JP4039597B2 - 水性インキ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水性インキに関し、詳しくは、アンダーラインマーカー、ボールペン、サインペン、インキジェット、捺染(テキスタイル)等用の水性インキ、更に絵の具、ポスターカラー等用の水性塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、染料溶解タイプの水性インキには、耐光性、耐水性が不十分であるという問題点があり、一方顔料分散タイプの水性インキには、耐光性が不十分で、ペン先の乾燥や顔料粒子の沈降という問題点があった。また、水性インキには、高い鮮明性や、感熱紙上で変色せず、感圧紙上で字を消さないといった優れたOA性も要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、耐水性、耐光性、貯蔵安定性に優れ、ペン先の乾燥がなく、鮮明性、OA性にも優れた水性インキを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、染料で染色された、シアノ基含有ビニルモノマー(A)、及び、下記一般式に示されるビニルモノマー(B)を構成モノマーとして含む共重合体からなる樹脂粒子を含有することを特徴とする水性インキである。
【0005】
【化2】
Figure 0004039597
[式中、Rは水素原子またはメチル基、Yは−CH2−または−CH2−CH(CH2X)−(Xはハロゲン原子を表す)、nは1〜5の整数を表す。]
【0006】
含有量としては、好ましくはビニルモノマー(A)30〜80重量%、ビニルモノマー(B)0.1〜20重量%及びその他のビニルモノマー0〜69.9重量%であり、より好ましくはビニルモノマー(A)50〜55重量%、ビニルモノマー(B)1〜10重量%及びその他のビニルモノマー35〜49重量%である。
【0007】
上記の共重合体は、水分散系におけるラジカル重合によって得られ、該共重合体からなる樹脂粒子の粒子径が0.05〜0.50μmであることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
シアノ基含有ビニルモノマー(A)としては、ビニルモノマーのうちシアノ基を含有するものであればよいが、代表例としてアクリロニトリル、メタクリロニトリルが挙げられる。該モノマー(A)の使用割合が30重量%未満では染料による着色が不十分となり易く、色調の鮮明度及び日光堅牢度が低下する傾向があり、80重量%を超えると乳化重合が困難となり易く、貯蔵安定性も悪くなる傾向がある。
【0009】
ビニルモノマー(B)としては、アシッドホスホオキシエチルメタクリレート、アシッドホスホオキシプロピルメタクリレート、アシッドホスホオキシエチルアクリレート、アシッドホスホオキシポリオキシエチレングリコールモノメタクリレート、アシッドホスホオキシポリオキシプロピレングリコールモノメタクリレート、3−クロロ−2−アシッドホスホオキシプロピルメタクリレート等が挙げられる。
【0011】
ビニルモノマー(B)は染色性向上機能及び染料受容性(吸着性)を有するものである。
【0012】
その他のビニルモノマーとは、(A)、(B)と共重合し、かつビニルモノマー(A)、(B)以外のビニルモノマーをいう。その他のビニルモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、ターシャリブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、デシルアクリレート、ベンジルアクリレート、フルフリルアクリレート等のアクリレート類、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、ターシャリブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、デシルメタクリレート、ドデシルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、フリフリルメタクリレート等のメタクリレート類、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートのような重合性不飽和基を2個以上有する化合物等が挙げられる。これらのうち好ましいのは、スチレン、メチルアクリレート、エチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、メタクリル酸等の硬い重合体を与える化合物である。その他のビニルモノマーの使用割合が69.9重量%を超えると鮮明で日光堅牢度の大きい蛍光インキが得られにくい。
【0013】
本発明に用いる共重合体は、水分散系におけるラジカル重合によって得られ、該共重合体からなる樹脂粒子の粒子径が0.05〜0.50μmであることが好ましい。該樹脂粒子の粒子径が0.05μm未満では水性インキの外観がダークになって水性インキとしての鮮明性が低下する傾向にあり、粒子径が0.50μmを越えると水性インキ中で着色樹脂粒子が沈降して貯蔵安定性に欠けインキが円滑に流動しにくくなる傾向にある。
【0014】
本発明における乳化重合法は界面活性剤の種類、量等を目的に応じ適宜選択することによって行われるが、重合温度は50〜90℃が好ましい。
【0015】
本発明において好ましく使用される界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルフェノールスルホン酸塩、アルキルジフェニール環を有するスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸のホルマリン縮合物、アルキルアリルスルホン酸塩のケトン化合物、スルホ琥珀酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルスルホネート塩等の陰イオン界面活性剤並びに脂肪酸とグリセリン、グリコール、ペンタエリスリトール、ソルビタン、あるいはマンニタン等のエステル類、またはポリエチレンオキサイドと高級脂肪酸、高級アルコール、高級アルキルアミン、あるいはアルキルフェノール燐酸等との縮合物類等の非イオン界面活性剤があり、陰イオン界面活性剤のみを用いる場合あるいは非イオン界面活性剤を使用する場合等がある。好ましくは、非イオン重合性界面活性剤であり、具体的には、旭電化工業(株)製の“アデカリアソープNE−10”、“同NE−20”、“同NE−30”、“同NE−40”、“同SE−10N”、花王(株)製の“ラテムルS−180”、“同S−180A”、高級アルコール系エーテル型非イオン界面活性剤“エマルゲンLS−106、110、114”や“同MS−110”、“同S−120A”三洋化成工業(株)製の“エレミノールJS−2”等が挙げられ、その中から1種類あるいは2種類以上を組み合わせて用いられる。
【0016】
界面活性剤の使用量は、ビニルモノマーの総量に対して0.1〜50重量%が望ましい。
【0017】
本発明においては、上記のビニルモノマー(A)の使用により耐光性を向上し、またビニルモノマー(B)と、更に陰イオン界面活性剤、非イオン重合性界面活性剤の併用によりペン先での乾燥速度の調整、長期貯蔵安定性、筆記性を改善している。
【0018】
また、重合開始剤としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過酸化水素等が挙げられ、必要ならばこれらに還元剤を併用することもできる。
【0019】
本発明に用いる共重合体は、好ましくは、上記のビニルモノマー、重合性界面活性剤に、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過酸化水素等を重合開始剤として、または、これに必要ならば還元剤を併用するかたちで開始剤とし、通常の乳化重合法によって合成される。
【0020】
本発明に用いる蛍光染料としては、塩基染料(カチロン染料含む)、直接染料、蛍光増白染料等各種の染料群より選択使用でき、特に昼光蛍光染料の一種及び二種以上及び昼光蛍光染料と普通染料(蛍光性の無い染料)との併用が有効であるが、これに限定されるものではない。具体的には、カラーインデックスナンバー(C・I)で示して、BASIC YELLOW 1、BASIC YELLOW 40、BASIC RED 1、BASIC RED 13、BASICVIOLET 7、BASIC VIOLET 10、BASIC ORANGE 22、BASIC BLUE 7、BASIC GREEN 1、DIRECT YELLOW 85、DIRECT ORANGE 8、DIRECTRED 9、DIRECT BLUE 22、DIRECT GREEN 6、FLUORESCENT BRIGHTENING AGENT 55、FLUORESCENT BRIGHTENING WHITEX WS 52、FLUORESCENT 162、FLUORESCENT 112等が挙げられるが、これらのうちではBASIC YELLOW 40、BASIC RED1、BASIC VIOLET 10、FLUORESCENT BRIGHTENING WHITEX WS 52が好ましい。
【0021】
これらの染料による着色は、乳化重合時または重合後のいずれでも行うことができる。その条件に関しては、大気圧下ないし加圧下で40〜110℃、1〜5時間撹拌状態に置くのが好ましく、染料の使用量は乳化重合体(固形分)100重量部に対して0.01〜10重量部が好ましく、0.1〜5重量部がより好ましい。
【0022】
また、染料による着色は常法によって行うことができるが、界面活性剤を使用して行うのが好ましく、乳化重合体が陰イオン性または非イオン性である場合には染料の種類に関わらず、界面活性剤は陰イオン性または非イオン性のものが好ましい。
【0023】
乳化重合体、染料及び界面活性剤の極性は目的に応じて適宜選択される。
【0024】
以上から調製される水性インキは、染色された樹脂粒子が10〜40重量%、好ましくは20〜30重量%、溶媒として水及び親水性溶剤が40〜90重量%、好ましくは50〜80重量%、添加剤が0.2〜5.0重量%、好ましくは0.5〜3.0重量%が適当である。
【0025】
【実施例】
(実施例1)
2リットルのフラスコに冷却管、温度計、モノマー投入用500ミリリットルの分液ロート及び撹拌装置を取付け、温水槽にセットした。
【0026】
次に、このフラスコに水440cc、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム8.5g、非イオン界面活性剤[花王(株)製“エマルゲンLS−110”]7gを仕込んで内温を80℃まで昇温させた。
【0027】
一方、アクリロニトリル140g、スチレン119g、2−メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート14gを混合撹拌した後、過硫酸カリウム2.1gを80℃に昇温したフラスコに投入した後、この混合モノマーを上記分液ロートからフラスコ内に撹拌下3時間に亘って添加し、4時間で重合を終了した。
【0028】
得られた重合物に、水200g、カヤクリルブリリアントイエローF2G[日本化薬(株)製ベイシックイエロー40]20g、特殊ポリカルボン酸型高分子界面活性剤[花王(株)製“デモールEP”]21gを常温撹拌下で添加し、均一に混合した後、徐々に昇温させ、80℃1時間に亘って染色して粒子径0.1μmで鮮明な黄色の微粒子分散液を得た。
【0029】
これを使用して調製したインキは、優れたOA性(感熱紙上で変色せず、感圧紙上で字を消さない)を示した。
【0030】
(実施例2)
実施例1で得た重合物に、水200g、ローダミンF3B[BASF社製“バソニールレッド560”]0.3g、ローダミンF4G[BASF社製“バソニールレッド485”]2.0g、特殊ポリカルボン酸型高分子界面活性剤[同上]17.5gを常温撹拌下で添加し、均一に混合した後、徐々に昇温させ、85℃1時間に亘って染色して粒子径0.1μm鮮明な桃色の微粒子分散液を得た。
【0031】
これを使用して調製したインキは、優れたOA性を示した。
【0032】
参考例1
2リットルのフラスコに冷却管、温度計、モノマー投入用1リットルの分液ロート及び撹拌装置を取付け、温水槽にセットした。
【0033】
次に、このフラスコに水150ccを仕込んで内温を80℃まで昇温させた。
【0034】
一方、アクリロニトリル140g、スチレン119gよりなるモノマー混合物を水267g、スチレンスルホン酸Na[東ソー(株)製“スピノマーNass”]0.5g、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム4.9g、非イオン界面活性剤[花王(株)製“エマルゲンLS−110”]14gの混合溶液中に混合撹拌分散した後、過硫酸カリウム2.1gを80℃に昇温したフラスコに投入し、この混合撹拌物を上記分液ロートからフラスコ内に3時間に亘って添加し、4時間で重合を終了した。
【0035】
得られた重合物に、水200g、カヤクリルブリリアントイエローF2G[日本化薬(株)製ベイシックイエロー40]20g、特殊ポリカルボン酸型高分子界面活性剤[同上]21gを常温撹拌下で添加し、均一に混合した後、徐々に昇温させ、80℃1時間に亘って染色して粒子径0.1μmで鮮明な黄色の微粒子分散液を得た。
【0036】
これを使用して調製したインキは、優れたOA性を示した。
【0037】
参考例2
参考例1で得た重合物に、水200g、ローダミンF3B[BASF社製“バソニールレッド560”]0.3g、ローダミンF4G[BAS社F製“バソニールレッド485”]2.0g、特殊ポリカルボン酸型高分子界面活性剤[同上]17.5gを常温撹拌下で添加し、均一に混合した後、徐々に昇温させ、85℃1時間に亘って染色して粒子径0.1μm鮮明な桃色の微粒子分散液を得た。
【0038】
これを使用して調製したインキは、優れたOA性を示した。
【0039】
(比較例1)
2リットルのフラスコに冷却管、温度計、モノマー投入用500ミリリットルの分液ロート及び撹拌装置を取付け、温水槽にセットした。
【0040】
次に、このフラスコに水440g、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム3g、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル13gを仕込んで内温を80℃まで昇温させた。
【0041】
一方、アクリロニトリル49g、スチレン196g、アクリル酸21gを混合撹拌した後、過硫酸カリウム2.1gを80℃に昇温したフラスコに投入し、混合モノマーを上記分液ロートからフラスコ内に撹拌下3時間に亘って添加し、4時間で重合を終了した。
【0042】
得られた重合物に、水200g、カヤクリルブリリアントイエローF2G[日本化薬(株)製ベイシックイエロー40]20g、特殊ポリカルボン酸型高分子界面活性剤[同上]21gを常温撹拌下で添加し、均一に混合後、徐々に昇温させ、80℃1時間に亘って染色して粒子径0.1μmで鮮明な黄色の微粒子分散液を得た。
【0043】
これを使用して調製したインキは、OA性において感熱紙上で変色したり、感圧紙上で字を消す傾向が認められた。
【0044】
(比較例2)
比較例1で得た重合物に、水200g、ローダミンF3B[BASF社製“バソニールレッド560”]0.3g、ローダミンF4G[BASF社製“バソニールレッド485”]2.0g、特殊ポリカルボン酸型高分子界面活性剤[同上]12gを常温撹拌下で添加し、均一に混合した後、徐々に昇温させ、85℃1時間に亘って染色して粒子径0.1μm鮮明な桃色の微粒子分散液を得た。
【0045】
これを使用して調製したインキは、OA性において感熱紙上で変色したり、感圧紙上で字を消す傾向が認められた。
【0046】
(比較例3)
2リットルのフラスコに冷却管、温度計、モノマー投入用1リットルの分液ロート及び撹拌装置を取付け、温水槽にセットした。
【0047】
次に、このフラスコに水150ccを仕込んで内温を80℃まで昇温させた。
【0048】
一方、アクリロニトリル140g、スチレン119g、アクリル酸4gよりなるモノマー混合物を水267g、スチレンスルホン酸Na[東ソー(株)製“スピノマーNass”]4g、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム4.9g、非イオン界面活性剤[花王(株)製“エマルゲンLS−110”]14gの混合溶液中に混合撹拌分散した後、過硫酸カリウム2.1gを80℃に昇温したフラスコに投入し、この混合撹拌物を上記分液ロートからフラスコ内に3時間に亘って添加ししたところ、添加終了近くになって増粘を起こして、ゲル化した。従って、次の性能試験は行わなかった。
【0049】
上記実施例、参考例及び比較例の微粒子分散液を下記処方でインキ化し、マーキングペンに用いて次の性能試験を行った。
【0050】
Figure 0004039597
【0051】
<貯蔵安定性>
マーキングペンを60℃の温風循環乾燥機に入れ、30日の間マーキング性をチェックした。
【0052】
<ペン先の耐乾燥性(脱キャップ復元性)>
キャップを外したマーキングペンを50℃の温風循環乾燥機に入れ6時間乾燥させた後、かすれあるいはマーキング不能を確認し、次いでキャップをして24時間後、マーキング性をチェックした。
【0053】
<耐光性>
マーキングした紙をフェード・メーター10時間照射によりチェックした。
【0054】
<耐水性>
マーキングした紙を水に1時間浸漬して色落ちをチェックした。
【0055】
【表1】
Figure 0004039597
【0056】
【発明の効果】
本発明の水性インキは、耐水性、耐光性、貯蔵安定性、脱キャップ復元性、鮮明性、OA性、特に耐光性に優れ、そのような性能を要求される筆記具を含めた水性インキ用更には水性塗料用として有用である。

Claims (3)

  1. 染料で染色された、シアノ基含有ビニルモノマー(A)、及び、下記一般式に示されるビニルモノマー(B)を構成モノマーとして含む共重合体からなる樹脂粒子を含有することを特徴とする水性インキ。
    Figure 0004039597
    [式中、Rは水素原子またはメチル基、Yは−CH2−または−CH2−CH(CH2X)−(Xはハロゲン原子を表す)、nは1〜5の整数を表す。]
  2. 共重合体の構成モノマーが、ビニルモノマー(A)30〜80重量%、ビニルモノマー(B)0.1〜20重量%及びその他のビニルモノマー0〜69.9重量%である請求項1に記載の水性インキ。
  3. 共重合体が水分散系におけるラジカル重合によって得られ、該共重合体からなる樹脂粒子の粒子径が0.05〜0.50μmである請求項1または2に記載の水性インキ。
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