JP2898339B2 - 自動車の前部車体構造及び車体組立方法 - Google Patents

自動車の前部車体構造及び車体組立方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車の前部車体構造及び車体組立方法に
係り、特に、車体前部がユニット化された自動車に関す
る。
(従来の技術) 従来より、特開昭63−312279号公報にも開示されてい
るように、自動車の組立ライン(メインライン)におい
ては、バンパ、ラジエータ、ラジエータグリル、ヘッド
ランプ等の車体前部の取付部品が車体本体に対して個別
のステーションで個々に組付けられていた。このため、
ステーションの数が多くなり、それに伴い組立ラインの
長さが長くなり、複雑となっているのが現状である。ま
た、複数種類の自動車を組立てる混流ラインでは、前記
各取付部品ごとに、作業者が車種に応じて取付けるか否
かの判断をしなければならず、特に作業性上問題があ
る。
そこで、前記取付部品のいくつかをユニット化するこ
とで、前記組立ラインでの作業の容易化、ステーション
数の低減を図ることが考えられる。このようにすれば、
ユニット全体を別途に組立てることとなるので、ユニッ
ト内での各取付部品の取付精度が点でも有利である。
そこで、そのような観点から、バンパ、ラジエータ、
ラジエータグリル、ヘッドランプ等の各種の部品を、ユ
ニットベースである金属製のラジエータコアサポートに
組付けてユニット化し、このユニットを車体本体の前部
に組付けるようにすることが提案されている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このように車体前部をユニット化すれば、
車体の組立作業性を向上させることができるが、一方、
この組立作業性の向上を図るもう一つの手段として、部
品点数を低減させることが知られている。しかしなが
ら、上述したような車体前部をユニット化する思想は、
部品点数の低減を図るものではなく、組付作業数を低減
させるには至らなかった。また、ユニットベースは金属
製であるために、複雑な形状である付属部品を、ユニッ
トベースの一体形成することは難しく、また、一体形成
できたとしても金属部分が増大することになって重量の
増加に繋るために好ましくない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、上述した
ような車体前部がユニット化された車体において、部品
点数の低減によっても組立作業性の向上が図れる自動車
の前部車体構造及びその組立方法を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、前記目的を達成するために、ユニットベー
スを樹脂により成形するようにしたものである。そし
て、その具体的な手段は以下のとおりである。
請求項(1)に係る発明では、車体本体の前部に、複
数の車体前部構成部材が一体的に組付けられたノーズユ
ニットを取付けてなる車体に対し、前記車体前部構成部
材の取付基部を構成するユニットベースを樹脂により形
成するようにした。また、ユニットベースに、シュラウ
ドパネルとバンパビームとを備えさせ、該シュラウドパ
ネルとバンパビームとを外力により切離し可能に接合し
た構成としている。
請求項(2)に係る発明の車体組立方法では、少なく
とも、左右のシュラウドパネルと、該シュラウドパネル
間に接続され、上縁に後方に延びる上壁部を有するシュ
ラウドアッパと、中央に位置し、後方に向かって中央側
に傾斜するファンカウリングとが一体成形された樹脂製
のユニットベースの前側に、フロントサイドフレームに
接合されるクロスメンバを取付ける。
そして、前記クロスメンバにラジエータの下端を支持
する一方、前記シュラウドアッパの上壁部に前記ラジエ
ータの上端を支持して、ノーズユニットを形成した後、
このノーズユニットを車体本体に取付けることを特徴と
する。
(作用) 前記の手段による本発明の作用は以下の如くである。
請求項(1)に係る発明では、ノーズユニットのユニ
ットベースを樹脂により成形したので、ユニットベース
としてシュラウドパネル、シュラウドアッパ、ファンカ
ウリング等の車体前部構成部材を一体形成することがで
き、ノーズユニット全体として部品点数が低減され、組
立作業性が向上する。また、樹脂製であるために、重量
を大きくすることなく、ノーズユニットの各種部材を一
体成形することができる。さらに、シュラウドパネルと
バンパビームとが、外力により切離し可能に接合されて
いることで、自動車の前突等によってバンパビームに外
力が作用した場合、バンパビームがシュラウドパネルか
ら切離されるので、外力がシュラウドパネルに伝達され
ることがなく、シュラウドパネル周辺に配設されている
部材の破損が防止される。
請求項(2)に係る発明では、車体前部構成部材の組
付基部がユニットベースに一体に成形できるので、前記
車体前部構成部材の取付位置精度が向上される。また、
シュラウドパネル、シュラウドアッパ、ファンカウリン
グがユニットベースとして樹脂により一体成形されてい
るので、部品点数が少なくなって組付作業数を低減する
ことができる。しかも、シュラウドアッパ及びファンカ
ウリングの一体成形によりユニットベースの剛性強度が
増大し、組付時の位置決め精度を向上することができ
る。
また、ユニットベースにクロスメンバを取り付けてサ
ブアッシーした状態で、このクロスメンバとシュラウド
アッパとに対しラジエータを支持するので、ラジエータ
をユニットベースの状態で十分な強度をもって支持する
ことができる。
(第1実施例) 以下、本発明の第1実施例を図面に沿って詳細に説明
する。
自動車の前部を示す第1図において、1は自動車で、
その車体本体2の前部にノーズユニット3が組付けられ
てなる。前記車体本体2の両側部の外側にはフロントフ
ェンダ4,4が、また前部上側にはボンネット5がそれぞ
れ配設されている。
前記車体本体2は、第2図に詳細に示すように、エン
ジンルーム11の左右の側壁を構成するホイールエプロン
12,12の下側にフロントサイドフレーム13,13が接合さ
れ、また、ホイールエプロン12,12の上側にはホイール
エプロンレインフォースメント14,14が接合されて、上
下に車体前後方向に延びる補強構造が構成されている。
また、前記フロントサイドフレーム13は、前端部分近傍
で前側フレーム部材13aと後側フレーム部材13bとに2分
割されている。つまり、第2図に示す実線部分が後側フ
レーム部材13bであって、仮想線で示す部分が前側フレ
ーム部材13aである。そして、前側フレーム部材13aはノ
ーズユニット3の構成部材となっている。また、後側フ
レーム部材13bの先端部には車幅方向に延びるフランジ1
3c,13cが形成されており、このフランジ13cにはボルト
孔13d,13dが上下に並設されている。
ノーズユニット3について説明すると、第3図に示す
ように、ユニットベース20はFRP等の合成樹脂により成
形されている。このユニットベース20は、シュラウドパ
ネル21,21、シュラウドアッパ22、ファンカウリング25
等が一体成形されて成っている。シュラウドパネル21,2
1は、車幅方向左右両側で車幅方向中央側に向って前方
へ傾斜する傾斜面部分21aと、該傾斜面部分21aの内側端
周辺で車幅方向に延びる垂直面でなる取付部分21bとを
有している。取付面部分21bには前記後側フレーム部材1
3bにおけるボルト孔13dに対応した位置に同様のボルト
孔21cが穿設されている。両シュラウドパネル21,21の上
端部間にはシュラウドアッパ22が架設されている。該シ
ュラウドアッパ22は、上下方向に延びる縦壁部22Aと、
該縦壁部22Aの上縁より後方に延びる上壁部22Bとを有し
ている。また、左右両シュラウドパネル21,21の下端部
間には垂直面でなる支持パネル26が配設されている。
そして、前記左右のシュラウドパネル21,21間、つま
り、ユニットベース20の中央部にはファンカウリング25
が形成されている。該ファンカウリング25は、左右両シ
ュラウドパネル21,21の内側端から車幅方向中央側に向
って後方へ傾斜する左右の傾斜面と、シュラウドアッパ
22の縦壁部22Aの下端と支持パネル26の上端との間で上
下方向中央側に向って後方へ傾斜する上下の傾斜面とに
よって成形されている。そして、このファンカウリング
25の中央部には円形の開口25aが形成されている。
一方、第4図及び第5図にも示すように、前記支持パ
ネル26には、金属製の第1クロスメンバ15がリベット止
めされる。つまり、予め、第1クロスメンバ15と前側フ
レーム部材13aとは一体的に形成されていて、第1クロ
スメンバ15の後端に形成したフランジ部分15aが支持パ
ネル26にリベット止めされ、一方、前側フレーム部材13
aの後端に形成したフランジ13eには前記ボルト孔21cに
対応した位置に同様のボルト孔13fが穿設されており、
これら各ボルト孔13f,21c,13dにボルト34が挿通される
ことで、前側フレーム部材13aはシュラウドパネル21の
取付面部分21bを介して後側フレーム部材13bに締結され
るようになっている。また、第1クロスメンバ15前面の
左右両端部近傍にはL字形の支持ブラケット15b,15bが
溶着されている。そして、第1クロスメンバ15の上面に
はラジエータ24Bの下端部が、また支持ブラケット15b,1
5bにはコンデンサ24Aの下端部がそれぞれラバーマウン
ト部材27,27を介して支持されるようになっている。
尚、前記コンデンサ24A及びラジエータ24Bは図示しない
部材によって一体的に結合されており、それらの上端部
は、取付ブラケット28,28を介してシュラウドアッパ22
の上壁部22Bにボルトによって締結されている。
また、前記前側フレーム部材13aには、バンパ31が接
着されたバンパレインフォースメント32がボルト33,33
により締結固定されている。
また、バンパ31における図示しない両端部は、バンパ
31に立設されたボルトを介して、フロントフェンダ4に
も連結固定されている。
また、前記シュラウドアッパ22の上壁部22Bの両端部2
2b,22bには、ボルト孔22cが設けられており、この両端
部22bが図示しないボルトによって、ホイールエプロン
レインフォースメント14の上面に形成されたボルト孔14
aに締結されている。
この他、このノーズユニット3には、ラジエータグリ
ル36、ヘッドランプ37、図示しないインタークーラ、ボ
ンネットロック手段、電気系統の接続のためのハーネス
類等が一体的に組付けられることになる。
次に、前部車体を組立てる際に組立作業について説明
する。まず、車体本体2とは別工程で、ノーズユニット
3を組立てる。すなわち、シュラウドパネル21、シュラ
ウドアッパ22、ファンカウリング25が一体成形された合
成樹脂製のユニットベース20に対して、まず、第1クロ
スメンバ15のフランジ部分15aをユニットベース20の支
持パネル26にリベット止めするとともに、前側フレーム
部材13aのフランジ13eに穿設されたボルト孔13fと、シ
ュラウドパネル21の取付面部分21bに穿設されたボルト
孔21cとに亘ってボルト34を挿通させておく。このよう
にして、ユニットベース20に第1クロスメンバ15及び前
側フレーム部材13aを支持した後、冷却ファン35等の組
付作業に移る。この作業においては、予め、ラジエータ
24Bの背面の上下端部に冷却ファン35をボルト止めによ
り支持しておくとともに、ラジエータ24Bの前側にコン
デンサ24Aを組付けておく。この状態で、冷却ファン35
をファンカウリング25の前側からファンカウリング25の
開口25aに挿通させるとともに、ラジエータ24Bの下端を
第1クロスメンバ15に、またコンデンサ24Aの下端を支
持ブラケット15bにそれぞれラバーマウント部材27,27を
介して支持させて組付ける。その後、コンデンサ24A及
びラジエータ24Bの上端部を取付ブラケット28,28を介し
てシュラウドアッパ22の上壁部22Bに支持する。このよ
うにして、ユニットベース20に第1クロスメンバ15、前
側フレーム部材13a、冷却ファン35、ラジエータ24B、コ
ンデンサ24Aを組付け、その後、その他の部品、つまり
バンパ31、ラジエータグリル36、ヘッドランプ37等を組
付けてノーズユニット3を構成する。
その後、かくして構成されたノーズユニット3を車体
本体2に対して前側から水平方向に移動して所定位置に
位置決めして組付けるのであるが、この組付作業に際し
ては、前記各ボルト孔13f,21cに挿通させておいたボル
ト34を後側フレーム部材13bのフランジ13cに穿設された
ボルト孔13dに挿通し、フランジ13cの後側からボルト34
にナット34aを螺合することで、前側フレーム部材13aを
シュラウドパネル21を介して後側フレーム部材13bに一
体的に組付ける。
このように、本例によれば、ユニットベース20を合成
樹脂製としたことで、シュラウドパネル21、シュラウド
アッパ22、ファンカウリング25等を一体形成することが
でき、部品点数が少なくなって組付作業数が低減され、
作業性の向上が図れる。また、このユニットベースは合
成樹脂で成っていることで、重量を大きくすることな
く、ノーズユニットの各種部材を一体成形することがで
きる。さらには、組付部材の組付基部がユニットベース
に一体に成形できるので、組付部材の位置精度が向上さ
れる。しかも、シュラウドアッパ22及びファンカウリン
グ25の一体成形によりユニットベース20の剛性強度が増
大し、組付時の位置決め精度をさらに向上させることが
できる。
また、前記ユニットベース20に第1クロスメンバ15を
取り付けてサブアッシーした状態で、この第1クロスメ
ンバ15とユニットベース20のシュラウドアッパ22とに亘
りコンデンサ24A及びラジエータ24Bを支持するので、こ
れらコンデンサ24A及びラジエータ24Bをユニットベース
20の状態で十分な強度をもって支持することができる。
尚、本例におけるユニットベース20は、シュラウドパ
ネル21、シュラウドアッパ22、ファンカウリング25を一
体成形するものであったが、本発明はこれに限らず、バ
ンパビームやランプハウジング等、種々の部材を一体成
形することが可能である。
(第2実施例) 次に、本発明の第2実施例について第6図〜第9図に
基づいて説明する。本例においては、前述した第1実施
例との相違点のみについて述べるに止める。
第6図及び第7図に示すように、本例のノーズユニッ
ト3におけるユニットベース40は、合成樹脂製であっ
て、シュラウドパネル41,41、シュラウドアッパ42、ラ
ンプハウジング43,43等が一体形成された上側ベース部
分40Aと、該上側ベース部分40Aの下側に連続して形成さ
れたバンパビーム40Bとを有している。そして、このユ
ニットベース40の特徴とするところは、上側ベース部分
40Aと、バンパビーム40Bとの間が細いリブ状の連結部材
44によって連結されていることにある。つまり、前記上
側ベース部分40aとバンパビーム40Bとの間には車幅方向
に長い複数の開口部45,45,…が形成されており、この開
口部45,45,…間に連結部材44が形成されている。従っ
て、上側ベース部分40Aとバンパビーム40Bとの連結強度
は比較的低くなっており、仮に、バンパビーム40Bに大
きな外力が加わった場合には、この連結部材44が切断さ
れて、バンパビーム40Bが上側ベース部材40Aから離脱さ
れるようになっている。
このように構成されたユニットベース40を備えたノー
ズユニット3の組付作業時には、前述した第1実施例と
同様に第8図及び第9図に示す如く、ユニットベース40
に、コンデンサ24A、ラジエータ24B、バンパ31、ラジエ
ータグリル36、ヘッドランプ37等を一体的に組付けて第
7図に示すようなノーズユニット3を構成する。そし
て、このようにして構成されたノーズユニット3を車体
本体2に組付ける際には、第9図に示す如く、バンパビ
ーム40Bの背面をフロントサイドフレーム13にボルト46
により締結する。これによって、ノーズユニット3が車
体本体2の前部に組付けられる。
そして、このように構成された自動車における前突時
には、第8図の矢印Aに示すようなバンパ31の前方から
入力された前突荷重がバンパビーム40bに伝達される。
そのとき、この荷重によって、バンパビーム40Bと上側
ベース部分40Aを連結している連結部材44が切断され、
バンパビーム40Bは上側ベース部分40Aから離脱する。こ
れにより、前突荷重は上側ベース部分40Aに伝達される
ことがなく、ひいては、上側ベース部分40Aに配設され
ているヘッドランプ37等の各種部材を破損することが防
止される。
このように、この実施例にあっては、ユニットベース
40を合成樹脂製として部品点数を低減し、組付作業性を
向上させるばかりでなく、車両の前突時にあっては、前
突荷重を上側ベース部分40Aに伝達させることがなく、
信頼性の高いものである。
(発明の効果) 上述したように本発明によれば、以下のような効果が
発揮される。
請求項(1)に係る発明では、ノーズユニットのユニ
ットベースを樹脂により成形したので、ユニットベース
としてシュラウドパネル、シュラウドアッパ、ファンカ
ウリング等を一体形成することができ、ノーズユニット
全体として部品点数が低減され、組立作業性が向上が図
れる。また、樹脂製であることで、重量を大きくするこ
となく、ノーズユニットの各種部材を一体成形すること
ができる。さらに、自動車の前突等によってバンパビー
ムに外力が作用した場合、バンパビームがシュラウドパ
ネルから切離されるので、外力がシュラウドパネルに伝
達されることがなく、シュラウドパネル周辺に配設され
ている部材の破損が防止され、バンパビームが一体成形
されたユニットベースを有する自動車の前突性の向上が
図れる。
請求項(2)に係る発明では、シュラウドパネル、シ
ュラウドアッパ、ファンカウリングがユニットベースと
して樹脂により一体成形されているので、組付部材の組
付基部をユニットベースに一体成形することができ、部
品点数が少なくなって組付作業数を低減することができ
るとともに、ユニットベースの剛性強度が増大し、組付
部材の組付時の位置決め精度の向上が図れ、製品として
の信頼性が向上する。また、ユニットベースにクロスメ
ンバを取り付けてサブアッシーした状態で、このクロス
メンバとシュラウドアッパとに対しラジエータを支持す
るので、ユニットベースの状態でのラジエータの支持強
度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の第1実施例を示し、第1図は
自動車の前部の斜視図、第2図は自動車の車体本体の前
部の斜視図、第3図はノーズユニットの一部構成部材の
分解斜視図、第4図は第3図におけるIV−IV線に対応し
た部分における断面図、第5図は第3図におけるV−V
線に対応した部分における断面図である。第6図〜第9
図は本発明の第2実施例を示し、第6図はユニットベー
スの斜視図、第7図はノーズユニットの斜視図、第8図
は第7図のVIII−VIII線に沿った断面図、第9図は第7
図のIX−IX線に沿った断面図である。 1……自動車 2……車体本体 3……ノーズユニット 13……フロントサイドフレーム 13a……前側フレーム部材 13b……後側フレーム部材 15……第1クロスメンバ 20……ユニットベース 21……シュラウドパネル 22……シュラウドアッパ 22B……上壁部 24B……ラジエータ 25……ファンカウリング 40……バンパビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上場 庸次 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 梅田 隆司 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 北山 貴 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−66046(JP,A) 特開 昭63−110075(JP,A) 特開 昭56−14825(JP,A) 特開 昭63−312279(JP,A) 実開 昭62−106875(JP,U) 実開 昭63−176877(JP,U) 実開 昭62−152859(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体本体の前部に、複数の車体前部構成部
    材が一体的に組付けられたノーズユニットを取付けてな
    る車体において、 前記ノーズユニットは、前記車体構成部材の取付基部を
    構成するユニットベースが樹脂により成形されており、 このユニットベースは、シュラウドパネルとバンパビー
    ムとを備え、該シュラウドパネルとバンパビームとが外
    力により切離し可能に接合されて構成されていることを
    特徴とする自動車の前部車体構造。
  2. 【請求項2】少なくとも、左右のシュラウドパネルと、
    該シュラウドパネル間に接続され、上縁に後方に延びる
    上壁部を有するシュラウドアッパと、中央に位置し、後
    方に向かって中央側に傾斜するファンカウリングとが一
    体成形された樹脂製のユニットベースの前側に、フロン
    トサイドフレームに接合されるクロスメンバを取付け、 前記クロスメンバにラジエータの下端を支持する一方、
    前記シュラウドアッパの上壁部に前記ラジエータの上端
    を支持して、ノーズユニットを形成した後、 このノーズユニットを車体本体に取付けることを特徴と
    する車体組立方法。
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