JPH09115390A - スイッチ機構 - Google Patents

スイッチ機構

Info

Publication number
JPH09115390A
JPH09115390A JP29223295A JP29223295A JPH09115390A JP H09115390 A JPH09115390 A JP H09115390A JP 29223295 A JP29223295 A JP 29223295A JP 29223295 A JP29223295 A JP 29223295A JP H09115390 A JPH09115390 A JP H09115390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
fixed
movable
movable contact
fixed contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29223295A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3165360B2 (ja
Inventor
Tetsuo Yamamoto
哲夫 山本
Kenji Yamaguchi
賢二 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP29223295A priority Critical patent/JP3165360B2/ja
Publication of JPH09115390A publication Critical patent/JPH09115390A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3165360B2 publication Critical patent/JP3165360B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H19/00Switches operated by an operating part which is rotatable about a longitudinal axis thereof and which is acted upon directly by a solid body external to the switch, e.g. by a hand
    • H01H19/54Switches operated by an operating part which is rotatable about a longitudinal axis thereof and which is acted upon directly by a solid body external to the switch, e.g. by a hand the operating part having at least five or an unspecified number of operative positions
    • H01H19/56Angularly-movable actuating part carrying contacts, e.g. drum switch
    • H01H19/563Angularly-movable actuating part carrying contacts, e.g. drum switch with an initial separation movement perpendicular to the switching movement

Landscapes

  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチの耐久性を向上させる。 【解決手段】 可動コンタクト16が第1の固定コンタ
クト21と第2の固定コンタクト25に共に接触するコ
ンタクト位置CPからその左側の凸条部33に向けて移
動すると、可動コンタクト16は、凸条部33の右端凸
部33dにおける傾斜面に案内されてコンタクト位置C
Pから脱する。この際、第2の固定コンタクト25の側
の右端切欠33cにより、可動コンタクト16は傾き、
常にその内側のコーナーを先に第1の固定コンタクト2
1から離す。一方、コンタクト位置CPからその右側の
凸条部32に向けて移動する場合には、凸条部32の左
端凸部32bにより案内されてコンタクト位置CPから
脱し、第1の固定コンタクト21の側の左端切欠32a
により、可動コンタクト16は、常にその外側のコーナ
ーを先に第2の固定コンタクト25から離す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁基板上に設置
され所定の回路を開閉するための第1と第2の固定コン
タクトを有し、可動コンタクトでこれらの固定コンタク
トの導通を図るスイッチ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスイッチ機構は、車両に
おける自動変速装置のシフトレバーの操作位置に応じた
信号を出力するニュートラルスタートスイッチに内蔵し
て用いられている。例えば、実開昭62−91317や
実開昭62−99135に示されたニュートラルスター
トスイッチのスイッチ機構では、絶縁基板たる扇型のイ
ンシュレータに、第1と第2の固定コンタクトと、これ
ら固定コンタクトより高く突設された第1と第2の凸条
体とを備え、シフトレバーに接続されて回動する可動体
に、ばねにて第1と第2の凸条体の側に向けて付勢して
可動コンタクトを備える。そして、可動コンタクトが第
1と第2の固定コンタクトに同時に接触するコンタクト
位置に置かれた場合に、第1と第2の固定コンタクトを
可動コンタクトで導通させ、両固定コンタクト間をオン
とする。一方、可動コンタクトがコンタクト位置にある
場合に可動体が第1の凸条体の側に回動すると、可動コ
ンタクトがばねに抗して第1の凸条体に乗り上げて第1
と第2の固定コンタクトから離間し、両固定コンタクト
間はオフとなる。可動体が第2の凸条体の側に回動した
場合も同様である。
【0003】しかも、上記した公報で提案されたスイッ
チ機構では、第1,第2の凸条体におけるコンタクト位
置の側の端部領域の形状を工夫することで、可動コンタ
クトが両固定コンタクトから離れる際には、可動コンタ
クトは一方の側の固定コンタクトから常に先に離れる構
成が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た公報で提案された従来のスイッチ機構では、次のよう
な問題点が指摘されるに至った。
【0005】固定コンタクトから可動コンタクトが離れ
る場合には、その離間の際にアークが発生し、固定コン
タクトと可動コンタクトのいずれかのコンタクトにアー
クによる摩耗が起きる。上記の従来のスイッチ機構で
は、可動コンタクトが先に離れる側の固定コンタクトが
定まっているので、例えば可動コンタクトに摩耗が起き
る場合には、この定まった側の固定コンタクトとの接触
箇所にのみ可動コンタクトが摩耗する。しかも、この摩
耗の程度はスイッチ機構を機能させる都度に進行するた
め、可動コンタクトに許容される摩耗限界にまで、比較
的早く達してしまう。
【0006】なお、実開昭62−99135に提案され
ているように、固定コンタクトの極性を規定することで
アークによる可動コンタクトの摩耗は防止できる。しか
し、アークによる摩耗は一方の固定コンタクト側では起
きるため現実的な解決にはならない。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
され、スイッチの耐久性を向上させることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】か
かる課題を解決するため、本発明のスイッチ機構は、絶
縁基板上に設置され所定の回路を開閉するための第1と
第2の固定コンタクトを有し、該第1,第2の固定コン
タクトに同時に接触し得る可動コンタクトで前記第1と
第2の固定コンタクトの導通を図るスイッチ機構であっ
て、前記可動コンタクトが前記第1と第2の固定コンタ
クトに同時に接触するコンタクト位置を挟んで前記可動
コンタクトと交差するよう前記絶縁基板上に所定幅の帯
状に突設され、前記可動コンタクトを前記第1と第2の
固定コンタクトから離間する方向に移動変位させる第1
と第2の凸条体と、該第1と第2の凸条体に沿って往復
動可能に設けられ、前記可動コンタクトを前記第1と第
2の凸条体の側に向けて備える可動体と、前記可動コン
タクトを前記第1と第2の凸条体の側に向けて付勢する
ばねとを有し、前記第1の凸条体は、前記コンタクト位
置の側の端部領域を前記第1の固定コンタクトの側で切
り欠いて前記所定幅より狭小の幅とされた凸部とし、該
凸部の前記コンタクト位置の側の端面を前記可動コンタ
クトを前記コンタクト位置に案内する傾斜面とし、前記
第2の凸条体は、前記コンタクト位置の側の端部領域を
前記第2の固定コンタクトの側で切り欠いて前記所定幅
より狭小の幅とされた凸部とし、該凸部の前記コンタク
ト位置の側の端面を前記可動コンタクトを前記コンタク
ト位置に案内する傾斜面とした。
【0009】上記構成を有する本発明のスイッチ機構で
は、可動コンタクトがコンタクト位置にないように可動
体が位置するときには、可動コンタクトは、第1と第2
の凸条体のいずれか、例えば第1の凸条体により第1と
第2の固定コンタクトから離間する方向に移動変位され
ている。この場合、可動コンタクトは、ばねにより第1
の凸条体に向けて付勢されているため、この状態でその
姿勢を維持して、第1と第2の固定コンタクトを導通さ
せない。しかし、可動体がコンタクト位置に向けて第1
の凸条体に沿って移動され、可動コンタクトが第1の凸
条体の端部領域である凸部に達すると、この凸部は第1
の固定コンタクトの側で切り欠かれてその幅が狭くされ
ているので、可動コンタクトはばねの力を受けて第1の
固定コンタクト側に傾く。しかも、第1の凸条体の凸部
の端面は、可動コンタクトをコンタクト位置に案内する
傾斜面とされているので、可動体が引き続き同方向に移
動されると、可動コンタクトは傾斜面をばねの力を受け
て滑りコンタクト位置に案内される。この際、可動コン
タクトは、傾斜した側の第1の固定コンタクトから先に
接触してから第2の固定コンタクトに接触し、第1と第
2の固定コンタクトを導通させる。
【0010】そして、可動コンタクトがコンタクト位置
にある状態から可動体が引き続き同方向に移動される
と、この可動コンタクトは、第2の凸条体の端部領域で
ある凸部の傾斜面に逆に案内されてコンタクト位置から
脱し、ばねに抗して第2の凸条体の凸部に達する。この
際、当該凸部は第2の固定コンタクトの側で切り欠かれ
てその幅が狭くされているので、ばねの力を受けている
可動コンタクトは、第1の固定コンタクトの側ではこの
固定コンタクトから離れるものの、第2の固定コンタク
トとは接触したままである。これにより、第1と第2の
固定コンタクトの導通は断たれる。なおも可動体が引き
続き同方向に移動されると、可動コンタクトは、第2の
凸条体により移動変位されて第2の固定コンタクトとも
離れる。つまり、可動コンタクトが可動体により第1の
凸条体の側から第2の凸条体の側に移動されその間にコ
ンタクト位置から脱して第1と第2の固定コンタクトの
導通を断つ際には、常に、第1の固定コンタクトから先
に離れる。
【0011】一方、可動コンタクトが可動体により第2
の凸条体の側から第1の凸条体の側に移動されその間に
コンタクト位置から脱して第1と第2の固定コンタクト
の導通を断つ際には、上記の場合とは逆となる。つま
り、この場合には、上記した第1の凸条体の凸部におけ
る傾斜面による案内とこの第1の凸条体の凸部とによ
り、可動コンタクトは常に第2の固定コンタクトから先
に離れる。
【0012】従って、本発明のスイッチ機構では、可動
体がコンタクト位置を挟んで往復動し、可動コンタクト
がコンタクト位置から脱して第1と第2の固定コンタク
トの導通を断つ際には、可動コンタクトが先に離れる固
定コンタクトは、第1と第2の固定コンタクトの交互に
変更される。このため、アークによる摩耗が起きる側の
コンタクトが可動コンタクトである場合にはその摩耗箇
所を第1の固定コンタクトの側と第2の固定コンタクト
の側で均等とし、アークによる摩耗が起きる側のコンタ
クトが固定コンタクトである場合には第1の固定コンタ
クトと第2の固定コンタクトとで均等に摩耗させること
ができる。この結果、本発明のスイッチ機構によれば、
摩耗の均等化を通してスイッチの耐久性を向上させるこ
とができる。
【0013】上記の構成において、前記第1と第2の凸
条体は、その突設高さが前記第1と第2の固定コンタク
トより高くされている。
【0014】この構成によれば、可動コンタクトを第1
と第2の固定コンタクトへの接触面が平らなものとする
ことができるので、形状の単純化を通してその製造工程
数やコスト低下を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るスイッチ機構
の実施の形態をニュートラルスタートスイッチに適用し
た実施例に基づき説明する。図1は実施例のニュートラ
ルスタートスイッチ10の分解斜視図である。
【0016】図示するように、ニュートラルスタートス
イッチ10は、基枠11とこれを覆うカバー12とを有
し、基枠11とカバー12の双方に形成された軸孔11
a,12aの中心を軸線として可動体13を回動自在に
軸支する。この可動体13は、図示しないシフトレバー
と連結されており、当該レバーの操作に応じて回動す
る。
【0017】可動体13の腕部14の底部には、凹部1
4a,14bが形成されており、その位置は次のように
規定されている。つまり、凹部14a,14bは、軸孔
11a,12aの中心を通りその開き角がαの線a,b
上にそれぞれ位置し、軸孔11a,12aの中心からの
距離が夫々異なる寸法d1,d2とされている。そし
て、この凹部14a,14bには、コイルばね15を介
在させて可動コンタクト16,17が挿入されている。
この可動コンタクト16,17は、鋼板を打抜いて形成
されており、上記した凹部14a,14bの位置関係の
通りに配設されて、可動体13により軸孔11a,12
aの中心として回動する。
【0018】図1とカバー12の平面図である図2に示
すように、基枠11には、プラスチックにて扇状に一体
成形されたインシュレータ18が嵌合されている。この
インシュレータ18には、軸孔11aを中心とする同心
の円弧に沿って3列の固定コンタクト列が設けられてい
る。最も軸孔11aよりの第1列目の固定コンタクト列
19は第1の固定コンタクト20〜22からなり、これ
ら第1の固定コンタクト20〜22は、上記したように
回動する可動コンタクト16のみに接触可能とされてい
る。この第1の固定コンタクト20〜22は、可動コン
タクト16とその内側コーナー(可動体13側のコーナ
ー)で接触する。第2列目の固定コンタクト列23は第
2の固定コンタクト24〜27からなり、これら第2の
固定コンタクト24〜27は、上記したように回動する
可動コンタクト16,17の双方に接触可能とされてい
る。この場合、第2の固定コンタクト24〜27は、可
動コンタクト16とはその外側コーナーで接触し、可動
コンタクト17とはその内側コーナーで接触する。第3
列目の固定コンタクト列28は第3の固定コンタクト2
9,30からなり、これら第3の固定コンタクト29,
30は、上記したように回動する可動コンタクト17の
みに接触可能とされている。この第3の固定コンタクト
29,30は、可動コンタクト17とその外側コーナー
で接触する。
【0019】そして、第1の固定コンタクト20は第2
の固定コンタクト24に対向し、第1の固定コンタクト
21は第2の固定コンタクト25に、第1の固定コンタ
クト22は第2の固定コンタクト26にそれぞれ対向す
る。また、第2の固定コンタクト26は第3の固定コン
タクト29に、第2の固定コンタクト27は第3の固定
コンタクト30にそれぞれ対向する。図示するように、
第1の固定コンタクト21,22および第2の固定コン
タクト25は各々円形に形成されているが、これら以外
の各固定コンタクトは軸孔11aを中心とする同心の円
弧に沿って帯状に形成されている。また、各固定コンタ
クトはインシュレータ18の表面よりも若干突出するよ
う設けられており、その上面を可動コンタクト16,1
7が接触する摺接面とする。
【0020】このようにして対向する一対の固定コンタ
クトが本発明にかかるスイッチ機構の第1と第2の固定
コンタクトを構成し、これら一対の固定コンタクトは、
図示しない所定回路(変速回路)の所定接点を開閉する
よう構成されている。そしてし、図3に示すように、対
向する第1の固定コンタクト21と第2の固定コンタク
ト25の間に可動コンタクト16が位置すると、可動コ
ンタクト16がこの両固定コンタクトに同時に接触す
る。なお、このように可動コンタクト16が両固定コン
タクトに接触する範囲は、後述する凸条部にて挟まれて
規制されており、この規制された範囲が本発明にかかる
スイッチ機構のコンタクト位置CPとなる。第1の固定
コンタクト21と第2の固定コンタクト25以外の上記
の固定コンタクトの対についても同様である。
【0021】また、第1列目の固定コンタクト列19と
第2列目の固定コンタクト列23との間および第2列目
の固定コンタクト列23と第3列目の固定コンタクト列
28との間には、これら各列の固定コンタクトよりも高
く突出して凸条部31〜36が形成されている。これら
凸条部31〜36は、所定幅の帯状に形成されており、
軸孔11aを中心とする同心の円弧に沿って配置されて
いる。しかも、凸条部31〜34は、可動体13の凹部
14aにて可動コンタクト16を付勢するコイルばね1
5に対向配置され、凸条部35,36は、可動体13の
凹部14bにて可動コンタクト17を付勢するコイルば
ね15に対向配置されている。
【0022】そして、隣合う凸条部が本発明にかかるス
イッチ機構の第1と第2の凸条体を構成し、隣合う凸条
部同士で可動コンタクトのコンタクト位置CPを形成す
る。つまり、この隣合う凸条部、例えば凸条部32と凸
条部33(図3参照)は、コンタクト位置CPを挟んで
可動コンタクト16と交差し、その高さは固定コンタク
トより高くしかもコイルばね15と対向していることか
ら、この凸条部32と凸条部33は、可動コンタクト1
6を第1の固定コンタクト21と第2の固定コンタクト
25から離間する方向に移動変位させる。凸条部32,
33以外の隣合う凸条部についても同様である。なお、
凸条部31〜36は、インシュレータ18の成形(射出
成形)の際にこのインシュレータ18に一体成形され
る。
【0023】凸条部31〜36は、その両端の所定領
域、即ちコンタクト位置CPの側の端部領域を切り欠い
て形成した凸部を有し、この凸部の幅はコンタクト位置
CPから離れた箇所における凸条部31〜36の所定幅
より狭小とされている。例えば凸条部32は、図2の平
面図に示すように、その左端には、左端切欠32aとこ
の切欠で狭小幅とされた左端凸部32bを有し、右端に
は、右端切欠32cとこの切欠で狭小幅とされた右端凸
部32dを有する。その他の凸条部33,36は、この
凸条部31と同様に、左端切欠33a,36aと左端凸
部33b,36bおよび右端切欠33c,36cと右端
凸部33d,36dを有し、凸条部31,35にあって
は、図示するように左端切欠31a,35aと左端凸部
31b,35bのみを、凸条部34にあっては、右端切
欠34cと右端凸部34dのみを有する。
【0024】そして、上記した左端切欠31a,32
a,33a,35a,36aは、それぞれの凸条部の内
側に位置する固定コンタクト、例えば凸条部32では第
1の固定コンタクト21の側で形成されており、右端切
欠32c,33c,34c,36cは、凸条部の外側に
位置する固定コンタクト、凸条部32では第2の固定コ
ンタクト24の側で形成されている。また、上記した左
端凸部31b,32b,33b,35b,36bおよび
右端凸部32d,33d,34d,36dは、その端面
がインシュレータ18底面から立ち上がった傾斜面とさ
れている。従って、隣合う凸条部、例えば凸条部32と
凸条部33では、図4の要部斜視図に示すように、上記
した左端切欠32aと右端凸部36dにより、可動コン
タクト16は凸条部32又は凸条部33の上とコンタク
ト位置CPとの相互間において案内される。凸条部3
2,33以外の隣合う凸条部についても同様である。
【0025】次に、上記した構成を有するニュートラル
スタートスイッチ10の作用について説明する。図示し
ないシフトレバーが操作されると、その操作に連動して
可動体13が回動する。この場合、可動体13が「P」
のポジションに位置している間は、可動コンタクト16
は、凸条部31と凸条部32で規制されたコンタクト位
置CPに位置し、第1の固定コンタクト20と第2の固
定コンタクト24に共に接触して両コンタクトを導通さ
せる。この時、可動コンタクト17は、凸条部35上に
位置し、可動コンタクト16とは開き角αだけずれてい
る。
【0026】次に、可動体13が矢印A方向に回動して
「R」のポジションに達すると、可動コンタクト16
は、凸条部32と凸条部33で規制されたコンタクト位
置CPに位置し、第1の固定コンタクト21と第2の固
定コンタクト25に共に接触して両コンタクトを導通さ
せる。この時、可動コンタクト17は、凸条部35に乗
り上げたままである。この状態から可動体13が更に矢
印A方向に所定角度回動されて「N」のポジションに達
すると、可動コンタクト17は、凸条部35と凸条部3
6で規制されたコンタクト位置CPに位置し、第2の固
定コンタクト26と第3の固定コンタクト29に共に接
触して両コンタクトを導通させる。この時、可動コンタ
クト16は第1の固定コンタクト21の左側の凸条部3
3に乗り上げた状態となる。
【0027】更に、引き続き可動体13が矢印A方向に
角度α回動されて「D」のポジションに達すると、可動
コンタクト16は、凸条部33と凸条部34で規制され
たコンタクト位置CPに位置し、第1の固定コンタクト
22と第2の固定コンタクト26に共に接触して両コン
タクトを導通させる。この時、可動コンタクト17は、
凸条部36に乗り上げる。この「D」の状態から可動体
13が矢印A方向に所定角度回動されて「L」のポジシ
ョンに達すると、可動コンタクト17は、凸条部36の
左側のコンタクト位置CPに位置し、第2の固定コンタ
クト27と第3の固定コンタクト30に共に接触して両
コンタクトを導通させる。この時、可動コンタクト16
は凸条部34に乗り上げた状態になる。この「L」のポ
ジションから「P」のポジションに戻る場合も同様であ
る。
【0028】次に、可動体13が「R」のポジションを
往復して通過するよう回動変位される場合を例に採り、
この時の可動コンタクト16の動作について説明する。
可動体13が「P」のポジションを脱して「R」のポジ
ションに向かう間は、可動コンタクト16は、固定コン
タクトより高い凸条部32に乗り上げたままこの凸条部
32に沿って摺動する。この時、可動コンタクト16
は、その内側・外側の両コーナーを第1の固定コンタク
ト20と第2の固定コンタクト24から浮かせてその姿
勢を維持している。しかし、可動体13が「R」のポジ
ションの近傍に近づき可動コンタクト16が狭小幅の左
端凸部32bにまで到達すると、ここでは左端切欠32
aが第1の固定コンタクト21の側に形成されているた
め、可動コンタクト16は、コイルばね15の付勢力を
受けて図5に示すようにX方向に回動変位して傾く。こ
れにより、可動コンタクト16は、常にその内側のコー
ナーを先に第1の固定コンタクト21に接触させる。そ
して、引き続き可動体13が回動されて「R」のポジシ
ョンに達すると、可動コンタクト16は、その間、傾い
たまま左端凸部32bの傾斜面に案内され、やがてコン
タクト位置CPに落ち込む(図3参照)。これにより、
可動コンタクト16は、その外側のコーナーを第2の固
定コンタクト25に接触させ、図6に示すように、第1
の固定コンタクト21と第2の固定コンタクト25とを
導通さる。このため、インジケータランプ(図示省略)
および比較的消費電力が大であるバックアップランプ
(図示省略)が点灯され、可動コンタクト16には比較
的大きな電流が流れる。
【0029】そして、可動体13が「R」のポジション
から「N」のポジションに向けて引き続き同方向に回動
されると、それまで両固定コンタクトに接触していた可
動コンタクト16は、凸条部33の右端凸部33dにお
ける傾斜面に上方向に案内されてコンタクト位置CPか
ら脱し、コイルばね15の付勢力に抗して凸条部33に
乗り上げる。この際、右端切欠33cが第2の固定コン
タクト25の側に形成されているため、可動コンタクト
16は、コイルばね15の付勢力を受けて図7に示すよ
うにY方向に回動変位して傾き、常にその内側のコーナ
ーを先に第1の固定コンタクト21から離す。これによ
り第1の固定コンタクト21と第2の固定コンタクト2
5との導通は断たれる。次いで、可動コンタクト16
は、その外側のコーナーを第2の固定コンタクト25か
ら離す。つまり、可動コンタクト16が可動体13によ
り凸条部32の側から凸条部33の側に移動されその間
にコンタクト位置CPから脱して第1の固定コンタクト
21と第2の固定コンタクト25の導通を断つ際には、
常に、第1の固定コンタクト21から先に離れる。
【0030】その一方、可動体13が「N」のポジショ
ンを脱して「R」のポジションに向かい可動コンタクト
16が凸条部33の側から凸条部32の側に移動する場
合は、上記の場合と逆となる。つまり、この場合には、
可動コンタクト16は、凸条部33の右端凸部33dに
より、常に第2の固定コンタクト25と先に接触して第
1の固定コンタクト21に接触する(図7参照)。そし
て、可動コンタクト16は、凸条部32の左端凸部32
bにより、常に第2の固定コンタクト25から先に離れ
て第1の固定コンタクト21から離れる(図5参照)。
【0031】従って、上記したニュートラルスタートス
イッチ10では、可動コンタクト16がコンタクト位置
CPから脱して第1の固定コンタクト21と第2の固定
コンタクト25の導通を断つ際には、凸条部32側では
常に第2の固定コンタクト25から先に離れ、凸条部3
3の側では第1の固定コンタクト21から先に離れる。
よって、車両走行の開始・終了時に通常見られるよう
に、「R」のポジションを挟んで可動体13が往復して
回動されるような場合には、可動コンタクト16が先に
離れる固定コンタクトは、第1の固定コンタクト21と
第2の固定コンタクト25に交互に変更される。このた
め、アークによる摩耗が起きる側のコンタクトが可動コ
ンタクト16である場合にはその摩耗箇所を内側・外側
のコーナーで均等とし、アークによる摩耗が起きる側の
コンタクトが固定コンタクトである場合には第1の固定
コンタクト21と第2の固定コンタクト25とで均等に
摩耗させることができる。この結果、ニュートラルスタ
ートスイッチ10によれば、摩耗の均等化を通してスイ
ッチの耐久性を向上させることができる。なお、第1の
固定コンタクト21と第2の固定コンタクト25以外の
固定コンタクトの対の場合や、可動コンタクト17で導
通が図れる固定コンタクトの対の場合であっても同様で
ある。
【0032】また、ニュートラルスタートスイッチ10
では、それぞれの凸条部31〜36を各固定コンタクト
より高くしたに過ぎず、しかも、可動コンタクト16,
17を該当する固定コンタクトへの接触面が平らなもの
とすることができる。よって、ニュートラルスタートス
イッチ10によれば、可動コンタクトの形状の単純化を
通してその製造工程数やコスト低下を図ることができ
る。
【0033】また、カバー12の成形用の金型を、左端
切欠,左端凸部,右端切欠および右端凸部を有する凸条
部がインシュレータ18に一体成形できる金型に変更す
ればよい。よって、金型の変更或いは改造を通して、耐
久性に富むニュートラルスタートスイッチ10を容易に
製造することができる。
【0034】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記の実施例や実施形態になんら限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、可
動体は回動されるものに限らず、直線に沿って往復動す
るものでもよいことは勿論であり、ニュートラルスター
トスイッチに限らず他のいわゆるスライドスイッチに本
発明のスイッチ機構を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のニュートラルスタートスイッチ10の
分解斜視図。
【図2】カバー12の平面図。
【図3】対向する第1の固定コンタクト21と第2の固
定コンタクト25と可動コンタクト16の関係、並びに
凸条部32,33の関係を説明するための説明図。
【図4】第1の固定コンタクト21と第2の固定コンタ
クト25の周辺を示す要部斜視図。
【図5】図3の5−5線に沿って第1の固定コンタクト
21,第2の固定コンタクト25を断面視して、可動コ
ンタクト16の挙動を説明するための説明図。
【図6】同じく6−6線に沿って断面視して、可動コン
タクト16の挙動を説明するための説明図。
【図7】同じく7−7線に沿って断面視して、可動コン
タクト16の挙動を説明するための説明図。
【符号の説明】
10…ニュートラルスタートスイッチ 11…基枠 12…カバー 13…可動体 14…腕部 15…コイルばね 16,17…可動コンタクト 19…第1列目の固定コンタクト列 20〜22…第1の固定コンタクト 23…第2列目の固定コンタクト列 24〜27…第2の固定コンタクト 28…第3列目の固定コンタクト列 29,30…第3の固定コンタクト 31〜36…凸条部 31a,32a,33a,35a,36a…左端切欠 31b,32b,33b,35b,36b…左端凸部 32c,33c,34c,36c…右端切欠 32d,33d,34d,36d…右端凸部 CP…コンタクト位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に設置され所定の回路を開閉
    するための第1と第2の固定コンタクトを有し、該第
    1,第2の固定コンタクトに同時に接触し得る可動コン
    タクトで前記第1と第2の固定コンタクトの導通を図る
    スイッチ機構であって、 前記可動コンタクトが前記第1と第2の固定コンタクト
    に同時に接触するコンタクト位置を挟んで前記可動コン
    タクトと交差するよう前記絶縁基板上に所定幅の帯状に
    突設され、前記可動コンタクトを前記第1と第2の固定
    コンタクトから離間する方向に移動変位させる第1と第
    2の凸条体と、 該第1と第2の凸条体に沿って往復動可能に設けられ、
    前記可動コンタクトを前記第1と第2の凸条体の側に向
    けて備える可動体と、 前記可動コンタクトを前記第1と第2の凸条体の側に向
    けて付勢するばねとを有し、 前記第1の凸条体は、前記コンタクト位置の側の端部領
    域を前記第1の固定コンタクトの側で切り欠いて前記所
    定幅より狭小の幅とされた凸部とし、該凸部の前記コン
    タクト位置の側の端面を前記可動コンタクトを前記コン
    タクト位置に案内する傾斜面とし、 前記第2の凸条体は、前記コンタクト位置の側の端部領
    域を前記第2の固定コンタクトの側で切り欠いて前記所
    定幅より狭小の幅とされた凸部とし、該凸部の前記コン
    タクト位置の側の端面を前記可動コンタクトを前記コン
    タクト位置に案内する傾斜面としたスイッチ機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスイッチ機構であって、 前記第1と第2の凸条体は、その突設高さが前記第1と
    第2の固定コンタクトより高くされているスイッチ機
    構。
JP29223295A 1995-10-13 1995-10-13 スイッチ機構 Expired - Fee Related JP3165360B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29223295A JP3165360B2 (ja) 1995-10-13 1995-10-13 スイッチ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29223295A JP3165360B2 (ja) 1995-10-13 1995-10-13 スイッチ機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09115390A true JPH09115390A (ja) 1997-05-02
JP3165360B2 JP3165360B2 (ja) 2001-05-14

Family

ID=17779199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29223295A Expired - Fee Related JP3165360B2 (ja) 1995-10-13 1995-10-13 スイッチ機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3165360B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1125790A (ja) * 1997-06-27 1999-01-29 Tokai Rika Co Ltd ニュートラルスタートスイッチの接点面構造
JP2014075282A (ja) * 2012-10-04 2014-04-24 Tokai Rika Co Ltd 両切りスイッチ
KR20190004079A (ko) * 2017-07-03 2019-01-11 엘에스오토모티브테크놀로지스 주식회사 차량용 인히비터 스위치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101854789B1 (ko) * 2016-12-01 2018-05-04 박봉현 종의 흔들림을 방지하는 장식용 풍경

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1125790A (ja) * 1997-06-27 1999-01-29 Tokai Rika Co Ltd ニュートラルスタートスイッチの接点面構造
JP2014075282A (ja) * 2012-10-04 2014-04-24 Tokai Rika Co Ltd 両切りスイッチ
KR20190004079A (ko) * 2017-07-03 2019-01-11 엘에스오토모티브테크놀로지스 주식회사 차량용 인히비터 스위치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3165360B2 (ja) 2001-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5708240A (en) Slide switch contact structure
US4408105A (en) Seesaw switch
JPH0117780Y2 (ja)
US4389549A (en) Side actuated miniature dip switch
US4306123A (en) Contact block
US4572930A (en) Multiple switch using a rotary actuator
JPH09115390A (ja) スイッチ機構
JPH01315919A (ja) 電気開閉器具
US4417107A (en) Slide switch
US4200773A (en) Switch
JPH05215507A (ja) センサ
US4822960A (en) Rotary coding switch
US4551592A (en) Push-button switch
US3504140A (en) Heater and air conditioning switch
US1812410A (en) Electric switch
JPH0227475Y2 (ja)
JPH0227476Y2 (ja)
US2994748A (en) Blower switch
JPH0323634Y2 (ja)
US2308406A (en) Electric switch
US3711667A (en) Spring loaded pushbutton switch
JPH0117779Y2 (ja)
JPH0741065Y2 (ja) 自動復帰型スライドスイッチ
US3330924A (en) Contact mounting structure for electric switches
JPH08161971A (ja) スライドスイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees