JP2837721B2 - 自動車の前部車体構造及びその組立方法 - Google Patents

自動車の前部車体構造及びその組立方法

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JP2837721B2 JP923590A JP923590A JP2837721B2 JP 2837721 B2 JP2837721 B2 JP 2837721B2 JP 923590 A JP923590 A JP 923590A JP 923590 A JP923590 A JP 923590A JP 2837721 B2 JP2837721 B2 JP 2837721B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車の前部車体構造及びその組立方法に
関するものである。
(従来の技術) 従来、自動車の組立ライン(メインライン)において
は、バンパー、ラジエータグリル、ヘッドランプ、ラジ
エータ等の車体本体前部の取付部品は、車体本体に対
し、個別のステーションで個々に組付けられていたた
め、ステーションの数が多くなり、そのため組立ライン
の長さが長くなり、複雑となっているのが現状である。
また、複数種類の自動車を組立てる混流ラインでは、上
記各取付部品ごとに、作業者が車種に応じて取付けるか
否かの判断をしなければならず、特に作業性上問題があ
る。
そこで、上記取付部品のいくつかをユニット化して、
上記組立ラインでの作業の容易化、ステーション数の低
減を図ることが考えられる。このようにすれば、ユニッ
トを別に組立てることとなるので、ユニット内での各取
付部品の取付精度の点でも有利である。
そのような観点から、例えば特開昭63−103771号公報
に記載されるように、ラジエータ、ヘッドランプ、バン
パー、ラジエータグリル等の各種部品を、ラジエータコ
アサポートに組付けてユニット化し、このユニットを車
体本体の前部に組付けるようにすることが提案されてい
る。
(発明が解決しようとする課題) ところが、そのような構造では、バンパーを支持する
バンパーステーとフロントサイドフレームとの位置関係
が上下にずれているので、正面衝突時などにおいて、バ
ンパーに入力された荷重は、強度的に優れるフロントサ
イドフレームに伝達されず、衝撃吸収性に劣る。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、バンパー
の取付作業性を損なうことなく、正面衝突時の衝撃吸収
性を確保することができる自動車の前部車体構造及びそ
の組立方法を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 請求項(1)の発明は、少なくともバンパー、該バン
パーを支持する角筒状のジャンクションパネルおよび該
ジャンクションパネルの後端部が連結されるシュラウド
パネルにてノーズユニットが構成され、該ノーズユニッ
トを、閉断面構造を形成するフロントサイドフレームを
左右に有する車体本体の前部に組付る構造を前提とし
て、上記ジャンクションパネルの後端部と、車体本体側
のフロントサイドフレームの先端部とが同一軸線上とな
るように取付けられ、それらの間に、上記シュラウドパ
ネルとともに平板状のジャンクションプレートが介設さ
れている。
請求項(2)の発明は、ノーズユニットは、車体左右
方向に延びラジエータ等の重量部材の下部を支持する閉
断面構造のクロスメンバを有する構成とする。
請求項(3)の発明は、ジャンクションパネルは、ア
ウタパネルとインナパネルとが相互に接合されてなり、
該両パネルのうち一方のパネルの一部が下方に延長され
てタイダウンフックを構成している。
請求項(4)の発明は、車体本体の左右のフロントサ
イドフレームの間に左右方向に延びる閉断面構造のクロ
スメンバが設けられ、ノーズユニットは、ジャンクショ
ンパネルより突出して車体中心側に延びるブラケットに
よりラジエータ等の重量部材を支持する。
また、請求項(5)の発明は、少なくともバンパー、
該バンパーを支持する角筒状のジャンクションパネルお
よび該ジャンクションパネルの後端部が連結されるシュ
ラウドパネルにてノーズユニットが構成され、該ノーズ
ユニットを、閉断面構造を形成するフロントサイドフレ
ームを左右に有する車体本体の前部に組付ける組立方法
であって、上記ジャンクションパネルの後端部が連結さ
れるシュラウドパネルの裏面、フロントサイドフレーム
の先端部のいずれか一方に平板状のジャンクションプレ
ートを取付ける工程と、上記ジャンクションパネルの後
端部と、車体本体側のフロントサイドフレームの先端部
とが同一軸線上となるようにするとともにジャンクショ
ンパネルの後端部とフロントサイドフレームの先端部と
を上記ジャンクションプレートを介して締結する工程と
を有する構成である。
(作用) 請求項(1)の発明によれば、バンパーに入力される
荷重は、ジャンクションパネル、シュラウドパネルおよ
びジャンクションプレートを介してフロントサイドフレ
ームに伝達される。その際、ジャンクションプレートに
より、ジャンクションパネルの後端部とフロントサイド
フレームの先端部との結合部の強度が高められているの
で、結合部において折れ曲り現象は生じない。
請求項(2)の発明によれば、重量があるラジエータ
等の重量部材が強度的に優れる閉断面構造のクロスメン
バによって支持される。
請求項(3)の発明によれば、剛性の高い角筒状のジ
ャンクションパネルを構成するアウタパネル又はインナ
パネルの一部でタイダウンフックが形成され、タイダウ
ンフックの剛性が確保される。
請求項(4)の発明によれば、閉断面構造のクロスメ
ンバによって、ノーズユニットが組付けられる車体本体
の前部の剛性が高められ、重量のあるラジエータ等の重
量部材が、剛性の高いジャンクションパネルにブラケッ
トを介して支持される。
請求項(5)の発明によれば、ノーズユニット側のジ
ャンクションパネルの後端部と、車体本体側のフロント
サイドフレームの先端部とが同一軸線上となるように、
また、ジャンクションパネルの後端部とフロントサイド
フレームの先端部とが平板状のジャンクションプレート
を介して締結されることになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に説明す
る。
自動車の前部を示す第1図において、1は自動車で、
その車体本体2の前部に、ノーズユニット3が組付けら
れてなる。上記車体本体2の両側部の外側にはフロント
フェンダ4,4が、前部上側にはボンネット5が配設され
ている。
上記車体本体2は、第2図に詳細を示すように、エン
ジンルーム11の左右の側壁を構成するホイールエプロン
12,12の下側にフロントサイドフレーム13,13が接合さ
れ、また、ホイールエプロン12,12の上側にはホイール
エプロンレインフォースメント14が接合されて、上下に
車体前後方向に延びる閉断面構造が構成されている。ホ
イールエプロン12の前端部並びにフロントサイドフレー
ム13の前端部には、取付フランジ部12a,12bが形成され
ている。また、フロントサイドフレーム13の上側には、
取付ブラケット15が固設されている。
上記ノーズユニット3は、第3図および第4図に詳細
を示すように、シュラウドパネル21,21の上端部に車体
左右方向に延びるシュラウドアッパ22に接合されてい
る。該シュラウドアッパ22は、上下方向に延びる縦壁部
22Aと、該縦壁部22Aの上縁より後方に延びる上壁部22B
と、該上壁部22Bの後縁より下方に延びる後壁部22Cとを
有し、上記上壁部22Bの車体左右方向中央部より1対の
縦メンバ23,23が垂下されている。なお、上記縦メンバ2
3,23は、シュラウドパネル21,21に一体的に形成し、シ
ュラウドパネルの一部で構成するようにしてもよい。
上記縦メンバ23,23の両下端部には、アッパメンバ26A
とロアメンバ26Bとが接合され左右方向に延びる閉断面
構造のクロスメンバ26が架設されている。クロスメンバ
26は、重量部材であるコンデンサ24Aおよびラジエータ2
4Bの下部を支持する支持ブラケット27,27が後側に、後
述のインタークーラ51の下部を支持する支持ブラケット
30,30が前側にそれぞれ突設されている。
コンデンサ24Aおよびラジエータ24Bは図示しない部材
によって一体的に結合されており、それらの下端部はラ
バーマウント部材29A,29Bを介して支持ブラケット27,27
に支持され、また、上端部は、取付ブラケット28,28を
介してシュラルドアッパ22の上壁部22Bにボルト25によ
って締結されている。
また、第5図及び第6図に詳細を示すように、上記シ
ュラウドパネル21には、アウタパネル31とインナパネル
32とが相互に接合されてなる四角筒状のジャンクション
パネル33の後端部が取付けられている。ジャンクション
パネル33は、その後端部がフロントサイドフレーム13の
先端部と同一軸線上となるように結合されており、それ
らの間には、上記シュラウドパネル21とともに平板状の
ジャンクションプレート34が介設されている。
上記ジャンクションパネル33を構成するアウタパネル
31は前後端に締結フランジ部31a,31bを有する平板形状
である。また、インナパネル32はアウタパネル31と平行
に上下方向に延び前端に締結フランジ部32aを有する側
壁部32bと、該側壁部32bの上端縁よりアウタパネル31側
に延び後端に締結フランジ部32cを有する上壁部32dと、
上記側壁部32bの下端縁よりアウタパネル31側に延び後
端に締結フランジ部32eを有する下壁部32fと、上記上下
壁部32d,32fより上下に延びアウタパネル31の上下端縁
に接合される接合フランジ部32g,32hとを有する断面ハ
ット形状である。上記インナパネル32の側壁部32bに
は、縦メンバ23とともにクロスメンバ26のアッパパネル
26Aの端部がボルト35,35により取付けられている。クロ
スメンバ26のロアパネル26Bの端部は、インナパネル32
の下壁部32fに取付けられている。
また、バンパー41が接着されたバンパーレインフォー
スメント42より立設された3本1組のボルト43,43,43が
ジャンクションパネル33のアウタパネル31先端部(締結
フランジ部31a及びインナパネル32の締結フランジ部32
a)に締結固定され、それによってバンパー41がジャン
クションパネル33に支持されている。
上記バンパー41の両端部は、それぞれ、バンパー41よ
り立設されたボルト45,45およびバンパー41の取付孔41a
を介して適用されるボルト(図示せず)を介して、車体
本体2のフロントフェンダ4の取付部4aに連結固定され
ている。
また、シュラウドアッパ22の上壁部22Bの両端の取付
部22b,22bは、ノーズユニット3が車体本体2の前部に
取付けられた状態で、フロントフェンダ4の取付部4bの
上側に重合され、ボルト36,36によって取付部4b(フロ
ントフェンダ4)及びホイールエプロンレインフォース
メント14にスイッチ対して締結固定される。この際、上
記ボルト36,36に対応して、フロントフェンダ4の取付
部4bの下に設けられるホイールエプロンレインフォース
メント14の内面には、図示しないナットが固着されてい
る。
51はインタークーラで、その上部が取付ブラケット5
2,52を介してシュラウドアッパ22の縦壁部22Aにボルト5
3,53によって締結されるようになっている。
54は自動車の前部中央部に位置するラジエータグリル
で、左右の取付部54a,54aはシュラウドアッパ22の縦壁
部22Aの取付孔に、中央の取付部54bはボンネットロック
手段55の縦部材56の取付孔にそれぞれ嵌着固定されるよ
うになっている。57はボンネットロック手段55の取付具
58をシュラウドアッパ22の前壁部22Aに締結固定するボ
ルトである。
61A,61Bは左右のランプユニットで、該各ユニットの
上端の取付部61a,61aがボルト62,62によってシュラウド
アッパ22の縦壁部22Aに、下端の取付部61bがボルト63に
よってシュラウドパネル21にそれぞれ締結固定されてい
る(ボルト62,63および下端の取付部61bはランプユニッ
ト61Aについてのみ図示)。64,65は電気系統の接続のた
めのハーネス類で、前者64は、取付具66,66およびボル
ト67,67を介してクロスメンバ26に締結され、後者65は
取付具68,68を介してシュラウドアッパ22の上壁部22Bの
取付孔に嵌着固定される。71,71はボンネット5の閉成
時の緩衝部材っで、シュラウドアッパ22の上壁部22Bに
嵌着固定されている。
しかして、上記自動車の前部車体の組立ては、組立て
が完了したフロントノーズユニット3側に設けられるジ
ャンクションパネル33の後端部と、車体本体2側のフロ
ントサイドフレーム13の先端部とが同一線上となるよう
に、車体本体2に対してノーズユニット3を位置決めし
て取付けることにより行われる。この際、上記平板状の
ジャンクションプレート34は、フロントノーズユニット
3を車体本体2側に組付ける前段階において、フロント
ノーズユニット3側のジャンクションパネル33の後端部
に連結されるシュラウドパネル21の裏面に固定するか、
または車体本体2側のフロントサイドフレーム13の先端
部に固定すればよい。
また、フロントノーズユニット3と車体本体2とを組
合わせた状態においては、このジャンクションプレート
34並びにシュラウドパネル21を介してジャンクションパ
ネル33の後端部に、シュラウドパネル21の面に沿うよう
に形成されたフランジ部32cとフロントサイドフレーム1
3の先端部に固設された取付ブラケット15とを、フラン
ジ部32cに車体前後方向に延びるように固着されたボル
ト17を、取付ブラケット15に設けられるボルト孔に挿入
して、取付ブラケット15の背面よりナット18により締め
込むことにより締結を行っている。
また、同様に、ジャンクションパネル33の後端部に設
けられる締結フランジ部31bは、ボルトとナットによ
り、フロントサイドフレーム13の先端に設けられるホイ
ールエプロン12の取付フランジ部12bに締結固定される
ようになっている。
上記のように構成すれば、バンパー41を支持するジャ
ンクションパネル33の後端部とフロントサイドフレーム
13の先端部とが同一軸線上となるように結合され、それ
らの間にシュラウドパネル21とともに位置するジャンク
ションプレート34により上記結合部の強度が高められる
ので、正面衝突時に、上記結合部において折れ曲り現象
は生ぜず、バンパー41より入力される荷重はフロントサ
イドフレーム13に確実に伝達され、効果的に衝撃吸収さ
れる。したがって、ユニット化により正面衝突性能を損
なうことはない。また、ジャンクションプレート34を用
いるという簡単な構成で結合部の強度を高めているの
で、自動車の全体重量はあまり増加しないし、ノーズユ
ニット3の車体本体2に対する組付作業性を損なうこと
もない。
また、重量の大きい重量部材であるラジエータ24A、
コンデンサ24B及びインタクーラ51を、剛性の高いノー
ズユニット3のクロスメンバ26によって支持するので、
それらの支持剛性を確保しつつ、ユニット化によるそれ
らの組付け作業性の向上を図ることができる。
上記ジャンクションパネルは2つのパネルが接合され
てなる角筒状で剛性が高いので、その2つのパネルのう
ちのいずれか一方の一部を下方に延長してタイダウンフ
ックを構成するようにすることもできる。すなわち、第
7図乃至第9図に示すように、アウタパネル81とインナ
パネル82との接合により構成される角筒状のジャンクシ
ョンパネル83の該アウタパネル81の一部を下方に延長し
てタイダウンフック84を構成することによりタイダウン
フック84の剛性を確保することができる。また、タイダ
ウンフック84を設けるのに加えて、インナパネル82の下
壁部に接合されるクロスメンバ85のロアパネル86の下面
に牽引フック87を固着するようにすることもできる。
また、上記実施例では、ノーズユニット3に対して閉
断面構造のクロスメンバ26を設けているが、第2図に鎖
線で示すように、車体本体2側に左右方向に延びる閉断
面構造のクロスメンバ91を設け、該クロスメンバ91によ
って左右のフロントサイドフレーム13,13を結合するよ
うにすれば、車体本体2の前部の剛性が確保され、ノー
ズユニット3の挿入時の位置決め精度ガ確保される。ま
た、その場合、第10図および第11図に示すように、ジャ
ンクションパネル92より突出し車体中心側に延びる支持
ブラケット93を介してラジエータ24B等の重量部材を支
持するようにすれば、ラジエータ24B等の支持剛性を必
要とする重量部材の支持剛性を損なうこともない。ま
た、バンパー94のバンパーレインフォースメント95に
は、後方に突出しインタクーラ51の下部を支持するブラ
ケット96が取付けられている。97はシュラウドパネル、
98はシュラウドアッパである。その場合、ラジエータ24
B等の重量部材に対してバンパーレンフォースメント95
からもブラケット93Aを突設し、2つのブラケット93,93
Aでもってラジエータ24B等の下部を支持するようにし、
より支持剛性を高めるようにすることもできる。
(発明の効果) 請求項1(1)の発明によれば、バンパーを支持する
ジャンクションパネルの後端部とフロントサイドフレー
ムの先端部とが同一軸線上となるように結合され、それ
らの間にシュラウドパネルとともに位置するジャンクシ
ョンプレートにより上記結合部の強度が高められるの
で、正面衝突時においてバンパーに大きな荷重が入力さ
れても、上記結合部において折れ曲り現象は生ぜず、フ
ロントサイドフレームに荷重が伝達され、正面衝突性能
を損なうことはない。また、ジャンクションパネルの後
端部とフロントサイドフレームの先端部との間に、シュ
ラウドパネルとともにジャンクションプレートを介設す
るだけでの構造であるので、自動車の全体重量は余り増
加しないし、ノーズユニットの組付作業性を損なうこと
もない。
請求項(2)の発明によれば、ラジエータ等の重量部
材を閉断面構造のクロスメンバによって支持するように
しているので、ラジエータ等の重量部材の支持剛性を確
保できる。
請求項(3)の発明によれば、剛性の高い角筒状のジ
ャンクションパネルを構成するパネルの一部でタイダウ
ンフックを形成するようにしているので、タイダウンフ
ックの剛性が確保される。
請求項(4)の発明によれば、閉断面構造のクロスメ
ンバによって左右のフロントサイドフレームを結合する
ので、車体本体の剛性が確保され、ノーズユニット挿入
時の位置決め精度が確保される。また、ラジエータ等の
重量部材がジャンクションパネルにブラケットを介して
支持されるので、重量部材の支持剛性を損なうこともな
い。
請求項(5)の発明によれば、ノーズユニット側のジ
ャンクションパネルの後端部と、車体本体側のフロント
サイドフレームの先端部とが同一軸線上となるように、
また、それら両部が平板状のジャンクションプレートを
介して締結されるので、ノーズユニットのユニット化に
より、バンパーよりの荷重をフロントサイドフレームに
伝達できる構造が簡単かつ容易に組立てることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は自動車の前部の
斜視図、第2図は自動車の車体本体の前部の斜視図、第
3図はノーズユニットの斜視図、第4図はノーズユニッ
トの分解斜視図、第5図はジャンクションパネル付近の
詳細図、第6図は組付け後の状態の要部断面図である。
第7図乃至第9図は他の実施例を示し、第7図は組付け
後の状態を示す第6図と同様の図、第8図及び第9図は
ジャンクションパネルに対するタイダウンフック及び牽
引フックの状態を示す正面図及び斜視図である。第10図
はさらに他の実施例を示す概略断面図、第11図は同斜視
図である。 1……自動車 2……車体本体 3……ノーズユニット 13……フロントサイドフレーム 21,97……シュラウドパネル 24B……ラジエータ 26,91……クロスメンバ 33,83,92……ジャンクションパネル 34……ジャンクションプレート 41,94……バンパー 81……アウタパネル 82……インナパネル 84……タイダウンフック 93……支持ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北山 貴 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−194135(JP,A) 実開 昭62−171349(JP,U) 実開 昭62−21605(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/08 B62D 65/00 B60R 19/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともバンパー、該バンパーを支持す
    る角筒状のジャンクションパネルおよび該ジャンクショ
    ンパネルの後端部が連結されるシュラウドパネルにてノ
    ーズユニットが構成され、該ノーズユニットを、閉断面
    構造を形成するフロントサイドフレームを左右に有する
    車体本体の前部に組付ける構造であって、 上記ジャンクションパネルの後端部と、車体本体側のフ
    ロントサイドフレームの先端部とが同一軸線上となるよ
    うに取付けられ、それらの間に、上記シュラウドパネル
    とともに平板状のジャンクションプレートが介設されて
    いることを特徴とする自動車の前部車体構造。
  2. 【請求項2】ノーズユニットは、車体左右方向に延びラ
    ジエータ等の重量部材の下部を支持する閉断面構造のク
    ロスメンバを有するところの請求項(1)記載の自動車
    の前部車体構造。
  3. 【請求項3】ジャンクションパネルは、アウタパネルと
    インナパネルとが相互に接合されてなり、該両パネルの
    うち一方のパネルの一部が下方に延長されてタイダウン
    フックを構成しているところの請求項(1)又は請求項
    (2)記載の自動車の前部車体構造。
  4. 【請求項4】車体本体の左右のフロントサイドフレーム
    の間に左右方向に延びる閉断面構造のクロスメンバが設
    けられ、ノーズユニットは、ジャンクションパネルより
    突出して車体中心側に延びるブラケットによりラジエー
    タ等の重量部材を支持するところの請求項(1)記載の
    自動車の前部車体構造。
  5. 【請求項5】少なくともバンパー、該バンパーを支持す
    る角筒状のジャンクションパネルおよび該ジャンクショ
    ンパネルの後端部が連結されるシュラウドパネルにてノ
    ーズユニットが構成され、該ノーズユニットを、閉断面
    構造を形成するフロントサイドフレームを左右に有する
    車体本体の前部に組付ける組立方法であって、 上記ジャンクションパネルの後端部が連結されるシュラ
    ウドパネルの裏面、フロントサイドフレームの先端部の
    いずれか一方に平板状のジャンクションプレートを取付
    ける工程と、 上記ジャンクションパネルの後端部と、車体本体側のフ
    ロントサイドフレームの先端部とが同一軸線上となるよ
    うにするとともにジャンクションパネルの後端部とフロ
    ントサイドフレームの先端部とを上記ジャンクションプ
    レートを介して締結する工程とを有することを特徴とす
    る自動車の前部車体組立方法。
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