JP3073645B2 - 不揮発性半導体記憶装置およびその動作方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその動作方法

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JP3073645B2 JP05348577A JP34857793A JP3073645B2 JP 3073645 B2 JP3073645 B2 JP 3073645B2 JP 05348577 A JP05348577 A JP 05348577A JP 34857793 A JP34857793 A JP 34857793A JP 3073645 B2 JP3073645 B2 JP 3073645B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、不揮発性半導体記憶
装置およびその動作方法に係わり、特に電気的にデ−タ
の書き込み、並びにデ−タの消去ができる不揮発性半導
体記憶装置と、その動作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、電気的にデ−タの書き込み、
並びにデ−タの消去ができる不揮発性半導体記憶装置が
具備する一般的なメモリセルを示す図で、(a)図は、
その断面図、(b)図は(a)図中に示された14b−14
b線に沿った不純物プロファイルを示す図である。
【0003】図14(a)に示すように、ボロン(B)
が1018cm-3程度含有されたP型シリコン基板1中に
は、N型のソ−ス拡散層2およびN型のドレイン拡散層
3が、互いに離間して形成されている。これら拡散層2
と拡散層3との間には、チャネル領域4が規定されてい
る。チャネル領域4上には、二酸化シリコンで成る第1
ゲ−ト絶縁膜5が形成され、この第1ゲ−ト絶縁膜5上
にはポリシリコンで成る浮遊ゲ−ト6が形成されてい
る。浮遊ゲ−ト6上には二酸化シリコンで成る第2ゲ−
ト絶縁膜7が形成され、この第2ゲ−ト絶縁膜7上には
ポリシリコンで成る制御ゲ−ト8が形成されている。
【0004】上記構成のメモリセルでは、チャネル領域
4における不純物プロファイルは、図14(b)に示さ
れるような形となっている。
【0005】図14(b)中のI線はボロンのプロファ
イルを示す線である。このI線に示されるように、チャ
ネル領域4は基板1と同一のP型の導電性を有し、かつ
その濃度はチャネル領域4の深さ方向において、約10
18cm-3程度でほぼ均一化されている。
【0006】次に、図14(a)および(b)に示すメ
モリセルの動作について説明する。
【0007】図15は、メモリセルの動作を説明するた
めの図で、(a)図は浮遊ゲ−ト中に電子が存在する場
合の動作を示す図、(b)図は浮遊ゲ−ト中に電子が存
在しない場合の動作を示す図である。
【0008】まず、図15(a)に示すように、浮遊ゲ
−ト6中に電子が存在する場合、セルのしきい値が高ま
るために、制御ゲ−ト8に電圧5Vを印加したとして
も、チャネル領域4中に反転層が形成されない。従っ
て、セルは非導通状態となる。このような動作は、例え
ば“0”デ−タの読み出しの際に行われる。
【0009】一方、図15(b)に示すように、浮遊ゲ
−ト6中に電子が存在しない場合、図15(a)の状態
に比べてセルのしきい値が低くなるために、制御ゲ−ト
8に電圧5Vを印加すると、チャネル領域4中に反転層
40が形成される。従って、セルは導通状態となる。こ
の時、反転層40は、チャネル領域4における基板1の
表面9に接して形成される。このような動作は、例えば
“1”デ−タの読み出しの際に行われる。
【0010】ところで、図14(a)および(b)に示
すメモリセルでは、電気的にデ−タの消去/書込が行わ
れる。特にデ−タの書き込みに際しては、制御ゲ−ト8
にプログラム電圧を与え、かつソ−ス2とドレイン3と
の間に電圧を与えることで、チャネルホットエレクトロ
ンを生成し、この生成されたチャネルホットエレクトロ
ンを浮遊ゲ−ト6中に注入する。このような動作は、デ
−タを書き換える毎に行われ、その度に第1ゲ−ト絶縁
膜4中を電子や正孔が通過する。第1ゲ−ト絶縁膜4中
を電子や正孔が通過すると、チャネル領域4における基
板1の表面9と第1ゲ−ト絶縁膜4との界面には界面準
位41が形成される。その量は、デ−タを書き換える毎
に徐々に増加する。界面準位はセル電流を減少させるた
め、その量が増加するに連れて、セル電流の減少は、徐
々に顕著化する。
【0011】このように、図14(a)に示すメモリセ
ルでは、その構造上、長い期間に及んで安定したデ−タ
の読み出しを行うことが困難となっている。
【0012】また、装置動作を高速化する一つの方法と
して、デ−タの書き込み速度を向上させることがある。
【0013】しかし、図14(a)に示すメモリセルで
は、その構造上、デ−タの書き込み速度の向上に限界が
ある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな点に鑑みて為されたもので、その目的は、長い期
間、安定してデ−タを読み出すことができ、かつデ−タ
の書き込み速度を向上できる不揮発性半導体記憶装置お
よびその動作方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る不揮発性半導体記憶装置およびその
動作方法では、第1導電型の半導体基体、この基体中に
形成された第2導電型の第1、第2の半導体領域、これ
ら第1、第2の半導体領域相互間の前記基体中に規定さ
れた第1導電型のチャネル領域、このチャネル領域上
に、第1の絶縁層を介して形成された電荷蓄積層、この
電荷蓄積層上に、第2の絶縁層を介して形成された電極
層、前記基体表面より離れた前記チャネル領域中の深い
領域に前記第1、第2の半導体領域に接して形成され
3の半導体領域とを有するメモリセルを備えている。
さらに、前記電荷蓄積層中の電荷の有無に応じて前記第
3の半導体領域の導電型を第2導電型とし、前記メモリ
セルから二値データのうちの一方を読み出すようにし、
さらに、前記第3の半導体領域の導電型を第2導電型と
するとともに、前記第3の半導体領域と前記基体表面と
の間における領域の導電型も第2導電型とし、前記メモ
リセルへ二値データのうちの他方を書き込むようにした
ことを特徴としている。
【0016】
【作用】上記構成の不揮発性半導体記憶装置によれば、
二値デ−タのうちの一方の読み出しを、第3の半導体領
域の導電型を第2導電型として行う。この第3の半導体
領域は、基体表面より離れた深い領域に形成されている
ため、セル電流がチャネル領域を流れる時、基体表面と
第1ゲ−ト絶縁膜との界面に形成される界面準位の影響
を受け難くなる。
【0017】このことから、上記セル電流の減少、即ち
メモリセルの経年劣化の度合いが緩和され、長い期間、
安定してデ−タを読み出すことができる。
【0018】また、二値デ−タのうちの他方の書き込み
を行う時、第3の半導体領域の導電型を第2導電型とす
るとともに、第3の半導体領域と基体表面との間におけ
る領域の導電型も第2導電型とする。このために、チャ
ネル領域のより深い領域中でホットキャリアを発生で
き、かつセル電流の経路が、電荷蓄積層の近くに設定さ
れる。これらのことから、まず、チャネルホットキャリ
ア注入による書き込みの場合では、チャネル領域の深い
領域中でホットキャリアを生成でき、その発生効率を向
上できる。従って、短時間で多量のホットキャリアを電
荷蓄積層中に注入でき、デ−タの書き込み速度を向上で
きる。
【0019】また、F−Nトンネル電流による書き込み
の場合では、第2導電型の領域がチャネル領域中の深い
位置に及んで大きく形成されることで、チャネル領域の
抵抗値を小さくできる。チャネル領域の抵抗値が小さく
なると、例えばセルアレイの末端に位置するメモリセル
まで迅速に電位を伝えることができる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例によ
り説明する。この説明において全図にわたり共通の部分
には共通の参照符号を付すことで重複する説明を避ける
ことにする。
【0021】図1は、この発明の第1の実施例に係る不
揮発性半導体記憶装置を示す図で、(a)図はメモリセ
ルの断面図、(b)図は(a)図中に示された1b−1b線
に沿った不純物プロファイルを示す図である。
【0022】図1(a)に示すように、ボロン(B)が
1018cm-3程度含有されたP型シリコン基板1があ
り、この基板1中にはN型のソ−ス拡散層2およびN型
のドレイン拡散層3が、互いに離間して形成されてい
る。これら拡散層2と拡散層3との間におけるP型基板
1中には、チャネル領域4が規定されている。
【0023】チャネル領域4上には、二酸化シリコンで
成る第1ゲ−ト絶縁膜5が形成され、この第1ゲ−ト絶
縁膜5上には、ポリシリコンで成る浮遊ゲ−ト6が形成
されている。浮遊ゲ−ト6上には、二酸化シリコンで成
る第2ゲ−ト絶縁膜7が形成され、この第2ゲ−ト絶縁
膜7上には、ポリシリコンで成る制御ゲ−ト8が形成さ
れている。
【0024】また、チャネル領域4中の、基板表面9よ
り離れた深い領域には、チャネル領域4よりも、アクセ
プタ濃度が低くされたP- 型領域10が設けられてい
る。このP- 型領域10を含むチャネル領域4の不純物
プロファイルを、図1(b)に示す。
【0025】図1(b)に示すように、チャネル領域4
は、一点鎖線Iに示されるように、約1018cm-3程度
のボロンを含み、P型の導電型を有している。さらに破
線IIに示されるように、チャネル領域4には、N型不純
物であるヒ素(As)が、導入されている。P型の領域
中にN型の不純物を導入すると、実効アクセプタ濃度
は、実線III に示されるように、基板表面9からの深さ
0.02μmの位置で、最も低下している。このよう
に、実効アクセプタ濃度が低下されることにより、P-
型領域10を、基板表面9から離れた深い領域中に、局
所的に得ることができる。
【0026】また、上記構成を有するメモリセルは、チ
ャネル領域4の導電型がP型であり、基板1と制御ゲ−
ト8との間の電位差が実質的に0Vの時、ソ−ス拡散層
2とドレイン拡散層3との間はPN接合によって絶縁さ
れる。即ち、ノ−マリ・オフ型のメモリセルとなってい
る。このようなメモリセルは、例えばNOR型のフラッ
シュE2 PROMに用いることができる。
【0027】次に、図1に示すメモリセルの動作につい
て説明する。
【0028】まず、デ−タの読み出し動作について説明
する。
【0029】図2は、読み出し動作を説明するための図
で、(a)図は“0”レベルデ−タを読み出している状
態を示す図、(b)図は“1”レベルデ−タを読み出し
ている状態を示す図である。
【0030】デ−タを読み出す時には、メモリセルのソ
−ス2を接地(0V)した状態で、ドレイン3に読み出
し電位1Vを印加し、制御ゲ−ト8にVCC電位5Vを
印加する。
【0031】まず、浮遊ゲ−ト6に電子eが注入され、
浮遊ゲ−ト6が充分に負に帯電している状態の時の読み
出しについて説明する。
【0032】図2(a)に示すように、浮遊ゲ−ト6に
電子eが充満している場合には、制御ゲ−ト8にVCC
電位を印加しても、基板1と制御ゲ−ト8との間の電位
差は、容量結合によって実質的に相殺される。このた
め、チャネル領域4の導電型は反転しない。従って、メ
モリセルは導通せず、ソ−ス2〜ドレイン3間にセル電
流が流れない。よって、ドレイン3に接続されている図
示せぬビット線の電位は変化しない。
【0033】このようにメモリセルのしきい値が高まっ
ている時のデ−タの読み出しは、通常“0”レベルデ−
タの読み出しと呼ばれている。
【0034】一方、図2(b)に示すように、浮遊ゲ−
ト6に電子が存在せず、浮遊ゲ−トが、実質的に帯電し
ていない時、制御ゲ−ト8にVCC電位を印加すると、
基板1と制御ゲ−ト8との間に、容量結合によって電位
差が生ずる。このため、チャネル領域4の導電型が反転
する。従って、ソ−ス拡散層2とドレイン拡散層3とが
反転層10-INVによって互いに接続されるようになって
メモリセルが導通し、ソ−ス2〜ドレイン3間にセル電
流が流れる。そして、ドレイン3に接続されている図示
せぬビット線の電位を変化させる。
【0035】尚、図2(b)では電子eの進行方向が示
されている。セル電流の流れる向きは、電子eの進行方
向と逆向きである。さらにセル電流が流れることによっ
て低下した電位を、図示せぬセンスアンプで基準電位と
比較することで増幅する。このようにメモリセルのしき
い値が低くなっている時のデ−タ読み出しは、通常
“1”レベルデ−タの読み出しと呼ばれている。
【0036】ここで、この実施例に係るメモリセルで
は、チャネル領域4の深い位置に、濃度が薄くされたP
- 型領域10が形成されており、その濃度は、制御ゲ−
ト8に5Vを印加した時にP- 型領域10のみが反転さ
れる値に設定されている。このため、セル電流は、基板
表面の近傍では無く、チャネル領域4の深い領域に、P
- 型領域10の導電型が反転することによって形成され
た反転層10-INVを介して流れる。従って、セル電流
は、基板1と第1ゲ−ト絶縁膜5との間の界面準位の影
響を受け難くなる。このため、書き込み/消去を繰り返
すことで界面準位が増加しても、上記メモリセルでは、
相互コンダクタンスが劣化し難くなる。即ち、上記メモ
リセルでは、長い期間に及んでセル電流の流し易さが変
化しない。従って、長い期間、安定して読み出し動作を
行うことができる。
【0037】次に、デ−タの書き込み動作について説明
する。
【0038】図3は、書き込み動作を説明するための図
で、浮遊ゲ−トに電子を注入している状態を示す図であ
る。
【0039】デ−タを書き込む時には、メモリセルのソ
−ス2を接地(0V)した状態で、ドレイン3に電位6
Vを印加し、制御ゲ−ト8にVPP電位12Vを印加す
る。
【0040】上記のバイアス状態とすると、図3に示す
ように、ドレイン3とソ−ス2との間に充分に大きい電
位差が生じる。このため、ソ−ス2からドレイン3へと
流れている電子eの中には、大きい電位差により充分に
加速されてエネルギを得たホットエレクトロンheが発
生する。さらに制御ゲ−ト8がVPP電位12Vとされ
ているため、ホットエレクトロンheは、第1ゲ−ト絶
縁膜5による障壁を越えて浮遊ゲ−ト6中に注入され
る。これにより、メモリセルに、デ−タが書き込まれ
る。
【0041】ここで、図1に示すメモリセルの制御ゲ−
ト8には、VPP電位発生器11が接続されており、こ
の発生器11は、P- 型領域10だけでなく、P- 型領
域10と基板表面9との間のP型領域10´の導電型を
も反転させる電位を生成する。これにより、チャネル領
域4中には、基板表面9まで達するような充分に大きい
反転層12が得られる。この反転層12は読み出し動作
時に発生した反転層10-INVよりも大きい。しかも、チ
ャネル領域4の深い領域に、P- 型領域10が形成され
ており、書き込み動作時に反転層12が、基板1の深い
領域に及んで発生する。即ち、ホットエレクトロンを、
チャネル領域4の深い領域で発生させることができる。
【0042】キャリアの移動度は、基板1の表面より
も、基板1の深い領域のほうがキャリアの移動度が高
い。これは、基板1の表面近傍では、熱酸化時や、エッ
チング時に生ずる結晶欠陥などの影響でキャリアの移動
度が鈍るが、基板1の深い領域では結晶欠陥などが少な
いため、キャリアの移動度が鈍り難いことに起因する。
キャリアの移動度が高くなると、ホットエレクトロンh
eの発生効率が向上する。
【0043】従って、反転層12が、基板1の深い領域
に及んで形成されることで、キャリアの移動度が全体的
に高められるようになる。
【0044】次に、書き込み時における制御ゲ−ト電圧
とゲ−ト電流との関係について説明する。
【0045】図4は、書き込み時における制御ゲ−ト電
圧とゲ−ト電流との関係を、図1に示す半導体記憶装置
と従来の半導体記憶装置とで比較して示した図である。
【0046】図4において、実線IVは、この実施例に係
る装置の場合を示しており、破線Vは、従来の装置の場
合を示している。
【0047】図4に示すように、この実施例に係る装置
では、従来の装置に比べてゲ−ト電流が大きくなってお
り、キャリア注入効率が向上している。尚、上記のゲ−
ト電流とは、電子が浮遊ゲ−ト6に注入される時に、浮
遊ゲ−ト6からチャネル領域4へ向かって、見掛け上、
流れる電流を想定しており、F−Nトンネリング現象に
基いたトンネル電流では無い。
【0048】尚、図4は、ゲ−ト電流が増加する傾向を
示すための図であり、従って、ゲ−ト電流の量を表す縦
軸は、任意スケ−ルとしている。
【0049】ところで、デ−タの書き込み動作を行うこ
とによって、電子eが浮遊ゲ−ト6中に満たされていく
と、その量に応じて、浮遊ゲ−ト6の電位Vfgが負の方
向にシフトされていく。このため、制御ゲ−ト8の電位
Vcgが高電位であったとしても、容量結合によって制御
ゲ−ト8とチャネル領域4との間の電位差が小さくなる
ことが考えられる。このため、反転層12のうち、基板
表面9の近傍の領域が、元のP型にもどる可能性があ
る。このような現象が起きると、書き込み効率が、急激
に低下することになる。
【0050】そこで、この実施例では、電子eが浮遊ゲ
−ト6中に充分に満たされた場合でも、VPP電位発生
器11が、領域10´の導電型を反転できる電位を発生
するように構成されている。
【0051】図5は、書き込み動作終了直前における、
チャネル領域の基板の導電型を反転させるのに必要な浮
遊ゲ−ト電圧及び制御ゲ−ト電圧と、チャネル領域の実
効アクセプタ濃度との関係を示す図である。書き込み動
作終了直前とは、この場合、読み出し動作時セルしきい
値が8V程度になるまで浮遊ゲ−トに電子が注入され、
制御ゲ−トには書き込み動作時の電圧が印加されている
状態のことである。
【0052】図5において、縦軸のうち、Vcgの方は書
き込み動作時に制御ゲ−トに印加する電圧である。Vfg
の方は書き込み動作終了直前の浮遊ゲ−ト電圧である。
【0053】書き込み動作を、制御ゲ−トに8Vを印加
して行う場合、基板表面の実効アクセプタ濃度が1017
cm-3程度以下であれば、書き込み動作終了まで、チャ
ネル領域の導電型は反転し続ける。同様に、制御ゲ−ト
電圧Vcgが10Vの時、基板表面の実効アクセプタ濃度
が1018cm-3程度以下であれば、チャネル領域の基板
表面の導電型は、書き込み動作中、反転し続ける。
【0054】次に、デ−タの消去動作について説明す
る。
【0055】図6は、消去動作を説明するための図で、
浮遊ゲ−トから電子を引き抜いている状態を示す図であ
る。
【0056】デ−タを消去する時には、メモリセルのド
レイン3を開放(OPEN)、制御ゲ−ト8を接地(0V)
した状態で、ソ−ス2に電位12Vを印加する。
【0057】上記のバイアス状態とすると、図6に示す
ように、ソ−ス2と浮遊ゲ−ト6とが互いにオ−バ−ラ
ップしている領域14に、充分に大きい電界が発生し、
この領域14においてソ−ス2から浮遊ゲ−ト6へ向か
ってF−Nトンネル電流が流れる。この結果、浮遊ゲ−
ト6中に蓄積されていた電子eがソ−ス2に放出され、
デ−タがメモリセルより消去される。
【0058】次に、この発明の第2の実施例に係る不揮
発性半導体記憶装置について説明する。
【0059】図7は、この発明の第2の実施例に係る不
揮発性半導体記憶装置が具備するメモリセルの断面図で
ある。
【0060】図7に示すように、この第2の実施例に係
る装置では、基板1よりもボロン濃度が高いP+ 型領域
15をチャネル領域4中に設け、このP+ 型領域15中
に、見掛け上、この領域15よりもボロン濃度が低くさ
れたP- 型領域10を局所的に設けている。また、P+
型領域15は、例えば基板表面9より形成される。
【0061】上記構成を有するメモリセルでは、図1に
示したメモリセルと同様、P- 型領域10が、チャネル
領域4中の深い領域に形成されているため、長い期間、
読み出し動作を正常に行うことができる。
【0062】また、P- 型領域10だけでなく、P-
領域10と基板表面9との間に設けられたP+ 型領域1
0´(この実施例ではP+ 型領域15の一部に相当す
る)の導電型をも反転させる電位を生成するVPP電位
発生器11が、制御ゲ−ト8に接続されているため、デ
−タの書き込み速度(キャリア注入速度)を向上でき
る。
【0063】図7に示すメモリセルでは、ソ−ス2およ
び制御ゲ−ト8がともに接地され、ドレイン3のみに高
電位が印加されるようなバイアス状態の時、ドレイン3
と基板1との間のPN接合部に発生する空乏層がソ−ス
2に接触し、メモリセルが導通してしまう、というパン
チスル−現象を解消することができる。即ち、チャネル
領域4中に、基板1よりもボロン濃度が高いP+ 型領域
15を設けることで、この領域15において空乏層の延
びを抑制できるためである。
【0064】このようなドレインのみに高い電位が印加
されるバイアス状態は、例えば書き込み動作時、非選択
状態のメモリセルにおいて発生する。この時の電位状態
の一例は、ソ−ス2および制御ゲ−ト8がともに0V
で、ドレイン3が6Vである。
【0065】また、図7に示すメモリセルの動作は、図
1に示すメモリセルの動作と、電位の状態以外、ほぼ同
一であるため、その詳細については省略する。
【0066】次に、図7に示すメモリセルの製造方法に
ついて説明する。
【0067】図8は、メモリセルの製造方法を説明する
ための図で、(a)図〜(d)図はそれぞれ、メモリセ
ルの主要な製造段階を示した断面図である。
【0068】まず、図8(a)に示すように、P型シリ
コン基板1の表面領域中に図示せぬフィ−ルド酸化膜等
を形成し、基板1の表面上に素子領域を規定する。次い
で、基板1上にホトレジストを塗布し、レジスト層16
を得る。次いで、写真蝕刻法を用いて、レジスト層16
中に、メモリセルのチャネル領域4に対応した窓17を
形成する。次いで、窓4を介して基板1のチャネル領域
4中に、加速電圧60keV、ド−ズ量1012cm-2
1013cm-2オ−ダ−の条件にて、ボロンをイオン注入
する。これにより、チャネル領域4中のアクセプタ濃度
が高まり、チャネル領域4中に、基板1よりも高濃度の
+ 型領域15が得られる。
【0069】次に、図8(b)に示すように、窓4を介
して、窓17を介してチャネル領域4中に、加速電圧4
5keV、ド−ズ量1.4×1014cm-2程度の条件に
て、ヒ素をイオン注入する。これにより、チャネル領域
4の深い領域中において、局所的にアクセプタ濃度が低
くなり、基板1およびP+ 型領域15よりも、見掛け
上、低濃度化されているP- 型領域10が得られる。
【0070】次に、図8(c)に示すように、チャネル
領域4上に、第1ゲ−ト絶縁膜5、浮遊ゲ−ト6、第2
ゲ−ト絶縁膜7および制御ゲ−ト8を、順次形成する。
これらは、周知の形成方法を用いて形成されて良い。
【0071】次に、図8(d)に示すように、制御ゲ−
ト8および図示せぬフィ−ルド酸化膜をマスクに用い
て、基板1中にヒ素をイオン注入する。次いで、注入さ
れた不純物を活性化させるためのアニ−ル処理を施すこ
とにより、メモリセルのソ−スとなるN型拡散層2およ
びドレインとなるN型拡散層3がそれぞれ、P- 型領域
10に接した形で得られる。
【0072】尚、図1に示したメモリセルを製造する際
には、例えば図8(a)に示す工程を省略すれば良い。
次に、この発明の第3の実施例に係る不揮発性半導体
記憶装置について説明する。
【0073】図9は、この発明の第3の実施例に係る不
揮発性半導体記憶装置が具備するメモリセルの断面図で
ある。
【0074】図9に示すように、この第3の実施例に係
る装置では、N型ソ−ス拡散層2およびN型ドレイン拡
散層3にそれぞれ接続されるN- 型領域20を、基板表
面9より離れたチャネル領域4における深い領域中に、
局所的に設けたものである。
【0075】上記構成を有するメモリセルは、チャネル
領域4中に、N型ソ−ス拡散層2とN型ドレイン拡散層
3とを互いに接続するN- 型領域20を有している。こ
のため、基板1と制御ゲ−ト8との間の電位差が実質的
に0Vの時、ソ−ス拡散層2とドレイン拡散層3とが互
いには電気的に接続されている。即ち、ノ−マリ・オン
型のメモリセルとなっている。このようなメモリセル
は、例えばNAND型のフラッシュE2 PROMや、メ
モリセルのドレインとビット線との間に選択トランジス
タを取り付けたタイプのNOR型フラッシュE2 PRO
Mに用いることができる。
【0076】次に、この発明の第4の実施例について説
明する。
【0077】この第4の実施例は、上記第3の実施例に
基本的に準ずるもので、図9を参照して説明したメモリ
セルを、NAND型のフラッシュE2 PROMに適用
し、より詳細化したものである。
【0078】図10は、この発明の第4の実施例に係る不
揮発性半導体記憶装置の断面図である。図10は、特にN
AND型のフラッシュE2 PROMが有するセルブロッ
クの断面を示している。
【0079】図10に示すように、N型シリコン基板21
中には、P型ウェル領域22が形成されている。P型ウ
ェル領域22中にはセルブロックCBが設定される。こ
のセルブロックCBは互いに直列接続された複数のセル
トランジスタCT1〜CT4を含んでいる。この実施例
では1ブロック中のセルトランジスタの数が4つであ
り、1ブロックが4ロウで構成されているのものを示し
ている。1ブロックにおけるロウの数は4ロウに限られ
ることはなく、例えば8ロウなど、装置の仕様に応じて
任意の数に設定される。
【0080】セルブロックCBの電流通路の一端(ソ−
ス)には第1選択トランジスタST1の電流通路の一端
(ドレイン)が接続されている。一方、セルブロックC
Bの電流通路の他端(ドレイン)には第2選択トランジ
スタST2の電流通路の一端(ソ−ス)が接続されてい
る。第1選択トランジスタST1の電流通路の他端(ソ
−ス)はチップ中の低電位(例えば接地)に接続され、
第2選択トランジスタST2の電流通路の他端(ドレイ
ン)は図示せぬビット線に接続される。
【0081】P型ウェル領域22中には互いに離間され
たN型拡散層2、N型拡散層3、N型拡散層25-1〜2
5-5がそれぞれ形成されている。拡散層25-1と拡散層
25-2との間におけるP型ウェル領域22の領域はセル
トランジスタCT1のチャネル領域4-1となる。同様に
拡散層25-2と拡散層25-3との間はセルトランジスタ
CT2のチャネル領域4-2、拡散層25-3と拡散層25
-4との間はセルトランジスタCT3のチャネル領域4-
3、拡散層25-4と拡散層25-5との間はセルトランジ
スタCT4のチャネル領域4-4にそれぞれなる。
【0082】また、拡散層2と拡散層25-1との間にお
けるP型ウェル領域22の領域は第1選択トランジスタ
ST1のチャネル領域27となり、同様に拡散層3と拡
散層25-5との間は第2選択トランジスタST2のチャ
ネル領域28となる。
【0083】チャネル領域4-1上には二酸化シリコンで
成る第1ゲ−ト絶縁膜5-1が形成され、この第1ゲ−ト
絶縁膜5-1上にはポリシリコンで成る浮遊ゲ−ト6-1が
形成されている。浮遊ゲ−ト6-1上には二酸化シリコン
で成る第2ゲ−ト絶縁膜7-1が形成され、この第2ゲ−
ト絶縁膜7-1上にはポリシリコンで成る制御ゲ−ト8-1
が形成されている。セルトランジスタCT1は、このよ
うな構造のスタックゲ−ト構造部を有している。セルト
ランジスタCT2〜CT4においても、セルトランジス
タCT1と同構造のスタックゲ−ト構造部を有してい
る。
【0084】チャネル領域27上には二酸化シリコンで
成るゲ−ト絶縁膜29が形成され、このゲ−ト絶縁膜2
9上にはポリシリコンで成る選択ゲ−ト30が形成され
ている。第1選択トランジスタST1は、このような構
造のゲ−ト構造部を有している。同様に、チャネル領域
28上には二酸化シリコンで成るゲ−ト絶縁膜31が形
成され、このゲ−ト絶縁膜31上にはポリシリコンで成
る選択ゲ−ト32が形成されている。第2選択トランジ
スタST2は、このような構造のゲ−ト構造部を有して
いる。
【0085】チャネル領域4-1の表面より離れたにおけ
る深い領域には、図9を参照して説明したようなN-
領域20-1が、拡散層25-1と拡散層25-2とに互いに
接続されて形成されている。これによりセルトランジス
タCT1はノ−マリオン型とされる。同様にチャネル領
域4-2〜4-4においても、N- 型領域20-2〜20-4が
それぞれ形成されており、セルトランジスタCT2〜C
T4もそれぞれノ−マリオン型となる。
【0086】また、チャネル領域27の表面より離れた
深い領域には、図1を参照して説明したP- 型領域10
と同様なP- 型領域33が設けられ、同様にチャネル領
域28においてもP- 型領域10と同様なP- 型領域3
4が設けられている。これにより選択トランジスタST
1、ST2はノ−マリオフ型となるとともに、これらが
導通する際、反転層がウェル領域の表面より離れた深い
領域に形成されるようになる。
【0087】次に、図10に示す装置におけるデ−タの読
み出し動作について説明する。
【0088】図11は、読み出し動作を説明するための図
で、(a)図は“0”レベルデ−タを読み出している状
態を示す図、(b)図は“1”レベルデ−タを読み出し
ている状態を示す図である。
【0089】デ−タを読み出す時には、第1選択トラン
ジスタST1のゲ−ト30および第2選択トランジスタ
ST2のゲ−ト32にVCC電位5Vをそれぞれ印加す
る。これにより、P- 型領域33および34の導電型は
それぞれ反転し、反転層33-INVおよび34-INVが形成
される。反転層33-INVはソ−ス拡散層2と拡散層25
-1とを互いに電気的に接続し、反転層34-INVはドレイ
ン拡散層3と拡散層25-5とを互いに電気的に接続する
ため、トランジスタST1およびST2はともに導通す
る。この状態で、セルブロックCBのソ−ス2を接地
(0V)し、ドレイン3に読み出し電位1Vを印加す
る。
【0090】まず、浮遊ゲ−ト6に電子eが注入され、
浮遊ゲ−ト6が負に帯電している状態時の読み出しにつ
いて説明する。
【0091】図11(a)に示すように、例えばセルトラ
ンジスタCT3の浮遊ゲ−ト6-3中には電子eが充満さ
れている。ここで、セルブロックCB中からセルトラン
ジスタCT3を選択するために、制御ゲ−ト8-3に0V
を印加し、他の制御ゲ−ト8-1、8-2および8-3に5V
を印加する。この時、浮遊ゲ−ト6-3は負に帯電してい
るためにN- 型領域20-3の導電型は反転し、反転層2
0-3INV が形成される。このため、セルトランジスタC
T3は導通せず、ソ−ス2〜ドレイン3間にセル電流が
流れない。よって、ドレイン3に接続された図示せぬビ
ット線の電位は変化しない。
【0092】一方、図11(b)に示すように、制御ゲ−
ト8-2の電位のみを0Vし、セルブロックCB中からセ
ルトランジスタCT2を選択した場合には、浮遊ゲ−ト
6-2中に電子eが無いためにN- 型領域20-2は生じた
ままである。このため、セルトランジスタCT2は導通
する。さらにセルトランジスタCT3の浮遊ゲ−ト6-3
中には電子eが存在しているが、制御ゲ−ト8-2に5V
を印加することで、再びN- 型領域20-3を形成する。
これにより、セルトランジスタCT3は導通する。従っ
て、ソ−ス2〜ドレイン3間にセル電流が流れ、ドレイ
ン3に接続された図示せぬビット線の電位が変化する。
【0093】次に、デ−タの書き込み動作について説明
する。
【0094】図12は、書き込み動作を説明するための図
で、(a)図は“0”レベルデ−タを書き込んでいる状
態を示す図、(b)図は“1”レベルデ−タを書き込ん
でいる状態を示す図である。
【0095】デ−タを書き込む時には、N型基板21お
よびP型ウェル領域22をともに接地(0V)した状態
で、第1選択トランジスタST1のゲ−ト30を接地
(0V)し、第2選択トランジスタST2のゲ−ト32
に11Vを印加する。
【0096】このバイアス状態であると、P- 型領域3
3の導電型は反転せず、P- 型領域34の導電型のみが
反転する。即ち、トランジスタST1は非導通状態とな
り、トランジスタST2は導通状態となる。この状態
で、ドレイン3に接続される図示せぬビット線を、図示
せぬ書き込み回路に接続する。
【0097】まず、セルブロックCB中の、例えばセル
トランジスタCT3を選択し、ここに“0”レベルデ−
タを書き込む場合には、図12(a)に示すように、制御
ゲ−ト8-3のみに18Vを印加し、他の制御ゲ−ト8-
1、8-2および8-4には9Vを印加する。そして、図示
せぬ書き込み回路により、ビット線の電位を0Vとする
と、浮遊ゲ−ト6-3と反転層35-3との間に充分に大き
い電界がかかり、浮遊ゲ−ト6-3から反転層35-3へ向
かってF−Nトンネル電流が流れる。この結果、浮遊ゲ
−ト6-3中に電子eが注入される。
【0098】尚、図12(a)中に参照符号35-1〜35
-4により示された部分は、図10中に示したN- 型領域2
0-1〜20-4とウェル領域22表面(基板表面)との間
に存在するP型領域20-1´〜20-4´の導電型が反転
して生じた反転層を示している。即ち、チャネル領域4
-1〜4-2の導電型が、ウェル領域22表面(基板表面)
にまで及んで反転している状態を示している。
【0099】このように、P型領域20-1´〜20-4´
の導電型も反転させることで、浮遊ゲ−ト6-1〜6-4と
反転層35-1〜35-4との間の距離を小さくできる。こ
のため、大きなF−Nトンネル電流をゲ−ト絶縁膜中に
流すことができる。
【0100】さらに、大きい反転層35-1〜35-4が得
られることで、セルブロックCBが導通状態である時の
チャネル領域の抵抗値が小さくなる。即ち、セルブロッ
クの末端に位置するセルトランジスタまで迅速に、ドレ
イン3の電位を伝えることができる。
【0101】一方、図12(b)に示すように、セルブロ
ックCB中のセルトランジスタCT2を選択して“1”
レベルデ−タを書き込む場合、制御ゲ−ト8-2のみに1
8Vを印加し、他の制御ゲ−ト8-1、8-3および8-4に
は9Vを印加する。そして、図示せぬ書き込み回路によ
り、ビット線の電位を9Vとする。このようなバイアス
状態であると、浮遊ゲ−ト6-2とチャネル領域4-2にお
ける反転層35-2との間の電界が弱まるため、浮遊ゲ−
ト6-2と反転層35-2との間にF−Nトンネル電流は流
れない。この結果、浮遊ゲ−ト6-2中に電子eが注入さ
れることはない。
【0102】また、図12(b)に示すように、非選択の
セルトランジスタCT1、CT2およびCT4において
は、制御ゲ−ト〜チャネル領域間の電位差が弱まるた
め、N- 型領域20-1、20-3および20-4とウェル領
域22表面(基板表面)との間に存在するP型領域20
-1´、20-3´および20-4´が現れる。そして、この
現れたP型領域20-1´、20-3´および20-4´は、
- 型領域20-1、20-3および20-4とのPN接合が
逆バイアスとなるために、空乏層化が進む。これによれ
ば、同図に示すように、例えばセルトランジスタCT3
の浮遊ゲ−ト6-3に電子eが注入されている時、浮遊ゲ
−ト6-3とN- 型領域20-3との間の距離を大きくで
き、電子eが浮遊ゲ−ト6-3から抜け難くできる、とい
う利点もある。
【0103】次に、デ−タの消去動作について説明す
る。
【0104】図13は、消去動作を説明するための図で、
浮遊ゲ−トから電子を引き抜いている状態を示す図であ
る。
【0105】デ−タを消去する時には、ソ−ス2、N型
基板21およびP型ウェル領域22それぞれに電圧18
Vを印加し、ドレイン3を開放(OPEN)した状態で、制
御ゲ−ト8-1〜8-4、並びに選択ゲ−ト30、32をそ
れぞれ接地(0V)する。
【0106】セルブロックCBを上記のようなバイアス
状態とすると、制御ゲ−ト8-1〜8-4とウェル領域22
との間に強い電界が印加される。このため、図13に示さ
れるように、例えば浮遊ゲ−ト6-3中に電子が存在して
いたとするならば、この浮遊ゲ−ト6-3とウェル領域2
2との間にF−Nトンネル電流が流れることで、浮遊ゲ
−ト6-3中の電子eはウェル領域22に放出される。こ
れにより、デ−タがメモリセルより消去される。
【0107】また、浮遊ゲ−ト6-1〜6-4とウェル領域
22との間にはN- 型領域20-1〜20-4が存在してい
るが、浮遊ゲ−ト中に電子eが存在すると、これらN-
型領域20-1〜20-4の導電型はウェル領域22と同じ
P型となるために、デ−タ消去に対する致命的な影響は
ない。
【0108】上記第1〜第3の実施例により説明した不
揮発性半導体記憶装置では、デ−タの読み出し時、基板
表面から離れた深い領域に反転層を形成し、この深い領
域に形成された反転層を介してデ−タの読み出しを行う
ことで、界面準位に起因したセル電流の劣化を無くすこ
とができる。このため、長い期間、安定したデ−タの読
み出しを行うことができる。
【0109】また、デ−タの書き込み時、反転層を、基
板表面に達するまで大きく形成し、この大きく形成され
た反転層を介してデ−タの書き込みを行うことで、デ−
タの書き込み速度を向上できる。
【0110】例えばチャネルホットキャリア注入を用い
たデ−タの書き込みの場合では、基板の深い領域でホッ
トキャリアを生成できることから、ホットキャリアの発
生効率が向上する。このため、ホットキャリアを、短時
間で浮遊ゲ−トに注入できるようになり、デ−タの書き
込み速度が向上する。
【0111】また、F−Nトンネル電流を用いたデ−タ
の書き込みの場合では、反転層が基板表面に達するまで
大きく形成されることで、反転層と浮遊ゲ−トとの間の
距離を小さくできる。例えばゲ−ト絶縁膜のみの厚さだ
けとすることができる。このため、大きい電界が上記絶
縁領域層にかかりやすくなり、大きいF−Nトンネル電
流を流すことができる。このため、キャリアを、短時間
で浮遊ゲ−トに注入できる。
【0112】さらに、反転層を基板表面に達するまで大
きく形成できることによれば、セルトランジスタのチャ
ネル抵抗値を小さくすることができる。これは、例えば
セルトランジスタが直列接続されるようなNAND型E
2 PROMで有用である。即ち各セルトランジスタそれ
ぞれのチャネル抵抗値を小さくできることによって、セ
ルブロックの末端に位置するセルトランジスタまで、例
えばドレインの電位を迅速に伝えることができるためで
ある。
【0113】尚、この発明に係る不揮発性半導体記憶装
置では、チャネル領域への不純物導入量が大きいため、
ソ−スの耐圧が小さくなる可能性もある。そこで、制御
ゲ−ト電極に例えば−7.5V程度の負の電位を与え、
ソ−スに例えば6.5V程度の電位を与えることで、浮
遊ゲ−トから電子を引き抜くようにしても良い。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、長い期間、安定してデ−タを読み出すことができ、
かつデ−タの書き込み速度を向上できる不揮発性半導体
記憶装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施例に係る不揮発性
半導体記憶装置を示す図で、(a)図はメモリセルの断
面図、(b)図は(a)図中の1b−1b線に示される断面
に沿った不純物プロファイルを示す図。
【図2】図2はデ−タの読み出し動作を説明するための
図で、(a)図は“0”デ−タを読み出している状態を
示す図、(b)図は“1”デ−タを読み出している状態
を示す図。
【図3】図3はデ−タの書き込み動作を説明するための
図で、浮遊ゲ−トに電子を注入している状態を示す図。
【図4】図4は書き込み時における制御ゲ−ト電圧とゲ
−ト電流との関係を、この発明の第1の実施例に係る装
置と従来の装置とで比較して示した図。
【図5】図5はチャネル領域における実効アクセプタ濃
度と浮遊ゲ−ト電位との関係を示す図。
【図6】図6はデ−タの消去動作を説明するための図
で、浮遊ゲ−トから電子を引き抜いている状態を示す
図。
【図7】図7はこの発明の第2の実施例に係る不揮発性
半導体記憶装置の断面図。
【図8】図8はこの発明の第2の実施例に係る不揮発性
半導体記憶装置の製造方法を説明するための図で、
(a)図〜(d)図はそれぞれメモリセルを主要な製造
段階毎に示した断面図。
【図9】図9はこの発明の第3の実施例に係る不揮発性
半導体記憶装置の断面図。
【図10】図10はこの発明の第4の実施例に係る不揮発
性半導体記憶装置の断面図。
【図11】図11はデ−タの読み出し動作を説明するため
の図で、(a)図は“0”デ−タを読み出している状態
を示す図、(b)図は“1”デ−タを読み出している状
態を示す図。
【図12】図3はデ−タの書き込み動作を説明するため
の図で、(a)図は“0”デ−タを書き込んでいる状態
を示す図、(b)図は“1”デ−タを書き込んでいる状
態を示す図。
【図13】図13はデ−タの消去動作を説明するための図
で、浮遊ゲ−トから電子を引き抜いている状態を示す
図。
【図14】図14は一般的なメモリセルを説明するための
図で、(a)図は断面図、(b)図は(a)図中の14b-
14b 線に沿った不純物プロファイルを示す図。
【図15】図15は一般的なメモリセルの動作を説明する
ための図で、(a)図は浮遊ゲ−ト中に電子が存在する
場合の動作を示す図、(b)図は浮遊ゲ−ト中に電子が
存在しない場合の動作を示す図。
【符号の説明】
1…P型シリコン基板、2…N型ソ−ス拡散層、3…N
型ドレイン拡散層、4、4-1〜4-4…チャネル領域、
5、5-1〜5-4…第1ゲ−ト絶縁膜、6、6-1〜6-4…
浮遊ゲ−ト、7、7-1〜7-4…第2ゲ−ト絶縁膜、8、
8-1〜8-4…制御ゲ−ト、9…基板表面、10…P-
領域、10-INV…反転層、11…VPP電位発生器、1
2…大きい反転層、14…オ−バラップ部、15…P+
型領域、16…レジスト層、17…窓、20、20-1〜
20-4…N- 型領域、21…N型シリコン基板、22…
P型ウェル領域、25-1〜25-5…N型拡散層、27…
チャネル領域、28…チャネル領域、29…ゲ−ト絶縁
膜、30…ゲ−ト(選択ゲ−ト)、31…ゲ−ト絶縁
膜、32…ゲ−ト(選択ゲ−ト)、33…P- 型領域、
33-INV…反転層、34…P- 型領域、34-INV…反転
層、35-1〜35-4…反転層、36…大きい反転層。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−48116(JP,A) 特開 昭63−40377(JP,A) 特開 平5−326974(JP,A) 特開 平3−108771(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8247 H01L 27/115 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基体、この基体中に
    形成された第2導電型の第1、第2の半導体領域、これ
    ら第1、第2の半導体領域相互間の前記基体中に規定さ
    れた第1導電型のチャネル領域、このチャネル領域上
    に、第1の絶縁層を介して形成された電荷蓄積層、この
    電荷蓄積層上に、第2の絶縁層を介して形成された電極
    層、前記基体表面より離れた前記チャネル領域中の深い
    領域に前記第1、第2の半導体領域に接して形成され
    3の半導体領域とを有するメモリセルと、 前記電荷蓄積層中の電荷の有無に応じて前記第3の半導
    体領域の導電型を第2導電型とし、前記メモリセルから
    二値データのうちの一方を読み出す手段と、 前記第3の半導体領域の導電型を第2導電型とするとと
    もに、前記第3の半導体領域と前記基体表面との間にお
    ける領域の導電型も第2導電型とし、前記メモリセルへ
    二値データのうちの他方を書き込む手段とを具備するこ
    とを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第3の半導体領域は、前記チャネル
    領域よりも第1導電型のキャリアの濃度が低くされてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記
    憶装置。
  3. 【請求項3】 第1導電型の半導体基体、この基体中に
    形成された第2導電型の第1、第2の半導体領域、これ
    ら第1、第2の半導体領域相互間の前記基体中に規定さ
    れた第1導電型のチャネル領域、このチャネル領域上
    に、第1の絶縁層を介して形成された電荷蓄積層、この
    電荷蓄積層上に、第2の絶縁層を介して形成された電極
    層、前記基体表面より離れた前記チャネル領域中の深い
    領域に前記第1、第2の半導体領域に接して形成され、
    前記チャネル領域よりも第1導電型のキャリアの濃度が
    低くされた第3の半導体領域とを有するメモリセルを具
    備し、 前記電荷蓄積層中の電荷の有無に応じて前記第3の半導
    体領域の導電型を第2導電型とし、前記メモリセルから
    二値データのうちの一方を読み出し、 前記第3の半導体領域の導電型を第2導電型とするとと
    もに、前記第3の半導体領域と前記基体表面との間にお
    ける領域の導電型も第2導電型とし、前記メモ リセルへ
    二値デ−タのうちの他方を書き込むことを特徴とする不
    揮発性半導体記憶装置の動作方法。
  4. 【請求項4】 第1導電型の半導体により構成される基
    体と、 前記基体中に形成された第2導電型のソースおよびドレ
    イン領域、これらソースおよびドレイン領域相互間の前
    記基体中に規定され、埋め込みチャネル層、この埋め込
    みチャネル層と前記基体の表面との間に形成された表面
    チャネル層を含むチャネル領域、制御ゲート、および電
    荷蓄積層を有する複数の不揮発性メモリセルトランジス
    タを含むNANDメモリセルブロックと、 第1の不揮発性メモリセルトランジスタからデータを読
    み出すために、データ読み出し動作中、前記第1の不揮
    発性メモリセルトランジスタの制御ゲートに読み出し電
    位を与えるとともに、第2の不揮発性メモリセルトラン
    ジスタにデータを書き込むために、データ書き込み動作
    中、前記第2の不揮発性メモリセルトランジスタの制御
    ゲートに書き込み電位を与えるゲート電位供給手段とを
    具備し、前記データ読み出し動作中、前記第1の不揮発
    性メモリセルトランジスタの制御ゲートに前記読み出し
    電位を与えてこの第1の不揮発性メモリセルトランジス
    タから読み出したデータに基いて、前記表面チャネル層
    ではない前記埋め込みチャネル層の導電型を反転、もし
    くは非反転とし、 前記データ書き込み動作中、前記第2の不揮発性メモリ
    セルトランジスタの制御ゲートに与えた前記書き込み電
    位に基いて、前記表面チャネル層および前記埋め込みチ
    ャネル層双方の導電型を、前記基体の導電型と異ならせ
    ることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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