JP2011006207A - ロープ式エレベーター - Google Patents

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【課題】ロープのつぶれを防ぎ、精度の高いロープの導通検査を可能にする。
【解決手段】ロープ1を建屋等に固定する支持装置を、ロープ1を挟む狭持型楔部材2、ロープ1を巻付けて挟持する巻付け型楔部材3、クリップ4、及びそれらを内包するソケット5から構成することで、樹脂で被覆したロープ1のつぶれを防ぎ、ロープを構成する素線束同士の接触を無くして、導通検出によるロープ検査の精度を向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明はロープ式エレベーターに係り、特にロープの改良に伴う新たな課題に着眼し、信頼性の高いロープ検査を可能にする装置に関する。
エレベーターの主要な形態であるワイヤロープを用いたロープ式エレベーターは、巻上機に取付けたシーブにロープをかけ、シーブを中心にして片側にかごを吊るし、その反対側にかごとバランスするためのカウンターウェイトを吊るした構造となっている。ワイヤロープは、鋼製のソケットにバビット詰め、若しくは鋼製のソケットに鋼製の楔を用いた楔式ソケットによりかご及びカウンターウェイト、若しくは昇降路壁面に固定される。
ところで、近年、巻上機の小型化やシーブの小径化などのために、柔軟性に優れる樹脂で覆われたベルトやロープが開発されている。このようなベルトやロープは、素線を撚り合わせた素線束同士の間に樹脂が充填され、素線束同士の接触を防止し、長寿命化を図っている(例えば、特許文献1参照)。樹脂で覆われたベルトやロープは、シーブおよびプーリを通過する際の屈曲による素線の疲労や素線同士の相対すべりによる摩耗、シーブ溝との相対すべりによる樹脂の摩耗により、損傷し寿命に達する。これらのベルト及びロープは、外層が樹脂で覆われていることから、内部の素線の損傷を目視で検査することができない。
そこで、素線の損傷の検査方法として、電気抵抗による検査が行われる。この検査方法では、例えば、かご及びカウンターウェイト、若しくは昇降路壁面に接続したロープの端部において、樹脂を除去して素線束と電源を接続し、電流を流し電気抵抗を測定することで、素線の損傷を検査する。即ち、素線が破断すると、素線束の合計断面積が減少して抵抗が増加することから、電気抵抗を測定することで素線の損傷を検査することができる(例えば、特許文献2参照)。
従来、ロープは端部にて楔部材およびソケットで支持されており、楔部材に沿ってロープを折り返し、ソケットと楔部材とによりロープを挟持するようにしたものがある(例えば、特許文献3参照)。また、樹脂で覆われたベルト端部の支持装置として、ベルトを楔部材で挟持する際に、圧力を均一に分布させるためにソケットと楔部材との間にインサート材を挿入し支持するものが提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2001−262482号公報 特表2002−540419号公報 特開2001−165245号公報 特表2005−502562号公報
前述したようにエレベーターに用いられる樹脂で覆われたロープにあっては、素線束同士の間に樹脂を充填し、素線束同士の接触を防ぐようになっているが、ロープが巻上げ機に取付けたシーブの通過を繰返すにつれ、素線束と樹脂の相対すべりにより素線束間に充填された樹脂が摩耗し排除され、素線束同士が接触することになる。素線束同士が接触することにより、素線間に摩耗およびフレッティングが生じて素線が疲労破壊する。したがって、素線の損傷については、摩耗に伴う断面積の減少による電気抵抗の変化ではなく、素線束同士の接触を検出することが有効となる。素線束が接触した場合、素線束間に電気的導通が起こることから、素線束同士の導通検査を行うことで、素線束同士の接触を検出しロープの保全を行うことができる。
ところで、ロープの端部は、ロープ支持装置により建屋側又はかご等に支持されるわけであるが、このロープ支持装置を構成するソケットと楔部材とでロープを狭持する際にロープがつぶれると、素線束同士が接触することになる。この場合、本来の検査目的である素線束の接触によるものか、ロープ支持装置内での接触によるものかが区別できず、ロープの損傷を高い精度で検査することが難しいという問題がある。
本発明の主な目的は、ロープのつぶれを防ぎ、精度の高い導通検査が可能なロープ式エレベーターを提供することにある。
本発明の他の目的は、ロープ振動等に強く、更には作業性等にも優れたロープ式エレベーター提供を提供することにあるが、それらの目的については以下述べる実施例で詳述する。
前記主な目的を達成するために、本発明は、ロープの導通状態を検出する導通検出器を設け、ロープを建屋側又はかご等に支持する支持装置を、ロープを挟持する挟持型楔部材、この挟持型楔部材に挟まれたロープの末端側を巻き付けて支持する巻付け型楔部材、及び上記挟持型楔部材を押圧し、上記巻付け型楔部材との間でロープを挟圧するソケットで構成することにより、通常のエレベーター運転中の主な荷重はロープを曲げずに支持し、ロープが狭持型楔部材からずり落ちそうな場合等には、巻付け型楔部材による狭圧を作用させることで、ロープ支持装置によるロープのつぶれを防ぐようにしたところにある。
前記他の目的を達成するために、本発明では、上記挟持型楔部材と巻付け型楔部材との間に、挟持型楔部材から巻付け型楔部材に向かうロープと巻付け型楔部材に巻き付けた後の末端側のロープとを互いに把持する把持部材を設けることで、ロープ振動等に対する信頼性も高め、更にはソケットの構成等を工夫して信頼性及び取り付け作業性等も向上しているが、これらの詳細については以下述べる実施例で詳述する。
本発明の主な特徴によれば、ロープのつぶれを防ぐことで、ロープ支持装置による素線束同士の接触を避けることが可能となり、これによって、導通検出器を用いたロープの検査を精度良く行うことができる。
本発明の他の特徴によれば、ロープ振動等に対しても信頼性が高く、取り付け作業性等にも優れたロープ式エレベーターを提供することが出来るが、その他の効果については以下述べる実施例で述べる。
本発明に係るロープ支持装置の第1の実施形態を示す断面図である。 図1のロープ支持装置の斜視図である。 図1のロープ支持装置に用いられる狭持型楔部材の斜視図である。 図1のロープ支持装置に用いられる巻付け型楔部材の斜視図である。 本発明を適用するロープの一実施例の断面図である。 本発明を適用したロープ式エレベーターシステムの一実施例を示す図である。 本発明を適用したロープ式エレベーターシステムの他の実施例を示す図である。 本発明に係るロープ支持装置の第2の実施形態を示す断面図である。 図8のロープ支持装置に用いられる把持部材の断面図である。
以下、本発明に係るロープ式エレベーターの実施の形態について、図を用いて詳細に説明する。図では、本発明に係るロープ支持装置として、ソケット形状にしたものを示す。
図6は、本発明を適用したロープ式エレベーターシステムの一実施例である。巻上機に取り付けたシーブ702にロープ1をかけ,シーブを中心に片側にかご700を吊るし,その反対側にかごとバランスするためのカウンターウェイト701を吊るした例を示す。本実施例におけるロープ支持装置では、ロープ1の端部を昇降路天井面に支持するためにソケット5を用いている。一方のソケット5から、ロープ端部の電気信号を導通検出器703に出力することで、ロープ損傷検査を常に行うことが出来る構造としている。
図7は、本発明を適用したロープ式エレベーターシステムの他の実施例である。本実施例では、かご700とカウンターウェイト701とがロープ1を用いてつるべ状に吊られており、ロープ端をかご700及びカウンターウェイト701に支持するために、ロープ支持装置を構成するソケット5が用いられている。
このように、ロープ支持装置は、建屋側、かご、又はカウンターウェイトのいずれかにロープ端部を支持するためのもので、ロープ端部の電気信号を導通検出器に出力することでロープの損傷検出をも可能としている。以下、本発明の特徴を成すロープ支持装置の構成例について、複数の例を挙げて説明するが、これらの実施例及び上記適用例に本発明が限定されるものではない。
第1の実施形態のロープ支持装置は、図1に示すように、複数に分割され、ロープ1を挟むようにして配置される狭持型楔部材2と、ロープ1を楔部材に沿って巻付けソケット5と楔部材3との間でロープを挟持する巻付け型楔部材3と、ロープ1を結ぶクリップ4と、狭持型楔部材2、巻付け型楔部材3、クリップ4が挿入されるソケット5からなっている。ソケット5の上部にはピン8及びシンブルロッド9が取り付けられ、図6及び図7に示したように、かご、カウンターウェイト、若しくは昇降路面に固定される。ソケット5は、図1に示すように、挟持型楔部材2を挿入するための貫通孔505と、巻付け型楔部材3を挿入するための大開口部502及びロープ1を引き入れる小開口部503とを有している。
図2は図1のロープ支持装置の斜視図であり、ソケット5に開けられた貫通孔505からクリップ4を取り付け、導通検出器703に接続するロープ端111を取り出す。なお、貫通孔505はソケット両面に空いており、ロープ据付け作業等を前後両方から行えるようにして、作業性を高めている。
狭持型楔部材2は、図3に示すように、複数、例えば2つに分割されるとともに、ロープ1を挟むようにして配置され、ソケット5の内側の楔受け面(傾斜面)501から受ける押圧力によりロープ1を挟持し固定する。また、狭持型楔部材2のロープ1と接触する面には、ロープ1の外径形状に沿うように曲面201が設けられている。そして、図3に示すように、曲面201に、例えばローレット加工を施すことで、ロープ1と狭持楔部材2との間の摩擦係数を高め、すべりを防止するようにしてある。なお、本実施例では曲面201にローレット加工を施した例を示したが、他の加工、例えば、サンドブラスト加工でもよい。
巻付け型楔部材3は,図4に示すように、直線溝301と曲線溝302により形成されている。ロープ1を巻きつけた際にロープ1がつぶれないようにするために、曲線溝302の曲率半径はロープ1の直径との関係で規定される。
図1のクリップ4は、ロープ1のつぶれをできるだけ抑えながら、ロープ1に対して十分な摩擦力で固定される必要があるため,突き合わせ面をもち,ねじによる締め付け量を制限する構造としてある。
ロープ1は、図5に示すように、金属の素線101を撚り合わせて形成されるストランド102を、さらに撚り合わせて素線束であるシェンケル103を形成し、それをさらに撚り合わせてロープ1を形成している。ロープ1の中心に芯シェンケル104を配置し、その周りに側シェンケル105をロープ周方向に等間隔で複数配置する。側シェンケル105および芯シェンケル104間には、例えば、ポリウレタンからなる内層樹脂106が充填されており、通常、素線束であるシェンケル同士が接触することはない。また、側シェンケル105の周りには、例えばポリウレタンからなる外層樹脂107が設けられている。このように、シェンケル103は外層樹脂107により覆われており、他のシェンケル及びシーブとの接触より保護されている。
次に、本実施形態のロープ支持装置を用いたロープの支持手順について説明する。
ロープ1に本支持装置を接続する場合、狭持型楔部材2でロープ1を挟む。そして、小開口部503よりロープ1を引っ張る。ロープ1を引っ張ると、ロープ1がソケット内部より小開口部503の方向に移動する。狭持型楔部材2は傾斜面で形成された楔受け面501に沿って小開口部503に移動するため、ロープ1は狭持型楔部材2により挟持されることになる。狭持型楔部材2とロープ1の摩擦力が狭持型楔部材2と楔受け面501の摩擦力より大きくなると、狭持型楔部材2はロープ1と同時に小開口部503に移動し、ロープ1の圧縮による反発力と狭持型楔部材2による押付け力がつりあったときに狭持型楔部材2は停止する。
次に、巻付け型楔部材3を大開口部502より挿入し、ロープ1を直線溝301および曲線溝302に沿って巻きつけ、ロープ端部111を貫通孔505から出す。巻付け型楔部材3に対応して形成されたソケット5の傾斜面は、巻付け型楔部材3の受け面504を構成し、巻付け型楔部材3との間でロープ1を挟圧する力が作用するように構成されている。
次に、クリップ4によりロープ1を把持する。また、巻付け型楔部材3においてロープ1のつぶれを避けるために、巻付け型楔部材3に巻かれたロープには張力が負荷されないように、ロープ中部110をたわませて固定している。
この第1の実施形態によれば、ロープ1を2つに分割される狭持型楔部材2で挟み込むことで、ロープ1を曲げずに固定し、ロープ1のつぶれを防ぐことができる。
しかし、ロープ1を狭持型楔部材2で挟持することで、ロープ1の外層樹脂107が狭持型楔部材2の曲面201で摩擦力を受ける。この摩擦力が繰返しかかることにより外層樹脂107が剥離する恐れがある。外層樹脂107が剥離しロープ1が狭持型楔部材2からずれ落ちそうになった場合、ロープ中部110に荷重がかかる。ロープ中部110に荷重がかかることで、ロープ1が巻付け型楔部材3上をすり抜けようとするが、クリップ4においてロープが把持され、巻付け型楔部材3とソケット5の傾斜面である受け面504とにより狭持される。したがって、巻付け型楔部材3およびクリップ4によりソケット5からのロープ1の抜けを防止することができる。このように、ロープ1のつぶれを防ぐことで、樹脂で被覆したロープ1のロープ端部111にあって素線束、即ちシェンケル103同士の接触を避けることが可能となり、これによって、導通検出器を用いたロープ1の検査を精度良く行うことができる。
図8は本発明に係るロープ支持装置の第2の実施形態を示す断面図である。なお、前述した図1に示すものと同等のものには同一符号が付してある。
第2の実施形態のロープ支持装置は、図8に示すように、複数に分割され、ロープ1を挟むようにして配置される狭持型楔部材2と、ロープ1を把持する把持部材6と、挟持型楔部材2と把持部材6との間に挿入される弾性体10と、ロープ1を巻付ける巻付け型楔部材3と、これらの挟持型楔部材2、把持部材6、弾性体10及び巻付け型楔部材3を内包するソケット5とから構成され、ソケット5の上部に取り付けられたピン8にシンブルロッド9が固定され、図6及び図7に示したように、かご、カウンターウェイト、若しくは昇降路壁面と接続される。
把持部材6は、図9に示すように、例えば、2分割されたそれぞれの部材の突き合わせ面を接触するように配置されるとともに、ねじ601にて一体化されてロープ1を把持する。即ち、ねじ601を締め、突き合わせ面602が接触すると、把持部材6のロープ把持面603の位置が決定されるとともに、ねじ601の締め付け過ぎによるロープ1のつぶれを避けることができる。なお、把持部材6はロープ1のつぶれをできるだけ抑えながら、ロープ1に対して十分な摩擦力で固定される必要がある。そこで、ロープ把持面603にロープ1との摩擦係数を増加させるためにローレット加工、若しくはサンドブラスト加工を施すこともできる。
弾性部材10は、図8に示すように、例えば、圧縮によりばね力が発生するコイルばねが用いられている。弾性部材10としてコイルばねを用いたが、本発明はこれに限らず、例えば皿ばねを弾性部材として用いることもできる。皿ばねは、コイルばねと比較して短いたわみで大きな荷重を得ることができる。したがって、皿ばねを用いることで狭持型楔部材2と把持部材6との距離を短くし、ひいては、ソケット5の長さ寸法を短くすることができる。なお、皿ばねの他に、板ばねを用いることもできる。
第2の実施形態のロープ支持装置にあって、かごの非常制動や、かご内での乗客の飛び跳ねなどの振動により、ロープ1の張力が緩んだ場合の動作について説明する。ロープ支持装置が昇降路壁面と接続されている場合、ロープ1が浮き上がるとロープ1がロープ支持装置を持ち上げる力が働く。この力はソケット5を持ち上げようとするが、狭持型楔部材2とソケット5の摩擦係数が十分ではない場合、ソケット5に対して狭持型楔部材2が浮き上がることになる。このため、狭持型楔部材2によるロープ1への押付け力が減少し、ロープ1はソケット5から抜け出ようとする。このとき、把持部材6と弾性部材10により狭持型楔部材2が小開口部503に押圧されることで狭持型楔部材2が早期にロープ1を挟持することになり、ロープ1の抜けを最小限に抑えることができる。
一方、ロープ支持装置が、かご及びカウンターウェイトに固定される場合、かごの非常制動や乗客の飛び跳ねなどの要因により、ソケット5が変位することになる。このとき、狭持型楔部材2は大開口部502方向へ移動するため、ロープ1の挟持力が減少する。したがって、ロープ1はソケット5から抜け出ようとするが、把持部材6と弾性体10により、ロープ1の移動と同時に狭持型楔部材2が移動しロープ1を挟持するため、ロープ1の抜けを防止することができる。
本発明は以上述べた実施例に限定されるものではなく、図1に示すクリップ4と図8に示す把持部材6を併用することで、ロープ1の支持を一層高めて、安全性を高めることもできる。具体的には、狭持型楔部材2でロープ1を把持し、次に図8に示す把持部材6でロープ1を把持する。次にロープ1を巻付け型楔部材3に巻きつけた後、クリップ4によりロープ1を把持することで、ロープ1を一層確実に支持することができる。
1・・・ロープ
2・・・狭持型楔部材
3・・・巻付け型楔部材
4・・・クリップ
5・・・ソケット
6・・・把持部材
10・・・弾性体
101・・・素線
102・・・ストランド
103・・・シェンケル
104・・・芯シェンケル
105・・・側シェンケル
106・・・内層樹脂
107・・・外層樹脂
111・・・ロープ端部
501・・・狭持型楔部材受け面
502・・・大開口部
503・・・小開口部
504・・・巻付け型楔部材受け面
505・・・貫通孔
603・・・ロープ把持面
700・・・かご
701・・・カウンターウェイト
702・・・シーブ
703・・・導通検出器

Claims (10)

  1. 建屋内を昇降するかご及びカウンターウェイトをロープを介して吊り下げ、このロープの端部をロープ支持装置を用いて上記建屋側、かご、又はカウンターウェイトのいずれかに支持してなるロープ式エレベーターにおいて、上記ロープの導通状態を検出する導通検出器を設け、上記ロープ支持装置は、ロープを挟むようにして支持する挟持型楔部材と、該挟持型楔部材に挟まれたロープの末端側を巻き付けて支持する巻付け型楔部材と、上記挟持型楔部材を押圧し、上記巻付け型楔部材との間でロープを挟圧するソケットとを備えたことを特徴とするロープ式エレベーター。
  2. 請求項1において、前記ロープは金属性の素線束間に樹脂を充填した樹脂被覆ロープであって、前記導通検出器は、当該樹脂被覆ロープを構成する金属性の素線束の導通状態を検出するように構成したことを特徴とするロープ式エレベーター。
  3. 請求項1において、前記ロープ支持装置は、前記巻付け型楔部材に巻き付けた後の末端側のロープと、当該巻付け型楔部材の巻き始め側のロープとを、互いに束ねるクリップを備えたことを特徴とするロープ式エレベーター。
  4. 請求項3において、前記ソケットは中空状の内部に前記挟持型楔部材、クリップ、及び巻付け型楔部材を内包し、少なくとも上記クリップの側面に貫通孔を形成したことを特徴とするロープ式エレベーター。
  5. 請求項4において、前記ソケットの側面に設けた貫通孔を通して、ロープ端部の電気信号を前記導通検出器へ導くようにしたことを特徴とするロープ式エレベーター。
  6. 請求項1において、前記ソケットは中空状の内部に前記挟持型楔部材及び巻付け型楔部材を内包し、前記挟持型楔部材の押圧部及び前記巻付け型楔部材との間のロープ挟圧部は、前記ソケットの側面に夫々傾斜面を形成することで構成したことを特徴とするロープ式エレベーター。
  7. 建屋内を昇降するかご及びカウンターウェイトをロープを介して吊り下げ、このロープの端部をロープ支持装置を用いて上記建屋側、かご、又はカウンターウェイトのいずれかに支持してなるロープ式エレベーターにおいて、上記ロープの導通状態を検出する導通検出器を設け、上記ロープ支持装置は、ロープを挟むようにして支持する挟持型楔部材と、該挟持型楔部材に挟まれたロープの末端側を巻き付けて支持する巻付け型楔部材と、上記挟持型楔部材と上記巻付け型楔部材との間であって、当該挟持型楔部材から上記巻付け型楔部材に向かうロープと上記巻付け型楔部材に巻き付けた後の末端側のロープとを互いに把持する把持部材とを備えたことを特徴とするロープ式エレベーター。
  8. 請求項7において、前記挟持型楔部材と前記把持部材との間に、互いを押圧する弾性体を介在させたことを特徴とするロープ式エレベーター。
  9. 請求項7において、前記挟持型楔部材、把持部材、及び巻付け型楔部材を内包するソケットを備え、当該ソケットは、少なくとも上記把持部材の側面に貫通孔を形成したことを特徴とするロープ式エレベーター。
  10. 請求項9において、前記ソケットの側面に複数の傾斜面を形成し、内包した前記挟持型楔部材の押圧力、及び前記巻付け型楔部材との間のロープ挟圧力を、夫々上記傾斜面との関係で作用するように構成したことを特徴とするロープ式エレベーター。
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