JP2889010B2 - 車両の組付方法 - Google Patents

車両の組付方法

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JP2889010B2 JP6279591A JP6279591A JP2889010B2 JP 2889010 B2 JP2889010 B2 JP 2889010B2 JP 6279591 A JP6279591 A JP 6279591A JP 6279591 A JP6279591 A JP 6279591A JP 2889010 B2 JP2889010 B2 JP 2889010B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の組付方法、特に
車両組立ラインにおいて、シュラウドパネルを有するノ
ーズユニットを車体の前部に組付ける方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両は、従来より周知のよう
に車両組立ラインにおける流れ作業によって組み立てら
れる。そして車体前部に組付けられるバンパー、ラジエ
ータ、クーラコンデンサ等の車体前部組付部品も、上記
組立ラインの途中に設けられた個別の組付けステーショ
ンにおいて、順次組付けられて行くのが通例である。従
って、組立ライン中における作業ステーションの数が増
大し、該組立ラインの全長が長くなり、かつ複雑化する
という問題がある。
【0003】そこで、例えば特開昭63−103771
号公報に記載されるように、ラジエータ、ヘッドラン
プ、バンパー、ラジエータグリル等のいわゆる車体前部
組付部品を、ラジエータコアサポートに組付けてユニッ
ト化し、このユニットを別途組み立てた後、車体前部に
組付けることによって車両組立ラインの全長を抑える技
術が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車体前部で
は、エンジンルームの左右の側壁を構成するホイールエ
プロンの下側にフロントサイドフレームが、ホイールエ
プロンの上側にエプロンレインフォースメントがそれぞ
れ接合されている。そして、上記エプロンレインフォー
スメント間にシュラウドパネルが、フロントサイドフレ
ーム間にクロスメンバがそれぞれ架設されている。その
場合に、上述した如く前部組付部品をユニット化するに
当たって、上記シュラウドパネルをユニット構成部品と
し、また、必要に応じてクロスメンバもユニットに組込
み、これに対してラジエータ等の前部組付部品を組込ん
でノーズユニットを形成することが考えられる。そのた
め、ノーズユニットの、車体への組付けに先立ち、ノー
ズユニット組付時にシュラウドパネルを車体に固定する
ためのなんらかの部材(例えばブラケット)を、例えば
溶接等の取付手段により取付けておくことが必要とな
る。
【0005】しかし、このような部材を単独で車体に取
付けるようにすると、該部材の、車体に対する取付位置
を規定即ち位置決めするものがないため、上記部材を、
車体の所定位置に正確に取付けることができない。その
ため、ノーズユニットを組付けた場合、ノーズユニット
側部品と車体側部品との整合性が損なわれ、結果として
ノーズユニット側部品の、車体への組付精度が低下す
る。このように組付け精度が低下すると、車体剛性を確
保することができず、また、車体外面においては隙間等
が発生する可能性もある。
【0006】そこで、本発明は、車体前部に取付ける車
体前部取付部品を、車体とは別にユニット化してノーズ
ユニットとし、このノーズユニットを車体に組付けるも
のにおいて、ノーズユニット(具体的にはシュラウドパ
ネル)を車体に取付けるための被取付部材の取付精度、
及びノーズユニットの組付精度をそれぞれ向上させるこ
とができる車両の組付方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の解決手段は、車両組立ラインを搬
送される車体に対し、シュラウドパネルを有するノーズ
ユニットを組付ける車両の組付方法を前提とするもの
で、上記シュラウドパネルに各種部品を組付けてノーズ
ユニットを組み立てる前に、上記シュラウドパネルに、
上記シュラウドパネルを車体に固定するための被取付部
材を仮付けし、この仮付け状態で車体への被取付部材の
取付けを行い、その後、上記シュラウドパネルを被取付
部材より取り外し、該シュラウドパネルに各種部品を組
付けてノーズユニットを組み立て、該ノーズユニットの
シュラウドパネルを被取付部材に締結することでノーズ
ユニットを車体に組付ける構成とする。
【0008】ここで、請求項2の発明では、請求項1の
発明において、上記被取付部材はシュラウドパネルを車
体に取付けるためのブラケットであり、該ブラケットを
介してシュラウドパネルを車体に取付け、その後該ブラ
ケットを車体に溶接するものとする。また、請求項3の
発明では、請求項2の発明において、上記シュラウドパ
ネルを上記ブラケットを介して車体に仮付けした後、セ
ンタステー及びシュラウドサイドパネルをクロスメンバ
に仮付けし、その後上記ブラケットを車体に溶接するも
のとする。更に、請求項4の発明では、請求項1の発明
において、上記シュラウドパネルを車体から取外した
後、組付け用治具に保持させ、その状態で該シュラウド
パネルに各種部品を組付けるものとする。
【0009】
【作用】これにより、請求項1〜4の発明では、ノーズ
ユニット側のシュラウドパネルに被取付部材(ブラケッ
ト)を仮付けした状態で、この被取付部材を車体に取付
けるので、被取付部材とシュラウドパネルとの位置関係
が正確に規制されて、被取付部材が車体の所定位置に正
確に取付けられる。従って、被取付部材の取付精度が向
上し、ノーズユニット組付け時において、被取付部材へ
のシュラウドパネルの固定が精度よく行われ、車体側部
品とノーズユニット側部品との整合性が確保される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
【0011】本発明が適用される自動車の車体を示す図
1において、1は自動車の車体で、2,2はフロントフ
ェンダ、3はエンジンルーム、4,4はエンジンルーム
3の左右側壁を構成するホイールエプロンで、その下側
にはフロントサイドフレーム5,5が、その上側にはエ
プロンレインフォースメント6,6がそれぞれ取付けら
れている。左右のフロントサイドフレーム5,5の先端
部間には、車体左右方向に延びるクロスメンバ7が取付
けられている。フロントサイドフレーム5,5及びクロ
スメンバ7に対して、左右のホイールエプロンガセット
8,8が取付けられている。これらは後述する第1のメ
インラインCにおいて、相互の位置関係を正しく保って
接合(溶接)される。
【0012】また、左右のエプロンレインフォースメン
ト6,6の前端部位には、ノーズユニット9を構成する
シュラウドパネル10(正確にはシュラウドアッパ10
a)の両端部が固定(締結)されるシュラウドアッパ取
付用ブラケット11,11が車体内側方向に突出して溶
着されている。
【0013】シュラウドアッパ取付用ブラケット11,
11は、図2に示すように、その基部11aがホイール
エプロンレインフォースメント6、ホイールエプロン4
及びホイールエプロンガセット8に溶接により固着され
ている。また、シュラウドアッパ取付用ブラケット11
の基部11aには、略下向きコ字状の垂直断面を有する
アッパ締結部11bが、エンジンルーム3側に突設され
ている。アッパ締結部11bにはボルト挿通孔12,1
2が開設されており、下面側にボルト挿通孔12,12
に対応してナット(図示せず)が固着されている。
【0014】左右のエプロンレインフォースメント6,
6には、シュラウドアッパ取付用ブラケット11,11
の固着位置よりも若干車体後方側の部位において、係合
孔付き係合部13,13が、エンジンルーム3側に突出
するように固着されている。この係合孔付き係合部1
3,13は、ノーズユニット組付け時における車体前部
の変形を防止する車体変形防止バー14を取付けるため
のものである。
【0015】シュラウドパネル10は、図3に示すよう
に、略下向きコ字状の垂直断面とされ車体左右方向に延
びるシュラウドアッパ10aを備えている。シュラウド
アッパ10aが、両端部がシュラウドアッパ取付用ブラ
ケット11,11に嵌合可能な形状とされると共に、そ
の両端部にシュラウドアッパ取付用ブラケット11,1
1側のボルト挿通孔12,12に対応してボルト挿通孔
(図示せず)が開設されている。また、そのボルト挿通
孔12,12より内方位置に、ノーズユニット組付用治
具15を取付けるための係合孔16,16が形成されて
いる。シュラウドアッパ10aの左右方向略中央部に
は、鉛直下方に垂下されたセンタステー10bの上端部
が固着され、該センタステー10bの両側位置には、鉛
直下方に垂下されたシュラウドサイドパネル10c,1
0cの上端部が固着されて、シュラウドパネル10が構
成されている。各シュラウドサイドパネル10c,10
cの下端にはラジエータサポートブラケット17,17
が固着されている。
【0016】このシュラウドパネル10に対して、図4
に示すように、ラジエータ21、クーラーコンデンサ2
2、バンパーレインフォースメント23、及びバンパー
24が組付けられて、上述した車体前部に組付けられる
ノーズユニット9が構成される。ラジエータ21は、シ
ュラウドパネル10に設けられているラジエータサポー
トブラケット17,17にラジエータ21の下端に突設
されたピン25,25を係合させ、かつラジエータ21
の上端とシュラウドアッパ10aとを連結部材26,2
6で連結することにより組付けられる(図2参照)。ま
た、クーラコンデンサ22は、同じくラジエータサポー
トブラケット17,17にクーラコンデンサ22の下端
に突設されているピン27,27を係合させ、クーラコ
ンデンサ22の上端をシュラウドアッパ10aに連結部
材28,28で連結することで組付けられる。さらに、
バンパーレインフォースメント23及びバンパー24
は、シュラウドサイドパネル10c,10cに設けられ
ている開孔を利用し、該シュラウドサイドパネル10
c,10cに、バンパーレインフォースメント23より
突設されたボルト34,34,34,34とナット(図
示せず)で締結することで組付けられる。なお、これら
の組付構造は一例であって、特に限定されるものではな
い。また、図4はノーズユニット9を構成する主要な部
品のみを示しており、その他にもクーラーレシーバタン
ク、ボンネットロックその他の部品が組付けられる。
【0017】続いて、上記自動車の組付方法について説
明する。
【0018】図5における組立ラインでは、車体仮付け
ラインAとフレーム組付けラインBから送り出された部
品が、第1のメインラインCで結合される。第1のメイ
ンラインCに沿って搬送される過程で、車体各部に対す
る所定の溶接がなされ、図1に示す車体1とする。ただ
し、図1ではシュラウドパネル10を取外し、車体前部
の構造が明瞭に表示されるようにしている。
【0019】その後に、塗装ラインDに搬入される。そ
して、塗装後の車体1に第2のメインラインEにおいて
足回り部品組付け等の所定の工程が加えられて、完成車
として矢印F方向に車両が送り出される。
【0020】その場合、ボディ仮付けラインAにおい
て、シュラウドアッパ10aの両端部を、シュラウドア
ッパ取付用ブラケット11,11(被取付部材)におけ
るアッパ締結部11bに上側から嵌合させる。そして締
結用ボルト29,29を、シュラウドアッパ10a側の
図示しないボルト挿通孔とシュラウドアッパ取付用ブラ
ケット11,11のボルト挿通孔12,12とに対して
挿通し、シュラウドアッパ取付用ブラケット11,11
の下面に溶着されているナットに螺合して締結すること
により、シュラウドパネル10にシュラウドアッパ取付
用ブラケット11,11を仮付けする。
【0021】この状態で、シュラウドアッパ取付用ブラ
ケット11,11をエプロンレインフォースメント6,
6の前端部位に適用する。このとき、センタステー10
bとシュラウドサイドパネル10c,10cとの下端部
もそれぞれクロスメンバ7に締結用ボルト30,30,
30による締結で仮付けされる。また、ラジエータサポ
ートブラケット17,17はクロスメンバ7の上側に係
合して着座するので、シュラウドパネル10が位置決め
される。なお、上記締結用ボルト30,30,30によ
る仮付けは、左右のエプロンレインフォースメント6,
6に設けられた係合孔付き係合部13,13間に亘って
車体変形防止バー14を架設させて、車体前部のエンジ
ンルーム3を挾む両側部分が拡開するのを防止した状態
で行われる。
【0022】従って、この仮付け状態で、車体1におい
ては、シュラウドアッパ10aとクロスメンバ7とによ
って左右のエプロンレインフォースメント6,6の間及
び左右のフロントサイドフレーム5,5の間の間隔が所
定間隔となるように規制される。それと共に、ホイール
エプロン4,4も位置決めされる。この状態で、車体各
部の溶接がなされると共に、シュラウドアッパ取付用ブ
ラケット11,11も溶接により車体1に固着される。
【0023】このシュラウドアッパ取付用ブラケット1
1,11の溶接により、シュラウドアッパ取付用ブラケ
ット11の基部11aが、エプロンレインフォースメン
ト6の上面6aと、エプロンレインフォースメント6の
エンジンルーム3側の側面に配設されているホイールエ
プロン4の側面とに固着される。
【0024】また、フロントサイドフレーム5及びクロ
スメンバ7側に固定されるホイールエプロンガセツト8
には上方へ延びるフランジ8aが形成されているが、こ
のフランジ8aは、上記基部11aの内部に挿入された
状態で上記基部11aに溶接されている。それと共に、
フランジ8aに対してホイールエプロン4の車体前部側
のフランジ4aも溶接されている。従って、ホイールエ
プロン4、エプロンレインフォースメント6、及びホイ
ールエプロンガセット8の相互が溶接によって接合され
ていることになる。また、シュラウドアッパ取付用ブラ
ケット11,11は、ホイールエプロン4、エプロンレ
インフォースメント6及びホイールエプロンガセット8
に接合されることになる。なお、この溶接構造は一例で
あって特に限定されるものではない。
【0025】このように、シュラウドパネル10に対し
てシュラウドアッパ取付用ブラケット11,11を仮付
けし、センタステー10b及びシュラウドサイドパネル
10c,10cをクロスメンバ7に仮付け(仮締結)し
た状態でシュラウドアッパ取付用ブラケット11,11
の、車体1への溶接がなされた後、車体1は塗装ライン
Dに沿って搬送され、該塗装ラインDを出た後、第2の
メインラインEの入口に配置されているステーションS
1 において、シュラウドパネル10が車体1より取外さ
れる。
【0026】このシュラウドパネル10の取外しは以後
のノーズユニット組立のため、図4に示すようなノーズ
ユニット組付用治具15を用いて行われる。
【0027】このノーズユニット組付用治具15は矩形
枠状のフレームからなり、上部にシュラウドアッパ10
aに設けられている前記係合孔16,16に係合する係
合ピン31,31を備え、下部にシュラウドアッパ10
aを受け支える支持部15aが形成されている。この支
持部15aには係合ピン32,32,32が形成されて
おり、該係合ピン32が、シュラウドパネル10におけ
るセンタステー10b及びシュラウドサイドパネル10
c,10cのそれぞれの下端部に設けられている係合部
33,33,33に係合するようになっている。
【0028】これらの係合ピン31,31,31,3
2,32,32を係合孔16,16及び係合部33,3
3,33に係合させることによって、シュラウドパネル
10がノーズユニット組付用治具15で保持される。そ
して、この保持状態においてシュラウドアッパ10aと
シュラウドアッパ取付用ブラケット11,11との仮付
けを解除し、またセンタステー10b及びシュラウドサ
イドパネル10c,10cとクロスメンバ7との仮付け
も解除する。
【0029】このようにして取外されノーズユニット組
付用治具15に保持されたシュラウドパネル10に対
し、ノーズユニット組立ラインGでは、図4に示すよう
に、ラジエータ21、クーラーコンデンサ22、バンパ
ーレインフォースメント23、及びバンパー24等の各
種部品が組付けられて、ノーズユニット9が組み立てら
れる。
【0030】そして、組み立てられたノーズユニット9
は、図5のノーズユニット組付けステーションS2 へと
送られる。一方、車体1は、そのまま、第2のメインラ
インEに沿って搬送され、足回り部品等の各種部品の組
付け作業その他の必要な作業を行うと共に、該第2のメ
インラインEの途中に配置されているノーズユニット組
付けステーションS2 において、車体1にノーズユニッ
ト9を組付ける(図7参照)。なお、ノーズユニット組
付用治具15は、治具リターンラインHに沿って、シュ
ラウドパネル取外しステーションS1 に送り返される。
【0031】このノーズユニット9の、車体2への組付
けは、図3に示す仮付けの場合と同様に、シュラウドア
ッパ10aをシュラウドアッパ取付用ブラケット11,
11にボルト31,31(図7参照)で締結し、また、
ラジエータサポートブラケット17,17をクロスメン
バ7に係合させた状態でシュラウドサイドパネル10
c,10cをクロスメンバ7にボルトで締結し、バンパ
ーレインフォースメント23を、前述のホイールエプロ
ンガセット8,8に一体の第1クロスメンバサイド35
におけるボルト挿通孔36,36を利用してボルト3
4,34で締結する等の締結作業をして行われる。そし
て、その後に、図示していないが、ラジエータグリル、
ヘッドランプ等のその他の部品の組付けがなされる。
【0032】上記のように構成すれば、車体1に対し
て、車体前部組付部品をユニット化したノーズユニット
9を組付けるに当たって、まず、ノーズユニット9を構
成するシュラウドパネル10のシュラウドアッパ10a
をシュラウドアッパ取付用ブラケット11,11にボル
ト29,29により仮付けし、それからセンタステー1
0b及びシュラウドサイドパネル10c,10cをクロ
スメンバ7にボルト30,30,30により仮付けした
状態でシュラウドアッパ取付用ブラケット11,11を
溶接により取付けるので、車体1に対しシュラウドアッ
パ取付用ブラケット11,11が正確に位置決めされて
溶接される。それと共に、シュラウドアッパ取付用ブラ
ケット11,11とシュラウドパネル10(及びノーズ
ユニット9)との位置関係が規定された状態で溶接が行
われるので、溶接精度が向上する。従って、ノーズユニ
ット9を車体1に組付ける際の組付け精度が向上し、車
体剛性が高まると共に、車体外面に隙間等が発生するこ
とがなくなる。
【0033】また、上記実施例では、フロントサイドフ
レーム5,5間を連結するクロスメンバ7が車体1の前
部に取付固定されている構造に適用した例であるが、こ
のクロスメンバが、ユニット構成部品として、図8〜図
11に示すように、ノーズユニット側に組み込まれた構
造に対しても適用することができる。なお、基本的な構
造は、前述した実施例と同一であるので、同一の構成要
素には同一の符号を用い、その詳細な説明を省略する。
【0034】即ち、車体1側においては、フロントサイ
ドフレーム5,5間にクロスメンバ7Aの両端部を締結
固定するための延長部5a,5aが、フロントサイドフ
レーム5,5より下方に向けて突設されている。そし
て、ノーズユニット9A側のクロスメンバ7Aの側端部
7a,7a(内面にナットが溶着されている)が、ボル
ト41,41を上記延長部5a,5aの開孔5b,5b
を通じて適用することよって車体1に締結されると共
に、上面部が、フロントサイドフレーム5,5の下面部
(内面にナットが溶着されている)にボルト42,42
を適用することで締結されるようになっている。なお、
クロスメンバ7Aの下面部には、フロントサイドフレー
ム5,5の下面部との締結を行うために、ボルト42,
42を適用する開孔7b,7bが形成されている。
【0035】クロスメンバ7Aは、シュラウドパネル1
0Aの下端部、即ち上端部がシュラウドアッパ10dに
固着されたセンタステー10e及び左右のシュラウドサ
イドパネル10f,10fの下端部に固着されている。
そしてクロスメンバ7Aの後側にはラジエータ21の下
端部を支持するラジエータサポートブラケット43,4
3が固着されている。
【0036】また、シュラウドアッパ10dの側端部
は、シュラウドアッパ取付ブラケット11Aの締結部1
1cの下側に対して適用され、ボルト44,44にて締
結されるようになっている。
【0037】
【発明の効果】請求項1〜4の発明は、上記のように、
ノーズユニット側のシュラウドパネルを被取付部材に仮
付けした状態でこの被取付部材の取付けを行うようにし
ているので、被取付部材とシュラウドパネルとの位置関
係が正確に規制され、被取付部材が車体に対して精度良
く取付けられることになり、被取付部材の取付精度が向
上し、ノーズユニットの組付け時においてシュラウドパ
ネルを被取付部材に対して精度良く固定することがで
き、車体側部品とノーズユニット側部品との整合性が確
保され、高い組付精度が得られる。したがって車体に好
適な剛性を確保でき、また整合性の欠如による車体外面
の隙間等の発生をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノーズユニット組付け前における車体前部の斜
視図である。
【図2】ノーズユニットの、シュラウドアッパ締結部分
との拡大斜視図である。
【図3】シュラウドパネル仮付け状態における車体前部
の斜視図である。
【図4】ノーズユニットの分解図である。
【図5】車両組立ラインの概略図である。
【図6】ノーズユニットの組立図である。
【図7】ノーズユニット組付け状態における車体前部の
斜視図である。
【図8】他の実施例についての図1と同様の図である。
【図9】他の実施例についての図3と同様の図である。
【図10】他の実施例についての図4と同様の図であ
る。
【図11】他の実施例についての図2と同様の図であ
る。
【符号の説明】
1…車体 3…エンジンルーム 9…ノーズユニット 10…シュラウドパネル 11…シュラウドアッパ取付用ブラケット(被取付部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−103771(JP,A) 特開 昭63−312279(JP,A) 特開 平3−208778(JP,A) 特開 平3−213473(JP,A) 特開 平3−227781(JP,A) 特開 平3−227782(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 65/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両組立ラインを搬送される車体に対
    し、シュラウドパネルを有するノーズユニットを組付け
    る車両の組付方法であって、 上記シュラウドパネルに各種部品を組付けてノーズユニ
    ットを組み立てる前に、上記シュラウドパネルに、上記
    シュラウドパネルを車体に固定するための被取付部材を
    仮付けし、 この仮付け状態で車体への被取付部材の取付けを行い、 その後、上記シュラウドパネルを被取付部材より取り外
    し、 該シュラウドパネルに各種部品を組付けてノーズユニッ
    トを組み立て、 該ノーズユニットのシュラウドパネルを被取付部材に締
    結することでノーズユニットを車体に組付けることを特
    徴とする車両の組付方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両の組付方法におい
    て、上記被取付部材はシュラウドパネルを車体に取付け
    るためのブラケットであり、該ブラケットを介してシュ
    ラウドパネルを車体に取付け、その後該ブラケットを車
    体に溶接することを特徴とする車両の組付方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両の組付方法におい
    て、上記シュラウドパネルを上記ブラケットを介して車
    体に仮付けした後、センタステー及びシュラウドサイド
    パネルをクロスメンバに仮付けし、その後上記ブラケッ
    トを車体に溶接することを特徴とする車両の組付方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の車両の組付方法におい
    て、上記シュラウドパネルを車体から取外した後、組付
    け用治具に保持させ、その状態で該シュラウドパネルに
    各種部品を組付けることを特徴とする車両の組付方法。
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