JP2007211904A - 防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み付け時の作業性に優れるとともに、こじれ方向での初期荷重に対する柔らかいバネ特性を発揮し、こじれ変位時における耐久性に優れる防振装置を提供する。
【解決手段】車体側部材2と、その開口部3を貫通するスタビライザリンク1とを、弾性的に結合するための防振装置10であって、スタビライザリンク1が挿通される中空部12を有するとともに車体側部材2の上下に相対させて配される一対の環状のゴム部材14と、その上下に配される上下一対の板部材16とを備える防振装置10において、ゴム部材14の軸方向Z中央部の外周面31に周方向の全周にわたって延びる凹部32を設けてゴム部材14をくびれ状に形成されるとともに、該くびれ部34の内周面40に点状の突起42を周方向の2箇所に設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、防振装置に関し、特に、上下一対のゴム部材と、その上下に配されてゴム部材を保持する上下一対の板部材とを備えてなる防振装置に関するものである。
従来、例えば、自動車のスタビライザリンクとロアアーム等の車体側部材との間に介設される防振装置や、自動車のサスペンション機構と車体側部材との間に介設されるストラットマウントには、スタビライザリンクやショックアブソーバのロッド等の軸部材が挿通される環状のゴム部材を車体側部材の上下に相対させて配し、その上下に金属製の板部材を配して上下に挟み込むようにして組み付けてなる防振装置が公知である(ストラットマウントに関して下記特許文献1〜3参照、スタビライザリンクのための防振装置に関して下記特許文献4参照)。
特開平11−13825号公報 特開2000−199537号公報 特開2004−100878号公報 特開平8−127220号公報
上記防振装置においては、車両への組み付け時、ゴム部材の中空部に軸部材を挿通させて車体側部材に組み付けようとした時に、軸部材からゴム部材が脱落することがあり、作業性を損なう場合がある。
また、上記防振装置においては、軸部材が傾くようなこじれ方向での変位が入力される場合があり、このようなこじれ方向での入力に対して初期のバネ特性を低くすることが要求されることがある。特に、スタビライザリンクのための防振装置においては、スタビライザリンクの軸が傾くようなこじれ方向での変位が主荷重入力方向となるため、初期荷重に対しては柔らかいバネ特性とし、過大な荷重がかかることでバネ特性をアップさせるような非線形の荷重−撓み特性を得ることが望ましい。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、組み付け時の作業性に優れるとともに、こじれ方向での初期荷重に対する柔らかいバネ特性を発揮することができ、しかもこじれ変位時における耐久性に優れる防振装置を提供することを目的とする。
本発明に係る防振装置は、開口部を備える板状の第1の取付部と、該開口部を貫通する軸状をなす第2の取付部とを、弾性的に結合するための防振装置であって、前記第2の取付部が挿通される中空部を有するとともに前記第1の取付部の上下に相対させて配される一対の環状のゴム部材と、前記ゴム部材の上下に配される上下一対の板部材とを備える防振装置において、少なくとも一方の前記ゴム部材が、軸方向中央部の外周面に周方向の全周にわたって延びる凹部を備えてくびれ状に形成されるとともに、該くびれ部の内周面に点状の突起が周方向の一箇所又は複数箇所に設けられたことを特徴とする。
本発明の防振装置であると、ゴム部材の内周面に設けた点状の突起が車両組み付け時における脱落防止用突起として機能し、軸状の第2の取付部をゴム部材の中空部に挿入して車両に組み付ける際に第2の取付部からゴム部材が脱落するのを防止することができる。しかも、該突起が周方向の一又は複数箇所に点状に設けられており、周方向の全周にわたってリング状に設けられていないため、第2の取付部をゴム部材の中空部に挿入する際に挿入性を損なうこともない。
また、上記ゴム部材は、軸方向中央部の外周面に全周にわたる凹部が設けられてくびれ状に形成されているため、こじれ方向での変位時に初期のバネ特性を低下させることができる。しかも、上記内周側の突起が該くびれ部における内周面側に設けられているため、即ち、外側の凹部と内側の突起とが軸方向で一致させて設けられているので、こじれ変位時におけるくびれ部での耐久性を向上することができる。
本発明の防振装置においては、上記突起の軸方向寸法が周方向寸法よりも大に設定され、即ち突起が軸方向に長く形成されてもよく、その場合、第2の取付部の挿入性を向上することができ、また、くびれ部に合わせて軸方向の広い範囲で突起を形成しやすくなり、くびれ部の上記耐久性向上につながる。
また、本発明の防振装置において、上記突起は、前記凹部の上下の山部の頂点間で画される軸方向領域内に収まるように形成されてもよく、それにより、こじれ変位時における第2の取付部との擦れによる異音を抑制することができる。
以下に本発明の一実施形態に係る防振装置10を図面に基づいて説明する。
本実施形態に係る防振装置10は、図1に示すように、スタビライザリンク(第2の取付部)1をサスペンションのロアアームなどの車体側部材(第1の取付部)2に弾性的に結合するために、両者1,2の間に介設されるものである。ここで、車体側部材2は、板状をなすとともに、上下方向に開口する円形の開口部3を備えており、一方、スタビライザリンク1は、該開口部3を貫通する軸状をなしている。なお、スタビライザリンクとは、スタビライザバーの端部をロアアームなどの車体側部材に連結するための部材である。
図1に示すように、防振装置10は、スタビライザリンク1が挿通される中空部12を持つ環状のゴム部材14を、車体側部材2の上下に相対させて前記開口部3と同軸的に配するとともに、これらの上下一対のゴム部材14A,14Bの上下に金属等の剛性材料からなる板部材16をそれぞれ配して、上記ゴム部材14を挿通させたスタビライザリンク1の先端(即ち、下端)をナット等の締結部材4で軸方向に締め付けることにより、上下の板部材16A,16B間で上下のゴム部材14A,14Bを挟持することにより構成されている。
なお、符号18は、上側のゴム部材12Aの下面を受ける金属等の剛性材料からなる板状の受け部材である。該受け部材18は、中央の穴の周縁部が下方に筒状に延設されて筒状部20を構成しており、該筒状部20が車体側部材2の開口部3内に嵌入されている。
板部材16は、上記締結部材4による締め付けによりスタビライザリンク1に固定される部材であって、ゴム部材14と略同一径の円板状をなし、中央部に中空部12と同心状の円形の穴22を備えるとともに、その外周にゴム部材14から離間する方向に陥没する環状凹部24が設けられている。上下の板部材16A,16Bは、この実施形態では同一形状のものが用いられている。
図2,3に示すように、ゴム部材14は、中空円柱状をなし、その軸方向の一方面26は平坦であり、他方面28には中空部12と同軸かつ同一内径を持つ小径の筒状延設部30が突出形成されている。ここで、一方面26とは、上側のゴム部材14Aでは上面、下側のゴム部材14Bでは下面のことであり、この実施形態では、上下のゴム部材14A,14Bは同一形状のものが用いられている。なお、筒状延設部30は、上記受け部材18の筒状部20内に、先端面同士を突き合わせた状態で嵌合配置されている。
ゴム部材14の軸方向Z中央部には、その外周面31に周方向Cの全周にわたって延びる凹部32が形成されており、これにより、ゴム部材14は軸方向Z中央部においてくびれ状に形成されている。詳細には、図2に示すように、ゴム部材14は、軸方向Z中央において上記凹部32によりくびれ形成されたくびれ部34を備えるとともに、その上下両側に断面円弧状に***した山部36,36が形成され、該山部36から軸方向両側の端に向かって漸次に外形が小径となるように傾斜したテーパ面部38,38を備えて構成されている。ここで、くびれ部34を形成する凹部32は、こじれ変位時における亀裂防止のため、断面円弧の谷状に形成されており、その円弧の曲率半径は上記山部36の曲率半径よりも小に設定されている。
ゴム部材14には、その中空部12を構成する内周面40に、点状の突起42が一体に突出形成されている。突起42は、上記くびれ部34における内周面部分に設けられており、即ち、くびれ部34を構成する外側の凹部32と軸方向Zにおいて一致させて設けられている。突起42は、図3に示すように、周方向Cにおける2箇所に設けられており、より詳細には、半径方向に相対する2箇所に設けられている。なお、突起42は、周方向Cの一箇所に設けてもよく、また3箇所以上に設けてもよいが、スタビライザリンク1の挿入性を損なうことなく、車両装着時における脱落防止機能を有利に発揮する上では、上記2箇所に設けることが最も好ましい。
図4,5に示すように、突起42は、その軸方向寸法Aが周方向寸法Bよりも大に、即ち、軸方向Zに縦長に形成されている。ここでは、軸方向寸法Aが周方向寸法Bの約2倍に設定されている。また、突起42は、図2に示すように、上記凹部32の上下の山部36,36の頂点36A,36A間で画される軸方向領域R内に収まるように、即ち、該領域Rから縦長の突起42が上下いずれにもはみ出さないように形成されている。また、突起42の高さH(図4参照)は、凹部32の深さD(図2参照)よりも小に設定されており、これにより、突起42の圧縮による局部的な応力集中を低減して耐久性の向上を図っている。
以上よりなる本実施形態の防振装置10であると、ゴム部材14の内周面40に設けた点状の突起42により、スタビライザリンク1をゴム部材14の中空部12に挿入して車両に組み付ける際に、ゴム部材14が脱落するのを防止することができ、作業性に優れる。しかも、該突起42が周方向の2箇所に設けられているため、スタビライザリンク1をゴム部材14に挿入する際に挿入性を損なうこともない。特に、本実施形態では、該突起42が軸方向に縦長に形成されているため、スタビライザリンク1を挿入するに突起42が削れてしまうことを防止して挿入性を向上することができる。
また、本実施形態の防振装置10であると、ゴム部材14は、軸方向Z中央部の外周面31に全周にわたる凹部32が設けられてくびれ状に形成されているため、主たる荷重入力方向であるスタビライザリンク1のこじれ方向での変位時において、初期荷重に対しては柔らかいバネ特性とし、過大な荷重がかかり凹部32がつぶれることでバネ特性をアップさせるような非線形の荷重−撓み特性を得ることができる。
しかも、上記内周側の突起42がくびれ部34の内周面側に設けられているため、こじれ変位時におけるくびれ部34での耐久性を向上することができる。即ち、上下の山部36,36に対してゴムボリュームの少ないくびれ部34においてその内周側に突起42を設けたことにより、周方向のわずか2箇所にしか突起42が存在しないにもかかわらず、こじれ変位時の耐久性が改善されていた。
また、本実施形態では、上記のように突起42を軸方向に縦長に形成したので、くびれ部34に合わせて軸方向Zの広い範囲で突起42が形成されることになり、くびれ部34の耐久性向上につながる。また、この突起42は、凹部32の上下の山部36,36の頂点36A,36A間で画される軸方向領域R内に収まるように形成され、軸方向Zに長すぎないように設定されているので、こじれ変位時におけるスタビライザリンク1との擦れによる異音を抑制することができる。
なお、上記実施形態では、上下のゴム部材14A,14Bを同一形状としたが、これらは互いに異なる形状としてもよく、また、凹部32及び突起42を上下のゴム部材14A,14Bの双方に設ける場合に限定されず、いずれか一方のゴム部材14のみにこれらを形成するようにしてもよい。
本発明は、自動車のスタビライザリンクとロアアーム等の車体側部材との間に介設される防振装置や、自動車のサスペンション機構と車体側部材との間に介設されるストラットマウントなどの各種防振装置に利用することができる。
本発明の一実施形態に係る防振装置の車両への組み付け状態を示す断面図である。 同防振装置のゴム部材の断面図(図3のII−II線断面図)である。 同ゴム部材の底面図である。 図2のIV部拡大図である。 図3のV部拡大図である。
符号の説明
1…スタビライザリンク(第2の取付部)、2…車体側部材(第2の取付部)、3…開口部、10…防振装置、12…中空部、14…ゴム部材、16…板部材、31…外周面、32…凹部、34…くびれ部、36…山部、36A…頂点、40…内周面、42…突起、A…突起の軸方向寸法、B…突起の周方向寸法、C…周方向、R…軸方向領域、Z…軸方向

Claims (3)

  1. 開口部を備える板状の第1の取付部と、該開口部を貫通する軸状をなす第2の取付部とを、弾性的に結合するための防振装置であって、前記第2の取付部が挿通される中空部を有するとともに前記第1の取付部の上下に相対させて配される一対の環状のゴム部材と、前記ゴム部材の上下に配される上下一対の板部材とを備える防振装置において、
    少なくとも一方の前記ゴム部材は、軸方向中央部の外周面に周方向の全周にわたって延びる凹部を備えてくびれ状に形成されるとともに、該くびれ部の内周面に点状の突起が周方向の一箇所又は複数箇所に設けられたことを特徴とする防振装置。
  2. 前記突起は、軸方向寸法が周方向寸法よりも大に設定されたことを特徴とする請求項1記載の防振装置。
  3. 前記突起は、前記凹部の上下の山部の頂点間で画される軸方向領域内に収まるように形成されている請求項1又は2記載の防振装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011140289A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Mitsubishi Motors Corp スタビライザーブッシュ装置
JP2013228066A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Toyota Motor Corp ブッシュおよびそのブッシュを備えるサスペンション装置
JP2015218802A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 トヨタ自動車株式会社 付勢部材の取付構造
WO2022164190A1 (ko) * 2021-01-28 2022-08-04 엘에스엠트론 주식회사 농업용 작업차량의 마운트장치

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