θm6 を減速比Nで割った目標角度θ 〜θ に制御することと同義である。目標角度θ 〜θ は、目標関節角度である。また、第1動作の「動作完了位置」とは、タスク空間で指定された教示点P2のワールド座標系Σにおける位置座標x,y,zであり、以下、「目標位置」ともいう。
収束判定部405は、収束判定値記憶部404より、対象動作の収束判定値(許容範囲の上下限値を示す許容値)を読み出す(S2)。収束判定部405は、この値を、検出対象動作におけるロボット100の先端の目標位置の各x,y,z軸方向の位置x,y,zを中心値として分布させることで、収束幅(許容範囲)を設定する。
図6は、ワールド座標系Σにおけるx,y,z軸方向の各方向におけるロボット100の先端の振動状況を説明するためのグラフである。収束判定値は各x,y,z軸方向に、必要とされる精度に応じてユーザが事前に設定する(記憶部であるHDD204に記憶させる)。
図6における各方向のグラフは、上からワールド座標系におけるロボット100(即ちロボットアーム101)の先端のx軸方向、y軸方向、z軸方向の位置について表しており、縦軸は位置、横軸は経過時間tである。横軸(時間軸)の起点0は、サーボ制御装置230からモータ1への指令が完了した時点、即ち各モータ1の回転角度θm1〜θm6を目標角度θm1 〜θm6 となるように制御した時点である。
x軸方向については、目標位置(動作完了位置)がxであり、その値xを中心として、収束幅(許容範囲)−xlim〜+xlimが設定されている。即ち、許容範囲は、[x−xlim,x+xlim]である。ロボット100の先端の位置が収束幅(許容範囲)内に収束し、収束したと判定される収束時間がtである。
y軸方向については、目標位置(動作完了位置)がyであり、その値yを中心として、収束幅(許容範囲)−ylim〜+ylimが設定されている。即ち、許容範囲は、[y−ylim,y+ylim]である。ロボット100の先端の位置が収束幅(許容範囲)内に収束し、収束したと判定される収束時間がtである。
z軸方向については、目標位置(動作完了位置)がzであり、その値zを中心として、収束幅(許容範囲)−zlim〜+zlimが設定されている。即ち、許容範囲は、[z−zlim,z+zlim]である。ロボット100の先端の位置が収束幅(許容範囲)内に収束し、収束したと判定される収束時間がtである。
ここで例えば、第1動作の次の第2動作において、x軸方向のみに高い精度が必要とされる場合、第1動作完了時におけるx軸方向の振動量は、次の第2動作の精度に強く影響する。この場合、x軸方向の収束判定値+xlim,−xlimの絶対値は小さく設定する。残りのy,z軸方向については、次の第2動作の精度にあまり影響しないため、なるべく早く次の第2動作に移行させるように収束判定値の絶対値を大きく設定する。
以上、第1実施形態では、サーボ制御装置230に目標位置x,y,z(具体的には各モータ1の目標角度又は該目標角度を減速比Nで割った角度)が指令されたとき、目標位置x,y,zを中心として図6のように収束幅が設定される。この収束幅の大きさについてはユーザが任意で設定可能である。収束幅は、動作精度が要求される場合には小さく、動作速度が要求される場合には大きく設定すればよい。
図6に示すように、y,z軸方向の振動が大きいものの、次の第2動作に高い精度が必要とされないのであれば、収束判定値を大きく設定することで収束時間t,tが短くなり、次の第2動作に早く移行することができる。よってロボット100を効率的に動作させることができる。収束判定値は、別途実験で求めた値を設定してもよいし、事前に数段階用意した値からユーザが選択できるようにしてもよい。ここで、収束時間t,t,tは、後のステップS6で推定により求める。
次に、収束判定部405は、各モータ1の回転角度(入力側エンコーダ10の検出角度)θm1〜θm6が目標角度θm1 〜θm6 となった時点で、タイマ206に計時を開始させる。また、収束判定部405は、各モータ1の回転角度θm1〜θm6が目標角度θm1 〜θm6 となった時点で、次の第2動作に移行しないよう、ロボット100の各モータ1の回転動作(駆動)を一時停止させる(S3)。
次に、実出力角演算部402は、各関節J1〜J6の関節角度θJ1〜θJ6を、各出力側エンコーダ16からのパルス信号から求める。即ち、実出力角演算部402は、各出力側エンコーダ16により検出された各関節J1〜J6の関節角度θJ1〜θJ6を取得する(S4)。
次に、先端位置演算部403は、各出力側エンコーダ16により検出された関節角度θJ1〜θJ6に基づきロボット100(ロボットアーム101)の先端(TCP)の位置を求める(S5:先端位置算出工程)。以上のステップS4,S5は、第1動作におけるモータ1への動作指令が完了した段階でスタートする。このとき、ロボット100の各モータ1の動作は停止しているが、減速機11から先、即ちロボット100の先端が振動している状態である。ロボット100の先端の位置は、各関節の関節角度θJ1〜θJ6を順運動学で計算し得られるものである。
次に、収束判定部405は、ロボット100の先端の位置が収束幅以内(許容範囲内)に収束する収束時間を推定する(S6:推定工程)。ここで、各モータ1の回転角度θm1〜θm6を目標角度θm1 〜θm6 に制御した時点をt=0とする。ロボット100の先端における動作完了位置に対する振れ幅が許容範囲内に収束する時点をt=t,t,tとする。よって、収束時間はt,t,tである。収束判定部405は、ステップS6において、収束時間t,t,tを、ステップS5にて算出したロボット100の先端の位置の時間変化に基づき推定する推定処理を実行する。
ここで、ステップS6の推定工程について具体的に説明する。図7は、本発明の第1実施形態に係るロボット制御方法における推定工程を示すフローチャートである。図8は、推定工程を説明するための概念図である。図8のグラフにおいて、横軸は時間t、縦軸は先端位置x,y,zの3軸方向のうち1軸方向(x軸方向)の先端位置xを示している。なお、他の軸(y,z軸)についても同様であるので、説明を省略する。
図8に示すように、ロボット100(ロボットアーム101)の先端位置は、目標位置xを中心とする収束幅(2本の破線の間の許容範囲)の内外を往復しながら徐々に減衰して目標位置xに収束する。よって、第1実施形態では、ロボット100の振動で収束幅を逸脱しない時間tを推定する。
具体的に説明すると、まず、CPU201は、ステップS5にて算出したロボット100の先端の位置xの時間変化によりロボット100の先端の振動の少なくとも2つ、本実施形態では2つのピーク値x,xを算出する(S61)。具体的に説明すると、CPU201は、所定の時間間隔で各出力側エンコーダ16から関節角度θJ1〜θJ6を取得して先端位置を求めており、先端位置が各ピーク値x,xを過ぎてxに近づいた時点で各ピーク値x,xを割り出す。即ち、CPU201は、時系列で先に割り出した少なくとも2つのピーク値x,xを求める。
次に、CPU201は、ピーク値x,xに基づき、収束時間tを推定する。具体的に説明すると、まず、CPU201は、ピーク値xを割り出した後、2つのピーク値x,xから対数減衰率を算出する(S62)。対数減衰率は、隣り合う振幅の比の自然対数で表される。図8のロボットアーム先端位置の波形においては、対数減衰率σは以下の式で表される。
Figure 2016083713
次いで、CPU201は、算出した対数減衰率から収束時間tを算出する(S63)。
以上のステップS61〜S63により、収束時間tが推定される。収束時間t,tについても同様に推定する。なお、推定方法として対数減衰率を求める場合について説明したが、これに限定するものではない。先端位置の複数のサンプリングデータから減衰波形の関数を求めて、収束時間を推定してもよい。また、2つのピーク値から次以降のピーク値及びそのタイミングを推定して、収束時間を推定してもよい。
このように、第1実施形態では、CPU201は、ワールド座標系Σにおける各x,y,z軸方向について各々収束時間t,t,tを推定する。
次に、図5においてステップS6で収束時間t,t,tの推定を終えた後、収束判定部405は、収束時間t,t,tが経過したか否かを判断する(S7)。具体的には、収束判定部405は、収束時間t,t,tのうち、最も長い収束時間(第1実施形態では収束時間t)が経過したか否かを判断する。
収束判定部405は、タイマ206による計時が収束時間tを経過していなければ(S7:No)、そのままロボット100の各モータ1の一時停止を続行する。収束判定部405は、タイマ206による計時が収束時間tに達したと判断した場合には(S7:Yes)、次の第2動作をロボット100に行わせる(S8)。
第2動作は、ステップS7で肯定判断をしたタイミングでロボット100に行わせるのが好ましいが、これに限定するものではない。つまり、ステップS7で肯定判断した場合は、次の第2動作が可能な状態となったものであり、実際に第2動作を行うのは、肯定判断した後であればどのタイミングでもよい。第2動作は、肯定判断した後に次の振動のピークを迎える前に開始するのが好ましい。
以上、ステップS3及びステップS7にて、CPU201は、ロボットに第2動作を行わせる前に、少なくとも各モータ1の回転角度を目標角度に制御した時点から推定した収束時間tに達する時点まで、各モータ1の回転動作を一時停止させる。つまり、CPU201は、ステップS3及びステップS7にて一時停止工程を実施する。
第1実施形態によれば、少なくともステップS6で推定した収束時間の分、各モータ1の回転動作を一時停止させるので、予め定めた所定時間の分、各モータ1の回転動作を一時停止させるよりも一時停止させておく時間を短縮できる。そして、少なくとも収束時間の分、ロボットの各モータの回転動作を停止させておけば、ロボット100の先端の振動は許容範囲に収束するので、次の第2動作におけるロボット100の動作精度を確保することができる。そして、所定時間とする場合に比べて余分な停止時間を削減することができるので、第1動作及び第2動作の一連のロボット100の動作が短時間となり、ロボット100による組立部品の組立作業の効率が向上する。
また、第1実施形態では、ロボット100の先端の振動のピーク値を少なくとも2つ割り出して収束時間を推定しているので、次以降のピーク値を減衰特性に基づいて容易に求めることができ、推定される収束時間の精度がより向上する。特に、対数減衰率を計算することで、2つのピーク値だけで済み、より迅速に収束時間を求めることができる。
また、3軸の収束時間t,t,tのうち最も長い収束時間tにタイマ206のカウントが達するまでロボット100の各モータ1を停止させておくので、収束時間t,tは経過しており、全ての軸方向で振動が許容範囲に収束していることとなる。これにより、ロボット100の次の第2動作の動作精度が向上する。
更に、第1実施形態によれば、各モータ(減速機の入力側)の回転角度に基づいてロボットの先端の位置を算出する場合と比較して、ロボット100の先端の位置を正確に求めることができる。よって、推定の収束時間を正確に求めることができ、これにより、ロボット100の作業効率が向上する。
また、許容範囲は、ワールド座標系Σの各軸方向で個別に設定可能であるので、動作精度を要求されない方向の収束判定値(許容範囲)を大きく設定することができ、収束時間を短縮でき、ロボット100の作業効率が向上する。
なお、第1実施形態では、3軸全てについて収束時間を推定する場合について説明したが、これに限定するものではなく、例えばロボット100の特性上、収束時間が最も長くなる軸方向が分かっていれば、その方向の収束時間のみ推定してもよい。この場合、推定した収束時間のみを用いてロボット100の停止時間を設定すればよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るロボット装置におけるロボット制御方法について説明する。図9は、本発明の第2実施形態に係るロボット装置の制御系を示す機能ブロック図である。なお、ロボット装置の全体構成は、第1実施形態のロボット装置と同様であるため説明を省略する。第2実施形態では、制御装置200のCPU201による制御動作、即ちプログラム240が上記第1実施形態と異なる。以下、第2実施形態において、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
ロボット100(ロボットアーム101)を長時間使用すると、減速機11、タイミングベルト(不図示)など、ロボット100(ロボットアーム101)を構成する各部品の経時変化の影響が現れる。ロボット100が経時劣化するに連れ、ロボット100(ロボットアーム101)の先端の振動の収束時間も長く変化する。
そこで、第2実施形態では、実測した収束時間の経時変化に基づき、ロボット100(ロボットアーム101)の経時劣化を、ロボット100を分解することなく検出する方法について述べる。
以下、図9に示す各部について説明する。第2実施形態では、CPU201は、上記第1実施形態で説明した図4の各演算部401,402,403,405として機能するほか、各演算部406,409として機能する。更に、HDD204は、上記第1実施形態で説明した図4の記憶部404として機能するほか、各記憶部407,408として機能する。なお、第2実施形態において、上記第1実施形態と共通する各部401〜405については説明を省略する。図9に示す各演算部401,402,403,405,406,409は、CPU201が、プログラム240を実行することにより機能する。
収束時間計測部406は、サーボ制御装置230による動作指令完了の時点から、収束判定部405による収束判定の時点までの実際の収束時間を計測する。収束時間記憶部407は、収束時間計測部406により求めた収束時間を、経時変化Tのデータとして記憶する。ここで、経時変化Tとは、初期動作時の収束時間を基準とした、現時点での収束時間の時間変化分(又は時間変化分に比例した値)である。初期動作時の収束時間は、最初にロボット100を動作させたときの収束時間とするのが好ましいが、ユーザが指定した収束時間(例えば、ユーザが指定した回数、ロボット100を動作させたときの収束時間)としてもよい。
判定値記憶部408は、実測した収束時間の経時変化Tに対する判定値(許容値)を記憶する。第2実施形態では、判定値(許容値)は数段階用意してもよく、具体的には、判定値記憶部408は、警告のみをユーザに通知する段階の通知判定値Tと、警告に加えてロボット100の停止が必要な段階の停止判定値Tとを記憶(設定)する。ここで、判定値T<判定値Tである。各判定値T,Tは、収束時間とロボット100の劣化の関係を事前に実験的に求めて設定してもよいし、またロボット100の動作を含めた生産のタクトタイムに対する収束時間の影響度合いにより設定してもよい。
判定処理部409は、収束時間記憶部407に記憶された収束時間の経時変化Tと、判定値記憶部408に記憶された判定値T,Tとを比較して、警告指令及び/又はロボット100の停止指令を出す。この処理については後に説明する。
収束時間の経時変化Tの処理方法としては、例えば移動平均を用いるとよい。警告指令はユーザが確認容易な、例えばティーチングペンダント300やモニタ311等の通知手段に表示(通知)させるのがよい。ロボット100(ロボットアーム101)の停止指令はサーボ制御装置230に送る。
図10は、判定処理部409における経時変化Tのデータの処理を説明するための図である。図10に示す縦軸は収束時間の経時変化T、横軸は対象動作の実行回数である。図10の例において判定値は2種類設定されている。一つは収束時間の経時変化Tについてユーザに警告通知を行う通知判定値T、もう一つはユーザへの警告に加え、ロボット100(ロボットアーム101)の停止を行う停止判定値Tである。対象動作を実行し、n回目において収束時間の経時変化Tが判定値Tを超えたと判断した場合、ユーザへ警告を発する。またn回目において収束時間の経時変化Tが判定値Tを超えたと判断した場合、ユーザへの警告発報に加えてロボット100の停止の措置を行う。
図11は、本発明の第2実施形態に係るロボット装置におけるロボット制御方法の各工程を示すフローチャートである。以下、第2実施形態の処理の流れを説明する。ここでステップS21〜S27までは、第1実施形態で説明したステップS1〜S7と同様であるので省略する。
収束時間計測部406は、ステップS25で算出したロボット100の先端の振動が許容範囲内に収束する実際の収束時間(実収束時間)を計算(計測)する(S28)。この実収束時間は、サーボ制御装置230による動作指令完了の時点から、収束判定部405によりロボット100の振動が実際に許容範囲内に収束したとする収束判定の時点までの時間である。
判定処理部409は、判定値記憶部408に事前に記憶されている判定値T,Tの読み出しを行う(S29)。
次に、判定処理部409は、経時変化Tを実測した収束時間を処理して求める(S30)。即ち、収束時間計測部406は、計測した収束時間を、収束時間記憶部407へ記憶させている。判定処理部409は、収束時間記憶部407から読み出した収束時間の経時変化Tを、移動平均などを用いて求める。
判定処理部409は、経時変化Tが通知判定値Tを超えているか否かを判断する(S31:通知判断工程)。
判定処理部409は、経時変化Tが通知判定値Tを超えていないと判断した場合(S31:No)、上記第1実施形態で説明したステップS8と同様、ロボット100に第2動作を実行させる(S32)。
判定処理部409は、経時変化Tが通知判定値Tを超えていると判断した場合(S31:Yes)、通知手段であるモニタ311又はティーチングペンダント300に警告の通知(表示)を行わせる(S33:通知工程)。
次に、判定処理部409は、経時変化Tが停止判定値Tを超えているか否かを判断する(S34:停止判断工程)。
判定処理部409は、経時変化Tが停止判定値Tを超えていないと判断した場合(S34:No)、上記第1実施形態で説明したステップS8と同様、ロボット100に第2動作を実行させる(S32)。
判定処理部409は、経時変化Tが停止判定値Tを超えていると判断した場合(S34:Yes)、ロボット100の動作を非常停止させる(S35:非常停止工程)。
以上、第2実施形態によれば、収束時間の経時変化Tのデータについて判定値Tで判断することにより、ロボット100を分解することなくロボット100の劣化状態をユーザが判断することができる。また、収束時間の経時変化Tのデータについて判定値Tで判断し、劣化したロボット100を停止することにより、劣化状態にあるロボット100で組立作業を行うのを回避することができる。以上、第2実施形態によれば、ロボット100の劣化状態を判定値T及び判定値Tにより2段階で判断しているため、メンテナンス性が向上する。
なお、第2実施形態では、判定値T,Tで判断する場合について説明したが、これに限定するものではなく、判定値Tのみ又は判定値Tのみで判断する場合であってもよい。即ち、ステップS31,S33又はステップS34,S35は省略可能である。ステップS31,S33を省略した場合、ステップS35にてロボット100の停止に加えて、ステップS33と同様、警告を通知してもよい。
また、第2実施形態では、経時変化Tを求める収束時間として、実測した収束時間を用いる場合について説明したが、ステップS26で推定した収束時間を用いてもよい。この場合、収束時間の実測は省略可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、上記実施形態においては、多関節のロボット100が、垂直多関節のロボットである場合について説明したが、水平多関節のロボット(スカラロボット)、パラレルリンクロボットなどであってもよい。
1…モータ、16…出力側エンコーダ(関節角度検出器)、100…ロボット、200…制御装置(制御手段)、500…ロボット装置

Claims (10)

  1. 多関節のロボットが、各関節を駆動するモータと、前記各関節の角度を検出する関節角度検出器とを有し、制御手段により前記各モータの回転を制御して、前記ロボットに第1動作を行わせた後、第2動作を行わせるロボット制御方法であって、
    前記制御手段が、前記各モータの回転角度が前記第1動作の動作完了位置における目標角度となるように、前記各モータの回転を制御するロボット動作工程と、
    前記制御手段が、前記ロボット動作工程の後、前記各関節角度検出器により検出された関節角度に基づき前記ロボットの先端の位置を求める先端位置算出工程と、
    前記制御手段が、前記ロボット動作工程にて前記各モータの回転角度を前記目標角度に制御してから、前記ロボットの先端における前記動作完了位置に対する振れ幅が許容範囲内に収束するまでの収束時間を、前記先端位置算出工程にて算出した前記ロボットの先端の位置の時間変化に基づき推定する推定工程と、
    前記制御手段が、前記ロボットに前記第2動作を行わせる前に、少なくとも前記ロボット動作工程にて前記各モータの回転角度を前記目標角度に制御した時点から前記推定工程にて推定した収束時間に達する時点まで、前記各モータの回転動作を一時停止させる一時停止工程と、を備えたことを特徴とするロボット制御方法。
  2. 前記推定工程では、前記制御手段が、前記先端位置算出工程にて算出した前記ロボットの先端の位置の時間変化により前記ロボットの先端の振動のピーク値を求め、少なくとも2つのピーク値に基づき、前記収束時間を推定することを特徴とする請求項1に記載のロボット制御方法。
  3. 前記推定工程では、前記制御手段が、前記少なくとも2つのピーク値の対数減衰率を求め、該対数減衰率から前記収束時間を求めることを特徴とする請求項2に記載のロボット制御方法。
  4. 前記推定工程では、前記制御手段が、ワールド座標系における各軸方向について各々前記収束時間を推定し、
    前記一時停止工程では、前記制御手段が、少なくとも前記ロボット動作工程にて前記各モータの回転角度を前記目標角度に制御した時点から前記各収束時間のうち最も長い収束時間に達する時点まで、前記各モータの回転動作を一時停止させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロボット制御方法。
  5. 前記制御手段が、前記推定工程にて推定した前記収束時間、又は実際に計測した実収束時間の経時変化が、予め設定した通知判定値を超えているか否かを判断する通知判断工程と、
    前記制御手段が、前記経時変化が前記通知判定値を超えていると判断した場合は、警告を通知する通知工程と、を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のロボット制御方法。
  6. 前記制御手段が、前記推定工程にて推定した前記収束時間、又は実際に計測した実収束時間の経時変化が予め設定した停止判定値を超えているか否かを判断する停止判断工程と、
    前記制御手段が、前記経時変化が前記停止判定値を超えていると判断した場合は、前記ロボットの動作を停止させる非常停止工程と、を更に備えたことを特徴とする請求項5に記載のロボット制御方法。
  7. 各関節を駆動するモータと、前記各関節の角度を検出する関節角度検出器と、を有する多関節のロボットと、
    前記ロボットの前記各モータの回転を制御する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のロボット制御方法の各工程を実行する制御手段と、を備えたロボット装置。
  8. コンピュータに、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のロボット制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のロボット制御方法の各工程を実行して、前記ロボットに第1部品を把持させて前記第1動作を行い、前記収束時間、前記ロボットを一時停止させた後に、前記第2動作にて前記第1部品を第2部品に組付けて組立部品を製造する組立部品の製造方法。
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