JP6455464B2 - スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、電流を開閉するスイッチに関する。
従来、摺動接点機構を備えたスイッチとして、例えば、特許文献1に、ベースと、ベースの上面に対向するように立設された一対の固定端子と、少なくとも一方の固定端子に一体化される絶縁用壁部と、軸心方向に上下動可能に配置された押しボタンと、押しボタンと一体に上下動する摺動子とからなるスイッチが開示されている。
特許文献1に開示されているスイッチは、その両端にそれぞれ固定端子もしくは絶縁用壁部を片側から押圧しながら摺接(摺動)する可動接点部を備えた弾性腕部を有し、押しボタンを上下動させることにより、弾性腕部に設けた可動接点部が、固定端子に接離するようになっている。
特許文献1に開示されているスイッチは、摺動子の両端に弾性腕部を設けることで、所定の接触力を確保したときに、より多くの接点フォロー量を確保できるようになっており、部品精度や組立精度のバラツキによって接点フォローにバラツキが生じても、接触力のバラツキを小さく抑えることができるようになっている。この結果、動作特性のバラツキが小さいスイッチとなっている。また、摺動子の長手方向の空間、すなわちスイッチの幅方向空間を有効に活用できるので、スイッチを当該方向に小型化できるようになっている。
特開2013−187154号公報(2013年9月19日公開)
しかしながら、特許文献1に開示されているスイッチは、約100mA以下の電流を開閉するための使用には適しているが、例えば大きな電流を開閉するために使用した場合、スイッチが導通状態と非導通状態(絶縁状態)とで切り替わる際に、可動接点部と固定端子との間にアーク放電が発生する。アーク放電が発生すると、可動接点部または固定端子が消耗し得る。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐久性および信頼性がより高いスイッチを提供することにある。
本発明に係るスイッチは、互いに対向するように設けられた第1固定端子および第2固定端子と、第1位置から第2位置を経て第3位置まで移動可能で、かつ、前記第2位置および前記第3位置において前記第1固定端子と前記第2固定端子との間を導通させる摺動子と、前記第1固定端子と並んで配置された絶縁用壁部とを備え、前記摺動子は、少なくとも1つの第1通電用可動接点部と、互いに離れている少なくとも2つの開閉用可動接点部とを有し、前記第1通電用可動接点部および前記少なくとも2つの開閉用可動接点部のそれぞれは、前記第1固定端子および前記絶縁用壁部を片側から押圧しながら摺動し、前記摺動子が前記第1位置にあるとき、前記第1通電用可動接点部および前記少なくとも2つの開閉用可動接点部は前記第1固定端子に接さず、前記摺動子が前記第2位置にあるとき、前記第1通電用可動接点部は前記第1固定端子に接さず、前記少なくとも2つの開閉用可動接点部は前記第1固定端子に接し、前記摺動子が前記第3位置にあるとき、前記第1通電用可動接点部および前記少なくとも2つの開閉用可動接点部は前記第1固定端子に接する構成である。
上記の構成によれば、スイッチが導通開始するとき、第1通電用可動接点部より先に、少なくとも2つの開閉用可動接点部が第1固定端子に接する。そのため、アーク放電は、第1固定端子と少なくとも2つの開閉用可動接点部との間で生じ、第1固定端子と第1通電用可動接点部との間では生じない。第1通電用可動接点部の消耗を抑制することができるので、摺動子が第3位置に移動した後は、第1通電用可動接点部と第1固定端子との間で信頼性の高い導通を確保することができる。少なくとも2つの開閉用可動接点部は、互いに離れているため、1箇所で発生したアーク放電が少なくとも2つの開閉用可動接点部に同時にダメージを与えることを防止することができる。また、少なくとも2つの開閉用可動接点部によって電流を分散させることにより、アーク放電によるダメージを低減することができる。これにより、スイッチの耐久性および信頼性を向上することができる。
前記摺動子は、少なくとも1つの第2通電用可動接点部を有し、前記第2通電用可動接点部は、前記第2固定端子を片側から押圧しながら摺動し、前記摺動子が前記第2位置および前記第3位置にあるとき、前記第2通電用可動接点部は前記第2固定端子に接する構成であってもよい。
上記の構成によれば、第2通電用可動接点部が第2固定端子に接している状態で、開閉用可動接点部と第1固定端子との接触または乖離が行われる。そのため、第2通電用可動接点部と第2固定端子との間ではアーク放電は生じず、開閉用可動接点部と第1固定端子との間でアーク放電が生じる。それゆえ、第2通電用可動接点部および第2固定端子の消耗を抑制することができる。また、第1固定端子を陽極として用いることで、常に第1固定端子からアーク放電が発生するようにすることができ、開閉用可動接点部の消耗を抑制することができる。
前記摺動子が移動する方向において、前記第1固定端子の長さと、前記第2固定端子の長さとが異なっている構成であってもよい。
前記摺動子が移動する方向において、前記少なくとも2つの開閉用可動接点部の位置と、前記第2通電用可動接点部の位置とは異なる構成であってもよい。
前記少なくとも2つの開閉用可動接点部に形成された導電性皮膜の厚さより、前記第1固定端子に形成された導電性皮膜の厚さは、大きい構成であってもよい。
上記の構成によれば、アーク放電に対して第1固定端子の耐久性を高くすることができる。それゆえ、スイッチの耐久性を向上することができる。
前記絶縁用壁部は、凹部を有し、前記摺動子が前記第1位置にあるとき、前記通電用可動接点部および前記少なくとも2つの開閉用可動接点部は、前記凹部に対応する位置にあり、かつ、前記絶縁用壁部と接していない構成であってもよい。
上記の構成によれば、通電用可動接点部および少なくとも2つの開閉用可動接点部と絶縁用壁部とを空間的に乖離することにより、異物または摺動摩耗粉が存在する場合でも、絶縁の信頼性を向上することができる。
前記少なくとも2つの開閉用可動接点部に対応する位置において、前記第1固定端子と前記絶縁用壁部との間にはギャップが設けられている構成であってもよい。
上記の構成によれば、アーク放電による絶縁用壁部の損耗を防止することができる。また、ギャップに異物または摺動摩耗粉を落とすことにより、少なくとも2つの開閉用可動接点部と第1固定端子との間の導通の信頼性を向上することができる。
本発明は、耐久性および信頼性がより高いスイッチを実現する。
本発明の実施形態1に係るスイッチを示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係るスイッチの構成を示すものであり、(a)はスイッチを上方から見た分解斜視図であり、(b)はスイッチを下方から見た分解斜視図である。 本発明の実施形態1に係るスイッチの摺動子の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係るスイッチの第1固定端子、第2固定端子、およびベースを一体形成した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係るスイッチが通電している状態を示す断面図である。 本発明の実施形態1に係るスイッチにおいて、通電している状態と通電していない状態とが切り替わる様子を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係るスイッチが通電していない状態を示す断面図である。 本発明の実施形態2に係るスイッチの構成を示す断面図である。 本発明の実施形態2に係るスイッチの閉動作において、一方の弾性腕部の可動接点部が第1被摺接部と当接した様子を示す断面図である。 本発明の実施形態2に係るスイッチの閉動作において、他方の弾性腕部の可動接点部が第2被摺接部と当接した様子を示す断面図である。 本発明の実施形態3に係るスイッチの構成を示す断面図である。 本発明の実施形態3に係るスイッチが通電していない状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
〔実施形態1〕
本実施形態におけるスイッチ1Aについて説明する。
(スイッチ1Aの構成)
本実施形態におけるスイッチ1Aの構成について、図1〜図3を参照しながら説明する。図1は、本実施形態におけるスイッチ1Aを示す斜視図である。図2は、本実施形態におけるスイッチ1Aの構成を示すものであり、(a)はスイッチ1Aを上方から見た分解斜視図であり、(b)はスイッチ1Aを下方から見た分解斜視図である。
図1および図2に示すように、スイッチ1Aは、押しボタン11、キャップ14、筐体15、ベース20、第1固定端子31、第2固定端子36、摺動子40、コイルばね50とを備えている。
押しボタン11は、凹部が形成された台座12と、台座12から上方に軸心方向に延在する円柱形の被押圧部13とを備えている。押しボタン11は、ベース20に直交する軸心方向に移動可能となるように筐体15の内部に配設されている。被押圧部13の上端部は、筐体15から円筒形のキャップ14を介して上方に突出している。押しボタン11は、被押圧部13を外部から押圧されることにより、軸心方向に移動できるようになっている。
筐体15は、第1固定端子31、第2固定端子36、摺動子40、コイルばね50などを収納するための箱である。筐体15は、底部が開口している形状となっている。筐体15は、上面に形成され押しボタン11の被押圧部13を挿通する環状溝16と、側面から水平に突出する環状の位置決め用突起17と、スイッチ1Aが搭載される装置にスイッチ1Aを取り付けるための取付孔18とを備えている。
ベース20は、筐体15の底部開口を閉塞する樹脂製の板状体であり、絶縁性を有している。ベース20は、その上面に一体成形され上方に向かって延在する2つの絶縁用壁部21・22と、ベース20の中央に設けられ上方に突出する円柱形リブ23と、2つの端子孔24とを備えている。
絶縁用壁部21は、その内側面に設けられた埋設用溝25と、埋設用溝25の下方に設けられた絶縁部26とを備えている。絶縁部26の上端部には、上方に向けて突出した突出部26aが形成されている。突出部26aは、後述する可動接点部47a・47b・47cのうち可動接点部47aが摺動する領域に設けられている。
同様に、絶縁用壁部22は、その内側面に設けられた埋設用溝27と、埋設用溝27の下方に設けられた絶縁部28とを備えている。絶縁部28の上端部には、上方に向けて突出した突出部28aが形成されている。突出部28aは、後述する可動接点部49a・49b・49cのうち可動接点部49aが摺動する領域に設けられている。絶縁用壁部21・22は、例えば樹脂等で形成される。
第1固定端子31は、金属で形成されており、導電性を有している。第1固定端子31は、上端部に第1被摺接部32aが形成された略コの字状の第1摺動子接続用端子部32と、第1摺動子接続用端子部32の下端部から下方に延在する細長い形状の第1外部接続用端子部33とを備えている。第1被摺接部32aには、銀メッキが施されている。また、第1被摺接部32aには、下方に向かって開口する凹部32aaが形成されている。
第2固定端子36は、金属で形成されており、導電性を有している。第2固定端子36は、上端部に第2被摺接部37aが形成された略コの字状の第2摺動子接続用端子部37と、第2摺動子接続用端子部37の下端部から下方に延在する細長い形状の第2外部接続用端子部38とを備えている。第2被摺接部37aには、銀メッキが施されている。また、第2被摺接部37aには、下方に向かって開口する凹部37aaが形成されている。
なお、本実施形態では、図2に示すように、第1固定端子31と第2固定端子36とは、左右対称に形成されており、第1固定端子31の第1被摺接部32a軸心方向の長さと、第2固定端子36の第2被摺接部37aの軸心方向の長さとは、等しくなっている。
次に、摺動子40について、図3を参照しながら説明する。図3は、本実施形態における摺動子40の構成を示す斜視図である。摺動子40は、金属で形成されており、導電性を有している。摺動子40は、図3に示すように、板状の連結体41と、連結体41の両端を折り曲げて形成した弾性腕部42・43とを備えている。
弾性腕部42は、連結体41の前記両端から垂直下方に延在する矩形枠体の支持片44と、支持片44に連結する下辺45と、下辺45から外方に向かってV字形状に曲げ起こした3つの弾性片46a・46b・46cとを備えている。弾性片46a・46b・46cの先端には、絶縁用壁部21の絶縁部26または第1固定端子31の第1被摺接部32aを片側から押圧しながら摺動し、互いに離れている可動接点部47a・47b・47cがそれぞれ形成されている。可動接点部47a・47b・47cの表面には、銀メッキが施されている。
弾性腕部43は、連結体41の前記両端から垂直下方に延在する矩形枠体の支持片44と、支持片44に連結する下辺45と、下辺45から外方に向かってV字形状に曲げ起こした3つの弾性片48a・48b・48cとを備えている。弾性片48a・48b・48cの先端には、絶縁用壁部22の絶縁部28または第2固定端子36の第2被摺接部37aを片側から押圧しながら摺動し、互いに離れている可動接点部49a・49b・49cがそれぞれ形成されている。可動接点部49a・49b・49cの表面には、銀メッキが施されている。
コイルばね50は、ベース20と摺動子40との間に配置される弾性体である。コイルばね50の上端は、摺動子40の連結体41に当接し、コイルばね50の下端は、ベース20の円柱形リブ23が挿入される。これにより、コイルばね50は、連結体41に対して上向きの力を付勢する。
(スイッチ1Aの組立)
次に、本実施形態におけるスイッチ1Aの組立方法について説明する。
スイッチ1Aの組立方法では、まず、筐体15の環状溝16にキャップ14を嵌め込む。
次に、筐体15の内部に、押しボタン11を軸心方向に移動可能に挿入し、被押圧部13の上端をキャップ14から突出させる。なお、押しボタン11の台座12の凹部には、予め摺動子40をインサート成形している。これにより、摺動子40を押しボタン11に一体に設け、部品点数および組立工数が減少すると共に、摺動子40の動作特性のバラツキがなくなり、接触信頼性を高めることができる。
次に、コイルばね50の上端を摺動子40の連結体41に当接させる。
次に、コイルばね50の下端にベース20の円柱形リブ23挿入し、コイルばね50を圧縮して、ベース20を筐体15の開口に装着する。
ここで、ベース20は、スイッチ1Aを組み立てる前に、第1固定端子31および第2固定端子36が予め一体形成されている。第1固定端子31、第2固定端子36、およびベース20との一体形成について、図4を参照しながら説明する。図4は、第1固定端子31、第2固定端子36、およびベース20を一体形成した状態を示す斜視図である。なお、ここでは、第1固定端子31とベース20との一体形成について説明する。第2固定端子36とベース20との一体形成については、第1固定端子31とベース20との一体形成と同様であるため、説明を省略する。
第1固定端子31とベース20との一体形成では、図4に示すように、第1固定端子31の第1摺動子接続用端子部32の第1被摺接部32aがベース20の絶縁用壁部21の埋設用溝25に埋設される。このとき、絶縁部26の突出部26aが第1被摺接部32aの凹部32aaに挿入されるようになっている。これにより、絶縁用壁部21の絶縁部26と第1固定端子31の第1被摺接部32aとが並んで配置される。
また、第1摺動子接続用端子部32の第1被摺接部32aは、絶縁用壁部21の絶縁部26と面一になっている。すなわち、第1摺動子接続用端子部32の第1被摺接部32aの表面と、絶縁用壁部21の絶縁部26の表面とは、同一平面上にある。
さらに、突出部26aが凹部32aaに挿入されている箇所以外における第1被摺接部32aと絶縁部26との間には、空間としてのエアギャップG(ギャップ)が形成される。また、第1固定端子31とベース20との一体形成では、第1外部接続用端子部33は、2つの端子孔24の一方に挿入される。これにより、第1外部接続用端子部33は、端子孔24から下方に露出した状態となり、図示しない外部端子(外部回路)と接続される。
同様に、第2固定端子36とベース20とを一体成形することにより、第1固定端子31と第2固定端子36とは、互いに対向するように設けられる。
以上のように、第1固定端子31および第2固定端子36が予め一体形成されたベース20を筐体15の開口に装着することにより、スイッチ1Aの組立が完了する。
(スイッチ1Aの動作)
次に、本実施形態におけるスイッチ1Aの動作について説明する。スイッチ1Aの動作は、次の2つの動作が行われる。すなわち、(1)押しボタン11を押圧することにより、第1固定端子31および第2固定端子36と、摺動子40とが当接し、スイッチ1Aが通電している状態(導通状態)から、第1固定端子31および第2固定端子36と、摺動子40との当接が解除され、第1固定端子31および第2固定端子36がそれぞれ絶縁部26および絶縁部28と当接し、スイッチ1Aが通電していない状態(絶縁状態)への動作(以降では、この動作を開動作と呼ぶ)と、(2)押しボタン11の押圧を解除することにより、第1固定端子31および第2固定端子36がそれぞれ絶縁部26および絶縁部28と当接し、スイッチ1Aが通電していない状態(絶縁状態)から、第1固定端子31および第2固定端子36と、摺動子40とが当接し、スイッチ1Aが通電している状態(導通状態)への動作(以降では、この動作を閉動作と呼ぶ)の2つの動作が行われる。以下に、上記の開動作および閉動作のそれぞれについて詳細に説明する。
<開動作>
本実施形態におけるスイッチ1Aの開動作について、図5〜図7を参照しながら説明する。
図5は、本実施形態におけるスイッチ1Aが通電している状態を示す断面図である。図6は、本実施形態におけるスイッチ1Aにおいて、通電している状態と通電していない状態とが切り替わる様子を示す斜視図である。図7は、本実施形態におけるスイッチ1Aが通電していない状態を示す断面図である。
スイッチ1Aにおける開動作を行う前には、摺動子40がコイルばね50に付勢されている。これにより、図5に示すように、摺動子40が上方の初期位置(押しボタン11の被押圧部13を押圧する前の位置、第3位置)に位置している。このとき、弾性腕部42の可動接点部47a・47b・47cが第1固定端子31の第1被摺接部32aに当接していると共に、弾性腕部43の可動接点部49a・49b・49cが第2固定端子36の第2被摺接部37aに当接しており、第1固定端子31と第2固定端子36との間が通電している状態(すなわち、スイッチ1Aが導通状態)となっている。
次に、外部から押しボタン11の被押圧部13を押圧する。これにより、摺動子40が押しボタン11により押圧され、コイルばね50の付勢力に抗して軸心方向下方に移動する。
摺動子40が下方に移動すると、まず、摺動子は、弾性腕部42の可動接点部47a・47b・47cのうち可動接点部47aが絶縁部26と当接する位置(第2位置)に移動する。摺動子40が第2位置にあるときには、絶縁部26には可動接点部47aが摺動する領域に突出部26aが形成されているので、可動接点部47aが絶縁部26と当接した瞬間には、可動接点部47b・47cは、第1被摺接部32aと当接している(絶縁部26とは接していない)状態となる。
また、可動接点部47aが絶縁部26と当接すると同時に、弾性腕部43の可動接点部49a・49b・49cのうち可動接点部49aが絶縁部28と当接する。この状態においては、弾性腕部42の可動接点部47b・47cが第1被摺接部32aと当接しており、弾性腕部43の可動接点部49b・49cが第1被摺接部32aと当接しているので、第1固定端子31と第2固定端子36との間が通電している状態(すなわち、スイッチ1Aが導通状態)を保っている。
押しボタン11の被押圧部13をさらに押圧すると、摺動子40がさらに下方に移動し、図6に示すように、弾性腕部42の可動接点部47a・47b・47cのうち可動接点部47b・47cが絶縁部26と当接する。また、可動接点部47b・47cが絶縁部26と当接すると同時に、弾性腕部43の可動接点部49a・49b・49cのうち可動接点部49b・49cが絶縁部28と当接する。これにより、弾性腕部42の可動接点部47a・47b・47cが絶縁部26と当接すると共に、弾性腕部43の可動接点部49a・49b・49cが絶縁部28と当接した状態(摺動子40が第1位置にある状態)となる。これにより、第1固定端子31と第2固定端子36との間が非導通状態(すなわち、スイッチ1Aは通電していない状態(絶縁状態))となる。
押しボタン11の被押圧部13をさらに押圧すると、図7に示すように、摺動子40がさらに下方に移動した状態となる。以上により、スイッチ1Aの開動作が完了する。
<閉動作>
次に、本実施形態におけるスイッチ1Aの閉動作について、図5〜図7を参照しながら説明する。
スイッチ1Aにおける閉動作を行う前には、図7に示すように、スイッチ1Aは通電していない状態(絶縁状態)となっている、すなわち、摺動子40が第1位置にある。
この状態において、押しボタン11の被押圧部13への押圧力を解除する。これにより、被押圧部13による摺動子40への下方への押圧が解除されるので、摺動子40はコイルばねの付勢力により軸心方向上方に移動する。
摺動子40が上方に移動すると、図6に示すように、まず、摺動子は、弾性腕部42の可動接点部47a・47b・47cのうち可動接点部47b・47cが第1被摺接部32aと当接する位置(第2位置)に移動する。絶縁部26には可動接点部47aが摺動する領域に突出部26aが形成されているので、可動接点部47b・47cが第1被摺接部32aと当接した瞬間には、可動接点部47aは、絶縁部26と当接している(第1被摺接部32aとは接していない)状態となる。
また、可動接点部47b・47cが第1被摺接部32aと当接すると同時に、弾性腕部43の可動接点部49a・49b・49cのうち可動接点部49b・49cが第2被摺接部37aと当接する。
以上のように、可動接点部47b・47cが第1被摺接部32aと当接すると共に、可動接点部49b・49cが第2被摺接部37aと当接することによって、第1固定端子31と第2固定端子36との間が導通状態(すなわち、スイッチ1Aが導通状態)となる。
さらに摺動子40が上方に移動すると、可動接点部47aが第1被摺接部32aと当接する共に、可動接点部49aが第2被摺接部37aと当接する。
そして、さらに摺動子40が上方に移動することにより、図5に示すように、摺動子40が初期位置(第3位置)に位置する。以上により、スイッチ1Aの閉動作が完了する。
このように、本実施形態におけるスイッチ1Aでは、摺動子40の弾性腕部42および弾性腕部43が、それぞれ3つの可動接点部47a・47b・47c、および3つの可動接点部49a・49b・49cを有している。そして、弾性腕部42の3つの可動接点部47a・47b・47cのうち可動接点部47aは、通電用接点(第1通電用可動接点部)としての機能を有しており、可動接点部47b・47cは、開閉用接点の機能を有している。また、同様に、弾性腕部43の3つの可動接点部49a・49b・49cのうち可動接点部49aは、通電用接点(第1通電用可動接点部)としての機能を有しており、可動接点部49b・49cは、開閉用接点としての機能を有している。
(スイッチ1Aの特徴)
一般的に、大きい電流(例えば、数百mA以上の電流)を開閉するスイッチでは、通電している状態と通電していない状態とが切り替わる際に、スイッチの接触点にアーク放電が発生する。アーク放電が発生すると、アーク放電により接触点が高温になり、端子が融解してしまい、端子が消耗するという問題がある。
そこで、本実施形態のスイッチ1Aでは、上述したように、摺動子40は、一方の側に3つの可動接点部47a・47b・47cを有しており、他方の側に3つの可動接点部49a・49b・49cを有している。
そして、スイッチ1Aの開動作において、通電している状態から通電していない状態に切り替わるときに、まず、可動接点部47aおよび可動接点部49aがそれぞれ絶縁部26および絶縁部28に当接した後、可動接点部47b・47cおよび可動接点部49b・49cがそれぞれ絶縁部26および絶縁部28に当接するようになっている。これにより、アーク放電は、可動接点部47b・47cと第1被摺接部32aとの間、または、可動接点部49b・49cと第2被摺接部37aとの間で発生する。すなわち、可動接点部47aと第1被摺接部32aとの間、および可動接点部49aと第2被摺接部37aにおいて、アーク放電が発生しない。その結果、少なくとも可動接点部47aおよび可動接点部49aがアーク放電により消耗することを防ぐことができるようになっている。これにより、本実施形態のスイッチ1Aは、従来のスイッチに比べて、高い電流を開閉することができると共に、耐久性および信頼性が向上したスイッチとなっている。
また、スイッチ1Aの閉動作において、押しボタン11の被押圧部13への押圧力を解除すると、摺動子40が第1位置から第2位置へと移動する。これにより、可動接点部47a・47b・47cのうち可動接点部47aより先に可動接点部47b・47cが第1被摺接部32aと当接すると共に、可動接点部49a・49b・49cのうち可動接点部49aより先に可動接点部49b・49cが第2被摺接部37aと当接する。これにより、アーク放電は、可動接点部47b・47cと第1被摺接部32aとの間、または、可動接点部49b・49cと第2被摺接部37aとの間で発生する。すなわち、可動接点部47aと第1被摺接部32aとの間、および可動接点部49aと第2被摺接部37aにおいて、アーク放電が発生しない。その結果、少なくとも可動接点部47aおよび可動接点部49aがアーク放電により消耗することを防ぐことができるようになっている。その結果、スイッチ1Aの閉動作において、少なくとも可動接点部47aおよび可動接点部49aが、それぞれ第1固定端子31および第2固定端子36と導通状態になるようになっている。これにより、本実施形態のスイッチ1Aは、従来のスイッチに比べて、高い電流を開閉することができると共に、安定した導通状態を維持できるようになっており、耐久性および信頼性が向上したスイッチとなっている。
また、本実施形態のスイッチ1Aは、弾性腕部42が、開閉用接点としての2つの可動接点部47b・47cを有する構成である。この構成により、可動接点部47b・47cと第1被摺接部32aとの間にアーク放電が発生した際に、アーク放電による可動接点部の消耗を分散させることができるので、スイッチ1Aの耐久性および信頼性をさらに向上させることができるようになっている。例えば、可動接点部47b・47cにおいて同時にアーク放電が発生する場合、それぞれのアーク放電の電流を低減することができるので、可動接点部47b・47cの消耗を抑制することができる。また例えば、可動接点部47b・47cの一方が消耗した場合、閉動作において他方が先に第1被摺接部32aと接触するようになる。すると今度は、他方と第1被摺接部32aとの間でアーク放電が発生するため、該可動接点部が消耗する。このように、可動接点部47b・47cが交互に消耗することで、スイッチ1Aの耐久性および信頼性を向上させることもできる。
同様に、本実施形態のスイッチ1Aは、弾性腕部43が、開閉用接点としての2つの可動接点部49b・49cを有する構成である。この構成により、可動接点部49b・49cと第2被摺接部37aとの間にアーク放電が発生した際に、アーク放電による可動接点部の消耗を分散させることができるので、スイッチ1Aの耐久性および信頼性をさらに向上させることができるようになっている。
さらに、本実施形態のスイッチ1Aは、弾性腕部42が、開閉用接点としての2つの可動接点部47b・47cを有すると共に、弾性腕部43が、開閉用接点としての2つの可動接点部49b・49cを有し、閉動作時に、可動接点部47b・47cが第1被摺接部32aに当接すると同時に、可動接点部49b・49cが第2被摺接部37aに当接する構成である。この構成により、閉動作時にアーク放電が発生する箇所を、可動接点部47bまたは47cと第1被摺接部32aとの間、および可動接点部49bまたは49cと第2被摺接部37aとの間の4箇所に分散させることができる。これにより、アーク放電による可動接点部の消耗を分散させることができるので、スイッチ1Aの耐久性および信頼性をさらに向上させることができるようになっている。
なお、本実施形態のスイッチ1Aでは、弾性腕部42が、通電用接点としての1つの可動接点部47aと開閉用接点としての2つの可動接点部47b・47cを有すると共に、弾性腕部43が、通電用接点としての1つの可動接点部49aと開閉用接点としての2つの可動接点部49b・49cを有する構成であるが、本発明のスイッチはこの構成に限られない。
すなわち、本発明のスイッチは、2つの弾性腕部がそれぞれ開閉用接点としての可動接点部を少なくとも2つ有する構成であればよく、2つの弾性腕部がそれぞれ開閉用接点としての可動接点部を3つ以上有する構成であってもよい。開閉用接点としての可動接点部の数を多くすることにより、閉動作時にアーク放電が発生する箇所を分散させることができ、スイッチの耐久性および信頼性を向上させることができる。
また、本発明のスイッチは、2つの弾性腕部がそれぞれ通電用接点としての可動接点部を少なくとも1つ有する構成であればよく、2つの弾性腕部がそれぞれ通電用接点としての可動接点部を2つ以上有する構成であってもよい。また、本発明のスイッチは、2つの弾性腕部が有する、通電用接点としての可動接点部の数、および開閉用接点としての可動接点部の数が異なる構成であってもよい。
また、本実施形態のスイッチ1Aには、突出部26aが凹部32aaに挿入されている箇所以外における第1被摺接部32aと絶縁部26との間、および突出部28aが凹部37aaに挿入されている箇所以外における第2被摺接部37aと絶縁部28との間には、それぞれエアギャップGが形成されている。すなわち、可動接点部47b・47c(開閉用接点)に対応する位置において、第1被摺接部32aと絶縁部26とが離間している。また、可動接点部49b・49c(開閉用接点)に対応する位置において、第2被摺接部37aと絶縁部28とが離間している。その結果、通電している状態と通電していない状態との切り替わり時に可動接点部47b・47cと第1被摺接部32aとの間にアーク放電が発生した際に、アーク放電による絶縁部26の融解を抑制することができるようになっており、通電している状態と通電していない状態との切り替わり時に可動接点部49b・49cと第2被摺接部37aとの間にアーク放電が発生した際に、アーク放電による絶縁部28の融解を抑制することができるようになっている。その結果、アーク放電に起因する絶縁部26・28の溶解による接点開閉位置の変動を防止することができるようになっている。
また、エアギャップGを設けることにより、摺動子40と絶縁部26・28との摺動によって発生する摺動摩耗粉や、外部から侵入した異物を、摺動子40によってエアギャップGに摺り落とすことができる。その結果、上記の摺動摩耗粉や異物が第1被摺接部32aまたは第2被摺接部37aに付着することを防ぐことができる。これにより、可動接点部47a・47b・47cと第1被摺接部32aとの接触不良、および可動接点部49a・49b・49cと第2被摺接部37aとの接触不良を防止することができるようになっている。
(変形例)
なお、第1固定端子31および第2固定端子36が対向する方向とは垂直の方向に対向する、第3固定端子および第4固定端子を設けてもよい。第3固定端子および第4固定端子の間には、摺動子40に重なるように別の摺動子が設けられる。例えば第1〜第4固定端子を直列に繋ぐ場合、第2固定端子と第3固定端子とが接続されており、摺動子40と別の摺動子とは絶縁されている。また例えば、第1固定端子と第3固定端子とを並列に繋ぎ、第2固定端子と第4固定端子とを並列に繋ぐ場合、第1固定端子と第3固定端子とが接続され、第2固定端子と第4固定端子とが接続され、摺動子40と別の摺動子とは接続されている。なお、第1〜第4固定端子は、他の組み合わせで接続されてもよい。
また、スイッチ1Aでは、コイルバネの軸心が通る位置に摺動子が配置される。そのため、摺動子の配置スペースを別途確保する必要が無く、それでいて、第1固定端子31と第2固定端子36との間の距離も大きく確保することができる。そのため、絶縁の信頼性が高く、かつ、スイッチを小型化することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
実施形態1におけるスイッチ1Aでは、第1固定端子31の第1被摺接部32aの軸心方向の長さと、第2固定端子36の第2被摺接部37aの軸心方向の長さとは、等しくなっていた。
これに対して、本実施形態におけるスイッチ1Bでは、摺動子40が移動する方向において、第1固定端子71の第1被摺接部72aの長さと、第2固定端子36の第2被摺接部37aの長さとが異なっている点が実施形態1におけるスイッチ1Aとは異なっている。
(スイッチ1Bの構成)
本実施形態におけるスイッチ1Bの構成について、図8を参照しながら説明する。図8は、本実施形態におけるスイッチ1Bの構成を示す断面図である。
スイッチ1Bは、図8に示すように、第1固定端子71とベース20Bとを備えている。
第1固定端子71は、第1被摺接部72aの軸心方向の長さが第2固定端子36の第2被摺接部37aの軸心方向の長さよりも長くなるように形成されている。
ベース20Bは、絶縁用壁部61と絶縁用壁部22とを備えている。絶縁用壁部61は、その内側面に設けられた埋設用溝65と、埋設用溝65の下方に設けられた絶縁部66とを備えている。埋設用溝65は、第1固定端子71の第1被摺接部72aを埋設するための溝である。本実施形態のスイッチ1Bでは、埋設用溝65は、実施形態1における埋設用溝25と比べて、軸心方向下方の長さが長く形成されている。ただし、本発明のスイッチはこの構成に限られない。すなわち、第1被摺接部72aの軸心方向の長さが第2固定端子36の第2被摺接部37aの軸心方向の長さよりも長くなるように形成されている構成であればよく、例えば、埋設用溝65は、実施形態1における埋設用溝25と比べて、軸心方向上方の長さが長く形成されている構成であってもよい。
(スイッチ1Bの閉動作)
次に、本実施形態におけるスイッチ1Bの閉動作について、図9および図10を参照しながら説明する。図9は、本実施形態におけるスイッチ1Bの閉動作において、弾性腕部42の可動接点部47b・47cが第1被摺接部72aと当接した様子を示す断面図である。図10は、本実施形態におけるスイッチ1Bの閉動作において、弾性腕部43の可動接点部49b・49cが第2被摺接部37aと当接した様子を示す断面図である。
スイッチ1Bの閉動作では、初めに、スイッチ1Bが通電していない状態(すなわち、摺動子40が押しボタン11により押圧され、弾性腕部42の可動接点部47a・47b・47c(第2通電用可動接点部)が絶縁用壁部61の絶縁部66に当接していると共に、弾性腕部43の可動接点部49a・49b・49cが絶縁用壁部22の絶縁部28に当接している状態)において、押しボタン11の被押圧部13への押圧力を解除する。これにより、被押圧部13による摺動子40への下方への押圧が解除されるので、摺動子40はコイルばねの付勢力により軸心方向上方に移動する。
摺動子40が上方に移動すると(第3位置)、図9に示すように、弾性腕部42の可動接点部47a・47b・47cが第1被摺接部72aと当接する。この段階では、第1固定端子71と第2固定端子36との間は導通していない。
次に、さらに摺動子40が上方に移動すると、図10に示すように、弾性腕部43の可動接点部49a・49b・49cが第2被摺接部37aと当接する。この際、実施形態1における閉動作と同様に、可動接点部49a・49b・49cのうち可動接点部49b・49cが第2被摺接部37aと当接した(第2位置)後に、可動接点部49a(第1通電用可動接点部)が第2被摺接部37aと当接する(第1位置)。これにより、アーク放電は、可動接点部49b・49cと第2被摺接部37aとの間で発生する。すなわち、可動接点部49aと第2被摺接部37aにおいて、アーク放電が発生しない。その結果、可動接点部49a・49b・49cのうち少なくとも可動接点部49aは、アーク放電により消耗することを防ぐことができるようになっている。
そして、さらに摺動子40が上方に移動することにより、摺動子40が初期位置に位置する。以上により、スイッチ1Bの閉動作が完了する。
(スイッチ1Bの特徴)
本実施形態におけるスイッチ1Bでは、閉動作において、弾性腕部42の可動接点部47a・47b・47cが第1被摺接部72aと当接した後、弾性腕部43の可動接点部49a・49b・49cが第2被摺接部37aと当接することにより、スイッチ1Bが導通状態となる。その結果、可動接点部47a・47b・47cと第1被摺接部72aとの間ではアーク放電が発生せず、可動接点部49b・49cと第2被摺接部37aとの間でアーク放電が発生するように構成されている。
可動接点部および固定端子に形成された導電性皮膜が、陽イオンにイオン化しやすい金属(例えば銀)を含んでいる場合、アーク放電は、プラス極(陽極)からマイナス極(陰極)に向かって発生する。したがって、アーク放電による端子の消耗は、プラス極(陽極)の端子で発生する。そこで、本実施形態におけるスイッチ1Bでは、第2固定端子36を陽極となるように、第1外部接続用端子部33および第2外部接続用端子部38をそれぞれ外部端子と接続する。これにより、スイッチ1Bでは、可動接点部49b・49cと第2被摺接部37aとの間でアーク放電が発生したときに、常に第2被摺接部37a側からアーク放電が発生する。
ここで、可動接点部49b・49cと第2被摺接部37aとの間の導通は、可動接点部49b・49cに形成された銀皮膜と、第2被摺接部37aに形成された銀皮膜とを介して行われる。また、弾性片48a・48b・48cは、第2被摺接部37aおよび絶縁部28を摺動させるための弾性(バネ性)を付与する必要があるので、板材等を加工して製作される。銀被膜の膜厚が厚いと、折り曲げ加工の際に銀被膜にクラックが生じる可能性がある。そのため、弾性片48a・48b・48cの銀被膜の膜厚を大きくすることができない。それゆえ、可動接点部49a・49b・49cに形成される銀皮膜の膜厚を大きくすることができない。一方、第2被摺接部37aに形成される銀皮膜の膜厚は、大きくすることができる。
そこで、本実施形態におけるスイッチ1Bでは、可動接点部49a・49b・49cに形成された銀メッキの膜厚より、第2被摺接部37aに形成された銀メッキの膜厚が大きくなっていると共に、可動接点部49b・49cと第2被摺接部37aとの間でアーク放電が発生したときに、第2被摺接部37a側においてアーク放電による消耗が起こるようになっている。これにより、スイッチ1Bの耐久性を向上させることができるようになっている。
なお、ここでは、第1固定端子71と第2固定端子36とが摺動子40に対して非対称な構成について説明したが、これに限らない。例えば、第1固定端子31と第2固定端子36とが摺動子40に対して対称な構成(図5に示す構成)において、さらに、摺動子40の構成が軸心に対して非対称であってもよい。すなわち、軸心方向(摺動子の移動方向)において、可動接点部47b・47c(第2通電用可動接点部)の位置と可動接点部49b・49c(開閉用可動接点部)との位置が異なっていてもよい。
なお、スイッチ1Bは、摺動子40が移動する方向において、第1固定端子71の第1被摺接部72aの長さが第2固定端子36の第2被摺接部37aの長さよりも長い構成であったが、本発明のスイッチは、これに限られない。すなわち、摺動子40が移動する方向において、前記第1固定端子の長さと、前記第2固定端子の長さとが異なっている構成でもよい。例えば、第2固定端子の第2被摺接部の長さが第1固定端子の第2被摺接部の長さよりも長い構成であっても、第2被摺接部の下端の位置が第1被摺接部の下端の位置より軸心方向下方にあれば同様の動作がされる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態におけるスイッチ1Cは、通電していない状態(絶縁状態)において、摺動子40の弾性腕部43がベースの絶縁部に当接しないようになっている点が、他の実施形態とは異なっている。
本実施形態におけるスイッチ1Cについて、図11および図12を参照しながら説明する。図11は、本実施形態におけるスイッチ1Cの構成を示す断面図である。図12は、本実施形態におけるスイッチ1Cが通電していない状態を示す断面図である。
スイッチ1Cは、図11に示すように、ベース20Cを備えている。
ベース20Cは、絶縁用壁部82を備えている。絶縁用壁部82は、絶縁部88を備えており、絶縁部88には摺動子40側に向かって開口する凹部88aが形成されている。
次に、スイッチ1Cが通電していない状態(絶縁状態)における様子について説明する。スイッチ1Cが通電していない状態である(すなわち、スイッチ1Cが絶縁状態である)ときには、図12に示すように、絶縁部88には摺動子40側に向かって開口する凹部88aが形成されていることにより、弾性腕部43の可動接点部49a・49b・49cは、絶縁部88と当接していない状態となっている。すなわち、スイッチ1Cが通電していない状態(絶縁状態)において、弾性腕部43の可動接点部49a・49b・49cと絶縁部88とが、空間的に乖離している。
これにより、本実施形態のスイッチ1Cは、接点摩耗粉や樹脂・グリスの炭化による絶縁不良の発生を抑制することができるようになっている。すなわち、スイッチ1Cが通電していない状態(絶縁状態)における絶縁性を向上させることができるようになっている。
なお、凹部88aは、もう一方の絶縁部26にも設けられていてもよい。この場合、両側の弾性腕部43の可動接点部47a・47b・47c・49a・49b・49cは、絶縁部26、88に対して空間的に乖離する。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1A〜1C スイッチ
11 押しボタン
20、20B、20C ベース
21,22,61,82 絶縁用壁部
26、28、66、88 絶縁部
31、71 第1固定端子
32 第1摺動子接続用端子部
32a、72a 第1被摺接部
36 第2固定端子
37 第2摺動子接続用端子部
37a 第2被摺接部
40 摺動子
42、43 弾性腕部
47a、49a 可動接点部(通電用可動接点部)
47b、47c 可動接点部(開閉用可動接点部、通電用可動接点部)
49b、49c 可動接点部(開閉用可動接点部)
50 コイルばね

Claims (5)

  1. 互いに対向するように設けられた第1固定端子および第2固定端子と、
    第1位置から第2位置を経て第3位置まで移動可能で、かつ、前記第2位置および前記第3位置において前記第1固定端子と前記第2固定端子との間を導通させる摺動子と、
    前記第1固定端子と並んで配置された絶縁用壁部とを備え、
    前記摺動子は、少なくとも1つの第1通電用可動接点部と、互いに離れている少なくとも2つの開閉用可動接点部と、少なくとも1つの第2通電用可動接点部とを有し、
    前記第1通電用可動接点部および前記少なくとも2つの開閉用可動接点部のそれぞれは、前記第1固定端子および前記絶縁用壁部を片側から押圧しながら摺動し、
    前記摺動子が前記第1位置にあるとき、前記第1通電用可動接点部および前記少なくとも2つの開閉用可動接点部は前記第1固定端子に接さず、
    前記摺動子が前記第2位置にあるとき、前記第1通電用可動接点部は前記第1固定端子に接さず、前記少なくとも2つの開閉用可動接点部は前記第1固定端子に接し、
    前記摺動子が前記第3位置にあるとき、前記第1通電用可動接点部および前記少なくとも2つの開閉用可動接点部は前記第1固定端子に接し、
    前記第2通電用可動接点部は、前記第2固定端子を片側から押圧しながら摺動し、
    前記摺動子が前記第2位置および前記第3位置にあるとき、前記第2通電用可動接点部は前記第2固定端子に接し、
    前記摺動子が移動する方向において、前記少なくとも2つの開閉用可動接点部の位置と、前記第2通電用可動接点部の位置とは異なることを特徴とするスイッチ。
  2. 互いに対向するように設けられた第1固定端子および第2固定端子と、
    第1位置から第2位置を経て第3位置まで移動可能で、かつ、前記第2位置および前記第3位置において前記第1固定端子と前記第2固定端子との間を導通させる摺動子と、
    前記第1固定端子と並んで配置された絶縁用壁部とを備え、
    前記摺動子は、少なくとも1つの第1通電用可動接点部と、互いに離れている少なくとも2つの開閉用可動接点部とを有し、
    前記第1通電用可動接点部および前記少なくとも2つの開閉用可動接点部のそれぞれは、前記第1固定端子および前記絶縁用壁部を片側から押圧しながら摺動し、
    前記摺動子が前記第1位置にあるとき、前記第1通電用可動接点部および前記少なくとも2つの開閉用可動接点部は前記第1固定端子に接さず、
    前記摺動子が前記第2位置にあるとき、前記第1通電用可動接点部は前記第1固定端子に接さず、前記少なくとも2つの開閉用可動接点部は前記第1固定端子に接し、
    前記摺動子が前記第3位置にあるとき、前記第1通電用可動接点部および前記少なくとも2つの開閉用可動接点部は前記第1固定端子に接し、
    前記絶縁用壁部は、凹部を有し、
    前記摺動子が前記第1位置にあるとき、前記第1通電用可動接点部および前記少なくとも2つの開閉用可動接点部は、前記凹部に対応する位置にあり、かつ、前記絶縁用壁部と接していないことを特徴とするスイッチ。
  3. 前記摺動子が移動する方向において、前記第1固定端子の被摺接部の長さと、前記第2固定端子の被摺接部の長さとが異なっていることを特徴とする請求項に記載のスイッチ。
  4. 前記少なくとも2つの開閉用可動接点部に形成された導電性皮膜の厚さより、前記第1固定端子に形成された導電性皮膜の厚さは、大きいことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のスイッチ。
  5. 前記少なくとも2つの開閉用可動接点部に対応する位置において、前記第1固定端子と前記絶縁用壁部との間にはギャップが設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のスイッチ。
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