JP2016023338A - 成膜用金属溶液およびこれを用いた成膜方法 - Google Patents

成膜用金属溶液およびこれを用いた成膜方法 Download PDF

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Abstract

【課題】固体電解質膜と基材とを接触させた状態で、これらの間に水素ガスが発生することを抑制することができる成膜用ニッケル溶液を提供する。【解決手段】陽極11と、陰極となる基材Bとの間に固体電解質膜13を配置し、固体電解質膜13を基材Bに接触させると共に、陽極11と基材Bとの間に電圧を印加し、固体電解質膜13の内部に含有された金属イオンから金属を基材Bの表面に析出することにより、前記金属からなる金属皮膜を基材Bの表面に成膜する際に、固体電解質膜13に前記金属イオンを供給するための成膜用金属溶液であって、前記成膜用金属溶液は、溶媒と、該溶媒中にイオンの状態で溶解した前記金属を含み、水素イオン濃度が25℃において0〜10−7.85mol/Lの範囲にある成膜用金属溶液。【選択図】図2

Description

本発明はニッケル皮膜を成膜するための成膜用金属溶液およびこれを用いた成膜方法に係り、特に、固体電解質膜を基材に接触させて該基材の表面に金属皮膜を成膜するに好適な成膜用金属溶液およびこれを用いた成膜方法に関する。
従来から、電子回路基材などを製造する際には、ニッケル回路パターンを形成すべく、基材の表面にニッケル皮膜が成膜される。たとえば、このような金属皮膜の成膜技術として、Siなどの半導体基材の表面に、無電解めっき処理などのめっき処理により金属皮膜を成膜したり(例えば、特許文献1参照)、スパッタリングなどのPVD法により金属皮膜を成膜したりする成膜技術が提案されている。
しかしながら、無電解めっき処理などのめっき処理を行なった場合には、めっき処理後の水洗が必要であり、水洗された廃液を処理する必要があった。また、スパッタリングなどのPVD法により基材表面に成膜を行った場合には、被覆された金属皮膜に内部応力が生じるため、膜厚を厚膜化するには制限があり、特に、スパッタリングの場合には、高真空化でしか、成膜できない場合があった。
このような点を鑑みて、例えば、図4に示すように、多孔質体からなる陽極11と、陽極11と陰極となる基材Bとの間において陽極11側に金属イオンを含む溶液Lが接触するように配置された固体電解質膜13と、陽極11と基材Bとの間に電圧を印加する電源部(図示せず)と、を少なくとも備えた成膜装置が提案されている(例えば特許文献1)。
ここで、成膜装置のハウジング15には、金属イオンを含む水溶液Lを収容する収容部19が形成されており、収容部19の金属イオンを含む水溶液Lを陽極11を介して固体電解質膜13に供給可能なように、陽極11および固体電解質膜13が配置されている。
このような成膜装置を用いて、陽極11と基材Bとの間に電源部で電圧を印加して、固体電解質膜13の内部に含有された金属イオンから金属を基材Bの表面に析出させることにより金属からなる金属被膜Fを、基材Bの表面に成膜することができる。
特開2010−037622号公報 国際公開第2013/125643号
しかしながら、特許文献2に記載の技術を用いた場合、固体電解質膜13と基材Bとの間に水素ガスが発生し、この発生した水素ガスが固体電解質膜13と基材Bと間に滞留することがあった。滞留した水素ガスは、図4に示すように、気泡となって、固体電解質膜13とこれに圧着した基材Bと間に存在することになるため、この部分において金属の析出が妨げられることがあった。これにより、金属皮膜Fに未析出部(ボイド)が形成され、均一な金属皮膜が得られないことがあった。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、固体電解質膜と基材とを接触させた状態で、これらの間に水素ガスが発生することを抑制することができる成膜用金属溶液およびこれを用いた成膜方法を提供することにある。
発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、イオンの状態で金属を溶解する溶媒が水である場合には、水の自己解離により存在する水素イオン(遊離水素)が、陰極である基材の表面に金属が析出する際に還元されて、水素ガスが発生すると考えた。そして、水よりも水素イオン濃度が小さい溶媒を用いることにより、水を溶媒に用いた場合に比べて、水素ガスの発生を抑制することができるとの新たな知見を得た。
本発明は、発明者らのこの新たな知見に基づくものであり、本発明に係る成膜用金属溶液は、陽極と、陰極となる基材との間に固体電解質膜を配置し、該固体電解質膜を基材に接触させると共に、前記陽極と前記基材との間に電圧を印加し、該固体電解質膜の内部に含有された金属イオンから金属を前記基材の表面に析出することにより、前記金属からなる金属皮膜を前記基材の表面に成膜する際に、前記固体電解質膜に前記金属イオンを供給するための成膜用金属溶液であって、前記成膜用金属溶液は、溶媒と、該溶媒中にイオンの状態で溶解した前記金属を含み、前記成膜用金属溶液の水素イオン濃度は、25℃において0〜10−7.85mol/Lの範囲にあることを特徴とする。
本発明によれば、成膜用金属溶液の水素イオン濃度を、上述した範囲内に抑えることにより、固体電解質膜の陽極側から陰極側に移動する水素イオン(プロトン)の総量を低減することができ、固体電解質膜と基材とを接触させた状態で、これらの間に水素ガスが発生することを抑制することができる。
ここで、水素イオン濃度が、0mol/Lとは、成膜用金属溶液に水素イオンを含まないことをいい、水素イオン濃度の上限値である10−7.85mol/L(25℃時)は、水の自己解離における水素イオン濃度10−7mol/Lよりも当然低い値である。そして、発明者らの実験によれば、水素イオン濃度が10−7.85mol/L(25℃時)を超えた場合には、水素ガスの発生が起因して、均一な金属皮膜が成膜されないことがわかった。
なお、本発明では、溶質となる金属塩に水素を含まない場合には、成膜用金属溶液の水素イオン濃度と、溶媒の水素イオン濃度は一致し、成膜に用いられる大半の金属の場合は金属塩に水素を含まないので、成膜用金属溶液の水素イオン濃度は、溶媒の水素イオン濃度に一致する。
そして、このような溶媒としては、自己解離時に、水よりも水素イオン濃度が低い溶媒であることが好ましく、非プロトン性溶媒、アルコール系溶媒などを挙げることができ、これらの溶媒中に、金属がイオンの状態で存在する(すなわち、金属をイオンの状態で溶解することができる)溶媒である。
好ましい溶媒は、メタノール、エタノール、およびプロパノール(1−プロパノールまたは2−プロパノール)から選択される少なくとも1種からなるアルコール系溶媒、または、該アルコール系溶媒に水が添加された溶媒である。
この態様によれば、メタノール、エタノール、およびプロパノールのそれぞれの水素イオン濃度は、10−8.35mol/L、10−8.55mol/L、10−8.25mol/Lであり、上述した10−7.85mol/L(25℃時)よりも低い濃度であるため、固体電解質膜と基材との間に水素ガスが発生し難い。また、メタノール、エタノール、およびプロパノールを用いた場合には、ニッケル、錫、銅等の金属をイオンの状態で溶解することができる。また、上述したように、水素イオン濃度が10−7.85mol/L(25℃時)以下の条件を満たすのであれば、アルコール系溶媒に、水が含有していてもよい。
またより好ましい態様として、溶媒に溶解する金属は、水素よりもイオン化傾向が大きい金属である。水素よりもイオン化傾向が大きい金属はその析出時に水素が優先的に発生し易いため、本発明の如く水素イオン濃度を制限することは、特に有効である。これにより、金属の析出時に水素ガスが発生し難くなり、均一な金属皮膜が成膜可能となる。
一方、析出させる金属種の中でも、水素よりも酸化還元電位が高い(イオン化傾向の小さい)金属(例えば、銅、銀など)は水素よりイオン化傾向が小さいために、析出時に金属が優先的に析出しやすいが、成膜条件によっては水素ガスが発生することもあるので、このような金属であっても、水素ガスが発生を抑制する効果を発揮することができる。
前記水素よりもイオン化傾向が大きい金属は、ニッケルである。発明者らの実験からも明らかなように、上述した水素イオン濃度の範囲を満足したニッケルイオンを含む溶液を用いることにより、均一なニッケル皮膜を得ることができる。
上述した、成膜用金属溶液を用いた金属皮膜の成膜方法を以下に開示する。この成膜方法は、陽極と、陰極となる基材との間に固体電解質膜を配置し、該固体電解質膜を基材に接触させると共に、前記陽極と前記基材との間に電圧を印加し、該固体電解質膜の内部に含有された金属イオンから金属を前記基材の表面に析出することにより、前記金属からなる金属皮膜を前記基材の表面に成膜する。
この際に、前記成膜用金属溶液を前記固体電解質膜に接触させることにより、前記固体電解質膜に前記金属イオンを供給しながら、前記陽極と前記基材との間に電圧を印加して、前記基材の表面に前記金属皮膜を成膜する。
この態様によれば、固体電解質膜と基材とを接触させた状態で、金属イオンから金属を析出し、金属皮膜を成膜する際に生じる、特有の課題である水素ガスの発生を抑えつつ、金属皮膜を成膜することができる。
本発明によれば、固体電解質膜と基材とを接触させた状態で、これらの間に水素ガスが発生することを抑制することができる。
本発明の本実施形態に係る金属皮膜の成膜装置の模式的概念図。 図1に示す金属皮膜の成膜装置による成膜方法を説明するための模式的断面図。 (a)は、実施例2に係るニッケル皮膜の写真であり、(b)は、比較例2に係るニッケル皮膜の写真。 固体電解質膜を用いた成膜装置で成膜する際の課題を説明するための図。
以下に本発明の実施形態に係る金属皮膜の成膜方法を好適に実施することができる成膜装置について説明する。
図1は、本発明の本実施形態に係る金属皮膜の成膜装置1Aの模式的概念図である。図2は、図1に示す金属皮膜Fの成膜装置1Aによる成膜方法を説明するための模式的断面図である。
図1に示すように、本発明に係る成膜装置1Aは、金属イオンから金属を析出させて、該析出した金属からなる金属皮膜を基材Bの表面に成膜する装置である。ここで、基材Bは、アルミニウムなどの金属材料からなる基材、または樹脂またはシリコン基材の処理表面に金属下地層が形成されている基材を用いる。
成膜装置1Aは、金属製の陽極11と、陽極11と陰極となる基材Bとの間において陽極11の表面に配置された固体電解質膜13と、陽極11と陰極となる基材Bとの間に電圧を印加する電源部14と、を少なくとも備えている。
陽極11は、成膜用の金属イオンを含む溶液(以下、金属溶液という)Lを陽極11に供給するハウジング(金属イオン供給部)15内に収容されている。ハウジング15には上下方向に貫通した貫通部が形成され、その内部空間に陽極11が収容されている。固体電解質膜13には、陽極11の下面を覆うように凹部が形成されており、固体電解質膜13は、陽極11の下部を収容した状態で、ハウジング15の貫通部の下側開口を覆っている。
さらに、ハウジング15の貫通部において、陽極11の上面に接触し、陽極11を加圧するための接触加圧部(金属パンチ)19が配置されている。接触加圧部19は、陽極11を介して固体電解質膜13で基材Bの表面を加圧するものである。具体的には、接触加圧部19は、基材Bの表面のうち金属皮膜Fが成膜される成膜領域を均一に加圧するように、成膜領域に対応した陽極11の表面を加圧する。
本実施形態では、陽極11の下面が基材Bの成膜領域に一致した大きさとなっており、陽極11の上面と下面は同じ大きさである。したがって、後述する加圧手段16の推力により接触加圧部19で陽極11の上面(全面)を加圧すると、陽極11の下面(全面)で固体電解質膜13を介して基材Bの成膜領域(全領域)を均一に加圧することができる。
さらに、ハウジング15の一方側には、金属溶液Lが収納された溶液タンク17が、供給管17aを介して接続されており、その他方側には、使用後の廃液を回収する廃液タンク18が、廃液管18aを介して接続されている。
ここで、供給管17aは、ハウジング15の、金属溶液Lの供給流路15aに接続されており、廃液管18aは、ハウジング15の、金属溶液Lの排出流路15bに接続されている。図2に示すように、ハウジング15の供給流路15aと排出流路15bとを繋ぐ流路には、多孔質からなる陽極11が配置されている。
このように構成することにより、溶液タンク17に収納された金属溶液Lが、供給管17aを介してハウジング15の内部に供給される。ハウジング15内では、金属溶液Lが供給流路15aを通過し、供給流路15aから陽極11内に金属溶液Lが流れる。陽極11内を通過した金属溶液Lは、排出流路15bを流れ、廃液管18aを介して廃液タンク18に送ることができる。
さらに、接触加圧部19には、加圧手段16が接続されている。加圧手段16は、陽極11を基材Bに向かって移動させることにより、固体電解質膜13を基材Bの成膜領域Eに加圧するものである。例えば、加圧手段16としては、油圧式または空気式のシリンダなどを挙げることができる。成膜装置1Aは、基材Bを固定し、陽極11に対して基材Bのアライメントを調整する基台21を備えている。
陽極11は、金属溶液Lが透過し、かつ固体電解質膜に金属イオンを供給する、多孔質体からなる。このような多孔質体としては、(1)金属溶液Lに対して耐食性を有し、(2)陽極として作用可能な導電率を有し、(3)金属溶液Lを透過することができ、(4)後述する接触加圧部19を介して加圧手段16により加圧することができるものであれば、特に限定されるものではなく、たとえば、発泡チタンなど、めっき金属イオンよりもイオン化傾向が低く(あるいは、電極電位が高く)、開気孔の連続気泡体からなる発泡金属体などを挙げることができる。
また、上述した(3)の条件を満たすものであれば、特に限定されるものではないが、発泡金属体を用いる場合には、気孔率50〜95体積%程度、孔径50〜600μm程度、厚さ0.1〜50mm程度のものが好ましい。
固体電解質膜13は、上述した金属溶液Lに接触させることにより、金属イオンを内部に含浸することができ、電圧を印加したときに基材Bの表面において金属イオン由来の金属が析出するとこができるのであれば、特に限定されるものではない。固体電解質膜の材質としては、たとえばデュポン社製のナフィオン(登録商標)などのフッ素系樹脂、炭化水素系樹脂、ポリアミック酸樹脂、旭硝子社製のセレミオン(CMV、CMD,CMFシリーズ)などのイオン交換機能を有した樹脂を挙げることができる。
ここで本実施形態では、金属皮膜Fを成膜する装置として陽極11を多孔質体としたが、後述するように、固体電解質膜13に金属イオンを供給することができるのであれば、陽極と固体電解質膜との間に間隙を設け、この間に金属溶液を流してもよい。
このような成膜装置1Aを用いた金属皮膜の成膜方法を以下に説明する。まず、図1および2に示すように、まず、基台21に基材Bを配置し、陽極11に対して基材Bのアライメントを調整し基材Bの温度調整を行う。次に、多孔質体からなる陽極11の表面に固体電解質膜13を配置し、固体電解質膜13を基材Bに接触させる。
次に、加圧手段16を用いて、陽極11を基材Bに向かって移動させることにより、固体電解質膜13を基材Bの成膜領域Eに加圧する。これにより、陽極11を介して固体電解質膜13を加圧することができるので、固体電解質膜13を成膜領域の基材Bの表面に均一に倣わせることができる。すなわち、接触加圧部19により加圧された陽極11をバックアップ材として固体電解質膜13を基材に接触(加圧)しながら、より均一な膜厚の金属皮膜Fを成膜することができる。
次に、電源部14を用いて、陽極11と陰極となる基材Bとの間に電圧を印加し、固体電解質膜13の内部に含有された金属イオンから金属を基材Bの表面に析出させる。陽極11は、金属製の接触加圧部19と直接的に接触しているので、接触加圧部19と導通している。したがって、電源部14により、陽極11と基材Bとの間に電圧を印加することができる。
この際、陽極11内部に、金属溶液Lを流しながら金属皮膜の成膜を行う。このような結果、多孔質体からなる陽極11を用いることにより、金属溶液Lをその内部に透過させることができ、金属溶液Lを金属イオンとともに、固体電解質膜13に供給することができる。これにより、成膜時において、多孔質体である陽極11内部に、金属溶液Lを随時安定して供給することができる。供給された金属溶液Lは、陽極11内部を透過して、陽極11に隣接する固体電解質膜13に接触し、固体電解質膜13内に金属イオンが含浸される。
そして、陽極11と、陰極となる基材Bと、の間に電圧を印加することにより、固体電解質膜13内の金属イオンは陽極11側から基材B側に移動し、固体電解質膜13の内部に含有された金属イオンから金属が基材Bの表面に析出される。これにより、金属皮膜Fを基材Bの表面に成膜することができる。
これにより、固体電解質膜13で基材Bの成膜領域を均一に加圧することができるので、固体電解質膜13を基材Bの成膜領域に均一に倣わせた状態で金属皮膜を基材に成膜することができる。このような結果、バラつきの少ない均一な膜厚かつ均一な金属皮膜を基材の成膜領域となる表面に成膜することができる。
ところで、金属溶液Lは、溶媒と、溶媒中にイオンの状態で溶解した金属(金属イオン)を含むものである。本実施形態では、金属溶液の水素イオン濃度は、25℃において0〜10−7.85mol/Lの範囲にある。
金属溶液Lの水素イオン濃度を、上述した範囲内に抑えることにより、固体電解質膜13の陽極側から陰極側に移動する水素イオン(プロトン)の総量を低減することができ、固体電解質膜13と基材Bとを接触させた状態で、これらの間に水素ガスが発生することを抑制することができる。
ここで、水素イオン濃度が0mol/Lとなる溶媒は、溶媒に水素イオンを含まないものである。このような溶媒としては、テトラヒドロフラン(THF)、アセトニトリル、N,Nジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド等の極性非プロトン性溶媒を挙げることができ、これら極性を有するため、後述するニッケル、錫、銅などの金属をイオンの状態で含むことができる。
さらに、金属溶液の水素イオン濃度が、10−7.85mol/L(25℃時)以下を満たす溶媒に、アルコール系溶媒を挙げることができる。また、上述した水素イオン濃度の条件を満たすものであれば、アルコール系溶媒に水が添加された溶媒であってもよい。
そして、このようなアルコール系溶媒のうち、ニッケル、錫、銅などの金属をイオンの状態で含むことができる溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパノール(1−プロパノールまたは2−プロパノール)、または、これらの少なくとも2種を混合した溶媒を挙げることができる。また、これらのアルコール系溶媒に、わずかな水が添加されていた場合であっても、水分子とアルコール分子が一体となり、溶媒中の遊離水素の発生を抑えることができる。
なお、ニッケル、錫、または銅を金属溶液に含有させた場合の金属溶液の水素イオン濃度は、アルコール系溶媒(場合によってはさらに水を含む溶媒)の水素イオン濃度と略一致する。
また、溶媒にイオンの状態で溶解する金属は、電離可能な金属塩の状態で溶媒に投入され、溶媒中にイオンの状態で溶解するものであり、その金属として、コバルト、鉄、ニッケル、錫、銅、銀等の金属を挙げることができる。特に、これらの金属の中でも、水素よりもイオン化傾向が大きい金属である、ニッケル、錫などの金属が好ましい。
このような金属を用いることにより、陽極11と基材Bとの間に電圧を印加した際には、水素よりもイオン化傾向が大きい金属を、基材Bの表面に析出させることができる。この結果、金属皮膜Fを成膜する際に、水素ガスは発生し難く、均一な金属皮膜Fを得ることができる。
本発明を以下の実施例により説明する。
[実施例1]
塩化ニッケル(金属塩)をメタノール(溶媒)中に溶解させ、0.1Mニッケル溶液(金属溶液)を作製した。金基材上に固体電解質(デュポン社製:ナフィオンN117)及び多孔質ニッケル板を重ね合せた後、0.1Mニッケル溶液を多孔質ニッケル板上に滴下した。その後、多孔質ニッケルと銅基板を電気接続し、2.4Vの一定電位を60秒印可し、銅基材上にニッケルを成膜した。
[実施例2]
実施例1と同じように、ニッケル皮膜を成膜した。実施例1と相違する点は、溶媒をエタノールに変更した点である。
[実施例3]
実施例1と同じように、ニッケル皮膜を成膜した。実施例1と相違する点は、溶媒をプロパノール(1−プロパノール)に変更した点である。
[実施例4]
実施例1と同じように、ニッケル皮膜を成膜した。実施例1と相違する点は、溶媒をメタノールと水との混合液体(メタノール90体積%:水10体積%)に変更した点である。
[比較例1]
実施例1と同じように、ニッケル皮膜を成膜した。実施例1と相違する点は、溶媒をメタノールと水との混合液体(メタノール85体積%:水15体積%)に変更した点である。
[比較例2]
実施例1と同じように、ニッケル皮膜を成膜した。実施例1と相違する点は、溶媒を水に変更した点である。
[比較例3]
実施例1と同じように、ニッケル皮膜を成膜した。実施例1と相違する点は、溶媒をブタノール(1−ブタノール)に変更した点である。
<皮膜の目視観察>
実施例1〜4および比較例1〜3のニッケル皮膜を目視観察した。この結果を表1に示す。また、表1には、実施例1〜4および比較例1〜3において、25℃時における成膜用金属溶液(溶媒)の水素イオン濃度を算出した値(理論値)も合わせて示した。
Figure 2016023338
(結果)
実施例1〜4の場合には、得られたニッケル皮膜を目視確認したところ、ニッケルの析出が確認されると同時にその色調は一様であり、均一なニッケル皮膜が得られたことを確認した。なお、図3(a)は、実施例2に係るニッケル皮膜の写真である。
一方、比較例1の場合には、得られたニッケル皮膜を目視で確認したところ、ニッケルの析出が確認は確認されたが、その色調はまだら模様を呈しておりボイドの存在が確認された。
比較例2の場合には、得られたニッケル皮膜を目視で確認したところ、その色調はまだら模様を呈しておりボイドの存在が確認された。なお、そのまだら模様は比較例1と比べ顕著であることが確認された(図3(b)参照)。
比較例1および2の如き結果となった理由は、実施例1〜4に比べて、遊離水素が多いため、陽極と基材との間に電圧を印加した際に、水素イオン(プロトン)が還元され、固体電解質膜と基材との間に、水素ガスが発生したからであると考えられる。これにより、水素ガスが固体電解質膜と基材との間に溜まり、ニッケルの析出を阻害し、ボイド(未析出部)が発生し、まだら模様の皮膜になったものと考えられる。
比較例3の場合には、溶媒中に塩化ニッケルが溶解せず、ニッケル皮膜の析出は確認されなかった。これは、溶媒を構成する分子の炭素量が増えるに従って、分子の極性が低下し、ニッケルがイオンの状態で溶けなくなってしまったからであると考えられる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
本実施形態では、陽極に多孔質体からなる陽極を用いたが、固体電解質膜にニッケルイオンを好適に供給することができるのであれば、陽極に多孔質体を用いなくてもよく、たとえば、陽極と固体電解質膜との間にニッケル溶液を供給してもよい。
1A:成膜装置、11:陽極、13:固体電解質膜、14:電源部、15:ハウジング(金属イオン供給部)、15a:供給流路、15b:排出流路、16:加圧手段、17溶液タンク、17a:供給管、18:廃液タンク、18a:廃液管、19:接触加圧部、21:基台、B:基材(陰極)、E:成膜領域、L:ニッケル溶液

Claims (5)

  1. 陽極と、陰極となる基材との間に固体電解質膜を配置し、該固体電解質膜を基材に接触させると共に、前記陽極と前記基材との間に電圧を印加し、該固体電解質膜の内部に含有された金属イオンから金属を前記基材の表面に析出することにより、前記金属からなる金属皮膜を前記基材の表面に成膜する際に、前記固体電解質膜に前記金属イオンを供給するための成膜用金属溶液であって、
    前記成膜用金属溶液は、溶媒と、該溶媒中にイオンの状態で溶解した前記金属を含み、
    前記成膜用金属溶液の水素イオン濃度は、25℃において0〜10−7.85mol/Lの範囲にあることを特徴とする成膜用金属溶液。
  2. 前記溶媒は、メタノール、エタノール、およびプロパノールから選択される少なくとも1種からなるアルコール系溶媒、または、該アルコール系溶媒に水が添加された溶媒であることを特徴とする請求項1に記載の成膜用金属溶液。
  3. 前記金属は、水素よりもイオン化傾向が大きい金属であることを特徴とする請求項1または2に記載の成膜用金属溶液。
  4. 前記金属は、ニッケルであることを特徴とする請求項3に記載の成膜用金属溶液。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の成膜用金属溶液を用いた金属皮膜の成膜方法であって、
    前記成膜用金属溶液を前記固体電解質膜に接触させることにより、前記固体電解質膜に前記金属イオンを供給しながら、
    前記陽極と前記基材との間に電圧を印加して、前記基材の表面に前記金属皮膜を成膜することを特徴とする金属皮膜の成膜方法。
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