JP2003205859A - 自動車のピラー構造 - Google Patents
自動車のピラー構造Info
- Publication number
- JP2003205859A JP2003205859A JP2002007758A JP2002007758A JP2003205859A JP 2003205859 A JP2003205859 A JP 2003205859A JP 2002007758 A JP2002007758 A JP 2002007758A JP 2002007758 A JP2002007758 A JP 2002007758A JP 2003205859 A JP2003205859 A JP 2003205859A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pillar
- vehicle
- rear walls
- thickened
- pillar structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D25/00—Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
- B62D25/04—Door pillars ; windshield pillars
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
るのを回避しながら、曲げ剛性と軽量化を同時に確保で
きる自動車のピラー構造の提供を図る。 【解決手段】 車室内方に開放する開断面となるピラー
本体20の外壁21を前,後壁22,23よりも厚肉形
成するとともに、前,後壁22,23の内側に車幅方向
略中央部C1から車室外方に向かって除々に増厚する外
側増厚部分30を形成し、かつ、前,後壁22,23の
内側に、車室内方縁部22b,23bから車室外方縁部
22c,23cに亘って突出する増厚補剛部31をピラ
ー長手方向に適宜間隔をもって形成することにより、ピ
ラー本体20の断面全体を厚肉化することなくピラー本
体20の曲げ剛性を高められる。
Description
壁によって車室内方が開放する開断面となるピラー本体
を備えた自動車のピラー構造に関する。
部のルーフサイドメンバと車体側方下部のサイドシルと
の間に跨って結合されて、リアドアのドアヒンジやシー
トベルトのショルダーアジャスタ等が取り付けられる。
持強度が要求されるため、一般的には閉断面構造として
構成されるが、例えば特開2000−122155号公
報に開示されるように、軽量化のためにピラー本体をア
ルミ等の軽合金を用いて開断面構造に鋳造成形したもの
がある。
前記支持強度を高める以外に側面衝突等による曲げ変形
を抑制する強度が要求され、この曲げ変形の抑制はピラ
ー本体の断面二次モーメントを大きくすることによって
達成されるが、この場合、ドアとの関係等により断面形
状の大きさに制約を受けるため、ピラー本体の板厚を全
体的に厚くすることにより断面二次モーメントを稼ぐこ
とが考えられる。
本体の板厚を全体的に厚くすることは重量が増大するこ
とになり、軽量化のためにアルミ合金を用いた意味が無
くなる。
荷重が直接入力する車幅方向外方の外壁のみを厚肉化す
ることが考えられるが、このように開断面となったピラ
ー本体の外壁のみを厚肉化した場合は、衝突荷重の入力
によってピラー本体の車体前後方向に連なる前,後壁が
開く方向に倒れ変形し易くなって、曲げ剛性が低下し、
変形量が大きくなるといった問題があり、従って、前記
前、後壁の薄肉化が困難で、結局、重量増加の要因とな
っている。
鋳造する場合には、型枠内で前,後壁の一方から外壁を
経由して前,後壁の他方へと溶湯を流す工法が取られる
が、この場合にピラー本体の板厚が断面方向に急激に変
化するような形状は、鋳造性の点から避ける必要があ
る。
体の全体が厚肉化するのを回避しながら、曲げ剛性と軽
量化を同時に確保することができる自動車のピラー構造
を提供するものである。
は、車体側方上部と車体側方下部との間に跨って結合さ
れ、車幅方向外方に配置される外壁および車体前後方向
に配置される前,後壁によって車室内方に開放する開断
面としたピラー本体を備えた自動車のピラー構造におい
て、前記外壁を前記前,後壁よりも厚肉形成するととも
に、前,後壁の内側に、車幅方向略中央部から車室外方
に向かって除々に増厚する外側増厚部分を形成し、か
つ、この外側増厚部分を形成した前,後壁の内側に、車
室内方縁部から車室外方縁部に亘って突出する増厚補剛
部をピラー長手方向に適宜間隔をもって形成したことを
特徴としている。
載の自動車のピラー構造において、前記増厚補剛部は、
その突出先端面のピラー長手方向の幅を、前記車室外方
縁部側よりも前記車室内方縁部側を広く形成したことを
特徴としている。
は2に記載の自動車のピラー構造において、前記前,後
壁は、車室内方端部にフランジ部を備え、このフランジ
部の前記増厚補剛部にピラー長手方向で対応する位置
に、車体前後方向に延びる厚肉部を形成したことを特徴
としている。
載の自動車のピラー構造において、前記外側増厚部分を
形成した前,後壁の内側に、この外側増厚部分の中央側
形成始端部から車室内方に向かって除々に増厚する内側
増厚部分を形成したことを特徴としている。
載の自動車のピラー構造において、前記増厚補剛部は、
その突出先端面のピラー長手方向の幅を、前,後壁の車
幅方向略中央部で最も広くし、その幅広部分から車室内
方縁部側および車室外方縁部側に向かって狭く形成した
ことを特徴としている。
に記載の自動車のピラー構造において、前記外壁および
前記前,後壁で囲まれる内側に、前記各増厚補剛部間に
位置して横リブを設けたことを特徴としている。
本体の厚肉の外壁に連なる前,後壁は、その車幅方向略
中央部から車室外方向に向かって徐々に増厚する外側増
厚部分を形成してあって、これら前,後壁には間欠的に
増厚補剛部を形成してあるので、ピラー本体の断面全体
を厚肉化することなく前,後壁の局部変形を抑えてピラ
ー剛性を高めることができるとともに、重量増加の抑制
を図ることができる。
部から車室外方に向かって除々に増厚してあって、前,
後壁から外壁に亘って断面変化率が小さくなるため、ピ
ラー本体を鋳造する場合に溶湯の流れを円滑にして、良
好な鋳造を行うことができる。
の発明の効果に加えて、前記増厚補剛部の突出先端面の
ピラー長手方向の幅を、車室外方縁部側よりも車室内方
縁部側を広く形成したので、溶湯の流れがより一層円滑
になって鋳造性を向上でき、ひいては、材料特性のバラ
ツキを抑えて個体差を減少できる。
内方に向かって幅広となるので、車室外方から入力され
る荷重を幅広部分で拡散して、前,後壁の局部変形を効
率良く抑制することができる。
1,2の発明の効果に加えて、前記前,後壁のフランジ
部にはピラー長手方向で前記増厚補剛部に対応する位置
に、車体前後方向に延びる厚肉部を形成したので、この
厚肉部から前記増厚補剛部に亘って連続した高剛性部を
形成できるため、前,後壁の倒れ剛性を高め、ひいて
は、ピラー本体の曲げ剛性をより一層高めることができ
るとともに、溶湯の流れをより円滑にして鋳造性を向上
して材料特性の個体差を減少できる。
の発明の効果に加えて、前記外側増厚部分を形成した
前,後壁の内側に、この外側増厚部分の中央側形成始端
部から車室内方に向かって除々に増厚する内側増厚部分
を形成したので、この内側増厚部分は前記外側増厚部分
とともにV字状の断面形状を形成して、前,後壁の曲げ
剛性を更に高めることができるとともに、浴湯の流れを
より円滑にすることができて、鋳造性を向上することが
できる。
の発明の効果に加えて、前記増厚補剛部の突出先端面の
ピラー長手方向の幅を、前,後壁の車幅方向略中央部で
最も広くし、その幅広部分から車室内方縁部側および車
室外方縁部側に向かって狭く形成したので、鋳造時に前
記増厚補剛部の溶湯の流れをより円滑にして鋳造性を向
上して材料特性の個体差を減少できる。
の発明の効果に加えて、前記外壁および前記前,後壁で
囲まれる内側に、前記各増厚補剛部間に位置して横リブ
を設けたので、ピラー本体の曲げやねじり方向の変形に
対して前,後壁の局部面外変形を前記横リブによって抑
制できるため、ピラー本体の曲げ剛性やねじり剛性をよ
り高めることができる。
共に詳述する。
構造の第1実施形態を示し、図1は自動車の車体側部構
造体の斜視図、図2はピラー本体を車室内方から見た斜
視図、図3はピラー本体の要部を車室内方から見た拡大
斜視図、図4は図3のA−A線に沿った拡大断面図、図
5は図3のB−B線に沿った拡大断面図、図6は図3の
C−C線に沿った拡大断面図、図7は図6のD−D線に
沿った断面図、図8は側面衝突時の荷重入力状態を示す
ピラー本体の正面図、図9はピラー本体に側面荷重が入
力した時の曲げモーメント分布図、図10は荷重入力時
のピラー本体の変形状態を示す図7に対応した断面図、
図11は荷重入力時のピラー本体の変形状態を示す図6
に対応した拡大断面図である。
うにフロントピラー11、センターピラー12およびリ
ヤピラー13間に、図外のフロントドアおよびリヤドア
の取付け開口部14,15が設けられる。
0の車体前後方向の略中央部に配置され、車体側方上部
に配置されたルーフサイドメンバ16と車体側方下部に
配置されたサイドシル17とに跨って上下方向に結合さ
れ、このセンターピラー12は図2に示すように車室内
方が開放された開断面構造のピラー本体20を備えてい
る。
に車幅方向外方に配置される外壁21および車体前後方
向に配置される前壁22と後壁23によって車室内方に
開放する断面コ字状の開断面として形成され、前壁22
および後壁23の開放側端部には、それぞれ所定角度を
もって外折りされたフランジ部22a,23aを形成し
て略ハット形断面を構成している。
部には、ルーフサイドレール16(図1参照)の車外側
の外部形状に沿った上方ブラケット部24が形成される
とともに、下端部にはサイドシル17の外部形状に沿っ
た下部ブラケット部25が形成され、上方ブラケット部
24をルーフサイドレール16の外側に重ね合わせて溶
接するとともに、下方ブラケット部25をサイドシル1
7の外側に重ね合わせて溶接することにより、これらル
ーフサイドレール16とサイドシル17とに跨って上下
方向に結合配置してある。
20は、この実施形態ではアルミ合金などの軽金属材料
により鋳造で一体成形してある。
1の肉厚t1を、図4に示すように前記前,後壁22,
23の肉厚t2,t3よりも厚肉形成(t1>t2,t
3)するとともに、前壁22および後壁23の内側に、
車幅方向略中央部C1から車室外方(図4中下方)に向
かって除々に増厚する外側増厚部分30,30を形成す
ることにより、ピラー本体20の断面二次モーメントを
稼ぐようにしている。
状は、外側増厚部分30を形成したことにより、車幅方
向略中央部C1から車室外方に行くに従って対向面が除
々に近接する方向に大きく傾斜されることになり、前,
後壁22,23の内面全体は車幅方向略中央部C1が陥
没した折曲面22d,23dとなっている。
壁22および後壁23の内側には、図3,図5,図6に
示すように車室内方縁部22b,23bから車室外方縁
部22c,23cに亘って突出する増厚補剛部31,3
1をピラー長手方向(この長手方向は上下方向であり、
以下同様)に適宜間隔をもって形成してある。
示すように、前,後壁22,23の内側に形成された折
曲面22d,23dの陥没部分を埋めるように増厚さ
れ、この増厚補剛部31の突出先端面31aは、車室内
方縁部22b,23bから車室外方縁部22c,23c
に一直線となる平坦面として成形される。
長手方向の幅W1(図3参照)は、車室外方縁部22
c,23c側よりも車室内方縁部22b,23b側が広
く形成されて略三角形状の突出先端面31aとなってい
る。
7に示すように外壁21および前,後壁22,23で囲
まれる内側に、各増厚補剛部31間に位置して横リブ3
2,32…が設けられている。
ラー構造にあっては、図8に示すように側面衝突により
衝突荷重Fがピラー本体20の外壁21に入力すると、
このピラー本体20には図9に示すような曲げモーメン
ト分布が発生し、これによってピラー本体20には、図
3,図8に示すように中間部分を車室内方(同図中左
方)に曲げようとするモーメントMが作用する。
たピラー本体20は図10に示すようにリブ32間の
前,後壁22,23が、同図および図11中2点鎖線に
示すように互いに開く方向に変形しようとするが、本実
施形態ではピラー本体20の外壁21を厚肉に形成し、
かつ、前,後壁22,23の内側に形成した外側増厚部
分30および増厚補剛部31、更には横リブ32によっ
て、ピラー本体20の大幅な重量増加を招くことなく変
形を効果的に抑制できる。
壁22,23よりも厚肉形成(t1>t2,t3)した
ことにより、断面全体を厚肉化することなくピラー本体
20の曲げ剛性を高くできるとともに、前,後壁22,
23に形成した外側増厚部分30によって前,後壁2
2,23全体の剛性を高めることができる。
後壁22,23には増厚補剛部31を形成してあるの
で、この増厚補剛部31によって前,後壁22,23の
曲げ剛性を高めることができる。
体に一様に形成することなく、ピラー長手方向に適宜間
隔をもって部分的に形成してあるので、この外側増厚部
分30を形成した前,後壁22,23の剛性を確保しつ
つ、全体の重量増大の抑制を図ることができる。
よび曲げ変形を抑制しつつ、全体が重量化するのを防止
することができるとともに、外側増厚部分30は前,後
壁22,23の車幅方向略中央部C1から車室外方に向
かって除々に増厚されることにより、ピラー本体20の
鋳造工程において、アルミ合金の溶湯を型枠内でフラン
ジ部22a,23aの一方から外壁21を経て他方へと
鋳込む場合に、ピラー本体20に急激な肉厚変化部分が
存在しないことにより溶湯の流れを円滑にして、良好な
鋳造性を行うことができる。
っても、溶湯の鋳込み方向に急激な肉厚変化部分がなく
なることから良好な鋳造性能を得ることができる。
1aのピラー長手方向の幅W1を、前,後壁22,23
の車室外方縁部22c,23cよりも車室内方縁部22
b,23bに広く形成したので、溶湯の流れがより一層
円滑になって鋳造性を向上でき、ひいては、材料特性の
バラツキを抑えて個体差を減少できる。
内方に向かって幅広となるので、車室外方から入力され
る荷重Fを幅広部分で拡散できるため、前,後壁22,
23の局部変形を効率良く抑制することができる。
記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複
する説明を省略して述べる。
見た斜視図で、この第2実施形態のピラー本体20aが
前記第1実施形態のピラー本体20と主に異なる点は、
ピラー本体20aのフランジ部22a,23aの外側面
に厚肉部33を形成したことにある。
3aの前記増厚補剛部31にピラー長手方向で対応する
位置に車体前後方向に形成される。
0aにあっては、フランジ部22a,23aに形成した
厚肉部33から前記増厚補剛部31に亘って連続した高
剛性部を形成できるため、前,後壁22,23の倒れ剛
性を高め、ひいては、ピラーアウタ20の曲げ剛性を高
めることができるとともに、この増厚部分により溶湯の
流れをより円滑にして鋳造性を向上し、これによって材
料特性の個体差を減少できる。
示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付
して重複する説明を省略して述べる。
見た拡大斜視図、図14は図13のA−A線に沿った拡
大断面図、図15は図13のB−B線に沿った拡大断面
図、図16は図13のC−C線に沿った拡大断面図、図
17は図16のD−D線に沿った断面図である。
記第1実施形態のピラー本体20と主に異なる点は、増
厚補剛部31を更に厚肉化して剛性を増大したことにあ
る。
すように、第1実施形態と同様に前,後壁22,23の
外側増厚部分30,30を形成した内側に、車室内方縁
部22b,23bから車室外方縁部22c,23cに亘
り、ピラー長手方向に適宜間隔をもって形成されるが、
特にこの第3実施形態では図13,図17に示すよう
に、増厚補剛部31の先端部を更に突出させて、車室内
外方向に延びる稜線31bを形成している。
0bにあっては、前記第1実施形態と同様の機能を発揮
できるのは勿論のこと、更に、図15,図16の斜線部
分に示すように増厚補剛部31の稜線31b部分で更に
増厚することができ、この増厚補剛部31によって補償
される前,後壁22,23の剛性を更に高めることがで
きる。
も、増厚補剛部31の増厚部分は稜線31bの断面三角
形状となった先端部のみであるため、重量の大幅な増加
を伴うことなく剛性を効率良く高めることができる。
示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付
して重複する説明を省略して述べる。
見た拡大斜視図、図19は図18のA−A線に沿った拡
大断面図、図20は図18のB−B線に沿った拡大断面
図、図21は図18のC−C線に沿った拡大断面図、図
22は図21のD−D線に沿った断面図である。
記第1実施形態のピラー本体20と主に異なる点は、
前,後壁22,23の断面形状を異ならせたことにあ
る。
cは、図18〜図22に示すように外側増厚部分30を
形成した前,後壁22,23の内側に、この外側増厚部
分30の中央側形成始端部、つまり、前,後壁22,2
3の車幅方向略中央部C1から車室内方(図19中上
方)に向かって除々に増厚する内側増厚部分34を形成
してある。
0cにあっては、前記第1実施形態と同様の機能を発揮
できるのは勿論のこと、更に、図19に示すように前,
後壁22,23の内側に内側増厚部分34を形成して増
厚したので、断面二次モーメントを更に増大できるた
め、前,後壁22,23の曲げ剛性を更に高めることが
できる。
では、外側増厚部分30と内側増厚部分34とが車幅方
向略中央部C1を境に相互に略対称となって増厚される
ため、図21中斜線部分に示すように増厚補剛部31を
車室内方縁部22b,23bから車室外方縁部22c,
23cに亘って形成した場合、この増厚補剛部31の裾
野は図18に示すように菱形状となり、かつ、増厚補剛
部31の突出先端は稜線31bとなっている。
外側増厚部分30、更には内側増厚部分34を前,後壁
22,23両者に形成した場合を開示したが、これに限
ることなく前,後壁22,23のいずれか一方のみに外
側増厚部分30および/または内側増厚部分34を形成
した場合にも断面二次モーメントを増大して、ピラー本
体20,20a,20b,20cの曲げ剛性を高めるこ
とができる。
4実施形態に示すセンターピラー12のピラー本体2
0,20a,20b,20cに例を取って説明したが、
これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で各種実施形態を採ることができ、例えば、セン
ターピラー12以外のフロントピラー11やリアピラー
13にあっても本発明を適用することができる。
部構造体の斜視図。
室内方から見た斜視図。
部を車室内方から見た拡大斜視図。
重入力状態を示すピラー本体の正面図。
面荷重が入力した時の曲げモーメント分布図。
ピラー本体の変形状態を示す断面図。
ピラー本体の変形状態を示す拡大断面図。
要部を車室外方から見た斜視図。
要部を車室内方から見た拡大斜視図。
ー本体の要部を車室内方から見た拡大斜視図。
Claims (6)
- 【請求項1】 車体側方上部と車体側方下部との間に跨
って結合され、車幅方向外方に配置される外壁および車
体前後方向に配置される前,後壁によって車室内方に開
放する開断面としたピラー本体を備えた自動車のピラー
構造において、 前記外壁を前記前,後壁よりも厚肉形成するとともに、
前,後壁の内側に、車幅方向略中央部から車室外方に向
かって除々に増厚する外側増厚部分を形成し、 かつ、この外側増厚部分を形成した前,後壁の内側に、
車室内方縁部から車室外方縁部に亘って突出する増厚補
剛部をピラー長手方向に適宜間隔をもって形成したこと
を特徴とする自動車のピラー構造。 - 【請求項2】 増厚補剛部は、その突出先端面のピラー
長手方向の幅を、前記車室外方縁部側よりも前記車室内
方縁部側を広く形成したことを特徴とする請求項1に記
載の自動車のピラー構造。 - 【請求項3】 前,後壁は、車室内方端部にフランジ部
を備え、このフランジ部の前記増厚補剛部にピラー長手
方向で対応する位置に、車体前後方向に延びる厚肉部を
形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の自
動車のピラー構造。 - 【請求項4】 外側増厚部分を形成した前,後壁の内側
に、この外側増厚部分の中央側形成始端部から車室内方
に向かって除々に増厚する内側増厚部分を形成したこと
を特徴とする請求項1に記載の自動車のピラー構造。 - 【請求項5】 増厚補剛部は、その突出先端面のピラー
長手方向の幅を、前,後壁の車幅方向略中央部で最も広
くし、その幅広部分から車室内方縁部側および車室外方
縁部側に向かって狭く形成したことを特徴とする請求項
4に記載の自動車のピラー構造。 - 【請求項6】 外壁および前,後壁で囲まれる内側に、
前記各増厚補剛部間に位置して横リブを設けたことを特
徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の自動車のピラ
ー構造。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002007758A JP3610952B2 (ja) | 2002-01-16 | 2002-01-16 | 自動車のピラー構造 |
DE60209195T DE60209195T2 (de) | 2002-01-16 | 2002-12-17 | Säulenstruktur für ein Fahrzeug |
EP02258662A EP1329374B1 (en) | 2002-01-16 | 2002-12-17 | Pillar structure of a vehicle |
US10/337,337 US6702368B1 (en) | 2002-01-16 | 2003-01-07 | Pillar structure of a vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002007758A JP3610952B2 (ja) | 2002-01-16 | 2002-01-16 | 自動車のピラー構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003205859A true JP2003205859A (ja) | 2003-07-22 |
JP3610952B2 JP3610952B2 (ja) | 2005-01-19 |
Family
ID=19191357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002007758A Expired - Fee Related JP3610952B2 (ja) | 2002-01-16 | 2002-01-16 | 自動車のピラー構造 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6702368B1 (ja) |
EP (1) | EP1329374B1 (ja) |
JP (1) | JP3610952B2 (ja) |
DE (1) | DE60209195T2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9260137B2 (en) | 2012-05-08 | 2016-02-16 | Mazda Motor Corporation | Vehicle frame structure |
US9321487B2 (en) | 2012-02-01 | 2016-04-26 | Mazda Motor Corporation | Vehicle frame structure |
JP2016113080A (ja) * | 2014-12-17 | 2016-06-23 | マツダ株式会社 | 車両用フレーム構造 |
JP2017149185A (ja) * | 2016-02-22 | 2017-08-31 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ピラー構造 |
CN108202761A (zh) * | 2016-12-19 | 2018-06-26 | 丰田自动车株式会社 | 前支柱结构 |
JP2018099947A (ja) * | 2016-12-19 | 2018-06-28 | トヨタ自動車株式会社 | ピラー構造 |
US10807648B2 (en) | 2016-01-22 | 2020-10-20 | Futaba Industrial Co., Ltd. | Frame |
Families Citing this family (32)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6902227B2 (en) * | 2003-03-17 | 2005-06-07 | Autoliv Asp, Inc. | Extrudable energy absorber |
DE10332631B4 (de) * | 2003-07-18 | 2007-02-01 | Audi Ag | Seitenaufprallschutzvorrichtung für eine Fahrzeug-Tragstruktur |
DE102005017981B4 (de) * | 2005-04-19 | 2007-11-08 | Audi Ag | Säule einer Karosserie eines Kraftfahrzeugs |
DE102005017980B4 (de) * | 2005-04-19 | 2007-11-08 | Audi Ag | Säule einer Karosserie eines Kraftfahrzeugs |
DE102005017979B4 (de) * | 2005-04-19 | 2007-11-08 | Audi Ag | Säule einer Karosserie eines Kraftfahrzeugs |
DE102005017982B4 (de) * | 2005-04-19 | 2014-02-13 | Audi Ag | Karosseriesäule eines Kraftfahrzeugs |
US7357448B2 (en) * | 2005-06-06 | 2008-04-15 | Ford Global Technologies, Llc | Unitary hydroformed roof support pillar |
US7510234B2 (en) * | 2006-08-09 | 2009-03-31 | Nissan Technical Center North America, Inc. | Vehicle frame structure |
CN101195390B (zh) * | 2006-12-05 | 2012-10-17 | 福特全球技术公司 | 单体式液压成型顶板支承立柱 |
JP4535084B2 (ja) * | 2007-05-10 | 2010-09-01 | トヨタ自動車株式会社 | 構造部材の断面構造 |
US7731272B2 (en) * | 2007-12-26 | 2010-06-08 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | A-pillar force transfer structure |
EP2159109A1 (en) * | 2008-09-01 | 2010-03-03 | Sika Technology AG | Reinforcement with channel design |
US8382195B2 (en) * | 2008-12-22 | 2013-02-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle body forward portion structure |
CN102216146B (zh) * | 2009-03-02 | 2012-12-05 | 丰田自动车株式会社 | 车辆的骨架结构 |
US8292356B2 (en) * | 2009-03-17 | 2012-10-23 | Mazda Motor Corporation | Lower vehicle-body structure of vehicle |
DE102009030349B4 (de) * | 2009-06-25 | 2020-01-02 | GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) | Seitenstruktur eines Fahrzeugs |
JP5601143B2 (ja) * | 2010-10-20 | 2014-10-08 | マツダ株式会社 | 車両用フレーム構造 |
KR101210086B1 (ko) * | 2010-11-12 | 2012-12-07 | 현대자동차주식회사 | 아우터 어퍼센터필러 레인포스와 시트벨트 브래킷의 결합구조 |
KR101491319B1 (ko) * | 2013-09-30 | 2015-02-06 | 현대자동차주식회사 | 자동차 필러용 아우터 패널과 그 제조 방법, 그리고 아우터 패널을 제조하기 위한 압연 장치 |
DE102014222887A1 (de) * | 2014-11-10 | 2016-05-12 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Tragstrukturanordnung für ein Kraftfahrzeug |
US10351175B2 (en) * | 2015-10-01 | 2019-07-16 | Benteler Automobiltechnik Gmbh | Motor vehicle hybrid structural part |
RU2681452C1 (ru) * | 2015-10-09 | 2019-03-06 | Ниппон Стил Энд Сумитомо Метал Корпорейшн | Конструктивный элемент и транспортное средство |
KR101724925B1 (ko) * | 2015-10-13 | 2017-04-07 | 현대자동차주식회사 | 차량 언더바디 구조체 |
KR20210070807A (ko) | 2019-12-05 | 2021-06-15 | 현대자동차주식회사 | 차량용 차체 |
KR20210070808A (ko) | 2019-12-05 | 2021-06-15 | 현대자동차주식회사 | 차량용 차체 |
KR20210071184A (ko) | 2019-12-05 | 2021-06-16 | 현대자동차주식회사 | 차체 형성 구조 및 이를 활용한 차체 |
KR20210070809A (ko) | 2019-12-05 | 2021-06-15 | 현대자동차주식회사 | 차량용 차체 |
KR20210070805A (ko) | 2019-12-05 | 2021-06-15 | 현대자동차주식회사 | 차량용 차체 |
KR20210070811A (ko) | 2019-12-05 | 2021-06-15 | 현대자동차주식회사 | 차체 구조 |
KR20210071183A (ko) | 2019-12-05 | 2021-06-16 | 현대자동차주식회사 | 차량용 차체 |
KR20210071182A (ko) * | 2019-12-05 | 2021-06-16 | 현대자동차주식회사 | 차량용 차체 |
KR20220021612A (ko) * | 2020-08-14 | 2022-02-22 | 현대자동차주식회사 | 차량의 차체 루프 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19531874C1 (de) * | 1995-08-30 | 1996-10-02 | Daimler Benz Ag | Seitenwandbaugruppe für eine Kraftfahrzeugkarosserie |
JP2001163257A (ja) * | 1999-03-29 | 2001-06-19 | Nissan Motor Co Ltd | 車体構造 |
JP3374809B2 (ja) | 1999-10-28 | 2003-02-10 | トヨタ自動車株式会社 | ピラー構造 |
EP1227968B1 (en) * | 1999-10-28 | 2004-01-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle pillar structure |
JP3428545B2 (ja) * | 2000-01-07 | 2003-07-22 | 本田技研工業株式会社 | 車体補強構造 |
US6467834B1 (en) * | 2000-02-11 | 2002-10-22 | L&L Products | Structural reinforcement system for automotive vehicles |
US6419302B2 (en) * | 2000-03-10 | 2002-07-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Channel member for constructing elongated wall portion of vehicle body |
DE10015325A1 (de) * | 2000-03-28 | 2001-10-04 | Volkswagen Ag | Karosseriebauteil aus Stahl |
JP2001301653A (ja) * | 2000-04-25 | 2001-10-31 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車の車体組立方法および車体構造 |
-
2002
- 2002-01-16 JP JP2002007758A patent/JP3610952B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2002-12-17 EP EP02258662A patent/EP1329374B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-12-17 DE DE60209195T patent/DE60209195T2/de not_active Expired - Lifetime
-
2003
- 2003-01-07 US US10/337,337 patent/US6702368B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9321487B2 (en) | 2012-02-01 | 2016-04-26 | Mazda Motor Corporation | Vehicle frame structure |
DE112013000794B4 (de) | 2012-02-01 | 2023-10-19 | Mazda Motor Corporation | Fahrzeugrahmenstruktur |
US9260137B2 (en) | 2012-05-08 | 2016-02-16 | Mazda Motor Corporation | Vehicle frame structure |
DE112013002378B4 (de) | 2012-05-08 | 2018-09-27 | Mazda Motor Corporation | Fahrzeugrahmenstruktur |
JP2016113080A (ja) * | 2014-12-17 | 2016-06-23 | マツダ株式会社 | 車両用フレーム構造 |
US10807648B2 (en) | 2016-01-22 | 2020-10-20 | Futaba Industrial Co., Ltd. | Frame |
JP2017149185A (ja) * | 2016-02-22 | 2017-08-31 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ピラー構造 |
CN108202761A (zh) * | 2016-12-19 | 2018-06-26 | 丰田自动车株式会社 | 前支柱结构 |
JP2018099947A (ja) * | 2016-12-19 | 2018-06-28 | トヨタ自動車株式会社 | ピラー構造 |
JP2018099949A (ja) * | 2016-12-19 | 2018-06-28 | トヨタ自動車株式会社 | フロントピラー構造 |
US10407107B2 (en) | 2016-12-19 | 2019-09-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Front pillar structure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1329374B1 (en) | 2006-02-15 |
DE60209195D1 (de) | 2006-04-20 |
JP3610952B2 (ja) | 2005-01-19 |
EP1329374A1 (en) | 2003-07-23 |
DE60209195T2 (de) | 2006-11-23 |
US6702368B1 (en) | 2004-03-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003205859A (ja) | 自動車のピラー構造 | |
JP2003220979A (ja) | 車両の車体フレーム構造 | |
JPH05305878A (ja) | 車体強度メンバの結合構造 | |
JP2003127898A (ja) | フロントピラー構造 | |
JP2002096758A (ja) | 自動車の車体後部構造 | |
JP3711945B2 (ja) | キャブオーバートラックのボデー構造 | |
JPH11235983A (ja) | 自動車のフロントピラー構造 | |
JP2000095151A (ja) | 車両のロッカ部構造 | |
JP7419936B2 (ja) | 車両の前部車体構造 | |
JP2004130826A (ja) | 自動車のセンタピラー補強構造 | |
JP2003002248A (ja) | フロアトンネル構造 | |
JP3985676B2 (ja) | ピラー下部接合構造 | |
JPS6238855Y2 (ja) | ||
JP2000177630A (ja) | 不等厚センターピラー部材 | |
JP2007098982A (ja) | 車体構造 | |
JP2001030950A (ja) | 自動車の車体側部構造 | |
JP2001247057A (ja) | 車両の車体下部構造 | |
JP3511310B2 (ja) | 自動車のフロア | |
JP2000006847A (ja) | フロントフェンダ構造 | |
JP4139665B2 (ja) | 自動車のサイドアウタパネルのロッカ部構造 | |
JP2001039334A (ja) | 車両用フロントピラーのドアヒンジ部補強構造 | |
JPH08268329A (ja) | 自動車の上部車体構造 | |
JPS61215178A (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
JP2019119223A (ja) | 車両用のドア | |
JP2003200857A (ja) | 車体フロア構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20040305 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20040323 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040413 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040526 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040928 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041011 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071029 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081029 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091029 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091029 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101029 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |