JP2005353148A - ヘッド位置制御方法及びディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ヘッド位置制御方法及びディスク装置に関し、ディスク装置内にディスクの偏心を補正するための情報を格納するための専用のメモリを設けることなく、且つ、データの面密度を極端に落とすことなく、トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するようにヘッドの位置を制御することを目的とする。
【解決手段】 予め第1の装置によりトラックが形成され位置情報を含むサーボ情報がサーボフレームに記録されているディスクに対し、第2の装置のヘッドの位置を制御するヘッド位置制御方法において、第2の装置におけるディスクの偏心を測定してヘッドをトラックと略一致する仮想円軌跡を走査するよう制御するための補正値を計算し、補正値を特定のサーボフレームに書き込み、シーク時に、特定のサーボフレームから読み出した補正値に基づいて、トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するようにヘッドを制御するように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ヘッド位置制御方法及びディスク装置に係り、特にディスクの偏心によりディスクに記録されているサーボ情報で規定されるトラック(又は、シリンダ)がディスクが装着されたディスク装置内でヘッドが走査する円軌跡とずれている場合のシークに適したヘッド位置制御方法、及びそのようなヘッド位置制御方法を採用するディスク装置に関する。
ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)等の磁気ディスク装置が用いる磁気ディスク上には、例えば同心円状のトラックが形成されており、各トラックは周方向に複数のセクタに分割されている。データの記録は、セクタ単位で行われる。トラックを識別するための情報(トラック番号)やセクタを識別するための情報(セクタ番号)を含むサーボ情報は、データ面サーボ方式の磁気ディスクの場合、データと一緒に記録されている。
従来、トラックの形成及びサーボ情報の記録は、磁気ディスクを磁気ディスク装置内に装着した状態で行われる。このようにサーボ情報を磁気ディスクに記録することを、セルフSTWとも言う。このため、トラックは磁気ディスクの回転軸を中心とする同心円状に形成される。しかし、磁気ディスク上にトラックを形成する際には、磁気ディスク及び磁気ヘッドが振動するため、トラックは真円にはならない。このため、振動により隣接するトラックが互いに干渉する可能性があり、トラックピッチを狭くするには限界があり、記録密度を向上する上での障害となっている。又、磁気ディスク装置毎に装着された磁気ディスクに対してサーボ情報を記録するため、量産性の向上が難しかった。
これに対し、近年、磁気ディスクに対するトラックの形成及びサーボ情報の記録をサーボトラックライタ(STW)と呼ばれる書き込み専用の高精度の装置でまとめて行い、トラックが形成されサーボ情報が記録されている磁気ディスクを個々の磁気ディスク装置に装着することが行われている。STWを用いると、トラックピッチを狭くすることができ、記録密度を向上することができる。又、多数の磁気ディスクに対してトラックの形成及びサーボ情報の記録をまとめて行うので、量産性を向上することができる。このようにサーボ情報を磁気ディスクに記録することを、スタックSTWとも言い、以下の説明ではスタックSTWを行う装置をスタックSTWと言う。
しかし、スタックSTWを用いる場合、トラックはスタックSTW内での磁気ディスクの回転軸を中心として形成されるので、トラックの中心は、磁気ディスク装置に装着された磁気ディスクの回転軸とは完全には一致せず、偏心が生じてしまう。この偏心は、主に磁気ディスクの中心ずれから発生する一次成分であるが、高次成分も含む。このため、磁気ディスク装置でシークを行う際には、この偏心を補正し追従するか、或いは、無視する補正として、トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するように磁気ヘッドの位置を制御する必要がある。
偏心量及び位相(偏心の角度方向)を測定しながら磁気ヘッドの位置の制御を行うことは可能であるが、その場合、高速に演算処理を行って補正量を偏心量及び位相から計算する必要があると共に、衝撃等で偏心量が一時的に大きく変化することもあるので、このようなリアルタイム制御は応答が遅く、高速シークには適さない。
そこで、偏心量及び位相の測定を、磁気ディスクが磁気ディスク装置に装着された状態で、例えば出荷時に行うチューニングの1つとして行うこともできる。特許文献1には、このようにチューニング時に測定された偏心量及び位相、或いは、偏心量及び位相から計算された補正量を磁気ディスク装置内の不揮発性メモリに格納しておき、シーク時の磁気ヘッドの位置の制御を、格納された偏心量及び位相、或いは、補正量に基づいて行うことが提案されている。不揮発性メモリに格納された偏心量及び位相、或いは、補正量に基づいてシーク時の磁気ヘッドの位置を制御する場合、先ず磁気ヘッドの位置を固定して磁気ディスク上の特定のトラック(又は、シリンダ)をアクセスして読み出したサーボ情報からそのトラック番号及びセクタ番号に応じた偏心量及び位相、或いは、補正量を不揮発性メモリから読み出し、計算された補正量又は読み出した補正量に基づいて磁気ディスク装置内の磁気ディスクの偏心を補正し、トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するように磁気ヘッドの位置を制御する。
特開平9−330571号公報
しかし、偏心量及び位相、或いは、補正量を磁気ディスク装置内の不揮発性メモリに格納しておく場合、磁気ディスク装置のコストは不揮発性メモリを設ける分だけ高くなってしまう。又、不揮発性メモリをプリント回路基板(PCB:Printed Circuit Board)に搭載した場合、PCBに搭載された他の部品の故障等のためにPCBを交換してしまうと、偏心を補正するのに必要な情報が失われてしまう。偏心を補正するのに必要な情報は、磁気ディスク装置毎に異なるため、PCBを交換する場合には、偏心量及び位相を再度測定して交換したPCBに搭載された不揮発性メモリに格納する必要があった。
そこで、本発明は、ディスク装置内にディスクの偏心を補正するための情報を格納するための専用のメモリを設けることなく、且つ、データの面密度を極端に落とすことなく、トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するようにヘッドの位置を制御することができるヘッド位置制御方法及びディスク装置を実現することを目的とする。
上記の課題は、予め第1の装置によりトラックが形成され位置情報を含むサーボ情報がサーボフレームに記録されているディスクに対し、第2の装置のヘッドの位置を制御するヘッド位置制御方法であって、該第2の装置における該ディスクの偏心を測定して該ヘッドを該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するよう制御するための補正値を計算する補正値取得ステップと、該補正値を特定のサーボフレームに書き込む書き込みステップと、シーク時に、該特定のサーボフレームから読み出した該補正値に基づいて、該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するように該ヘッドを制御する制御ステップとを含むヘッド位置制御方法によって達成できる。
上記の課題は、予め第1の装置によりトラックが形成され位置情報を含むサーボ情報がサーボフレームに記録されているディスクに対し、第2の装置のヘッドの位置を制御するヘッド位置制御方法であって、該第2の装置における該ディスクの偏心を測定して該ヘッドを該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するよう制御するための補正値を計算する補正値取得ステップと、該補正値をユーザがアクセスできないシステムエリア(SA:System Area)内の特定のSAトラックに書き込む書き込みステップと、シーク時に、該特定のSAトラックから読み出した該補正値に基づいて、該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するように該ヘッドを制御する制御ステップとを含むヘッド位置制御方法によっても達成できる。
上記の課題は、予めトラックが形成され位置情報を含むサーボ情報がサーボフレームに記録されているディスクを備えたディスク装置であって、該ディスクに対して情報のリード及びライトを行うヘッドと、該ディスクの偏心を測定して該ヘッドを該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するよう制御するための補正値を計算する補正値取得手段と、該補正値を該ヘッドに供給して特定のサーボフレームに書き込む書き込み手段と、シーク時に、該特定のサーボフレームから読み出した該補正値に基づいて、該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するように該ヘッドを制御する制御手段とを備えたディスク装置によっても達成できる。
上記の課題は、予めトラックが形成され位置情報を含むサーボ情報がサーボフレームに記録されているディスクを備えたディスク装置であって、該ディスクに対して情報のリード及びライトを行うヘッドと、該ディスクの偏心を測定して該ヘッドを該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するよう制御するための補正値を計算する補正値取得手段と、該補正値を該ヘッドに供給してユーザがアクセスできないシステムエリア(SA:System Area)内の特定のSAトラックに書き込む書き込み手段と、シーク時に、該特定のSAトラックから読み出した該補正値に基づいて、該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するように該ヘッドを制御する制御手段とを備えたディスク装置によっても達成できる。
本発明によれば、ディスク装置内にディスクの偏心を補正するための情報を格納するための専用のメモリを設けることなく、且つ、データの面密度を極端に落とすことなく、トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するようにヘッドの位置を制御することができる。
磁気ディスクの偏心を補正するための情報を、磁気ディスク装置内のメモリではなく、磁気ディスク自体に書き込んでおくことが考えられる。しかし、磁気ディスクの偏心を補正するための情報は、シーク時にスタックSTWで形成されたSTWトラックと略一致する仮想円軌跡を走査するように磁気ヘッドの位置を制御するのに必要不可欠であるため、磁気ディスク装置で形成され偏心を補正するための情報が書き込まれるトラック(又は、シリンダ)は、スタックSTWで形成されたユーザトラック(又は、シリンダ)と重ならないようにする必要があり、重なる可能性のあるユーザトラック(又は、シリンダ)は使用不可としてスキップする必要がある。このようにスキップする必要のあるユーザトラック(又は、シリンダ)の数は、スタックSTWで書き込まれているサーボ情報の量、磁気ディスクの偏心を補正するための情報の量、及び仮想円軌跡の大きさ又は偏心量によって決まる。又、仮想円軌跡の大きさ又は偏心量は、磁気ディスク装置毎に異なり、又、複数の磁気ディスクを備えた磁気ディスク装置の場合は各磁気ディスク毎に異なるため、スタックSTWで書き込まれているサーボ情報の量及び磁気ディスクの偏心を補正するための情報の量が固定であっても、磁気ディスク装置毎に上記スキップするユーザトラック(又は、シリンダ)の数が異なる値となり、磁気ディスク装置の性能にばらつきが発生するという点では好ましくない。
スタックSTWで書き込まれているサーボ情報及び磁気ディスクの偏心を補正するための情報は、読めないと磁気ディスク装置が正常に動作しない。つまり、これらの情報を読み出すことができて初めて磁気ディスク上のユーザトラック(又は、シリンダ)からなるユーザエリアにアクセスが可能となる。従って、これらの情報は、多重に書き込んでおくことが望ましいが、その場合、ユーザトラック(又は、シリンダ)としては使用できない領域が更に増えることになり、磁気ディスク装置の性能低下につながってしまう。
図1は、STWトラックと磁気ディスク装置の磁気ヘッドで形成されるトラックとの関係を説明する図である。図1中、縦軸はSTWシリンダ番号(又は、トラック番号)を示し、磁気ディスク10の半径方向に対応し、横軸はサーボフレーム番号Svo0,Svo1,…,SvoNを示す。又、破線Tは、上記の如く偏心を補正するための情報を記録する際に磁気ヘッドが形成する磁気ディスク上のシリンダ(又は、トラック)を示し、太い実線は、STWシリンダ(又は、トラック)を便宜上水平な直線で示す。図1では、説明の便宜上、STWシリンダ(又は、トラック)の中心と磁気ディスク装置の磁気ヘッドで形成されるシリンダ(又は、トラック)の中心とが100シリンダ(又は、トラック)程度ずれているものとする。又、シリンダ(又は、トラック)Tは、偏心の一次成分のみを考慮して示す。この場合、シリンダ(又は、トラック)Tは、STWシリンダ(又は、トラック)Xに対して、シリンダ(又は、トラック)Xを跨いでシリンダ(又は、トラック)X±100程度ずれているので、シリンダ(又は、トラック)X−100〜シリンダ(又は、トラック)X+100は、ユーザが使用できないシステムエリア(SA:System Area)内のユーザシリンダ(又は、トラック)として、スキップする必要がある。通常、SAには磁気ディスクに関する各種情報が記録されている。
このように、磁気ディスクの偏心を補正するための情報を磁気ディスク装置において単に磁気ディスクに記録したのでは、磁気ディスク上でユーザが使用できないSAが増加してしまい、磁気ディスク上でユーザが使用可能なエリアが減少して磁気ディスク装置の性能が低下すると共に、磁気ディスク装置毎に性能のばらつきが発生してしまうという不都合が生じてしまう。
本発明は、ディスク装置内にディスクの偏心を補正するための情報を格納するための専用のメモリを設けることなく、トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するようにヘッドの位置を制御することができるようにする際に、これらの不都合をも解消可能とするものであり、ディスク上の所望の位置への高速アクセスを可能とするものである。具体的には、ディスクの偏心を補正するための情報を、ディスク上の例えばサーボポストデータ(SPD:Servo Post Data)部に記録し、SPD部が読めた時点から仮想円軌跡を走査するようにヘッドの位置を制御する。最初のSAから、仮想円軌跡を走査するようにヘッドの位置を制御することでアクセスするので、ディスク上でユーザが使用できないトラック(又は、シリンダ)の数を最小限に抑えることができる。又、最初からディスク装置固有の情報に基づいてヘッドの位置を制御するので、ディスク装置毎にスキップするユーザトラック(又は、シリンダ)の数が異なることもない。
又、SAを多重する場合も、ディスクの偏心を補正するための情報は、SPD部に記録されるので、その分のみをスキップするべきユーザトラック(又は、シリンダ)の数に加味すれば良く、SAの多重によりスキップするべきユーザトラック(又は、シリンダ)の数が大幅に増加するようなことはない。
ディスクの偏心等による変動は、ディスクの1回転を周期として繰り返し同じように生じるので、リピータブルランアウト(RRO:Repeatable Run Out)と呼ばれる。従来、SPD部は、このRROを抑制するための情報を記録しているが、本発明のように特定のSPD部にディスクの偏心を補正するための情報を記録しても、支障はない。
他方、従来から、ディスク上の傷等の欠陥をセクタ単位で登録しておくディフェクト(Defect)登録という手法がある。ディフェクト登録によりSAに登録されている欠陥セクタは、ユーザセクタとしては扱われない。従って、スタックSTWで形成されたトラック(又は、シリンダ)のうち、ディスクの偏心を補正するための情報が書き込まれたセクタと重なる可能性のあるユーザセクタを欠陥セクタとしてディフェクト登録しておくことで、ユーザが使用不可な領域を確実に保護すると共に、最小限に抑えることができる。
以下、本発明になるヘッド位置制御方法、ディスク装置及びディスクの各実施例を、図面と共に説明する。
図2は、本発明になるディスク装置の第1実施例の要部を示すブロック図である。ディスク装置の第1実施例は、本発明になるヘッド位置制御方法の第1実施例を採用する。本実施例では、本発明が磁気ディスク装置に適用されている。又、本実施例では、説明の便宜上、データと一緒にサーボ情報を記録するデータ面サーボ方式を採用している。
図2に示す磁気ディスク装置は、サーボ情報書き込み部1、アクチュエータ2、アーム3、磁気ヘッド4、サーボ情報検出部5、サーボ情報補正値測定部6、サーボ情報補正部7及びヘッド駆動制御部8からなる。図2では、磁気ディスク装置全体の動作を制御するCPU等の周知のプロセッサの図示は省略する。サーボ情報補正値測定部6は、チューニング時や初期化時等の、磁気ディスク10の偏心を補正する情報を磁気ディスク10に書き込む所定の動作モードの場合にのみ動作する。この所定の動作モードでは、サーボ情報補正部7も動作する。他方、シーク時等の、磁気ディスク10へアクセスが行われる通常の動作モードでは、サーボ情報補正部7は動作するが、サーボ情報補正値測定部6は動作しない。
磁気ディスク10には、予めスタックSTW(図示せず)によりSTWトラック(又は、シリンダ)が形成され、サーボ情報が記録されているものとする。図3は、磁気ディスク10上のサーボフレームを説明する図である。トラックを識別するための情報(トラック番号)やセクタを識別するための情報(セクタ番号)を含むサーボ情報は、データ面サーボ方式の磁気ディスク10の場合、図3に示すように、各セクタの最初の部分、即ち、サーボフレームSvo0,Svo1,…,SvoN(Nは任意の整数)に記録されている。図3において、101は、スタックSTWにより形成されたSTWトラック(又は、シリンダ)を示す。磁気ディスク装置が複数の磁気ディスク10を備えている場合、シリンダは、これらの磁気ディスク10の対応するトラックで構成される。
サーボ情報書き込み部1は、磁気ディスク10に書き込むサーボ情報を磁気ヘッド4に供給する。アクチュエータ2は、ヘッド駆動制御部8の制御下でアーム3を駆動することで、アーム3の先端に設けられた磁気ヘッド4の位置を制御する。尚、磁気ディスク10が複数設けられている場合には、磁気ヘッド4も複数設けられることは言うまでもなく、1枚の磁気ディスク10の両面に対して情報を記録再生する場合には、1枚の磁気ディスク10に対して1対の磁気ヘッド4が設けられることも言うまでもない。
サーボ情報検出部5は、磁気ヘッド4により磁気ディスク10から読み取った情報からサーボ情報を検出し、検出されたサーボ情報をサーボ情報補正値測定部6及びサーボ情報補正部7に供給する。サーボ情報補正値測定部6が動作する所定の動作モードでは、サーボ情報補正値測定部6は、サーボ情報に基づいて偏心を測定してスタックSTWが形成したSTWトラックと略一致する仮想円軌跡を走査するように磁気ヘッド4の位置を制御するための補正値を計算し、サーボ情報書き込み部1に供給する。これにより、磁気ヘッド4は、サーボ情報書き込み部1から補正値を、STWトラックの特定のサーボフレーム内に書き込む。尚、偏心を補正するための補正値は、サーボ情報補正値測定部6により測定された、磁気ディスク装置内に装着された磁気ディスク10の偏心量及び位相(偏心の角度方向)から計算された補正量を示すことが望ましいが、偏心量及び位相等の偏心を示す情報であっても良い。後者の場合、偏心の補正時に、偏心量及び位相等の偏心を示す情報に基づいて補正値を計算する必要がある。
所定の動作モードでは、サーボ情報補正部7は、サーボ情報検出部5で検出されたサーボ情報に基づいてヘッド駆動制御部8を制御することで、STWトラックを追従走査するように磁気ヘッド4の位置を制御する。
尚、偏心は、主に磁気ディスク10の中心ずれから発生するもので、通常は一次成分が支配的であるが、高次成分も含む。本実施例では、補正値は上記一次成分のみを補正する。
図4は、サーボフレームの構成を説明する図である。図4に示すように、サーボフレームは、サーボ情報であることを示すサーボプリアンブル部、サーボ情報の内容の開始を示すサーボマーク部SM、トラック番号を示すグレイコード(Gray Code)部、サーボフレームを示すフレーム番号部Fr、トラック番号の小数点以下の情報を表すバースト(又は、ポジション)部PosA,PosB,PosC,PosD、及びサーボポストデータ部SPD1,SPD2からなる。ディスクの偏心等による変動は、ディスクの1回転を周期として繰り返し同じように生じるので、リピータブルランアウト(RRO:Repeatable Run Out)と呼ばれる。サーボポストデータ部SPD1,SPD2は、このRROを抑制するための情報を記録している。本実施例では、上記補正値を、RROを抑制するための情報に代えて特定のトラック(又は、シリンダ)のサーボフレーム内のサーボポストデータ部SPD1及びSPD2に記録するが、サーボポストデータ部SPD1及びSPD2の一方のみに記録するようにしても良い。
図5は、磁気ヘッド4の磁気ディスク10上の走査軌跡を説明する図である。図5中、10Aは、スタックSTWで形成されたSTWトラック101の中心、即ち、スタックSTW内での磁気ディスク10の回転軸を示す。又、102は、図2に示す磁気ディスク装置内での磁気ヘッド4の磁気ディスク10に対する走査軌跡を示し、10Bはこの走査軌跡102の中心、即ち、磁気ディスク装置内での磁気ディスク10の回転軸を示す。
他方、サーボ情報補正値測定部6が動作しない通常の動作モードでは、サーボ情報補正部7は、サーボ情報検出部5から供給されるサーボ情報のうち、特定のトラック(又は、シリンダ)のサーボフレーム内のサーボポストデータ部SPD1,SPD2から補正値を再生し、磁気ヘッド4の位置を補正値に応じて制御して偏心を補正する制御信号をヘッド駆動制御部8に供給する。従って、ヘッド駆動制御部8は、補正値を考慮した制御信号に基づいて、スタックSTWが形成したSTWトラック101と略一致する仮想円軌跡を走査するように磁気ヘッド4の位置を制御する。尚、補正値が偏心量ではなく偏心量及び位相を示す場合には、サーボ情報補正部7内で偏心量及び位相に基づいて補正量を計算すれば良い。
図6は、STWトラック101と仮想円軌跡との関係を説明する図である。図5中、縦軸はシリンダ番号(又は、トラック番号)を示し、磁気ディスク10の半径方向に対応し、横軸はサーボフレーム番号Svo0,Svo1,…,SvoNを示す。又、破線105は、偏心の一次成分のみを考慮した場合に磁気ディスク装置の磁気ヘッド4が形成する磁気ディスク10上のシリンダ(又は、トラック)を示し、太線は、STWシリンダ(又は、トラック)101を便宜上水平な直線で示す。更に、一点鎖線106は、偏心の一次成分以外の高次成分を考慮した場合に磁気ディスク装置の磁気ヘッド4が形成する磁気ディスク10上のシリンダ(又は、トラック)を示し、二点鎖線107は、偏心の一次成分のみを補正するための補正値に基づいて補正されSTWシリンダ(又は、トラック)101と略一致する磁気ヘッド4の仮想円軌跡を示す。仮想円軌跡107は、偏心の一次成分以外の高次成分を含んでおり、図6では誇張して図示されているが、残る高次成分は実際には1シリンダ(又は、トラック)程度に対応するので、この場合は±1シリンダ(又は、トラック)をスキップしてユーザシリンダ(又は、トラック)として使用できないようにSAシリンダ(又は、トラック)として定義しておけば良いことがわかる。従って、図1のように±100シリンダ(又は、トラック)程度スキップしなければならない場合と比べると、スキップするべきシリンダ(又は、トラック)の数が大幅に減少されユーザエリアが増加することがわかる。
尚、サーボポストデータ部SPD1,SPD2に記録する補正値は、例えば32ビット程度であるため、仮想円軌跡107が磁気ディスク10上のSTWトラック101と完全に一致することはないが、実用上問題がない程度にSTWトラック101と略一致させることができる。又、補正値を記録するサーボポストデータ部SPD1,SPD2は、データ長が短いので、最大でも2シリンダ(又は、トラック)に設ければ十分である。
サーボ情報検出部5及びサーボ情報補正値測定部6は、磁気ディスク10の偏心を測定して磁気ヘッド4をSTWトラックと略一致する仮想円軌跡107を走査するよう制御するための補正値を計算する補正値取得手段を構成する。サーボ情報書き込み部1は、補正値を磁気ヘッド4に供給して特定のサーボフレームに書き込む書き込み手段を構成する。サーボ情報検出部5、サーボ情報補正部7及びヘッド駆動制御部8は、シーク時に、特定のサーボフレームから読み出した補正値に基づいて、STWトラックと略一致する仮想円軌跡107を走査するように磁気ヘッド4を制御する制御手段を構成する。
図2に示す磁気ディスク装置のうち、サーボ情報書き込み部1、サーボ情報検出部5、サーボ情報補正値測定部6、サーボ情報補正部7及びヘッド駆動制御部8の一部又は全部の機能は、1又は複数の、CPU等のプロセッサにより実現することができる。図7及び図8は、このようなプロセッサの動作を説明するフローチャートである。
図7は、本実施例における補正値の書き込み時の動作を説明するフローチャートであり、例えばホスト装置(図示せず)から所定の動作モードを指示する命令が供給されると開始される。図7において、ステップS1は、ヘッド駆動制御部8により、磁気ヘッド4が磁気ディスク10上の予め設定されているSAのトラック(又は、シリンダ)をシークするようアクチュエータ2を制御する。ステップS2は、サーボ情報補正値測定部6により、磁気ヘッド4が磁気ディスク10上のSAトラック(又は、シリンダ)から読み取ったサーボ情報に基づいて偏心の一次成分(以下、一次偏心量と言う)を測定する。一次偏心量は、偏心量及び位相(偏心の角度方向)等からなる。又、ステップS3は、サーボ情報補正値測定部6により、一次偏心量に基づいて、スタックSTWが形成したSTWトラック101と略一致する仮想円軌跡107を走査するように磁気ヘッド4の位置を制御するための補正値を計算する。この場合の補正値は、一次偏心量に対するものであり、Sin,Cos等の離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)の係数であるため、例えば32ビット程度のデータであれば十分である。
ステップS4は、サーボ情報補正値測定部6により、計算された補正値(データ)にパリティ又は誤り訂正符号(ECC:Error Correction Code)を付加して符号化することにより、ライトデータを作成する。磁気ヘッド4のリードギャップとライトギャップとは、磁気ディスク10のトラック方向上ずれた位置に形成されているため、磁気ヘッド4が同じ位置にあっても、アーム3が軸を中心に回動する構成である等の理由で、読み出し位置と書き込み位置とが磁気ディスク10の半径方向上ずれている。そこで、ステップS5は、サーボ情報補正部7により、上記測定を行った位置で磁気ヘッド4がライトデータ(補正値)を読み出せるように、リード/ライト(R/W)ギャップ分を考慮したオフセットを求める。ステップS6は、サーボ情報補正部7により、このオフセットを加味してSAトラック(又は、シリンダ)をシークするようにヘッド駆動制御部8を制御すると共に、サーボ情報検出部5により、磁気ヘッド4がSAトラック(又は、シリンダ)内の予め設定されている基準サーボフレームに到達したか否かを判定する。ステップS6の判定結果がYESになると、ステップS7は、サーボ情報書き込み部1により、サーボ情報補正値測定部6からのライトデータを基準サーボフレーム内のサーボポストデータ部SPD1,SPD2に書き込むライトを、STWトラック101に対する周知のトラッキングをしながら行う。ステップS8は、サーボ情報補正部7により、書き込まれたライトデータが基準サーボフレームから正しく読めるか否かを判断するリードチェックを行い、処理は終了する。リードチェックの結果、書き込まれたライトデータが基準サーボフレームから正しく読めない場合には、例えばアラームを発生する。
図8は、本実施例における補正値の読み出し時の動作を説明するフローチャートであり、例えばホスト装置(図示せず)からシーク時等のリード又はライトアクセス(リード/ライトアクセス)が行われる通常の動作モードを指示する命令が供給されると開始される。図8において、ステップS11は、サーボ情報補正部7により、磁気ディスク10上の予め設定されているSAトラック(又は、シリンダ)をシークするようにヘッド駆動制御部8を制御する。ステップS12は、サーボ情報検出部5により、磁気ヘッド4がSAトラック(又は、シリンダ)内の基準サーボフレームに到達したか否かを判定する。ステップS12の判定結果がYESになると、ステップS13は、サーボ情報検出部5により、基準サーボフレーム内のサーボポストデータ部SPD1,SPD2に記録されたライトデータ、即ち、補正値を読み取る。ステップS14は、サーボ情報補正部7により、磁気ヘッド4の位置を補正値に応じて制御して偏心を補正する制御信号をヘッド駆動制御部8に供給することで、スタックSTWが形成したSTWトラック101と略一致する仮想円軌跡107を走査するように磁気ヘッド4の位置を制御する一次仮想円制御を開始する。ステップS15は、磁気ヘッド4が仮想円軌跡107を走査するように制御されている状態で、磁気ディスク10のSAに対して周知のリード及び/又はライト(リード/ライト)を行い、処理は終了する。このように、補正値が読めた時点から仮想円制御が行われるので、最初のSAから仮想円制御による仮想円軌跡107でアクセスすることができ、ユーザトラック(又は、シリンダ)として使用できないトラック(又は、シリンダ)を最小限に抑えることができる。
図7において、基準サーボフレームは、1つのSAトラック(又は、シリンダ)内に複数設定されていても、複数のSAトラック(又は、シリンダ)内に1又は複数設定されていても良い。つまり、ライトデータ(補正値)は、磁気ディスク10上で多重に書き込むようにしても良く、この場合、図8においてはライトデータ(補正値)が書き込まれている複数の基準サーボフレームのうち、ライトデータ(補正値)を読み出せる1つの基準サーボフレームに到達するまでシークを行うようにすれば良い。
図9は、SAトラックのスキップを説明する図である。図9中、縦軸はシリンダ番号(又は、トラック番号)を示し、磁気ディスク10の半径方向に対応し、横軸はサーボフレーム番号Svo0,Svo1,…,SvoNを示す。又、太線は、走査軌跡102、即ち、磁気ヘッド4で形成される磁気ディスク10上のシリンダ(又は、トラック)を便宜上水平な直線で示す。図9において、ユーザシリンダ(又は、トラック)の番号はUCN0〜UCN7、SAシリンダ(又は、トラック)の番号はユーザシリンダ(又は、トラック)の番号とは異なるSACN0〜SACN2、ライトデータ(補正値)が書き込まれているSPDが多重記録されたシリンダ(又は、トラック)の番号はユーザシリンダ(又は、トラック)の番号とは異なるSPDCN0,SPDCN1で示されている。つまり、番号UCN0〜UCN3のユーザシリンダ(又は、トラック)の次には番号SACN0〜SACN2のSAシリンダ(又は、トラック)があり、その次にユーザシリンダがあるが、このユーザシリンダ(又は、トラック)の番号をUCN4に設定しておくことにより、ホスト装置等のユーザ側では特に意識することなく、番号UCN0〜UCN4のユーザシリンダ(又は、トラック)を連続したユーザシリンダ(又は、トラック)として使用できる。同様に、番号UCN4のユーザシリンダ(又は、トラック)の次には番号SPDCN0,SPDCN1のSPDが多重記録されたシリンダ(又は、トラック)があり、その次にユーザシリンダ(又は、トラック)があるが、これらのユーザシリンダ(又は、トラック)の番号をUCN5〜UCN7に設定しておくことにより、ホスト装置等のユーザ側では特に意識することなく、番号UCN4〜UCN7のユーザシリンダ(又は、トラック)を連続したユーザシリンダ(又は、トラック)として使用できる。従って、ホスト装置等のユーザ側では特に意識することなく、SAシリンダ(又は、トラック)やライトデータ(補正値)が書き込まれているSPDが多重記録されたシリンダ(又は、トラック)からなるSAをスキップして、ユーザシリンダ(又は、トラック)が連続しているものとしてアクセス可能である。
次に、本発明になるディスク装置の第2実施例を説明する。ディスク装置の第2実施例の基本構成は、図2に示す第1実施例の基本構成と同じで良いので、その図示及び説明は省略する。本実施例では、本発明が磁気ディスク装置に適用されている。又、本実施例では、説明の便宜上、データと一緒にサーボ情報を記録するデータ面サーボ方式を採用している。
従来から、磁気ディスク上の傷等の欠陥のあるセクタを登録しておくディフェクト(Defect)登録という手法がある。ディフェクト登録によりSAに登録されている欠陥セクタは、ユーザセクタとしては扱われない。そこで、本実施例では、スタックSTWで形成されたトラック(又は、シリンダ)のうち、ディスクの偏心を補正するための情報が書き込まれたセクタと重なる可能性のあるユーザセクタを欠陥セクタとしてディフェクト登録しておくことで、ユーザが使用不可な領域を確実に保護すると共に、最小限に抑える。
サーボ情報検出部5及びサーボ情報補正値測定部6は、磁気ディスク10の偏心を測定して磁気ヘッド4をSTWトラックと略一致する仮想円軌跡107を走査するよう制御するための補正値を計算する補正値取得手段を構成する。サーボ情報書き込み部1は、補正値を磁気ヘッド4に供給してユーザがアクセスできないSA内の特定のSAトラックに書き込む書き込み手段を構成する。サーボ情報検出部5、サーボ情報補正部7及びヘッド駆動制御部8は、シーク時に、特定のSAトラックから読み出した補正値に基づいて、STWトラックと略一致する仮想円軌跡107を走査するように磁気ヘッド4を制御する制御手段を構成する。
図2に示す磁気ディスク装置のうち、サーボ情報書き込み部1、サーボ情報検出部5、サーボ情報補正値測定部6、サーボ情報補正部7及びヘッド駆動制御部8の一部又は全部の機能は、1又は複数の、CPU等のプロセッサにより実現することができる。図10及び図11は、このようなプロセッサの動作を説明するフローチャートである。
図10は、本実施例における補正値の書き込み時の動作を説明するフローチャートであり、例えばホスト装置(図示せず)から所定の動作モードを指示する命令が供給されると開始される。図10において、ステップS21は、ヘッド駆動制御部8により、磁気ヘッド4が磁気ディスク10上の予め設定されているSAのトラック(又は、シリンダ)をシークするようアクチュエータ2を制御する。ステップS22は、サーボ情報補正値測定部6により、磁気ヘッド4が磁気ディスク10上のSAトラック(又は、シリンダ)から読み取ったサーボ情報に基づいて偏心の一次成分(以下、一次偏心量と言う)を測定する。一次偏心量は、偏心量及び位相(偏心の角度方向)等からなる。又、ステップS23は、サーボ情報補正値測定部6により、一次偏心量に基づいて、スタックSTWが形成したSTWトラック101と略一致する仮想円軌跡107を走査するように磁気ヘッド4の位置を制御するための補正値を計算する。この場合の補正値は、一次偏心量に対するものであり、Sin,Cos等の離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)の係数であるため、例えば32ビット程度のデータであれば十分である。
ステップS24は、サーボ情報補正値測定部6により、計算された補正値(データ)にパリティ又は誤り訂正符号(ECC:Error Correction Code)を付加して符号化することにより、ライトデータを作成する。磁気ヘッド4のリードギャップとライトギャップとは、磁気ディスク10のトラック上ずれた位置に形成されているため、磁気ヘッド4が同じ位置にあっても、読み出し位置と書き込み位置とでは磁気ディスク10の半径方向ずれている。そこで、ステップS25は、サーボ情報補正部7により、上記測定を行った位置で磁気ヘッド4がライトデータ(補正値)を読み出せるように、リード/ライトギャップを考慮したオフセットを求める。ステップS26は、サーボ情報補正部7により、このオフセットを加味してSAトラック(又は、シリンダ)をシークするようにヘッド駆動制御部8を制御すると共に、サーボ情報検出部5により、磁気ヘッド4がSA内の予め設定されている基準SAトラック(又は、シリンダ)に到達したか否かを判定する。ステップS26の判定結果がYESになると、ステップS27は、サーボ情報書き込み部1により、ディフェクト登録情報の代わりにサーボ情報補正値測定部6からのライトデータを基準SAトラック(又は、シリンダ)に書き込むライトを、STWトラック101に対する周知のトラッキングをしながら行う。ステップS18は、サーボ情報補正部7により、書き込まれたライトデータが基準SAトラック(又は、シリンダ)から正しく読めるか否かを判断するリードチェックを行い、処理は終了する。リードチェックの結果、書き込まれたライトデータが基準SAトラック(又は、シリンダ)から正しく読めない場合には、例えばアラームを発生する。
図11は、本実施例における補正値の読み出し時の動作を説明するフローチャートであり、例えばホスト装置(図示せず)からシーク時等のリード又はライトアクセス(リード/ライトアクセス)が行われる通常の動作モードを指示する命令が供給されると開始される。図11において、ステップS31は、サーボ情報補正部7により、磁気ディスク10上の予め設定されているSAをシークするようにヘッド駆動制御部8を制御する。ステップS32は、サーボ情報検出部5により、磁気ヘッド4がSA内の基準SAトラック(又は、シリンダ)に到達したか否かを判定する。ステップS32の判定結果がYESになると、ステップS13は、サーボ情報検出部5により、基準SAトラック(又は、シリンダ)に記録されたライトデータ、即ち、補正値を読み取る。ステップS34は、サーボ情報補正部7により、磁気ヘッド4の位置を補正値に応じて制御して偏心を補正する制御信号をヘッド駆動制御部8に供給することで、スタックSTWが形成したSTWトラック101と略一致する仮想円軌跡107を走査するように磁気ヘッド4の位置を制御する一次仮想円制御を開始する。ステップS35は、磁気ヘッド4が仮想円軌跡107を走査するように制御されている状態で、磁気ディスク10のSAに対して周知のリード及び/又はライト(リード/ライト)を行い、処理は終了する。このように、補正値が読めた時点から仮想円制御が行われるので、最初のSAから仮想円制御による仮想円軌跡107でアクセスすることができ、ユーザトラック(又は、シリンダ)として使用できないトラック(又は、シリンダ)を最小限に抑えることができる。
図10において、基準SAトラック(又は、シリンダ)は、1つのSA内に複数設定されていても、複数のSA内に1又は複数設定されていても良い。つまり、ライトデータ(補正値)は、磁気ディスク10上で多重に書き込むようにしても良く、この場合、図11においてはライトデータ(補正値)が書き込まれている複数の基準SAトラック(又は、シリンダ)のうち、ライトデータ(補正値)を読み出せる1つの基準トラック(又は、シリンダ)に到達するまでシークを行うようにすれば良い。
上記各実施例によれば、磁気ディスク装置のハードウェアには既存のものが使用でき、上記プロセッサが行う処理(ファームウェア)のみを変更すれば良いので、安価にSTWトラックと略一致する仮想円軌跡を走査するように磁気ヘッドの位置を高精度に制御することができる。つまり、第1実施例の場合は、特定(又は、基準)のサーボフレーム内のサーボポストデータ部SPD1,SPD2にSPDの代わりに補正値を書き込んで読み出すことで磁気ヘッドの位置制御に用い、第2実施例の場合は、特定(又は、基準)のSAトラックにディフェクト登録情報の代わりに補正値を書き込んで読み出すことで磁気ヘッドの位置制御に用いるようにファームウェアを変更するだけで良い。
上記実施例では、本発明が磁気ディスク及び磁気ディスク装置に適用されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、光ディスク及び光ディスク装置、或いは、光磁気ディスク及び光磁気ディスク装置等にも同様に適用可能である。又、本発明は、データ面サーボ方式のディスクに限らず、サーボ情報を専用のディスク面に記録するサーボ面サーボ方式のディスクにも同様に適用可能である。
尚、本発明は、以下に付記する発明をも包含するものである。
(付記1) 予め第1の装置によりトラックが形成され位置情報を含むサーボ情報がサーボフレームに記録されているディスクに対し、第2の装置のヘッドの位置を制御するヘッド位置制御方法であって、
該第2の装置における該ディスクの偏心を測定して該ヘッドを該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するよう制御するための補正値を計算する補正値取得ステップと、
該補正値を特定のサーボフレームに書き込む書き込みステップと、
シーク時に、該特定のサーボフレームから読み出した該補正値に基づいて、該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するように該ヘッドを制御する制御ステップとを含む、ヘッド位置制御方法。
(付記2) 前記補正値は、前記偏心の高次成分以外の一次成分を補正する、付記1項記載のヘッド位置制御方法。
(付記3) 前記書き込みステップは、前記補正値を特定のトラックの前記特定のサーボフレームに書き込む、付記1又は2記載のヘッド位置制御方法。
(付記4) 前記補正値が書き込まれている該特定のサーボフレームを含むトラックを、ユーザがアクセスできないシステムエリア(SA:System Area)のトラックと定義する定義ステップを更に含む、付記1〜3のいずれか1項記載のヘッド位置制御方法。
(付記5) 前記定義ステップは、システムエリアのトラックをスキップできるように、ユーザがアクセス可能なユーザトラックに、ユーザトラック間に介在するシステムエリアのトラックの有無に関わらず連続したトラック番号を設定する、付記4記載のヘッド位置制御方法。
(付記6) 前記書き込みステップは、前記補正値を、リピータブルランアウト(RRO:Repeatable Run Out)を抑制するための情報が記録されているサーボポストデータ(SPD:Servo Post Data)部に、該情報に代えて書き込む、付記1〜5のいずれか1項記載のヘッド位置制御方法。
(付記7) 前記第2の装置内には前記ディスクが複数設けられており、前記補正値取得ステップ、前記書き込みステップ及び前記制御ステップは、各ディスクの対応するトラックで構成されるシリンダに対して行われる、付記1〜6のいずれか1項記載のヘッド位置制御方法。
(付記8) 前記仮想円軌跡上で、ユーザがアクセスできないシステムエリア(SA:System Area)のトラックに情報のリード及び/又はライトを行うステップを更に含む、付記1〜7のいずれか1項記載のヘッド位置制御方法。
(付記9) 予め第1の装置によりトラックが形成され位置情報を含むサーボ情報がサーボフレームに記録されているディスクに対し、第2の装置のヘッドの位置を制御するヘッド位置制御方法であって、
該第2の装置における該ディスクの偏心を測定して該ヘッドを該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するよう制御するための補正値を計算する補正値取得ステップと、
該補正値をユーザがアクセスできないシステムエリア(SA:System Area)内の特定のSAトラックに書き込む書き込みステップと、
シーク時に、該特定のSAトラックから読み出した該補正値に基づいて、該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するように該ヘッドを制御する制御ステップとを含む、ヘッド位置制御方法。
(付記10) 前記補正値は、前記偏心の高次成分以外の一次成分を補正する、付記9項記載のヘッド位置制御方法。
(付記11) 前記第2の装置内には前記ディスクが複数設けられており、前記測定ステップ、前記書き込みステップ及び前記制御ステップは、各ディスクの対応するトラックで構成されるシリンダに対して行われる、付記9又は10記載のヘッド位置制御方法。
(付記12) 前記仮想円軌跡上で、SAのトラックに情報のリード及び/又はライトを行うステップを更に含む、付記9〜11のいずれか1項記載のヘッド位置制御方法。
(付記13) 予めトラックが形成され位置情報を含むサーボ情報がサーボフレームに記録されているディスクを備えたディスク装置であって、
該ディスクに対して情報のリード及びライトを行うヘッドと、
該ディスクの偏心を測定して該ヘッドを該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するよう制御するための補正値を計算する補正値取得手段と、
該補正値を該ヘッドに供給して特定のサーボフレームに書き込む書き込み手段と、
シーク時に、該特定のサーボフレームから読み出した該補正値に基づいて、該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するように該ヘッドを制御する制御手段とを備えた、ディスク装置。
(付記14) 前記補正値は、前記偏心の高次成分以外の一次成分を補正する、付記13項記載のディスク装置。
(付記15) 前記書き込み手段は、前記補正値を特定のトラックの前記特定のサーボフレームに書き込む、付記13又は14記載のディスク装置。
(付記16) 前記補正値が書き込まれている該特定のサーボフレームを含むトラックは、ユーザがアクセスできないシステムエリア(SA:System Area)のトラックと定義されている、付記13〜15のいずれか1項記載のディスク装置。
(付記17) システムエリアのトラックをスキップできるように、ユーザがアクセス可能なユーザトラックに、ユーザトラック間に介在するシステムエリアのトラックの有無に関わらず連続したトラック番号が設定されている、付記16記載のディスク装置。
(付記18) 前記書き込み手段は、前記補正値を、リピータブルランアウト(RRO:Repeatable Run Out)を抑制するための情報が記録されているサーボポストデータ(SPD:Servo Post Data)部に、該情報に代えて書き込む、付記13〜17のいずれか1項記載のディスク装置。
(付記19) 前記ディスクは複数設けられており、前記書き込み手段は、各ディスクの対応するトラックで構成されるシリンダに対して前記補正値を書き込む、付記13〜18のいずれか1項記載のディスク装置。
(付記20) 前記仮想円軌跡上で、前記ヘッドによりユーザがアクセスできないシステムエリア(SA:System Area)のトラックに情報のリード及び/又はライトを行う手段を更に備えた、付記13〜19のいずれか1項記載のディスク装置。
(付記21) 予めトラックが形成され位置情報を含むサーボ情報がサーボフレームに記録されているディスクを備えたディスク装置であって、
該ディスクに対して情報のリード及びライトを行うヘッドと、
該ディスクの偏心を測定して該ヘッドを該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するよう制御するための補正値を計算する補正値取得手段と、
該補正値を該ヘッドに供給してユーザがアクセスできないシステムエリア(SA:System Area)内の特定のSAトラックに書き込む書き込み手段と、
シーク時に、該特定のSAトラックから読み出した該補正値に基づいて、該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するように該ヘッドを制御する制御手段とを備えた、ディスク装置。
(付記22) 前記補正値は、前記偏心の高次成分以外の一次成分を補正する、付記21項記載のディスク装置。
(付記23) 前記ディスクは複数設けられており、前記書き込み手段は、各ディスクの対応するトラックで構成されるシリンダに対して前記補正値を書き込む、付記21又は22記載のディスク装置。
(付記24) 前記仮想円軌跡上で、前記ヘッドによりSAのトラックに情報のリード及び/又はライトを行う手段を更に備えた、付記21〜23のいずれか1項記載のディスク装置。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは、言うまでもない。
STWトラックと磁気ディスク装置で形成されるトラックとの関係を説明する図である。 本発明になるディスク装置の第1実施例の要部を示すブロック図である。 磁気ディスク上のサーボフレームを説明する図である。 サーボフレームの構成を説明する図である。 磁気ヘッドの磁気ディスク上の走査軌跡を説明する図である。 STWトラックと仮想円軌跡との関係を説明する図である。 第1実施例における補正値の書き込み時の動作を説明するフローチャートである。 第1実施例における補正値の読み出し時の動作を説明するフローチャートである。 SAトラックのスキップを説明する図である。 第2実施例における補正値の書き込み時の動作を説明するフローチャートである。 第2実施例における補正値の読み出し時の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 サーボ情報書き込み部
2 アクチュエータ
3 アーム
4 磁気ヘッド
5 サーボ情報検出部
6 サーボ情報補正値測定部
7 サーボ情報補正部
8 ヘッド駆動制御部
10 磁気ディスク

Claims (5)

  1. 予め第1の装置によりトラックが形成され位置情報を含むサーボ情報がサーボフレームに記録されているディスクに対し、第2の装置のヘッドの位置を制御するヘッド位置制御方法であって、
    該第2の装置における該ディスクの偏心を測定して該ヘッドを該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するよう制御するための補正値を計算する補正値取得ステップと、
    該補正値を特定のサーボフレームに書き込む書き込みステップと、
    シーク時に、該特定のサーボフレームから読み出した該補正値に基づいて、該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するように該ヘッドを制御する制御ステップとを含む、ヘッド位置制御方法。
  2. 前記書き込みステップは、前記補正値を、リピータブルランアウト(RRO:Repeatable Run Out)を抑制するための情報が記録されているサーボポストデータ(SPD:Servo Post Data)部に、該情報に代えて書き込む、請求項1記載のヘッド位置制御方法。
  3. 予め第1の装置によりトラックが形成され位置情報を含むサーボ情報がサーボフレームに記録されているディスクに対し、第2の装置のヘッドの位置を制御するヘッド位置制御方法であって、
    該第2の装置における該ディスクの偏心を測定して該ヘッドを該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するよう制御するための補正値を計算する補正値取得ステップと、
    該補正値をユーザがアクセスできないシステムエリア(SA:System Area)内の特定のSAトラックに書き込む書き込みステップと、
    シーク時に、該特定のSAトラックから読み出した該補正値に基づいて、該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するように該ヘッドを制御する制御ステップとを含む、ヘッド位置制御方法。
  4. 予めトラックが形成され位置情報を含むサーボ情報がサーボフレームに記録されているディスクを備えたディスク装置であって、
    該ディスクに対して情報のリード及びライトを行うヘッドと、
    該ディスクの偏心を測定して該ヘッドを該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するよう制御するための補正値を計算する補正値取得手段と、
    該補正値を該ヘッドに供給して特定のサーボフレームに書き込む書き込み手段と、
    シーク時に、該特定のサーボフレームから読み出した該補正値に基づいて、該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するように該ヘッドを制御する制御手段とを備えた、ディスク装置。
  5. 予めトラックが形成され位置情報を含むサーボ情報がサーボフレームに記録されているディスクを備えたディスク装置であって、
    該ディスクに対して情報のリード及びライトを行うヘッドと、
    該ディスクの偏心を測定して該ヘッドを該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するよう制御するための補正値を計算する補正値取得手段と、
    該補正値を該ヘッドに供給してユーザがアクセスできないシステムエリア(SA:System Area)内の特定のSAトラックに書き込む書き込み手段と、
    シーク時に、該特定のSAトラックから読み出した該補正値に基づいて、該トラックと略一致する仮想円軌跡を走査するように該ヘッドを制御する制御手段とを備えた、ディスク装置。
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