JP2010105640A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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紳 熊谷
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孝明 関根
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Abstract

【課題】複数の回路基板間の電気的接続をリードフレームを使用することなく容易に行なうことができる電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】ステアリングホイール2に伝達された操舵トルクを、ステアリングシャフト3を介して転舵輪6に伝達するステアリング機構1に操舵補助力を付与する電動モータ11と、該電動モータを駆動制御する制御ユニット12とを備えた電動パワーステアリング装置であって、前記制御ユニット12は、回路部品を実装した複数のリジッド基板部26,27間を、可撓性を有する折曲部25で連接した回路基板16を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ステアリングシャフトに操舵補助力を付与する電動モータを制御ユニットで駆動制御するようにした電動パワーステアリング装置に関する。
従来、電動パワーステアリング装置の電動モータを駆動制御する制御装置にインバータとして機能する回路基板で構成れるパワーモジュールと、フィルタ、リレーコンデンサ等を実装するバスバーをモールド成形した導体モジュールと、パワーモジュールを制御する回路基板で構成される制御モジュールとを備え、パワーモジュールの端子と、導体モジュールのパスバーを溶接により接続し、パワーモジュールの端子と、制御モジュールの端子とを半田により接続するようにした電動パワーステアリング用制御装置および電動パワーステアリングシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−21552号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来例にあっては、発熱部品である半導体スイッチング素子を実装するパワーモジュールと半導体スイッチング素子を制御しモータに電力を供給するための制御信号を生成する制御モジュールとの互いに離間した2枚の基板構成となっている。このため、パワーモジュールと制御モジュールとの接続は、パワーモジュールに実装されたリードフレームを制御モジュールのスルーホールに挿入し、部分噴流による半田接合で接続するようにしているので、制御モジュールの接合部周辺が部分噴流による半田接合時の高温に晒されることにより、接合部周辺に電子部品を実装できないという未解決の課題がある。また、パワーモジュール及び制御モジュール間を電気的に接続するためにリードフレームなどの接続部材が必要であり、コストが嵩むという未解決の課題もある。さらに、パワーモジュールに実装されたリードフレームを制御モジュールのスルーホールに挿入するため、リードフレームの形状精度、導体モジュールへの実装精度に高精度が求められ、コストが嵩むという未解決の課題もある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、複数の回路基板間の電気的接続を、リードフレームを使用することなく容易に行なうことができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、一の形態に係る電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイールに伝達された操舵トルクを、ステアリングシャフトを介して転舵輪に伝達するステアリング機構に操舵補助力を付与する電動モータと、該電動モータを駆動制御する制御ユニットとを備えた電動パワーステアリング装置であって、前記制御ユニットは、回路部品を実装した複数のリジッド基板部間を、可撓性を有する折曲部で連接した回路基板を有することを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記折曲部は、1枚のリジッド基板の折曲線に沿って形成した切削溝部で構成されていることを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記前記折曲部は、1枚のリジッド基板の折曲線に沿って延長する帯状部を挟む両側に形成した切削溝部で構成されていることを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記屈曲部は、導電性箔板とフィルムとを積層した可撓性基板で構成され、該可撓性基板の両端がリジッド基板に加熱圧着されたことを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、回路部品が実装された前記リジッド基板に導電性の熱伝導部材が埋め込まれていることを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、発熱回路部品を前記熱伝導部材上に実装したことを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記熱伝導部材は、高熱伝導部材で構成されていることを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記熱伝導部材は、平面視で円形、方形及び多角形の何れか1つの形状に形成されていることを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記熱伝導部材は、リジッド基板に形成されたスルーホールに嵌合されていることを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記回路基板は、折曲部でL字状に折曲げられていることを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記回路基板は、折曲部でU字状に折曲げられていることを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記回路基板は、少なくとも1つのリジッド基板が熱伝導性の高い支持部材に支持されていることを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記支持部材はアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、マグネシウム合金の少なくとも1つ以上をダイキャスト成形で形成されていることを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記支持部材は前記ステアリングシャフトに連結された減速ギヤ機構を内蔵する減速ギヤボックスであることを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記支持部材に支持された前記リジッド基板に導電性の熱伝導部材が埋め込まれているとともに、発熱回路部品が実装されていることを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記熱伝導部材が埋め込まれた前記リジッド基板と前記支持部材との間に隙間が形成されていることを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記リジッド基板と前記支持部材との間の隙間に絶縁性の熱伝導部材が配置されていることを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記熱伝導部材は、熱伝導グリース、熱伝導シート及び熱伝導スペーサの何れか1つで構成されていることを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記支持部材は、少なくとも前記リジッド基板に対向する一部が切削加工によって平坦化された平坦面を有することを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記支持部材は、前記平坦面以外の面が一段低い平面とされていることを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は前記導電性部材が埋め込まれたリジット基板の前記支持部材側にモータ電流検出用の金属製シャント抵抗が実装され、該金属製シャント抵抗が熱伝導部材で覆われていることを特徴としている。
本発明によれば、操舵補助力を発生する電動モータを駆動制御する制御ユニットが、回路部品を実装した複数のリジッド基板部間を可撓性を有する折曲部で連接した回路基板を有するので、前記折曲部を介して複数のリジッド基板部間を電気的に接続することが可能となり、高価なリードフレームを使用する必要がないとともに、リジッド基板部間の電気的接続を容易に行なうことができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す概略構成図、図2は制御ユニットを示す電動モータの軸方向の断面図、図3は制御ユニットを示す電動モータの軸直角方向の断面図、図4は回路基板を示す図であって、(a)は平面図、(b)は底面図である。
図1において、1はステアリング機構であり、このステアリング機構1は、車両後方側端部にステアリングホイール2を装着し、車両の右側面側に配設されたステアリングシャフト3を回転自在に内装するステアリングコラム4を有する。
ステアリングシャフト3の車両前方側端部は、例えばラックアンドピニオン機構で構成されるステアリングギヤ機構5の車両の右側面側に配設されたピニオン軸5aに接続され、ステアリングギヤ機構5のラック軸5bの両端が夫々タイロッド6を介して転舵輪7に連結されている。
また、ステアリングコラム4に、電動パワーステアリング装置9が装着されている。この電動パワーステアリング装置9は、ステアリングコラム4に、例えばウォーム歯車機構で構成される減速ギヤボックス10が配設され、この減速ギヤボックス10に、軸方向がステアリングコラム4の軸方向と直交され、右方向に延長された例えばブラシレスモータで構成される電動モータ11が配設されている。この電動モータ11は、図2に示すように、ケース体11aの上面から三相給電用バスバー11b〜11dが突出されているとともに、内蔵するモータ回転角度を検出するレゾルバ(図示せず)の信号用端子11e〜11jが突出されている。
さらに、電動モータ11のケース体11aの上面に、電動モータ11を駆動制御する制御ユニット12が配設されている。
この制御ユニット12は、図2及び図3に示すように、電動モータ11のケース体11aに装着された支持部材としての方形板状のヒートシンク15と、このヒートシンク15の上面に配設された回路基板16と、この回路基板16に接続される外部接続コネクタ17と、全体を覆う例えば合成樹脂製のカバー18とで構成されている。
ここで、回路基板16は、その展開図の平面図及び底面図をそれぞれ図4(a)及び(b)に示すように、1枚の4層エポキシ樹脂のリジッド基板21の前後方向の中央部に帯状部22を残すようにこの帯状部22に沿って平面側からルータによって2層分に相当する深さの切削溝部23及び24を形成して折曲部25が形成されている。そして、折曲部25の後方側がパワーリジッド基板部26とされ、前方側が制御リジッド基板部27とされている。
パワーリジッド基板部26には、その上面側に電動モータ11を駆動するモータ電流を形成するインバータを構成する6個の例えば電界効果トランジスタで構成される半導体スイッチング素子31a〜31fが実装されている。また、パワーリジッド基板部26には、半導体スイッチング素子31c及び31fの右側にフェールセーフ用のリレー回路32a及び32bが実装され、半導体スイッチング素子31d及び31eの前方側にノイズ対策用のコイル33が配設され、このコイル33の右側に電源平滑用の電解コンデンサ34a及び34bが配設され、コイル33の左側にフェールセーフ用のリレー回路32cが実装されている。さらに、パワーリジッド基板部26の右端側に電動モータ11の三相給電用バスバー11b〜11dに電気的に接続される給電用ランドLP1〜LP3が配設され、左側端に外部接続用コネクタ17の電源用電極端子L1及びL2に電気的に接続される電源用ランドLP4及びLP5が配設されている。また、パワーリジッド基板部26の底面側にはモータ電流をインバータから出力される三相モータ電流を検出する金属製のシャント抵抗R1〜R3が配設されている。さらにまた、発熱回路部品である半導体スイッチング素子31a〜31fの下面に対向する位置にそれぞれパワーリジッド基板部26を貫通するスルーホール36が形成され、これらスルーホール36に熱伝導部材としての円板状の銅コイン37がそれぞれ圧入されている。ここで、銅コイン37の厚みはパワーリジッド基板部26の厚みと略等しく選定されている。
また、制御リジッド基板部27には、その上面側にモータ電流検出用IC41が実装され、下面側に減速ギヤボックス10に内蔵されたトルクセンサ(図示せず)で検出する操舵トルクを演算するトルク演算用IC42、このトルク演算用IC42で検出した操舵トルクと外部接続用コネクタ17から入力される車速検出値とに基づいて操舵補助電流演算処理を実行して操舵補助電流指令値を演算し、演算した操舵補助電流指令値と前述したシャント抵抗R1〜R3の端子間電圧に基づいて検出したモータ電流検出値とに基づいてフィードバック制御処理を実行して三相電圧指令値を演算し、演算した三相電圧指令値を出力する演算処理装置43と、この演算処理装置43から出力される三相電圧指令値に基づいてインバータを構成する半導体スイッチング素子31a〜31fのゲートに供給するゲート制御信号を形成するゲート駆動用IC44とが実装されている。また、制御リジッド基板部27には、その下面側の右端側に電動モータ11に内蔵されたレゾルバ(図示せず)の信号用端子11e〜11jに電気的に接続される信号用ランドLC1〜LC6が配設され、左端側には外部接続用コネクタ17の信号用電極端子L3〜L5に電気的に接続される信号用ランドLC7〜LC9が配設されている。
さらに、折曲部25には図示しないが、パワーリジッド基板部26に実装された半導体スイッチング素子31a〜31f、リレー回路32a〜32c、コイル33、シャント抵抗R1〜R3等の回路部品と、制御リジッド基板部27に実装された演算処理装置43、ゲート駆動回路44等の回路部品との間を電気的に接続する配線パターンが形成されている。また、折曲部25の帯状部22に回路部品を実装することもできる。
そして、上記構成を有する回路基板16が、図3に示すように、パワーリジッド基板部26を固定した状態で、折曲部25の切削溝部23及び24でそれぞれ90度ずつ折曲げることにより、パワーリジッド基板部26を下側とし、制御リジッド基板部27を上側として両上面を対向面としたU字状に形成されている。このため、シャント抵抗R1〜R3が下面側となり、トルク演算用IC42、演算処理装置43及びゲート駆動回路44が上面側となり、これらトルク演算用IC42、演算処理装置43及びゲート駆動回路44を発熱部品となる半導体スイッチング素子31a〜31fから離間させることができる。
一方、回路基板16を装着するヒートシンク15は、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、マグネシウム合金をダイキャスト成形して高熱伝導性を有する構成とされている。このヒートシンク15の上面には、図3に示すように、パワーリジッド基板部26の外周部縁より内側に凹部51が形成され、この凹部51の発熱部品となる半導体スイッチング素子31a〜31f及びその下面側の銅コイン37と対向する位置に、パワーリジッド基板部26の下面と所定間隔(例えば数百μm程度)の隙間を形成する表面が切削加工されて平坦面52とされた凸部53が形成されている。このため、この凸部53の外側が一段低い平面となる凹部51の底面54とされている。
そして、ヒートシンク15の上面の平坦面52を含む凹部51内に熱伝導部材としての絶縁性を有する熱伝導グリース55を充填した状態で、ヒートシンク15の上面の凹部51上に回路基板16のパワーリジッド基板部26がねじ留めされ、ヒートシンク15の凹部51内から上方に延長する支柱56上に制御リジッド基板部27がねじ留めされている。このとき、パワーリジッド基板部26の下面に実装されたシャント抵抗R1〜R3が凸部53より一段低い底面54で形成される収納空間に収納される。
さらに、ヒートシンク15に、図3に示すように外部接続用コネクタ17をねじ留めし、この外部接続用コネクタ17の電源用電極端子L1及びL2とパワーリジッド基板部26の電源用ランドLP4及びLP5との間に、リボン線R1をレーザリボンボンディング装置でレーザボンディングし、信号用電極端子L3〜L5と制御リジッド基板部27の信号用ランドLC7〜LC9との間にリボン線R2をレーザリボンボンディング装置でレーザボンディングする。
さらに、図2に示すように、電動モータ11の三相給電用バスバー11b〜11dとパワーリジッド基板26の給電用ランドLP1〜LP3との間にリボン線R3をレーザリボンボンディング装置でレーザボンディングし、電動モータ11に内蔵されるレゾルバの信号用端子11e〜11jと制御リジッド基板部27の信号用ランドLC1〜LC6との間にリボン線R4をレーザリボンポンディング装置でレーザボンディングする。
次いで、ヒートシンク15及び回路基板16を覆うように保護カバー18を装着する。
次に、上記第1の実施形態の動作を説明する。
制御ユニット12を組み立てるには、図2に示すように、先ず、ヒートシンク15を電動モータ11のケース体11aの上面にねじ留めする。そして、ヒートシンク15の上面の平坦面52を含む凹部51内に絶縁性の熱伝導グリース55を充填する。
この状態で、ヒートシンク15の凹部51上にU字状に形成した回路基板16を装着する。この回路基板16の装着は、パワーリジッド基板部26の発熱部品である半導体スイッチング素子31a〜31fの下面に圧入された銅コイン37が凸部53の平坦面52に熱伝導グリース55を介して対向させ、且つパワーリジッド基板部26の下面に実装されたシャント抵抗R1〜R3を凸部53より一段低い平面となる底面54と対向するように配置してねじ留めする。同様に、制御リジッド基板部27を支柱56上にねじ留めする。
その後、前述したように、外部接続用コネクタ17とパワーリジッド基板部26及び制御リジッド基板部27との間をリボン線R1及びR2でレーザボンディングし、電動モータ11の給電用バスバー11b〜11d及びレゾルバの信号用端子11e〜11jとパワーリジッド基板部26及び制御リジッド基板部27との間にリボン線R3及びR4をレーザボンディングする。次いで、ヒートシンク15及び回路基板16を覆うように保護カバー18を装着することにより、制御ユニット12の組み立て及び電動モータ11への装着を完了する。
このように、回路基板16を折曲部25で電気的に接続されたパワーリジッド基板部26及び制御リジッド基板部27で構成したので、パワーリジッド基板部26及び制御リジッド基板部27との電気的接続に高価なリードフレームを使用する必要がなく、回路基板16を安価に構成することができるとともに、リードフレームをスルーホールへ装着する必要がないので、回路基板16の装着を容易に行うことができる。しかも、回路基板16と電動モータ11及び外部接続用コネクタ17との電気的接続をレーザリボンボンディング装置でリボン線をレーザボンディングすることにより行なうので、両者間の電気的接続を容易且つ迅速に行なうことができるとともに、レーザ光を使用してリボン線を溶着させるので、加熱部位が局部的であり、溶着時の周囲の温度上昇を抑制することができ、パワーリジッド基板部26及び制御リジッド基板部27のランドに近接させて回路部品を配置することが可能となり、回路基板16への回路部品の実装密度を高めることができる。
さらに、回路基板16が一枚のリジッド基板21に切削溝部23及び24を形成することにより厚みの薄い可撓性部を有する折曲部25を形成し、この切削溝部23及び24でそれぞれ90度ずつ折曲げてU字状に形成しているので、パワーリジッド基板部26及び制御リジッド基板部27を別部材で構成して、両者間に可撓性接続する場合に比較して容易に製作することができる。
また、発熱部品となる半導体スイッチング素子31a〜31fがパワーリジッド基板部26の上面に実装されているが、これら半導体スイッチング素子31a〜31fの下面側にパワーリジッド基板部26を貫通する熱伝導度の高い銅コイン37が圧入されており、この銅コイン37の下面が熱伝導グリース55を介してヒートシンク15の凹部51内に形成された凸部53の平坦面52に対向するので、半導体スイッチング素子31a〜31fの発熱が銅コイン37及び熱伝導グリース55を介して熱容量の大きいヒートシンク15に放熱される。このため、半導体スイッチング素子31a〜31fが過熱状態となることを確実に防止することができる。
また、ヒートシンク15の凹部51の凸部53より一段低い底面54とパワーリジッド基板部26の底面との間に収納空間が形成され、この収納空間にパワーリジッド基板部26の下面に実装された発熱を伴う金属製のシャント抵抗R1〜R3をヒートシンク15に接触することなく絶縁して収納することができるので、シャント抵抗R1〜R3の放熱を効果的に行うことができるとともに、パワーリジッド基板部26の下面を回路部品の実装面として利用することができ、回路部品の実装面積を拡大することができる。
さらに、折曲部25に切削溝部23及び24で挟まれたリジッド基板の帯状部22を残すことにより、この帯状部22にも回路部品を実装することができ、実装可能な回路部品数を増加させることができる。
なお、上記第1の実施形態においては、制御ユニット12を電動モータ11のケース体11aに装着した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、電動モータ11から離れた車体側部材に装着するようにしてもよく、この場合には、電動モータ11の三相給電用バスバー11b〜11dとパワーリジッド基板部26との電気的接続及びレゾルバの信号用端子11e〜11jと制御リジッド基板部27との電気的接続をワイヤハーネスやコネクタを介して接続するようにすればよい。
また、上記第1の実施形態においては、外部接続コネクタ17がヒートシンク15に固定されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図示しないが保護カバー18の上面板に固定するようにしてもよい。
さらに、上記第1の実施形態においては、電動モータ11の給電用バスバー11b〜11d及びレゾルバの信号用端子11e〜11jとパワーリジッド基板部26及び制御リジッド基板部27にリボン線R3及びR4で直接接続する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図5に示すように、ヒートシンク15の上面に中継端子60を配設し、この中継端子60の外部電極端子LO1〜LO3及びLO4〜LO11と電動モータ11の給電用バスバー11b〜11d及び信号用端子11e〜11jとの間にそれぞれリボン線R3及びR4をレーザリボンボンディング装置でレーザボンディングし、中継端子60の内部電極端子LI1〜LI3及びLI4〜LI11とパワーリジッド基板部26の給電用ランドLP1〜LP3及び制御リジッド基板部27の信号用ランドLC1〜LC6との間にそれぞれリボン線R6及びR7をレーザリボンボンディング装置でレーザボンディングすることにより、予め制御ユニット12を組み立てた状態で、この制御ユニット12の中継端子60と電動モータ11の給電用バスバー11b〜11d及び信号用端子11e〜11jとの間にリボン線R6及びR7をレーザリボンボンディング装置でレーザボンディングするようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態を図6〜図12を伴って説明する。
この第2の実施形態は、制御ユニット12を前述した第1の実施形態のように電動モータ11に装着する場合に代えて、制御ユニット12を電動モータ11と直列となるように減速ギヤボックス10上に装着するようにしたものである。
すなわち、第2の実施形態では、図6〜図12に示すように、減速ギヤボックス10は、高熱伝導性を有する材料例えばアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム及びマグネシウム合金の何れか1つを例えばダイキャスト成型することにより形成されている。
この減速ギヤボックス10は、特に図12で明らかなように、電動モータ11の出力軸11kに連接されたウォーム101を収納するウォーム収納部102と、このウォーム収納部102の下側にその中心軸と直交する中心軸を有しウォーム101に噛合するウォームホイール103を収納するウォームホイール収納部104と、このウォームホイール収納部104の車両後方側に一体に同軸的に連結されたトルクセンサ105を収納するトルクセンサ収納部106と、ウォーム収納部102の開放端面に形成された電動モータ11を取付けるモータ取付部107と、トルクセンサ収納部106の車両後端に形成された筒状のコラム取付部108と、ウォーム収納部102とウォームホイール収納部104の一部に跨がって形成された制御ユニット12を装着する制御ユニット収納部110とを備えている。
そして、ウォームホイール収納部104の車両前方側に形成された開口部がボックスカバー109によって閉塞されている。このボックスカバー109及びウォームホイール収納部104に、ステアリングシャフト3の出力軸3c及びこの出力軸3cに嵌合されたウォームホイール103が転がり軸受109a及び104aによって回転自在に支持されている。また、減速ギヤボックス10のコラム取付部108に、ステアリングコラム4の車両前端部が外嵌されて連結されている。
ここで、トルクセンサ105は、図12に示すように、ステアリングシャフト3のトーションバー3bで連結された入力軸3a及び出力軸3c間の捩じれ状態を磁気的に検出してステアリングシャフトに伝達された操舵トルクを一対の検出コイル105a及び105bで検出するように構成され、これら一対の検出コイル105a,105bの巻き始め及び巻き終わりに夫々ステアリングコラム4の中心軸と直交する上方に突出する外部接続端子105c,105d及び105e,105fが接続されている。
外部接続端子105c〜105fには、図12に示すように、前述した制御ユニット12の制御リジッド基板部27に形成されたスルーホール27a〜27dに接続され、これらスルーホール27a〜27dが前述したトルク演算用IC42に図示しない配線パターンによって接続されている。
そして、減速ギヤボックス10のトルクセンサ105を内装するトルクセンサ収納部106上に、車体後方側を開放した箱状の制御ユニット収納部110が一体に形成されている。この制御ユニット収納部110内に、前述した第1の実施形態とは異なり、リレー回路32a〜32c、コイル33、電解コンデンサ34a,34bがパワーリジッド基板部26の外側で折曲部25寄りに配置されたU字状の回路基板16がそのパワーリジッド基板部26を制御ユニット収納部110の底部に形成された凹部51に対向させ、且つリレー回路32a〜32c、コイル33、電解コンデンサ34a,34bを制御ユニット収納部110に形成された収納凹部111内に収納してねじ留めされている。また、制御リジッド基板部27が制御ユニット収納部110に形成された支柱56上にねじ留めされている。
また、電動モータ11の給電用バスバー11b〜11d及びレゾルバの信号用端子11e〜11jが電動モータ11の取付フランジ11eから軸方向に突出されて、図13に示すように、制御ユニット収納部110の内部におけるパワーリジッド基板部26及び制御リジッド基板部27間の空間部に延長されている。また、制御リジッド基板部27には、レゾルバの信号用端子11e〜11jに対向する位置に切欠部27bが形成され、この切欠部27bに沿って信号用ランドLC1〜LC6が形成されている。そして、電動モータ11の給電用バスバー11b〜11dとパワーリジッド基板部26の給電用ランドLP1〜LP3との間にリボン線R3がレーザリボンボンディング装置によってレーザボンディングされている。また、レゾルバの信号用端子11e〜11jと信号用ランドLC1〜LC6との間に、リボン線R4がレーザリボンボンディング装置によってレーザボンディングされている。
また、図7及び図8に示すように、制御ユニット収納部110の電動モータ11とは反対側の端部に外部接続用コネクタ17が装着されている。この外部接続用コネクタ17の電源用電極端子L1,L2とパワーリジッド基板部26に形成された電源用ランドLP4,LP5との間に、リボン線R1がレーザリボンボンディング装置によってレーザボンディングされ、信号用電極端子L3〜L5と制御リジッド基板部27の信号用ランドLC7〜LC9との間に、リボン線R2がレーザリボンボンディング装置によってレーザボンディングされている。
次に、上記第2の実施形態の動作を説明する。この第2の実施形態では、先ず、減速ギヤボックス10に電動モータ11を装着する。
次いで、減速ギヤボックス10の制御ユニット収納部110に、先ず、外部接続用コネクタ17を装着し、制御ユニット収納部110の底面に形成した凹部51内に熱伝導グリース55を充填した状態で、パワーリジッド基板部26と制御リジッド基板部27とを折曲部25でL字状とした回路基板16のパワーリジッド基板部26をねじ留め固定する。
このとき、パワーリジッド基板部26の半導体スイッチング素子31a〜31f及び銅コイン37が制御ユニット収納部110の底部に形成した凹部51内の凸部53に対向し、且つ裏面側のシャント抵抗R1〜R3が凸部53の周囲の底面54との間の収納空間に配置されるようにパワーリジッド基板部26を制御ユニット収納部110の底面にねじ留め固定する。
このパワーリジッド基板部26を固定した状態で、レーザリボンボンディング装置で、電動モータ11の給電用バスバー11b〜11dとパワーリジッド基板部26の給電用ランドLP1〜LP3との間にリボン線R3をレーザボンディングし、次いで、外部接続用コネクタ17の電源用電極端子L1及びL2とパワーリジッド基板部26の電源用ランドLP4及びLP5との間にリボン線R1をレーザリボンボンディング装置でレーザボンディングする。
その後、制御リジッド基板部27を折曲部25でさらに折り曲げてパワーリジッド基板部26と平行にした状態で支柱56上にねじ留めして、制御ユニット収納部110内に回路基板16を固定する。次いで、レーザリボンボンディング装置で、外部接続用コネクタ17の信号用電極端子L3〜L5と制御リジッド基板部27の信号用ランドLC7〜LC9との間及び電動モータ11に内蔵するレゾルバの信号用端子11e〜11jと制御リジッド基板部27の信号用ランドLC6〜LC11との間にそれぞれリボン線R2及びR4をレーザボンディングする。
その後、制御ユニット収納部110の開放面に図示しない保護カバーを装着することにより、制御ユニット12の装着を完了する。
この第2の実施形態によると、制御ユニット12が減速ギヤボックス10に形成された制御ユニット収納部110に電動モータ11と直列となるように配設されているので、電動モータ11の軸長を短くすることができるとともに、減速ギヤボックス10に内蔵されたトルクセンサ105の外部接続端子105c〜105fと制御リジッド基板部27のスルーホール27a〜27dとの電気的接続を外部に信号線を露出することなく直接行なうことができる。しかも、制御ユニット12のスイッチング素子等の発熱部を有するパワーリジッド基板部26を熱源とはならない熱容量の大きな減速ギヤボックス10に直接固定することができ、大きな放熱効果を発揮することができる。
また、第2の実施形態でも、制御ユニット収納部110にパワーリジッド基板部26及び制御リジッド基板部27をU字状に折り曲げた回路基板16が収納され、これら基板部26及び27と電動モータ11及び外部接続用コネクタ17との電気的接続をレーザリボンボンディング装置でリボン線をボンディングすることにより行なうので、高精度に形成されたリードフレームを使用する必要がなく、制御ユニット12の組み立てを容易に行なうことができるとともに、製造コストを低減することができる。
なお、上記第2の実施形態においては、パワーリジッド基板部26及び制御リジッド基板部27とを折曲部25でU字状に折り曲げて回路基板16を形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図14〜図16に示すように、減速ギヤボックス10のトルクセンサ収納部106の上面からウォーム収納部102の上面にかけてL字状の回路基板装着部120を形成するとともに、回路基板16をパワーリジッド基板部26及び制御リジッド基板部27を折曲部25でL字状に形成し、このL字状の回路基板16を回路基板装着部120にねじ留めすることにより、減速ギヤボックス10に装着するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、本発明をコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ピニオンアシスト式やラックアシスト式の電動パワーステアリング装置に本発明を適用しても上記と同様の効果が得られる。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、回路基板16と他の部材(電動モータ11及び外部接続用コネクタ17)との電気的接続を、リボン線をレーザリボンボンディング装置でレーザボンディングする場合について説明したが、これに限定されるものではなく、リボン線以外のフレキシブル導電部材をワイヤボンディング装置でワイヤボンディングするようにしてもよく、或いはコネクタ接続するようにしてもよい。
さらに、上記第1及び第2の実施形態においては、折曲部25に帯状部22を残した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、帯状部25を省略して切削溝部のみを形成するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、導電性の熱電動部材として銅コイン37を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、アルミニウムなどの熱伝動性の高い部材を適用することができる。また、銅コイン37の平面視形状としては、平面視円形である場合に限らず、平面視で方形或いは多角形に形成するようにしてもよく、これに応じてスルーホール36の孔形状を変更すればよい。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、回路基板16の支持部材に形成した凹部51に熱伝導グリースを充填する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、絶縁性を有する熱伝導シートや熱伝導スペーサ等の絶縁性の熱伝導部材を適用することができる。
さらに、上記第1及び第2の実施形態においては、パワーリジッド基板部26及び制御リジッド基板部27とを折曲部25を連接した場合について説明したが、3以上のリジッド基板部を折曲部を介して連接するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、リジッド基板21が4層構造である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、5層以上の多層構造とすることもできる。
さらにまた、上記第1及び第2の実施形態においては、電動モータとしてブラシレス3相電動モータを適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、4相以上のブラシレス多相電動モータを適用することもでき、通常のブラシ付電動モータを適用することもできる。ブラシ付電動モータを適用する場合には、電動モータと制御ユニットとは2本の給電ラインで接続し、パワーリジッド基板部26に形成するインバータ回路に代えてHブリッジ回路を適用すればよい。
なおさらに、上記第1及び第2の実施形態においては、1枚のリジッド基板21の折曲線に沿って切削溝部23及び24を形成してパワーリジッド基板部26と制御リジッド基板部27とをU字状又はL字状に折り曲げる場合について説明したが、これに限定されるのもではなく、パワーリジッド基板部26及び制御リジッド基板部27とを別個の基板で構成し、パワーリジッド基板部26及び制御リジッド基板部27との間に両者間を電気的に接続する導電性箔と合成樹脂フィルムとを積層したフレキシブルプリント基板(FPC)を加熱圧着することにより、パワーリジッド基板部26と制御リジッド基板部27とを電気的に接続するようにしてもよい。
本発明による電動パワーステアリング装置の第1の実施形態を示す概略構成図である。 制御ユニットを示す電動モータの軸方向の断面図である。 制御ユニットを示す電動モータの軸直角方向の断面図である。 回路基板を示す図であって、(a)は平面図、(b)は底面図である。 制御ユニットの変形例を示す電動モータの軸方向の断面図である。 本発明の第2の実施形態を示す電動パワーステアリング装置の車両後方左側から見た斜視図である。 図6の正面図である。 第2の実施形態の車両後方右側から見た斜視図である。 第2の実施形態の右側面図である。 第2の実施形態の平面図である。 図10の要部の拡大図である。 減速ギヤボックスのステアリングシャフトの軸方向の断面図である。 図6の要部の拡大図である。 第2の実施形態の変形例を示す左側面図である。 第2の実施形態の変形例を示す正面図である。 第2の実施形態の変形例を示す平面図である。
符号の説明
1…ステアリング機構、2…ステアリングホイール、3…ステアリングシャフト、4…ステアリングコラム、5…ステアリングギヤ機構、6…タイロッド、7…転舵輪、9…電動パワーステアリング装置、10…減速ギヤボックス、11…電動モータ、11b〜11d…給電用バスバー、11e〜11j…信号端子、12…制御ユニット、15…ヒートシンク、16…回路基板、17…外部接続用コネクタ、18…保護カバー、21…リジッド基板、22…帯状部、23,24…切削溝部、25…折曲部、26…パワーリジッド基板部、27…制御リジッド基板部、31a〜31f…半導体スイッチング素子、R1〜R3…シャント抵抗、51…凹部、52…平坦面、53…凸部、54…底面、55…熱伝導グリース、60…中継端子、101…ウォーム、102…ウォーム収納部、103…ウォームホイール、104…ウォームホイール収納部、105…トルクセンサ、106…トルクセンサ収納部、110…制御ユニット収納部、120…制御ユニット装着部

Claims (21)

  1. ステアリングホイールに伝達された操舵トルクを、ステアリングシャフトを介して転舵輪に伝達するステアリング機構に操舵補助力を付与する電動モータと、
    該電動モータを駆動制御する制御ユニットとを備えた電動パワーステアリング装置であって、
    前記制御ユニットは、回路部品を実装した複数のリジッド基板部間を、可撓性を有する折曲部で連接した回路基板を有することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記折曲部は、1枚のリジッド基板の折曲線に沿って形成した切削溝部で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記折曲部は、1枚のリジッド基板の折曲線に沿って延長する帯状部を挟む両側に形成した切削溝部で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記屈曲部は、導電性箔とフィルムとを積層した可撓性基板で構成され、該可撓性基板の両端がリジッド基板に加熱圧着されたことを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 回路部品が実装された前記リジッド基板に導電性の熱伝導部材が埋め込まれていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載に電動パワーステアリング装置。
  6. 発熱回路部品を前記熱伝導部材上に実装したことを特徴とする請求項5に記載の電動パワーステアリング装置。
  7. 前記熱伝導部材は、高熱伝導部材で構成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の電動パワーステアリング装置。
  8. 前記熱伝導部材は、平面視で円形、方形及び多角形の何れか1つの形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  9. 前記熱伝導部材は、リジッド基板に形成されたスルーホールに嵌合されていることを特徴とする請求項5乃至8の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  10. 前記回路基板は、折曲部でL字状に折曲げられていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  11. 前記回路基板は、折曲部でU字状に折曲げられていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  12. 前記回路基板は、少なくとも1つのリジッド基板が熱伝導性の高い支持部材に支持されていることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  13. 前記支持部材はアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、マグネシウム合金の少なくとも1つ以上をダイキャスト成形で形成されていることを特徴とする請求項12に記載の電動パワーステアリング装置。
  14. 前記支持部材は前記ステアリングシャフトに連結された減速ギヤ機構を内蔵する減速ギヤボックスであることを特徴とする請求項12又は13に記載の電動パワーステアリング装置。
  15. 前記支持部材に支持された前記リジッド基板に導電性の熱伝導部材が埋め込まれているとともに、発熱回路部品が実装されていることを特徴とする請求項12乃至14の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  16. 前記熱伝導部材が埋め込まれた前記リジッド基板と前記支持部材との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項15に記載の電動パワーステアリング装置。
  17. 前記リジッド基板と前記支持部材との間の隙間に絶縁性の熱伝導部材が配置されていることを特徴とする請求項16に記載の電動パワーステアリング装置。
  18. 前記熱伝導部材は、熱伝導グリース、熱伝導シート及び熱伝導スペーサの何れか1つで構成されていることを特徴とする請求項17に記載の電動パワーステアリング装置。
  19. 前記支持部材は、少なくとも前記リジッド基板に対向する一部が切削加工によって平坦化された平坦面を有することを特徴とする請求項11乃至18の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  20. 前記支持部材は、前記平坦面以外の面が一段低い平面とされていることを特徴とする請求項19に記載の電動パワーステアリング装置。
  21. 前記導電性部材が埋め込まれたリジット基板の前記支持部材側にモータ電流検出用の金属製シャント抵抗が実装され、該金属製シャント抵抗が熱伝導部材で覆われていることを特徴とする請求項16乃至20の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
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