JP5199580B2 - 共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレート - Google Patents

共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレート Download PDF

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Description

本発明は6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸を共重合したポリエチレン−2,6−ナフタレートに関する。
ポリエチレン−2,6−ナフタレートは、ポリエチレンテレフタレートよりも優れた機械的特性、寸法安定性および耐熱性を有することから、それらの要求の厳しい用途、例えば高密度磁気記録媒体などのベースフィルムなどに使用されている。しかしながら、近年の高密度磁気記録媒体などでの寸法安定性の要求はますます高くなってきており、さらなる特性の向上が求められている。
ところで、ポリエチレンナフタレートよりも更に高性能のポリエステルとして、特許文献1〜4には6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸のエステル化合物であるジエチル6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエートから得られる芳香族ポリエステル樹脂が提案されている。これらの公報によると、結晶性で、融点が294℃のポリエチレン6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフタレートが具体的に提示されている。
しかしながら、これら特許文献で提示されたポリエチレン6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフタレートは、融点が非常に高く、また結晶性も非常に高いことからフィルムなどに製膜しようとすると、溶融状態での流動性に乏しいことから押出が不均一化したり、押出した後延伸しようとしても結晶化が進んで高倍率で延伸すると破断しやすいなどの問題があった。
特開昭60−135428号公報 特開昭60−221420号公報 特開昭61−145724号公報 特開平6−145323号公報
本発明の目的は、ポリエチレン−2,6−ナフタレートの持つ優れた特性を維持しつつ、さらに延伸性に優れ、寸法安定性に優れた成形品を提供可能な共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートを提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決しようと鋭意研究した結果、ポリエチレン−2,6−ナフタレートに、6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸を特定範囲で共重合させることにより、ポリエチレン−2,6−ナフタレートの機械的特性、耐熱性、成形性などの特性を維持しつつ、延伸性に優れ、寸法安定性、特に湿度膨張係数を非常に低くできる共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートが得られることを見出し、本発明に到達した。
かくして本発明によれば、芳香族ジカルボン酸成分とアルキレングリコール成分からなり、芳香族ジカルボン酸成分の50モル%以上95モル%未満がナフタレンジカルボン酸成分であり、芳香族ジカルボン酸成分の5モル%以上50モル%未満が、下記式(1)
Figure 0005199580
(Rは炭素数2から10のアルキレン基)
で表される6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分であり、グリコール成分の90モル%以上がエチレングリコール残基であって、かつ固有粘度が0.4〜3.0であることを特徴とする共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレート(グリコール成分の90モル%がエチレングリコール残基であり、10モル%が1,4−ベンゼンジエタノール残基であるものを除く)、およびそれを用いたフィルムが提供される。
また、本発明の好ましい態様として、融点が195〜260℃の範囲にあることが好ましい。さらには共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートが液晶性を示さないことが好ましい。すなわち340℃で一旦溶融させその後氷浴で急冷することによって得た非晶体についてのXRD測定において2θの5〜10°の範囲にピークが観察されないことが好ましい。またDSC測定において昇温速度20℃/minで320℃まで昇温した後、10℃/minで冷却したときの吸熱ピークが120℃〜220℃の範囲に一本だけ観測されることが好ましい。
本発明によれば、ポリエチレン−2,6−ナフタレートの持つ機械的特性や耐熱性、および成形性などの特性を維持しつつ、湿度膨張係数を非常に低くでき、寸法安定性を飛躍的に向上することができる。
本発明の共重合芳香族ポリエチレン−2,6−ナフタレートは、芳香族ジカルボン酸成分とアルキレングリコール成分からなり、芳香族ジカルボン酸成分の50モル%以上95モル%未満がナフタレンジカルボン酸成分であり、芳香族ジカルボン酸成分の5モル%以上50モル%未満が、下記式(1)
Figure 0005199580
(Rは炭素数2から10のアルキレン基)
で表される6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分であり、グリコール成分の90モル%以上がエチレングリコール残基であることを特徴とする。
6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分の好ましい割合は45モル%以下であり、さらに40モル%以下が好ましく、より好ましくは35モル%以下である。
上記式(1)で表される6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分において、Rで表されるアルキレン基は直鎖の脂肪族炭化水素基であることが好ましく、さらにはメチレン基の数は偶数であることが好ましい。より好ましくは、下記式(1)−1
Figure 0005199580
(nは1〜3)
で表される。さらに具体的には下記式(1)−2
Figure 0005199580
で表される。
また、本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートは、グリコール酸成分の90モル%以上がエチレングリコール残基である。下限未満では、ポリエチレン−2,6−ナフタレートのもつ優れた特性を維持するのが難しくなる。好ましいエチレングリコール残基の割合は90〜100モル%、さらに好ましくは95〜100モル%の範囲である。
本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートの固有粘度は、0.4〜3.0である。固有粘度はP−クロロフェノール/テトラクロロエタン(40/60重量比)の混合溶媒を用いてポリマーを溶解してポリマー濃度0.5g/dLの溶液を調整し35℃で測定して求める。
なお、本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートは、本発明の効果を阻害しない範囲で、他の芳香族ジカルボン酸残基、例えばテレフタル酸残基、フタル酸残基、イソフタル酸残基、1,4−フェニレンジオキシジカルボン酸残基、1,3−フェニレンジオキシジ酢酸残基、4,4’−ジフェニルジカルボン酸残基、4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸残基、4,4’−ジフェニルケトンジカルボン酸残基、4,4’−ジフェノキシエタンジカルボン酸残基、4,4’−ジフェニルスルホンジカルボン酸残基または2,7−ナフタレンジカルボン酸残基などを共重合してもよいし、またエチレングリコール以外のグリコール成分として、イソプロピレングリコール残基、トリメチレングリコール残基、テトラメチレングリコール残基、ヘキサメチレングリコール残基、オクタメチレングリコール残基、ジエチレングリコール残基などを共重合してもよい。
本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートは、6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分と共重合することで、DSCで測定した融点が、195〜260℃の範囲、さらに200〜260℃の範囲にあることが製膜性の点から好ましい。融点が上記上限を越えると、溶融押し出しして成形する際に、流動性が劣り、吐出などが不均一化しやすくなる。一方、上記下限未満になると、製膜性は優れるものの、ポリエチレン−2,6−ナフタレートの持つ機械的特性などが損なわれやすくなる。すなわち、通常他の酸成分を共重合して融点を下げれば、同時に機械的特性なども低下するが、製膜性が向上するためか、驚くべきことにホモのポリエチレン−2,6−ナフタレートや、特許文献1〜4に記載の6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸のエステルを主たる繰り返し単位とするポリマーと同様な機械的特性などを発現できることを見出したのが本発明である。
また、本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートは、6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分を共重合することで、DSCで測定したガラス転移温度(以下、Tgと称することがある。)が、105〜120℃の範囲、さらに110〜120℃の範囲にあることが、耐熱性や寸法安定性の点から好ましい。通常、ホモポリエチレン−2,6−ナフタレートのTgは118℃程度であり、共重合成分として6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分を選択したことにより、50モル%未満まで共重合したとしても、前述の下限以上のTgを共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートに具備させることができる。なお、Tgが下限未満では、樹脂の耐熱性、機械的強度に不具合が出ることがある。
本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートは、ポリエチレン−2,6−ナフタレートに、6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸を特定範囲で共重合することにより、特定の分子構造を有していることから優れた成形性を有することを特徴とする。
本発明者らはポリエチレン6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフタレートが寸法安定性に優れていることに着目したが、融点が非常に高く、また結晶性も非常に高いことから溶融状態での流動性に乏しいことが課題となっていた。そこで非液晶性のポリエチレン−2,6−ナフタレートと結晶性の大きいポリエチレン6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフタレートとの特定範囲のモル比の共重合ポリマーとすることにより、寸法安定性および成形性に優れた樹脂を得ることが本発明の特徴である。
本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートは光学的に異方性の溶融相を形成しないものであることが好ましい。
本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートは、340℃で一旦溶融させその後氷浴で急冷することによって得た非晶体についてのXRD測定において2θの5〜10°の範囲にピークが観察されないものであることが好ましい。また本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートにおいて、なかでもDSC測定において昇温速度20℃/minで320℃まで昇温した後、10℃/minで冷却したときの吸熱ピークが120℃〜220℃の範囲に0〜1点観測されること、すなわち吸熱ピークが観察されないか、1点だけ吸熱ピークが観察されることが好ましい。
共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートが光学的に異方性の溶融相を形成かどうかは6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分の導入割合をコントロールすることにより制御できる。この点から本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートにおける6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分の好ましい割合は上述のとおり、45モル%以下であり、さらに40モル%以下が好ましく、より好ましくは35モル%以下である。
本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートは反応副生物であるジアルキレングリコール成分が10mol%未満である事が好ましい。ジアルキレングリコールがポリマー中に残存したり、ジアルキレングリコールのようなエーテル成分がポリマー骨格に含まれると、主鎖の剛直性が失われ、機械的特性、耐熱性低下を引き起こす原因になる。このようなジアルキレングリコール成分はグリコール成分同士の反応、またはポリマー末端のヒドロキシ末端同士の反応により生成する事が知られており、グリコール成分がエチレングリコールの場合にはジエチレングリコールが生成する。よってこのようなジアルキレングリコールは10mol%未満に抑える事が望ましい。好ましくは7mol%以下である。ジアルキレングリコールの含有量は核磁気共鳴装置によって測定する事ができる。
本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートは末端カルボキシ濃度が200当量/トン以下、より好ましくは100当量/トン以下であることが好ましい。共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートでは通常重縮合反応の平衡定数が小さいため、カルボキシ末端量の増加は吸水率の増加とカルボキシ基による酸触媒作用により加水分解性の増加を引き起し、本来の物性が損なわれるという問題があった。そのため耐加水分解性を向上させるためにはこのカルボキシ末端量を小さくする事が重要である。また得られたポリエステルの重合度をさらに上昇させるために固相重合を行う場合にもカルボキシ末端量が多いと反応性が低下し、固相重合に要する時間が長くなり生産性が低下するなど工業的にも好ましくない。末端カルボキシ濃度を上記の好ましい範囲とする共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートを得るためには、例えば6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸を、そのエステル化合物を経由せずグリコールと直接反応させることにより可能となる。
(フィルム成形時の延伸性)
本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートは、押出成形、射出成形、圧縮成形、ブロー成形などの通常の溶融成形に供することができ、繊維、フィルム、三次元成形品、容器、ホース等に加工することができる。本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートは、結晶性の6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分を特定量、共重合成分として有することにより、共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートを成形しフィルムを得ようとするときの延伸性、なかでも二軸延伸フィルムを得ようとするときの双方向の延伸性に優れるという特徴を有する。
本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートを、溶融製膜してシート状に押出すことで二軸延伸フィルムを得たときに、ポリエチレン−2,6−ナフタレートの持つ優れた耐熱性や機械的特性、成形性を維持しつつ、優れた寸法安定性が提供でき、なかでも湿度膨張係数を低くすることが可能である。
(製造方法)
つぎに、本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートの製造方法について、詳述する。本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートは、下記式(2)
Figure 0005199580
(Rは炭素数2から10のアルキレン基)
で表される6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸またはそのエステルと
ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、またはそのエステルとエチレングリコールとを反応させ重合させることにより製造することができる。
上記式(2)で表される6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸は好ましくは下記式(2)−1
Figure 0005199580
(nは1〜3)
であり、さらに好ましくは下記式(2)−2
Figure 0005199580
で表される。
ところで、特許文献1〜4に示されるような6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸のエステルとエチレングリコールとをエステル交換反応させる方法ではジエチレングリコール成分が大量に副生物として発生しやすい。そのため、本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートにおいて、エチレングリコール量を上述のような範囲とするには、6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸とエチレングリコールとをエステル化反応させる方法を採用することが好ましい。なお、ジエチレングリコールの含有量は、核磁気共鳴装置によって測定することができる。6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸を、そのエステル化合物を経由せずグリコールと直接反応させることにより、反応副生物であるジアルキレングリコールなどの副生物の含有量を低減することもできる。なお、必要に応じて、固相重合処理を行っても良い。
また、前述のポリエステル前駆体を製造する工程でエチレングリコール成分は、全酸成分に対し1.1〜4モル倍用いることが、重合工程でのハンドリングの点から好ましい。より好ましくは1.1〜3モル倍、さらに好ましくは1.1〜2モル倍である。
また、ポリエステルの前駆体を製造する際の反応温度としてはエチレングリコールの沸点以上で行うことが好ましく、特に190℃〜250℃の範囲で行なうことが好ましい。190℃よりも低いと反応が十分に進行しにくく、250℃よりも高いと副反応物であるグリコールが生成しやすい。また、反応を常圧下で行うこともできるが、さらに生産性を高めるために加圧下で反応を行ってもよい。より詳しくは反応圧力は絶対圧力で10kPa以上200kPa以下、反応温度は通常150℃以上250℃以下、好ましくは180℃以上230℃以下で、反応時間10分以上10時間以下、好ましくは30分以上7時間以下行われるのが好ましい。このエステル化反応によってポリエステル前駆体としての反応物が得られる。
ポリエステルの前駆体を製造する反応工程では、公知のエステル化もしくはエステル交換反応触媒を用いてもよい。
つぎに、重縮合反応について説明する。まず、重縮合温度は得られるポリマーの融点以上から融点+50℃以下、より好ましくは融点プラス5℃以上から融点+30℃以下である。重縮合反応では通常6.7×10−4MPa以下の減圧下で行うのが好ましい。6.7×10−4MPaより高いと重縮合反応に要する時間が長くなり且つ重合度の高い共重合芳香族ポリエステル樹脂を得ることが困難になる。
重縮合触媒としては、少なくとも一種の金属元素を含む金属化合物が挙げられる。なお、重縮合触媒はエステル化反応においても使用することができる。金属元素としては、チタン、ゲルマニウム、アンチモン、アルミニウム、ニッケル、亜鉛、スズ、コバルト、ロジウム、イリジウム、ジルコニウム、ハフニウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなどが挙げられる。より好ましい金属としては、チタン、ゲルマニウム、アンチモン、アルミニウム、スズなどであり、中でも、チタン化合物はエステル化反応と重縮合反応との双方の反応で、高い活性を発揮するので特に好ましい。
これらの触媒は単独でも、あるいは併用してもよい。かかる触媒量は、共重合芳香族ポリエステルの繰り返し単位のモル数に対して、0.005〜0.5モル%、さらには0.01〜0.1モル%が好ましい。
本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートには、本発明の効果を阻害しない範囲で、他の熱可塑性ポリマー、紫外線吸収剤等の安定剤、酸化防止剤、可塑剤、滑剤、難燃剤、離型剤、顔料、核剤、充填剤あるいはガラス繊維、炭素繊維、層状ケイ酸塩などを必要に応じて配合しても良い。他種熱可塑性ポリマーとしてはポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなど上記ポリエステル樹脂とは組成の異なるポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート、ABS樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリアミド系エラストマー、ポリエステル系エラストマーなどが挙げられる。
本発明のポリエチレン−2,6−ナフタレートは、押出成形法、射出成形法、押出しブロー成形法、カレンダー成形法により、各種の製品を製造することができ、特に優れた寸法安定性を有することから、高密度磁気記録媒体のベースフィルムの材料として極めて好適である。
以下に実施例及び比較例を挙げ、本発明をより具体的に説明する。以下の方法により、その特性を測定および評価した。
(1)固有粘度
得られたポリエステルの固有粘度はP−クロロフェノール/テトラクロロエタン(40/60重量比)の混合溶媒を用いてポリマーを溶解してポリマー濃度0.5g/dLの溶液を調整し35℃で測定して求めた。
(2)DSC測定
ガラス転移点、融点はDSC(TA Instrument株式会社製、DSC2920)により昇温速度20℃/minで測定した。また液晶性の評価のために昇温速度20℃/minで320℃まで昇温した後、10℃/minで冷却したときの吸熱ピークを観察した。
(3)末端カルボキシル基量
末端カルボキシ基量は、600MHzの1H−NMR(日本電子株式会社製、JEOL A-600)によって測定した。
(4)エステル化率
エステル化率は、600MHzの1H−NMR(日本電子株式会社製、JEOL A-600)によって測定した。
(5)共重合量
共重合は、600MHzの1H−NMR(日本電子株式会社製、JEOL A-600)によって測定した。
(6)XRD測定
XRD測定はリガク製粉末X線回折装置RAD−Bを用いた。サンプルは340℃で一旦溶融させその後氷浴で急冷することによって得た非晶サンプルを用いて測定を行った。
(7)ヤング率
得られた共重合芳香族ポリエステル樹脂を融点+20℃の温度で溶融し、厚さ600μmの未延伸シートとして冷却ドラム上に押出し、これを製膜方向に140℃でロール間で3.4倍延伸した。その後、得られたフィルムを試料巾10mm、長さ15cmで切り取り、チャック間100mm、引張速度10mm/分、チャート速度500mm/分の条件で万能引張試験装置(東洋ボールドウィン製、商品名:テンシロン)にて引っ張る。なお、ヤング率の測定方向が製膜方向である。得られた荷重―伸び曲線の立ち上がり部の接線よりヤング率を計算する。
(8)温度膨張係数(αt)
得られたフィルムを、フィルムの幅方向が測定方向となるように長さ15mm、幅5mmに切り出し、真空理工製TMA3000にセットし、窒素雰囲気下(0%RH)、60℃で30分前処理し、その後室温まで降温させる。その後25℃から70℃まで2℃/minで昇温して、各温度でのサンプル長を測定し、次式より温度膨張係数(αt)を算出する。なお、測定方向が切り出した試料の長手方向であり、5回測定し、その平均値を用いた。
αt={(L60−L40)}/(L40×△T)}+0.5
ここで、上記式中のL40は40℃のときのサンプル長(mm)、L60は60℃のときのサンプル長(mm)、△Tは20(=60−40)℃、0.5は石英ガラスの温度膨張係数(ppm/℃)である。
(9)湿度膨張係数(αh)
得られたフィルムを、フィルムの幅方向が測定方向となるように長さ15mm、幅5mmに切り出し、真空理工製TMA3000にセットし、30℃の窒素雰囲気下で、湿度30%RHと湿度70%RHにおけるそれぞれのサンプルの長さを測定し、次式にて湿度膨張係数を算出する。なお、測定方向が切り出した試料の長手方向であり、5回測定し、その平均値をαhとした。
αh=(L70−L30)/(L30×△H)
ここで、上記式中のL30は30%RHのときのサンプル長(mm)、L70は70%RHのときのサンプル長(mm)、△H:40(=70−30)%RHである。
[参考例1] ビス(β―ヒドロキシエチル)6,6‘−(エチレンジオキシ)ジー2−ナフトエ酸の製造
6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸100重量部、エチレングリコール62重量部、テトラーn−ブチルチタネート0.085重量部を1Lの攪拌機、窒素ガス導入口を供えたオートクレーブに仕込み、窒素置換後、窒素圧0.2MPaを印加し温度230℃で6時間反応を行った。反応後析出した結晶をろ過し、メタノールにて洗浄を行った。洗浄後120℃で真空乾燥しビス(β―ヒドロキシエチル)6,6’−(エチレンジオキシ)ジー2−ナフトエ酸115重量部を得た。このもののエステル化度は96%であった。融点は240℃であった。
[実施例1]
参考例1で得られたビス(β―ヒドロキシエチル)6,6’−(エチレンジオキシ)ジー2−ナフトエ酸100重量部、2,6−ビス(ヒドロキシエトキシカルボニル)ナフタレン352重量部、テトラーn−ブチルチタネート0.09重量部を精留塔付き反応器に仕込み窒素下270℃にて融解させた。その後減圧を徐々に行い500mmHgにて約20分攪拌反応後重合温度320℃に上昇させた。次いで系内をさらに徐々に減圧にし0.2mmHg到達後約20分攪拌反応させ、ナフタレンジカルボン酸成分が87.4モル%であり、6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分が12.6モル%である共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートを得た。得られたポリマーの固有粘度0.98、ガラス転移温度115℃、融点は238℃であった。得られたポリマーの物性を表1中に示す。
得られた共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートについてXRD測定において2θの値5〜10°の範囲にはピークは観察されなかった(図1)。また得られた共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートについてDSC測定において昇温速度20℃/minで320℃まで昇温した後、10℃/minで冷却したときの吸熱ピークは、120℃〜220℃の範囲に観察されなかった(図2)。
[実施例2]
6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸を100重量部、2,6−ビス(ヒドロキシエトキシカルボニル)ナフタレンを145重量部とした以外は実施例1と同様にして、ナフタレンジカルボン酸成分が69.5モル%であり、6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分が30.5モル%である共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートを得た。得られたポリマーの物性を表1および表2中に示すが、得られた共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートについてXRD測定において2θの値5〜10°の範囲にはピークは観察されなかった。また得られた共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートについてDSC測定において昇温速度20℃/minで320℃まで昇温した後、10℃/minで冷却したときの吸熱ピークが1点観測された(図3)。
[実施例3]
6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸を100重量部、2,6−ビス(ヒドロキシエトキシカルボニル)ナフタレンを93重量部とした以外は実施例1と同様にして、ナフタレンジカルボン酸成分が62.3モル%であり、6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分が37.7モル%である共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートを得た。得られたポリマーの物性を表1および表2中に示すが、得られた共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートについてXRD測定において2θの値5〜10°の範囲にはピークは観察されなかった。また得られた共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートについてDSC測定において昇温速度20℃/minで320℃まで昇温した後、10℃/minで冷却したときの吸熱ピークとして、メインピークが1点、微小のピークが1点それぞれ観測された(図4)。
Figure 0005199580
Figure 0005199580
[実施例4]
6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸を100重量部、2,6−ビス(ヒドロキシエトキシカルボニル)ナフタレンを168重量部とした以外は実施例1と同様にして、ナフタレンジカルボン酸成分が73モル%であり、6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分が27モル%である共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートを得た。
得られた共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレート、押し出し機に供給して290℃でダイから溶融状態で回転中の温度40℃の冷却ドラム上にシート状に押し出し未延伸フィルムとした。そして、製膜方向に沿って回転速度の異なる二組のローラー間で、上方よりIRヒーターにてフィルム表面温度が140℃になるように加熱して縦方向(製膜方向)の延伸を、表中記載の延伸倍率にて行った。ついで140℃で横方向(幅方向)に延伸し、破断するまでの最大の延伸倍率を求めた(ただし装置の機械的な最大延伸倍率は6倍)。また破断するまでの最大の延伸倍率よりも小さい延伸倍率にて横方向(幅方向)に延伸し、厚さ8μmのフィルムを得て、実質の縦横延伸倍率から面倍率を求めた。185℃で10秒間熱固定し、得られた二軸配向ポリエステルフィルムの特性を表3に示す。
[比較例1]
2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチルとエチレングリコールとを、チタンテトラブトキシドの存在下でエステル化反応およびエステル交換反応を行い、さらに引き続いて重縮合反応を行って、固有粘度0.62dl/gで、グリコール成分の1.5モル%がジエチレングリコール成分であるポリエチレン−2,6-ナフタレートを得た。これを実施例4と同様に表3に記載の延伸倍率で二軸配向ポリエステルフィルムを得て、得られた二軸配向ポリエステルフィルムの特性を表3に示す。
Figure 0005199580
[実施例5〜7]
実施例1と同様にして、ナフタレンジカルボン酸成分が表4中のモル%である共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートを得て、実施例4と同様に厚さ8〜10μmのフィルムを得て、二軸延伸フィルムの製膜〜評価を行った結果を表4中に示す。
Figure 0005199580
[比較例2]
特開昭60−135428号公報に記載される手法にて実施例1と同種のポリマーを合成した。具体的にはジエチル6.6’−(エチレンジオキシ)ジー2−ナフトエート458重量部とエチレングリコール130重量部、テトラーn−ブチルチタネート0.1重量部を仕込み、200℃〜260℃にて加熱し反応により生じるエタノールを系外に留出せしめた。徐々に反応物が結晶化し固化し始めた。攪拌を一旦中止し、理論量のエタノールが留出してから温度を290℃に上昇させ融解させ、窒素ガス気流中常圧で30分間反応させ、次いで反応温度を310℃に昇温し、かつ系内を徐々に減圧し0.2mmHg到達後更に10分間反応せしめた。得られたポリマーの融点は294℃で、ジエチレングリコール成分が12mol%、アルカリ金属含有量が30ppmであった。
特開昭60−135428号公報に記載される方法でエステル化交換反応を行った場合、反応後期においてポリエステル前駆体の結晶が析出固化し攪拌工程に問題が生じ、十分にエステル化交換反応が十分に進まなかった。また製造された該芳香族ポリエステル樹脂はジエチレングリコール成分が多量に残留し、熱的物性を損なうことが確認された。
本発明の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートは、押出成形、射出成形、圧縮成形、ブロー成形などの通常の溶融成形に供することができ、繊維、フィルム、三次元成形品、容器、ホース等に加工することができる。特に優れた寸法安定性を有することから高密度磁気記録媒体のベースフィルムとして好適である。
実施例1の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートのXRD測定チャート。 実施例1の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートのDSC測定チャート。 実施例2の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートのDSC測定チャート。 実施例3の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートのDSC測定チャート。

Claims (6)

  1. 芳香族ジカルボン酸成分とアルキレングリコール成分からなり、芳香族ジカルボン酸成分の50モル%以上95モル%未満がナフタレンジカルボン酸成分であり、芳香族ジカルボン酸成分の5モル%以上50モル%未満が、下記式(1)
    Figure 0005199580
    (Rは炭素数2から10のアルキレン基)
    で表される6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分であり、グリコール成分の90モル%以上がエチレングリコール残基であって、かつP−クロロフェノール/1,1,2,2−テトラクロロエタン(重量比40/60)の混合溶媒を用いて35℃で測定した固有粘度が0.4〜3.0であることを特徴とする共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレート(グリコール成分の90モル%がエチレングリコール残基であり、10モル%が1,4−ベンゼンジエタノール残基であるものを除く)
  2. 融点が195〜260℃の範囲にある請求項1に記載の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレート。
  3. 340℃で一旦溶融させその後氷浴で急冷することによって得た非晶体についてのXRD測定において2θの5〜10°の範囲にピークが観察されない事を特徴とする請求項1または2に記載の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレート。
  4. DSC測定において昇温速度20℃/minで320℃まで昇温した後、10℃/minで冷却したときの吸熱ピークが120℃〜220℃の範囲に0〜1点観測される事を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレート。
  5. NMRによって測定された末端カルボキシル基量200当量/トン以下である請求項1〜4のいずれかに記載の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレート。
  6. DSC測定におけるガラス転移温度が105〜120℃の範囲にある請求項1〜5のいずれかに記載の共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレート。
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