JP4039022B2 - 車両の前部車体構造 - Google Patents

車両の前部車体構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両の前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレームに連結されて車両前部に設けられたシュラウドに対してヘッドランプが取付けられたような車両の前部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例の車両の前部車体構造としては、例えば特開平6−107229号公報に記載の構造がある。
【0003】
すなわち、図11、図12に示すように、車両の前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム81(但し、図面では右側のもののみを示す)と、このフロントサイドフレーム81に連結されて車両前部の側壁を形成する左右一対のホイールエプロン82と、このホイールエプロン82の上端部に沿って車両の前後方向に延びるエプロンレインフォースメント83とを備え、上述の左右一対のフロントサイドフレーム81に連結されて車両前部に設けられたシュラウド(図示せず)に対してヘッドランプ84を取付けた構造である。
【0004】
なお、図11、図12において85はフロントフェンダ、86はボンネット、87は前輪である。
この従来構造においては、フロントフェンダ85とボンネット86との間のパーティションライン88は、図11に示すように、ヘッドランプ84の上部中間とフロントピラー89とを前後方向に結ぶように形成される。
【0005】
そこで、デザイン要求に対応して、上述のパーテーションライン88を図11の状態から図13に示すように変更した場合には次の如き問題点が発生する。なお、この場合のパーテーションライン88はヘッドランプ84の車両内方端部とフロントピラー89とを前後方向に結ぶように形成される。
【0006】
すなわち、エプロンレインフォースメント83は車両前部の剛性を確保するために、ボンネット86のパーテーションライン88の直下部に位置する必要があり、このエプロンレインフォースメント83の前端部はシュラウドの上部側端部に接続されるので、図11の構造下においてはヘッドランプ84の上端をシュラウドに止めていたが、該シュラウドを横方向に延出することができないため、図13の構造下においてはヘッドランプ84を止める箇所がなくなる。
【0007】
このため、従来においてはシュラウドの車外側方に別途ブラケットを取付けて、このブラケットに対してヘッドランプ84を取付ける構造が採用されているが、ヘッドランプ84の重量により、上述のブラケットには所定の強度が要求され、このブラケットは剛性が高い比較的大型のものとなるばかりでなく、該ブラケットにより部品点数が増加して、寸法精度および取付け精度が劣化し、フロントフェンダ85とヘッドランプ84との間の隙間が大きくなる可能性もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、前端がシュラウドの車幅方向外端部に連結されるようにホイールエプロンに設けられた補強部と、ホイールエプロン上部において補強部よりも車幅方向内側で車両の前後方向に延び、かつ前端がシュラウドと補強部との連結部よりも車幅方向内側でシュラウドの上部と連結されるエプロンレインフォースメントとを備え、ヘッドランプは少なくとも補強部とシュラウドとの連結部と、エプロンレインフォースメントとシュラウドとの連結部との間にわたって該シュラウドに取付けることで、ボンネットのパーテーションラインをヘッドランプの形状に関係なく設定するというデザイン要求を満たすことができ、しかもシュラウドにヘッドランプを組付けることができ、剛性の確保と、部品点数増加による寸法精度の劣化防止とを両立することができる車両の前部車体構造の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明による車両の前部車体構造は、車両の前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレームに連結されて車両前部に設けられたシュラウドに対してヘッドランプを取付ける車両の前部車体構造であって、上記フロントサイドフレームに連結され車両前部の側壁を形成する左右一対のホイールエプロンと、前端がシュラウドの車幅方向外端部に連結されるように左右一対のホイールエプロンに設けられた補強部と、上記ホイールエプロン上部において補強部より車幅方向内側で車両前後方向に延び、かつ前端がシュラウドと補強部との連結部より車幅方向内側でシュラウドの上部と連結されると共に、車両前後方向において該ホイールエプロンと連結された左右一対のエプロンレインフォースメントとを備え、
上記シュラウドは、シュラウドアッパと、該シュラウドアッパの下方で該シュラウドアッパに連結されるシュラウドロアとが一体化して上下方向に幅広、かつシュラウドの車幅方向における両端が、車幅方向において上記エプロンレインフォースメントの前端より車両外側まで延設するように形成されると共に、上記ヘッドランプは、平面視で上記エプロンレインフォースメントの前端近傍で、該エプロンレインフォースメントの長手方向延長線上に設置されると共に、少なくとも補強部とシュラウドとの連結部と、エプロンレインフォースメントとシュラウドとの連結部との間にわたって上記シュラウドに取付けられたものである。
上記構成のシュラウドは、金属製のシュラウドアッパとシュラウドロアとを組合わせて構成してもよく、または合成樹脂によって一体成形してもよい。
上記構成によれば、補強部とシュラウドとの連結部と、エプロンレインフォースメントとシュラウドとの連結部との間にわたってヘッドランプの少なくとも一部をシュラウドに取付けたので、ボンネットのパーテーションラインをヘッドランプの形状に関係なく設定するというデザイン要求を満たすことができ、しかもシュラウドにヘッドランプを組付けることができ、剛性の確保と、部品点数増加による寸法精度の劣化防止との両立を図ることができる。
【0010】
この発明の一実施態様においては、上記シュラウドには、車幅方向外端部が補強部と連結し、かつ上部がエプロンレインフォースメントと連結し、ヘッドランプの周りを囲むヘッドランプ支持部が一体的に形成され、上記ヘッドランプは該ヘッドランプ支持部に取付けられたものである。
【0011】
上記構成によれば、ヘッドランプの周りを囲むヘッドランプ支持部をシュラウドに一体的に形成したので、シュラウドに対してヘッドランプを一体的に組付けることができて、寸法精度の劣化をより一層良好に防止することができる。
【0012】
この発明の一実施態様においては、上記補強部の後端はエプロンレインフォースメントの前後方向中間部に連結されたものである。
上記構成によれば、剛性部材としてのエプロンレインフォースメントと補強部とを連結したので、剛性をさらに高めることができる。
【0013】
この発明の一実施態様においては、上記補強部はホイールエプロンの車幅方向外側端に沿って該ホイールエプロンと一体形成されたものである。
上記構成によれば、補強部をホイールエプロンと一体形成したので、部品点数および重量増加を抑制しつつ、剛性の向上を図ることができる。
【0014】
この発明の一実施態様においては、上記ホイールエプロンの前方下部には、シュラウド下部とフロントサイドフレームとに連結する連続した略水平面が形成されたものである。
【0015】
上記構成によれば、上述の略水平面によりヘッドランプ支持部の下方の剛性が高められるので、ヘッドランプ支持部の下部にオイルクーラその他の補機類を取付けることができる。
【0016】
この発明の一実施態様においては、上記補強部は略水平部と、この略水平部に続く縦壁部とを備えたものである。
上記構成によれば、上述の縦壁部により補強部の剛性を確保することができる。
【0017】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の前部車体構造を示し、図1、図2において、車両前部において車両の前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム1,1を互にほぼ平行に設けている。
【0018】
これら一対のフロントサイドフレーム1,1の前端相互間には車幅方向に延びるバンパレインフォースメント2を取付ける一方、このバンパレインフォースメント2よりも後方側にはバンパレインフォースメント2と平行になるように、フロントクロスメンバ3(いわゆるNo1.クロスメンバ)を上記フロントサイドフレーム1,1間に架している。
【0019】
一方、エンジンルームの上部後壁を形成するカウル部4と、エンジンルームの下部後壁を形成するダッシュロアパネル5とを設け、このダッシュロアパネル5の下部中間部はフロアパネルに形成されるトンネル部と連通するようになっている。
【0020】
上述のエンジンルームの前端部つまり車両前部にはシュラウド6(ラジエータシュラウド)を立設固定している。このシュラウド6は図3に示すように金属製のシュラウドアッパ7とシュラウドロア8とを組合わせて一体化したものであるが、この金属製のシュラウド6に代えて、合成樹脂製のシュラウド(いわゆる樹脂シュラウド)を用いてもよいことは勿論である。
【0021】
上述のシュラウドロア8には左右一対のフロントサイドフレーム1,1を前後方向に貫通させる開口部9,9が設けられており、この開口部9,9に貫通するフロントサイドフレーム1,1に対してシュラウドロア8が連結されている。
【0022】
上述の開口部9の形成部位に略対応してシュラウド6の上部には幅方向外方で、かつ斜め後方に延びる上片部10が形成され、また開口部9の形成部位からシュラウド6の下部において車幅方向外方で、かつ斜め後方に延びる下片部11が形成されると共に、これら上片部10の外端と下片部11の外端とを上下方向に一体に連結する側片部12が設けられている。
【0023】
上述の上片部10、下片部11、側片部12によりヘッドランプ13の周りを囲む環状枠形のヘッドランプ支持部14が、シュラウド6に一体的に形成され、これら各片10,11,12で囲繞された空間部15はヘッドランプ13の配設孔に設定されている。
【0024】
また上述の上片部10の中間部位にはヘッドランプ取付けボルト16(図1、図2参照)を上方から締付ける取付け部17が形成されており、下片部11の左右離間部位にはヘッドランプ取付けボルト(図示せず)を前方から締付ける取付け部18,18が形成されていて、これらの各取付け部18,18には予めナット(図示せず)が溶接固定されている。
【0025】
上述のヘッドランプ支持部14に取付けられるヘッドランプ13(但し、図4では右側のヘッドランプを示す)は、図4に示すように、そのヘッドランプハウジングの上部には取付け部17に対応する取り付け片19が形成され、ヘッドランプハウジングの下部には取付け部18,18に対応する取付け片20,21が形成されている。
【0026】
ここで、上側の取付け片19にはボルト挿通孔22が形成されると共に、該取付け片19の下面には予めナット23が溶接固定されており、下側の取付け片20,21にはボルト挿通孔24,25が形成されるが、少なくとも一方のボルト挿通孔25は上下方向に長い長孔に設定され、ヘッドランプ13の取付け位置調整を行なうことができるように構成している。
【0027】
ところで、図1、図2、図5に示すようにフロントサイドフレーム1に連結されて車両前部の側壁(エンジンルームの側壁)を形成する左右一対のホイールエプロン26,26を設けている。
上述のホイールエプロン26にはホイールハウスおよびサスタワー27が一体または一体的に形成されている。
【0028】
図5は図2の要部拡大平面図、図6は図5のA−A線矢視断面図、図7は図5のB−B線矢視断面図、図8は図5のC−C線矢視断面図であって、上述のホイールエプロン26には該ホイールエプロン26の車幅方向外側端に沿ってホイールエプロン補強部(以下単に補強部と略記する)28が一体形成されている。
【0029】
この補強部28は略水平部28aと、この略水平部28aに続く縦壁部28bとを備えたもので、図2に示すように、サスタワー27の中間部と対応する部分から湾曲状に車幅方向外方かつ前方へ延びて、その前端はシュラウド6における上片部10の車幅方向外端部に連結されて、第1の連結部αを形成している。
【0030】
また図5〜図8に示すように、ホイールエプロン26の上部において上述の補強部28よりも車幅方向内側で車両の前後方向に延び、かつ、その前端がシュラウド6と補強部28との第1の連結部αよりも車幅方向内側においてシュラウド6の上片部10中間に連結される左右一対のエプロンレインフォースメント29を備えている。
【0031】
このエプロンレインフォースメント29は、前方から目視した状態の斜視図を図9に示すように、断面略門形状の主体部30と、ホイールエプロン26のホイールハウス形状に沿う内外の接合フランジ部31,31とを一体形成した車体強度部材である。
【0032】
上述のエプロンレインフォースメント29は図1、図2に示すように、その前端がシュラウド6の上片部10中間に連結されて、第2の連結部βを形成する一方、エプロンレインフォースメント29の後端はカウル部4の左右の延長部4a,4aに接合されている。
【0033】
また上述の補強部28の後端は図2、図5、図6に示すようにエプロンレインフォースメント29の前後方向の中間部に連結されている。
上述の補強部28が一体形成されたホイールエプロン26の前方下部には、シュラウドロア8における下片部11と、フロントサイドフレーム1とに連結する連続した略水平面32(図5参照)が一体形成されていて、この略水平面32によりヘッドランプ支持部14の剛性向上を図るように構成している。
【0034】
そして、上述の略水平面32により剛性が向上したヘッドランプ支持部14において、その下片部11の前部には図1に示すように、ボルト33,33を用いてオイルクーラ34などの補機類を取付けている。
【0035】
上述のヘッドランプ支持部14は、車幅方向の外端部が補強部28の前端と連結(第1の連結部α参照)し、かつ上部としての上片部10の中間部がエプロンレインフォースメント29の前端と連結(第2の連結部β参照)するものであって、上述の第1の連結部αと第2の連結部βとの間にわたってヘッドランプ13の上部はシュラウド6のヘッドランプ支持部14に取付けられたものである。
【0036】
なお、図8における35はフロントフェンダ、36はボンネット、37はボンネットのパーテーションラインであり、また図中、OUTは車幅方向外方を示し、INは車幅方向内方を示す。
【0037】
このように図1〜図9で示した実施例の車両の前部車体構造は、車両の前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム1,1に連結されて車両前部に設けられたシュラウド6に対してヘッドランプ13を取付ける車両の前部車体構造であって、上記フロントサイドフレーム1に連結され車両前部の側壁を形成する左右一対のホイールエプロン26,26と、前端がシュラウド6の車幅方向外端部に連結されるように左右一対のホイールエプロン26,26に設けられた補強部28,28と、上記ホイールエプロン26の上部において補強部28より車幅方向内側で車両前後方向に延び、かつ前端がシュラウド6と補強部28との第1の連結部αより車幅方向内側でシュラウド6の上部と連結される左右一対のエプロンレインフォースメント29,29とを備え、上記ヘッドランプ13は少なくとも補強部28とシュラウド6との第1の連結部αと、エプロンレインフォースメント29とシュラウド6との第2の連結部βとの間にわたって上記シュラウド6に取付けられたものである。
この構成によれば、補強部28とシュラウド6との第1の連結部αと、エプロンレインフォースメント29とシュラウド6との第2の連結部βとの間にわたってヘッドランプ13の少なくとも一部(上部参照)をシュラウド6に取付けたので、ボンネット36のパーテーションライン37(図8参照)をヘッドランプ13の形状に関係なく設定するというデザイン要求を満たすことができ、しかもシュラウド6にヘッドランプ13を組付けることができ、剛性の確保と、部品点数増加による寸法精度の劣化防止との両立を図ることができる。
【0038】
また、上記シュラウド6には、車幅方向外端部が補強部28と連結し、かつ上部がエプロンレインフォースメント29と連結し、ヘッドランプ13の周りを囲むヘッドランプ支持部14が一体的に形成され、上記ヘッドランプ13は該ヘッドランプ支持部14に取付けられたものである。
【0039】
この構成によれば、ヘッドランプ13の周りを囲むヘッドランプ支持部14をシュラウド6に一体的に形成したので、シュラウド6に対してヘッドランプ13を一体的に組付けることができて、寸法精度の劣化をより一層良好に防止することができる。
【0040】
さらに、上記補強部28の後端はエプロンレインフォースメント29の車両前後方向の中間部に連結されたものである。
この構成によれば、剛性部材としてのエプロンレインフォースメント29と補強部28とを連結したので、剛性をさらに高めることができる。
【0041】
加えて、上記補強部28はホイールエプロン26の車幅方向外側端に沿って該ホイールエプロン26と一体形成されたものである。
この構成によれば、補強部28をホイールエプロン26と一体形成したので、部品点数および重量増加を抑制しつつ、剛性の向上を図ることができる。
【0042】
しかも、上記ホイールエプロン26の前方下部には、シュラウド6下部つまりシュラウドロア8(詳しくは下片部11参照)とフロントサイドフレーム1とに連結する連続した略水平面32が形成されたものである。
【0043】
この構成によれば、上述の略水平面32によりヘッドランプ支持部14の下方の剛性が高められるので、ヘッドランプ支持部14の下部にオイルクーラ34その他の補機類を取付けることができる。
【0044】
さらに、上記補強部28は図6〜図8に示すように略水平部28aと、この略水平部28aに続く縦壁部28bとを備えたものである。
この構成によれば、上述の縦壁部28bにより補強部28の剛性を確保することができる。
【0045】
図10は車両の前部車体構造の他の実施例を示し、図8に示す先の実施例では前述の補強部28をホイールエプロン26と一体に形成したが、図10に示すこの実施例ではホイールエプロン26の上部に該ホイールエプロン26から延長されるように別部材から成る延長部材40を設け、溶接手段等によりホイールエプロン26と延長部材40とを一体化すると共に、この延長部材40の車幅方向外側端に沿って補強部28を一体形成したものである。また上述の延長部材40の主面には凹凸部41を一体形成して、部材40の強度向上を図っている。
【0046】
このように構成しても、その他の構成、作用、効果については、先の実施例とほぼ同様であるから、図10において、前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0047】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の補強部とシュラウドとの連結部は、実施例の第1の連結部αに対応し、
以下同様に、
エプロンレインフォースメントとシュラウドとの連結部は、第2の連結部βに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0048】
例えば、上述のエプロンレインフォースメント29はホイールエプロン26と一体に形成してもよいことは勿論である。
【0049】
【発明の効果】
この発明によれば、前端がシュラウドの車幅方向外端部に連結されるようにホイールエプロンに設けられた補強部と、ホイールエプロン上部において補強部よりも車幅方向内側で車両の前後方向に延び、かつ前端がシュラウドと補強部との連結部よりも車幅方向内側でシュラウドの上部と連結されると共に、車両前後方向において該ホイールエプロンと連結された左右一対のエプロンレインフォースメントとを備え、上記シュラウドは、シュラウドアッパと、該シュラウドアッパの下方で該シュラウドアッパに連結されるシュラウドロアとが一体化して上下方向に幅広、かつシュラウドの車幅方向における両端が、車幅方向において上記エプロンレインフォースメントの前端より車両外側まで延設するように形成されると共に、上記ヘッドランプは、平面視で上記エプロンレインフォースメントの前端近傍で、該エプロンレインフォースメントの長手方向延長線上に設置されると共に、少なくとも補強部とシュラウドとの連結部と、エプロンレインフォースメントとシュラウドとの連結部との間にわたって該シュラウドに取付けたので、ボンネットのパーテーションラインをヘッドランプの形状に関係なく設定するというデザイン要求を満たすことができ、しかもシュラウドにヘッドランプを組付けることができ、剛性の確保と、部品点数増加による寸法精度の劣化防止とを両立することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両の前部車体構造を示す斜視図。
【図2】 図1の平面図。
【図3】 シュラウドの斜視図。
【図4】 ヘッドランプの正面図。
【図5】 図2の要部拡大平面図。
【図6】 図5のA−A線に沿う部分断面図。
【図7】 図5のB−B線に沿う部分断面図。
【図8】 図5のC−C線矢視断面図。
【図9】 エプロンレインフォースメントの斜視図。
【図10】 車両の前部車体構造の他の実施例を示す断面図。
【図11】 従来の車両におけるパーテーションラインの説明図。
【図12】 従来の車両の前部車体構造を示す断面図。
【図13】 パーテーションラインを含む車両のデザイン要求を示す説明図。
【符号の説明】
1…フロントサイドフレーム
6…シュラウド
13…ヘッドランプ
14…ヘッドランプ支持部
26…ホイールエプロン
28…補強部
28a…略水平部
28b…縦壁部
29…エプロンレインフォースメント
32…略水平面
α…第1の連結部(連結部)
β…第2の連結部(連結部)

Claims (6)

  1. 車両の前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレームに連結されて車両前部に設けられたシュラウドに対してヘッドランプを取付ける車両の前部車体構造であって、
    上記フロントサイドフレームに連結され車両前部の側壁を形成する左右一対のホイールエプロンと、
    前端がシュラウドの車幅方向外端部に連結されるように左右一対のホイールエプロンに設けられた補強部と、
    上記ホイールエプロン上部において補強部より車幅方向内側で車両前後方向に延び、かつ前端がシュラウドと補強部との連結部より車幅方向内側でシュラウドの上部と連結されると共に、車両前後方向において該ホイールエプロンと連結された左右一対のエプロンレインフォースメントとを備え、
    上記シュラウドは、シュラウドアッパと、該シュラウドアッパの下方で該シュラウドアッパに連結されるシュラウドロアとが一体化して上下方向に幅広、かつシュラウドの車幅方向における両端が、車幅方向において上記エプロンレインフォースメントの前端より車両外側まで延設するように形成されると共に、
    上記ヘッドランプは、平面視で上記エプロンレインフォースメントの前端近傍で、該エプロンレインフォースメントの長手方向延長線上に設置されると共に、少なくとも補強部とシュラウドとの連結部と、エプロンレインフォースメントとシュラウドとの連結部との間にわたって上記シュラウドに取付けられた
    車両の前部車体構造。
  2. 上記シュラウドには、車幅方向外端部が補強部と連結し、かつ上部がエプロンレインフォースメントと連結し、ヘッドランプの周りを囲むヘッドランプ支持部が一体的に形成され、
    上記ヘッドランプは該ヘッドランプ支持部に取付けられた
    請求項1記載の車両の前部車体構造。
  3. 上記補強部の後端はエプロンレインフォースメントの前後方向中間部に連結された
    請求項1または2記載の車両の前部車体構造。
  4. 上記補強部はホイールエプロンの車幅方向外側端に沿って該ホイールエプロンと一体形成された
    請求項1,2または3記載の車両の前部車体構造。
  5. 上記ホイールエプロンの前方下部には、シュラウド下部とフロントサイドフレームとに連結する連続した略水平面が形成された
    請求項1,2,3または4記載の車両の前部車体構造。
  6. 上記補強部は略水平部と、この略水平部に続く縦壁部とを備えた
    請求項1,2,3,4または5記載の車両の前部車体構造。
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