JP3653631B2 - スペアタイヤカバー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体の後部に搭載されるスペアタイヤを覆うスペアタイヤカバーの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、図14で示すようなオフロードカー等の車種においては、複数本の植立ボルトを突設した架台を車体Bの後部に設け、その植立ボルトをタイヤホイールのボルト穴に挿通させてナット締め装着するスペアタイヤをタイヤカバーCで覆うことにより、スペアタイヤを車体Bの後部に搭載することが行われている。
【0003】
従来、スペアタイヤカバーとしては、タイヤの片側面からトレット部までを収容するカップ状の硬質なトップカバーと、中央開口を伸縮自在に絞るゴムバンドを備えたドーナツ形でタイヤの他側面を覆う可撓質のリャカバーとからなり、リャカバーを外周縁でトップカバーの外周回りに縫い付けてトップカバーと一体に装着するものが提案されている(実開平4−60785号)。
【0004】
そのスペアタイヤカバーでは、大きく嵩張るトップカバーを共に取り扱いながら、リャカバーを硬質のトップカバーに縫い付けることから、この縫い付けに極めて手間が掛りしかもリャカバーの縫い目が外部に露呈してしまう。また、その着脱はリャカバーの中央開口をゴムバンドで引き伸ばし広げながら着脱作業しなければならないため、この着脱にも手間を要する。
【0005】
そのスペアタイヤカバーの着脱を容易にするべく、各務歯テープをトップカバーとリャカバーの外周縁に夫々縫い付けてスライドファスナを備え、また、このトップカバー側の縫い目を覆うゴムモールをリャカバー側に重ねて縫い付けることにより構成するスペアタイヤカバーが提案されている(特開平9−71270号)。
【0006】
そのスペアタイヤカバーにおいては、スライドファスナを全周に備え、または一部を除く主要部に備えるとしても、少なくとも務歯テープの片方を硬質のトップカバーに縫い付けるものであるため、大きく嵩張る硬質のトップカバーを共に取り扱うことによる務歯テープの縫い付けを行わなければならないから、先の従来例と同様に手間を要する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、大きく嵩張る硬質のトップカバーに対する他部材の縫い付けを省いて簡単な作業で構成でき、また、リャカバーを堅牢な構造によりトップカバーと一体に装着できて体裁の良好なスペアタイヤカバーを提供することを主たる目的とする。
【0008】
それに加えて、本発明はトップカバーとタイヤとの擦れによる異音等の発生を防げ、また、着脱も一層容易に行えるスペアタイヤカバーを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るスペアタイヤカバーにおいては、タイヤの片側面からトレッド部までを収容するカップ状の硬質なトップカバーと、タイヤの他側面をトップカバーの外周縁から中央開口までの有幅面で覆う可撓質のリャカバーとからなるもので、
所定の間隔を隔て板面の長手方向に複数並ぶ止め穴を有する帯板状のあてがいプレートを外周回りに取り付けたリャカバーと、フランジ部の内面より略中心方向内側に向かう突起をフランジ部の外周縁より内方で内面の円周方向に沿って所定の間隔毎に複数設けたトップカバーとを備え、あてがいプレートの止め穴とトップカバーの突起との嵌合せ接合により、あてがいプレートをトップカバーの内側面に取付け固定し、且つ、リャカバーの外周回りをあてがいプレートでトップカバーの外周縁より内側に巻込み保持させてリャカバーをトップカバーと一体に装着することにより構成されている。
【0010】
本発明の請求項2に係るスペアタイヤカバーにおいては、タイヤの片側面からトレッド部までを収容するカップ状の硬質なトップカバーと、タイヤの他側面をトップカバーの外周縁から中央開口までの有幅面で覆う可撓質のリャカバーとからなり、スライドファスナをトップカバーとリャカバーとの間の少なくとも主要部に、または、全周に備えるもので、
所定の間隔を隔て板面の長手方向に複数並ぶ止め穴を有する帯板状のあてがいプレートを備え、片方の務歯テープをあてがいプレートの片側辺に沿って縫い付けると共に、他方の務歯テープをリャカバーの外周縁に沿って縫い付け、または、そのスライドファスナを備えないリャカバーの残る外周縁をあてがいプレートの片側辺に沿って縫い付け、スライドファスナを含むあてがいプレートを外周回りに取り付けたリャカバーと、フランジ部の内面より略中心方向内側に向かう突起をフランジ部の外周縁より内方で内面の円周方向に沿って所定の間隔毎に複数設けたトップカバーとを備え、あてがいプレートの止め穴とトップカバーの突起との嵌合せ接合により、あてがいプレートをトップカバーの内側面に取付け固定し、且つ、スライドファスナまたはリャカバーの縫着部分をあてがいプレートでトップカバーの外周縁より内側に巻込み保持させてリャカバーをトップカバーと一体に装着することにより構成されている。
【0011】
本発明の請求項3に係るスペアタイヤカバーにおいては、トップカバーと同材質の溶着可能なあてがいプレートを備え、そのあてがいプレートを止め穴に嵌め合す突起の溶着で接合固定することにより構成されている。
【0012】
本発明の請求項4に係るスペアタイヤカバーにおいては、タイヤ面に対する溶着突起の接触を防ぎ、且つ、補強を兼ねた立上りの高いリブを止め穴の両側で板面の長手方向に沿って設けたあてがいプレートを備えることにより構成されている。
【0013】
本発明の請求項5に係るスペアタイヤカバーにおいては、タイヤをサイドウォール部で受ける弾性パッドをフェイス部の内面でコーナー部近くに取り付けたトップカバーを備えることにより構成されている。
【0014】
本発明の請求項6に係るスペアタイヤカバーにおいては、タイヤの片側面を覆う有幅面を中央上部から左右の側部に連続する同幅の広幅面で形成すると共に、左右の側部より連続する左右の下部に亘って先細りになる狭幅面で形成し、下部の中央から左右に分けられるリャカバーを備えることにより構成されている。
【0015】
本発明の請求項7に係るスペアタイヤカバーにおいては、リャカバーの中央上部を除き、下部中央から左右の各側部に亘る務歯テープを走行する右スライダ,左スライダを有するスライドファスナを備えることにより構成されている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図13を参照して説明すると、図示実施の形態は、図1で示すようにタイヤTの片側面からトレッド部tまでを収容するカップ状の硬質なトップカバー1と、タイヤTの他側面をトップカバー1の外周縁から中央開口までの有幅面で覆う可撓質のリャカバー2とからなり、スライドファスナ3をトップカバー1とリャカバー2との間の主要部に備えるものを構成するのに適用されている。なお、文中の「上下」「左右」とはタイヤTの搭載姿勢を基準とする。
【0017】
トップカバー1は、図2で示すように円盤状のフェイス部1aと、円枠状のフランジ部1bと、フェイス部1aよりフランジ部1bに連続するアール状のコーナー部1cとから、カバー全体がカップ形状を呈するよう形成されている。そのカバー全体は、後述する突起を溶着接合することにより超音波溶着可能な硬質のポリプロピレン等の樹脂材料で形成されている。
【0018】
そのトップカバー1には、図3で示すようにフランジ部1bの外周縁より内方で内面から略中心方向内側に突出する円筒状の突起10a,10b…が円周方向に沿って所定の間隔毎に複数設けられている。この突起10a,10b…は、補強兼あてがいプレートの位置決め用として隣接相互を連続するリブ11a,11b…と、立上り基部で直交方向に亘るリブ12a,12b…とにより支持されている。また、コーナー部1cを内面側から補強すると共に、タイヤTの肩部分との隙間を埋めるリブ13a,13b…が円周方向で所定の間隔毎に複数設けられている。
【0019】
その他に、トップカバー1にはタイヤTのサイドウォール部tを受けるウレタンフォーム等の弾性パッド14a,14b…(図1参照)がフェイス部1aの内面上下,左右のコーナー部1c近くに各々貼付け装着されている。また、図4で示すように一つの水抜き穴15がフランジ部1bの下部中央に設けられている。
【0020】
リャカバー2は、ポリ塩化ビニルレザー等の可撓質材料から形成されている。このリャカバー2は可撓質レザーを所定形状の一枚ものに裁断し、また、図5で示すように形取り裁断の効率性から中央上部2a、左右側部2b,2c、左右の下部2d,2eに分けて裁断し、それを所定形状に縫い合わせることにより形成できる。
【0021】
そのリャカバー2は、タイヤTの片側面を覆う有幅面を中央上部2aから左右の側部2b,2cに連続する同幅の広幅面に形成すると共に、左右の側部2b,2cより連続する左右の下部2d,2eに亘って先細りになる狭幅面に形成し、下部2d,2eの中央から左右に分けられるよう形成されている。
【0022】
スライドファスナ3としては、複数の務歯を各布テープの相対縁に整列させて装着し、この務歯を噛合乃至は解脱するスライダを有するものが備え付けられている。そのスライドファスナ3は、リャカバー2の中央上部2aを除き、下部2d,2eの中央位置から左右の側部に亘るよう二レーン3a,3bが取り付けられている。
【0023】
上述した構成各部に加えて、図6で示すようにあてがいプレート4が備えられている。そのあてがいプレート4は、所定の間隔を隔て板面の長手方向に複数並ぶ止め穴40a,40b…を設けた帯板状に形成されている。また、トップカバー1の突起を溶着接合することから、超音波溶着可能なポリプロピレン等の樹脂材料で形成されている。なお、止め穴40a,40b…は位置決め基準として設ける丸穴を除き、トップカバー1の突起との嵌合せを容易に位置調整できるよう長穴で形成されている。
【0024】
そのあてがいプレート4は、一辺側を縫い代41とし、板厚が止め穴40a,40b…を設ける側よりも相対的に厚く形成されている。また、板面には片方を縫い代41との区切りとし、他方を片縁辺より突出することにより、タイヤ面に対する溶着突起の接触を防ぎ、且つ、補強を兼ねた立上りの高いリブ42,43が止め穴40a,40b…の両側で長手方向に沿って設けられている。
【0025】
そのあてがいプレート4は、図7で示すように縫着等の取扱い容易性から、例えばリャカバー2を構成する各部に合わせて複数4a,4b…に分割することにより形成するとよい。この各ジョイント部には、突起44を突設した受け縁45を片プレート部4aに設け、突起44の嵌め穴46を開孔した繋ぎ片47を他プレート部4bに設けることによりプレート相互を連結固定できる。
【0026】
そのあてがいプレート4は、図8で示すようにリャカバー2の中央上部2aにおいては、中央上部2aの外周縁を縫い代41と表面側で重ねてあてがいプレート4の縫い代41に縫い付けてからリャカバー2を縫い目から折り返すことにより縫い目を内側に位置させるようリャカバー2に取り付けられる。
【0027】
また、図9で示すようにスライドファスナ3を備えるリャカバー2の下部2dにおいては、片方の務歯テープ30を表面側で重ねてあてがいプレート4の縫い代41に縫い付け後に折り返し、一方、他方の務歯テープ31をリャカバー2の下部2dと表面側で重ねて縫い合せることによりあてがいプレート4をリャカバー2に取り付けられる。
【0028】
そのあてがいプレート4をリャカバーに取り付けた後、図10で示すようにあてがいプレート4の止め穴40a…とトップカバー1の突起10a…とを嵌め合せることによりあてがいプレート4をトップカバー1の外周縁より内面側に組付け配置する。
【0029】
その後に、図11で示すように突起10a…を超音波溶着で溶着突起10a’…として変形固着することから、あてがいプレート4をトップカバー1の内面に沿って強固に接合固定でき、また、スライドファスナ3並びにリャカバー2の縫着部分をあてがいプレート4でトップカバー1の外周縁より内側に巻込み保持させてリャカバー2をトップカバー1と一体に装着できる。
【0030】
このように構成するスペアタイヤカバーでは、スライドファスナ3並びにリャカバー2の縫着部分をあてがいプレート4でトップカバー1の内面に接合固定するため、大きく嵩張る硬質のトップカバー1に対する縫い付けを省いて容易に構成できる。また、スライドファスナ3並びにリャカバー2の縫着部分をあてがいプレート4でトップカバー1の外周縁より内側に巻込み保持するため、縫い目がトップカバー1の外表面に露出しないことから体裁の良好なものに構成できる。
【0031】
それに加えて、超音波溶着可能な同材質のあてがいプレート4をトップカバー1の突起10a,10b…で溶着接合し、また、あてがいプレート4を長手方向に設けた二つのリブ42,43で補強することから、リャカバー2を堅牢な構造によりトップカバー1と一体に装着できる。
【0032】
そのスペアタイヤカバーの装着状態では、フェイス部1aの内面上下,左右のコーナー部1c近くに設けた弾性パッド14a〜14d(図5参照)がタイヤTのサイドウォール部tとの間に介在するため、タイヤTとトップカバー1とが擦れることによる異音の発生を防げる。また、あてがいプレート4のリブ42,43が溶着突起10a…よりも立ち上がっているため、この溶着突起10a…がタイヤTによる摩擦変形も受けない。
【0033】
そのスペアタイヤカバーの着脱は、図12で示すようにリャカバー2をスライドファスナ3a,3bで開いた状態で行えるから容易に脱着できる。特に、この開き口となるリャカバー2の下部側が余分な幅を除いた先細りの狭幅面に形成されているため、取り扱いを一層容易にできると共に、その余分な幅を止める面ファスナ等を取り付ける必要もない。
【0034】
そのスペアタイヤカバーの装着状態では、図13で示すように南京錠5をスライドファスナ3a,3bの摘み片32(33)に施錠することにより、風圧等によるスライドファスナのズレ開きや盗難等の防止を図れる。なお、スライドファスナ3の務歯テープを含む片側がリャカバー2の縁回りに現れるが、これはカバー全体の装着状態で車体パネル側に位置することにより外部に現れないから体裁に影響を与えない。
【0035】
上述した実施の形態は、スライドファスナ3をリャカバー2の中央上部を除いて備える場合で説明したが、そのスライドファスナをリャカバー2の下部から全周回りに備えるようにもできる。この場合には、あてがいプレートを片方の務歯テープと全長に亘って縫い付けると共に、リャカバーの下部中央を除く全周と他方の務歯テープを縫い付けることによりスライドファスナを介してあてがいプレートをリャカバーに取り付ければよい。
【0036】
上述した実施の形態は、スライドファスナを備えて着脱可能に構成するスペアタイヤカバーに基づいて説明したが、リャカバーをあてがいプレートでトップカバーに直接装着する形態のスペアタイヤカバーにも同様に適用できる。
【0037】
なお、トップカバー1並びにあてがいプレート4は超音波溶着可能な樹脂材料で形成する場合で説明したが、この他の溶着方法も適用でき、その選択される溶着方法の適用可能な樹脂材料で形成すればよい。
【0038】
【発明の効果】
以上の如く、本発明の請求項1に係るスペアタイヤカバーに依れば、リャカバーの縫着部分をあてがいプレートでトップカバーの内面に接合固定するため、大きく嵩張る硬質のトップカバーに対する縫い付けを省いて容易に構成できると共に、リャカバーの縫着部分をあてがいプレートでトップカバーの外周縁より内側に巻込み保持するため、縫い目がトップカバーの外表面に露出しないで体裁の良好なものに構成できる。
【0039】
本発明の請求項2に係るスペアタイヤカバーに依れば、スライドファスナ,リャカバーの縫着部分をあてがいプレートでトップカバーの内面に接合固定するため、大きく嵩張る硬質のトップカバー1に対する縫い付けを省いて容易に構成でき、また、スライドファスナ,リャカバーの縫着部分をあてがいプレートでトップカバーの外周縁より内側に巻込み保持するため、縫い目がトップカバーの外表面に露出しないことから体裁の良好なものに構成できると共に、スライドファスナを備えて容易に着脱可能に構成できる。
【0040】
本発明の請求項3に係るスペアタイヤカバーに依れば、トップカバーと同材質の溶着可能なあてがいプレートを備え、そのあてがいプレートを止め穴に嵌め合す突起の溶着で接合固定することにより、あてがいコードをトップカバーの内面に沿って強固に接合固定できるため、リャカバーを堅牢な構造によりトップカバーと一体に装着できる。
【0041】
本発明の請求項4に係るスペアタイヤカバーに依れば、タイヤ面に対する溶着突起の接触を防ぎ、且つ、補強を兼ねた立上りの高いリブを止め穴の両側で板面の長手方向に沿って設けたあてがいプレートを備えることにより、あてがいプレートをリブで補強できるばかりでなく、溶着突起がタイヤによる摩擦変形を受けないことから使用耐久性を高められる。
【0042】
本発明の請求項5に係るスペアタイヤカバーに依れば、タイヤをサイドウォール部で受ける弾性パッドをフェイス部の内面でコーナー部近くに取り付けたトップカバーを備えることにより、その弾性パッドがタイヤのサイドウォール部との間に介在するため、タイヤとトップカバーとが擦れることによる異音の発生を防げる。
【0043】
本発明の請求項6に係るスペアタイヤカバーに依れば、タイヤの片側面を覆う有幅面を中央上部から左右の側部に連続する同幅の広幅面で形成すると共に、左右の側部より連続する左右の下部に亘って先細りになる狭幅面で形成し、下部の中央から左右に分けられるリャカバーを備えることにより、リャカバーの開き口となる下部側に余分な幅がないため、取り扱いを一層容易にでき、また、その余分な幅を止める面ファスナ等を取り付ける必要がなくて部品点数を削減できる。
【0044】
本発明の請求項7に係るスペアタイヤカバーに依れば、リャカバーの中央上部を除き、下部中央から左右の各側部に亘る務歯テープを走行する右スライダ,左スライダを有するスライドファスナを備えることにより、リャカバーをスライドファスナで開いた状態で容易に脱着でき、また、リャカバーの紛失防止等も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスペアタイヤカバーを示す側断面図である。
【図2】同スペアタイヤカバーをトップカバー側から示す斜視図である。
【図3】同スペアタイヤカバーを構成するトップカバーを内側から示す部分斜視図である。
【図4】同スペアタイヤカバーを示す底面図である。
【図5】同スペアタイヤカバーをリャカバー側から示す背面図である。
【図6】同スペアタイヤカバーを構成するあてがいプレートを示す部分斜視図である。
【図7】図6のあてがいプレートを連結するジョイント部を示す部分斜視図である。
【図8】図6のあてがいプレートのリャカバーに対する縫着構造を示す説明図である。
【図9】図6のあてがいプレート並びにスライドファスナのリャカバーに対する縫着構造を示す説明図である。
【図10】図6のあてがいプレートをトップカバーの内側に組み付けて示す説明図である。
【図11】図10のあてがいプレートをトップカバーの内側に溶着固定させて示す説明図である。
【図12】本発明に係るスペアタイヤカバーをスライドファスナで開いて示す説明図である。
【図13】本発明に係るスペアタイヤカバーを南京錠によるロック状態を示す説明図である。
【図14】一般例に係るスペアタイヤの搭載車種を示す説明図である。
【符号の説明】
T タイヤ
タイヤのトレッド部
タイヤのサイドウォール部
1 トップカバー
1a トップカバーのフェイス部
1b トップカバーのフランジ部
1c トップカバーのコーナー部
10a,10b… トップカバーの突起
10a… トップカバーの溶着突起
14a〜14d 弾性パッド
2 リャカバー
2a リャカバーの中央上部
2b,2c リャカバーの左右側部
2d,2e リャカバーの下部左右
3(3a,3b) スライドファスナ
4 あてがいプレート
40a,40b… あてがいプレートの止め穴
41 あてがいプレートの縫い代
42,43 あてがいプレートの補強リブ

Claims (7)

  1. タイヤの片側面からトレッド部までを収容するカップ状の硬質なトップカバーと、タイヤの他側面をトップカバーの外周縁から中央開口までの有幅面で覆う可撓質のリャカバーとからなるスペアタイヤカバーにおいて、
    所定の間隔を隔て板面の長手方向に複数並ぶ止め穴を有する帯板状のあてがいプレートを外周回りに取り付けたリャカバーと、フランジ部の内面より略中心方向内側に向かう突起をフランジ部の外周縁より内方で内面の円周方向に沿って所定の間隔毎に複数設けたトップカバーとを備え、あてがいプレートの止め穴とトップカバーの突起との嵌合せ接合により、あてがいプレートをトップカバーの内側面に取付け固定し、且つ、リャカバーの外周回りをあてがいプレートでトップカバーの外周縁より内側に巻込み保持させてリャカバーをトップカバーと一体に装着したことを特徴とするスペアタイヤカバー。
  2. タイヤの片側面からトレッド部までを収容するカップ状の硬質なトップカバーと、タイヤの他側面をトップカバーの外周縁から中央開口までの有幅面で覆う可撓質のリャカバーとからなり、スライドファスナをトップカバーとリャカバーとの間の少なくとも主要部に、または、全周に備えるスペアタイヤカバーにおいて、
    所定の間隔を隔て板面の長手方向に複数並ぶ止め穴を有する帯板状のあてがいプレートを備え、片方の務歯テープをあてがいプレートの片側辺に沿って縫い付けると共に、他方の務歯テープをリャカバーの外周縁に沿って縫い付け、または、そのスライドファスナを備えないリャカバーの残る外周縁をあてがいプレートの片側辺に沿って縫い付け、スライドファスナを含むあてがいプレートを外周回りに取り付けたリャカバーと、フランジ部の内面より略中心方向内側に向かう突起をフランジ部の外周縁より内方で内面の円周方向に沿って所定の間隔毎に複数設けたトップカバーとを備え、あてがいプレートの止め穴とトップカバーの突起との嵌合せ接合により、あてがいプレートをトップカバーの内側面に取付け固定し、且つ、スライドファスナまたはリャカバーの縫着部分をあてがいプレートでトップカバーの外周縁より内側に巻込み保持させてリャカバーをトップカバーと一体に装着したことを特徴とするスペアタイヤカバー。
  3. トップカバーと同材質の溶着可能なあてがいプレートを備え、そのあてがいプレートを止め穴に嵌め合す突起の溶着で接合固定してなることを特徴とする請求項2に記載のスペアタイヤカバー。
  4. タイヤ面に対する溶着突起の接触を防ぎ、且つ、補強を兼ねた立上りの高いリブを止め穴の両側で板面の長手方向に沿って設けたあてがいプレートを備えてなることを特徴とする請求項3に記載のスペアタイヤカバー。
  5. タイヤをサイドウォール部で受ける弾性パッドをフェイス部の内面でコーナー部近くに取り付けたトップカバーを備えてなることを特徴とする請求項2に記載のスペアタイヤカバー。
  6. タイヤの片側面を覆う有幅面を中央上部から左右の側部に連続する同幅の広幅面で形成すると共に、左右の側部より連続する左右の下部に亘って先細りになる狭幅面で形成し、下部の中央から左右に分けられるリャカバーを備えてなることを特徴とする請求項2に記載のスペアタイヤカバー。
  7. リャカバーの中央上部を除き、下部中央から左右の各側部に亘る務歯テープを走行する右スライダ,左スライダを有するスライドファスナを備えてなることを特徴とする請求項6に記載のスペアタイヤカバー。
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