JP3787762B2 - 磁気ディスク装置および回転同期振動の制御方法 - Google Patents

磁気ディスク装置および回転同期振動の制御方法 Download PDF

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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ディスク装置に係り、特に、データを記録・再生するための磁気ヘッドを目標トラックに位置決めするに好適な磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気ディスク装置は、コンピュータの外部記録装置として用いられており、この磁気ディスク装置は、回転している磁気ディスク面上の目的とするトラックに磁気ヘッドが移動してデータの記録・再生を行っている。磁気ディスク装置の高トラック密度化を実現するためには、振動源の振幅低減および耐外乱性の向上が必須である。この中で円板の回転に同期した振動(同期振動RRO)は、サーボのための位置情報の書き込み(サーボトラックライト:STW)時の円板振動、ヘッドアクチュエータ振動がディスク上に書き込まれたものが主であり、振幅の大きい振動周波数が2kHz近傍に存在しており、サーボの抑圧性能が最も悪い周波数帯に存在している。
【0003】
すなわち、磁気ディスクを記憶装置として用いるに際しては、外部アクチュエータ、レーザ測長系などを用いてディスク面上にサーボのための位置情報の書き込みが行われるが、このサーボトラックライト時には円板振動、ヘッドアクチュエータ振動を伴って、位置情報が書き込まれるため、この位置情報は、真円(本来あるべき望ましいヘッドの軌跡に相当)からずれた値となる。
【0004】
そこで、米国特許第6097565号に記載されているように、同期振動の影響を低減するために、円板に書き込まれたサーボ信号の、真円からの位置変動を、サーボ特性の逆特性(逆感度関数)を用いて演算処理することで推定し、さらにその推定値を、その符号を反転させて測定位置に加算することで、ヘッドが追従する目標位置信号を真円の軌道に変更する同期振動(RRO)補償するものが提案されている。
【0005】
具体的には、ヘッドの動き(POS)と目標トラック(RRO)との位置誤差(PES)を生成し、この位置誤差を基にサーボ制御部(C)で操作量(DAC)を求め、この操作量にしたがってヘッドアクチュエータ(P)によりヘッドを位置決め制御する制御系において、位置誤差(PES)を位置誤差信号としてセクタごとに収集し、収集した位置誤差信号をセクタごとに平均して位置誤差の回転に同期した成分(RPES)を求め、この成分に対して、逆感度関数(一巡伝達特性PC(Pはヘッドアクチュエータのモデルを示す。)に1を加算した伝達特性)による畳み込み積分処理を行って同期振動推定値を算出する。そして、この同期振動推定値を、ディスクに記録された位置信号に近接して付加データとして記録し、データの記録・再生時に、同期振動推定値をサーボ情報とともに再生し、再生した同期振動推定値の符号を反転して位置誤差信号(PES)に加算し、同期振動推定値と位置誤差信号との偏差を同期振動補償後の制御量として求め、この制御量に基づいて操作量(DAC)を求め、この操作量にしたがってヘッドアクチュエータを駆動することで、ヘッドが追従する目標位置信号を真円の軌道に変更する同期振動補償が行われるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術においては、同期振動推定値を算出するに際しては、位置誤差信号から回転同期成分を抽出するための処理と、抽出された回転同期成分に対して逆感度関数による畳み込み積分処理を行っており、回転同期成分を抽出するための同期振動学習において、補償性能を落とさずに学習をできるだけ短い時間で終了させることが生産設備に対するコスト低減の観点から重要である。それには、学習時の同期振動抽出のための平均処理回数を減らすことが最も有効である。しかし、平均回数を減らすことは処理の過程で非同期成分が十分に圧縮されず、平均処理後の同期振動に非同期成分が重畳することになる。
【0007】
すなわち、位置誤差信号には回転同期成分と非同期振動成分が含まれており、位置誤差信号に対して平均処理回数を多く、例えば、10回以上にすると、非同期振動成分が0に近づくのに対して、平均処理回数を少なく、例えば、3回以下にすると、非同期振動成分が十分に圧縮されず、平均処理後の同期振動に非同期振動成分が重畳することになる。特に、平均処理回数を少なくすると、低周波数域における非同期振動成分が大きくなり、この成分の影響によって同期振動推定値の精度が低下し、誤推定値となる。またサーボ系の誤差圧縮特性(1/(1+PC))は、特に回転1〜数次成分に対して大きいため、誤推定された低次回転成分に追従することで、隣接トラック間のクロストークが悪化する。
【0008】
なお、特開平7−98948号公報に記載されているように、同期振動推定値に対してフィルタ処理を施す方法を採用することも考えられるが、同期振動推定値に対して、フィルタ処理を単に施しても精度の高い学習値を得るには十分ではない。
【0009】
本発明の課題は、位置誤差信号に対する平均化処理を少なくしても同期振動推定値に関する学習値として精度の高いものを得ることができる磁気ディスク装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、磁気ディスクに対して情報の記録または再生を行う磁気ヘッドと前記磁気ディスクに予め記録された位置情報との相対位置を示す位置信号と前記磁気ヘッドの目標位置との差を示す位置誤差信号を前記磁気ヘッドの再生情報に従って算出する位置誤差信号算出手段と、前記位置誤差信号を基に操作量を算出する操作量算出手段と、前記操作量に従って前記磁気ヘッドを所定の位置に位置決めする位置決め制御手段と、前記位置誤差信号に対してフィルタ処理を施すフィルタ処理手段と、前記フィルタ処理された位置誤差信号に対して平均化処理を行い、前記平均化処理された信号を基に前記磁気ディスクの回転に同期した同期振動成分の推定値を示す同期振動推定値を同期振動学習値として算出する同期振動学習値算出手段とを備え、前記フィルタ処理手段は、低周波領域の非同期成分を除去するフィルタとして直線位相特性のフィルタを備え、前記フィルタの入力信号に対して、フィルタ処理後の信号を前記フィルタによる遅延時間分過去の値としてストアする磁気ディスク装置を提案する。
【0011】
本発明は、また、同期振動学習過程の平均化処理の後段においてフィルタ処理を行うものとして、磁気ディスクに対して情報の記録または再生を行う磁気ヘッドと前記磁気ディスクに予め記録された位置情報との相対位置を示す位置信号と前記磁気ヘッドの目標位置との差を示す位置誤差信号を前記磁気ヘッドの再生情報に従って算出する位置誤差信号算出手段と、前記位置誤差信号を基に操作量を算出する操作量算出手段と、前記操作量に従って前記磁気ヘッドを所定の位置に位置決めする位置決め制御手段と、前記位置誤差信号に対して平均化処理を行い、前記平均化処理された信号を基に前記磁気ディスクの回転に同期した同期振動成分の推定値を示す同期振動推定値を算出する同期振動推定値算出手段と、前記同期振動推定値に対してフィルタ処理を施して同期振動学習値を算出するフィルタ処理手段とを備え、前記フィルタ処理手段は、低周波領域の非同期成分を除去するフィルタとして直線位相特性のフィルタを備え、前記フィルタの入力信号に対して、フィルタ処理後の信号を前記フィルタによる遅延時間分過去の値としてストアする磁気ディスク装置を提案する。
【0012】
前記各ディスク装置を構成するに際しては、以下の要素を付加することができる。
【0013】
(1)前記同期振動推定値算出手段は、平均化処理すべき信号として同一セクタの信号に対して平均化処理を行って磁気ディスクの回転に同期した位置誤差信号を求め、この位置誤差信号に対して、前記磁気ヘッドアクチュエータのモデルと前記サーボ制御部から定まる逆感度関数モデルによる畳込み積分を行って前記同期振動推定値を算出する
【0014】
(2)前記フィルタ処理手段は、ハイパスフィルタを備える。
【0015】
(3)前記フィルタ処理手段は、バンドパスフィルタを備える。
【0016】
(4)前記フィルタ処理手段は、ハイパスフィルタとバンドストップフィルタとを備える。
【0017】
(5)前記磁気ディスク上に記録された位置情報に近接した位置に対する前記同期振動学習値の記録を前記磁気ヘッドに指令する学習値記録指令手段を備える。
【0018】
(6)前記磁気ヘッドの再生情報から得られた同期振動学習値と前記位置誤差信号との偏差を算出する偏差算出手段を備え、前記操作量算出手段は、前記偏差を同期振動補償後の制御量として操作量を算出する。
【0019】
前記した手段によれば、同期振動学習過程の平均化処理の前段または後段において、位置誤差信号に対してフィルタ処理を施したり、あるいは同期振動推定値に対してフィルタ処理を施したりして同期振動学習値を算出するようにしているため、位置誤差信号に含まれる低周波域の非同期成分を除去することができ、位置誤差信号に対する平均化処理の回数を少なくしても精度の高い同期振動学習値(同期振動推定値に関する学習値)を求めることができ、生産設備に対するコスト低減を図ることができる。
【0020】
また、フィルタ処理を行う場合、直線位相特性を有するフィルタを用いることで精度の高い同期振動学習値を算出することができる。すなわち、直線位相特性を有するフィルタは群遅延時間MTが全周波数で一定であるため、入力信号u(kT)に対してフィルタ処理後の信号Yを遅延時間分過去の値y(kT−MT)としてストアすることにより、入出力信号u−y間の時系列データの関係は零位相誤差となり、位置誤差信号から精度の高い回転同期成分を抽出することができ、同期振動学習値の精度を高めることができる。
【0021】
また、同期振動学習値を磁気ディスク上の位置情報に近接した位置に記録した場合、磁気ヘッドの再生情報から得られた同期振動学習値と位置誤差信号との偏差を求め、この偏差を同期振動補償後の制御量として操作量を求め、この操作量にしたがってヘッドアクチュエータを駆動することで、ヘッドが追従する目標位置信号は真円の軌道になる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御系の構成図である。図1において、所定の速度で回転するスピンドルモータ10はベース(図示省略)に固定されており、このスピンドルモータ10には、記録媒体である磁気ディスク12が固定されている。スピンドルモータ10に保持された磁気ディスク12の側面側には、ピボット軸受14が、スピンドルモータ軸に平行となるように設けられている。ピボット軸受14にはキャリッジ16が揺動自在に固定されており、キャリッジ16の先端側にはヘッド支持ばね18を介して磁気ヘッド20が連結されている。キャリッジ16の基端側には磁気ヘッド20を移動させるための駆動力を発生するボイスコイルモータ(VCM)22が固定されている。ピボット軸受14、キャリッジ16、ヘッド支持ばね18、ボイスコイルモータ22は磁気ヘッド20を所定の位置に位置決めするヘッドアクチュエータの一要素として構成されており、磁気ヘッド20はヘッド信号増幅器24、サーボ信号復調器26、AD変換器28を介してバス30に接続され、ボイスコイルモータ22はパワーアンプ32、DA変換器34を介してバス30に接続されている。
【0023】
バス30には、演算器を構成するMPU36、MPU36で実行するシーク制御を含む各種制御プログラムを格納するメモリとしてのROM38、演算データなどを記憶するためのメモリとしてのRAM40が接続されているとともに、インターフェイスコントローラ42が接続されている。MPU36、ROM38、RAM40、バス30はコントロールユニットとして構成されており、インターフェイスコントローラ42には、ホスト側コントローラから各種のコマンドが入力されるようになっている。インターフェイスコントローラ42は各種コマンドにしたがってMPU36に対してリード、ライトのアクセス要求を出力するようになっている。
【0024】
一方、磁気ディスク12には、複数のサーボセクタ44が放射状に設定されており、各サーボセクタ44には、サーボ情報が記録されている。各サーボ情報は、磁気ヘッド20が、ヘッドアクチュエータの駆動に伴って磁気ディスク12上を移動する過程で再生されるようになっている。このサーボセクタ44には、図2に示すように、位置情報としてプリアンブル44a、サーボID44b、サーボ信号44cが記録されるようになっており、このサーボセクタ44に近接した位置には、同期振動の学習制御が行われたあと、同期振動学習値が同期振動データ44dとして記録されるようになっている。プリアンブル44aはサーボ情報の読み出しを示し、サーボID44bはシリンダ番号、セクタ番号を示し、サーボ信号44cは振幅復調などによる詳細位置情報を示す。
【0025】
磁気ヘッド20によって再生されたサーボ情報はヘッド信号増幅器24で増幅されたあとサーボ信号復調器26によって復調され、この復調によってトラック番号、ヘッド位置信号などが生成される。サーボ情報が復調されると、これらの信号はA/D変換器28によってディジタル信号に変換されてコントロールユニットに入力される。
【0026】
コントロールユニットにおけるMPU36は、入力されたディジタルデータを基に、位置誤差信号を算出し、この位置誤差信号をもとに操作量を算出し、この操作量にしたがった操作信号をDA変換器34に出力するようになっている。DA変換器34は、ディジタルの操作信号を電流指令値としてのアナログ信号に変換するようになっており、この電流指令値はパワーアンプ32で増幅されたあとボイスコイルモータ22に供給される。パワーアンプ32の出力電流によってボイスコイルモータ22が駆動されると、磁気ヘッド20は、ボイスコイルモータ22から発生する駆動力にしたがって所定の位置に位置決めされるようになっている。すなわち、MPU36は、位置誤差信号生成手段および操作量算出手段として構成され、ヘッドアクチュエータは位置決め制御手段として構成されている。
【0027】
ここで、磁気ヘッド20を用いてデータの記録・再生を行うに先立って、磁気ディスク12にはサーボのための位置情報(サーボ情報)が書き込まれており、この位置情報は、磁気ディスク12の回転に同期した振動(同期振動:RRO)として検出されるため、位置誤差信号から同期振動成分を抽出するための学習処理を行うこととしている。
【0028】
具体的には、同期振動の学習制御系は、図3に示すように、減算器44、位相補償器(C)46、ヘッドアクチュエータ48、平均化処理部50、52、ヘッドアクチュエータ48のモデル(P)を示すモデルブロック54、加算器56、フィルタ処理部58を備えて構成されている。
【0029】
同期振動の学習制御系においては、磁気ディスク12に予め記録された位置情報と磁気ヘッド20の位置(POS)との相対位置を示す位置誤差信号(PES)を求め、この位置誤差信号と、トラックの位置を示す目標値との偏差を減算器47で求め、この偏差を基に位相補償器46で操作量(DAC)を算出し、この操作量にしたがってヘッドアクチュエータ48を駆動し、磁気ヘッド20の位置決め制御を行う。この場合、同期振動の学習制御においては、磁気ヘッド20を同一のトラックに固定するためのトラックフォロイング制御が行われる。この過程で位置誤差信号(PES)が求められると、この位置誤差信号に対して平均化処理部52において平均化処理が行われる。さらに位相補償器46の出力による操作量(DAC)に対しても平均化処理部50において平均化処理が行われる。各平均化処理部50、52においては、回転同期成分を抽出するために、操作量または位置誤差信号を回転インデックスに同期して収集し、各サーボセクタに対応づける。そしてサーボセクタに対応して収集したデータに対してセクタごとに平均化処理を行う。平均化処理部50の処理によって得られた回転同期成分はRDACとして出力され、平均化処理部52の処理によって得られた回転同期成分はRPESとして出力される。回転同期成分RDACに対してはモデルブロック54の定数Pが乗算され、モデルブロック54の出力と平均化処理部52の出力RPESとが加算器56によって加算され、目標値(RRO)に関する推定値として同期振動推定値RROestが求められる。すなわち、同期振動推定値RR0estは、次の数1の計算を行うことにより、各サーボセクタに対応した時系列データとして求められる。
【0030】
【数1】
Figure 0003787762
数1におけるPは二重積分特性で近似されるが、必要な推定帯域に応じて、モデルの近似度をさらに高めることができる。
【0031】
数1を用いて得られた同期振動推定値RR0estはフィルタ処理部58でフィルタ処理され、位置誤差信号に含まれる低周波数領域の非同期振動成分が除去され、フィルタ処理部58からは、精度の高い同期振動学習値が算出される。
【0032】
この場合、フィルタ処理部58においては、同期振動学習値算出手段として、直線位相特性のハイパスフィルタを用いて低周波数域の振動成分を除去するための処理が実行される。このハイパスフィルタH(z)は、次の数2に示すように、有限インパルス応答型として、そのインパルス応答h(nT)は偶対称として、H(z)に直線位相特性を持たせている。ここで、zは数値を一つ進ませるオペレータ(演算子)、Tはサンプリング周期、nTはサンプリング時刻、Nはフィルタのタップ数を表す。
【0033】
【数2】
Figure 0003787762
直線位相特性を有するハイパスフィルタを用いてフィルタ処理を行うと、フィルタ処理後の信号の遅延時間MTは全周波数で一定となるため、入力信号u(kT)に対して、フィルタ処理後の信号yは遅延時間分過去の値y(kT−MT)としてストアすれば、すなわち、入力信号に対してフィルタ処理後に信号yを遅延時間分シフトすることで、入出力信号u−yの時系列データの関係は常に零位相誤差となる。すなわち入出力信号間の位相誤差を0に抑制することができる。本処理を次の数3で表わす。この場合、時刻kTに対応した配列番号をkとする。
【0034】
【数3】
Figure 0003787762
同期振動推定値RROestに対してフィルタ処理部58でハイパスフィルタを用いてフィルタ処理を行うと、低周波数域の振動成分が除去されるため、平均化処理部50、52における平均化処理の処理回数を少なくしても精度の高い同期振動学習値を求めることができる。
【0035】
図4に本実施形態で用いたハイパスフィルタのゲイン、位相特性を示す。図4から、直線位相特性のハイパスフィルタを用いることで、信号の通過域において零位相誤差になることが分かる。
【0036】
ここで、同期振動推定値に関する学習値(同期振動学習値)の周波数スペクトルを測定したところ、平均化処理回数を3回行った場合、図5(a)に示すような結果が得られた。これに対して、従来技術のものを用いて平均処理回数を3回行った場合、図5(b)に示すような結果が得られた。
【0037】
図5から、直線位相特性のハイパスフィルタを用いてフィルタ処理を行うことで、同期振動学習値の低周波数域における成分が低下し、非同期振動成分による推定誤差が十分に減じていることが分かる。
【0038】
同期振動学習値が求められたあとは、この同期振動学習値は、サーボセクタ44に記録された位置信号に近接した位置に、付加データ44dとして記録される。この場合、磁気ディスク装置では、ライト用ヘッドとリード用ヘッドが機能ごとに分かれているため、リードヘッドによる位置信号復調後、ライトヘッドで同期振動学習値が書き込まれる。
【0039】
同期振動学習値が書き込まれたあとは、コントロールユニットにおいては、図6に示すように、同期振動補償後の制御系が構成される。すなわち、位相補償器46の手前に減算器61が挿入され、減算器61において同期振動学習値と位置誤差信号(PES)との偏差が求められ、すなわち位置誤差信号PESに対して同期振動学習値の符号を反転した値を加えて同期振動補償後の制御量PES*が求められ、この制御量にしたがって操作量(DAC)が求められ、この操作量にしたがってヘッドアクチュエータが駆動されることになる。この結果、磁気ヘッド20が追従する目標位置信号はハイパスフィルタの通過域における振動成分が除去される。
【0040】
ここで、同期振動補償を適用しないときの位置誤差(PES)の同期振動の波形を図7(a)に示し、平均化処理を3回行ったときの同期振動補償時における位置誤差(PES※の同期振動)に関する波形を図7(b)に示し、同じく平均化処理を3回行ったときの同期振動学習値に関する波形を図7(c)に示す。
【0041】
図7から、ハイパスフィルタを用いてフィルタ処理を行うことで、平均処理回数が3回でも、改善率30〜50%とする結果が得られ、同期振動学習値においても、低周波数域における非同期成分の減少に伴って誤推定分が減じており、期待通りの結果が得られることが分かる。
【0042】
前記実施形態においては、同期振動の学習制御系を構成するに際しては、同期振動学習過程の平均化処理の後段において直線位相特性を有するハイパスフィルタを用いてフィルタ処理を行うものについて述べたが、図8に示すように、同期振動学習過程の平均化処理の前段において直線位相特性を有するハイパスフィルタでフィルタ処理を行うことができる。
【0043】
すなわち、図8に示すように、平均化処理回路50、52の前段にフィルタ処理部60、62を設けることでも、前記実施形態と同様に平均化処理回数を3回としても、精度の高い同期振動学習値を求めることができる。この場合、平均化処理する前に平均化処理回路に入力される信号の低周波成分がフィルタ処理部60、62によってカットされるため、前記実施形態のものよりもモデルブロック54で行う畳込み積分の整定待ち時間を少なくすることが可能である。
【0044】
また、同期振動学習制御系を構成するに際しては、図9に示すように、位相補償器46の手前に回転同期成分抽出回路64を接続し、回転同期成分抽出回路64の出力側に逆感度関数モデル66を接続し、この逆感度関数モデル66の出力をフィルタ処理部58に接続する構成を採用することもできる。この場合、求められた位置誤差信号(PES)に対して回転同期成分抽出回路64において回転同期成分を抽出する。この後、逆感度関数モデル66において、抽出された回転同期成分に対して、磁気ヘッドのモデルPと操作量から定まる一巡伝達特性に1を加算した伝達特性を用いて畳み込み積分を行って同期振動推定値を求め、この同期振動推定値に対して、フィルタ処理部58でフィルタ処理を行って同期振動学習値を求める。この場合にも、同期振動推定値RROestに対してフィルタ処理部58でハイパスフィルタを用いてフィルタ処理を行うと、低周波数域の振動成分が除去されるため、回転同期成分抽出回路64における平均化処理の処理回数を少なくしても、低周波域の非同期成分が除去された精度の高い同期振動学習値を求めることができる。
【0045】
なお、フィルタ処理部58を逆感度関数モデル66の出力側に配置する代わりに、フィルタ処理部58を回転同期成分抽出回路64の入力側に配置しても、同様の効果を得ることができる。
【0046】
また、前記各実施形態においては、フィルタ処理部58、60、62において低周波数域の非同期成分を除去するためのフィルタとして、直線位相特性のハイパスフィルタを用いたものについて述べたが、フィルタの入力信号に対してフィルタ処理後の信号を前記フィルタによる遅延時間分過去の値としてストアするフィルタであれば、ハイパスフィルタの代わりに、直線位相特性のバンドパスフィルタを用いたり、あるいは直線位相特性のハイパスフィルタとバンドストップフィルタを用いることもできる。
【0047】
図10(a)、(b)は、フィルタとしてバンドパスフィルタを用いたときの周波数特性を示す。この場合、同期振動が特に大きい周波数帯域に限定して同期振動を学習することにより、少ない平均回数で同期振動補償効果を得ることが可能になる。さらに、同一シリンダや、同一ヘッドの間で通過域周波数の振動成分の振幅と位相が比較的よく一致している場合には、同じ補償値を共用することが可能になる。
【0048】
図11(a)、(b)は、フィルタとしてバンドパスとバンドパスストップフィルタを用いたときのフィルタの周波数特性を示す。この場合、特定の周波数において非同期振動が大きく、少ない平均処理では非同期振動成分の影響が除去できない場合には、その周波数帯域の信号をバンドストップパスフィルタにより除去することで、同期振動学習を行わないことにより、平均回数を減じても精度の高い同期振動学習値を得ることが可能である。
【0049】
以上述べたように、同期振動学習過程の前段または後段において直線位相特性を有するフィルタを用いて低周波数域の振動成分を除去し、さらにフィルタ入力信号に対してフィルタ処理後の信号をフィルタによる遅延時間分過去の値としてストアすることにより、入出力信号の時系列データ間の位相誤差を0とするようにしたため、少ない平均化処理回数でも信号通過帯域の同期振動を位相誤差なく学習し、低周波数域の誤推定を回避することが可能になる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、同期振動学習過程の平均化処理の前段または後段において、位置誤差信号に対してフィルタ処理を施したり、あるいは同期振動推定値に対してフィルタ処理を施したりして同期振動学習値を算出するようにしているため、位置誤差信号に含まれる低周波域の非同期成分を除去することができ、位置誤差信号に対する平均化処理の回数を少なくしても精度の高い同期振動学習値を求めることができ、学習時間短縮により生産設備に対するコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御系の構成図である。
【図2】サーボセクタの構成図である。
【図3】本発明に係る同期振動の学習制御系のブロック構成図である。
【図4】ハイパスフィルタのフィルタ特性図である。
【図5】(a)は本発明に係る同期振動推定値のスペクトル波形図、(b)は従来例による同期振動推定値のスペクトル特性図である。
【図6】本発明に係る同期振動補償制御系のブロック構成図である。
【図7】(a)は、同期振動補償がないときの位相誤差(PES)の同期振動波形図、(b)は、同期振動補償を行ったときの位相誤差(PES※)の同期振動波形図、(c)は、同期振動補償を行ったときの同期振動学習値の波形図である。
【図8】本発明に係る同期振動学習制御系の第2実施形態を示すブロック図である。
【図9】本発明に係る同期振動学習制御系の第3実施形態を示すブロック構成図である。
【図10】バンドパス特性を有するフィルタのフィルタ特性図である。
【図11】ハイパス特性とバンドパスストップ特性を有するフィルタのフィルタ特性図である。
【符号の説明】
12 磁気ディスク
16 キャリッジ
18 ヘッド支持ばね
20 磁気ヘッド
24 ヘッド信号増幅器
26 サーボ信号復調器
28 AD変換器
32 パワーアンプ
34 DA変換器
36 MPU
46 位相補償器
47 減算器
48 ヘッドアクチュエータ
50、52 平均化処理部
54 ヘッドアクチュエータのモデルブロック
56 加算器
58、60、62 フィルタ処理部
64 回転同期成分抽出回路
66 逆感度関数発生器

Claims (9)

  1. 磁気ディスクに対して情報の記録または再生を行う磁気ヘッドと前記磁気ディスクに予め記録された位置情報との相対位置を示す位置信号と前記磁気ヘッドの目標位置との差を示す位置誤差信号を前記磁気ヘッドの再生情報に従って算出する位置誤差信号算出手段と、
    前記位置誤差信号を基に操作量を算出する操作量算出手段と、
    前記操作量に従って前記磁気ヘッドを所定の位置に位置決めする位置決め制御手段と、
    前記位置誤差信号に対してフィルタ処理を施すフィルタ処理手段と、
    前記フィルタ処理された位置誤差信号に対して平均化処理を行い、前記平均化処理された信号を基に前記磁気ディスクの回転に同期した同期振動成分の推定値を示す同期振動推定値を同期振動学習値として算出する同期振動学習値算出手段とを備え、
    前記フィルタ処理手段は、低周波領域の非同期成分を除去するフィルタとして直線位相特性のフィルタを備え、前記フィルタの入力信号に対して、フィルタ処理後の信号を前記フィルタによる遅延時間分過去の値としてストアすることを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 磁気ディスクに対して情報の記録または再生を行う磁気ヘッドと前記磁気ディスクに予め記録された位置情報との相対位置を示す位置信号と前記磁気ヘッドの目標位置との差を示す位置誤差信号を前記磁気ヘッドの再生情報に従って算出する位置誤差信号算出手段と、
    前記位置誤差信号を基に操作量を算出する操作量算出手段と、
    前記操作量に従って前記磁気ヘッドを所定の位置に位置決めする位置決め制御手段と、
    前記位置誤差信号に対して平均化処理を行い、前記平均化処理された信号を基に前記磁気ディスクの回転に同期した同期振動成分の推定値を示す同期振動推定値を算出する同期振動推定値算出手段と、
    前記同期振動推定値に対してフィルタ処理を施して同期振動学習値を算出するフィルタ処理手段とを備え、
    前記フィルタ処理手段は、低周波領域の非同期成分を除去するフィルタとして直線位相特性のフィルタを備え、前記フィルタの入力信号に対して、フィルタ処理後の信号を前記フィルタによる遅延時間分過去の値としてストアすることを特徴とする磁気ディスク装置。
  3. 請求項1または2に記載の磁気ディスク装置において、
    前記同期振動推定値算出手段は、平均化処理すべき信号として同一セクタの信号に対して平均化処理を行って磁気ディスクの回転に同期した位置誤差信号を求め、この位置誤差信号に対して、前記磁気ヘッドのモデルと前記操作量から定まる逆感度関数モデルによる畳込み積分を行って前記同期振動推定値を算出することを特徴とする磁気ディスク装置。
  4. 請求項1、2または3のうちいずれか1項に記載の磁気ディスク装置において、
    前記フィルタ処理手段は、ハイパスフィルタを備えていることを特徴とする磁気ディスク装置。
  5. 請求項1、2または3のうちいずれか1項に記載の磁気ディスク装置において、
    前記フィルタ処理手段は、バンドパスフィルタを備えていることを特徴とする磁気ディスク装置。
  6. 請求項1、2または3のうちいずれか1項に記載の磁気ディスク装置において、
    前記フィルタ処理手段は、ハイパスフィルタとバンドストップフィルタとを備えていることを特徴とする磁気ディスク装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6のうちいずれか1項に記載の磁気ディスク装置において、
    前記磁気ディスク上に記録された位置情報に近接した位置に対する前記同期振動学習値の記録を前記磁気ヘッドに指令する学習値記録指令手段を備えることを特徴とする磁気ディスク装置。
  8. 請求項7に記載の磁気ディスク装置において、
    前記磁気ヘッドの再生情報から得られた同期振動学習値と前記位置誤差信号との偏差を算出する偏差算出手段を備え、前記操作量算出手段は、前記偏差を同期振動補償後の制御量として操作量を算出することを特徴とする磁気ディスク装置。
  9. 回転する円板の所定の位置に位置決めする位置決め対象と予め円板上に登録された位置情報との相対位置を表わす位置信号と目標位置との差信号である位置誤差信号を求め、前記位置誤差信号および同期振動学習値に基づいて前記位置決め対象を備えるアクチュエータが前記位置決め対象を位置決めする回転同期振動の制御方法において、
    低周波数域の非同期成分を除去する直線位相特性のフィルタにより前記フィルタの入力信号に対してフィルタ処理後の信号を前記フィルタによる遅延時間分過去の値としてストアするフィルタ処理と、前記フィルタ処理の前段または後段での平均化処理とを前記位置誤差信号に行い、同期振動学習値を算出することを特徴とする回転同期振動の制御方法。
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