JP4139665B2 - 自動車のサイドアウタパネルのロッカ部構造 - Google Patents

自動車のサイドアウタパネルのロッカ部構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のサイドアウタパネルのロッカ部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車体外側面を形成するサイドアウタパネルは、成形性を高める観点から0.7mm程度の薄板をプレスにより一体成形するのが一般的である。
【0003】
一方、自動車のロッカ部では、車両前突時及び側突時の剛性を高める観点から、例えば図7に示すように、サイドアウタパネル(ロッカアウタ)60とロッカインナ61との間に板厚の大きいロッカアウタリインホース62とロッカインナリインホース63とを配設する場合がある。
【0004】
ところで、板厚の大きい2枚のリインホースをロッカ部に配設する構造を採用した場合には、材料コスト,重量とも上昇するという問題がある。このような材料コスト,重量の低減を図るために、従来、図6に示すように、サイドアウタパネルを上サイドパネルアウタ50と、これより板厚の大きい下サイドパネルアウタ51とに分割し、上サイドパネルアウタ50のステップ50aの外縁から下方に延びる下向き接合片部50bと、下サイドパネルアウタ51の上向き接合片部51aとを溶接により接合し、該上向き接合片部51aの上端をステップ50aの上面に配設されたスカッフプレート52を延長させて覆うようにした構造のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このようにすることによってロッカ部の剛性を確保しつつロッカインナリインホースを省略することが可能となる。なお、53はロッカインナ,54はロッカリインホースである。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−247260号公報(第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のロッカ部構造では、上サイドパネルアウタ50は下サイドパネルアウタ51より板厚が小さいことから、側突時の衝撃力Fによって上サイドパネルアウタ50が断面崩れを起こし易いという懸念がある。また前突時においても上サイドパネルアウタ50が変形して断面崩れを起こし易く、下サイドパネルアウタ51の上向き接合片部51aが口開きするおそれがある。
【0007】
本発明は、上記状況に鑑みてなされたもので、側突時の断面崩れや前突時の口開きを防止できる自動車のサイドパネルのロッカ部構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ドア開口が形成されたサイドアウタパネルのロッカ部構造において、上記サイドアウタパネルを、上記ドア開口の下縁部を形成するロッカパネル部と残りのアウタパネル部とに分割するとともに、該ロッカパネル部の板厚をアウタパネル部の板厚より大きいものとし、上記ロッカパネル部を、上方に延び、上記アウタパネル部の下縁部の車幅方向外側面にスポット溶接により結合された上フランジ部と、該上フランジ部の下端に続いて車幅方向外側に略水平に延びる水平部と、該水平部の外端から下方に延びた後車幅方向内側に屈曲して延びる張出部と、該張出部の内端に続いて下方に延びる下フランジ部とを有するものとし、上記アウタパネル部の下縁部に続いて上記水平部の下面に重なるよう延びる延長部を形成し、該延長部と水平部とをスポット溶接により結合したことを特徴としている。
【0009】
【発明の作用効果】
本発明に係るロッカ部構造によれば、サイドアウタパネルをアウタパネル部と該アウタパネル部より板厚の大きいロッカパネル部とに分割し、該ロッカパネル部の上フランジ部をアウタパネル部の下縁部に溶接接合するとともに、該アウタパネル部の下縁部にロッカパネル部の水平部に重なるよう延びる延長部を形成し、該延長部と水平部とを溶接接合したので、車両側突時の衝撃力を板厚の大きいロッカパネル部全体で受けることとなり、断面崩れを防止でき、衝突性能を向上できる。
【0010】
また上記ロッカパネル部の上フランジ部及び水平部をアウタパネル部に溶接結合したので、前突時の衝撃力によってロッカパネル部が口開きするのを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0012】
図1ないし図5は、本発明の一実施形態による自動車のサイドアウタパネルのロッカ部構造を説明するための図であり、図1はサイドアウタパネルの側面図,図2はサイドアウタパネルのロッカパネル部の側面図、図3,図4,図5はそれぞれロッカパネル部の断面図(図2のIII-III 線断面図,IV-IV線断面図,V-V線断面図) である。
【0013】
図において、1は自動車のサイドアウタパネルであり、該サイドアウタパネル1には幅広のフロントドア開口1a,リヤドア開口1bが形成されている。このサイドアウタパネル1は、フロンドドア開口1aの前縁部を形成するフロントピラー部1cと、該フロントドア開口1aの後縁部及びリヤドア開口1bの前縁部を形成するセンタピラー部1dと、両ドア開口1a,1bの上縁部を形成するルーフレール部1eと、リヤドア開口1bの後縁部を形成するクォータパネル部1fと、上記両ドア開口1a,1bの下縁部を形成するロッカパネル部2とを備えている。
【0014】
上記ロッカパネル部2の内側には該ロッカパネル部2に沿って前後方向に延びる断面ハット状のロッカインナパネル3が配設され、両者2,3の間には上記ロッカパネル部2に概ね沿う形状のロッカリインホース4が配設されている。
【0015】
上記サイドアウタパネル1は、上記ロッカパネル部2と残りのフロントピラー部1c,センタピラー部1d,ルーフレール部1e,及びクォータパネル部1fを含むアウタパネル部1′とに分割されている。このアウタパネル部1′のフロントピラー部1c,センタピラー部1d,クォータパネル部1fの各下縁は車両前後方向に延びる下縁部1gにより一体に連結されており、これによりプレス成形時のアウタパネル部1′の剛性を確保している。
【0016】
上記アウタパネル部1′の板厚は0.7mm程度のもので、上記ロッカパネル部2の板厚はアウタパネル部1′の板厚より大きい高張力鋼板により形成されている。また上記ロッカインナ3及びロッカリインホース4の板厚はロッカパネル部2と同等以上となっている。
【0017】
上記ロッカパネル部2は、上記アウタパネル部1′の下縁部1gに重なり合う上フランジ部2aと、該上フランジ部2aから車幅方向外側に略水平に延びる水平部2bと、該水平部2bの外端から下方に延びた後,内側に湾曲して延びる張出部2cと、該張出部2cの内端から下方に延びる下フランジ部2dとを有している。上記水平部2bの上面にはスカッフプレート5が貼着されている。
【0018】
上記ロッカパネル部2の上フランジ部2aは、上記アウタパネル部1′の下縁部1g,ロッカリインホース4の上フランジ部4a,及びロッカインナパネル3の上フランジ部3aとともに4枚重ね合わせてスポット溶接により結合されており、該フランジ接合部にはガーニッシュ8が装着されている。
【0019】
また下フランジ部2dは、上記ロッカリインホース4の下フランジ部4b及びロッカインナパネル3の下フランジ部3bとともに3枚重ね合わせてスポット溶接により結合されている。
【0020】
このようにして上記ロッカパネル部2とロッカリインホース4とで車両前後方向に延びる箱状の第1閉断面A1が、該ロッカリインホース4と上記ロッカインナパネル3とで箱状の第2閉断面A2が形成されている。
【0021】
そして上記アウタパネル部1′の下縁部1gには該下縁部1gに続いて車幅方向外側に延びる延長部1hが形成されている。この延長部1hはロッカパネル部2の水平部2bの下面に重ね合わされており、該延長部1hと水平部2bとはスポット溶接により結合されている。
【0022】
4に示すように、ロッカリインホース4の上フランジ部4a及びロッカインナパネル3の上フランジ部3aにはセンタピラーインナ6の下端部が溶接接合されている。またセンタピラーインナ6に溶接接合されたセンタピラーリインホース7は車外側に張り出してロッカ部内まで延びており、ロッカリインホース4の外側壁4cに溶接結合されている。またロッカパネル部2の上フランジ部2aはセンタピラー部1dに貼り合わせた構造となっている。
【0023】
次に本実施形態の作用効果について説明する。
【0024】
本実施形態のロッカ部構造によれば、サイドアウタパネル1を、ロッカパネル部2と残りのアウタパネル部1′とに分割し、該ロッカパネル部2をアウタパネル部1′の板厚より大きい高張力鋼板により形成し、上記ロッカパネル部2の上フランジ部2aをアウタパネル部1′の下縁部1gにスポット溶接により接合するとともに、該下縁部1gにロッカパネル部2の水平部2bに重なるよう延びる延長部1hを形成し、該延長部1hと水平部2bとをスポット溶接により接合したので、車両側突時の衝撃力Fをロッカパネル部2全体で受けることとなり、断面崩れを防止でき、衝突性能を向上できる。
【0025】
上記ロッカパネル部2の上フランジ部2a及び水平部2bをアウタパネル部1′に溶接接合したので、前突時の衝撃力によってロッカパネル部2が口開きするのを防止できる。
【0026】
また本実施形態では、ロッカパネル部2を高張力鋼板により形成し、該ロッカパネル部2とロッカリインホース4とで第1閉断面A1を形成するとともに、該ロッカリインホース4とロッカインナパネル3とで第2閉断面A2を形成したので、ロッカ部全体の剛性を高めることができ、衝突性能の向上を図りながら材料コスト,重量の低減を可能にできる。
【0027】
本実施形態では、ロッカパネル部2を上フランジ部2aと水平部2bとを備えたものとし、換言すれば張出部2cの上端2c′(図3参照)から車内側に略水平に延びる水平部2bと該水平部2bの内端から上方に延びる上フランジ部2aを形成し、該上フランジ部2aをロッカインナパネル3及びロッカリインホース4の各上フランジ部3a,4aとともに溶接接合したので、ロッカパネル部2の上フランジ2aの上端面を既存のガーニッシュ8により覆うことができ、錆の問題を防止できるとともに、別工程によるシーラ塗布を不要にできる。即ち、従来のように下サイドパネルアウタの上向き接合片部の上端面を車外に露出させた場合には、錆の問題を防止するためにシーラを塗布するか,もしくはスカッフプレートを延長形成して上記端面を覆う必要があり、コストが上昇するという問題がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるサイドアウタパネルの側面図である。
【図2】上記サイドアウタパネルのロッカパネル部の側面図である。
【図3】上記ロッカパネル部の断面図(図2のIII-III 線断面図)である。
【図4】上記ロッカパネル部の断面図(図2のIV-IV 線断面図)である。
【図5】上記ロッカパネル部の断面図(図2のV-V 線断面図) である。
【図6】従来のロッカ部の断面図である。
【図7】従来の一般的なロッカ部の断面図である。
【符号の説明】
1 サイドアウタパネル
1′ アウタパネル部
1a フロントドア開口
1b リヤドア開口
1g 下縁部
1h 延長部
2 ロッカパネル部
2a 上フランジ部
2b 水平部
2c 張出部
2d 下フランジ部

Claims (1)

  1. ドア開口が形成されたサイドアウタパネルのロッカ部構造において、上記サイドアウタパネルを、上記ドア開口の下縁部を形成するロッカパネル部と残りのアウタパネル部とに分割するとともに、該ロッカパネル部の板厚をアウタパネル部の板厚より大きいものとし、上記ロッカパネル部を、上方に延び、上記アウタパネル部の下縁部の車幅方向外側面にスポット溶接により結合された上フランジ部と、該上フランジ部の下端に続いて車幅方向外側に略水平に延びる水平部と、該水平部の外端から下方に延びた後車幅方向内側に屈曲して延びる張出部と、該張出部の内端に続いて下方に延びる下フランジ部とを有するものとし、上記アウタパネル部の下縁部に続いて上記水平部の下面に重なるよう延びる延長部を形成し、該延長部と水平部とをスポット溶接により結合したことを特徴とする自動車のサイドアウタパネルのロッカ部構造。
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