JP3511310B2 - 自動車のフロア - Google Patents

自動車のフロア

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JP3511310B2
JP3511310B2 JP10917894A JP10917894A JP3511310B2 JP 3511310 B2 JP3511310 B2 JP 3511310B2 JP 10917894 A JP10917894 A JP 10917894A JP 10917894 A JP10917894 A JP 10917894A JP 3511310 B2 JP3511310 B2 JP 3511310B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、自動車におけるフロア
の構造に関する。 【0002】 【従来技術】従来、自動車のフロア構造として、特開昭
61−89178 号公報、実開昭59−133373号公報等に示され
ているように、フロアパネルの中央部に車両前後方向に
沿って、トランスミッションやプロペラシャフト等を通
すためのトンネル部を形成し、このフロアパネル上に前
記トンネル部を挟むようして左右1対の車巾方向に沿う
シートマウントメンバもしくは補強用のクロスメンバー
を接合した構造が知られている。 【0003】このような自動車用フロアには、補強のた
めにビードすなわち凹状または凸状の条線部分が形成さ
れているが、通常、このビードは車体の前後方向に平行
に設けられている。 【0004】 【解決しようとする課題】近年、車体の前後方向の強度
に加えて、横方向の強度が重視されるようになって来て
いるが、上記前後方向に延びるビードではフロアに作用
する横方向の荷重に対処することはできず、また前記ク
ロスメンバのみで横方向荷重に対して充分な補強効果を
得ることも難しい。 【0005】 【課題を解決するための手段および作用】本発明はこの
ような事情に鑑みてなされたものであり、本発明におい
ては、フロアパネル上に車巾方向に延びる断面略逆U字
状のクロスメンバを接合して成る自動車のフロアにおい
て、前記フロアパネルの車巾方向中央に前後方向に延び
るトンネル部が形成され、前記クロスメンバは該トンネ
ル部の両側においてそれぞれ該トンネル部からフロアパ
ネル側縁に形成されたサイドシル部まで延びており、前
記フロアパネルの前記クロスメンバとともに閉断面を形
成する部分には該クロスメンバに沿って車巾方向に延び
る連続したビード部が形成され、該ビード部はその前後
の立上り部の一方の立上り部の傾斜が他方の立上り部の
傾斜より緩やかであるとともに、前記フロアパネルの前
後方向に延びるビードとの対応部において該ビードの底
壁部に達しかつ該ビードの両側壁を抑える延出部分を備
えていることを特徴とする。 【0006】本発明によれば、クロスメンバとともに閉
断面を形成するフロアパネル部分に、該クロスメンバに
沿って車巾方向に延びる連続したビード部が形成されて
いるので、フロアパネルのクロスメンバを接合した部分
の横方向荷重に対する剛性が一段と増す。従ってフロア
パネルに大きな横方向荷重が作用しても、クロスメンバ
接合部分でこの荷重を受け持つことにより、該荷重に充
分対抗することができる。フロアパネルのクロスメンバ
によって覆われこのクロスメンバとともに閉断面を形成
する部分に、上方へ屈曲してクロスメンバ内に突出する
ビード部が形成されて、該ビード部はトンネル部からサ
イドシル部まで連続して延びているので、フロアパネル
に作用する横方向荷重が、フロアパネルに接合されたク
ロスメンバだけでなく、フロアパネル自体に一体に形成
されたビード部によっても受けられ、さらに、ビード部
の前後の立上り部の延出部分はフロアパネルの前後方向
に延びるビードとの対応位置において該ビードの底壁部
に達しかつ該ビードの両側壁を抑える構造とされるか
ら、該ビードの両側壁の横方向荷重による傾斜変形が防
止され一層大きな補強効果が得られ、フロアパネルは大
きな横方向荷重に対抗することができる。また、ビード
部の前方の立上り部は後方の立上り部より緩傾斜に形成
されているから、塗装ライン上での電着塗装時における
塗膜抜けを有効に防止することができる。 【0007】 【実施例】図1は本発明の一実施例に係る自動車のフロ
ントフロアを斜め上前方から見た斜視図である。1はフ
ロアパネルで、このフロアパネル1には車巾方向中央部
に前後方向に延びるトンネル部2が形成されている。ト
ンネル部2内には周知のようにトランスミッションやプ
ロペラシャフトが通される。 【0008】フロアパネル1の上記トンネル部2の両側
に延在する板状部分には、従来と同様に、前後方向に延
びる多数のビード3が形成されている。本実施例におい
てはこれらのビード3は、フロアパネル1の上面側にお
いて凹溝状、下面側において凸条状に形成されている
が、これと逆の形状に形成してもよい。 【0009】フロアパネル1の両側縁部は上方へ立上げ
られてサイドシル部分4となっている。そしてトンネル
部2の両側において該トンネル部2と上記サイドシル部
分4との間にそれぞれクロスメンバ5が配設されてい
る。クロスメンバ5は、図3に示すように、下方のフロ
アパネル1側へ向って開いた断面略逆U字状の部材から
成り、その開口部に沿って外側へ張り出したフランジ部
5aを介してフロアパネル1にスポット溶接等により固
着されている。 【0010】このフロアパネル1は、前後方向の荷重に
対してはビード3により補強され、横方向(車巾方向)
の荷重に対してはクロスメンバ5により補強されている
が、クロスメンバ5による横方向荷重に対する補強効果
をさらに高めるために、フロアパネル1のクロスメンバ
5によって覆われこのクロスメンバ5とともに閉断面を
形成する部分に、上方へ屈曲してクロスメンバ5内に突
出するビード部6が形成されている(図2、図3)。こ
のビード部6は、図2に示すように前記ビード3に直角
に横方向に延び、かつトンネル部2からサイドシル部分
4まで連続して延びている。 【0011】フロアパネル1のクロスメンバ5接合部分
をこのように構成することにより、フロアパネル1に作
用する横方向の荷重が、フロアパネル1に接合されたク
ロスメンバ5だけではなく、フロアパネル1自体に一体
に形成されたビード部6によっても受けられるので、フ
ロアパネル1は大きな横方向荷重に対抗することができ
る。さらに、ビード部6の前後の立上り部6a,6b
は、図2に示すように、ビード3部分においてはその底
壁部3aまで延び、この延出部分6cによってビード3
の両側の側壁部3bを抑えているので、両側壁部3bの
横方向荷重による傾斜変形が防止され、一層大きな補強
効果が得られる。 【0012】なお、図3に示すように、ビード部6の前
方の立上り部6aは後方の立上り部6bより緩傾斜に形
成されている。このようにすることにより、塗装ライン
上での電着塗装時における塗膜抜けを有効に防止するこ
とができる。 【0013】 【発明の効果】本発明によれば、自動車のフロアパネル
の横方向荷重に対する剛性を増して、大きな横方向荷重
に耐えるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係る自動車のフロントフロ
アの斜視図である。 【図2】上記フロントフロアにおけるフロアパネルのク
ロスメンバ接合部分の構造を示す斜視図である。 【図3】図1のIII −III 線に沿う断面図である。 【符号の説明】 1…フロアパネル、2…トンネル部、3…ビード、4…
サイドシル部分、5…クロスメンバ、6…ビード部。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 フロアパネル上に車巾方向に延びる断面
    略逆U字状のクロスメンバを接合して成る自動車のフロ
    アにおいて、前記フロアパネルの車巾方向中央に前後方
    向に延びるトンネル部が形成され、前記クロスメンバは
    該トンネル部の両側においてそれぞれ該トンネル部から
    フロアパネル側縁に形成されたサイドシル部まで延びて
    おり、前記フロアパネルの前記クロスメンバとともに閉
    断面を形成する部分には該クロスメンバに沿って車巾方
    向に延びる連続したビード部が形成され、該ビード部は
    その前後の立上り部の一方の立上り部の傾斜が他方の立
    上り部の傾斜より緩やかであるとともに、前記フロアパ
    ネルの前後方向に延びるビードとの対応部において該ビ
    ードの底壁部に達しかつ該ビードの両側壁を抑える延出
    部分を備えていることを特徴とする自動車のフロア。
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JP5670307B2 (ja) * 2011-12-15 2015-02-18 本田技研工業株式会社 自動車のフロア構造
JP2017039383A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 スズキ株式会社 4輪車の車体フロア構造

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