JP4069605B2 - 車両の下部車体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フロントサスペンションを支持するサブフレームを車体に取付けるような車両の下部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
フロントサスペンションを支持する平面視略U字状のサブフレームを設けた場合、上記フロントサスペンションに横力が作用した時、このサブフレームによるサスペンション支持剛性の向上を図る必要がある。
【0003】
そこで、サブフレームの後部両端を車幅方向に接続するトランスバースメンバを設けることが考えられるが、この場合、サブフレームとトランスバースメンバとを車体に対して強固に取付けることと、これら両者(サブフレームおよびトランスバースメンバ)の組付け性の向上を図ることとが要請されると共に、車両の衝突時にあっては衝撃吸収性を確保する構造と成すことが要求される。
【0004】
上述の衝撃吸収性を考慮したサスペンションメンバの取付構造としては、例えば特開平5−162655号公報に記載の構造がある。
すなわち、左右一対のロアブラケットに対して上方へ***して、車幅方向に延びるようなサスペンションメンバ(サブフレーム)を設け、上述のロアブラケットの後端を、フロアパネル下部の補強パネルに対してボルト、ナットで結合し、上述のサスペンションメンバの左右両上部を、サイドメンバ(フロントサイドフレーム)に対して遊嵌孔または長孔を介して接続したものである。
【0005】
この構造においては、車両の衝突時に上記遊嵌孔または長孔によってサスペンションメンバ(サブフレーム)とサイドメンバ(フロントサイドフレーム)との結合を解除し、該サイドメンバがダッシュパネル側に移動するのを阻止することができるが、同公報に記載のものには、上述のトランスベースメンバについては何等の記載も示唆もない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、平面視略U字状のサブフレームの後部両端を接続するトランスバースメンバを設け、サブフレームとトランスバースメンバとを複数箇所で接続して、少なくとも1つを車体と共締めし、少なくとも1つをサブフレームとのみ接続すると共に、トランスバースメンバの所定箇所を単独で車体と固定することで、サブフレームとトランスバースメンバとの両者を複数箇所で接続する構造により、サスペンションの支持剛性向上を図ることができ、少なくとも1つをサブフレームとのみ接続する構造により、サブフレームに対するトランスバースメンバの仮止め機能が得られて、組付け性が向上し、また車体と共締めする構造、並びにトランスバースメンバを単独で車体と固定する構造により、サブフレームおよびトランスバースメンバの車体への取付け強度を確保することができる車両の下部車体構造の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明による車両の下部車体構造は、フロントサスペンションを支持するサブフレームを設け、該サブフレームを車体へ取付ける車両の下部車体構造であって、平面視略U字状のサブフレームの後部両端を接続するトランスバースメンバを設け、上記サブフレームとトランスバースメンバとを複数箇所で接続し、上記複数箇所のうち少なくとも1つを車体と共締めし、上記複数箇所のうち少なくとも1つをサブフレームとのみ接続すると共に、トランスバースメンバの所定箇所を単独で車体と固定したものである。
【0008】
上記構成によれば、サブフレームとトランスバースメンバとの両者を複数箇所で接続したので、サスペンションの支持剛性向上を図ることができる。
また複数箇所のうち少なくとも1つをサブフレームとのみ接続する構造と成したので、サブフレームに対してトランスバースメンバを仮止めすることができ、この結果、組付け性が向上する。
【0009】
さらに複数箇所のうち少なくとも1つを車体と共締めする構造、並びにトランスバースメンバの所定箇所を単独で単体と固定する構造により、サブフレームおよびトランスバースメンバの車体に対する取付け強度を確保することができる。
【0010】
この発明の一実施態様においては、上記車体との共締め箇所には衝突時にサブフレームの後退を許容する後退許容部が設けられたものである。
上記構成によれば、車両の衝突時に後退許容部にてサブフレームの後退を許容するので、衝突吸収性を向上させることができる。
【0011】
この発明の一実施態様においては、上記後退許容部は長孔スライド部に設定されたものである。
上記構成によれば、簡単な構成により後退許容部を形成することができる。
【0012】
この発明の一実施態様においては、上記トランスバースメンバの取付け部の一部に脆弱部を設けたものである。
上記構成の脆弱部は、切欠き部に設定してもよい。
【0013】
上記構成によれば、サブフレームの後部両端を接続するトランスバースメンバを設けたので、サスペンションの支持剛性向上を図ることができるのは勿論のこと、上述のトランスバースメンバの取付け部の一部には脆弱部を設けたので、衝突時(正突、オフセット衝突の双方)の衝撃吸収性能を確保することができる。
【0014】
この発明の一実施態様においては、上記トランスバースメンバの車体との取付け部には、前後方向または前後斜め方向からの荷重によりトランスバースメンバと車体との間の取付けが離脱される方向の切欠き部が設けられたものである。
【0015】
上記構成によれば、車両の衝突時に上述の切欠き部によってトランスバースメンバが車体から外れるので、衝突時における車体の変形を防止することができ、特にオフセット衝突時に効果的である。
【0016】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の下部車体構造を示し、図1、図2において、車両前部において車両の前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム1,1を設け、これら一対のフロントサイドフレーム1の前部相互間にはシュラウド2を取付けると共に、フロントサイドフレーム1,1の前端相互間にはエネルギ吸収部材(いわゆるクラッシュ管)を介して車幅方向に延びるバンパレインフォースメント(図示せず)を取付けている。
【0017】
上述のフロントサイドフレーム1,1は車幅方向に所定の間隔を隔てて互に平行に延びる車体剛性部材であって、これら左右のフロントサイドフレーム1,1の前端から後方へ所定距離離間した位置には、車幅方向に延びて左右のフロントサイドフレーム1,1相互間を接続するフロントクロスメンバ3が張架されている。
【0018】
また上述のフロントサイドフレーム1,1の下部にはサブフレーム4が取付けられている。
上述のサブフレーム4は左右の各フロントサスペンション5,5を車体に支持するものであり、このフロントサスペンション5としては、例えばAアーム構造のロアアーム6と、Aアーム構造のアッパアーム7と、ダンパ部材8とを備えたダブルウイッシュボーン型のサスペンションを採用している。
【0019】
このフロントサスペンション5はナックル9を介して左右の前輪10,10を独立懸架するものである。
上述のサブフレーム4は図4、図5、図6に示すように構成している。
【0020】
すなわち、このサブフレーム4は主体部4aと、この主体部4aの前部左右から上方に立ち上がる縦辺部4b,4bと、縦片部4b,4bの上部に設けられて取付け座4c,4dを有する取付け部4e,4eとが一体的に形成され、その全体形状は平面から見て後方が開放するような略U字状に構成されている。
【0021】
また、上述の取付け部4eの前後両部には、フロントサスペンション5におけるアッパアーム7の車体側支持部としてのアッパアームブッシュ11,11を取付けるブラケット12,12が一体的に設けられている。
【0022】
さらに上述の縦片部4bの下側前部は、フロントサスペンション5におけるロアアーム6の前部の車体側支持部としてのロアアームブッシュ(図示せず)を取付ける取付け部13に設定されている。
【0023】
一方、図1、図2において上述のサブフレーム4の後部両端つまり主体部4aの後部相互間に車幅方向に接続するトランスバースメンバ14を設けている。
このトランスバースメンバ14は図7に平面図で、図8に側面図で、図9に平面図でそれぞれ示すように、その車幅方向の中間部14aに対して車幅方向の左右の端部14b,14bを幅広状に形成した下方が開放する断面門形状のものである。
【0024】
上述の左右両端部14b,14bには2つの取付け孔15,16と、脆弱部としての1つの切欠き部17とが、平面から見て略三角形のコーナ部に位置するように形成されている。
【0025】
ここで、上述の切欠き部17は、車両前後方向または車両前後斜め方向からの荷重(衝突荷重)により、後述するトランスバースメンバ14と車体との間の取付けが離脱されるように、車幅方向外方が開放し、かつリヤ内方からフロント外方に向けて傾斜する傾斜部17aを有するものである。
【0026】
また、上述のサブフレーム4における主体部4aの後部双方(図4参照)には、トランスバースメンバ14の2つの取付け孔15,16と対応するように、2つの取付け孔18,19が形成されているが、これら2つの取付け孔18,19のうちの車幅方向外方の1つの取付け孔18は車両衝突時にサブフレーム4の後退を許容する後退許容部として、前後方向に長い長孔スライド部に設定されている。
【0027】
次に、図1、図2、図3を参照して、サブフレーム4およびトランスバースメンバ14の車体への取付け構造について説明する。
車体側においては、図2、図3に示す如くフロアパネル20を設け、このフロアパネル20の前端はダッシュロアパネルの下部に対して一体化されるように傾斜した傾斜部20aが設けられており、この傾斜部20aの前部つまりエンジンルーム側には車幅方向に延びるダッシュロアクロスメンバ21が接合され、同方向に延びる閉断面22が形成されている。
【0028】
上述のサブフレーム4とトランスバースメンバ14とは複数箇所で接続されるが、この複数箇所のうちの片側1箇所は比較的長尺のボルト23を用いて車体としてのダッシュロアクロスメンバ21に共締めされ、複数箇所のうち片側1箇所はボルト24を用いてサブフレーム4とのみ接続され、トランスバースメンバ14の端部14bはボルト25を用いて単独で単体としてのフロアパネル20と固定されている。
【0029】
ここで、上述の各ボルト23,24,25と対応するように、ダッシュロアクロスメンバ21、サブフレーム4の底部内側、フロアパネル20には予めナット26,27,28がそれぞれ溶接固定されており、何れのボルト23,24,25も下方からの操作で締付けることができるように構成している。なお、サブフレーム4の前部においては取付け座4c,4dが図2に示すように、ボルト、ナット等の取付け部材によりフロントサイドフレーム1,1の下面に取付けられる。
【0030】
ところで、図4において2つの取付け孔18,19間の中間部前位にはラバーブッシュ取付け孔29が設けられており、このラバーブッシュ取付け孔29を用いて、サブフレーム4の内部には図3に示す如く、ラバーブッシュ30を取付け、図1に示すようにフロントサスペンション5のロアアーム6における後部の車体側支持部を該ラバーブッシュ30に支持させている。なお、図中、符号Fは車両の前方方向を示すものである。
【0031】
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用を説明する。
まず、図4〜図6で示したサブフレーム4と、図7〜図9で示したトランスバースメンバ14との両者がボルト24により仮止め所謂サブアセンブリされる。
【0032】
次に、このようにしてサブフレーム4とトランスバースメンバ14とが仮止め一体化された状態で、これら両者4,14を車体の所定部に当接し、サブフレーム4の前部においては取付け部4eの取付け座4c,4dが下方から操作されるボルトにより、フロントサイドフレーム1の下部に接続固定され、サブフレーム4およびトランスバースメンバ14の後部にあっては、ボルト25を用いてトランスバースメンバ14の端部14bがフロアパネル20に独立して接続固定されると共に、長尺のボルト23を用いてサブフレーム4とトランスバースメンバ14との両者がダッシュロアクロスメンバ21の下部水平部に共締め固定されて、図1、図2に示す如く成る。
【0033】
ところで、車両の前後方向(正面衝突)または前後斜め方向(オフセット衝突)からの衝突時には、ボルト23、ナット26の締付け力よりもその衝突荷重が大きい時には、サブフレーム4が長孔状の取付け孔18の範囲内において後退し、衝突荷重がさらに大きい場合にはボルト25が切欠き部17の傾斜部17aに沿って相対的にすべるように、トランスバースメンバ14と車体としてのフロアパネル20との間の取付けが離脱する方向に、該トランスバースメンバ14が移動して、このトランスバースメンバ14がフロアパネル20から外れるので、ダッシュロアパネルおよびフロアパネル20の変形を防止することができる。
【0034】
このように図1〜図9で示した実施例の車両の下部車体構造は、フロントサスペンション5を支持するサブフレーム4を設け、該サブフレーム4を車体へ取付ける車両の下部車体構造であって、平面視略U字状のサブフレーム4の後部両端を接続するトランスバースメンバ14を設け、上記サブフレーム4とトランスバースメンバ14とを複数箇所(ボルト23,24参照)で接続し、上記複数箇所のうち少なくとも1つを車体と共締めし(ボルト23参照)、上記複数箇所のうち少なくとも1つをサブフレーム4とのみ接続(ボルト24参照)すると共に、トランスバースメンバ14の所定箇所を単独で車体と固定(ボルト25参照)したものである。
【0035】
この構成によれば、サブフレーム4とトランスバースメンバ14との両者を複数箇所で接続したので、トランスバースメンバ14により、サスペンション5の支持剛性向上を図ることができる。
また複数箇所のうち少なくとも1つをサブフレーム4とのみ接続(ボルト24参照)する構造と成したので、サブフレーム4に対してトランスバースメンバ14を仮止めすることができ、この結果、組付け性が向上する。
【0036】
さらに複数箇所のうち少なくとも1つを車体と共締(ボルト23参照)めする構造、並びにトランスバースメンバ14の所定箇所を単独で単体と固定(ボルト25参照)する構造により、サブフレーム4およびトランスバースメンバ14の車体に対する取付け強度を確保することができる。
ここで、図1で示したように3本のボルト23,24,25を平面から見てトライアングル状に配置すると、その取付け強度をさらに向上させることができる。
【0037】
また、上記車体との共締め箇所(ボルト23による締付け箇所参照)には衝突時にサブフレーム4の後退を許容する後退許容部(長孔状の取付け孔18参照)が設けられたものである。
この構成によれば、車両の衝突時に後退許容部(取付け孔18参照)にてサブフレーム4の後退を許容するので、衝突吸収性を向上させることができる。
【0038】
さらに、上記後退許容部は長孔スライド部(取付け孔18参照)に設定されたものである。
この構成によれば、簡単な構成により後退許容部を形成することができる。
【0039】
しかも、上記トランスバースメンバ14の取付け部の一部に脆弱部(切欠き部17参照)を設けたものである。
【0040】
この構成によれば、サブフレーム4の後部両端を接続するトランスバースメンバ14を設けたので、サスペンション5の支持剛性向上を図ることができる。
しかも、上述のトランスバースメンバ14の取付け部の一部には脆弱部(切欠き部17参照)を設けたので、衝突時(正突、オフセット衝突の双方)の衝撃吸収性能を確保することができる。
【0041】
また、上記サブフレーム4とトランスバースメンバ14とを複数箇所で接続し(ボルト23,24参照)、上記複数箇所のうち少なくとも1つを車体と共締めし(ボルト23参照)、上記複数箇所のうち少なくとも1つをサブフレーム4とのみ接続(ボルト24参照)すると共に、トランスバースメンバ14の所定箇所を単独で車体と固定(ボルト25参照)したものである。
【0042】
この構成によれば、サブフレーム4とトランスバースメンバ14との両者を複数箇所(ボルト23,24参照)で接続したので、トランスバースメンバ14によりサスペンション5の支持剛性をさらに向上させることができる。
また、複数箇所のうち少なくとも1つをサブフレーム4とのみ接続(ボルト24参照)したので、サブフレーム4に対するトランスバースメンバ14の仮止め機能が得られて、組付け性が向上する。
【0043】
さらに、複数箇所のうち少なくとも1つを車体と共締めする構造(ボルト23参照)、並びにトランスバースメンバ14の所定箇所を単独で車体と固定する構造(ボルト25参照)により、サブフレーム4およびトランスバースメンバ14の車体への取付け強度を確保することができる。
【0044】
加えて、上記トランスバースメンバ14の車体との取付け部には、前後方向または前後斜め方向からの荷重(衝突荷重)に切欠き部17が設けられたものである。
【0045】
この構成によれば、車両の衝突時に上述の切欠き部17によってトランスバースメンバ14が車体から外れるので、衝突時における車体の変形を防止することができ、特にオフセット衝突時に効果的である。
【0046】
図10は車両の下部車体構造の他の実施例を示し、ボルト23を用いてサブフレーム4とトランスバースメンバ14とをダッシュロアクロスメンバ21に共締め固定する部分の取付け孔31を、車両の前後方向に長い長孔形状と切欠き部17とほぼ同一の形状とを組合わせたような平面視略L字状の取付け孔に設定したものである。
【0047】
このように構成すると、ボルト23、ナット26の締付け力よりも衝突荷重が大きい時には、サブフレーム4が取付け孔31の長孔状部の範囲内において後退し、衝突荷重がさらに大きい場合にはトランスバースメンバ14およびサブフレーム4の両者がフロアパネル20およびダッシュロアクロスメンバ21の双方から外れて、ダッシュロアパネルおよびフロアパネル20の変形をより一層良好に防止することができる。
【0048】
なお、図10で示すこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図10において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0049】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の車体との共締め箇所は、実施例のボルト23の箇所に対応し、
以下同様に、
サブフレームとのみ接続する箇所は、ボルト24の箇所に対応し、
トランスバースメンバを単独で車体と固定する箇所は、ボルト25箇所に対応し、
後退許容部および長孔スライド部は、取付け孔18または31に対応し、
脆弱部は、切欠き部17に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0050】
例えば、上記トランスバースメンバ14の下方開放部に平板を接合して、車幅方向に延びる閉断面を該メンバ14に形成すると共に、該平板のボルト23,24,25と対応する部分のみに、これらの頭部より大きい操作孔を設ける構造を採用してもよい。
【0051】
【発明の効果】
この発明によれば、平面視略U字状のサブフレームの後部両端を接続するトランスバースメンバを設け、サブフレームとトランスバースメンバとを複数箇所で接続して、少なくとも1つを車体と共締めし、少なくとも1つをサブフレームとのみ接続すると共に、トランスバースメンバの所定箇所を単独で車体と固定したので、上記サブフレームとトランスバースメンバとの両者を複数箇所で接続する構造により、サスペンションの支持剛性向上を図ることができ、少なくとも1つをサブフレームとのみ接続する構造により、サブフレームに対するトランスバースメンバの仮止め機能が得られて、組付け性が向上し、また車体と共締めする構造、並びにトランスバースメンバを単独で車体と固定する構造により、サブフレームおよびトランスバースメンバの車体への取付け強度を確保することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両の下部車体構造を示す平面図。
【図2】 図1の側面図。
【図3】 図2の要部拡大断面図。
【図4】 サブフレームの平面図。
【図5】 サブフレームの側面図。
【図6】 サブフレームの正面図。
【図7】 トランスバースメンバの平面図。
【図8】 トランスバースメンバの側面図。
【図9】 トランスバースメンバの正面図。
【図10】 本発明の車両の下部車体構造の他の実施例を示す平面図。
【符号の説明】
4…サブフレーム
5…フロントサスペンション
14…トランスバースメンバ
17…切欠き部(脆弱部)
18,31…取付け孔(後退許容部)

Claims (5)

  1. フロントサスペンションを支持するサブフレームを設け、該サブフレームを車体へ取付ける車両の下部車体構造であって、
    平面視略U字状のサブフレームの後部両端を接続するトランスバースメンバを設け、
    上記サブフレームとトランスバースメンバとを複数箇所で接続し、
    上記複数箇所のうち少なくとも1つを車体と共締めし、
    上記複数箇所のうち少なくとも1つをサブフレームとのみ接続すると共に、
    トランスバースメンバの所定箇所を単独で車体と固定した
    車両の下部車体構造。
  2. 上記車体との共締め箇所には衝突時にサブフレームの後退を許容する後退許容部が設けられた
    請求項1記載の車両の下部車体構造。
  3. 上記後退許容部は長孔スライド部に設定された
    請求項2記載の車両の下部車体構造。
  4. 記トランスバースメンバの取付け部の一部に脆弱部を設けた
    請求項1記載の車両の下部車体構造。
  5. 上記トランスバースメンバの車体との取付け部には、前後方向または前後斜め方向からの荷重によりトランスバースメンバと車体との間の取付けが離脱される方向の切欠き部が設けられた
    請求項4記載の車両の下部車体構造。
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