JP2014210656A - 昇降機 - Google Patents
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Abstract
【課題】主ロープの状態を常時監視することができ、ストランド切れが発生した場合に当該昇降機を直ちに停止させることができる昇降機の提供。【解決手段】本発明に係る昇降機は、例えばエレベータであって、かご2及びつり合い重り3と、これらのかご2及びつり合い重り3を昇降させる主ロープ4と、くさび5、ソケット6、ロッド7、及び連結ピン8等を有し、主ロープ4の張力を調整する複数の張力調整装置と、かご2の運転制御を行うエレベータ制御装置12とを備えるとともに、前述の複数の張力調整装置の全てに常設保持され、主ロープ4の張力を計測する張力計測装置1A,1Bを備え、エレベータ制御装置12は、張力計測装置1A,1Bで計測された主ロープ4の張力14,15に基づいて、ストランド切れによって張力14,15が急激に変化したかどうかを判断する張力判断部を有している。【選択図】図1
Description
本発明は、かごとつり合い重りを昇降させる主ロープの張力調整装置を備えたエレベータ等の昇降機に関する。
一般に、昇降機例えばエレベータにあっては、かごとつり合い重りを昇降させる主ロープには鋼製のワイヤロープが用いられている。ワイヤロープはストランドと呼ばれる複数本の鋼線を撚ったものを、撚り合せて構成されている。このワイヤロープは、疲労や摩耗により、ワイヤロープを構成する鋼線が少しずつ破断していく。鋼線の破断数は経年的に増加する。したがって、定期的にワイヤロープの探傷を行い、破断数が基準値を超えると、ワイヤロープすなわち主ロープは寿命に至ったと判断され、交換が行われる。
ここで、エレベータでは例えば3本から10本の複数本の主ロープが用いられることが多い。主モータで巻き上げられる主ロープの張力にアンバランスがある場合、鋼線の摩耗、破断が急速に進行し、ストランド切れにつながる等の問題がある。ストランド切れを生じた状態でかごが走行すると、主モータや他のエレベータ機器に、切れたストランドが接触し、接触した機器を損傷させてしまう懸念がある。従来、ワイヤロープ鋼線の破断を検出する装置として、特許文献1に、漏洩磁束探傷法を用いたロープテスタが開示されている。
特許文献1には、漏洩磁束探傷法を用いて複数本の主ロープを探傷する装置が開示されているが、この従来技術にあっては、ロープテスタの検出器をワイヤロープに接触させた状態で摺動させるため、エレベータ等の昇降機の主ロープを構成するワイヤロープに適用させる場合には、主ロープの状態を常時監視することが難しく、主ロープにストランド切れが発生した場合に直ちに昇降機を停止させることは困難であった。
本発明は、前述した従来技術における実情からなされたもので、その目的は、主ロープの状態を常時監視することができ、ストランド切れが発生した場合に当該昇降機を直ちに停止させることができる昇降機を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る昇降機は、かご及びつり合い重りと、これらのかご及びつり合い重りを昇降させる主ロープと、この主ロープの張力を調整する張力調整装置と、前記かごの運転制御を行う制御装置とを備えた昇降機において、前記複数の張力調整装置の全てに常設保持され、前記主ロープの張力を計測する張力計測装置を備え、前記制御装置は、前記張力計測装置で計測された前記主ロープの張力に基づいてストランド切れによって前記張力が急激に変化したかどうかを判断する張力判断部を有することを特徴としている。
本発明は、主ロープの張力を調整する張力調整装置に常設保持され主ロープの張力を計測する張力計測装置によって主ロープの状態を常時監視することができ、制御装置の張力判断部において、張力計測装置で計測された主ロープの張力に基づいて、ストランド切れによって主ロープの張力が急激に変化したと判断されたときには、当該昇降機を直ちに停止させることができる。これにより本発明は、切れたストランドの主モータや他の昇降機機器への接触の発生を抑えることができる。したがって本発明は、従来懸念されていたストランド切れに伴う主モータや他の昇降機機器の損傷を防ぐことができる。
以下、本発明に係る昇降機の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態に係る昇降機は、例えばエレベータから成っている。このエレベータは、図1に示すように、かご2と、つり合い重り3と、これらのかご2及びつり合い重り3を昇降させる主ロープ4と、この主ロープ4を駆動する主モータ13とを備えている。また、かご2の運転制御を行うエレベータ制御装置12を備えている。
また、エレベータは、主ロープ4のそれぞれの端部に連結され、主ロープ4のテンションすなわち張力を調整する張力調整装置を備えている。この張力調整装置は、例えば図2に示すように、主ロープ4の一方の端部に係着されるくさび5と、このくさび5が嵌入されるソケット6と、このソケット6に連結され、ばね10が係着されるロッド7と、ソケット6とロッド7とを連結する連結ピン8とを有している。
ばね10は、その下端が図示しない固定部材上に配置したばね座11Aに当接し、その上端がばね座11Aの上方に配置した別のばね座11Bに当接するようにロッド7に係着させてある。ばね座11Bは固定ナット9によって上方への動きが規制されている。ばね10の弾性力を調整することによって、主ロープ4の張力を調整することができる。主ロープ4の他方の端部に連結される張力調整装置も上述と同様の構成となっている。
本実施形態は、複数の張力調整装置の全てに常設され、主ロープ4の張力を計測する張力計測装置、すなわち図1に示すように、かご2側の張力調整装置に常設される張力計測装置1Aと、つり合い重り3側の張力調整装置に常設される張力計測装置1Bとを備えている。
例えば、かご2側の張力調整装置に常設される張力計測装置1Aは、図2に示すように、ロッド7とくさび5と連結ピン8とを結ぶ直線上の連結ピン8部分に設けてある。例えば、かご2側の張力計測装置1Aは、ロッド7と連結ピン8との間に配置され、ロッド7と連結ピン8間の圧力を計測する圧力センサから成っている。つり合い重り3側の張力調整装置に常設される張力計測装置1Bも、張力計測装置1Aと同様に配置され、同様の圧力センサから成っている。
また、本実施形態は、エレベータ制御装置12が、張力計測装置1A,1Bのそれぞれで計測された主ロープ4の張力に基づいて、ストランド切れによって張力が急激に変化したかどうかを判断する張力判断部を有している。張力判断部でストランド切れによって張力が急激に変化したと判断されたときには、エレベータ制御装置12は、直ちにかご2の昇降を停止させる制御を行う。
また、エレベータ制御装置12の張力判断部は、例えば主ロープ4の滑りによって主ロープ4の張力が急激に変化したかどうかも判断するよう構成されている。
なお、張力計測装置1A,1Bのそれぞれは、複数本存在する主ロープ4の全ての端部に常設保持されていて、複数本全ての主ロープ4の張力を常時計測できるようになっている。
主ロープ4が滑ることで、主ロープ4の張力が変化する場合は、かご2側、もしくはつり合い重り3側のどちらか一方側に設けた張力計測装置で計測された張力が低下し、他方側に設けた張力計測装置で計測された張力が増加する。例えば図3に示すように、かご2側の張力計測装置1Aで計測された張力14が低下した場合には、つり合い重り3側の張力計測装置1Bで計測された張力15が増加する。したがって、図3に示す出力が得られたときは、エレベータ制御装置12の張力判断部において、主ロープ4の滑りを生じたと判断される。すなわち、主ロープ4と主モータ13との摩擦力が低下し、主モータ13の動きに対して主ロープ4が滑り、主ロープ4の送り量が変化することに伴って張力が急激に変化したと判断される。
一方、主ロープ4がストランド切れした場合には、図4に示すように、かご2側の張力調整装置に取り付けた張力計測装置1Aで計測された張力14が急激に低下するとともに、つり合い重り3側の張力調整装置に取り付けた張力計測装置1Bで計測された張力15も急激に低下する。したがって、図4に示す出力が得られたときは、エレベータ制御装置12の張力判断部において、ストランド切れを生じたと判断される。このとき、エレベータ制御装置12は、かご2の昇降を直ちに停止させる制御を行う。
このように本実施形態は、主ロープ4の張力を調整する張力調整装置に常設保持され、主ロープ4の張力を計測する張力計測装置1A,1Bによって主ロープ4の状態を常時監視することができ、エレベータ制御装置12の張力判断部において、張力計測装置1A,1Bで計測された主ロープ4の張力に基づいて、ストランド切れによって主ロープ4の張力が急激に変化したと判断されたときには、かご2の昇降を直ちに停止させることができる。
これにより本実施形態は、切れたストランドの主モータ13や他のエレベータ機器への接触の発生を抑えることができる。したがって、本実施形態は、ストランド切れに伴う主モータ13や他のエレベータ機器の損傷を防ぐことができる。
なお、前述した実施形態にあっては、張力計測装置1A,1Bのそれぞれを、ロッド7と連結ピン8との間に配置され、ロッド7と連結ピン8間の圧力を計測する圧力センサによって構成してあるが、本発明は、このように圧力センサによって張力計測装置1A,1Bを構成することには限られない。例えば、張力計測装置1A,1Bを、連結ピン8の歪みを計測し、この計測値をエレベータ制御装置12の張力判断部に出力する歪みセンサによって構成してもよい。
また、本発明は、1:1ローピング、2:1ローピング、3:1ローピング等の様々なローピングのエレベータに適用させることができる。
1A 張力計測装置
1B 張力計測装置
2 かご
3 つり合い重り
4 主ロープ
5 くさび
6 ソケット
7 ロッド
8 連結ピン
9 固定ナット
10 ばね
11A ばね座
11B ばね座
12 エレベータ制御装置
13 主モータ
14 張力
15 張力
1B 張力計測装置
2 かご
3 つり合い重り
4 主ロープ
5 くさび
6 ソケット
7 ロッド
8 連結ピン
9 固定ナット
10 ばね
11A ばね座
11B ばね座
12 エレベータ制御装置
13 主モータ
14 張力
15 張力
Claims (5)
- かご及びつり合い重りと、これらのかご及びつり合い重りを昇降させる主ロープと、この主ロープの張力を調整する複数の張力調整装置と、前記かごの運転制御を行う制御装置とを備えた昇降機において、
前記複数の張力調整装置の全てに常設保持され、前記主ロープの張力を計測する張力計測装置を備え、
前記制御装置は、前記張力計測装置で計測された前記主ロープの張力に基づいてストランド切れによって前記張力が急激に変化したかどうかを判断する張力判断部を有することを特徴とする昇降機。 - 請求項1に記載の昇降機において、
前記張力判断部は、前記主ロープの滑りによって前記主ロープの張力が急激に変化したかどうかも判断することを特徴とする昇降機。 - 請求項1または2に記載の昇降機において、
当該昇降機がエレベータから成り、
前記張力調整装置が、上記主ロープの端部に係着されるくさびと、このくさびが嵌入されるソケットと、このソケットに連結され、ばねが係着されるロッドと、前記ソケットと前記ロッドとを連結する連結ピンとを有し、
前記張力計測装置を、前記ロッドと前記くさびと前記連結ピンとを結ぶ直線上の前記連結ピン部分に配置したことを特徴とする昇降機。 - 請求項3に記載の昇降機において、
前記張力計測装置は、前記ロッドと前記連結ピンとの間に配置され、前記ロッドと前記連結ピン間の圧力を計測する圧力センサから成ることを特徴とする昇降機。 - 請求項3に記載の昇降機において、
前記張力計測装置は、前記連結ピンの歪みを計測する歪みセンサから成ることを特徴とする昇降機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013088571A JP2014210656A (ja) | 2013-04-19 | 2013-04-19 | 昇降機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013088571A JP2014210656A (ja) | 2013-04-19 | 2013-04-19 | 昇降機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014210656A true JP2014210656A (ja) | 2014-11-13 |
Family
ID=51930725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013088571A Pending JP2014210656A (ja) | 2013-04-19 | 2013-04-19 | 昇降機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2013
- 2013-04-19 JP JP2013088571A patent/JP2014210656A/ja active Pending
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