JP6501518B2 - 内部標準液の移送方法およびその移送装置 - Google Patents
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Description
前記GC/MSを使用して測定を行なう場合、測定毎に検出器の感度が変化するという問題がある。また、VOCの中で親水性が高い成分である1,4-ジオキサンは水に馴染み易く、他のVOCに比べて水中からの回収率が低く、サンプルの状態によって前処理の回収率が変動し易いという問題がある。
これらの問題を解決するため、通常は測定毎に内部標準物質を含んだ溶液である内部標準液を一定量試料に注入して検出器の感度補正・前処理装置の回収率補正を行い、測定ないし分析の信頼性を得るようにしている。内部標準物質としては、実試料中に含まれていない成分であって、物性が似ており、定量目的成分に近い位置で検出し、高純度な成分であることが必要である。
しかも、内部標準ガス自動注入機構はマスフローコントローラと三方弁とを要して、構造が複雑で高価かつ大型化を助長する等の問題があった。
例えば、内部標準物質として1,4-ジオキサン-d8が含まれている内部標準液の場合、内部標準液のパージ管の試料貯留域ではない壁面等への付着により、試料中の1,4-ジオキサンと同じパージ効率にならない可能性があった。その場合、内部標準物質として親水性が高く回収率の低い物質、例えば上述した1,4-ジオキサン-d8では、測定値に大きな影響を及ぼすことが懸念されていた。
また、内部標準液と試料が十分に攪拌されないままパージ・トラップ装置へ送り出され、内部標準液の試料内の分布が不均一になってパージ効率が変わってしまう可能性があった。
したがって、気相抽出部では各成分の一様なパージ効率を得られ、例えば試料中の揮発性有機化合物に含まれる1,4-ジオキサンのように、回収率の低い成分と内部標準物質の回収率のばらつきを抑制し、分析精度の信頼性を得られるようにしている。
請求項2の発明は、水系溶液の送液管と、内部標準液を送液する内標導管とに連通する内標導入弁の内部に所定量の内部標準液を導入し、水系溶液に対する内部標準液の注入量を調量し、水系溶液に対する内部標準液の最適な注入量を調整し、内部標準液の最適な使用とその実効を図るようにしている。
請求項4の発明は、内標導入弁の下流側または上流側の内標導管に設けた抵抗部を介し、送液管に対する内部標準液の導入量を調量し、水系溶液に対し最適な内部標準液の導入を実現し、内部標準液の適切な使用と有効利用を図るようにしている。
請求項5の発明は、水系溶液の各成分を分析後、内標導入弁の注入スペースを前記送液管に連通し、該送液管の下流側から不活性ガスを導入し、前記注入スペースと送液管を洗浄し、成分分析後の注入スペースと送液管の洗浄を簡易迅速に実現するようにしている。
したがって、気相抽出部では各成分の一様なパージ効率を得られ、例えば試料中の揮発性有機化合物に含まれる1,4-ジオキサンのように、回収率の低い成分と内部標準物質の回収率のばらつきを抑制し、分析精度の信頼性を得られるようにしている。
請求項8の発明は、内標導入弁の下流側または上流側の内標導管に抵抗部を設けて送液管に対する内部標準液の導入量を調量可能にし、水系溶液に対し最適な内部標準液の導入を実現し、内部標準液の適切な使用と有効利用を図るようにしている。
したがって、気相抽出部では各成分の一様なパージ効率を得られ、例えば試料中の揮発性有機化合物に含まれる1,4-ジオキサンのように、回収率の低い成分と内部標準物質の回収率のばらつきを抑制し、分析精度の信頼性を得ることができる。
請求項2の発明は、水系溶液の送液管と、内部標準液を送液する内標導管とに連通する内標導入弁の内部に所定量の内部標準液を導入し、水系溶液に対する内部標準液の注入量を調量するから、水系溶液に対する内部標準液の最適な注入量を調整し、内部標準液の最適な使用とその実効を図ることができる。
請求項4の発明は、内標導入弁の下流側または上流側の内標導管に設けた抵抗部を介し、送液管に対する内部標準液の導入量を調量するから、水系溶液に対し最適な内部標準液の導入を実現し、内部標準液の適切な使用と有効利用を図ることができる。
請求項5の発明は、水系溶液の各成分を分析後、内標導入弁の注入スペースを前記送液管に連通し、該送液管の下流側から不活性ガスを導入し、前記注入スペースと送液管を洗浄するから、成分分析後の注入スペースと送液管の洗浄を簡易迅速に実現することができる。
したがって、気相抽出部では各成分の一様なパージ効率を得られ、例えば試料中の揮発性有機化合物に含まれる1,4-ジオキサンのように、回収率の低い成分と内部標準物質の回収率のばらつきを抑制し、分析精度の信頼性を得ることができる。
請求項8の発明は、内標導入弁の下流側または上流側の内標導管に抵抗部を設けて送液管に対する内部標準液の導入量を調量可能にしたから、水系溶液に対し最適な内部標準液の導入を実現し、内部標準液の適切な使用と有効利用を図ることができる。
実施形態の場合、前記送液管5は折曲可能で透明または半透明のフッ素樹脂製の細管を折曲して配管され、第1および第2貯留部6,7は、前述と同質の細管を所定径のループ状に捲回して所定容量に構成し、その両側の管端部を送液管5に嵌合して装着し、または送液管5の所定位置を捲回して一体に構成している。
前記内標導入弁8は、その円筒軸状の内部に軸方向と直交方向に溝孔8aが貫通して形成され、該溝孔8aは内標の注入スペースとして機能し、その回動位置によって前記送液管5または内標導管9と連通可能にされている。
前記内標導管9の一端は内標収納容器11に挿入され、該容器11に不活性ガス源に連通する加圧ガス導管12が挿入され、該導管12から導入された不活性ガスによって、前記容器11内の内標13を前記内標導管9へ押し出し、内標導入弁8へ供給可能にしている。前記不活性ガスとしてはヘリウムガスまたは窒素ガス等を使用している。
すなわち、前記溝孔8aは前記制御装置を介して送液管5に連通可能に配置され、送液管5に導入した水系溶液16を内部へ導入可能にしている。この状況は図4(a)のようである。
導入弁8を内標導管9に連通して内標13を導入し、その余剰分を排出容器10へ排出可能にしている。
すなわち、前記制御装置を介して、内標導入弁8を内標注入前の状況から時計方向へ90°回動し、前記溝孔8aを内標導管9へ連通可能に配置して、内標13を導入可能にしている。この状況は図4(b)のようである。
8を復旧して、内標導入弁8と内標導管9を遮断し、代わりに第1および第2貯留部6,7に連通させている。
すなわち、前記制御装置を介して、内標導入弁8を内標注入時から反時計方向へ90°回動し、前記溝孔8aを送液管5に連通可能に配置して、前記溝孔8a内に導入した内標13の全量を送液管5内の水系溶液16中に注入可能にしている。この状況は図4(c)および図5のようで、水系溶液16中に所定量の内標13がサンドイッチ状に配置される
このうち、フルオロベンゼン、トルエン-d8、p-ブロモフルオロベンゼンは、検出器の感度の補正を図り、1,4-ジオキサン-d8は1,4-ジオキサンの補正を図るようにしている。
前記ニードル14の直下に、前述の水系溶液16を収容する容器17が配置され、その蓋にニードル14の尖端部を抜き差し可能にしている。
図中、18はニードル14から排出された洗浄液を収容する排出容器、19は水系溶液16の余剰分を収容する排出容器で、送液管5の下流側端部に配置されている。
前記第1および第2切換弁20,21は電磁弁で構成され、これらの作動は前記制御装置によって制御されている。
このうち、前記パージ管24は略U字管状に形成され、その両側の施栓した閉塞端を上側に配置し、その一方の閉塞端にパージ・トラップ導入管22の端部を挿入して、内標13を注入した水系溶液16を導入し、パージ管24の上部にパージ導管27の一端を挿入している。
前記分析装置26は検出器を備えたGCまたはGC/MSからなり、トランスファーライン33を介して分析導管32を所定温度に加温し、コールドスポットを作らず分析精度を確保させている。
また、前記第3切換弁34はトラップ管25の除湿・乾燥時に図1の破線のように切換えられて、加圧ガス導管35とパージ導管27の上流側への連通を遮断し、加圧ガス導管35をパージ導管27の下流側へ連通させて、不活性ガスをトラップ管25へ導入可能にしている。
前記第4切換弁36に不活性ガス源に連通する加圧ガス導管37が接続され、該切換弁36は分析時に破線のように切換えられ、不活性ガスによって吸着剤30から脱着した分離ガスを分析装置26へ移送可能にしている。
前記第5切換弁38は、パージ・トラップ時に図1の実線のように切換えてパージ導管27をトラップ導管31に連通し、該パージ導管27を移動する分離ガスをトラップ管25へ移送可能にしている。
また、不活性ガス源に連通する加圧ガス導管39を第5切換弁38に接続し、該導管39をパージ・トラップ時に図1の実線のように切換えて分析導管32に連通させ、不活性ガスを分析装置26へ導入可能にしている。
このうち、第6および第7切換弁40,41は水系溶液16を第1および第2貯留部6,7へ導入する際、図1の実線のように切換えられて連通し、第7切換弁41に接続した前記ガス通路15へ不活性ガスを供給可能にしている。
そして、水系溶液16をパージ・トラップ部へ導入する際、第6および第7切換弁40,41は図3の実線のように切換えられて連通し、不活性ガスを送液管5およびパージ・トラップ導入管22へ移送可能にしている。
実施形態の第1および第2貯留部6,7は、細管を捲回して所定容量のループ状に構成し、それらの両端部を送液管5の中流部に嵌合して装着し、または細管を捲回して一体に構成し、それらの間に内標導入弁8を開閉可能に配置する。
すなわち、前記内標導入弁8を送液管5と内標導管9に回動可能に介挿し、その作動をパーソナルコンピュータを駆使した制御装置(図示略)によって切換え制御し、その溝孔8aと送液管5または内標導管9との連通を切換え可能にしている。
前記内標導入弁8は、その円筒軸状の内部に内標13の注入スペースとして、溝孔8aを軸方向と直交方向に貫通して形成しており、該溝孔8aが内標13の計量手段として機能し、従来のような複雑で高価な計量機構を要しない。
前記内標導管9を内標導入弁8の周面に前記送液管5と直交方向に配置し、その上流部を前記不活性ガス源等の加圧部45に連絡し、その下流側端部を排出容器10に挿入し、該排出容器10に供給した内標13の余剰分を排出可能にする。
サン-d8、トルエン-d8、p-ブロモフルオロベンゼン等を使用する。
このうち、フルオロベンゼン、トルエン-d8、p-ブロモフルオロベンゼンは、検出器の感度の補正を図り、1,4-ジオキサン-d8は1,4-ジオキサンの補正を図るようにする。
しかも、この実施形態では後述のように内標13の前後に水系溶液16を配置し、内標13をサンドイッチ状に挟み込んでパージ・トラップ部3へ送り込んでいるから、内標13が水系溶液16に容易かつ速やかに馴染んで、これらが均一かつ精密に分布する。
したがって、例えば内標13の背後に水系溶液16を配置し、水系溶液16によって内標を押し出す方法に比べ、内標13が水系溶液16に速やかで、かつ均一に分布する。
そして、第1,2,6,7切換弁20,21,40,41と、内標導入弁8を図1の実線のように切換え、内標導入弁8と内標導管9を遮断して、不活性ガスを加圧ガス導管23へ送り込み、該ガスをガス導管15を介してニードル14の外側通路(図示略)へ導入し、容器17内の水系溶液16をニ−ドル14の内側通路(図示略)から送液管5へ押し出す。
この状況は図1のようで、第1および第2貯留部6,7と、それらの間を含む送液管5に水系溶液16が充填される。
この場合、第1および第2貯留部6,7に分析対象成分を含む水系溶液16を導入しているが、その何れか一方の貯留部に分析対象成分を含む水系溶液16を導入し、他方の貯留部に分析対象成分を含まない水系溶液16を導入して、測定することも可能である。
その際、分析対象成分を含まない水系溶液16を先に第2貯留部7へ導入し、この後に分析対象成分を含む水系溶液16を第1貯留部6へ導入することも可能であり、この反対であっても良い。
そして、不活性ガスを加圧ガス導管12へ送り込み、該ガスを内標収納容器11へ導入して内標13を内標導管9へ押し出し、これを内標導入弁8へ導いて溝孔8aに導入し、導入後の余剰分を排出容器10へ排出する。この状況は図2のようである。
8を内標注入前の状況から時計方向へ90°回動し、前記溝孔8aを内標導管9へ連通させて、内部に内標13を導入する。この状況は図4(b)のようである。
動し、前記溝孔8aを送液管5に連通可能に配置し、前記溝孔8a内に導入した内標13の全量を送液管5内の水系溶液16中に注入する。この状況は図4(c)および図5のようで、水系溶液16中に所定量の内標13がサンドイッチ状に配置される。
したがって、液相の水系溶液16の間に液相の内標13が密接に3層に配置され、内標13が両側の水系溶液16に親水して馴染み拡散する。
実施形態では、本発明の所期の効果を得るために、内標13が1μLのとき、その前後に0.5mL以上の水系溶液16を配置しているが、これに限定されるものではない。
そして、加圧導管23の上流側から不活性ガスを送り込み、該ガスを送液管5へ移動して、該導入管5に充填した水系溶液16と内標13をパージ・トラップ導入管22側へ送り出す。
その際、流速の大きい導管中央部では、水系溶液16部に作用する遠心力が、管内壁面付近の流速の小さい水系溶液16部に働くそれよりも大きいため、前記中央部の水系溶液16はループ管の外側へ押しやられ、管内壁付近の水系溶液16は内壁に沿ってループ管の内側に回り込む。
すなわち、この一対の二次流れの一方は、ループ管の内側から外側へ循環し、他方はループ管の外側から内側へ循環する。
したがって、第2貯留部7内では、水系溶液16の流速と圧力が不規則に変動して乱流に似た流れを呈し、大小様々な渦運動が形成されて、水系溶液16の混合ないし攪拌が活発に行なわれる。
この後、前記内標13は前記ガスに押圧されて水系溶液16と一緒に第1貯留部6側へ移動し、該貯留部6のループ内を移動する。
その際、第1貯留部6内のループでは、前述と同様に水系溶液16の流速と圧力が不規則に変動して乱流に似た流れを呈し、大小様々な渦運動が形成されて、水系溶液16と内標13の混合ないし攪拌が活発に行なわれ、内標13が水系溶液16に均一に分布する。
この場合、前述のように内標13が水系溶液16に均一に分布してパージ管24に導入されるから、内標13の分布状況によってパージ効率、つまり水溶液中にパージガスを流して気液平衡を作り、揮発性成分を回収する効率、が相違し、回収率が異なる不具合を解消し得る。
この後、前記トラップ成分を分析する場合は、第4および第5切換弁36,38を図6の実線のように切換え、トラップ導管31を分析導管32に連通し、前記トラップ管25を加熱して吸着剤30にトラップしたトラップ成分を脱着する。
その際、前述のように内標13が水系溶液16に均一に分布され、該水系溶液16と内標13中の各成分に対し同様なパージ効率を得られるから、回収率の低い成分である1,4-ジオキサンと内標13の1,4-ジオキサン-d8も同様のパージ効率を得られ、回収率のばらつきが小さくなるため、分析精度の信頼性を得られる。
このようにすると、洗浄液44が洗浄容器43から押し出され、第6切換弁40を介し加圧導管23へ送り出され、第7,2切換弁41,21を経て第2貯留部7へ移動し、次いで内標導入弁8から第1貯留部6へ移動して、それらを洗浄する。
そして、洗浄液44を送液管5の端部側へ移動してノズル14へ導入し、該ノズル14を洗浄後に洗浄液44を排出容器18に排出する。この状況は図7のようである。
このうち(a)は、第1切換弁20とパージ管24との間のパージ・トラップ導入管22にミキサー46を配置し、該ミキサー46はフッ素樹脂製の細管を所定径のループ状に捲回して所定容量に構成し、その両側の管端部を前記導入管22に嵌合して装着している
すなわち、前記抵抗部49は、当該部の導管の内径を内標導管9よりも増減し、または当該部の導管の長さを長尺若しくは縮小して管路抵抗を加減し、内標導入弁8に対する内標13の注入量を調量可能にしている。
前記実施形態の抵抗部49は、導管の内径を内標導管9よりも縮径し、および/または当該部の導管の長さを長尺にして管路抵抗を増大し、内標導入弁8に対する内標13の注入量ないし導入量を抑制している。
次に、内標13の注入時は、内標導入弁8を内標注入前から時計方向へ90°回動し、前記溝孔8aを内標導管9へ連通可能に配置して、内部に内標13を導入可能にする。
その際、抵抗部49による管路抵抗によって、内標13の導入速度が減速され注入量が減少する。実施形態では、内標13の注入量が溝孔8aの容積相当分の約1/2に調量されている。この状況は図10(b)のようである。
すなわち、前記制御装置を介して、内標導入弁8を内標注入時から反時計方向へ90°回動し、前記溝孔8aを送液管5に連通させて、前記溝孔8a内に導入した内標13の先端部を送液管5内の水系溶液16に密接させて注入する。この状況は図10(c)のようである。
このようにこの実施形態では、抵抗部49によって内標導入弁8に対する内標13の注入量を調整し、この調量した内標13を水系溶液16に導入して、水系溶液16の分析条件に応じた最適量の内標13の注入を実現し、内標13の適確な使用と有効利用を図るようにしている。
5 送液管
6 第1貯留部
7 第2貯留部
8 切換弁(内標弁)
13 内部標準液
48 ガラスビーズ
49 抵抗部
Claims (9)
- 水系溶液に内部標準液を注入し、該内部標準液は親水性と揮発性を有する内部標準物質を含み、該内部標準液の前後に水系溶液を配置して気相抽出部へ導入する内部標準液の移送方法において、前記内部標準液の内部標準物質は、1,4-ジオキサン-d8を含んでいることを特徴とする内部標準液の移送方法。
- 水系溶液の送液管と、内部標準液を送液する内標導管とに連通する内標導入弁の内部に所定量の内部標準液を導入し、水系溶液に対する内部標準液の注入量を調量する請求項1記載の内部標準液の移送方法。
- 内標導入弁内部の注入スペースを内標導管に連通し、内部標準液を注入スペースに導入後、内標導入弁を軸回りに回動して注入スペースを送液管に連通し、前記注入スペースに収容した内部標準液を送液管に導入する請求項2記載の内部標準液の移送方法。
- 前記内標導入弁の下流側または上流側の内標導管に設けた抵抗部を介し、送液管に対する内部標準液の導入量を調量する請求項3記載の内部標準液の移送方法。
- 水系溶液の各成分を分析後、内標導入弁の注入スペースを前記送液管に連通し、該送液管の下流側から不活性ガスを導入し、前記注入スペースと送液管を洗浄する請求項3記載の内部標準液の移送方法。
- 水系溶液に親水性と揮発性を有する内部標準物質を含む内部標準液を注入可能に設け、
該内部標準液の前後に水系溶液を配置して、気相抽出部へ送液可能にした内部標準液の移送装置において、内部標準液の内部標準物質が1,4-ジオキサン-d8を含んでいるとともに、水系溶液の送液管と内部標準液を送液する内標導管とが連通可能な交差部に内標導入弁を回動可能に設け、該内標導入弁の内部に前記送液管と内標導管に選択的に連通可能な注入スペースを設け、該注入スペースを内標導管に連通し、所定量の内部標準液を注入スペースに導入可能に設け、内部標準液の導入後、内標導入弁を回動し注入スペースを送液管に連通して、該注入スペースに導入した内部標準液を送液管の水系溶液中に導入可能に設けたことを特徴とする内部標準液の移送装置。 - 前記注入スペースは、内標導入弁の軸方向と直交方向に貫通形成した溝孔である請求項6記載の内部標準液の移送装置。
- 前記内標導入弁の下流側または上流側の内標導管に抵抗部を設けて送液管に対する内部標準液の導入量を調量可能にした請求項6記載の内部標準液の移送装置。
- 水系溶液の各成分を分析後、注入スペースを前記送液管に連通し、該送液管の下流側から不活性ガスを導入し、前記注入スペースと送液管を洗浄可能にした請求項6記載の内部標準液の移送装置。
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