JP4637298B2 - スイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インヒビタースイッチ等のスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のインヒビタースイッチ装置としては、例えば、特開平10−134672号公報に記載された図11に示すようなものがある。このインヒビタースイッチ201は、極盤203の下面に複数の固定接点205を備え、この極盤203に対して移動可能な可動盤207に可動接点209が支持されている。
可動接点209には接点アーム211が片持ち状に複数設けられている。各接点アーム211は、前記各固定接点205に対し摺動可能に接触している。この各接点アーム211の各固定接点205に対する接触の状態は例えば図12のようになっている。
【0003】
前記各固定接点205は樹脂で形成された極盤203にインサート成形によって設けられ、固定設点205に対し前記接点アーム211の湾曲した接触部213が摺動可能となっている。そして、可動接点211の固定接点205に対する摺動によるON・OFF切り替え位置215は固定接点205と極盤203とのインサート成形の境目となっている。
【0004】
従って、可動盤207の移動に伴って各接点アーム211が各固定接点205に対し接触しながら摺動し、固定接点205に対する接点アーム211の接触、非接触は、ON・OFF切り替え位置215を通過することによって行われ、各固定接点205の選択的な導通を確保することができる。
【0005】
この場合、接点アーム211の接触部213は湾曲形成されており、固定接点205に対しほぼ線接触状態となっている。従って、インサート成形の境目を正確に設定してON・OFF切り替え位置215を決めることにより、各固定接点205に対する各接点アーム211の接触、非接触の切り替えを正確に行わせることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、金型上でON・OFF切り替え位置215を調整することは極めて困難であるという問題がある。すなわち、上記のような構造では、ON・OFF切り替え位置215を調整する場合に、固定接点205の端縁を例えば1/100mm削ると共に、インサート成型用の金型もこれに合わせて調整しなければならず、極盤203及び固定接点205の双方の型変更が必要となり、双方を調整してON・OFF切り替え位置215を決定することが極めて困難となる恐れがある。
【0007】
また、固定接点205のプレス成形の際に、図13(a)のようにダレ219が生じたり、図13(b)のようにバリ221が生じ、ON・OFF切り替え位置215を決めたとしても、ダレ219あるいはバリ221によって実際のON・OFF切り替え位置223,225は前記ON・OFF切り替え位置215からずれることになり、かかる点からもON・OFF切り替え位置を正確に調整することが極めて困難であるという問題がある。
【0008】
これに対し、例えば、実開昭61−151214号公報に記載された図14、図15に示すようなものがある。このスイッチ231は、例えば冷蔵庫のドア用に用いられるものである。このスイッチ231には、操作摘み233が備えられている。操作摘み233は、内部のばねで外方に付勢されている。この操作摘み233にはスライドが連動するように備えられている。このスライドには可動接点235が保持されている。可動接点235の先端は、接触部237となっている。一方、スイッチ231内には、極盤239に固定接点241が備えられている。極盤239には、インシュレーター部243が突設されている。
【0009】
従って、操作摘み233を押し込むとスライドと共に可動接点235が摺動し、一点鎖線図示のように、接触部237が固定接点241に接触し、導通状態となる。操作摘み233の押し込みを解除すると、復帰ばねの付勢により可動接点235は元の位置に復帰する。このとき、可動接点235は、実線図示のようにインシュレーター部243上に乗り上げ、可動接点235の接触部237が、固定接点241から浮き上がる。
【0010】
このように可動接点235を浮き上がらせることにより固定接点241に対する導通のOFFを行わせることで、固定接点241の端縁ではなくその途中の固定接点241上にON,OFF切り替え位置を設定することができ、ON,OFF切り替えを比較的正確に行わせることが可能となる。
【0011】
しかし、上記インヒビタースイッチ201に接触部237浮き上がりの構造を単に適用すると新たな問題を招くことになる。すなわち、上記冷蔵庫のドア用のスイッチ231の場合は、図14の実線図示の位置で可動接点235を停止させておくことはできるが、インヒビタースイッチ201の場合は、インシュレーター部243の両側に固定接点を配置する個所も多く、可動接点235がインシュレーター部243を一端乗り上げ、可動接点235の接触部237がインシュレーター部243上を摺動して再び次の固定接点上に接触するという動作が繰り返される。このため、可動接点235の接触部237が、突出しているインシュレーター部243上で強い面圧(接点圧)を受けながら摺動し、摩耗が早期に進行する恐れがある。特に、インヒビタースイッチにあっては、自動変速機のミッションケース内や、ミッションケース外であってもケースに取り付けられることが多いため、耐熱性、強度の面から極盤にガラス繊維を含んだ樹脂を用いることがあり、可動接点235の接触部237の摩耗は進行し易い状態にあった。
【0012】
図16はインヒビタースイッチの極盤に203に接点乗り上げ用のインシュレーター部245を設けたもので、図16(a)のようにインシュレーター部245に乗り上げることで固定接点205の端縁位置に関わらずON,OFFを行わせることができる。しかし、図16(b)のように接触部213に摩耗213aが進行すると、可動接点235がインシュレーター部245に当接して乗り上げようとするときに、その機械的位置が、図16(a)の摩耗前の距離L1に対し摩耗後の距離L2に拡大した分だけ図上左側へずれることになる。このため、可動接点235の機械的位置と接点開閉位置(ON,OFF切り替え位置)とがL1,L2の相違に応じて、すなわち摩耗の拡大に応じてずれることになり、インヒビタースイッチとしての耐久性が損なわれる恐れがある。また、インシュレーター部245で発生した多くの摩耗粉が可動接点209と共に固定接点205上へ移動することになり、固定接点205上に降りた可動接点209との間に摩耗粉が挟まると接触不良の原因となる恐れもある。
【0013】
本発明は、ON・OFF切り替え位置の調整が容易で、且つ可動接点の摩耗を抑制して正確なON・OFF切り替えと耐久性の維持を可能としたスイッチ装置の提供を課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ガラス繊維を含む樹脂で形成された極盤と、この極盤に備えられた固定接点に対して接触部が摺動可能な可動接点を有するスイッチであって、 前記極盤に、表面が摺動面である絶縁体のインシュレーター部を前記可動接点の前記固定接点に対する摺動の接触、非接触の境界をなすON・OFF切り替え位置に対応して突設し、前記インシュレーター部の摺動面に、前記可動接点のOFF位置に対応して面圧軽減用の凹部を設け、前記可動接点が前記固定接点に対し摺動して該可動接点が前記固定接点のON・OFF切り替え位置となったとき前記インシュレーター部の摺動面側に乗り上げを開始して該可動接点が前記固定接点から離れて非接触になると共に前記可動接点が前記摺動面から前記凹部内へ移行可能であり、前記可動接点が前記インシュレーター部の摺動面から降りると該可動接点が前記固定接点のON・OFF切り替え位置に接触し、前記凹部の深さは、前記可動接点が前記インシュレーター部の摺動面に乗り上げたときに形成される前記接触部と前記固定接点との距離よりも浅いことを特徴とする。
【0015】
請求項2の発明は、固定接点を備えガラス繊維を含む樹脂で形成された極盤と、
前記固定接点に接触部が摺動可能な可動接点を有し前記極盤に対し移動可能な可動盤とを備え、前記可動接点及び固定接点により自動変速機の変速位置を検出するスイッチであって、前記極盤に、表面が摺動面である絶縁体のインシュレーター部を前記可動接点の前記固定接点に対する摺動の接触、非接触の境界をなすON・OFF切り替え位置に対応して突設し、前記インシュレーター部の摺動面に、前記可動接点のOFF位置に対応して面圧軽減用の凹部を設け、前記可動接点が前記固定接点に対し摺動して該可動接点が前記固定接点のON・OFF切り替え位置となったとき前記インシュレーター部の摺動面側に乗り上げを開始して該可動接点が前記固定接点から離れて非接触になると共に前記可動接点が前記摺動面から前記凹部内へ移行可能であり、前記可動接点が前記インシュレーター部の摺動面から降りると該可動接点が前記固定接点のON・OFF切り替え位置に接触し、前記凹部の深さは、前記可動接点が前記インシュレーター部の摺動面に乗り上げたときに形成される前記接触部と前記固定接点との距離よりも浅いことを特徴とする。
【0017】
請求項の発明は、請求項1又は2記載のスイッチであって、前記可動接点前記接触部及び前記インシュレーター部に乗り上げ可能な乗り上げ部を設け、前記接触部が前記固定接点に対し摺動して前記固定接点のON・OFF切り替え位置となったとき前記乗り上げ部が前記インシュレーター部の摺動面側に乗り上げを開始して前記接触部が前記固定接点から離れて非接触になると共に前記乗り上げ部が前記摺動面から前記凹部内へ移行可能であり、前記乗り上げ部が前記インシュレーター部の摺動面から降りると前記接触部が前記固定接点のON・OFF切り替え位置に接触することを特徴とする。
【0019】
【発明の効果】
請求項1の発明では、ガラス繊維を含む樹脂で形成された極盤と、この極盤に備えられた固定接点に対して接触部が摺動可能な可動接点を有するスイッチであって、前記極盤に、表面が摺動面である絶縁体のインシュレーター部を前記可動接点の前記固定接点に対する摺動の接触、非接触の境界をなすON・OFF切り替え位置に対応して突設したので、前記可動接点が前記固定接点に対して摺動し、該可動接点が前記固定接点のON・OFF切り替え位置となったとき、前記可動接点が前記インシュレーター部の摺動面側に乗り上げを開始して該可動接点が前記固定接点から離れて非接触となり、前記可動接点が前記インシュレーター部の摺動面から降りると該可動接点が前記固定接点のON・OFF切り替え位置に接触することができる。
そして、前記凹部の深さは、前記可動接点が前記インシュレーター部の摺動面に乗り上げたときに形成される前記接触部と前記固定接点との距離よりも浅いため、可動接点の面圧ゼロ又は面圧軽減を達成できる。
【0020】
従って、固定接点の端縁の位置に関わらず可動接点の乗り上げ部がインシュレーター部に乗り上げることによって、あるいはインシュレーター部から降りることによって固定接点上のON・OFF切り替え位置において可動接点を確実に非接触、接触とすることができる。このため、変速位置の検出を正確に行うことができる。
【0021】
しかも、前記インシュレーター部の摺動面に、前記可動接点のOFF位置に対応して面圧軽減用の凹部を設けたので、前記可動接点が前記摺動面から前記凹部内へ移行可能であり、OFF状態において可動接点の面圧を大幅に下げることができる。従って、可動接点がOFF状態で摺動する場合でも凹部内における面圧の低い状態で摺動させることができ、可動接点の摩耗を大幅に抑制することができる。このため、可動接点の機械的な位置と接点開閉位置との関係がずれることなく当初の設定のまま長く維持することができ、スイッチの耐久性を大幅に向上させることができる。
【0022】
また、インシュレーター部での摩耗減少により摩耗粉の発生を抑制することができ、可動接点が固定接点上へ降りるときに絶縁材の摩耗粉が可動接点と共に固定接点上へ移動することも無いか、少なくなり、固定接点上に降りた可動接点の接触不良を防止することができる。
【0023】
請求項2の発明では、上記構成であるから請求項1と同様な効果を奏することができる。
【0025】
請求項の発明は、請求項1又は2の発明の効果に加え、前記可動接点前記接触部及び前記インシュレーター部に乗り上げ可能な乗り上げ部を設けたため、接触部、乗り上げ部双方の摺動を固定接点とインシュレーター部とに分けることができ、双方の摩耗をより軽減することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態を適用したスイッチとしてインヒビタースイッチの斜視図を示している。このインヒビタースイッチ1は、図示はしないが自動変速機のミッションケース内に図1のように立てた状態で配置され、取り付けられている。そして、インヒビタースイッチ1にはミッションケース内で飛散する高温のオイルが掛かる状態となっている。このインヒビタースイッチ1は、極盤3と、可動盤5と、ブラケット一体の金属製のケース7とから概ね構成されている。
【0028】
前記極盤3は、前記ケース7に加締めによって固定され、前記可動盤5はケース7と極盤3との間に配置され、極盤3に対し矢印A方向に往復移動可能となっている。
【0029】
前記可動盤5には、駆動ピン9が突設されている。駆動ピン9は、前記ケース7の矢印A方向に長い穴11からケース7外へ突出している。この駆動ピン9は、図示はしないが自動変速機のマニュアルバルブの連動部に連結されている。従って、極盤3に対し可動盤5がマニュアルバルブの変速位置に応じて矢印A方向に移動し停止することにより、マニュアルバルブによる変速位置を検出することができる。
【0030】
前記極盤3の接点構造は、図2のようになっている。この図2は、極盤3の正面図を示している。極盤3の基盤13は、樹脂によって成形され、該基盤13には、前記ケース7に対向する縦壁14に、複数の固定接点S2,VB,S4,S1,S3が設けられている。即ち、基盤13の縦壁14には、5本の溝15,17,19,21,23が前記矢印A方向(図1)に沿って設けられている。各溝15,17,19,21,23は、図2紙面直交方向に凹状に形成され、各溝15,17,19,21,23の奥側の面に、それぞれ平板状の前記固定接点S2,VB,S4,S1,S3が固定されている。
【0031】
前記固定接点VBは、常時導通状態とするコモン接点とするため溝17に沿って長く形成されている。他の固定接点S2,S4,S1,S3はそれぞれON・OFF接続のために所定長さに設定されている。
【0032】
前記基盤13には、各溝15,17,19,21,23内においてインシュレーター部25,27,29,31,33,35,37,39が設けられている。
このインシュレーター部25,27,29,31,33,35,37,39は、後述する可動接点の固定接点S2,S4,S1,S3に対する接触、非接触の境界をなすON・OFF切り替え位置に対応して絶縁体で形成されている。本実施形態では、各溝15,17,19,21,23の奥側の面に一体に突設されている。但し、別体のインシュレーター部を接着などにより固定することもできる。
【0033】
前記可動盤5は、図3,図4のようになっている。図3は可動盤5の正面図、図4は図3のSB矢視における側面図である。すなわち可動盤5は、樹脂によって形成され、前記極盤3に対向する側の面にステンレスなどの金属による可動接点63が固定されている。可動接点63の固定は、例えば可動盤5に突設された結合ピン65に固定金具67を加締めることによって行われている。
【0034】
図5は、図3のSC方向から見た可動接点63の側面図である。この図5をも参照すると、可動接点63は枠状の固定部69に対し接点アーム71,73,75,77,79が片持ち状に設けられている。そして、接点アーム71,75,79と接点アーム73,77との先端はそれぞれ同一直線上にはなく、いわゆるW型配置となっている。
【0035】
前記各接点アーム71,73,75,77,79は、傾斜して配置され、その先端にそれぞれ接触部81が片持ち状に備えられている。各接触部81は湾曲形成されている。各接点アーム71,73,75,77,79の各接触部81は、それぞれ図2の固定接点S2,VB,S4,S1,S3に当接可能であり、各接点アーム71,73,75,77,79が図5のように自由状態からSだけ撓んで固定接点S2,VB,S4,S1,S3側に弾性接触し一定の接点圧を保つようになっている。
【0036】
次に、本発明実施形態の要部をなす可動接点、固定接点、及びインシュレーター部の関係を更に説明する。
【0037】
前記可動接点63、固定接点S2,S4,S1,S3、及びインシュレーター部25,27,29,31,33,35,37,39の関係は、各固定接点S2,S4,S1,S3においてほぼ同一であるため、固定接点S3の部分を図6のように取り出して説明し、他の固定接点S2,S4,S1と可動接点63及びインシュレーター部25,27,29,31,33,35との関係はその説明を省略する。
【0038】
図6は固定接点S3、インシュレーター部37,39、及び可動接点63の接点アーム79との関係を分解して斜視図で示している。この図6の状態において、固定接点S3及びインシュレーター部39の部分における断面図を図7に示している。図7(a)は、浅い凹部の例を示す断面図、図7(b)は、深い凹部の例を示す断面図である。
【0039】
図6,図7(a)のように、前記可動接点63の接触部81には前記のように湾曲形成によって乗り上げ摺動用のアール面89が設けられている。一方、インシュレーター部39には、前記接触部81のアール面89を乗り上げ摺動ガイドする摺動面91,93が設けられている。摺動面91は一定の傾斜角をもって設定され、摺動面93は可動接点63の接点アーム79の摺動方向に対しほぼ平行に設定されている。この摺動面93の固定接点S3に対する高さは、可動接点63の面圧を考慮するとできるだけ低くするのがよい。
【0040】
前記摺動面93には、可動接点63のOFF位置に対応して面圧軽減用の凹部94が設けられている。凹部94の深さは、本実施形態において、摺動面39と前記固定接点S3の表面との距離と等しく設定されている。結果的に、凹部94の底部94aは、基盤13及び固定接点S3の表面と面一となっている。この凹部94は、前記のように可動接点63の面圧軽減用であり、摺動方向に可能な限り長く設定するのがよい。凹部94の前後には、乗り上げ用の摺動面96が設けられている。摺動面96の傾斜角度は、任意に設定することができる。
【0041】
前記凹部94は、図7(b)のように深く形成することもできる。図7(b)では、構造的に余裕がある場合に適用するもので、基盤13及び固定接点S3の表面よりもさらに深い凹部94Aをインシュレーター部39Aに形成している。凹部94Aの前後には、乗り上げ用の摺動面96Aが設けられている。摺動面96Aの傾斜角度も、任意に設定することができる。
【0042】
前記摺動面91の傾斜角は、可動接点63の固定接点S3に対するON・OFFの急峻性及び可動盤5の操作力を決定するものである。摺動面91の傾斜が急なとき操作力は大きくなるが、可動接点63の固定接点S3に対するON・OFF動作を急峻に行うことができる。摺動面91の傾斜角が緩くなると、可動盤5の操作力は低くなるが、可動接点63の固定接点S3に対するON・OFFの急峻性が緩和されることになる。従って、可動盤5の操作力、ON・OFFの急峻性を考慮して、摺動面91の傾斜角が決定されることになる。
【0043】
前記摺動面91の端部には、製造上の基準面97が設けられている。この基準面97に対し固定接点S3の端部99は、インシュレーター部39の下部側に入り込んだ状態となっている。従って、固定接点S3のON・OFF切り替え位置95は、前記基準面97を基準にして設定されることになり、固定接点S3の端部99がON・OFF切り替え位置95に関わることがない。このため、前記図14のように固定接点S3の端部99にダレやバリを生じても、ON・OFF切り替え位置95を正確に設定することができる。
【0044】
このように、固定接点S3のON・OFF切り替え位置95の設定などに際しては、基準面97を決定すべく極盤3側の金型を放電加工で削るだけで合わせることができるため、固定接点S3側の金型を調整する必要が無く、精度出しが極めて容易となる。この基準面97は、摺動面91の位置、傾斜角の設定の基準ともなっている。即ち、金型の放電加工によって、基準面97、摺動面91を設定することができる。
【0045】
次に、前記可動盤5が移動すると、可動接点63における接点アーム79の接触部81は、固定接点S3に対し摺動する。この摺動により、図7(a)のように接触部81が固定接点S3のON・OFF切り替え位置95にきたとき該接触部81が摺動面91に当接して乗り上げ摺動を開始する。これにより接触部81の固定接点S3に対する接触がON・OFF切り替え位置95で非接触となる。
【0046】
次いで、接触部81は摺動面91を摺動して、摺動方向に平行な摺動面93側に乗り上げ移動し、摺動面96を経て凹部94内へ移行する。従って、接触部81は、OFF回路時において凹部94内に位置する。
【0047】
逆に、可動盤5の移動によって、接触部81が摺動面93から摺動面91を経てインシュレーター部39から降りると、可動接点63の接触部81が固定接点S3に接触する。この接触は接触部81と摺動面91との関係により、固定接点S3のON・OFF切り替え位置95において確実に行われる。
【0048】
図7(b)のインシュレーター部39Aの場合も、前記インシュレーター部39とほぼ同様に機能し、接触部81は摺動面91を摺動して、摺動方向に平行な摺動面93側に乗り上げ移動し、摺動面96Aを経て凹部94A内へ移行する。従って、接触部81は、OFF回路時において凹部94A内に位置する。特に図7(b)の場合には、凹部94A内で接触部81と凹部94Aの底部94Aaとの間に隙間が形成され、OFF回路時において接触部81の面圧を零にすることができる。
【0049】
このようにインシュレーター部39、39Aの作用によって、可動盤5の移動により可動接点63の接触部81の固定接点S3に対する接触、非接触を固定接点S3の端縁ではなく、固定接点S3上のON・OFF切り替え位置95で確実に行うことができ、接点のON・OFFを正確に行うことができる。
【0050】
しかも、接触部81がインシュレーター部39,39Aに乗り上げた後は、凹部94,94A内へ移行させることができるため、OFF回路時において接触部81の面圧を大幅に下げることができるか、零にすることができる。従って、接触部81が再び摺動する場合でも凹部94、94A内における面圧の低い状態で摺動させ、或いは面圧零の状態で摺動させることができ、接触部81の摩耗を大幅に抑制することができる。すなわち、インヒビタースイッチ1のようにスペース的に余裕が無く、可動接点63の高さをインシュレーター部39,39A上においても変えることができない場合、上記凹部94,94Aの存在により面圧を軽減、或いは零とし、接触部81の摩耗を大幅に抑制することができる。
【0051】
特に、ミッションケース内で使用され、高温のオイルが飛散してインヒビタースイッチ1に掛かるような場合には、摩耗粉等が接触部81とインシュレーター部39,39Aとの間に介在し、接触部81の摩耗が早期に進行する恐れもあるが、凹部94,94Aにより面圧を下げ、或いは零にすることで接触部81の摩耗を確実に抑制することができる。
【0052】
これらの結果、可動接点63の機械的な位置と接点開閉位置(ON・OFF切り替え位置95)との関係がずれることなく当初の設定のまま長く維持することができ、インヒビタースイッチ1の耐久性を大幅に向上させることができる。
【0053】
また、インシュレーター部39,39Aでの摩耗減少により摩耗粉の発生を抑制することができ、接触部81が固定接点S3上へ降りるときに絶縁材の摩耗粉が接触部81と共に固定接点S3上へ移動することも無いか、少なくなり、固定接点S3上に降りた接触部81の接触不良を防止することができる。
【0054】
なお、本実施形態では、アール面89を摺動面91,93に対し線接触させながら摺動面91,93上を摺動させるようにしたから、接触部81がインシュレーター部39,39Aの1個所で摺動するようなことがなく、摺動面91,93に渡って長く摺動することになり、摺動面91,93の摩耗を大幅に抑制することができる。従って、摺動面91,93の形状を長く維持することができ、かかる点においても固定接点S3のON・OFF切り替え位置95を長くかつ正確に維持することができる。
【0055】
同様な作用は、固定接点S2及びインシュレーター部25と接触部81との間、固定接点S4及びインシュレーター部27,29,31と接触部81との間、固定接点S1及びインシュレーター部33,35と接触部81との間においても同様に行われている。従って、インヒビタースイッチ3は、全体として可動接点63と固定接点S2,S4,S1,S3とのON・OFFを正確に行わせ、この正確さを長く維持することができる。
【0056】
図8は前記固定接点VB,S1,S2,S3,S4の導通状態と変速位置の検出状態との関係を示す図表である。この図8の図表において、丸を示している部分が導通個所である。この固定接点VB,S1,S2,S3,S4の導通の組み合わせによって変速位置であるパーキングレンジP、リバースレンジR、ニュートラルレンジN、ドライブレンジD、3速3、2速2、1速1などを正確に検出することができる。
【0057】
なお、前記凹部94は、前記のように可動接点63の面圧(接点圧)軽減用であり、凹部94の深さを上記実施形態よりも浅く形成し、その底部94aを、基盤13及び固定接点S3の表面よりも突出させた構成にすることもできる。
(第2実施形態)
図9、図10は、本発明の第2実施形態を示している。図9は、固定接点S3、インシュレーター部37,39B、及び可動接点63Aの接点アーム79Aとの関係を分解して斜視図で示している。この図9の状態において、固定接点S3及びインシュレーター部39Bの部分における断面図を図10に示している。なお、前記第1実施形態と対応する構成部分には同符号を付して説明する。また、本実施形態においても、可動接点、固定接点、及びインシュレーター部の関係は、第1実施形態と同様に各部においてほぼ同一であるため、固定接点S3の部分を図9のように取り出して説明し、他の固定接点と可動接点及びインシュレーター部との関係はその説明を省略する。
【0058】
まず、図9、図10のように、接点アーム79Aには、二股の接触部82,83が設けられている。接触部82,83間には、乗り上げ部85が設けられている。乗り上げ部85は前記各接触部82,83よりも短く、接点アーム79Aに片持ち状に形成されている。この各乗り上げ部85も湾曲形成されて、この湾曲形成によって乗り上げ用のアール面90が設けられている。
【0059】
前記摺動方向に平行な摺動面93の固定接点S3に対する高さは、可動接点63Aがインシュレーター部39Bに乗り上げたときの接触部83と固定接点S3との間のギャップの大小を決定する。インシュレーター部39Bの固定接点S3に対する高さが高いと、接点アーム79Aの撓み量は増大するが、接触部83と固定接点S3との間のギャップが大となって、接点OFF状態を確実に形成することができる。従って、摺動面93の高さは接点アーム79Aの撓み量と接触部83の固定接点S3に対するギャップを考慮して決定されることになる。
【0060】
前記摺動面93には、可動接点63のOFF位置に対応して面圧軽減用の凹部94Bが設けられている。凹部94Bの深さは、前記可動接点63Aの乗り上げ部85が前記インシュレーター部39Bの摺動面93に乗り上げたときに形成される前記接触部82,83と前記固定接点S3及び基盤13の表面との距離よりも浅く形成されている。従って、乗り上げ部85がインシュレーター部39Bの凹部94B内に移行したときは、図10のように接触部82,83と基盤13の表面との間に隙間が形成される。従って、乗り上げ部85が凹部94B内を移動するとき、各接触部82,83が基盤13表面上を摺動することはなく、接触部82,83の摩耗を防止することができる。また、乗り上げ部85も凹部94Bにより面圧が下がることにより摩耗が防止でき、それに伴って接触部82,83の固定接点S3に対するON,OFF切り替え位置が長期に渡って安定して初期設定位置に維持できる。凹部94Bの前後には、乗り上げ用の摺動面96Bが設けられている。摺動面96Bの傾斜角度は、任意に設定することができる。
【0061】
次に、前記可動盤5が移動すると、可動接点63Aにおける可動接点アーム79Aの接触部82,83は、固定接点S3に対し図9の範囲101,103において摺動することになる。この接触部82,83の固定接点S3に対する摺動により接触部82,83が固定接点S3のON・OFF切り替え位置95にきたとき乗り上げ部85のアール面90が摺動面91に当接して乗り上げ摺動を開始し、接触部82,83の固定接点S3に対する接触がON・OFF切り替え位置95で非接触となる。
【0062】
次いで、乗り上げ部85は摺動面91を摺動して、摺動方向に平行な摺動面93側に乗り上げ移動する。乗り上げ部85が摺動面93側に乗り上げたとき、接触部82,83と固定接点S3との間のギャップが設定値となり、接触部82,83と固定接点S3との間の非接触状態を確実に形成することができる。
【0063】
次いで、接触部81は摺動方向に平行な摺動面93側に乗り上げ移動し、摺動面96Bを経て凹部94B内へ移行する。従って、接触部81は、OFF回路時において凹部94B内に位置する。
【0064】
逆に、可動盤5の移動によって、乗り上げ部85が摺動面93から摺動面91を経てインシュレーター部39Bから降りると、可接触部82,83が固定接点S3に接触することになる。この接触は乗り上げ部85と摺動面91との関係により、固定接点S3上のON・OFF切り替え位置95において確実に行われる。
【0065】
従って、本実施形態においても、凹部94Bの存在により、第1実施形態とほぼ同様な作用効果を奏することができる。
【0066】
また、本実施形態では接触部82,83の他に乗り上げ部85を設けているため、接触部82,83、乗り上げ部85双方の摺動を、固定接点S3とインシュレーター部39Bとに分けることができ、双方の摩耗をより軽減することができる。
【0067】
さらに、片持ち状の接触部82,83を一対、すなわち少なくとも2本設けているため、インシュレーター部39Bから接点アーム79Aが降りるときに接触部82,83の一方と固定接点S3との間に異物が介在するなどしても接触部82,83の他方を固定接点S3に必ず接触させることができ、接点アーム79Aを固定接点S3に確実に接触させることができる。
【0068】
尚、上記第2実施形態では、乗り上げ部85を全体的に湾曲形成することによってアール面90を構成しているが、摺動面91,93に接触する部分だけをアール部として構成することも可能である。又、乗り上げ部85は接触部82,83と別物として構成したが、乗り上げ部85を別に設けることなく一対の接触部82,83の一方を乗り上げ部として共用することも可能である。
【0069】
上記各実施形態は、可動盤5が直線的に摺動するインヒビタースイッチについて説明したが、他の機構、例えば同心円状に設けた固定接点を有する極盤に対し、可動接点を有する回転アームを有したタイプのインヒビタースイッチにも適用できることは勿論のこと、これらインヒビタースイッチに限らず、他のスイッチに適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るインヒビタースイッチの斜視図である。
【図2】第1実施形態に係り、極盤の正面図である。
【図3】第1実施形態に係り、可動盤の正面図である。
【図4】第1実施形態に係り、図3のSB方向から見た可動盤の側面図である。
【図5】第1実施形態に係り、図3のSC方向から見た可動接点の側面図である。
【図6】第1実施形態に係り、接点アームと固定接点及びインシュレーター部との関係を示す分解状態の斜視図である。
【図7】第1実施形態に係り、インシュレーター部周辺を示し、(a)は凹部が浅い場合の拡大断面図、(b)は凹部が深い場合の拡大断面図である。
【図8】第1実施形態に係り、固定接点の導通と変速位置との関係を示す図表である。
【図9】本発明の第2実施形態に係り、接点アームと固定接点及びインシュレーター部との関係を示す分解状態の斜視図である。
【図10】第2実施形態に係り、インシュレーター部周辺を示す拡大断面図である。
【図11】従来例に係るインヒビタースイッチの分解斜視図である。
【図12】従来例に係り、固定接点のON・OFF切り替え位置と可動接点との関係を示す断面図である。
【図13】従来例に係り、(a)は固定接点のダレによるON・OFF切り替え位置のずれを示す断面図、(b)は固定接点のバリによるON・OFF切り替え位置のずれを示す断面図である。
【図14】従来例に係り、可動接点の乗り上げ状態をす断面図である。
【図15】従来例に係るスイッチの斜視図である。
【図16】極盤にインシュレーター部を設けた例を示し、(a)は接触部摩耗前の状態、(b)は同摩耗後の状態の断面図である。
【符号の説明】
1 インヒビタースイッチ
3 極盤
5 可動盤
VB,S1,S2,S3,S4 固定接点
63,63A 可動接点
25,27,29,31,33,35,37,39,39A,39B インシュレーター部
81,82,83 接触部
85 乗り上げ部
89,90 アール面
91,93 摺動面
94,94A,94B 凹部

Claims (3)

  1. ガラス繊維を含む樹脂で形成された極盤と、この極盤に備えられた固定接点に対して接触部が摺動可能な可動接点を有するスイッチであって、
    前記極盤に、表面が摺動面である絶縁体のインシュレーター部を前記可動接点の前記固定接点に対する摺動の接触、非接触の境界をなすON・OFF切り替え位置に対応して突設し、
    前記インシュレーター部の摺動面に、前記可動接点のOFF位置に対応して面圧軽減用の凹部を設け、
    前記可動接点が前記固定接点に対し摺動して該可動接点が前記固定接点のON・OFF切り替え位置となったとき前記インシュレーター部の摺動面側に乗り上げを開始して該可動接点が前記固定接点から離れて非接触になると共に前記可動接点が前記摺動面から前記凹部内へ移行可能であり、前記可動接点が前記インシュレーター部の摺動面から降りると該可動接点が前記固定接点のON・OFF切り替え位置に接触し、
    前記凹部の深さは、前記可動接点が前記インシュレーター部の摺動面に乗り上げたときに形成される前記接触部と前記固定接点との距離よりも浅いことを特徴とするスイッチ。
  2. 固定接点を備えガラス繊維を含む樹脂で形成された極盤と、
    前記固定接点に接触部が摺動可能な可動接点を有し前記極盤に対し移動可能な可動盤とを備え、
    前記可動接点及び固定接点により自動変速機の変速位置を検出するスイッチであって、
    前記極盤に、表面が摺動面である絶縁体のインシュレーター部を前記可動接点の前記固定接点に対する摺動の接触、非接触の境界をなすON・OFF切り替え位置に対応して突設し、
    前記インシュレーター部の摺動面に、前記可動接点のOFF位置に対応して面圧軽減用の凹部を設け、
    前記可動接点が前記固定接点に対し摺動して該可動接点が前記固定接点のON・OFF切り替え位置となったとき前記インシュレーター部の摺動面側に乗り上げを開始して該可動接点が前記固定接点から離れて非接触になると共に前記可動接点が前記摺動面から前記凹部内へ移行可能であり、前記可動接点が前記インシュレーター部の摺動面から降りると該可動接点が前記固定接点のON・OFF切り替え位置に接触し、
    前記凹部の深さは、前記可動接点が前記インシュレーター部の摺動面に乗り上げたときに形成される前記接触部と前記固定接点との距離よりも浅いことを特徴とするスイッチ。
  3. 請求項1又は2記載のスイッチであって、
    前記可動接点は、前記接触部及び前記インシュレーター部に乗り上げ可能な乗り上げ部を設け、
    前記接触部が前記固定接点に対し摺動して前記固定接点のON・OFF切り替え位置となったとき前記乗り上げ部が前記インシュレーター部の摺動面側に乗り上げを開始して前記接触部が前記固定接点から離れて非接触になると共に前記乗り上げ部が前記摺動面から前記凹部内へ移行可能であり、前記乗り上げ部が前記インシュレーター部の摺動面から降りると前記接触部が前記固定接点のON・OFF切り替え位置に接触することを特徴とするスイッチ。
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