JPH0630810Y2 - ヘルメットにおける内装体の取付構造 - Google Patents

ヘルメットにおける内装体の取付構造

Info

Publication number
JPH0630810Y2
JPH0630810Y2 JP1990112960U JP11296090U JPH0630810Y2 JP H0630810 Y2 JPH0630810 Y2 JP H0630810Y2 JP 1990112960 U JP1990112960 U JP 1990112960U JP 11296090 U JP11296090 U JP 11296090U JP H0630810 Y2 JPH0630810 Y2 JP H0630810Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
shock absorbing
interior body
liner
absorbing liner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990112960U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0469418U (ja
Inventor
理夫 新井
Original Assignee
理夫 新井
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 理夫 新井 filed Critical 理夫 新井
Priority to JP1990112960U priority Critical patent/JPH0630810Y2/ja
Publication of JPH0469418U publication Critical patent/JPH0469418U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0630810Y2 publication Critical patent/JPH0630810Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はオートバイや自動車に乗車する時に着用するヘ
ルメットに装備される内装体の取付構造の改良に関す
る。
(従来の技術) オートバイや自動車に乗車する時に着用するヘルメット
は、繊維強化樹脂材から成る帽体と、その帽体内に定着
される発砲スチロールなどで成型された衝撃吸収ライナ
ーと、その衝撃吸収ライナーの内側面に装備される内装
体及び顎紐で構成されているが、上記内装体は当初、衝
撃吸収ライナーの内側面に接着剤で固定されていた。し
かしながら、使用に伴ない内装体が汗と埃で汚れ、異臭
を発するようになり、内装体を選択するといったことが
必要となってきた。
ところが、内装体は衝撃吸収ライナーの内側面に接着固
定されているためライナーに付いた状態で洗濯すること
になり、思い通りに洗濯することが出来ないものであっ
た。
そこで、内装体の着脱式が考えられ、本件出願人も種々
研究し、実公昭54-35782号公報として提案した。
その考案は、第4図に示すようにヘルメット本体18の内
側に嵌合止着される衝撃吸収ライナー19の適宜箇所に通
孔20を開穿して伸縮弾性止具21を遊嵌挿し、その止具の
外側端は締付固定板22で緊締固定すると共に、内側端に
は拡大頭部23を一体的に突出形成し、その拡大頭部と衝
撃吸収ライナーとの間に内装体24の取付部25を嵌合挾着
するようにしたものである。
(考案が解決しようとする課題) 上記した内装体の着脱構造は、衝撃吸収ライナー側にゴ
ム材などで形成された伸縮弾性止具を取付け、その止具
の内側端を引っ張って内装体の取付部に形成された切割
(ボタンホール)に該止具の拡大頭部を通して挾着する
ものである。
そのため、内装体の取付け及び取外しに際しては伸縮弾
性止具の拡大頭部を衝撃吸収ライナーの内側面から離反
する内方へ引っ張り、且つその状態で拡大頭部を押し潰
して取付部の切割を通り抜けられるようにしなけらばな
らず、伸縮弾性止具の引っ張りはまっすぐ軸芯方向とは
限らず、放射方向にも引っ張ることになるため、衝撃吸
収ライナーの通孔孔縁は伸縮弾性止具の圧着によって潰
され、通孔が大きくなって、伸縮弾性止具がガタ付き移
動したり、最悪の場合は通孔孔縁が大きく抉られて止具
外側の締付固定板が通孔内に嵌り込むといった問題点を
有する。
又、拡大頭部を圧潰して内装体の取付部に形成された切
割に通す操作も狭い空間内で行なわれなければならない
ため非常に操作しにくいといった不便さを有する。
本考案は上述した如き従来の技術の有する問題点に鑑み
てなされたもので、その目的とする処は、内装体の着脱
を簡単に行なうことが出来る取付構造を提供することに
ある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案における内装体の取
付構造は、帽体の内側に定着される衝撃吸収ライナーの
所定箇所に内外に貫通する通孔を開穿し、その通孔に、
一側端にホックを有し、他側に掛止手段を備えた軟質樹
脂製の紐部材を、そのホック側をライナー内周面に位置
させて挿通し、ライナー外周面より突出した掛止手段に
止め板を緊張係着し、他方、内装体の外側にホックと係
脱するフック部材を固着し、そのフック部材をホックに
嵌脱自在としたことを特徴とする。
上記紐部材は伸び縮みしない軟質樹脂材で成型され、ホ
ックと反対側に形成される掛止手段としては断面鋸歯状
の掛止歯を軸方向に沿って多数並設し、その掛止歯に対
し止め板を係着して紐部材が衝撃吸収ライナーより離脱
しないようにしてある。
又、内装体に対するフック部材の固着は、内装体におけ
る外装布地にフック部材を縫着したり、或いはフック部
材を備えた枠体を内装体に縫着するなど、何れでもよい
ものであり、且つフック部材と枠材とは一体構造でも、
後加工で一体化してもよいものである。
(作用) 上記手段によれば、衝撃吸収ライナーの内側面にホック
が伸び縮みすることなく定着され、そのホックに対し
て、内装体の外側に枠体を介して取付けられているフッ
ク部材を軸方向に押圧することによりフック部材をホッ
クに係合でき、又、内装体を衝撃吸収ライナー内側面か
ら離れる方向に引っ張ることでホックとフック部材の係
合が外れる。
(考案の効果) 本考案のヘルメットにおける内装体の取付構造は以上の
如き構成としたものであるから、内装体の取付けは衝撃
吸収ライナーの内側面に伸び縮みすることなく定着され
ているホックと対向させて内装体のフック部材を押圧す
れば係合し、内装体の取付けが完了し、内装体を捲るよ
うに引っ張ればホックからフック部材が外れ、内装体は
取外される。依って、内装体の着脱は極めて簡単に行な
うことが出来る。
又、ホックを備えた紐部材は伸び縮みしないため衝撃吸
収ライナーを損傷することはなく、従って衝撃吸収ライ
ナーの機能が損なわれるのを確実に防止できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、図
中、Aはヘルメット本体で、帽体1とその帽体1内に嵌
合定着される衝撃吸収ライナー2とで構成されている。
上記帽体1は繊維強化樹脂材によって所定の形状に成形
され、その内側に発砲スチロールで形成された衝撃吸収
ライナー2が嵌合定着されると共に、その衝撃吸収ライ
ナー2の内側面に、ヘッドバンド18やクラウンパッド1
8′等の内装体Bが装備される。
内装体Bの取付構造は、衝撃吸収ライナー2の適宜箇所
に内外に貫通する通孔3を開穿し、その通孔3に、一側
端にホック5を有し、他側に断面鋸歯形状の掛止手段6
を備えた軟質樹脂製の紐部材4を、そのホック5側を衝
撃吸収ライナー内周面に位置させて挿通し、該ライナー
2の外周面より突出した掛止手段6に硬質樹脂板からな
る止め板7を通して緊締して定着される。尚、衝撃吸収
ライナー2におけるホック5が当接する箇所は座ぐり8
を施してホック5を嵌め込み、ホック5が衝撃吸収ライ
ナー2の表面と面一になって突出しないようにしてあ
る。
他方、内装体Bはスポンジ・クッション9を布地10で包
被してなるもので、その内装体Bの裏側(衝撃吸収ライ
ナーと対向する面)に、合成樹脂製の枠体11が縫着さ
れ、その枠体11の所定箇所にホック5と嵌脱するフック
部材12が設けられている。
上記フック部材12は枠体11と同一体に形成してあるが、
枠体11と別体構造として後加工で一体化するも勿論良い
ものである。
又、紐部材4におけるホック5は、受座13の上端に環状
板14が略水平に連設され、その環状板14の孔縁に径方向
に切込み15が形成されて該環状板14の孔縁がフック部材
12の嵌脱によって上下方向に撓み移動するようにしてあ
る。
フック部材12は環状板14の内径よりも大径な頭部16を有
し、その頭部16の裏側の環状板14の内径より稍々小径な
軸部17が形成されている。
以上の如き構成により、内装体Bの取付けは、内装体B
の取付けられたフック部材12を衝撃吸収ライナー2側の
ホック5と対向させ、その状態でフック部材12を内装体
Bの上から押圧することによりホック5と係合し、内装
体Bが定着される。
そして、内装体Bを取り外す時は、該内装体Bにおける
ホック5と係合する部分を手前に引っ張ればフック部材
12がホック5より外れ、内装体Bはヘルメット本体Aよ
り分離される。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は一部切欠側面
図、第2図は第1図の(2)−(2)線に沿える拡大断
面図、第3図は内装体の着脱構造を示す拡大断面図、第
4図は従来構造を示す一部切欠側面図である。 図中、A:ヘルメット本体 B:内装体 2:衝撃吸収ライナー 3:通孔 4:紐部材 5:ホック 6:掛止手段 7:止め板 11:枠体 12:フック部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘルメット本体の衝撃吸収ライナー内側に
    装備される内装体の取付構造であって、衝撃吸収ライナ
    ーの所定箇所に内外に貫通する通孔を開穿し、その通孔
    に、一側端に受座を介してホックを有し、他側に断面鋸
    歯形状の掛止手段を備えた伸び縮みしない軟質樹脂製の
    紐部材を、そのホック側をライナー内周面の座ぐり部に
    嵌合位置させて挿通し、その紐部材ライナー外周面より
    突出した掛止手段に止め板を緊締係着し、他方、内装体
    の外側にホックと係脱するフック部材を固着し、そのフ
    ック部材をホックに嵌脱自在とした内装体の取付構造。
JP1990112960U 1990-10-26 1990-10-26 ヘルメットにおける内装体の取付構造 Expired - Lifetime JPH0630810Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990112960U JPH0630810Y2 (ja) 1990-10-26 1990-10-26 ヘルメットにおける内装体の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990112960U JPH0630810Y2 (ja) 1990-10-26 1990-10-26 ヘルメットにおける内装体の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0469418U JPH0469418U (ja) 1992-06-19
JPH0630810Y2 true JPH0630810Y2 (ja) 1994-08-17

Family

ID=31860490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990112960U Expired - Lifetime JPH0630810Y2 (ja) 1990-10-26 1990-10-26 ヘルメットにおける内装体の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0630810Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2433513B1 (en) * 2010-09-27 2013-06-12 Nolangroup S.p.A. Safety helmet
AU2017245280A1 (en) * 2017-03-27 2018-10-11 Zhenghui Gu Multi-Buffering Safety Helmet

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5435782U (ja) * 1977-08-13 1979-03-08
JPS55124428U (ja) * 1979-02-26 1980-09-03

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0469418U (ja) 1992-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR930007472Y1 (ko) 헬 멧
US4439871A (en) Head protecting headwear
JPH09241915A (ja) ヘルメットの内装体用パッド及びその内装体
JPH0457766B2 (ja)
US4932573A (en) Soft cover for spare tire
US5402538A (en) Size adjustable cap
JPH0630810Y2 (ja) ヘルメットにおける内装体の取付構造
KR102407820B1 (ko) 넥 커버 및 헬멧
JPH10195707A (ja) ヘルメットの着脱式内装構造
JPH0619530Y2 (ja) ヘルメットにおける耳クッションの取付構造
JP6180014B2 (ja) 帽子付きヘルメット
JP3358186B2 (ja) ヘルメット
JPH0274480A (ja) ヘルメット収納装置
JP2000080514A (ja) ヘルメット
JP3337064B2 (ja) ヘルメットの内装構造
JPH064028U (ja) ヘルメットにおける後頭部保持部材の取付構造
JP2591910B2 (ja) 乗車用安全ヘルメット
JPH0516180Y2 (ja)
JPH0638092Y2 (ja) ヘルメット
JPH0726335Y2 (ja) ヘルメット
JP3602117B2 (ja) ヘルメット
JP2003155619A (ja) ヘルメット
JP4141020B2 (ja) ネット付シースルーヘッドレスト
JP3042901U (ja) ヘルメット
JPH0759256B2 (ja) スポーツ用ヘルメット

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term