JP4087321B2 - ポリビニルアルコール系重合体およびその製造方法 - Google Patents
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Description
特公昭54−7311公報(特許文献5)には、ケン化度93〜100モル%のPVAをメタノール、水などの混合溶媒中で50℃以上の温度で加熱することによる、冷水への溶解性が低減されたPVA粉末の製造方法について開示されている。しかし、得られるPVA粉末は、高温水への溶解性が改善されているとは言い難い。また、この方法は、一旦製造したPVAを加熱処理するので工程が煩雑となり、そのための装置を別途必要とするばかりか、エネルギー効率も低い。
(1)重合度が800以上8000未満であり、ケン化度が99.0モル%以上であり、水への昇温溶解度が15重量%未満となる温度と水への昇温溶解度が90重量%以上となる温度の差が10℃以内であり、80℃における水への昇温溶解度が15重量%未満であり、90℃における水への昇温溶解度が90重量%以上であるか;
(2)重合度が800以上8000未満であり、ケン化度が80.0モル%以上99.0モル%未満であり、水への昇温溶解度が15重量%未満となる温度と水への昇温溶解度が90重量%以上となる温度の差が20℃以内であり、80℃における水への昇温溶解度が15重量%未満であり、90℃における水への昇温溶解度が90重量%以上であるか;
(3)重合度が120以上800未満であり、ケン化度が95.0モル%以上であり、水への昇温溶解度が50℃において40重量%未満であり、水への昇温溶解度が15重量%未満となる温度と水への昇温溶解度が90重量%以上となる温度の差が30℃以内であるか;または
(4)重合度が120以上800未満であり、ケン化度が80.0モル%以上95.0モル%未満であり、水への昇温溶解度が20℃において50重量%未満である;
PVAを提供する。
なお、上記(4)では、20℃での溶解性のみが特定されている。しかし、(4)に記載の程度の重合度とケン化度とを有するPVAは、本質的に、40℃程度以上の水には溶解しやすい特性を有するため(例えば40℃の昇温溶解度が90%以上)、20℃での昇温溶解度が上記程度であれば、このPVAは、小さい温度変化で水への溶解特性が十分に大きく変化する特性を有することになる。
145+20×exp(−0.05×A)≧T≧85−45×exp(−0.05×A)
なお、Aは、反応混合液に溶解または反応混合液に析出しているPVEs全体についてのエステル交換度である。
乾燥により得られたPVA0.5g、内部標準としてジオキサンを10mg、イオン交換水49.5gを均一に混合しPVA1重量%溶液を作成する。得られた溶液をガスクロマトグラフィーにて直接分析を行うことにより揮発性有機化合物の含有量を測定した(カラム:HR−20(信和化工株式会社製)、温度プログラム;50℃(1分保持)→5℃/分で昇温→100℃(一定)、検出器FID)。
ポロシティーメーター(島津製作所製、オートポアー9200)を用いて、水銀圧入法により測定した。
JIS標準篩を上から、メッシュ3350μm、2000μm、100μm、600μm、425μm、250μm、100μm、45μmの順に重ねて、重量を測定したPVAを一番上に入れ、振盪装置で20分間篩い分けた後、各メッシュサイズの篩に留まったPVAの重量を測定し、PVAが留まった篩とその上の篩のメッシュの平均値を平均メッシュサイズとして、重量と平均メッシュサイズの算術平均より平均粒径を算出した。
撹拌機、還流冷却機および温度計を備えた500mlのセパラブルフラスコに、蒸留水288gを加えた後、オイルバスに入れた。300rpmで撹拌し、水温を20℃に調節した。温度が一定になった時点で、攪拌しながらPVA12gを添加し、内温を0.8℃/分の割合で一定に昇温した。初期20℃から昇温して10℃毎または適宜5℃毎に、微粉を吸い上げないようにしながらセパラブルフラスコの内容液約5gを注意深く採取しその重量を測定した。そのようにして得られた液中に含まれるPVAを重量法(溶液を蒸発乾固し、固形分量を測定)により定量した。抜き取った液の重量と液中に含まれていたPVAの重量から、セパラブルフラスコ内の水溶液に溶解しているPVAの溶解量を算出しS1とした。最初に投入したPVAの量をS2としたときに下式によりその温度での水への溶解度を求めた。
溶解度(重量%)=S1/S2
反応混合液の重合体部分を除く溶液部分の組成を分析し、重合体を含まないモデル組成溶液を作成した。このモデル組成溶液を、誘電率測定装置(ヒューレットパッカード社製、インピーダンスアナライザー4192A)を用いて20℃の誘電率を測定した。
電磁式撹拌装置を備え内部の観察が可能なガラス製1リットルオートクレイブに重合度2000のポリ酢酸ビニル(PVAc)を86g、メタノールを316g投入した。この混合液の水分を測定したところ760ppmであった。気相部分を0.5MPaの窒素で3回置換した後、常圧に戻した。毎分1000回転で撹拌、混合を行いながら、容器を昇温することにより容器の内温(混合液の温度に等しい)を55℃とした。
実施例1と同様にして白色、多孔質、顆粒状のPVAを得た。ただし、ナトリウムメトキシドの量は0.108g(2ミリモル、PVAc中のエステル基に対して0.002モル倍)とした。また、ナトリウムメトキシドの圧入時(反応開始時)からオートクレイブの内温を125℃に保ち、エステル交換反応の開始から、ナトリウムメトキシドの圧入3分後に始まった反応混合液の白濁を経て、酢酸の圧入により反応が終了するまでこの温度を保持した。酢酸は反応開始から20分後に圧入した。乾燥後、得られたPVAは、43.5gであった。反応終了後の酢酸メチルの濃度は実施例1と同じであった。
実施例1と同様にして白色、多孔質、顆粒状のPVAを得た。ただし、ナトリウムメトキシドの量は0.27g(5ミリモル、PVAc中のエステル基に対して0.005モル倍)とした。また、ナトリウムメトキシドの圧入時にオートクレイブの内温を55℃ではなく35℃に保った。この温度から実施例1と同じ昇温速度(約10℃/分)で昇温したところ、ナトリウムメトキシドの圧入6分後に90℃で反応混合液が白濁した。以降、実施例1と同様、125℃まで昇温して反応を15分間継続させた後、酢酸を圧入して反応を終了させた。この実施例では酢酸の量を0.75g(12.5ミリモル)とした。乾燥後、得られたPVAは、43.6gであった。反応終了後の酢酸メチルの濃度は実施例1と同じであった。
実施例1と同様にして白色、多孔質、顆粒状のPVAを得た。ただし、ナトリウムメトキシドの圧入時にオートクレイブの内温を55℃ではなく168℃に保った。この温度からオイルバスを用いてオートクレイブを冷却したところ、ナトリウムメトキシドの圧入1分後に135℃で反応混合液が白濁した。以降、135℃を保持して反応を15分間継続させた後、酢酸を圧入して反応を終了させた。乾燥後、得られたPVAは、43.2gであった。反応終了後の酢酸メチルの濃度は実施例1と同じであった。
実施例1と同様にして白色、多孔質、顆粒状のPVAを得た。ただし、ナトリウムメトキシドの圧入6分後に110℃で反応混合液が白濁した後、オイルバスでオートクレイブを冷却した。冷却開始後7分後に内温が70℃で一定となった後、反応をさらに15分間継続させた後、酢酸を圧入して反応を終了させた。乾燥後、得られたPVAは、43.2gであった。反応終了後の酢酸メチルの濃度は実施例1と同じであった。
実施例1と同様にして白色、多孔質、顆粒状のPVAを得た。ただし、ナトリウムメトキシドの圧入6分後に110℃で反応混合液が白濁した後、昇温時間を5分間に延長してオートクレイブの内温を155℃とした。この状態で、反応をさらに15分間継続させた後、酢酸を圧入して反応を終了させた。乾燥後、得られたPVAは、43.5gであった。反応終了後の酢酸メチルの濃度は実施例1と同じであった。
実施例1と同様にして白色、多孔質、顆粒状のPVAを得た。ただし、ナトリウムメトキシドの量は1.62g(30ミリモル、PVAc中のエステル基に対して0.03モル倍)とした。実施例1と同じ昇温速度(約10℃/分)で昇温したところ、ナトリウムメトキシドの圧入2分後に70℃で反応混合液が白濁した。以降、実施例1と同様、125℃まで昇温して反応を15分間継続させた後、酢酸を圧入して反応を終了させた。この例では酢酸の量を5g(83ミリモル)とした。乾燥後、得られたPVAは、43.4gであった。反応終了後の酢酸メチルの濃度は実施例1と同じであった。
実施例1と同様にしてPVAを得た。ただし、ナトリウムメトキシドの圧入によるエステル交換反応の開始から、圧入1分後に始まった反応混合液の白濁を経て、酢酸を圧入して反応を終了させるまでオートクレイブの内温を155℃に保持した。酢酸は反応開始から15分後に圧入した。
実施例1と同様にして白色、多孔質、顆粒状のPVAを得た。ただし、オートクレイブには、重合度2000のPVAc86gとともに、メタノール196g、酢酸メチル120gを投入した。酢酸メチルの添加により混合液の誘電率は低下する。この混合液の水分は600ppmであった。この混合液では、ナトリウムメトキシド圧入後、メタノール量はPVAc中のエステル基に対して6.3モル倍となる。実施例1と同じ昇温速度(約10℃/分)で昇温したところ、ナトリウムメトキシドの圧入7分後に120℃で反応混合液が白濁した。以降、実施例1と同様、125℃まで昇温して15分間反応を継続させた。乾燥後、得られたPVAは、43.6gであった。反応混合液の誘電率は、反応開始時には23、反応終了時には18であった。酢酸メチルは液体部分の54重量%存在した。
実施例1と同様にして白色、多孔質、顆粒状のPVAを得た。ただし、オートクレイブには、重合度2000のPVAc86gとともに、メタノール166g、エチレングリコール150gを投入した。エチレングリコールの添加により混合液の誘電率は上昇する。この混合液の水分は1000ppmであった。この混合液では、ナトリウムメトキシド圧入後、メタノール量はPVAc中のエステル基に対して5.2モル倍となる。以降は、実施例1と同様の操作を適用した。乾燥後、得られたPVAは、43.9gであった。反応混合液の誘電率は、反応開始時には36、反応終了時には29であった。酢酸メチルは液体部分の21重量%存在した。
実施例1と同様にして白色、多孔質、顆粒状のPVAを得た。ただし、ナトリウムメトキシドではなく水酸化ナトリウム0.24g(6ミリモル、PVAc中のエステル基に対して0.006モル倍)を含むメタノール4gを窒素によりオートクレイブに圧入して反応を開始させた。実施例1と同じ速度(約10℃/分)で昇温したところ、水酸化ナトリウムの圧入5分後に100℃で反応混合液が白濁した。以降、実施例1と同様、125℃まで昇温して15分間反応を継続させ、酢酸を圧入して反応を終了させた。乾燥後、得られたPVAは、43.4gであった。反応混合液の誘電率は、反応開始時には32、反応終了時には26であった。反応混合液の液体部分に含まれる酢酸メチルの濃度は実施例1と同じであった。
実施例1と同様にして白色、多孔質、顆粒状のPVAを得た。ただし、オートクレイブには、重合度2000のPVAc86gとともに、メタノールに代えてエタノール316gを投入した。この混合液の水分は700ppmであった。この混合液では、ナトリウムメトキシド圧入後、エタノール量はPVAc中のエステル基に対して7.0モル倍となる。実施例1と同じ昇温速度(約10℃/分)で昇温したところ、ナトリウムメトキシドの圧入7分後に120℃で反応混合液が白濁した。以降、実施例1と同様、125℃まで昇温して15分間反応を継続させ、酢酸を圧入して反応を終了させた。乾燥後、得られたPVAは、43.5gであった。反応混合液の誘電率は、反応開始時には26、反応終了時には22であった。酢酸エチルは液体部分の24重量%存在した。
電磁式撹拌装置を備えた1リットルオートクレイブに、メタノール238g、酢酸メチル24g、ナトリウムメトキシド0.093gを仕込み、オートクレイブの内温を100℃に調節した。回転数1000rpmで混合液を撹拌しながら、別途調製したケン化度20モル%のPVAc(重合度2000)30重量%を含むメタノール溶液を3g/分で、ナトリウムメトキシド1重量%のメタノール溶液を0.25g/分で仕込み、100℃で反応させて連続的に反応物を取り出すことにより、顆粒状のPVAを得た。平均滞留時間は8時間であった。このとき、反応混合液中の水分は600ppm、供給しているPVAcのエステル基に対する触媒のモル比は0.0055、供給しているPVAcのエステル基に対するメタノールのモル比は8.8であった。また、連続的に取り出した反応混合液のPVAcとPVAを除く液体部分の誘電率は27であった。得られたPVAを、100℃で4時間乾燥することにより、PVAの顆粒を得た。
3リットルセパラブルフラスコに、酢酸メチル10重量%およびメタノール90重量%からなる混合液730gならびにナトリウムメトキシド5.6gを含むメタノール溶液56gを仕込み、45℃に調節した。これを均一に撹拌しながら、別途調製したケン化度20モル%のPVA(重合度2000)30重量%、酢酸メチル7重量%およびメタノール63重量%からなる混合溶液を9g/分で、ナトリウムメトキシド10重量%のメタノール溶液を1.5g/分でそれぞれ仕込み、連続的に反応物を取り出すことにより、顆粒状のPVAを得た。平均滞留時間は8時間であった。PVAを、100℃で4時間乾燥することにより、PVA顆粒を得た。
重合度2000のPVAc35重量%、メタノール65重量%(水分含有量0.1%)、水酸化ナトリウム(モル比0.001)を撹拌翼付の反応器に仕込んで混合し、40℃で60分間のケン化反応を行った後、酢酸を添加して反応を停止することにより、ケン化度41.0モル%の部分ケン化PVA(A)のメタノール溶液を得た。該部分ケン化PVA(A)メタノール溶液と、未ケン化のPVAc(B)35重量%とメタノール65重量%との混合液とを、固形分換算の重量混合比率で45:55の割合で混合し、50℃に調節した。該混合溶液および水酸化ナトリウム(モル比0.01)のメタノール溶液を、別々に連続式瞬間型混合機に仕込み、混合物を連続的に取り出した。平均滞留時間は2秒間であった。次に、混合物を50℃の反応器内に20分間静置してアルコリシス反応を行うことにより、ゲル状PVAを得た。ゲル状PVAを粉砕後、100℃で4時間乾燥することにより、PVA粉末を得た。
重合度2000のPVAcを35重量%、メタノールを65重量%、水酸化ナトリウムを0.3重量%(メタノール量はPVAc中のエステル基に対して5.0モル倍、水酸化ナトリウム量はPVAc中のエステル基に対して0.018モル倍、上記混合液の水分を測定したところ2100ppm)混合した液を45℃に維持したベルトケン化機に供給して、ベルト上で20分間ケン化処理を行った。得られた塊状のPVAを粉砕し、メタノール洗浄を行った後、100℃で4時間乾燥したところPVA粉末が得られた。
実施例1と同様にして白色、多孔質、顆粒状のPVAを得た。ただし、オートクレイブには、重合度200のPVAcを86g、メタノールを204g投入した。この混合液の水分は950ppmであった。実施例1と同様にして55℃に昇温し、ナトリウムメトキシド0.216g(4ミリモル、PVAc中のエステル基に対して0.004モル倍)を含むメタノール4gを窒素によりオートクレイブに圧入した。この混合液では、ナトリウムメトキシド圧入後、メタノール量はPVAc中のエステル基に対して6.5モル倍となる。実施例1と同じ昇温速度(約10℃/分)で昇温したところ、ナトリウムメトキシドの圧入6分後に110℃で反応混合液が白濁した。以降、実施例1と同様、125℃まで昇温して15分間反応を継続させ、酢酸を圧入して反応を終了させた。圧入する酢酸の量は0.6gとした。乾燥後、得られたPVAは、43.7gであった。反応混合液の誘電率は、反応開始時には32、反応終了時には24であった。反応終了後の酢酸メチルの濃度は実施例1と同じであった。
実施例1と同様にして白色、多孔質、顆粒状のPVAを得た。ただし、オートクレイブには、重合度200のPVAcを86g、メタノールを252g投入した。この混合液の水分は920ppmであった。実施例1と同様にして、55℃に昇温し、ナトリウムメトキシド0.27g(5ミリモル、PVAc中のエステル基に対して0.005モル倍)を含むメタノール4gを窒素によりオートクレイブに圧入した。この混合液では、ナトリウムメトキシド圧入後、メタノール量はPVAc中のエステル基に対して8モル倍となる。実施例1と同じ昇温速度(約10℃/分)で昇温したところ、ナトリウムメトキシドの圧入6分後に110℃で反応混合液が白濁した。以降、実施例1と同様、125℃まで昇温して15分間反応を継続させ、酢酸を圧入して反応を終了させた。圧入する酢酸の量は0.83gとした。乾燥後、得られたPVAは、27.5gであった。ケン化度から算出される顆粒状PVAの取得量は、使用したPVAcに基づいて算出した理論量の57%に相当する。反応混合液の誘電率は、反応開始時には32、反応終了時には25であった。反応終了後の酢酸メチルの濃度は実施例1と同じであった。
実施例1と同様にして白色、多孔質、顆粒状のPVAを得た。ただし、オートクレイブには、イタコン酸2モル%で変性された重合度200のPVAcを87.3g、メタノールを200g、酢酸メチルを38g投入した。この混合液の水分は910ppmであった。実施例1と同様、55℃に昇温してナトリウムメトキシド2.54g(47ミリモル、PVAc中のエステル基に対して0.048モル倍)を含むメタノール18gを窒素によりオートクレイブに圧入した。この混合液では、ナトリウムメトキシド圧入後、メタノール量はPVAc中のエステル基に対して0.048モル倍となる。実施例1と同じ昇温速度(約10℃/分)で昇温したところ、ナトリウムメトキシドの圧入5分後に100℃で反応混合液が白濁した。以降、実施例1と同様、125℃まで昇温して15分間反応を継続させ、酢酸を圧入して反応を終了させた。圧入する酢酸の量は5g(83ミリモル)とした。乾燥後、得られたPVAは、40.8gであった。反応混合液の誘電率は、反応開始時には27、反応終了時には22であった。酢酸エチルは液体部分の37重量%存在した。
実施例1と同様にして白色、多孔質、顆粒状のPVAを得た。ただし、オートクレイブには、エチレン9モル%で変性された重合度200のPVAcを80.8g、メタノールを316g投入した。この混合液の水分は900ppmであった。実施例1と同様、55℃に昇温してナトリウムメトキシド0.162g(3ミリモル、PVAc中のエステル基に対して0.0035モル倍)を含むメタノール4gを窒素によりオートクレイブに圧入した。この混合液では、ナトリウムメトキシド圧入後、メタノール量はPVAc中のエステル基に対して11.7モル倍となる。実施例1と同じ昇温速度(約10℃/分)で昇温したところ、ナトリウムメトキシドの圧入7分後に120℃で反応混合液が白濁した。以降、実施例1と同様、125℃まで昇温して15分間反応を継続させ、酢酸を圧入して反応を終了させた。乾燥後、得られたPVAは、42.6gであった。反応終了後の酢酸メチルの濃度は実施例1と同じであった。
Claims (17)
- 反応槽内のポリビニルエステル系重合体とアルコールと塩基性化合物とを含む反応混合液において前記ポリビニルエステル系重合体と前記アルコールとのエステル交換反応を進行させ、少なくとも一部がエステル交換された前記重合体を前記反応混合液から析出させ、析出した前記重合体を含む前記反応混合液において前記エステル交換反応をさらに進行させるポリビニルアルコール系重合体の製造方法であって、前記少なくとも一部がエステル交換された重合体の析出が始まるときの前記反応混合液の温度を75℃以上150℃以下とし、前記アルコールを前記ポリビニルエステル系重合体に含まれるエステル基に対して3モル倍以上用いることを特徴とするポリビニルアルコール系重合体の製造方法。
- エステル交換反応の進行の開始から重合体の析出が始まるまでの反応混合液の温度を40℃以上165℃以下とする請求項1に記載のポリビニルアルコール系重合体の製造方法。
- 重合体の析出が始まってからエステル交換反応の進行の終了までの反応混合液の温度を75℃以上150℃以下とする請求項1または2に記載のポリビニルアルコール系重合体の製造方法。
- 反応混合液から、前記反応混合液に溶解または前記反応混合液から析出しているポリビニルエステル系重合体およびポリビニルアルコール系重合体を除いた部分の20℃における誘電率を、エステル交換反応が進行している間、20以上35以下とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリビニルアルコール系重合体の製造方法。
- 塩基性化合物が水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシドおよびナトリウムエトキシドからなる群から選ばれる少なくとも1つを含む請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリビニルアルコール系重合体の製造方法。
- アルコールがメタノールまたはエタノールを含む請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリビニルアルコール系重合体の製造方法。
- 塩基性化合物をポリビニルエステル系重合体中に存在するビニルエステル基に対して0.0005モル倍以上0.2モル倍以下の量で用いる請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリビニルアルコール系重合体の製造方法。
- 反応混合液に含まれる水分が2重量%以下である請求項1〜7のいずれか1項に記載のポリビニルアルコール系重合体の製造方法。
- 多孔性のポリビニルアルコール系重合体であって、
重合度が800以上8000未満であり、ケン化度が99.0モル%以上であり、水への昇温溶解度が15重量%未満となる温度と水への昇温溶解度が90重量%以上となる温度の差が10℃以内であり、80℃における水への昇温溶解度が15重量%未満であり、90℃における水への昇温溶解度が90重量%以上であるポリビニルアルコール系重合体。
ここで、昇温溶解度とは、所定量のポリビニルアルコール系重合体を20℃の水に投入して前記所定量が全体の4重量%に相当する懸濁液を調製し、前記懸濁液を攪拌しながら前記懸濁液の温度を0.8℃/分の速度で所定温度まで上昇させたときの当該所定温度における前記ポリビニルアルコール系重合体の溶解量をS1、前記所定量をS2としたときに、(S1/S2)×100(重量%)により定まる数値である。 - 多孔性のポリビニルアルコール系重合体であって、
重合度が800以上8000未満であり、ケン化度が80.0モル%以上99.0モル%未満であり、水への昇温溶解度が15重量%未満となる温度と水への昇温溶解度が90重量%以上となる温度の差が20℃以内であり、80℃における水への昇温溶解度が15重量%未満であり、90℃における水への昇温溶解度が90重量%以上であるポリビニルアルコール系重合体。
ここで、昇温溶解度とは、所定量のポリビニルアルコール系重合体を20℃の水に投入して前記所定量が全体の4重量%に相当する懸濁液を調製し、前記懸濁液を攪拌しながら前記懸濁液の温度を0.8℃/分の速度で所定温度まで上昇させたときの当該所定温度における前記ポリビニルアルコール系重合体の溶解量をS1、前記所定量をS2としたときに、(S1/S2)×100(重量%)により定まる数値である。 - 多孔性のポリビニルアルコール系重合体であって、
重合度が120以上800未満であり、ケン化度が95.0モル%以上であり、水への昇温溶解度が50℃において40重量%未満であり、水への昇温溶解度が15重量%未満となる温度と水への昇温溶解度が90重量%以上となる温度の差が30℃以内であるポリビニルアルコール系重合体。
ここで、昇温溶解度とは、所定量のポリビニルアルコール系重合体を20℃の水に投入して前記所定量が全体の4重量%に相当する懸濁液を調製し、前記懸濁液を攪拌しながら前記懸濁液の温度を0.8℃/分の速度で所定温度まで上昇させたときの当該所定温度における前記ポリビニルアルコール系重合体の溶解量をS1、前記所定量をS2としたときに、(S1/S2)×100(重量%)により定まる数値である。 - 多孔性のポリビニルアルコール系重合体であって、
重合度が120以上800未満であり、ケン化度が80.0モル%以上95.0モル%未満であり、水への昇温溶解度が20℃において50重量%未満であるポリビニルアルコール系重合体。
ここで、昇温溶解度とは、所定量のポリビニルアルコール系重合体を20℃の水に投入して前記所定量が全体の4重量%に相当する懸濁液を調製し、前記懸濁液を攪拌しながら前記懸濁液の温度を0.8℃/分の速度で所定温度まで上昇させたときの当該所定温度における前記ポリビニルアルコール系重合体の溶解量をS1、前記所定量をS2としたときに、(S1/S2)×100(重量%)により定まる数値である。 - 平均径0.01μm〜10μmの細孔を、前記細孔の容積が0.2cc/g以上1.0cc/g以下となる割合で有する請求項9〜12のいずれか1項に記載のポリビニルアルコール系重合体。
- 沸点が200℃以下の揮発性有機化合物の含有量が0.5重量%以下である請求項9〜13のいずれか1項に記載のポリビニルアルコール系重合体。
- アルカリ金属塩の含有量が、アルカリ金属イオンの重量基準で2500ppm以下である請求項9〜14のいずれか1項に記載のポリビニルアルコール系重合体。
- ポリビニルアルコール系重合体の算術平均粒径が100μm以上2000μm以下である請求項9〜15のいずれか1項に記載のポリビニルアルコール系重合体。
- ポリビニルアルコール系重合体の嵩比重が0.20以上0.60以下である請求項9〜16のいずれか1項に記載のポリビニルアルコール系重合体。
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