JP2019008201A - レンズユニットおよびレンズユニットの製造方法 - Google Patents

レンズユニットおよびレンズユニットの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のレンズが鏡筒の内部に配置され保持されるレンズユニットにおける光学性能を向上させる技術を提供する。【解決手段】レンズホルダ4の中央には、物体側平面41から像側平面42に貫通する筒部50が設けられている。筒部50に第4レンズ24が圧入固定される。固定の補強の加点から接着剤99が用いられる。筒部50の筒部側面51には、光軸方向に延びる圧入部53が、レンズホルダ4の周方向に沿って等間隔に3箇所形成され、第4レンズ24がこの圧入部53に圧入固定される。筒部50の像側平面42の開口部分には、径方向内側に所定長突出した環状突起部52が形成され、第4レンズ24と僅かに離間しつつ外縁部分を覆っている。【選択図】図3

Description

本発明は、レンズユニットおよびレンズユニットの製造方法に係り、例えば、複数のレンズとそれらを保持する鏡筒とを備えるレンズユニットおよびそのようなレンズユニットの製造方法に関する。
複数のレンズが鏡筒の内部に配置され保持されるレンズユニットにおいて、ガラスレンズの組み立てには、樹脂製又は金属製のレンズホルダが使用されることがある(例えば特許文献1参照)。すなわち、ガラスレンズはレンズホルダに嵌め込まれた状態で、鏡筒の内部に配置される。
特開2014−170123号公報
一般に、ガラスレンズとレンズホルダの高さ方向の位置決めを、レンズホルダとガラスレンズとを接触させることで行っているが、(1)レンズホルダの部品精度が必要、(2)ガラスレンズとレンズホルダの部品公差で、レンズホルダとガラスレンズの相対位置がばらつく、(3)レンズ組み立て時にレンズホルダのレンズ受け面が変形し高さがばらつく、という課題があった。特に近年、レンズユニット全体での光学特性に対する要求が厳しくなっており、各レンズの精度向上が求められており、ガラスレンズとレンズホルダとの組み込み精度につても要求が厳しくなっている。
本発明は、上記の状況に鑑みなされたものであって、複数のレンズが鏡筒の内部に配置され保持されるレンズユニットにおける光学性能を向上させる技術を提供することにある。
本発明は、複数のレンズと、前記複数のレンズを保持する鏡筒と、を備えるレンズユニットであって、前記複数のレンズのうち少なくとも1枚は、筒部を備えるレンズホルダに保持されたガラスレンズを含み、前記レンズホルダは、前記筒部の前記ガラスレンズの組込口とは反対側に、前記筒部から径方向内側に突出した環状突起部を備え、前記ガラスレンズは、前記環状突起部との間に隙間を持って前記筒部に圧入固定されている。
ガラスレンズは、環状突起部の間に隙間を持って筒部に圧入固定されているため、レンズホルダの部品精度、ガラスレンズとレンズホルダの部品公差、組み立て時のレンズホルダの変形等にかかわらず、ガラスレンズの光軸方向の位置を正確に出すことができる。
また、ガラスレンズは、筒部に圧入固定されるため、圧入時に筒部の一部を削ってしまうことで削りカスが発生することが懸念される。この削りカスによってガラスレンズの光軸方向の位置精度低下に繋がってしまうことが懸念される。しかし、ガラスレンズと環状突起部との間の隙間に削りカスを収容することができるので、上記懸念を払拭できる。
また、前記ガラスレンズは、接着剤により固定されてもよい。上述のようにガラスレンズは、環状突起部との間に隙間を持って筒部に圧入固定される。圧入に伴う変形等を回避するために圧入の力は小さく設定されることがあり、そのような場合に、隙間を接着剤で固定することで固定補強ができる。
また、前記組込口に、バリ逃げ用の段部が形成されてもよい。レンズホルダを樹脂成形時の金型から外す際に、取込口にバリが発生することがある。圧入時に、そのバリを巻き込む虞があるので、段差を設けることで、バリをレンズ圧入部分から遠ざけることができ、バリの巻き込みを抑制できる。
また、前記環状突起部は、前記ガラスレンズの像側レンズ面における対向する部分に沿った形状を呈してもよい。すなわち、環状突起部と像側レンズ面との隙間を狭くすることで、接着剤を注入したときに、毛細管現象によって、像側レンズ面の有効面に広がることを防止できる。
また、前記筒部は、径方向内側に膨出し、前記ガラスレンズの圧入固定に用いられる膨出部を備えてもよい。膨出部を、筒部の内周面に、軸方向に延びるように等間隔で複数、より具体的には3箇所以上に形成することで、圧入における荷重をバランスさせることができる。
また、前記レンズホルダはDカット部を備え、前記膨出部は前記Dカット部に対応する領域を避けて形成されてもよい。Dカット部に対応する部分に膨出部が形成されていると、圧入時の荷重により、Dカット部の変形が懸念され、設計の自由度が低下してしまう。これを回避することができる。
また、前記レンズホルダの像側の面には、隣接するレンズに配置される際の位置基準面となる凸部を有し、前記膨出部は、前記凸部が形成されている位置と同じ径方向上に形成されてもよい。膨出部と凸部が同じ径方向上に形成されることで、ガラスレンズを圧入する際に加わる力の方向(像側)に凸部があるため強度の観点で有利となる。
また、前記レンズホルダの物体側の面には、前記組込口に繋がっている溝であって、前記接着剤が注入されて溜まる接着剤用溝を備えてもよい。接着剤は供給用針から接着剤用溝に所定量注入される。注入された接着剤は、組込口からガラスレンズと筒部の隙間に確実に流れ込み、意図しない方向には広がらない。
本発明は、上記のレンズユニットの製造方法であって、前記ガラスレンズを前記レンズホルダの前記筒部に圧入固定する工程において、前記ガラスレンズより硬い材質であって鏡面加工された治具面に、開口を有するスペーサを配置する治具配置工程と、前記スペーサの上に、前記レンズホルダを前記筒部の像側の開口と前記スペーサの前記開口とを一致させて配置するレンズホルダ配置工程と、前記ガラスレンズを、像側レンズ面が前記治具面に当接するまで圧入するレンズ圧入工程とを備える。
厚さの異なるスペーサによって、ガラスレンズの圧入量を調整できる。すなわち、光学特性を調整することができる。また、鏡面加工された治具面をガラス受け面とするため、ガラスレンズに傷が生じることはない。また、ガラスレンズより硬い材質のため、治具面が変形し、圧入量にバラツキが発生することを防止できる。
本発明によれば、複数のレンズが鏡筒の内部に配置され保持されるレンズユニットにおける光学性能を向上させることができる。
第1の実施形態に係る、レンズユニットの全体を示す図である。 第1の実施形態に係る、第4レンズが取り外された状態のレンズホルダを示す図である。 第1の実施形態に係る、第4レンズが圧入固定された状態のレンズホルダを示す図である。 第1の実施形態に係る、レンズホルダの斜視図である。 第1の実施形態に係る、第4レンズとレンズホルダの筒部の圧入部分を拡大した図である。 第1の実施形態に係る、筒部の境界部分を拡大した図である。 第1の実施形態に係る、レンズホルダの製造工程を示した図である。 第1の実施形態に係る、第4レンズのレンズホルダへの圧入工程の断面工程図である。 第2の実施形態に係る、第4レンズが圧入固定された状態のレンズホルダを示す図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照しつつ説明する。
<第1の実施形態>
図1は本実施形態に係るレンズユニット1の全体を示しており、図1(a)は斜視図、図1(b)は正面図、図1(c)は縦断面図である。
レンズユニット1は、車載周辺監視カメラ、監視カメラ、ドアホン等に組み込まれるレンズアッシである。なお、本発明における「物体側L1」および「像側L2」とは、光軸L方向における物体側および像側をいい、「光軸方向」とは光軸Lに平行する方向をいう。
(全体構成)
レンズユニット1は、複数のレンズからなる広角レンズ2と、広角レンズ2を収納する鏡筒3とを備える。広角レンズ2は、光軸Lに沿って物体側L1から像側L2に向かって密着して配置された第1レンズ21、第2レンズ22、第3レンズ23、第4レンズ24、第5レンズ25、および第6レンズ26の6枚のレンズにより構成される。
広角レンズ2を構成するレンズのうち、第1レンズ21は、最も物体側L1に配置される。第2レンズ22は、第1レンズ21の像側L2に位置する。第3レンズ23は、第2レンズ22の像側L2に位置する。第4レンズ24は、第3レンズ23の像側に位置する。第4レンズ24は、樹脂製のレンズホルダ4に圧入固定され更に接着剤による補強固定された状態で鏡筒3に配置される。レンズホルダ4の具体的な構成については後述する。第5レンズ25は、第4レンズ24の像側L2に位置する。第6レンズ26は、第5レンズ25の像側L2に位置する。第5レンズ25と第6レンズ26は、接合レンズである。
第1レンズ21には、最も物体側に位置する第1レンズの物体側レンズ面が露出している場合でも第1レンズ21の物体側レンズ面に傷が付きにくくするという観点からガラスレンズが用いられる。第2レンズ22、第3レンズ23、第5レンズ25、および第6レンズ26には、レンズの加工性および経済性に優れるという点から、プラスチックレンズが用いられる。第4レンズ24には、レンズの面精度や温度変化に対する屈折率等の光学特性に優れるという観点からガラスレンズが用いられる。
尚、本実施形態におけるレンズユニット1の広角レンズ2は上記6枚のレンズにより構成されているが、レンズの枚数は限定されることはなく、また、レンズの材質についても限定されることなく、また、接合レンズを備えない構成としても良い。
鏡筒3は、樹脂製の円筒状の玉枠であり、広角レンズ2を構成する各レンズの外周面に沿いながら、像側に向かって内周面が形成されている。広角レンズ2を構成する第1レンズ21、第2レンズ22、第3レンズ23、レンズホルダ4、第5レンズ25、第6レンズ26は、その外周面が鏡筒3の内周面に支持されることにより光軸L方向に位置決めされている。
また、第5レンズ25における像側の面の周縁に形成された平坦部25aが、鏡筒3の像側において周方向内側に延びる環状の平坦部31に載置される。また、第2レンズ22の物体側L1の面の周縁が鏡筒3の物体側内周面の端部に設けられたカシメ部35に係止される。
このことにより、第2レンズ22、第3レンズ23、レンズホルダ4(第4レンズ24)、第5レンズ25、および第6レンズ26が、光軸L方向に位置決めされる。さらに、第1レンズ21の外周部分にOリング5が組み込まれた後、Oリング5が組み込まれた第1レンズ21が、環状の溝部34に組み込まれる。その後、第1レンズ21の周縁が鏡筒3の物体側端部に設けられたカシメ部33に係止される。この工程によって、第1レンズ21が光軸L方向に位置決めされる。
ここでは、第2レンズ22、第3レンズ23、レンズホルダ4(第4レンズ24)、第5レンズ25、および第6レンズ26の挿入順の間違い防止の観点から、像側L2のレンズほど外径が小さく、かつそれられに対応して内周面32が狭く形成されている。また、第2レンズ22、第3レンズ23、レンズホルダ4(第4レンズ24)、第5レンズ25、および第6レンズ26の図1(c)で右側領域にはDカット部が形成されている。
(レンズホルダ構造)
つづいて、図2〜4を参照してレンズホルダ4の構造および第4レンズ24との固定構造について説明する。図2は、第4レンズ24が取り外された状態のレンズホルダ4を示している。図2(a)は平面図、図2(b)は背面図、図2(c)は図2(a)のX1−X1断面図である。図3は、第4レンズ24が圧入固定された状態のレンズホルダ4を示している。図3(a)は平面図、図3(b)は背面図、図3(c)は図3(a)のX2−X2断面図である。図4はレンズホルダ4の斜視図であって、図4(a)は第4レンズ24を固定前のレンズホルダ4であって、図4(b)は第4レンズ24を固定後のレンズホルダ4を示している。図5は第4レンズ24とレンズホルダ4の筒部50の圧入部分を拡大して示した図であり、図5(a)は図3(c)のB1領域を拡大して示しており、図5(b)は図3(c)のB2領域を拡大して示している。図6は筒部50の境界部分を拡大した図であって、図6(a)は図2(c)の領域A1の段部54を、図6(b)は図2(c)の領域A2の段部55を示している。図7はレンズホルダ4の製造工程を示した図であり、図7(a)は成形工程、図7(b)は型開き工程、図7(a)は成形品分離工程を示している。
レンズホルダ4は、樹脂製であって略円筒状に形成されている。レンズホルダ4の外周部分には、その一部をカットしたDカット部49が形成されている。樹脂成形時に、Dカット部49に金型のゲート口が位置する。
レンズホルダ4の中央には、物体側平面41から像側平面42(すなわち光軸L方向)に貫通する筒部50が設けられている。この筒部50に第4レンズ24が圧入により装着され固定される。物体側L1の開口が第4レンズ24の組込口となる。なお、第4レンズ24の圧入は、圧入時の変形等を避ける必要から、比較的弱い力によることが好ましい。また、固定の補強の加点から接着剤99が用いられる。
筒部50の内周面である筒部側面51には、光軸L方向に延びる圧入部53が、レンズホルダ4の周方向に沿って等間隔に3箇所形成されている。圧入部53は、例えば筒部50の径方向内側(すなわち中心方向)に向かって膨出した形状で形成されている膨出部である。ここでは、膨出先端部分は平面となっている。
図5(a)に示すように、第4レンズ24が筒部50に装着されると、圧入部53でレンズ側面24aを保持する。すなわち、第4レンズ24は、圧入部53によって圧入固定されている。なお、圧入部53は3箇所に限る趣旨では無く、3箇所以上で等間隔に形成されていればよい。さらに、圧入部53は、上記形状に限らず、リブ形状であったり、半球状の凸形状であってもよい。また、圧入部53は、圧入時の荷重とDカット部49の方向の強度を考慮して、Dカット部49や後述の接着剤用溝45が形成されている角度方向を避けて形成される。
筒部50に装着された第4レンズ24は3箇所で支持して固定されているため、第4レンズ24を全周面で固定するときに想定される、温度低下時に発生するレンズホルダ4の樹脂収縮によるレンズホルダ4または第4レンズ24の割れ、欠け等の不具合を防止できる。
筒部50の像側L2の端部外縁、すなわち像側平面42の開口部分には、径方向内側に所定長突出した環状突起部52が形成されている。環状突起部52が、像側レンズ面24bの外縁部分を覆う。
ただし、図5(a)および図5(b)に示すように、環状突起部52は、像側レンズ面24bに直接当接することなく、斜めに対向して僅かに離間するように形成されている。すなわち、第4レンズ24の像側レンズ面24bは、環状突起部52との間に隙間Sを持って筒部50に圧入固定されている。また、環状突起部52は、第4レンズ24の像側レンズ面24bにおける対向する部分に沿った形状を呈する。この環状突起部52によって、筒部側面51とレンズ側面24aとの間の隙間が像側L2へ直接露出することを防止することができる。また、環状突起部52が像側レンズ面24bと離れているため、第4レンズ24を圧入後に第4レンズ24のチルト誤差を調整することが容易になる。
また、上述のように、第4レンズ24の圧入固定のために、筒部50には圧入部53が一定の間隔を置いて形成されている。したがって、第4レンズ24のレンズ側面24aと筒部50との間に若干の隙間が形成されている領域が生まれる。この部分には、後述の接着剤99が注入されるが、全ての隙間を埋めるとは限らず、この隙間に光が入射し、ゴースト発生の要因になる可能性もある。しかし、環状突起部52が形成されているため、その隙間から入射してきた光を遮光することができる。その結果、ゴーストの発生を抑制できる。
物体側平面41は、外周側の環状の外縁側平面43と、外縁側平面43より一段低く形成された内周側の環状の内縁側平面44とで構成されている。内縁側平面44の内周側の境界が、筒部50との境界となる。この境界には、図6(a)に示すように、バリ逃げ用の段部54が形成されている。
ここで図7を参照して、レンズホルダ4の製造工程について簡単に説明する。レンズホルダ4は、可動型71と固定型72を有する金型70によって樹脂成形によって製造される。図7(a)の成形工程のように、可動型71と固定型72が閉じた状態で、ゲート73から金型70の内部に樹脂が注入される。物体側平面41が可動型71に、像側平面42が固定型72に対応する配置となっている。また、可動型71と固定型72の境界がレンズホルダ4のホルダ側面47(概ね中央付近)になっている。この境界によって、図7(c)の成形品分離工程に示すように、レンズホルダ4のパーティングライン47aが形成される。また、ゲート73(ゲート口)は、Dカット部49の部分に位置している。
図7(b)の型開き工程のように、樹脂が固まったタイミングで、可動型71と固定型72が分離する。このとき、レンズホルダ4は固定型72から分離し、可動型71に固定した状態となっている。その後、図7(c)の成形品分離工程に示すように、可動型71に設けられたエジェクタピン74が物体側平面41の外縁側平面43を押し出し、レンズホルダ4が可動型71から分離する。
ところで、レンズホルダ4の樹脂成形時の金型70を取り外す際には、その金型70は、第4レンズ24の挿入方向とは逆方向、図6(a)では上方向に相対移動する。図7(c)では、可動型71がレンズホルダ4から離反する方向に相対移動する。このとき、例えば図6(a)に示すように、内縁側平面44と段部54の境界に、すなわち筒部側面51から離れた位置でバリ59aが形成される。段部54が無い場合、破線で示す部分にバリ59bが形成されることがある。この部分のバリ59bは、第4レンズ24の圧入時に筒部50内部に巻き込む虞があり、第4レンズ24の圧入方向にずれ等が発生するなどして光学特性に悪影響が懸念される。特に、近年では、レンズユニット1全体の光学特性に対する要求が厳しくなっており、このようなバリ59bを避ける必要がある。
外縁側平面43には、物体側L1方向に突出するボス状の物体側位置決め部46が、レンズホルダ4の周方向に沿って等間隔に6箇所形成されている。この物体側位置決め部46に第3レンズ23が載置される。すなわち、物体側位置決め部46は、第3レンズ23の基準面として機能する。また、例えば、物体側位置決め部46と物体側位置決め部46の間の平面(外縁側平面43)は、レンズホルダ4を金型で成形した際に、金型70からレンズホルダ4を取り出すためのエジェクタピン当接面としても利用できる。なお、エジェクタピン当接面は、物体側位置決め部46と物体側位置決め部46の間に限らず、例えば、内縁側平面44に設けられてもよいし、接着剤用溝45内に設けられてもよい。また、物体側位置決め部46にその端面よりも一段低い位置にエジェクタピン当接面が設けられてもよい。
なお、物体側位置決め部46の形成位置は、図2(a)に示すように、Dカット部49が形成される位置(すなわち12時の位置)を基準として60度間隔で形成されている。物体側位置決め部46は、図示のように略台形形状であって、Dカット部49が形成される領域に形成される物体側位置決め部46を除き、他の5つの物体側位置決め部46は同一形状となっている。なお、物体側位置決め部46は6箇所に限る趣旨では無く、3箇所以上で等間隔に形成されていればよい。
内縁側平面44には、接着剤用溝45がレンズホルダ4の周方向に沿って等間隔に3箇所に形成されている。すなわち、接着剤用溝45は、レンズホルダ4の物体側の面(内縁側平面44)に備えられた接着剤が注入されることで溜まる溝である。接着剤用溝45の形成位置は、図2(a)に示すように、Dカット部49が形成される位置(すなわち12時の位置)を基準として120度間隔で形成されている。
接着剤用溝45は、所定深さの略半円形の溝となって、第4レンズ24の組込口である筒部50に繋がっている。接着剤用溝45と筒部50の境界部分には、内縁側平面44の境界部分と同様の目的で、バリ逃げ用の段部55が形成されている。図6(b)に示すように、レンズホルダ4の樹脂成形時の金型を取り外す際に、段部55が無い場合、破線で示す部分にバリ59dが形成されることがあり、これを避けて、筒部側面51から離れた位置でバリ59cが形成されるようにコントロールしている。
第4レンズ24を筒部50に圧入固定後この接着剤用溝45に、接着剤99が投入される。図5(b)に示すように、接着剤用溝45に投入された接着剤99は、その流動性によって第4レンズ24と筒部50の隙間に流れ込む。
なお、接着剤99は、例えば、紫外線硬化型であって、接着剤用溝45に投入された後、その隙間に適切量が流れ込んだタイミングで、紫外線照射により硬化される。このとき、その隙間における毛細管現象や環状突起部52があることで、接着剤99が環状突起部52を越えて像側レンズ面24bに広がることはない。また、接着剤99で隙間を埋めるため、第4レンズ24の圧入に伴い発生した削りカス等を固定し、光学特性の低下といった悪影響を排除できる。
なお、接着剤用溝45と圧入部53とは、レンズホルダ4の周方向において異なる位置(角度方向)に配置されている。すなわち、接着剤用溝45は、隣り合う圧入部53の間の方向になるように、ここでは60度ずれた角度方向に形成されている。したがって、第4レンズ24と筒部50の筒部側面51との間に隙間が形成されている部分に、接着剤用溝45が形成されていることになり、その隙間に接着剤99が良好に流れ込むことができる。
像側平面42には、像側L2方向に所定高さで突出するボス状の像側位置決め部48がレンズホルダ4の周方向に沿って等間隔に3箇所形成されている。すなわち、像側位置決め部48は、隣接するレンズ(第5レンズ25)に配置される際の位置基準面となる凸部である。なお、像側位置決め部48は、3箇所に限定されるものではなく、レンズホルダ4の周方向に沿って等間隔に形成されていればよい。像側位置決め部48の平面度のみを精度よくすればよく、像側平面42全体の平面度を精度良くする必要がない。
(第4レンズ24のレンズホルダ4への圧入工程)
図8に示す圧入工程の断面工程図を参照して、第4レンズ24をレンズホルダ4に圧入する工程を説明する。
図8(a)に示すように、治具としてガラス受け面90とスペーサ80とを用いる。ガラス受け面90は、例えば、セラミックスやサファイアガラス等のような第4レンズ24より硬い材質のプレートを鏡面に加工されている。鏡面加工されているため、圧入時に像側レンズ面24bが傷つくことが無い。
スペーサ80は、例えばステンレス製の所定厚さのプレートである。厚さは、第4レンズ24をレンズホルダ4に圧入した際に、どの程度だけ像側レンズ面24bを筒部50から突出させるかによって決まる。言い換えると、厚さの異なるスペーサ80を用いることで、像側レンズ面24bの突出量を変更でき、光学特性を調整することができる。
スペーサ80には、筒部50の像側平面42の開口と略同一の大きさ、より具体的には、筒部50の内径より小さく環状突起部52の径よりも大きい寸法のスペーサ開口81が形成されている。
図8(b)に示すように、治具配置工程として、スペーサ80がガラス受け面90の上に配置される。さらに、レンズホルダ配置工程として、スペーサ80の上にレンズホルダ4が配置される。このとき、筒部50の像側L2の開口、すなわち環状突起部52が、スペーサ開口81の内側になっている。この状態で、第4レンズ24がレンズホルダ4の筒部50に圧入される。
つづいて、図8(c)のガラスレンズ圧入工程に示すように、第4レンズ24は、像側レンズ面24bがガラス受け面90に当接するまで圧入される。このとき、像側レンズ面24bは環状突起部52に当たることが無い。すなわち、第4レンズ24の像側レンズ面24bは、環状突起部52との間に隙間Sを持って筒部50に圧入固定される。したがって、環状突起部52の製造バラツキ(寸法公差)によって第4レンズ24の位置のバラツキが発生することはない。すなわち、第4レンズ24の中心軸とレンズホルダ4の中心軸を精度高く光軸Lに一致させることができる。
また、環状突起部52で第4レンズ24の位置決めをすることが無いため、環状突起部52の精度が要求されず、設計・製造が容易になる。特に、像側レンズ面24bが斜めや曲面であると、環状突起部52もそれにあわせた形状にする必要があり製造管理が難しいが、そのような労力を抑制できる。別の観点では、環状突起部52の形状を像側レンズ面24bにあわせた形状にする必要が無く、設計の自由度が向上する。
第4レンズ24の圧入後、図8(d)の接着工程に示すように、接着剤用溝45に接着剤99を投入し、レンズ側面24aと筒部側面51の間の隙間に接着剤99が流れ込んだタイミングで紫外線を照射し硬化させる。
以上本実施形態によると、従来であればガラスレンズの受け面として使用していたホルダ斜面(環状突起部52)と第4レンズ24との間に隙間ができることで、接着剤99がレンズ側面24aからレンズ面側(像側レンズ面24b)まで広がることができる。そのため、接着強度を上げることができる。また、接着剤99は、毛細管現象により、この隙間からレンズ面側(像側レンズ面24b)にはみ出しにくくなる。その結果、環状突起部52の形状の設計の自由度が広がり、より効果的な設計が可能となって、第4レンズ24のレンズ有効範囲内への接着剤99の広がりを防止できる。
また、ガラスレンズである第4レンズ24、レンズホルダ4の部品精度に関わらず、レンズ高さ方向の位置を正確に決めることができる。厚みの異なるスペーサ80を適宜選択することで、レンズホルダとガラスレンズの相対位置を変更することができる。すなわち、レンズユニット内のガラスレンズの位置を調整することができ、レンズユニットの特性、例えば、解像や画角の微調整が可能となる。
本実施形態の特徴を纏めると次の通りである。
ガラスレンズである第4レンズ24は、環状突起部52の間に隙間Sを持って筒部50に圧入固定されているため、レンズホルダ4の部品精度、第4レンズ24とレンズホルダ4の部品公差、組み立て時のレンズホルダ4の変形等にかかわらず、第4レンズ24の光軸L方向の位置を正確に出すことができる。
また、第4レンズ24は、筒部50に圧入固定されるため、圧入時に筒部50の一部を削ってしまうことで削りカスが発生することが懸念される。この削りカスによって第4レンズ24の光軸L方向の位置精度低下に繋がってしまうことが懸念される。しかし、第4レンズ24と環状突起部52の間の隙間に削りカスを収容することができるので、上記懸念を払拭できる。
また、上述のように第4レンズ24は、環状突起部52との間に隙間を持って筒部50に圧入固定される。圧入に伴う変形等を回避するために圧入の力は小さく設定されることがあり、そのような場合に、隙間を接着剤99で固定することで固定補強ができる。
また、レンズホルダ4を樹脂成形時の金型70から外す際に、取込口にバリ59a、59cが発生することがある。圧入時に、そのバリを巻き込む虞があるので、段部54、55を設けることで、バリ59a、59bをレンズ圧入部分(圧入部53とレンズ側面24aの接触部分)から遠ざけることができ、バリ59a、59bの巻き込みを抑制できる。
また、環状突起部52と第4レンズ24の像側レンズ面24bとの隙間Sを狭くすることで、接着剤99を注入したときに、毛細管現象によって、像側レンズ面24bの有効面に広がることを防止できる。
また、圧入部53を、筒部50の内周面に、光軸Lの方向(すなわち内側方向)に延びるように等間隔で複数、より具体的には3箇所以上に形成することで、圧入における荷重をバランスさせることができる。
また、Dカット部49に対応する部分に圧入部53が形成されていると、圧入時の荷重により、Dカット部49の変形が懸念され、設計の自由度が低下してしまう。これを回避することができる。
また、圧入部53と像側位置決め部48が同じ径方向上に形成されることで、第4レンズ24を圧入する際に加わる力の方向、すなわち像側に像側位置決め部48があるため強度の観点で有利となる。
また、接着剤99は供給用針から接着剤用溝45に所定量注入される。注入された接着剤99は、組込口から第4レンズ24と筒部50の隙間に確実に流れ込み、意図しない方向には広がらない。
また、レンズホルダ4への第4レンズ24の組込工程において、厚さの異なるスペーサ80によって、ガラスレンズである第4レンズ24の圧入量を調整できる。すなわち、光学特性を調整することができる。また、鏡面加工された治具面をガラス受け面90とするため、第4レンズ24に傷が生じることはない。また、ガラスレンズの第4レンズ24より硬い材質のため、治具面が変形し、圧入量にバラツキが発生することを防止できる。
<第2の実施形態>
本実施形態は、第1の実施形態のレンズホルダ4の形状の変形例を示す。図9は、本実施形態のレンズホルダ104およびそれに圧入された第4レンズ24を示す図であって、接着剤による補強前の状態を示している。図9(a)は平面図、図9(b)は側面図、図9(c)は図9(a)のX3−X3断面図である。ここでは、主に第1の実施形態のレンズホルダ4と異なる構成について説明する。
物体側平面141は、第1の実施形態のレンズホルダ4と同様に、外縁側平面143と、内縁側平面144とを備え、その中心には筒部150が形成されている。内縁側平面144の接着剤用溝145や筒部側面151の圧入部153は、第1の実施形態と同様の位置に、それぞれ3箇所形成されている。
一方、外縁側平面143に形成される物体側位置決め部146は、6箇所から3箇所に変更されており、円柱形状となっている。物体側位置決め部146の位置は、圧入部153の角度方向と同じである。
筒部150の像側L2の端部に形成される環状突起部152は、筒部150の内径中心方向に向けて水平に突出している。すなわち、第1の実施形態では環状突起部52の第4レンズ24と対向する面が、その面に平行になるようにあわせて斜めに形成されていた。一方、本実施形態では、第4レンズ24の像側レンズ面24bにあわせることなく、内径中心方向に突出している。
上述したように、環状突起部152は、像側レンズ面124bと離間しているため、位置決めの基準面となることはない。したがって、環状突起部152の形状を、本実施形態のように形成することができる。なお、環状突起部152の像側L2の端部は、テーパー形状になっている。
また、内縁側平面144と筒部150の境界部分および接着剤用溝145と筒部150の境界部分には、段差は形成されていない。すなわち、第1の実施形態のバリ59の発生位置のコントロールを特に行っていない。仮に、内縁側平面144と筒部150の境界部分にバリがあり、第4レンズ24の圧入時にバリを巻き込んだ場合でも、環状突起部152と像側レンズ面24bの間の空間に収容することができ、さらに接着剤でそのようなバリを固定できる。このため、第4レンズ24の圧入時のチルト誤差や歪みの発生を抑制でき、さらに、筒部150から治具側(第1の実施形態のガラス受け面90)へバリが落ちて圧入工程に悪影響を及ぼすといった不都合を抑制できる。
本発明を、実施の形態をもとに説明したが、この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせ等にいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1 レンズユニット
2 広角レンズ
3 鏡筒
4、104 レンズホルダ
5 Oリング
21 第1レンズ
22 第2レンズ
23 第3レンズ
24 第4レンズ
24a レンズ側面
24b、124b 像側レンズ面
25 第5レンズ
25a 平坦部
26 第6レンズ
31 配置面
32 内周面
33 カシメ部
34 配置面
41、141 物体側平面
42 像側平面
43、143 外縁側平面
44、144 内縁側平面
45、145 接着剤用溝
46、146 物体側位置決め部
47 ホルダ側面
47a パーティングライン
48 像側位置決め部
49 Dカット部
50、150 筒部
51、151 筒部側面
52、152 環状突起部
53、153 圧入部
54、55 段部
59a〜59d バリ
70 金型
71 可動型
72 固定型
73 ゲート
74 エジェクタピン
80 スペーサ
81 スペーサ開口
90 ガラス受け面
99 接着剤
L 光軸
L1 物体側
L2 像側
S 隙間

Claims (9)

  1. 複数のレンズと、前記複数のレンズを保持する鏡筒と、を備えるレンズユニットであって、
    前記複数のレンズのうち少なくとも1枚は、筒部を備えるレンズホルダに保持されたガラスレンズを含み、
    前記レンズホルダは、前記筒部の前記ガラスレンズの組込口とは反対側に、前記筒部から径方向内側に突出した環状突起部を備え、
    前記ガラスレンズは、前記環状突起部との間に隙間を持って前記筒部に圧入固定されている
    ことを特徴とするレンズユニット。
  2. 前記ガラスレンズは、接着剤により固定されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
  3. 前記組込口に、バリ逃げ用の段部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズユニット。
  4. 前記環状突起部は、前記ガラスレンズの像側レンズ面における対向する部分に沿った形状を呈することを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載のレンズユニット。
  5. 前記筒部は、径方向内側に膨出し、前記ガラスレンズの圧入固定に用いられる膨出部を備えることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載のレンズユニット。
  6. 前記レンズホルダはDカット部を備え、
    前記膨出部は前記Dカット部に対応する領域を避けて形成されていることを特徴とする請求項5に記載のレンズユニット。
  7. 前記レンズホルダの像側の面には、隣接するレンズに配置される際の位置基準面となる凸部を有し、
    前記膨出部は、前記凸部が形成されている位置と同じ径方向上に形成されていることを特徴とする請求項5または6に記載のレンズユニット。
  8. 前記レンズホルダの物体側の面には、前記組込口に繋がっている溝であって、前記接着剤が注入されて溜まる接着剤用溝を備えることを特徴とする請求項2に記載のレンズユニット。
  9. 請求項1〜8に記載のレンズユニットの製造方法であって、
    前記ガラスレンズを前記レンズホルダの前記筒部に圧入固定する工程において、
    前記ガラスレンズより硬い材質であって鏡面加工された治具面に、開口を有するスペーサを配置する治具配置工程と、
    前記スペーサの上に、前記レンズホルダを前記筒部の像側の開口と前記スペーサの前記開口とを一致させて配置するレンズホルダ配置工程と、
    前記ガラスレンズを、像側レンズ面が前記治具面に当接するまで圧入するレンズ圧入工程と、
    を備えることを特徴とするレンズユニットの製造方法。
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