JP2007120991A - テストパターンの検出率算出方法、コンピュータプログラム及びテストパターンの検出率算出装置 - Google Patents

テストパターンの検出率算出方法、コンピュータプログラム及びテストパターンの検出率算出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体集積回路中の隣り合う配線間で発生するショート故障を、テストパターンによりどの程度検出できるかを算出するテストパターンの検出率算出方法を提供する。また、この方法を実行し、設計者に検出率を示すことができるコンピュータプログラム及びテストパターンの検出率算出装置を提供する。
【解決手段】レイアウト作成プログラム12が回路データ21からレイアウトデータ25を作成すると共に、レイアウトデータ25から隣り合う配線の情報を隣接配線情報24として作成し、出力する。トランジスタレベルシミュレーションプログラム11は、テストパターン22を用いてシミュレーションを行い、回路の各配線の電位を電位情報23として作成し、出力する。故障検出率算出プログラム13は、隣接配線情報24及び電位情報23から、隣り合う配線間の電位差が所定の電位差以上であるかを調べ、この結果を基にショート故障の検出率を算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体集積回路の検査を行うためのテストパターンが、回路の故障を検出する効率を検出率として算出するテストパターンの検出率算出方法に関し、また、この検出率算出方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム及びこの検出率算出方法を実行するテストパターンの検出率算出装置に関する。
半導体集積回路は、製造工程の終了後、テスト工程にて良品又は不良品に選別され、良品のみが製品として出荷されており、これにより製品の品質を高めている。テスト工程では、入力電圧値及び出力電圧値等の特性を検査する電圧特性テスト、入出力端子毎のリーク電流及び動作時の消費電流等の特性を検査する電流特性テスト、セットアップ/ホールドタイム及び動作周波数等を検査するタイミング特性テスト、並びに半導体集積回路を動作させた場合の機能を検査するファンクションテスト等がテスト装置により行われる。
半導体集積回路の設計者又はテスト設計者は、半導体集積回路のテストを行うためにテスト装置にて実行されるテストパターンを作成する必要がある。テストパターンが最適に設計されていない場合には、製品出荷後に製品が誤動作する、又は動作しない等の虞がある。製品として出荷された半導体集積回路が車載用又は医療用の機器に用いられる場合、半導体集積回路の誤動作は人命に関わる虞があるため、出荷される半導体集積回路はより高品質なものが要求される。このため、より確実に良品及び不良品を選別できるテストを行う必要がある。
近年では、半導体集積回路の品質をより向上させるために、スキャンテスト及びIDDQ(静止電流)テスト等が導入されている。スキャンテストはファンクションテストの一種であり、半導体集積回路中のフリップフロップをシフトレジスタのように一列に接続するテスト用の回路を予め組み込み、フリップフロップの列に順次データを入力し、出力の期待値と比較することで、半導体集積回路中のフリップフロップ及びフリップフロップ間の論理回路等の動作を検査することができる。IDDQテストは、スキャンテストを含むファンクションテストのテストパターンを入力して半導体集積回路を動作させ、動作の途中で一時的にテストパターンの入力を停止して動作を停止させ、動作が停止された状態で電源端子に流れる電流を測定するものである。IDDQテストにより、半導体集積回路中の電源線に接続されたトランジスタの故障、並びに電源線及び他の配線のショートによる故障等が発生しているか否かを検査することができる。
また、スキャンテストを含むファンクションテスト又はIDDQテスト等を行った場合に、半導体集積回路を構成するトランジスタ及び配線等の故障を検出できる割合を検出率として算出することができるプログラム又は装置等が実用化されている。ファンクションテストの検出率として、例えば、半導体集積回路中の各配線が電源又はGND(グラウンド)にショートする故障、所謂縮退故障の検出率が用いられる。また、IDDQテストでは、例えば、全配線数に対して、入力されたテストパターンにより電位が”High→Low→High”又は”Low→High→Low”と変化する配線の数の割合をトグル率として算出し、トグル率を故障検出率としている。これらにより、設計者はより検出率の高いテストパターンを作成することができる。
半導体集積回路にて発生する故障の一つとして、隣り合う配線同士がショートする故障がある。この故障は、例えば、ショートした一方の配線の電位が”High”となり、他方の配線の電位が”Low”となった場合に、一方の配線から他方の配線へ電流が流れるため、IDDQテストにより検出することが可能である。しかし、IDDQテストの検出率として算出されるトグル率は、隣り合う配線の間の電位差については考慮されていないため、隣り合う配線のショートによる故障の検出率として用いることはできない。
特許文献1においては、半導体集積回路のゲートレベルシミュレーションを行い、隣り合う配線の信号値が互いに異なると判定した場合に、このときの半導体集積回路の入力信号データをテスタの入力データに変換し、出力信号データをテスタの期待値データに変換するLSIテストデータ生成装置が提案されている。また、隣り合う配線に互いに異なる信号値を設定し、設定した信号値となるように回路の論理を入力側へ辿って入力信号データを取得してテスタの入力データに変換し、設定した信号値から回路の論理を出力側へ辿って出力信号データを取得してテスタの出力データに変換するLSIテストデータ生成装置が提案されている。
特開平6−194418号公報
しかしながら、特許文献1に記載のLSIテストデータ生成装置においては、入力信号データからテスタの入力データの変換を行う場合、予め用意された入力信号データから条件を満たす入力パターンを抽出するものであるため、予め用意された入力信号データに、隣り合う配線の信号値を異なる値にするパターンが含まれていない場合には、隣り合う配線同士のショートの故障を検出することができないという問題がある。
設定した信号値から回路の論理を辿って入力信号データを取得する場合には、半導体集積回路の回路規模が大きいほど回路の論理を辿ることは困難であり、設定した信号値に対応する入力信号データが存在しない場合もあり得る。また、入力信号データを取得することができた場合であっても、データ量が膨大なものになり、テスト時間を考慮して設計者が入力信号データを減縮しなければならない虞がある。入力信号データの減縮は困難な作業であり、減縮を行うことにより故障が検出できなくなる虞がある。
また、隣り合う配線のショートは、NAND又はNOR等のゲート素子を接続する配線間でのみ発生するものではなく、ゲート素子を構成する複数のトランジスタを接続する配線間で発生する可能性がある。しかし、特許文献1に記載のLSIテストデータ生成装置はゲートレベルシミュレーションの結果から隣り合う配線の信号値が互いに異なるか否かを判定するため、ゲート素子内での配線のショートについては検出することができないという問題がある。また、デジタル回路及びアナログ回路が混在する半導体集積回路においては、シミュレーションを行うことができないため、デジタル信号用の配線とアナログ信号用の配線とのショートを検出することができないという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、テストパターンを実行した場合に、隣り合う配線間の電位差が所定の電位差より大きくなるか否かを判定し、判定結果から故障の検出率を算出することにより、設計者が作成したテストパターンが隣り合う配線間のショートの故障をどの程度検出することができるかを、設計者に示すことができるテストパターンの検出率算出方法を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、判定を行うタイミングを取得し、隣り合う配線間の電位差の判定を、テストパターン中の取得したタイミングに行うことにより、テスト装置の判定タイミングに合わせた判定を行うことができるテストパターンの検出率算出方法を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、隣り合う配線の組の総数に対して、電位差が所定の電位差より大きくなると判定された隣り合う配線の組の数の割合を、故障の検出率として算出することにより、配線間のショートの故障に対する確かな検出率を簡単に算出することができるテストパターンの検出率算出方法を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、半導体集積回路中の隣り合う配線の情報を取得し、テストパターンを実行した場合の各配線の電位情報を取得し、取得した情報を基に、テストパターンを実行した場合に、隣り合う配線間の電位差が所定の電位差より大きくなるか否かを判定し、判定結果から故障の検出率を算出する構成とすることにより、設計者が作成したテストパターンが隣り合う配線間のショートの故障をどの程度検出することができるかを、設計者に検出率として示すことができるコンピュータプログラムを提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、判定基準となる所定の電位差を取得し、取得した電位差を用いて判定を行う構成とすることにより、設計者が半導体集積回路の回路構成に応じて適切な判定基準の電位差を設定でき、設定した電位差に応じた適切な判定を行うことができるコンピュータプログラムを提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、判定を行うタイミングを取得し、テストパターン中の取得したタイミングに判定を行う構成とすることにより、設計者がテスト装置の判定タイミングに合わせた適切な判定タイミングを設定でき、適切なタイミングで判定を行うことができるコンピュータプログラムを提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、隣り合う配線の組の総数に対して、電位差が所定の電位差より大きくなると判定された隣り合う配線の組の数の割合を、故障の検出率として算出する構成とすることにより、配線間のショートの故障に対する確かな検出率を簡単に算出することができるコンピュータプログラムを提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、半導体集積回路の配置情報を取得し、配置情報に配線間の電位差が所定の電位差より大きくなるか否かの判定結果を強調表示する表示データを作成する構成とすることにより、故障を検出できない配線を設計者が簡単に判別することができるコンピュータプログラムを提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、判定結果に応じて配線を色分けして強調表示する構成とすることにより、故障を検出できない配線を設計者がより確実に判別することができるコンピュータプログラムを提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、半導体集積回路中の隣り合う配線の情報を取得し、テストパターンを実行した場合の各配線の電位情報を取得し、取得した情報を基に、テストパターンを実行した場合に、隣り合う配線間の電位差が所定の電位差より大きくなるか否かを判定し、判定結果から故障の検出率を算出する構成とすることにより、設計者が作成したテストパターンが隣り合う配線間のショートの故障をどの程度検出することができるかを、設計者に検出率として示すことができるテストパターンの検出率算出装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、判定を行うタイミングを取得し、テストパターン中の取得したタイミングに判定を行う構成とすることにより、設計者がテスト装置の判定タイミングに合わせた適切な判定タイミングを設定でき、適切なタイミングで判定を行うことができるテストパターンの検出率算出装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、隣り合う配線の組の総数に対して、電位差が所定の電位差より大きくなると判定された隣り合う配線の組の数の割合を、故障の検出率として算出する構成とすることにより、配線間のショートの故障に対する確かな検出率を簡単に算出することができるテストパターンの検出率算出装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、半導体集積回路の配置情報を取得し、配置情報に配線間の電位差が所定の電位差より大きくなるか否かの判定結果を強調表示する表示データを作成し、作成した表示データを表示する構成とすることにより、故障を検出できない配線を設計者に対して強調して示すことができ、設計者が簡単に検出できない配線を判別することができるテストパターンの検出率算出装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、半導体集積回路のトランジスタレベルシミュレーションを実行し、シミュレーションの結果から各配線の電位を取得する構成とすることにより、半導体集積回路のゲート素子内の配線について、隣り合う配線とのショートの故障を検出できるか否かを判定することができるテストパターンの検出率算出装置を提供することにある。
本発明に係るテストパターンの検出率算出方法は、半導体集積回路を検査するテストパターンが検査の結果検出する故障の検出率を算出するテストパターンの検出率算出方法において、前記半導体集積回路の配置情報から隣り合う配線を抽出し、前記テストパターンを前記半導体集積回路に入力した場合の各配線の電位を算出し、算出した結果を基に、隣り合う配線間の電位差が、所定の電位差より大きくなるか否かを判定し、該判定の結果に応じて、前記検出率を算出することを特徴とする。
本発明においては、半導体集積回路の配置情報から隣り合う配線を抽出し、隣り合う配線間の電位差が所定の電位差より大きくなるか否かを判定する。隣り合う配線間に電位差が生じる場合、隣り合う配線がショートしていれば、電位が高い側の配線から低い側の配線へ電流が流れるため、IDDQテストを行うことで故障を検出することができる。このため、隣り合う配線間の電位差を判定し、判定結果から配線のショートに関する故障の検出率を算出できる。
また、本発明に係るテストパターンの検出率算出方法は、隣り合う配線間の電位差を判定するタイミングに係る情報を取得し、隣り合う配線間の電位差の判定は、テストパターン中の前記タイミングに行うことを特徴とする。
本発明においては、設計者が設定する判定のタイミングを取得し、隣り合う配線間の電位差の判定を、テストパターン中の取得したタイミングに行う。IDDQテストを行う場合、テストパターンを半導体集積回路に順次入力し、テストパターン中の数箇所〜数十箇所の所定のタイミングでテストパターンの入力を一時的に停止し、このときに電源に流れる電流を測定する。配線間の電位差の判定をIDDQテストの電流測定のタイミングに合わせて行うことで、より正確な故障の検出率を算出できる。
また、本発明に係るテストパターンの検出率算出方法は、隣り合う配線の組の総数に対して、電位差が所定の電位差より大きくなると判定された隣り合う配線の組の数の割合を前記検出率として算出することを特徴とする。
本発明においては、電位差が所定の電位差より大きくなる隣り合う配線の組を故障が検出できる配線の組とし、この配線の組が全ての隣り合う配線の組に占める割合を故障の検出率とする。検出率の算出に複雑な計算が必要ないため、算出を高速に行うことができる。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、半導体集積回路を検査するテストパターンが検査の結果検出する故障の検出率をコンピュータに算出させるコンピュータプログラムにおいて、前記半導体集積回路の配置情報から抽出された隣り合う配線に係る情報を取得するステップと、前記テストパターンを前記半導体集積回路に入力した場合の各配線の電位に係る情報を取得するステップと、隣り合う配線間の電位差が、所定の電位差より大きくなるか否かの判定を行うステップと、該ステップによる判定結果に応じて、前記検出率の算出を行うステップとを含むことを特徴とする。
本発明においては、半導体集積回路中の隣り合う配線の情報を取得し、テストパターンを入力して動作させた場合の各配線の電位の情報を取得し、隣り合う配線間の電位差が所定の電位差より大きくなるか否かを判定する。隣り合う配線間に電位差が生じる場合、IDDQテストを行うことで配線のショートの故障を検出することができるため、隣り合う配線間の電位差を判定し、判定結果から配線のショートに関する故障の検出率を算出できる。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、前記所定の電位差に係る情報を取得するステップを含み、前記判定を行うステップでは、取得した前記情報に応じて判定を行うことを特徴とする。
本発明においては、判定基準となる所定の電位差を取得し、取得した電位差を基準に判定を行う。デジタル及びアナログの回路が混在した半導体集積回路の場合、電源電位及びGND電位以外の電位となるアナログの信号用の配線が存在する。このような配線が隣り合って配されている場合、配線間に電位差が生じていても、電位差が微小なものである可能性があり、電位差が微小である場合には、流れる電流の電流量が微小であるため、テスト装置が検出できない可能性がある。よって、設計者が回路構成及びテスト装置の性能等に応じて適切な判定基準を定めることで、これを取得してより確かな検出率を算出できる。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、隣り合う配線間の電位差の判定を行うタイミングに係る情報を取得するステップを含み、前記判定を行うステップでは、テストパターン中の前記タイミングに判定を行うことを特徴とする。
本発明においては、設計者が設定するタイミング情報を取得し、テストパターン中の取得したタイミングに配線間の電位差の判定を行う。IDDQテストの電流測定のタイミングに合わせて、電位差の判定を行うようにできるため、より正確な故障の検出率を算出できる。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、前記算出を行うステップでは、隣り合う配線の組の総数に対して、電位差が所定の電位差より大きくなると判定された隣り合う配線の組の数の割合を前記検出率として算出することを特徴とする。
本発明においては、電位差が所定の電位差より大きくなる隣り合う配線の組を故障が検出できる配線の組とし、この配線の組が全ての隣り合う配線の組に占める割合を故障の検出率とする。検出率の算出方法が簡単であるため、コンピュータプログラムの処理を高速に行うことができる。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、前記半導体集積回路の配置情報を取得するステップと、前記判定を行うステップでの判定結果を基に、各配線の前記配置情報に応じた配置位置に強調表示を行う表示用データを作成するステップとを含むことを特徴とする。
本発明においては、半導体集積回路の配置情報を取得し、配置情報を基に、配線間の電位差が所定の電位差より大きくなる配線又は大きくならない配線を、強調表示する表示用データを作成する。作成された表示用データを表示を行う装置又はプログラム等で表示して、設計者が故障を検出できる配線及びできない配線を簡単に判別できる。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、前記強調表示が、前記判定結果に応じて色の印を各配線の配置位置に表示するものであることを特徴とする。
本発明においては、隣り合う配線間の電位差の判定結果に応じて、配線を色分けして強調表示する表示用データを作成する。例えば、故障を検出できる配線は青色で表示し、検出できない配線を赤色で表示することで、設計者が故障を検出できる配線及びできない配線を視覚的に判別できる。
また、本発明に係るテストパターンの検出率算出装置は、半導体集積回路を検査するテストパターンが検査の結果検出する故障の検出率を算出するテストパターンの検出率算出装置において、前記半導体集積回路の配置情報から抽出された隣り合う配線に係る情報を取得する配線情報取得手段と、前記テストパターンを前記半導体集積回路に入力した場合の各配線の電位に係る情報を取得する電位情報取得手段と、隣り合う配線間の電位差が、所定の電位差より大きくなるか否かの判定を行う判定手段と、該判定手段の判定結果に応じて、前記検出率の算出を行う算出手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、半導体集積回路中の隣り合う配線の情報を取得し、テストパターンを入力して動作させた場合の各配線の電位の情報を取得し、隣り合う配線間の電位差が所定の電位差より大きくなるか否かを判定する。隣り合う配線間に電位差が生じる場合、IDDQテストを行うことで配線のショートの故障を検出することができるため、隣り合う配線間の電位差を判定し、判定結果から配線のショートに関する故障の検出率を算出できる。
また、本発明に係るテストパターンの検出率算出装置は、隣り合う配線間の電位差の判定を行うタイミングに係る情報を取得するタイミング情報取得手段を備え、前記判定手段は、テストパターン中の前記タイミングに判定を行うようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、設計者が設定するタイミング情報を取得し、テストパターン中の取得したタイミングに配線間の電位差の判定を行う。IDDQテストの電流測定のタイミングに合わせて、電位差の判定を行うようにできるため、より正確な故障の検出率を算出できる。
また、本発明に係るテストパターンの検出率算出装置は、前記算出手段が、隣り合う配線の組の総数に対して、電位差が所定の電位差より大きくなると判定された隣り合う配線の組の数の割合を前記検出率として算出するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、電位差が所定の電位差より大きくなる隣り合う配線の組を故障が検出できる配線の組とし、この配線の組が全ての隣り合う配線の組に占める割合を故障の検出率とする。検出率の算出方法が簡単であるため、処理時間を短縮できる。
また、本発明に係るテストパターンの検出率算出装置は、前記半導体集積回路の配置情報を取得する配置情報取得手段と、前記判定手段の判定結果を基に、各配線の前記配置情報に応じた配置位置に強調表示を行う表示用データを作成する作成手段と、前記表示用データの表示に係る処理を行う表示処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、半導体集積回路の配置情報を取得し、配置情報を基に、配線間の電位差が所定の電位差より大きくなる配線又は大きくならない配線を、強調表示する表示用データを作成し、作成したデータを設計者に対して表示する。これにより、設計者は、半導体集積回路中の故障を検出できる配線及び検出できない配線を簡単に判別できる。
また、本発明に係るテストパターンの検出率算出装置は、前記電位情報取得手段が、前記半導体集積回路のトランジスタレベルシミュレーションを実行し、各配線の電位に係る情報を取得するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、半導体集積回路のトランジスタレベルシミュレーションを実行することにより、各配線の電位についての情報を取得する。これにより、NAND及びNOR等のゲート素子を構成する複数のトランジスタを接続する配線についても、ショートの故障を検出できるか否かを判定できる。また、デジタル回路及びアナログ回路が混在し、電源電位及びGND電位以外の電位となるアナログ信号用の配線が隣り合う場合であっても、故障の検出率を算出できる。
本発明による場合は、テストパターンを実行した場合に、隣り合う配線間の電位差が所定の電位差より大きくなるか否かを判定し、判定結果から故障の検出率を算出することにより、設計者が作成したテストパターンが隣り合う配線間のショートの故障をどの程度検出することができるかを、設計者に示すことができるため、設計者は検出率を参考にしてテストパターンの追加、削除又は修正を行うことができる。よって、半導体集積回路の配線間ショートの故障を確実に検出できるテストパターンを作成することができるため、テスト工程にて確実に良品及び不良品を選別することができ、出荷される製品の品質を向上することができる。
また、本発明による場合は、設計者が設定した判定のタイミングを取得し、隣り合う配線間の電位差の判定を、テストパターン中の取得したタイミングに行うことにより、配線間の電位差の判定をIDDQテストの電流測定のタイミングに合わせて行うことができ、より正確な故障の検出率を算出できるため、設計者がより確実に配線間のショートの故障を検出できるテストパターンを作成することができ、テスト工程にて確実に良品及び不良品を選別することができ、出荷される製品の品質を向上することができる。
また、本発明による場合は、隣り合う配線の組の総数に対して、電位差が所定の電位差より大きくなると判定された隣り合う配線の組の数の割合を、故障の検出率として算出することにより、検出率の算出に複雑な計算が必要なく、算出を高速に行うことができるため、処理時間を短縮することができ、設計者が算出結果を得るまでの時間を短くすることができる。
また、本発明による場合は、半導体集積回路中の隣り合う配線の情報を取得し、テストパターンを実行した場合の各配線の電位情報を取得し、取得した情報を基に、テストパターンを実行した場合に、隣り合う配線間の電位差が所定の電位差より大きくなるか否かを判定し、判定結果から故障の検出率を算出する構成とすることにより、設計者が作成したテストパターンが隣り合う配線間のショートの故障をどの程度検出することができるかを、設計者に示すことができるため、設計者は検出率を参考にしてテストパターンの追加、削除又は修正を行うことができる。よって、半導体集積回路の配線間ショートの故障を確実に検出できるテストパターンを作成することができるため、テスト工程にて確実に良品及び不良品を選別することができ、出荷される製品の品質を向上することができる。
また、本発明による場合は、判定基準となる所定の電位差を取得し、取得した電位差を用いて判定を行う構成とすることにより、デジタル回路及びアナログ回路が混在し、電源電位及びGND電位以外の電位となるアナログ信号用の配線が存在する場合であっても、設計者が回路構成及びテスト装置の性能等に応じて適切な判定基準を定めることで、定めた判定基準の電位差に応じて適切な判定を行うことができるため、半導体集積回路の配線間ショートの故障を確実に検出できるテストパターンを作成することができ、出荷される製品の品質を向上することができる。
また、本発明による場合は、設計者が設定するタイミング情報を取得し、テストパターン中の取得したタイミングに判定を行う構成とすることにより、配線間の電位差の判定をIDDQテストの電流測定のタイミングに合わせて行うことができ、より正確な故障の検出率を算出できるため、設計者がより確実に配線間のショートの故障を検出できるテストパターンを作成することができ、テスト工程にて確実に良品及び不良品を選別することができ、出荷される製品の品質を向上することができる。
また、本発明による場合は、電位差が所定の電位差より大きくなる隣り合う配線の組を故障が検出できる配線の組とし、この配線の組が全ての隣り合う配線の組に占める割合を故障の検出率とする構成とすることにより、検出率の算出に複雑な計算が必要なく、算出を高速に行うことができるため、コンピュータプログラムのレスポンスを短縮することができ、設計者に対する利便性を向上できる。
また、本発明による場合は、半導体集積回路の配置情報を取得し、配置情報に配線間の電位差が所定の電位差より大きくなるか否かの判定結果を強調表示する表示データを作成する構成とすることにより、作成された表示用データを表示を行う装置又はプログラム等で表示することで、設計者が故障を検出できる配線及びできない配線を簡単に判別できるため、より確実に配線間のショートの故障を検出できるテストパターンを設計者が作成することができ、出荷される製品の品質を向上することができる。また、故障の検出率を算出するコンピュータプログラムの利便性を向上することができる。
また、本発明による場合は、判定結果に応じて配線を色分けして強調表示する構成とすることにより、故障を検出できない配線を設計者がより確実に判別することができるため、より確実に配線間のショートの故障を検出できるテストパターンを設計者が作成することができ、出荷される製品の品質を向上することができる。また、故障の検出率を算出するコンピュータプログラムの利便性をより向上することができる。
また、本発明による場合は、半導体集積回路中の隣り合う配線の情報を取得し、テストパターンを実行した場合の各配線の電位情報を取得し、取得した情報を基に、テストパターンを実行した場合に、隣り合う配線間の電位差が所定の電位差より大きくなるか否かを判定し、判定結果から配線間のショートの故障に対する検出率を算出する構成とすることにより、設計者は半導体集積回路の配線間ショートの故障を確実に検出できるテストパターンを作成することができるため、テスト工程にて確実に良品及び不良品を選別することができ、出荷される製品の品質を向上することができる。
また、本発明による場合は、設計者が設定するタイミング情報を取得し、テストパターン中の取得したタイミングに判定を行う構成とすることにより、IDDQテストの電流測定のタイミングに合わせた判定を行うことができるため、より正確な故障の検出率を算出でき、設計者がより確実に配線間のショートの故障を検出できるテストパターンを作成することができる。よって、出荷される製品の品質を向上することができる。
また、本発明による場合は、電位差が所定の電位差より大きくなる隣り合う配線の組を故障が検出できる配線の組とし、この配線の組が全ての隣り合う配線の組に占める割合を故障の検出率とする構成とすることにより、検出率の算出に複雑な計算が必要なく、算出を高速に行うことができるため、テストパターンの検出率算出装置の処理時間を短縮することができ、設計者に対する利便性を向上できる。
また、本発明による場合は、半導体集積回路の配置情報を取得し、配置情報に配線間の電位差が所定の電位差より大きくなるか否かの判定結果を強調表示する表示データを作成し、作成した表示データを表示する構成とすることにより、故障を検出できない配線を設計者に対して強調して示すことができ、設計者が簡単に検出できない配線を判別することができるため、確実に配線間のショートの故障を検出できるテストパターンを設計者が作成することができ、出荷される製品の品質を向上することができる。また、テストパターンの検出率算出装置の利便性を向上することができる。
また、本発明による場合は、半導体集積回路のトランジスタレベルシミュレーションを実行し、シミュレーションの結果から各配線の電位を取得する構成とすることにより、NAND及びNOR等のゲート素子を構成する複数のトランジスタを接続する配線についても、ショートの故障に対する検出率を算出でき、また、デジタル回路及びアナログ回路が混在し、電源電位及びGND電位以外の電位となるアナログ信号用の配線が隣り合う場合であっても、故障の検出率を算出できる。よって、テスト工程にてより確実に良品及び不良品を選別することができ、出荷される製品の品質をより向上することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明に係るテストパターンの検出率算出装置としてのコンピュータの構成を示すブロック図である。図において1はコンピュータのCPUであり、演算処理及びコンピュータ内の各部の制御処理を行うものである。CPU1にはバス7を介してRAM2、操作部3、表示部4、通信インタフェース5及びハードディスク6等が接続されている。
RAM2はSRAM及びDRAM等で構成され、ハードディスク6に記録された各種プログラム及びデータ等がRAM2に読み出され、CPU1により実行又は処理されるようにしてある。操作部3は、キーボード及びマウス等の入力機器を備え、設計者が行う操作を受け付けて、操作内容をCPU1へ与えるようにしてある。表示部4は、液晶ディスプレイ又はCRTディスプレイ等を備え、CPU1の処理結果が表示される。例えば、半導体集積回路の回路図、レイアウト及びシミュレーション結果等が表示される。通信インタフェース6は、LANの通信ケーブルが接続されるコネクタを備え、通信ケーブルを介して他のコンピュータとの間でデータの送受信を行うようにしてある。
ハードディスク6には、半導体集積回路の設計開発に必要なソフトウェアプログラムとして、トランジスタレベルシミュレーションプログラム11、レイアウト作成プログラム12及び故障検出率算出プログラム13が記録されており、また、設計者が設計した半導体集積回路の回路データ21及び半導体集積回路のテストパターン22等が記録されている。回路データ21は、所謂ネットリストの形式のテキストファイルであり、設計者が直接記述する、回路図入力プログラムに回路図を入力してネットリストとして出力する、又はRTL(Register Transfer Level)で記述したデジタル回路を論理合成して出力する等の手段により作成される。テストパターン22は、半導体集積回路の入力端子に入力する入力信号の電位及び変化のタイミング等の情報を含むファイルであり、設計者が直接記述する又はテストパターンの自動生成プログラムが出力する等の手段により作成される。
図2は、ハードディスク6に記録されたプログラム及びデータの相互関係を示す模式図である。トランジスタレベルシミュレーションプログラム11は半導体集積回路のシミュレーションをトランジスタレベルで行うアナログシミュレータであり、回路データ21及びテストパターン22を読み込み、テストパターン22に従って回路データ21のシミュレーションを行い、回路データ21に記述された半導体集積回路の各配線の電位情報23をファイルとして出力する。
レイアウト作成プログラム12は、設計者が設計した回路を基にレイアウトを作成するソフトウェアであり、回路がデジタル回路の場合には、回路データ21を読み込んで自動配置配線を行い、ゲート素子及び配線の配置情報を含むレイアウトデータ25を出力する。また、回路がアナログ回路の場合には、半導体集積回路の設計者又はレイアウト設計者が、回路図を基に手動でレイアウトを作成し、レイアウトデータ25を出力する。また、レイアウト作成プログラム12は、自動、手動又はその両方の手段で作成された半導体集積回路のレイアウトから、隣り合う配線の組を抽出し、隣接配線情報24としてファイルに出力することができる。
故障検出率算出プログラム13は、トランジスタレベルシミュレーションプログラム11が出力した電位情報23及びレイアウト作成プログラム12が出力した隣接配線情報24を読み込み、回路データ21に記述された半導体集積回路中の隣り合う配線がショートする故障をテストパターン22によりどの程度検出することができるかを示す検出率を算出するものであり、算出結果をテキストファイルとして記載した故障検出率ファイル27を出力する。また、故障検出率算出プログラム13は、検出率の算出を行う場合、設計者が算出の条件設定を記述したテキストファイルである設定ファイル26を読み込み、読み込んだ設定に従って算出を行うようにしてある。設定ファイル26には、隣り合う配線間の電位差の判定基準をなす判定基準電位差、及びテストパターン22によりテストを行う場合にテスト時間中のIDDQテストの電流測定を行うタイミング等の設定が記述されている。
また、故障検出率算出プログラム13は、故障を検出できる配線又は検出できない配線を色付けして表示部4に強調表示するための表示用データ28を作成することができる。表示用データ28の作成を行う場合は、レイアウト作成プログラム12が出力するレイアウトデータ25を読み込み、レイアウトデータ25から各配線の位置情報を取得し、故障検出率の算出結果を基に作成を行う。表示用データ28は強調表示のための色データ及び各色データの表示位置のみを有し、これを表示する場合には、レイアウト作成プログラム12にてレイアウトデータ25及び表示用データ28を読み込み、2つのデータを重ね合わせて表示することで強調表示を行うことができるようにしてある。
図3は、半導体集積回路の回路例を示す回路図である。本例に示す半導体集積回路100はAND素子101及びNAND素子102の2つのゲート素子のみを備える簡単な構成である。半導体集積回路100は、入力端子として、入力A1端子103、入力A2端子104、入力B1端子106及び入力B2端子107を備え、出力端子として出力A端子105及び出力B端子108を備えている。入力A1端子103及び入力A2端子104から入力された2つの信号にAND演算を行って出力A端子105から出力し、入力B1端子106及び入力B2端子107から入力された2つの信号にNAND演算を行って出力B端子108から出力するようにしてある。
AND素子101は、3つのPチャネル型MOSトランジスタ(以下、PMOSトランジスタという)P1、P2、P3と、3つのNチャネル型MOSトランジスタ(以下、NMOSトランジスタという)N1、N2、N3とを有し、PMOSトランジスタP1、P2及びNMOSトランジスタN1、N2によりNAND回路を形成し、PMOSトランジスタP3及びNMOSトランジスタN3によりインバータ回路を形成して、NAND回路の出力をインバータ回路にて反転させることでAND演算を行うようにしてある。
即ち、入力A1端子103、PMOSトランジスタP1のゲート及びNMOSトランジスタN1のゲートが配線n1により接続され、入力A2端子104、PMOSトランジスタP2のゲート及びNMOSトランジスタN2のゲートが配線n2により接続されている。PMOSトランジスタP1、P2のソースは電源電位に接続され、ドレインは配線n3に接続されている。NMOSトランジスタN1、N2は、配線n3及び接地電位の間に直列に接続されている。PMOSトランジスタP3及びNMOSトランジスタN3は、電源電位及び接地電位の間に直列に接続され、両トランジスタのゲートには配線n3が接続されている。また、PMOSトランジスタP3及びNMOSトランジスタN3のドレインは、配線n4により出力A端子105に接続されている。
NAND素子102は、PMOSトランジスタP4、P5及びNMOSトランジスタN4、N5を有している。入力B1端子106、PMOSトランジスタP4のゲート及びNOMSトランジスタN4のゲートが配線n5により接続され、入力B2端子107、PMOSトランジスタP5のゲート及びNMOSトランジスタN5のゲートが配線n6により接続されている。PMOSトランジスタP4、P5のソースは電源電位に接続され、ドレインは配線n7に接続されている。NMOSトランジスタN4、N5は、配線n7及び接地電位の間に直列に接続され、配線n7は出力B端子108に接続されている。
図4は、半導体集積回路100のレイアウト例を示す模式図である。本例では、P型の基板に各トランジスタ及び配線を形成したものであり、配線はアルミによる1層のメタル配線である。ただし、配線が交差する部分には、トランジスタのゲートを構成するものと同じ素材であるポリシリコンによる配線を用いている。
P型基板には略長方形のNウェル領域123が形成され、Nウェル領域123内に5つのPMOSトランジスタが形成されている。Nウェル領域123の一の長辺部分に沿って幅広の電源配線121が配され、各PMOSトランジスタのソースに接続されている。Nウェル領域123の他の長辺部分より外側には、5つのPMOSトランジスタに対向するように5つのNMOSトランジスタが形成されている。また、電源配線121に略等しい幅のGND配線122が、電源配線に略並行に配設されており、電源配線121及びGND配線122の間の領域に、5つのPMOSトランジスタ、5つのNMOSトランジスタ及びこれらを接続する配線が形成されている。
本レイアウト例において、入出力端子及び各トランジスタを接続する配線のうち、隣り合う組み合わせは以下に示す7つである。
配線n1 − 配線n2
配線n1 − 配線n3
配線n2 − 配線n5
配線n3 − 配線n4
配線n4 − 配線n7
配線n5 − 配線n6
配線n5 − 配線n7
ただし、電源配線121及びGND配線122は考慮しないものとする。
図5は、半導体集積回路100にテストパターン22を入力した場合の各配線の電位を示す波形図である。なお、半導体集積回路100には電源として3.3Vの電圧が与えられるものとする。入力A1端子103、入力A2端子104、入力B1端子106及び入力B2端子107に入力される入力信号は、2μsの周期で変化し、最小電位が0Vであり、最大電位が3.3Vである。例えば、入力A2端子104に入力される入力信号は、0μs〜2μsの間は0Vであり、2μs〜4μsの間は3.3Vであり、4μs〜6μsの間は0Vであり、6μs〜8μsの間は3.3Vである。
この場合、配線n3の電位は、入力A1端子103及び入力A2端子104に入力された信号にNAND演算処理を行った波形となり、出力A端子105の電位は、配線n3の波形を反転した波形となる。また、出力B端子108の電位は、入力B1端子106及び入力B2端子107に入力された信号にNAND演算処理を行った波形となる。
図6は、半導体集積回路100にテストパターン22を入力した場合の隣り合う配線間の電位差を示す波形図である。例えば、配線n1及び配線n2の間の電位差は、0μs〜2μsの間は3.3Vであり、2μs〜8μsの間は0Vである。また、配線n5及び配線n7の間の電位差は、0μs〜2μsの間は0Vであり、2μs〜8μsの間は3.3Vである。
図7は、半導体集積回路100の隣り合う配線のショートの故障を検出できるか否かの判定結果を示す図表である。ただし、判定の基準電位差として、設計者が3.0Vを設定したものとする。また、判定を行うタイミングはテストパターン中の1μs、3μs、5μs、7μsの4つのタイミングであり、図7では各タイミングにおいて故障を検出できるか否かを”○”又は”×”で示してある。”○”が故障を検出できる場合、即ち配線間の電位差が基準電位差の3.0V以上である場合であり、”×”が故障を検出できない場合、即ち配線間の電位差が3.0V未満の場合である。
図7より、1μsのタイミングで判定を行った場合、配線n1及び配線n3のショート、並びに配線n5及び配線n7のショートを検出することができない。また、3μsのタイミングで判定を行った場合、配線n1及び配線n2のショート、配線n2及び配線n5のショート、並びに配線n5及び配線n6のショートを検出することができない。5μs及び7μsのタイミングで判定を行った場合も3μsのタイミングで判定を行った場合と同様である。
よって、設計者が設定ファイル26に判定のタイミングを1μsと設定した場合、故障検出率は5/7=71%と算出することができる。また、判定のタイミングを3μsと設定した場合、故障検出率は4/7=57%と算出することができる。更に、設計者が判定のタイミングとして1μs及び3μsの2つを設定した場合、全ての組み合わせで故障を検出することができるため、故障検出率は100%となる。これらの結果から、配線のショートの故障については、5μs及び7μsにて判定を行う必要はないため、4μs〜8μsのテストパターンを削除して、テスト時間の短縮を行うことができる。
図8及び図9は、本発明に係る故障検出率算出プログラム10の処理手順を示すフローチャートである。まず、設計者が作成した半導体集積回路の回路データ21を読み込み(ステップS1)、テストパターン22を読み込む(ステップS2)。読み込み終了後、トランジスタレベルシミュレーションプログラム11を起動して読み込んだ回路データ21及びテストパターン22によるトランジスタレベルのシミュレーションを開始する(ステップS3)。次いで、トランジスタレベルのシミュレーションが終了したか否かを調べ(ステップS4)、シミュレーションが終了していない場合は(S4:NO)、シミュレーションが終了するまで待機する。
トランジスタレベルのシミュレーションが終了した場合(S4:YES)、シミュレーション結果である半導体集積回路の各配線の電位情報23を読み込み(ステップS5)、半導体集積回路の隣り合う配線に関する情報であり、レイアウト作成プログラム12が出力する隣接配線情報24を読み込む(ステップS6)。更に、IDDQテストの電流測定タイミングであり、設計者が設定ファイル26中に設定したタイミング設定を設定ファイル26から読み込み(ステップS7)、また、隣接する配線間の電位差の判定基準である基準電位差設定を設定ファイル26から読み込む(ステップS8)。
読み込んだ設定タイミングを基に、最初のタイミングについての各配線の電位を電位情報23から抽出し(ステップS9)、抽出した各配線の電位から、ステップS6にて読み込んだ隣接配線情報24を基に、隣り合う配線の電位差を算出する(ステップS10)。次いで、算出した電位差とステップS8にて読み込んだ基準電位差との比較を行い、隣り合う配線間に基準電位差以上の電位差が生じたか否かを判定する(ステップS11)。この判定を全ての隣り合う配線について行った後、設定された全てのタイミングについて判定処理が終了したか否かを調べ(ステップS12)、全てのタイミングについて終了していない場合は(S12:NO)、次のタイミングについての各配線の電位を電位情報23から抽出し(ステップS13)、ステップS10へ戻って、隣り合う配線の電位差の算出及び基準電位差との比較判定を継続して行う。
全てのタイミングについて処理が終了した場合(S12:YES)、テストパターンから配線間のショートを検出することが可能な配線の組、即ちステップS11にて基準電位差より大きな電位差が配線間に生じていると判定された配線の組の数を算出する(ステップS14)。ステップS14の算出結果から、全ての隣り合う配線の組の数に対する検出可能な配線の組の数を、半導体集積回路の故障検出率として算出し(ステップS15)、算出した故障検出率を故障検出率ファイル27として出力する。
次いで、配線間のショートの故障を検出できる配線及び検出できない配線を強調表示するように設計者からの指示があったか否かを調べる(ステップS17)。強調表示を行うか否かは、例えば、設定ファイル26中に設計者が予め記載しておき、これをステップS17にて読み込む構成としてもよく、故障検出率算出プログラム12を実行する際に設計者が指定する構成としてもよく、また、他の方法であってもよい。強調表示を行う指示があった場合(S17:YES)、レイアウト作成プログラム12が作成したレイアウトデータ25を読み込み(ステップS18)、レイアウトデータ25から強調表示を行う配線の位置情報を取得して、強調表示のための色データ及び色データの表示位置からなる表示用データ28の作成及び出力を行う(ステップS19)。次いで、レイアウト作成プログラム12を起動して、レイアウト作成プログラム12にレイアウトデータ25及び表示用データ28を読み込ませて、レイアウト作成プログラム12が有するレイアウトの表示機能を用いて強調表示を行う(ステップS20)。
ステップS17にて設計者が強調表示を行うよう指示していない場合(S17:NO)、及びステップS20にてレイアウト作成プログラム12を用いて強調表示を行った後、故障検出率算出プログラム13の処理を終了する。
図10は、半導体集積回路100のレイアウトの強調表示例を示す模式図であり、テストパターン中の3μsでのみ判定を行う設定とした場合の表示例である。図7より、配線n1は、隣り合う配線n2とのショートについては検出できず、隣り合う配線n3とのショートについては検出できるため、配線n1は1/2の隣り合う配線間のショートの故障を検出できる。同様にして、各配線が隣り合う配線の数に対していくつの配線間でのショートの故障を検出できるかを求めると、以下のようになる。
配線n1 1/2
配線n2 0/2
配線n3 2/2
配線n4 2/2
配線n5 1/3
配線n6 0/1
配線n7 2/2
この割合に応じて、配線を複数の色で色分けして表示することにより(ただし、図10においては、配線に異なる種類の網掛けを付すことで色分けを表現してある)、設計者がより確認しやすい表示を行うことができる。なお、色分けは例えば、検出できる割合の高いものから順に、色付けなし−ピンク−赤−濃赤のように行う。
以上の構成の故障検出率算出装置においては、トランジスタレベルシミュレーションプログラム11から得られる各配線の電位情報23及びレイアウト作成プログラム12から得られる隣接配線情報24を基に、隣り合う配線間の電位差が設定された基準電位差より大きいか否かに応じて、故障を検出できるか否かを判定する構成とすることにより、半導体集積回路中の隣り合う配線間のショートに関する故障を検出できる割合を簡単に算出することができる。また、テストパターン22中の所定のタイミングで判定を行うよう設計者が設定ファイル26に設定を行うことができる構成とすることにより、IDDQテストの電流測定のタイミングに合わせて判定のタイミングを設定でき、より確かな検出率を算出することができる。また、配線間のショートを検出できるか否かをレイアウト上に色分けして強調表示する構成とすることにより、設計者が配線間のショートを検出できない配線を確実に確認することができる。また、半導体集積回路のシミュレーションをトランジスタレベルで行う構成とすることにより、回路を構成するゲート素子内の配線間のショートについても検出できるか否かを判定することができる。
なお、本実施の形態においては、隣り合う配線として電源配線及びGND配線は考慮しないとしたが、これを含めて配線間のショートを検出できるか否かを判定する構成としてもよい。また、隣り合う配線に関する情報として隣接配線情報24をレイアウト作成プログラム12が出力する構成を示したが、これに限るものではなく、故障検出率算出プログラム13がレイアウトデータ25を読み込んで、これを基に作成する構成としてもよい。
また、図3に示す半導体集積回路100の回路図は一例であって、これに限るものではなく、基準電圧出力回路又はオペアンプによる増幅回路等のアナログの回路を備えて、電源電位又はGND電位以外の電位となる配線を有するものであってもよい。また、図4に示すレイアウトは一例であって、これに限るものではなく、例えば2層以上のメタル配線を有する構成であってもよく、この場合には上下に隣り合う配線についてもショートの故障を検出できるか否かを算出する構成としてもよい。
また、トランジスタレベルのシミュレーションの結果から故障検出率を算出する構成を示したが、これに限るものではなく、ゲートレベルのシミュレーションの結果を基に故障検出率を算出する構成であってもよく、また、デジタル回路及びアナログ回路が混在する半導体集積回路の場合には、デジタル回路についてはゲートレベルのシミュレーションを行い、アナログ回路についてはトランジスタレベルのシミュレーションを行う構成としてもよい。また、図10に示すように半導体集積回路のレイアウトを強調表示する構成を示したが、これに限るものではなく、図3に示すような回路図の配線を強調表示する構成であってもよい。また、図1においては1つのコンピュータ中にトランジスタレベルシミュレーションプログラム11、レイアウト作成プログラム12及び故障検出率算出プログラム13を備える構成を示したが、これに限るものではなく、各プログラムが別のコンピュータに備えられ、各プログラムがコンピュータの通信インタフェース5を介して通信を行う構成であってもよく、また、各プログラムの出力結果をCD又はDVD等の記録媒体を介して交換する構成であってもよい。
本発明に係るテストパターンの検出率算出装置としてのコンピュータの構成を示すブロック図である。 ハードディスクに記録されたプログラム及びデータの相互関係を示す模式図である。 半導体集積回路の回路例を示す回路図である。 半導体集積回路のレイアウト例を示す模式図である。 半導体集積回路にテストパターンを入力した場合の各配線の電位を示す波形図である。 半導体集積回路にテストパターンを入力した場合の隣り合う配線間の電位差を示す波形図である。 半導体集積回路の隣り合う配線のショートの故障を検出できるか否かの判定結果を示す図表である。 本発明に係る故障検出率算出プログラムの処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係る故障検出率算出プログラムの処理手順を示すフローチャートである。 半導体集積回路のレイアウトの強調表示例を示す模式図である。
符号の説明
1 CPU
2 RAM
3 操作部
4 表示部
5 通信インタフェース
6 ハードディスク
7 バス
11 トランジスタレベルシミュレーションプログラム
12 レイアウト作成プログラム
13 故障検出率算出プログラム
21 回路データ
22 テストパターン
23 電位情報
24 隣接配線情報
25 レイアウトデータ
26 設定ファイル
27 故障検出率ファイル
28 表示用データ
100 半導体集積回路
n1、n2、n3、n4、n5、n6、n7 配線
P1、P2、P3、P4、P5 PMOSトランジスタ
N1、N2、N3、N4、N5 NMOSトランジスタ

Claims (14)

  1. 半導体集積回路を検査するテストパターンが検査の結果検出する故障の検出率を算出するテストパターンの検出率算出方法において、
    前記半導体集積回路の配置情報から隣り合う配線を抽出し、
    前記テストパターンを前記半導体集積回路に入力した場合の各配線の電位を算出し、
    算出した結果を基に、隣り合う配線間の電位差が、所定の電位差より大きくなるか否かを判定し、
    該判定の結果に応じて、前記検出率を算出すること
    を特徴とするテストパターンの検出率算出方法。
  2. 隣り合う配線間の電位差を判定するタイミングに係る情報を取得し、
    隣り合う配線間の電位差の判定は、テストパターン中の前記タイミングに行う請求項1に記載のテストパターンの検出率算出方法。
  3. 隣り合う配線の組の総数に対して、電位差が所定の電位差より大きくなると判定された隣り合う配線の組の数の割合を前記検出率として算出する請求項1又は請求項2に記載のテストパターンの検出率算出方法。
  4. 半導体集積回路を検査するテストパターンが検査の結果検出する故障の検出率をコンピュータに算出させるコンピュータプログラムにおいて、
    前記半導体集積回路の配置情報から抽出された隣り合う配線に係る情報を取得するステップと、
    前記テストパターンを前記半導体集積回路に入力した場合の各配線の電位に係る情報を取得するステップと、
    隣り合う配線間の電位差が、所定の電位差より大きくなるか否かの判定を行うステップと、
    該ステップによる判定結果に応じて、前記検出率の算出を行うステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  5. 前記所定の電位差に係る情報を取得するステップを含み、
    前記判定を行うステップでは、取得した前記情報に応じて判定を行う請求項4に記載のコンピュータプログラム。
  6. 隣り合う配線間の電位差の判定を行うタイミングに係る情報を取得するステップを含み、
    前記判定を行うステップでは、テストパターン中の前記タイミングに判定を行う請求項4又は請求項5に記載のコンピュータプログラム。
  7. 前記算出を行うステップでは、隣り合う配線の組の総数に対して、電位差が所定の電位差より大きくなると判定された隣り合う配線の組の数の割合を前記検出率として算出する請求項4乃至請求項6のいずれか1つに記載のコンピュータプログラム。
  8. 前記半導体集積回路の配置情報を取得するステップと、
    前記判定を行うステップでの判定結果を基に、各配線の前記配置情報に応じた配置位置に強調表示を行う表示用データを作成するステップとを含む請求項4乃至請求項7のいずれか1つに記載のコンピュータプログラム。
  9. 前記強調表示は、前記判定結果に応じて色の印を各配線の配置位置に表示するものである請求項8に記載のコンピュータプログラム。
  10. 半導体集積回路を検査するテストパターンが検査の結果検出する故障の検出率を算出するテストパターンの検出率算出装置において、
    前記半導体集積回路の配置情報から抽出された隣り合う配線に係る情報を取得する配線情報取得手段と、
    前記テストパターンを前記半導体集積回路に入力した場合の各配線の電位に係る情報を取得する電位情報取得手段と、
    隣り合う配線間の電位差が、所定の電位差より大きくなるか否かの判定を行う判定手段と、
    該判定手段の判定結果に応じて、前記検出率の算出を行う算出手段と
    を備えることを特徴とするテストパターンの検出率算出装置。
  11. 隣り合う配線間の電位差の判定を行うタイミングに係る情報を取得するタイミング情報取得手段を備え、
    前記判定手段は、テストパターン中の前記タイミングに判定を行うようにしてある請求項10に記載のテストパターンの検出率算出装置。
  12. 前記算出手段は、隣り合う配線の組の総数に対して、電位差が所定の電位差より大きくなると判定された隣り合う配線の組の数の割合を前記検出率として算出するようにしてある請求項10又は請求項11に記載のテストパターンの検出率算出装置。
  13. 前記半導体集積回路の配置情報を取得する配置情報取得手段と、
    前記判定手段の判定結果を基に、各配線の前記配置情報に応じた配置位置に強調表示を行う表示用データを作成する作成手段と、
    前記表示用データの表示に係る処理を行う表示処理手段と
    を備える請求項10乃至請求項12のいずれか1つに記載のテストパターンの検出率算出装置。
  14. 前記電位情報取得手段は、前記半導体集積回路のトランジスタレベルシミュレーションを実行し、各配線の電位に係る情報を取得するようにしてある請求項10乃至請求項13のいずれか1つに記載のテストパターンの検出率算出装置。
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