JP2005514420A - タンパク質キナーゼ阻害剤として有用なインドリン誘導体 - Google Patents

タンパク質キナーゼ阻害剤として有用なインドリン誘導体 Download PDF

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Abstract

式(I)
【化16】
Figure 2005514420

の化合物(ここで、R、R、RおよびRは、本明細書中で示した意味を有する)は、増殖性障害(例えば、癌)を処置するのに有用なレセプタチロシンキナーゼ阻害剤である。本発明はまた、本発明の化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩と薬学的に受容可能なキャリアとを含有する医薬組成物を提供する。それに加えて、本発明は、チロシンキナーゼ阻害剤に応答性の状態を処置する方法を提供し、該方法は、処置が必要な患者に、本発明の化合物の処置有効量を投与する工程を包含する。さらに、本発明は、医学療法で使用する本明細書中で記述した本発明の化合物だけでなく、チロシンキナーゼ阻害剤に応答性の疾患または状態を処置する処方物または医薬の製造における本発明の化合物の使用を提供する。

Description

(発明の分野)
本発明は、医薬品として有用な新規インドリノン誘導体、該化合物を調製する方法、該化合物を調製するのに有用な中間体、該化合物を含有する医薬組成物、および医薬品としての該化合物の使用に関する。
(発明の背景)
WO96/40116は、ある種のピロール置換2−インドリノン誘導体がレセプタチロシンキナーゼ阻害剤に応答性の状態(例えば、癌のような増殖障害)を処置するのに有用なレセプタチロシンキナーゼ阻害剤であることを開示している。17ページで開示された好ましい化合物は、3−(2,3−ジメチルピロール−5−イル)メチレン]−2−インドリノンであり、これはまた、SU5416として知られている。残念なことに、この化合物は、水溶性に乏しく、経口投与および静脈内投与する際の生体利用能が低いことが発見されている。
WO99/61422は、さらに、レセプタチロシンキナーゼ阻害剤として、ピロール置換2−インドリノン誘導体を開示している。好ましい化合物は、214ページで化合物5として開示されているが、3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロインドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]プロピオン酸であり、これはまた、SU6668として知られている。この化合物は、SU5416に対して優れた経***性を有することが発見されているが、その化合物がレセプタチロシンキナーゼFlt−3を阻害する性能に欠けることが報告されている(Abstract 497,Anne−Marie O’Farrellら、America Society of Hematology Meeting,Orlando,Florida,USA,December 7−11,2001)。急性骨髄性白血病(AML)患者の約30%がFlt−3の変異形態(これらは、Flt−3の構成的チロシンリン酸化を引き起こす)を有することが発見されているので、Flt−3は、特に、AMLを処置するためのチロシンキナーゼ阻害剤の重要な標的である(Levisら、Blood,1 August,2001,Vol.98.No.3,pp 885−887)。
WO01/60814は、レセプタチロシンキナーゼ阻害剤として、ある種のアミド置換基をピロール環に直接結合したピロール置換2−インドリノン誘導体を開示している。
WO02/055517は、その4位置をアリール置換基で置換したインドリノンを開示しており、これらは、タンパク質キナーゼ変調性能を示す。
WO01/42243は、1個またはそれ以上のリンカー基により各ピロールの3位置を介して共有結合した2個またはそれ以上のピロール置換2−インドリノン基を含有する特定の化合物もまた、レセプタチロシンキナーゼ阻害剤として有用であることを開示している。
それにもかかわらず、レセプタチロシンキナーゼ阻害剤に応答性の状態の重症度および特定のキナーゼ阻害剤標的の最近の同定を考慮すると、多様な特性を備えた新しいレセプタチロシンキナーゼ阻害剤の存在が必要とされている。
(発明の要旨)
ピロールの4位置に特定のカルボキサミドエチル基を有するピロール置換2−インドリン誘導体は、現在、特に望ましい特性を有するレセプタチロシンキナーゼの阻害剤であることが発見されている。
従って、本発明は、式(I)の化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩を提供する:
Figure 2005514420
ここで:
(i)Rは、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わす;そしてRは、式−A−NRの基を表わし、ここで、RおよびRの各々は、別個に、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わし、そしてAは、(CH、(CH−A−(CHまたは(CHCHO)CHCHを表わし、ここで、mは、2〜10の整数であり、nおよびpの各々は、1〜6の整数であり、Aは、CH=CH、フェニレン、ビフェニレン、シクロヘキシレンまたはピペリジニレンであり、そしてqは、1、2または3である;
(ii)RおよびRは、共に、−A−NR−A−を表わし、ここで、AおよびAの各々は、別個に、(CHまたは(CHCHO)CHCHを表わし、ここで、rは、2〜6の整数であり、sは、1、2または3であり、そしてRは、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わす;
(iii)RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、ピペリジニル基を表わし、該ピペリジニル基は、その4位置で、式−A−Rの置換基を有し、ここで、Aは、(1−4C)アルキレンを表わし、そしてRは、ピペリジン−4−イルを表わす;または
(iv)RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、ピロリジニル基、ピペリジニル基またはモルホリノ基を表わす;そして
およびRは、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、(1−4C)アルキル基、(1−4C)アルコキシ基、フェニル基、式RS(O)NR10−の基、式R11N(R12)S(O)−の基、式R13C(O)N(R14)−の基または式R15N(R16)C(O)−の基を表わし、該フェニル基は、非置換であるか、またはハロゲン原子、(1−4C)アルキル基および(1−4C)アルコキシ基から別個に選択された1個または2個の置換基で置換されており、ここで、R、R11、R13およびR15の各々は、別個に、(1−4C)アルキル基またはフェニル基を表わし、該フェニル基は、非置換であるか、またはハロゲン原子、(1−4C)アルキル基および(1−4C)アルコキシ基から別個に選択された1個または2個の置換基で置換されており、そしてR10、R12、R14およびR16の各々は、別個に、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わす。
式(I)の化合物は、全細胞アッセイにおけるレセプタチロシンキナーゼPDGFR(血小板由来成長因子)、c−Kit、VEGFR(血管内皮成長因子)およびFlt−3の1種またはそれ以上の強力かつ選択的な阻害剤であることが発見されている。
本発明はまた、式(Ia)の化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩を提供する:
Figure 2005514420
ここで、Rは、水素、メチルまたはエチルである。
本発明はまた、本発明の化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩と薬学的に受容可能なキャリアとを含有する医薬組成物を提供する。
それに加えて、本発明は、チロシンキナーゼ阻害剤に応答性の状態を処置する方法を提供し、該方法は、処置が必要な患者に、本発明の化合物の処置有効量を投与する工程を包含する。
さらに、本発明は、医学療法で使用する本明細書中で記述した本発明の化合物だけでなく、チロシンキナーゼ阻害剤に応答性の疾患または状態を処置する処方物または医薬の製造における本発明の化合物の使用を提供する。
(詳細な説明)
本発明は、ピロール環の4位置をカルボキシアミドエチル置換基で置換した新規ピロール置換2−インドリン誘導体を提供する。
本明細書中で使用する場合、用語アルキルおよびアルキレンは、分枝または非分枝基を意味する。しかしながら、特定の基(例えば、エチル、エチレン、プロピル、プロピレン、ブチルまたはブチレン)の名称は、特に明記しない限り、非分枝基またはラジカル(例えば、プロプ−2−イル)を意味する。アルキル基の例には、メチル、エチル、プロピル、プロプ−2−イルおよびブチルがある。
ハロゲン原子との用語は、フッ素、塩素および臭素を含む。
「処置有効量」とは、処置が必要な患者に投与したとき、有効に処置するのに十分な量を意味する。
本明細書中で使用する「処置」との用語は、患者(例えば、哺乳動物(特に、ヒト))における疾患または病態の処置を意味し、これには、以下が挙げられる:
(a)疾患または病態が起こるのを防止すること(すなわち、患者の予防的処置);
(b)疾患または病態を緩和すること(すなわち、患者における疾患または病態をなくすかその退行を引き起こすこと);
(c)疾患または病態を抑制すること(すなわち、患者における疾患または病態の進行を遅くするか阻止すること);または
(d)患者における疾患または病態の症状を軽減すること。
「薬学的に受容可能な塩」との用語は、患者(例えば、哺乳動物)に投与することが容認可能な塩基または酸から調製した塩を意味する。このような塩は、薬学的に受容可能な無機または有機酸から誘導され得る。
薬学的に受容可能な塩が誘導される酸には、酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、ショウノウスルホン酸、クエン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコン酸、グルタミン酸、臭化水素酸、塩酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、粘液酸、硝酸、パントテン酸、リン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸、p−トルエンスルホン酸、キナホイック(xinafoic)酸(1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸)などが挙げられる。フマル酸、臭化水素酸、塩酸、酢酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、キナホイック酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、マレイン酸、コハク酸および安息香酸から誘導された塩は、特に好ましい。
式(I)の化合物の好ましい1亜群には、以下のものがある:
(i)Rは、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わす;そしてRは、式−A−NRの基を表わし、ここで、RおよびRの各々は、別個に、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わし、そしてAは、(CH、(CH−A−(CHまたは(CHCHO)CHCHを表わし、ここで、mは、2〜10の整数であり、nおよびpの各々は、1〜6の整数であり、Aは、CH=CH、フェニレン、ビフェニレン、シクロヘキシレンまたはピペリジニレンであり、そしてqは、1、2または3である;
(ii)RおよびRは、共に、−A−NR−A−を表わし、ここで、AおよびAの各々は、別個に、(CHまたは(CHCHO)CHCHを表わし、ここで、rは、2〜6の整数であり、sは、1、2または3であり、そしてRは、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わす;あるいは
(iii)RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、ピペリジニル基を表わし、該ピペリジニル基は、その4位置で、式−A−Rの置換基を有し、ここで、Aは、(1−4C)アルキレンを表わし、そしてRは、ピペリジン−4−イルを表わす。
上記の好ましい亜群に属する化合物は、良好な水溶性および良好な経口投与吸収性を示すことが発見されている。
この亜群の化合物では、好ましくは、
(i)Rは、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わす;そしてRは、式−A−NRの基を表わし、ここで、RおよびRの各々は、別個に、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わし、そしてAは、(CH、(CH−A−(CHまたは(CHCHO)CHCHを表わし、ここで、mは、2〜10の整数であり、nおよびpの各々は、1〜6の整数であり、Aは、CH=CH、フェニル−1,3−エン、フェニル−1,4−エン、ビフェニル−2,2’−エン、シクロヘキシ−1,3−イレンまたはピペラジン−1,4−イレンであり、そしてqは、1、2または3である;
(ii)RおよびRは、共に、−A−NR−A−を表わし、ここで、AおよびAの各々は、別個に、(CHまたは(CHCHO)CHCHを表わし、ここで、rは、2〜6の整数であり、sは、1、2または3であり、そしてRは、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わす;あるいは
(iii)RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、ピペリジニル基を表わし、該ピペリジニル基は、その4位置で、式−A−Rの置換基を有し、ここで、Aは、(1−4C)アルキレンを表わし、そしてRは、ピペリジン−4−イルを表わす。
好ましくは、
(i)Rは、メチル基を表わす;そしてRは、式−A−NRの基を表わし、ここで、Rは、水素原子を表わし、Rは、メチル基を表わし、そしてAは、(CH、(CH−A−(CHまたは(CHCHO)CHCHを表わし、ここで、mは、2〜10の整数であり、nおよびpの各々は、1または2であり、Aは、CH=CH、フェニル−1,3−エン、フェニル−1,4−エン、ビフェニル−2,2’−エン、シクロヘキシ−1,3−イレンまたはピペラジン−1,4−イレンであり、そしてqは、1、2または3である;
(ii)RおよびRは、共に、−A−NR−A−を表わし、ここで、AおよびAの各々は、別個に、(CHまたは(CHCHO)CHCHを表わし、ここで、rは、2〜6の整数であり、sは、1または2であり、そしてRは、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わす;あるいは
(iii)RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、ピペリジニル基を表わし、該ピペリジニル基は、その4位置で、式−A−Rの置換基を有し、ここで、Aは、プロピレンを表わし、そしてRは、ピペリジン−4−イルを表わす。
さらに好ましくは、
(i)Rは、メチル基を表わす;そしてRは、式−A−NRの基を表わし、ここで、Rは、水素原子を表わし、Rは、メチル基を表わし、そしてAは、以下を表わす:(CHであって、ここで、mは、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;(CH−A−(CHであって、ここで、nおよびpは、それぞれ、1であり、そしてAは、CH=CH、フェニル−1,3−エン、フェニル−1,4−エン、ビフェニル−2,2’−エンまたはシクロヘキシ−1,3−イレンである;(CH−A−(CHであって、ここで、nおよびpは、それぞれ、2であり、そしてAは、ピペラジン−1,4−イレンである;または(CHCHO)CHCHであって、ここで、qは、2または3;
(ii)RおよびRは、一緒になって、−(CH−NH−(CH−、−(CH−N(CH)−(CH−、−(CH−N(CHCH)−(CH−、−(CH−NH−(CH−、または−(CHCHO)CHCH−NH−(CHCHO)CHCH−を表わす;あるいは
(iii)RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、ピペリジニル基を表わし、該ピペリジニル基は、その4位置で、式−A−Rの置換基を有し、ここで、Aは、プロピレンを表わし、そしてRは、ピペリジン−4−イルを表わす。
特に好ましい亜群の化合物には、以下のものがある:Rは、メチル基を表わす;そしてRは、式−A−NRの基を表わし、ここで、Rは、水素原子を表わし、Rは、メチル基を表わし、そしてAは、(CHまたはCH−CH=CH−CHを表わし、ここで、mは、2〜6の整数である。
この亜群に属する化合物は、1種またはそれ以上の上記レセプターチロシンキナーゼの阻害剤として、特に良好な効力を示すことが発見されている。
この亜群のうちでは、好ましくは、Aは、(CHまたはCH−CH=CH−CHを表わし、ここで、mは、2、3または4である。
さらに好ましくは、Aは、(CH、(CHまたはCH−CH=CH−CHを表わす。
が(CHを表わす化合物は、特に好ましい。
他の好ましい亜群の化合物には、RおよびRが、一緒になって、−A−NR−A−を表わし、ここで、AおよびAの各々が、別個に、(CHまたは(CHCHO)CHCHを表わし、ここで、rが、2〜6の整数であり、そしてsが、1、2または3であり、そしてRが、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わすものがある。
この亜群に属する化合物もまた、特に良好な効力を示すことが発見されている。
この亜群では、好ましくは、RおよびRは、一緒になって、−(CH−NR−(CH−または−(CH−NR−(CH−、特に、−(CH−NR−(CH−を表わす。
の特定値の例には、水素、メチル、エチル、プロピル、プロプ−2−イルおよびブチルがある。
が水素を表わす化合物は、特に好ましい。
およびRを参照すると、特定値の例には、以下がある:
水素;
ハロゲン原子には:フッ素、塩素または臭素、特に、臭素;
(1−4C)アルキル基には:メチル;
(1−4C)アルコキシ基には:メトキシ;
非置換または置換フェニル基には:フェニル;
、R10、R12およびR14には、:メチルまたはフェニル;
、R11、R13およびR15には:水素;
そして式R12C(O)N(R13)−には:CHC(O)NH−およびCC(O)NH−。
好ましくは、RおよびRは、それぞれ別個に、水素原子、臭素原子、CHC(O)NHまたはCC(O)NHを表わす。さらに好ましくは、RおよびRは、それぞれ別個に、水素原子を表わす。
式(I)の化合物の他の好ましい群には、以下の化合物がある:
(i)Rは、メチル基を表わし、そしてRは、式−A−NHCHの基を表わし、ここで、Aは、(CH、CHCH=CHCH、CH−フェニレン−CHまたはCH−シクロヘキシレン−CHを表わし、ここで、mは、2〜8の整数である;または
(ii)RおよびRは、一緒になって、−(CH−NH−(CH−、−(CH−N(CH)−(CH−、−(CH−N(CHCH)−(CH−または−(CH−NH−(CH−を表わす;そして
およびRは、それぞれ別個に、水素である。
上記亜群の化合物は、1種またはそれ以上のレセプターチロシンキナーゼの阻害剤として、特に良好な抗力を示すことが発見されている。特に、このような化合物は、下記の細胞内Ca2+FLIPRまたは免疫沈降アッセイにおいて、1μM未満のVEGFRチロシンキナーゼを阻害するIC50値を示した。
上記亜群のうちでさらに好ましい亜群の化合物には、以下の化合物がある:
(i)Rは、メチル基を表わし、そしてRは、式−A−NHCHの基を表わし、ここで、Aは、(CH、CHCH=CHCHまたはCH−(1,4−フェニレン)−CHを表わし、ここで、mは、2または3である;または
(ii)RおよびRは、一緒になって、−(CH−NH−(CH−、−(CH−N(CH)−(CH−、−(CH−N(CHCH)−(CH−または−(CH−NH−(CH−を表わす。
このさらに好ましい亜群の化合物に属する化合物は、下記の細胞内Ca2+FLIPRまたは免疫沈降アッセイにおいて、1μM未満のVEGFRおよびPDGFRの両方のチロシンキナーゼを阻害するIC50値を示した。
式(I)の化合物の特に好ましい亜群には、式(Ia)の化合物:
Figure 2005514420
およびそれらの薬学的に受容可能な塩があり、ここで、Rは、水素、メチルまたはエチルである。
特別に言及し得る式(Ia)の化合物には、以下がある:
3−[3,5−ジメチル−4−(3−オキソ−3−ピペラジン−1−イルプロピル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オンおよび
3−[3,5−ジメチル−4−[3−オキソ−3−(4−エチル)ピペラジン−1−イルプロピル]−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オン。
化合物3−[3,5−ジメチル−4−(3−オキソ−3−ピペラジン−1−イルプロピル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オンおよびそれらの薬学的に受容可能な塩は、特に好ましい。この化合物は、PDGFR、c−Kit、VEGFRおよびFlt−3の非常に強力かつ選択的な阻害剤であることが発見されている。それはまた、水溶性が高く、ラットに経口投与したときに吸収が優れていることが発見されている
特別に言及し得る式(I)の他の化合物には、3−[3,5−ジメチル−4−(3−オキソ−3−ホモピペラジン−1−イルプロピル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オンがある。
式(I)の化合物は、癌の形態のような増殖性障害を治療するレセプターチロシンキナーゼ阻害剤として有用であり、増殖性障害には、急性骨髄性白血病、小細胞肺癌、前立腺癌、胃腸癌、乳癌および脳腫瘍、および他の増殖性障害(例えば、再狭窄)が挙げられるが、これらに限定されない。これらの化合物はまた、固形腫瘍の増殖を制限する際に有用であり得る。
他の局面によれば、本発明は、式(I)の化合物を調製する方法を提供し、該方法は、以下の工程を包含する:
(a)式(II)の化合物:
Figure 2005514420
またはそれらの反応性誘導体を、式(III)の化合物
Figure 2005514420
またはそれらの反応性誘導体と反応させる工程であって、
ここで、R、R、RおよびRは、上で定義したとおりであるか、または
(b)またはRまたはRが水素原子である式(I)の化合物について、式(IV)の化合物:
Figure 2005514420
を脱保護する工程であって、
ここで、R1aおよびR2aは、RまたはRをそれぞれR5aまたはR7aで置き換えたこと以外は、RおよびRについて上で定義したとおりであり、ここで、R5aおよびR7aは、それぞれ別個に、アミン保護基であり、そしてRおよびRは、上で定義したとおりである;
続いて、薬学的に受容可能な塩が必要である場合、薬学的に受容可能な塩を形成する工程。
工程(a)では、式(II)の化合物と式(III)の化合物との反応は、好都合には、通常のアミドカップリング方法を使用して、実行され得る。例えば、式(II)の酸は、塩基(例えば、N,N−ジイソプロピルエチルアミンおよび1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(HOAt))の存在下にて、カップリング剤(例えば、ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)またはo−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU))で処理され、続いて、式(III)の化合物が加える。好都合な溶媒には、極性非プロトン性有機溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド)が挙げられる。その温度は、好都合には、0〜50℃の範囲である。あるいは、式(II)の化合物は、酸ハロゲン化物(例えば、塩化物)に変換され得、次いで、式(III)の化合物と反応され得る。
工程(b)では、R5aまたはR7aで表わされるアミン保護基は、通常のアミン保護基であり得る。アミン保護基の例は、Greene and Wuts,Protecting Groups in Organic Synthesis,2版、John Wiley & Sons,NY,1991およびMcOmie,Protecting Groups in Organic Chemistry,Plenum Press,NY,1973で記述されている。アミン保護基の例には、アシル基(例えば、(1−6C)アルカノイル基(例えば、アセチル));(1−6C)アルコキシカルボニル基(例えば、t−ブトキシカルボニル);およびアリールメトキシカルボニル基(例えば、ベンジルオキシカルボニル);およびアリールメチル基(例えば、ベンジル)が挙げられる。
アシルアミン保護基は、好都合には、酸(例えば、トリフルオロ酢酸)で処理することにより、除去され得る。
式(IV)の化合物は、工程(a)の方法に従って、式(II)の化合物を式(V)のアミン:
Figure 2005514420
と反応させることにより、調製され得、
ここで、R1aおよびR2aは、上で定義した通りである。
式(II)の化合物は、例えば、WO99/61422から公知である。それらはまた、式(VI)の化合物:
Figure 2005514420
を式(VII)の化合物
Figure 2005514420
と反応させることにより、調製され得る。
この反応は、好都合には、塩基(例えば、ピペリジン)の存在下にて、有機溶媒(例えば、エタノール)中で、還流下にて、実行される。
式(VII)の化合物は、例えば、WO99/61422から公知である。
式(VI)の化合物は、式(VIII)の化合物:
Figure 2005514420
をオキシ塩化リンおよびジメチルホルムアミドと反応させることに続いて、例えば、アルキル加水分解により、保護基R8aを除去することにより、調製され得、
ここで、R8aは、カルボキシ保護基(例えば、(1−6C)アルキル基(例えば、メチル))を表わす。
式(VIII)の化合物は、添付の実施例で記述した方法に従って、対応するカルボン酸(R8aは、水素である)を介して調製され得る。
本明細書中で記述した特定の中間体(例えば、式(IV)の化合物)は、新規であると考えられる。このような全ての新規中間体は、本発明のさらに他の局面として、提供される。
(医薬組成物)
本発明の化合物は、医薬品として使用するとき、通常、医薬組成物として投与される。これらの組成物は、薬学的に受容可能な希釈剤またはキャリアと共に、活性成分としての本発明の化合物を含有する。これらの組成物は、任意の投与経路(特に、経口投与、直腸投与、経皮投与、皮下投与、静脈内投与、筋肉内投与または鼻内投与)で処方され得る。これらの組成物は、任意の好都合な形態(例えば、錠剤、カプセル剤、溶液、懸濁液、分散液、シロップ、噴霧剤、ゲル、座薬、パッチおよび乳濁液)で処方され得る。
特定の投与様式に適当な医薬組成物の調製は、薬学分野の当業者の範囲内である。さらに、このような組成物の成分は、例えば、Sigma(St.Louis,MO)から市販されている。さらに別の例として、通常の処方技術は、Remington:The Science and Practice of Pharmacy,20版、Lippincott Williams & White,Baltimore,MD(2000);およびH.C.Anselら、Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems,7版、Lippincott Williams & White,Baltimore,MD(1999)で記述されている。
別の局面によれば、本発明は、医薬組成物を提供し、これは、薬学的に受容可能な希釈剤またはキャリアと共に、治療有効量の式(I)の化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩を含有する。
好ましい実施態様では、本発明の医薬組成物は、経口投与に適当である。経口投与に適当な医薬組成物は、カプセル剤、錠剤、丸薬、薬用ドロップ、カシュ剤、糖衣錠、粉剤、顆粒の形態、または液体中の溶液または懸濁液などであり得る;各々は、活性成分として、所定量の本発明の化合物のを含有する。
錠剤の形態の組成物は、固形組成物を調製するのに通常使用される任意の適当な薬学的なキャリアを使用して、調製できる。このようなキャリアの例には、ステアリン酸マグネシウム、デンプン、ラクトース、ショ糖、微結晶性セルロースおよび結合剤(例えば、ポリビニルピロリドン)が挙げられる。それに加えて、活性化合物は、親水性または疎水性マトリックスを含有する錠剤として、徐放剤形態で処方できる。
カプセル形態の組成物は、例えば、硬質ゼラチンカプセルに活性化合物および賦形剤を取り込むことにより、通常のカプセル化手順を使用して、調製できる。あるいは、活性化合物および高分子量ポリエチレングリコールの半固形マトリックスが調製でき、硬質ゼラチンカプセルに充填できる;または活性化合物のポリエチレングリコール溶液または食用油懸濁液が調製され、そして軟質ゼラチンカプセルに充填できる。
別の好ましい実施態様では、本発明の化合物は、注射(例えば、静脈内注射)用に処方できる。静脈内注射に典型的な組成物は、無菌等張水溶液からなり、これは、例えば、活性化合物と、ブドウ糖または塩化ナトリウム、またはブドウ糖および塩化ナトリウムの混合物からなる。適当な賦形剤の他の例には、乳酸加リンガー溶液の注射、乳酸加リンガー溶液+ブドウ糖の注射、Normosol−Mおよびブドウ糖、Isolyte E、アシル化リンガー溶液の注射などがある。この処方には、必要に応じて、共溶媒(例えば、ポリエチレングリコール);キレート化剤(例えば、エチレンジアミン四酢酸);安定化剤(例えば、シクロデキストリン);および抗酸化剤(例えば、メタ亜硫酸水素ナトリウム)が含有され得る。
別の局面によれば、本発明は、治療で使用するために、式(I)の化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩を提供する。
式(I)の化合物は、レセプターチロシンキナーゼ阻害剤として有用である。別の局面によれば、それゆえ、本発明は、チロシンキナーゼ阻害剤に応答性の状態を治療する医薬品を製造するための、式(I)の化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩の使用を提供する。
さらに別の局面によれば、本発明は、チロシンキナーゼ阻害剤に応答性の状態を治療するのに使用する医薬組成物を提供し、該組成物は、式(I)の化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩を含有する。
本発明はまた、チロシンキナーゼ阻害剤に応答性の状態を治療する方法を提供し、該方法は、治療が必要な患者に、有効量の式(I)の化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩を投与する工程を包含する。
この患者は、例えば、哺乳動物(例えば、コンパニオンアニマル)であり得、好ましくは、ヒトである。
患者に投与する化合物の用量(すなわち、有効量)は、多くの要因に依存しており、これには、使用する特定の化合物、治療する状態の性質および重症度、患者の種、患者の体重および投与経路が挙げられる。一般に、体重1kgあたり0.01〜100μM/kgの範囲の用量が投与される。
以下の非限定的な実施例は、本発明の代表的な医薬組成物を示す。
(処方実施例A)
経口投与用の硬質ゼラチンカプセルは、以下のようにして調製する:

成分 量
本発明の化合物 250mg
ラクトース(噴霧乾燥) 200mg
硫酸マグネシウム 10mg

代表的な手順:これらの成分を十分に混ぜ合わせ、次いで、硬質ゼラチンカプセル(1カプセルあたり、460mgの組成物)に装填する。
(処方実施例B)
経口投与用の硬質ゼラチンカプセルは、以下のようにして調製する:

成分 量
本発明の化合物 20mg
デンプン 89mg
微結晶セルロース 89mg
硫酸マグネシウム 10mg

代表的な手順:これらの成分を十分に混ぜ合わせ、次いで、No.45メッシュU.S.シーブに通し、そして硬質ゼラチンカプセル(1カプセルあたり、200mgの組成物)に装填する。
(処方実施例C)
経口投与用のカプセルは、以下のようにして調製する:

成分 量
本発明の化合物 100mg
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート 50mg
デンプン粉末 250mg

代表的な手順:これらの成分を十分に混ぜ合わせ、次いで、硬質ゼラチンカプセル(1カプセルあたり、300mgの組成物)に装填する。
(処方実施例D)
経口投与用の錠剤は、以下のようにして調製する:

成分 量
本発明の化合物 250mg
微結晶セルロース 400mg
ヒュームド二酸化ケイ素 10mg
ステアリン酸 5mg

代表的な手順:これらの成分を十分に混ぜ合わせ、次いで、硬質ゼラチンカプセル(1カプセルあたり、460mgの組成物)に装填する。
(処方実施例E)
注射可能処方は、以下のようにして調製する:

成分 量
本発明の化合物 0.2g
酢酸ナトリウム緩衝液(0.4M) 400mg
HCl(0.5N)またはNaOH(0.5N) pH4までq.s.
水(蒸留水、無菌) 20mLまでq.s.

代表的な手順:上記成分を混ぜ合わせ、そのpHを、0.5N HClまたは0.5N NaOhを使用して、4±0.5に調整する。
(合成実施例)
以下の合成実施例は、本発明を例示するための提供されており、決して、本発明の範囲を限定すると解釈すべきではない。
(一般)
試薬および溶媒は、特に明記しない限り、業者から受容したまま使用した。全ての反応は、特に明記しない限り、室温で、大気圧から大きく外れることなく、実行した。イオンスプレー質量スペクトル(IS−MS)は、PE Sciex API 150EX質量分析計を使用して、得た。核磁気共鳴(NMR)スペクトルは、300MHzで記録した。化学シフト(δ)は、テトラメチルシランの低磁場のppmで報告する。分析用逆相HPLC(RP−HPLC)は、2.1mm×50mm、3.5μmC18Zorbax Plus Bonus−RPカラムを使用して、HP1100器具で実行した。これらの分析用の分離には、0.5分間のアイソクラチック期間に続いて、0.5mL/分の流速で、0.1%の水中にて、0.1%トリフルオロ酢酸/アセトニトリル(ACN)の4.5分間勾配であった。分取RP−HPLCは、Varian ProStarシステム(これは、それぞれ、2.5−または10cm×25cm、8μmC18Rainin Dynamaxカラムおよび10−または50mL/分の流速を使用する)にて、トリフルオロ酢酸(TFA)緩衝ACN/水勾配を使用して、実行した。
(中間体の調製)
(中間体1)
(2−カルボキシメチル−3,5−ジメチル−1H−ピロール−4−カルボン酸)
3,5−ジメチル−2,4−ピロールジカルボン酸ジエチルエーテル(200g、836mmol)を1Lのビーカーに入れ、そして濃硫酸(HSO)400mLで処理した。その混合物を攪拌し、ヒートガンの助けを借りて45℃まで加熱し、次いで、36〜42℃で、25分間維持した。この反応混合物を3L砕氷に注ぎ、そして30分間攪拌した。濾過により黄色固形物を回収し、そして水200mLで洗浄した。この固形物を4L三角フラスコに移し、そして1N水酸化ナトリウム溶液(NaOH)2Lで処理したのに続いて、10N NaOH(100mL)で処理した。この塩基性混合物を濾過し、その黄色固形残留物を捨てた。その濾液をHSOで酸性化した。得られた固形物を吸引濾過により回収し、そして2×500mLの水で洗浄した。吸引乾燥した後、その物質を6L三角フラスコに移し、そしてアセトン4Lで簡単に温浸した。室温(RT)で一晩放置した後、その固形物を濾過により集め、そして真空デシケータ中にて乾燥して、139g(659mmol、79%)の表題化合物を得た。H NMR(DMSO−d)δ4.22(q,2H)、2.44(s,3H)、2.38(s,3H)、1.27(t,3H)。
(中間体2)
(2−カルボキシエチル−3,5−ジメチル−1H−ピロール)
中間体1(137g、650mmol)を500mL三角フラスコに入れ、そしてエタノールアミン(80g、1.3mol)で処理した。次いで、その混合物を、加熱マントルで、220℃まで加熱して、約30分間にわたって、褐色溶液を生成し、その時点で、気体の発生は、実質的に止まった。この反応物をさらに30分間加熱し、次いで、2L氷水に注いだ。その粗生成物を吸引濾過により集め、次いで、95%エタノール(EtOH)700mLで温浸した。この混合物を熱い間に濾過し、その濾液をゆっくりと室温まで冷却し、次いで、−20℃まで冷却した。得られた結晶を吸引濾過により集め、そして真空デシケータ中にて乾燥して、75.6g(453mmol、70%)の表題化合物を得た。H NMR(DMSO−d)δ5.72(s,1H)、4.17(q,2H)、2.18(s,3H)、2.13(s,3H)、1.25(t,3H)。
(中間体3)
(2−カルボキシエチル−3,5−ジメチル−1H−ピロール−4−カルボキシアルデヒド)
中間体2(75.6g、453mmol)を乾燥1L三ッ口丸底フラスコに入れた。この固形物を、無水N,N−ジメチルホルムアミド(DMF、43.8mL、566mmol)で処理した。このフラスコを振盪して、その固形物全体にわたってDMFを分散した。このフラスコを氷浴で冷却し、その混合物に、滴下漏斗を経由して、30分間にわたって、オキシ塩化リン(POCl、52.7mL、566mmol)を加えた。このフラスコを振盪して、これらの試薬を一様に分散した。次いで、そのフラスコを100℃油浴に浸漬し、そして磁気攪拌しつつ、6時間加熱した。得られた深赤色混合物を氷水浴で冷却し、そして氷水200mLで処理すると、激しい発熱反応が起こった。氷水200mLを追加した後、この混合物を、酢酸ナトリウム飽和水溶液(NaOAc)で、pH5に調整した。その粗生成物を吸引濾過により単離し、そして700mLの温1:1 EtOH:水から結晶化して、黒色針状物として、65.8g(337mmol、74%)の表題化合物を得た。H NMR(DMSO−d)δ9.88(s,1H)、4.23(q,2H)、2.46(s,3H)、2.43(s,3H)、1.28(t,3H)。
(中間体4)
(3−(5−カルボキシエチル−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−イル)プロペン酸)
500mL一ッ口丸底フラスコにて、中間体3(65.8g、337mmol)およびマロン酸(39.0g、375mmol)を混ぜ合わせ、無水EtOH(350mL)で処理し、そして30分間にわたって、還流させた。得られた黒色溶液に、アニリン(34.0mL、375mmol)を加え、その混合物を、さらに5時間還流した。減圧下にて溶媒を除去し、その残留物を2.5M塩酸(HCl)400mLで処理し、暖め、次いで、室温まで冷却した。吸引濾過により紫色固形物を集め、1Lビーカーに移し、そして攪拌しつつ、2N NaOH(250mL)で処理した。得られたスラリーを濾過し、それらの固形物を希塩基100mLで洗浄した。その紫色残留物を捨てた。その赤色濾液を氷浴で冷却し、攪拌し、そして約70mLの6M HClで酸性化した。吸引濾過により、得られた濃厚な白色ペーストを集め、水で洗浄し、そして空気乾燥して、表題化合物を得た。H NMR(DMSO−d)δ7.52(d,1H)、5.93(d,1H)、4.22(q,2H)、2.35(s,3H)、2.31(s,3H)、1.28(t,3H)。
(中間体5)
(3−(2−カルボキシエチル−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−イル)プロピオン酸)
中間体4を2N NaOH(220mL)に溶解し、そして活性炭上10%パラジウム3.5gと混ぜ合わせた。その混合物を、50psiで、28時間水素化し、次いで、セリットで吸引濾過した。このセリットを水50mLで洗浄した。その濾液のアリコートを乾燥状態まで蒸発させ、表題化合物の完全な還元は、H NMRで確認した:(DO)δ4.07(q,2H)、2.46(t,2H)、2.06(s,3H)、2.05(t,2H)、2.00(s,3H)、1.13(t,3H)。残りの濾液を、さらに操作することなく、次の工程に運んだ。
(中間体6)
(3−(2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−イル)プロピオン酸)
先の工程から得た濾液(これは、中間体6を含有する)を10N NaOH(30mL)で処理し、そして還流状態で、20時間加熱した。その反応混合物のアリコートを酸性化し、そして乾燥状態まで蒸発させた。この表題化合物の完全な加水分解/脱炭酸化は、H NMRにより確認した。(DMSO−d)δ9.86(s,1H)、6.18(2,2H)、2.42(m,2H)、2.03(s,3H)、1.93(m,2H)、1.87(s,3H)。この反応混合物を、さらに操作することなく、次の工程に運んだ。
(中間体7)
(3−(2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−イル)プロピオン酸メチル)
先の工程から得た中間体6の溶液を、60℃で、減圧下にて、約200mLまで濃縮し、氷水浴にて冷却し、そして約50mlの50%HSOを使用して、pH2まで酸性化した。得られた混合物をガラスフリットで濾過した。その濾液をジエチルエーテル(EtO、2×100mL)で抽出し、その残留物をのEtO(3×100mL)で抽出した。合わせた赤色有機抽出物を水(2×100mL)で洗浄し、2L三角フラスコに移し、そして攪拌しつつ、ジアゾメタンのエーテル溶液680mLで処理した。室温で30分間攪拌した後、過剰のジアゾメタンを氷酢酸(HOAc)でクエンチした。その反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム(NaHCO)溶液(2×200mL)で抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして蒸発させて、粗赤色オイル52.6gを得た。これを、145℃および0.2mmHg圧で、バルブ−トゥー−バルブ蒸留で精製して、表題化合物(38.4g、211mmol、中間体3からの全収率63%)を得た。H NMR(DMSO−d)δ9.92(s,1H)、6.22(s,1H)、3.54(s,3H)、2.52(t,2H)、2.32(t,3H)、2.02(s,3H)、1.87(s,3H)。
(中間体8)
(3−(5−ホルミル−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−イル)プロピオン酸)
乾燥した250mLの三ッ口丸底フラスコに、無水DMF(13.8mL、189mmol)を加えた。これを氷水浴にて冷却し、そして10分間にわたって、POCl(15.0mL、160mmol)を滴下して処理した。その混合物を無水1,2−ジクロロエタン(DCE)120mLで希釈し、そして室温まで暖めて、淡橙色溶液を生成した。この混合物を、凍結ブライン浴中にて、−10℃まで冷却すると、その時点で、沈殿物が形成された。10分間にわたって、DCE(30mL)に溶解した中間体7(14.5g、80.0mmol)を滴下した。その反応混合物を冷却浴から取り出し、室温で、10分間攪拌し、次いで、減圧下にて、30℃で、蒸発させた。その残留物を、約100mLのメタノール(MeOH)を使用して、2Lビーカーに移し、2N NaOH(800mL)で処理し、90℃まで加熱し、次いで、室温まで冷却した。この橙色溶液をEtO(2×200mL)で抽出し、50℃まで加熱し、活性炭で処理し、室温まで冷却し、そしてセリットのパッドで濾過した。その濾液を氷水浴で冷却し、そして約120mLの6N HClを使用して、pH3まで酸性化した。得られた固形物を吸引濾過により集め、水(3×40mL)で洗浄し、そして空気乾燥して、褐色がかった粉末として、11.2g(57.0mmol、72%)の表題化合物を得た。H NMR(DMSO−d)δ9.40(s,1H)、2.52(t,2H)、2.29(t,2H)、2.19(s,3H)、2.14(s,3H)。
(中間体9)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロインドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]プロピオン酸)
200mL丸底フラスコにて、中間体8(11g、57mmol)およびオキシンドール(7.6g、57mmol)を混ぜ合わせ、EtOH(150mL)中でスラリー化し、ピペリジン(8.5mL、86mmol)で処理し、そして4時間にわたって、還流状態まで加熱した。その反応混合物を室温まで冷却し、HOAc(14.4mL、250mmol)で処理し、短時間、還流状態に戻し、再度冷却し、そして濾過した。その橙色固形物を吸引濾過により集め、1:1の温HOAc:EtOH(100mL)に続いて、温EtOH(100mL)で洗浄し、そして空気乾燥して、15g(50mmol、87%)の表題化合物を得た。H NMR(DMSO−d)δ10.8(s,1H)、7.71(d,1H)、7.55(s,1H)、7.07(t,1H)、6.95(t,1H)、6.96(d,1H)、2.63(t,2H)、2.33(t,2H)、2.28(s,3H)、2.25(s,3H)。
(中間体10)
(4−{3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロインドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸第三級ブチルエステル)
中間体9(6.2g、20mmol)、モノ−Bocピペラジン(4.1g、22mmol)および1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(HOAT、3.0g、22mmol)を無水DMF(50mL)に溶解し、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIEA、3.5mL、20mmol)で処理したのに続いて、ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリスピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP、11.4g、22mmol)で処理した。得られた混合物を、室温で、一晩攪拌すると、黄色固形物が堆積した。この固形物を吸引濾過により集め、DMFおよびACNで洗浄し、そして乾燥して、1.3gの中間体10を得た。その濾液を蒸発させ、そしてシリカゲル700ccのクロマトグラフィー(これは、ジクロロメタン(DCM)中の5%MeOH溶離液を使用する)で分別した。生成物を含有する画分を合わせ、そして蒸発させ、次いで、ACN(100mL)で温浸した。室温まで冷却した後、その細かい黄色固形物を吸引濾過により集め、ACN(2×20mL)で洗浄し、そして乾燥して、追加表題化合物5.7gを得た、全部で7.0g(15mmol、75%)の生成物を得た。H NMR(DMSO−d)δ10.7(s,1H)、7.70(d,1H)、7.55(s,1H)、7.07(t,1H)、6.95(t,1H)、6.84(d,1H)、3.41−3.19(m,8H)、2.62(t,2H)、2.43(t,2H)、2.28(s,3H)、2.24(s,3H)、1.35(s,9H).IS−MS、C2734[M]についての計算値m/z:478;実測値478.2。
(実施例1)
(3−[3,5−ジメチル−4−(3−オキソ−3−ピペラジン−1−イル−プロピル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オン、トリフルオロ酢酸塩)
中間体10(4.78g、10.0mmol)をDCM(20mL)中にてスラリー化し、そして室温で、TFA(20mL)で処理した。30分後、その反応混合物を減圧下にて蒸発させ、次いで、クロロホルム20mLに溶解し、そして2回再蒸発させた。その残留物をクロロホルム20mLに再溶解し、そしてEtO(200mL)に滴下した。得られた黄色固形物を吸引濾過により集め、EtO(3×20mL)で洗浄し、そして乾燥して、4.8g(9.7mmol、97%)の表題化合物を得た。H NMR(DMSO−d)δ10.8(s,1H)、8.74(br s,2H)、7.71(d,1H)、7.56(s,1H)、7.07(t,1H)、6.96(t,1H)、6.85(d,1H)、3.62(br s,4H)、3.02(br s,4H)、2.62(t,2H)、2.5(t,2H)、2.28(s,3H)、2.25(s,3H)。IS−MS、C2226[M+Hについての計算値m/z:379.2;実測値379.0。
(実施例1a(代替調製))
(3−[3,5−ジメチル−4−(3−オキソ−3−ピペラジン−1−イル−プロピル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オン、トリフルオロ酢酸塩)
中間体9(0.31g、1.0mmol)を無水DMF(3mL)に溶解し、そしてHOAT(0.14g、1.0mmol)で処理したのに続いて、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフロオロホスフェート(HATU、0.38g、1.0mmol)で処理した。室温で10分間攪拌した後、その反応混合物をピペラジン(0.17g、2.0mmol)の溶液に加え、そして2日間攪拌した。次いで、この反応混合物を分取逆相HPLCで分別した。適当な画分を合わせ、そして凍結乾燥して、0.16g(0.34mmol、34%)の表題化合物を得た。
(実施例2)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチル−N−(2−メチルアミノエチル)−プロピオンアミド、トリフルオロ酢酸塩)
中間体10(0.062g、0.20mmol)を無水DMF(0.67mL)に溶解し、そしてHOAT(0.030g、0.22mmol)およびHATU(0.084g、0.22mmol)で処理した。室温で15分間攪拌した後、その活性化した酸を、バイアル(これは、N,N’−ジメチルエチレンジアミン(0.043mL、0.40mmol)の無水DMF(0.50mL)溶液を含有する)に加えた。その反応混合物を、軌道振盪機にて、一晩かき混ぜ、次いで、30%TFA水溶液(0.50mL)で希釈し、濾過し、そして分取逆相HPLCで分別した。適当な画分を合わせ、そして凍結乾燥して、0.005g(0.010mmol、5%)の表題化合物を得た。IS−MS、C2228[M+Hについての計算値m/z:381.2;実測値381.0。
(実施例3〜24)
実施例1aおよび2で記述した様式と類似の様式で、中間体10を他のアミンとカップリングして、実施例3〜24の化合物を得た。
(実施例3)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1、2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチル−N−(3−メチルアミノプロピル)−プロピオンアミド、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C2330[M+Hについての計算値m/z:395.2;実測値395.0。
(実施例4)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチル−N−(4−メチルアミノブチル)−プロピオンアミド、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C2432[M+Hについての計算値m/z:409.3;実測値409.0。
(実施例5)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチル−N−(5−メチルアミノペンチル)−プロピオンアミド、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C2534[M+Hについての計算値m/z:423.3;実測値423.2。
(実施例6)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチル−N−(6−メチルアミノヘキシル)−プロピオンアミド、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C2636[M+Hについての計算値m/z:437.3;実測値437.2。
(実施例7)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチル−N−(7−メチルアミノヘプチル)−プロピオンアミド、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C2738[M+Hについての計算値m/z:451.3;実測値451.2。
(実施例8)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチル−N−(8−メチルアミノオクチル)−プロピオンアミド、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C2840[M+Hについての計算値m/z:465.3;実測値465.2。
(実施例9)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチル−N−(9−メチルアミノノニル)−プロピオンアミド、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C2942[M+Hについての計算値m/z:479.3;実測値479.2。
(実施例10)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチル−N−(10−メチルアミノデシル)−プロピオンアミド、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C3044[M+Hについての計算値m/z:493.4;実測値492.8。
(実施例11)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチル−N−(12−メチルアミノドデシル)−プロピオンアミド、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C3248[M+Hについての計算値m/z:521.4;実測値520.8。
(実施例12)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチル−N−(4−メチルアミノブト−2−エニル)−プロピオンアミド、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C2430[M+Hについての計算値m/z:407.2;実測値407.0。
(実施例13)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチル−N−(8−メチルアミノ−3,6−ジオキサオクチル)−プロピオンアミド、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C2636[M+Hについての計算値m/z:469.3;実測値469.0。
(実施例14)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチル−N−(11−メチルアミノ−3,6,9−トリオキサウンデシル)プロピオンアミド、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C2840[M+Hについての計算値m/z:513.3;実測値512.8。
(実施例15)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチル−N−(3−メチルアミノメチルフェニル−メチル)プロピオンアミド、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C2832[M+Hについての計算値m/z:457.3;実測値457.0。
(実施例16)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチル−N−(4−メチルアミノメチルフェニル−メチル)プロピオンアミド、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C2832[M+Hについての計算値m/z:457.3;実測値457.2。
(実施例17)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチル−N−(3−メチルアミノメチルシクロヘキシル−メチル)プロピオンアミド、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C2838[M+Hについての計算値m/z:463.3;実測値463.0。
(実施例18)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチル−N−[2’−メチルアミノメチルビフェン−2−イルメチル]プロピオンアミド、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C3436[M+Hについての計算値m/z:533.3;実測値533.2。
(実施例19)
(3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチル−N−(3−[4−(3−メチルアミノプロピル)−ピペラジン−1−イル]プロピル)プロピオンアミド、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C3044[M+Hについての計算値m/z:521.4;実測値521.2。
(実施例20)
(3−[3,5−ジメチル−4−(3−オキソ−3−ピペリジン−1−イルプロピル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オン、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C2327[M+Hについての計算値m/z:378.2;実測値378.0。
(実施例21)
(3−[3,5−ジメチル−4−[3−オキソ−3−(ピペリジン−4−イルプロピル)ピペリジン−1−イルプロピル]−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オン、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C3142[M+Hについての計算値m/z:503.3;実測値503.2。
(実施例22)
(3−[3,5−ジメチル−4−[3−オキソ−3−(4−エチル)ピペラジン−1−イルプロピル]−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オン、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C2430[M+Hについての計算値m/z:407.2;実測値407.0。
(実施例23)
(3−[3,5−ジメチル−4−(3−オキソ−3−ホモピペラジン−1−イルプロピル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オン、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C2328[M+Hについての計算値m/z:393.2;実測値393.0。
(実施例24)
(3−[3,5−ジメチル−4−[3−オキソ−3−(1,4,10−トリオキサ−7,13−ジアザシクロペンタデカン−1−イル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オン、トリフルオロ酢酸塩)
IS−MS、C2838[M+Hについての計算値m/z:511.3;実測値511.0。
実施例1aおよび2の方法に従って、以下の化合物もまた、調製する。
5−ブロモ−3−[3,5−ジメチル−4−[3−オキソ−3−(4−プロプ−2−イル)ピペラジン−1−イルプロピル]−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オン、トリフルオロ酢酸塩、および
5−ブロモ−3−[3,5−ジメチル−4−(3−オキソ−3−[4−プロプ−2−イル]ホモピペラジン−1−イルプロピル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オン、トリフルオロ酢酸塩。
(生物学的アッセイ)
レセプターチロシンキナーゼを阻害する試験化合物の能力を、以下のアッセイにおいて実証する。
(略語)
HEPES 4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸
EDTA エチレンジアミン四酢酸
PDGF 血小板由来増殖因子
PDGFR 血小板由来増殖因子レセプター
VEGF 血管内皮増殖因子
VEGFR 血管内皮増殖因子レセプター
HEK細胞 ヒト胎児性腎細胞
Flt−3 fms関連チロシンキナーゼ3
BSA ウシ血清アルブミン
AML 急性骨髄性白血病
ITD 内部縦列重複
MTT 3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド
HUVEC ヒト臍静脈内皮細胞
(Ca2+放出アッセイ(FLIPRアッセイ))
増殖因子のそれぞれのレセプターに対する増殖因子の結合は、レセプターの自己リン酸化(autophosphorylation)をもたらす。このことは、内部蓄積からのCa2+の放出および細胞外Ca2+の流入を生じるシグナル伝達カスケードにおける第1段階である。
細胞内Ca2+の上昇は、増殖因子での刺激の前に蛍光色素を細胞に負荷させ、続いて蛍光光度法画像プレートリーダー(Fluorometric Image Plate Reader)(FLIPR)で蛍光シグナルを評価することにより定量される。細胞膜に浸透し得るキナーゼインヒビターは、レセプター自己リン酸化を阻害し、それ故、Ca2+放出は低減されるかまたは除かれる。
FLIPRアッセイにおいてVEGFRに対する試験化合物のIC50を決定するために、HUVEC(Walkersville,MD)を使用した。PDGFRに対するIC50の決定には、ヒトPDGFRを発現するHEK細胞株を使用した。ウェルあたり40〜50000個の細胞を、96ウェルプレートにプレーティングした。これらの細胞を、3〜4時間インキュベートして、プレートに付着させた。続いて、細胞を、FLIPR緩衝液(1XHBS、2mM CaCl、l0mM HEPES、pH7.4、2.5mM Probenecid、0.1% BSA)中で2回洗浄した。2回目の洗浄後に、50μLのCa2+感受性色素FLUO−3 (FLUO−3(AM)TEF Labs、l0mL FLIPR緩衝液中50μg)を、各ウェル中の残りの50μLの緩衝液に加えた。細胞を1時間負荷させた後、これらの細胞を2回洗浄し、そして試験化合物を各ウェル中の50μLの緩衝液の2倍溶液として50μL加えた。これらの細胞をこれらの化合物と共に30分間インキュベートし、次いで、VEGFRについてはVEGF(40ng/mL、BioSource International)を、またはPDGFRについてはPDGF (40ng/mL、BioSource International)を加えた。蛍光強度の変化を、Fluorometric Image Plate Reader(FLIPR) (Molecular Devices)で測定した。
(増殖および生存力アッセイ(MTT))
変異体Flt−3 ITDの阻害は、この変異を有するAML細胞の増殖および生存力に影響を及ぼすことが予測される。試験化合物の活性を評価するために、MTT増殖および生存力アッセイ(Roche Molecular Biochemicals,Indianapolis,IN)をMV4−11と呼ばれるAML細胞株を用いて実施した。MV4−11細胞は、Flt−3 ITDを発現する。100μLの培地中でウェルあたり50,000個の細胞を、96ウェルプレートでプレーティングし、そして漸増濃度の化合物と共に48時間インキュベートした。このインキュベーション期間の後、MTT標識反応系の10μLを4時間の間加えた。このMTT標識試薬は、生存細胞により代謝されて、不溶性の青色塩であるホルマザンになる。このホルマザン塩を可溶化するために、100μLの可溶化溶液を加えた。このプレートを37℃で24時間インキュベートし、次いで、これらのウェルの光学密度を分光測光法により550nmで決定した。ウェル中の溶液の光学密度は、細胞の生存度に対してその化合物が有する効果を反映する。
(免疫沈降/ウェスタン(IP/ウェスタン))
レセプターチロシンキナーゼ様Flt−3またはPDGFRへの増殖因子の結合は、レセプターの自己リン酸化をもたらす。自己リン酸化の阻害は、キナーゼインヒビターで追求される目的である。IP/ウェスタン実験を行うことにより、レセプター自己リン酸化のレベルが直接的に評価され得る。
5×10個の細胞(PDGFRについてはHEK PDGFR細胞株、c−KitについてはHEKc−Kit、およびFlt−3についてはTHP−1、HL−60またはMV4−11)を、30分間、2.5mLの培養培地中で、規定された濃度の試験化合物と共にインキュベートした。レセプター自己リン酸化を刺激するために、増殖因子(それぞれ、PDGFリガンド、SCFリガンド、またはFlt−3リガンド、50 ng/mL、Biosource International,Camarillo,CA)を、5分間で加えた。次いで、これらの細胞を遠心分離し、そして500μLの溶解緩衝液(50mM Tris pH 7.4、1% NP−40、150mMNaCl、1mM EDTA、1mM Na3VO4)中で溶解した。この溶解物を遠心分離し、そしてそれぞれのレセプターに対する抗体の10μLを、上清に加えた(抗PDGFR(P20)、抗c−Kit(C−19)、および抗Flt−3(S18)、Santa Cruz Biotechnology,Inc.)。免疫複合体を、プロテインGビーズ(Sigma,St.Louis,MO)から単離し、そしてPAGEを実行した。ウェスタンブロットを、ホスホ−チロシン残基(4G10, Upstate Biotechnology,Lake Placid,NY)に対する抗体を使用して行った。種々の薬物濃度に対応するホスホ−チロシンシグナルの強度は、自己リン酸化の阻害についての試験化合物のIC50を決定する方法を提供する。
概して、本明細書中に例示される化合物は、上記のアッセイの1つ以上において10μM未満のIC50を示すことが見いだされた。
(薬物動態)
薬物動態を評価するために、雄性Sprague Dawleyラット(CD系統、Charles River Laboratories、Wilmington,MA)に、1mg/kgの濃度の静脈内(IV)投与および10mg/kgの濃度の経口(PO)投与を介して試験化合物を投薬した。血液サンプルを投与前、ならびに投与後2分、5分、15分、および30分、1時間、2時間、4時間、6時間、8時間および24時間にの時点で動物から収集した。血漿濃度を、液体クロマトグラフィー−質量分光法(LC−MS)(MDS SCIEX API 4000,Applied Biosystems,Foster City,CA)により決定した。標準的な薬物動態パラメーターを、WinNonlin バージョン3.2ソフトウェアパッケージ(Pharsight,Mountain View,CA)を使用して非区画法により評価した。経口バイオアベイラビリティを、血漿濃度のグラフにおける濃度曲線下面積(AUC) 対 IV投与についての対応する量までのPO投与の時間の比として決定した。例えば、3−[3,5−ジメチル−4−(3−オキソ−3−ピペラジン−1−イルプロピル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オンの、この方法により決定された、ラットにおける経口バイオアベイラビリティは、50.6%であった。
(比較アッセイ結果)
表1は、本発明の2つの化合物(実施例1の化合物3−[3,5−ジメチル−4−(3−オキソ−3−ピペラジン−1−イル−プロピル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オントリフルオロ酢酸塩、および実施例22の化合物3−[3,5−ジメチル−4−[3−オキソ−3−(4−エチル)ピペラジン−1−イルプロピル]−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オントリフルオロ酢酸塩)についてのアッセイ結果を列挙する。比較のために、表1はまた、2つの先行技術の化合物である、3−[2,4−ジメチル−5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロインドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−イル]プロピオン酸(SU6668として同定される)、および3−(2,3−ジメチルピロール−5−イル)メチレン]−2−インドリノン(SU5416として同定される)についてのアッセイ結果も列挙する。前者の先行技術化合物の調製は、中間体9として上記される。後者の化合物は、Sunら、J.Med.Chez.1998,Vol. 41,No.14,pp2588−2603に記載されるとおりに調製した。変異体Flt−3 ITDを阻害する試験化合物の能力を、細胞傷害性アッセイにおいて試験した。VEGFRキナーゼおよびPDGFRキナーゼの阻害を、示される点を除いてCa2+FLIPRアッセイにおいて試験した。以下に示されるように、実施例1および22の化合物は、Flt−3アッセイ、VEGFRアッセイ、およびPDGFアッセイにおいて、μM未満の活性を示した。
Figure 2005514420
試験した最高濃度10μm
**試験した最高濃度1μm
免疫沈降/ウェスタン(IP)アッセイ

Claims (23)

  1. 式(I)の化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
    Figure 2005514420
    ここで:
    (i)Rは、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わす;そしてRは、式−A−NRの基を表わし、ここで、RおよびRの各々は、別個に、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わし、そしてAは、(CH、(CH−A−(CHまたは(CHCHO)CHCHを表わし、ここで、mは、2〜10の整数であり、nおよびpの各々は、1〜6の整数であり、Aは、CH=CH、フェニレン、ビフェニレン、シクロヘキシレンまたはピペラジニレンであり、そしてqは、1、2または3である;
    (ii)RおよびRは、共に、−A−NR−A−を表わし、ここで、AおよびAの各々は、別個に、(CHまたは(CHCHO)CHCHを表わし、ここで、rは、2〜6の整数であり、sは、1、2または3であり、そしてRは、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わす;
    (iii)RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、ピペリジニル基を表わし、該ピペリジニル基は、その4位置で、式−A−Rの置換基を有し、ここで、Aは、(1−4C)アルキレンを表わし、そしてRは、ピペリジン−4−イルを表わす;または
    (iv)RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、ピロリジニル基、ピペリジニル基またはモルホリノ基を表わす;そして
    およびRは、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、(1−4C)アルキル基、(1−4C)アルコキシ基、フェニル基、式RS(O)NR−の基、式R10N(R11)S(O)−の基、式R12C(O)N(R13)−の基または式R14N(R15)C(O)−の基を表わし、該フェニル基は、非置換であるか、またはハロゲン原子、(1−4C)アルキル基および(1−4C)アルコキシ基から別個に選択された1個または2個の置換基で置換されており、ここで、R、R10、R12およびR14の各々は、別個に、(1−4C)アルキル基またはフェニル基を表わし、該フェニル基は、非置換であるか、またはハロゲン原子、(1−4C)アルキル基および(1−4C)アルコキシ基から別個に選択された1個または2個の置換基で置換されており、そしてR、R11、R13およびR15の各々は、別個に、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わす、
    化合物。
  2. 請求項1に記載の化合物であって、ここで:
    (i)Rは、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わす;そしてRは、式−A−NRの基を表わし、ここで、RおよびRの各々は、別個に、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わし、そしてAは、(CH、(CH−A−(CHまたは(CHCHO)CHCHを表わし、ここで、mは、2〜10の整数であり、nおよびpの各々は、1〜6の整数であり、Aは、CH=CH、フェニレン、ビフェニレン、シクロヘキシレンまたはピペラジニレンであり、そしてqは、1、2または3である;
    (ii)RおよびRは、共に、−A−NR−A−を表わし、ここで、AおよびAの各々は、別個に、(CHまたは(CHCHO)CHCHを表わし、ここで、rは、2〜6の整数であり、sは、1、2または3であり、そしてRは、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わす;または
    (iii)RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、ピペリジニル基を表わし、該ピペリジニル基は、その4位置で、式−A−Rの置換基を有し、ここで、Aは、(1−4C)アルキレンを表わし、そしてRは、ピペリジン−4−イルを表わす、
    化合物。
  3. 請求項2に記載の化合物であって、ここで、
    (i)Rは、メチル基を表わす;そしてRは、式−A−NRの基を表わし、ここで、Rは、水素原子を表わし、Rは、メチル基を表わし、そしてAは、以下を表わす:(CHであって、ここで、mは、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;(CH−A−(CHであって、ここで、nおよびpは、それぞれ、1であり、そしてAは、CH=CH、フェニル−1,3−エン、フェニル−1,4−エン、ビフェニル−2,2’−エンまたはシクロヘキシ−1,3−イレンである;(CH−A−(CHであって、ここで、nおよびpは、それぞれ、2であり、そしてAは、ピペラジン−1,4−イレンである;または(CHCHO)CHCHであって、ここで、qは、2または3である;
    (ii)RおよびRは、一緒になって、−(CH−NH−(CH−、−(CH−N(CH)−(CH−、−(CH−N(CHCH)−(CH−、−(CH−NH−(CH−、−(CHCHO)CHCH−NH−(CHCHO)CHCH−を表わす;または
    (iii)RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、ピペリジニル基を表わし、該ピペリジニル基は、その4位置で、式−A−Rの置換基を有し、ここで、Aは、プロピレンを表わし、そしてRは、ピペリジン−4−イルを表わす、
    化合物。
  4. が、(CHまたはCH−CH=CH−CHを表わし、ここで、mが、2、3または4である、請求項3に記載の化合物。
  5. およびRが、一緒になって、−A−NR−A−を表わし、ここで、AおよびAの各々が、別個に、(CHまたは(CHCHO)CHCHを表わし、ここで、rが、2〜6の整数であり、そしてsが、1、2または3であり、そしてRが、水素原子または(1−4C)アルキル基を表わす、請求項1に記載の化合物。
  6. およびRが、一緒になって、−(CH−NR−(CH−または−(CH−NR−(CH−を表わす、請求項5に記載の化合物。
  7. およびRが、一緒になって、−(CH−NR−(CH−を表わす、請求項6に記載の化合物。
  8. が、水素、メチル、エチル、プロピル、プロプ−2−イルまたはブチルを表わす、請求項6または7に記載の化合物。
  9. が、水素を表わす、請求項8に記載の化合物。
  10. およびRが、それぞれ別個に、水素原子、臭素原子、CHC(O)NHまたはCC(O)NHを表わす、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
  11. およびRが、それぞれ別個に、水素原子を表わす、請求項10に記載の化合物。
  12. 請求項1に記載の化合物であって、ここで、
    (i)Rは、メチル基を表わし、そしてRは、式−A−NHCHの基を表わし、ここで、Aは、(CH、CHCH=CHCH、CH−フェニレン−CHまたはCH−シクロヘキシレン−CHを表わし、ここで、mは、2〜8の整数である;または
    (ii)RおよびRは、一緒になって、−(CH−NH−(CH−、−(CH−N(CH)−(CH−、−(CH−N(CHCH)−(CH−または−(CH−NH−(CH−を表わす;そして
    およびRは、それぞれ別個に、水素である、
    化合物。
  13. 請求項12に記載の化合物であって、ここで:
    (i)Rは、メチル基を表わし、そしてRは、式−A−NHCHの基を表わし、ここで、Aは、(CH)m、CHCH=CHCHまたはCH−(1,4−フェニレン)−CHを表わし、ここで、mは、2または3である;または
    (ii)RおよびRは、一緒になって、−(CH−NH−(CH−、−(CH−N(CH)−(CH−、−(CH−N(CHCH)−(CH−または−(CH−NH−(CH−を表わす、
    化合物。
  14. 以下から選択される、請求項1に記載の化合物およびそれらの薬学的に受容可能な塩:
    3−[3,5−ジメチル−4−(3−オキソ−3−ピペラジン−1−イルプロピル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オン;
    3−[3,5−ジメチル−4−[3−オキソ−3−(4−エチル)ピペラジン−1−イルプロピル]−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オン;
    3−[3,5−ジメチル−4−(3−オキソ−3−ホモピペラジン−1−イルプロピル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オン。
  15. 式(Ia)の化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
    Figure 2005514420
    ここで、Rは、水素、メチルまたはエチルである、
    化合物。
  16. 以下から選択される、請求項15に記載の化合物および薬学的に受容可能な塩:
    3−[3,5−ジメチル−4−(3−オキソ−3−ピペラジン−1−イルプロピル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オン;
    3−[3,5−ジメチル−4−[3−オキソ−3−(4−エチル)ピペラジン−1−イルプロピル]−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オン。
  17. 3−[3,5−ジメチル−4−(3−オキソ−3−ピペラジン−1−イルプロピル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−1,3−ジヒドロインドール−2−オンである、請求項16に記載の化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩。
  18. 請求項1〜17のいずれか1項に記載の化合物を調製する方法であって、該方法は、以下:
    (a)式(II)の化合物またはそれらの反応性誘導体を、式(III)の化合物またはそれらの塩と反応させる工程:
    Figure 2005514420
    Figure 2005514420
    ここで、R、R、RおよびRは、請求項1で定義したとおりである、または
    (b)またはRまたはRが水素原子である式(I)の化合物について、式(IV)の化合物を脱保護する工程:
    Figure 2005514420
    ここで、R1aおよびR2aは、RまたはRをそれぞれR5aまたはR7aで置き換えたこと以外は、RおよびRについて請求項1で定義したとおりであり、ここで、R5aおよびR7aは、それぞれ別個に、アミン保護基を表し、そしてRおよびRは、請求項1で定義したとおりである;
    続いて、もし薬学的に受容可能な塩が必要なら、薬学的に受容可能な塩を形成する工程、
    を包含する、
    方法。
  19. 薬学的に受容可能な希釈剤またはキャリアと共に、請求項1〜17のいずれか1項に記載の化合物の治療有効量を含有する、医薬組成物。
  20. 治療に使用する、請求項1〜17のいずれか1項に記載の化合物。
  21. チロシンキナーゼ阻害剤に応答性の状態を処置する医薬品の製造における、請求項1〜17のいずれか1項に記載の化合物の使用。
  22. チロシンキナーゼ阻害剤に応答性の状態を処置するのに使用する医薬組成物であって、請求項1〜17のいずれか1項に記載の化合物を含有する、組成物。
  23. チロシンキナーゼ阻害剤に応答性の状態を処置する方法であって、処置が必要な患者に、請求項1〜17のいずれか1項に記載の化合物の治療有効量を投与する工程を包含する、方法。
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