JP2002333872A - Lcd電源制御方法とその制御回路及びこの制御回路を有する画像形成装置 - Google Patents

Lcd電源制御方法とその制御回路及びこの制御回路を有する画像形成装置

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JP2002333872A
JP2002333872A JP2002026563A JP2002026563A JP2002333872A JP 2002333872 A JP2002333872 A JP 2002333872A JP 2002026563 A JP2002026563 A JP 2002026563A JP 2002026563 A JP2002026563 A JP 2002026563A JP 2002333872 A JP2002333872 A JP 2002333872A
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lcd
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control circuit
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Kazuya Iwasaki
一也 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源遮断時には液晶ディスプレイ内部に残留
した電荷を積極的に除去することができと共に、簡単な
回路で構成され、ロジック回路および駆動用回路各々の
電源電圧供給/遮断を正しい順序で行える様にすること
により、液晶ディスプレイの劣化が少ないLCD電源制
御方法とその制御回路及びこの制御回路を有する画像形
成装置を提供すること。 【解決手段】 ロジック回路電圧検出回路(電圧検出手
段)47が電源電圧+5Vの電源(ロジック回路用電
源)の電圧降下を検出したときに、LCD電源制御回路
(ディスプレイ電圧制御手段)49により液晶ディスプ
レイ13の残留電荷を強制的に放電させる。これによ
り、LCDのロジック電源すなわち電源ユニット28の
電源電圧+5Vの電源(ロジック回路用電源)の立ち下
がりよりも、LCD駆動電圧を速く減衰させることがで
きるため、液晶ディスプレイ13にダメージを与えるこ
とがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置にお
ける液晶ディスプレイの駆動電源即ち駆動電圧を制御す
るLCD電源制御方法とその制御回路及びこの制御回路
を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の画像形成装置には、例
えば微細なトナーの粒子を用いて原稿の画像をコピー用
紙に複写するようにしたものがある。
【0003】この画像形成装置では、画像読取装置によ
り原稿の画像を光学的に読み取って、この読み取った画
像を感光ドラム等の感光体に静電潜像として形成させ、
この感光体の静電潜像に微細なトナーを付着させてトナ
ーによる画像を形成(現像)させる様にしている。
【0004】しかも、この画像形成装置では、用紙トレ
イ等からコピー用紙を給紙ローラで取り出して、この取
り出したコピー用紙を多数の給紙ローラにより感光体の
位置まで搬送し、感光体に形成された画像をコピー用紙
に転写させる様にしている。この様にして画像が転写さ
せられたコピー用紙は、ヒータで加熱される定着ローラ
の部分に給紙ローラで搬送されて、定着ローラの熱によ
りにより加熱された後、排出されるようになっている。
この加熱によりコピー用紙に転写された画像が定着させ
られる様になっている。
【0005】この様な画像読取装置や給紙ローラ,感光
ドラム,定着ローラ等は、画像形成装置の装置本体に設
けた電源回路により作動させられる様になっている。
【0006】また、この様な画像形成装置では、操作パ
ネルに各種の操作ボタン或いはスイッチを設けると共
に、この操作に伴う表示や装置の現在の状態を表示する
LCD(液晶ディスプレイ)を表示手段として設けてい
るのが普通である。
【0007】この操作パネルには、STN−LCD(Su
per Twisted Nematic Liquid Crystal Display)等の液
晶ディスプレイがよく使われている。このSTN−LC
D等の液晶ディスプレイは、電源回路からの駆動電圧を
ロジック回路に印加することにより、ロジック回路から
発生するタイミング信号に基づいて動作が制御される様
になっている。このタイミング信号としては、例えばフ
レーム信号が用いられる。しかも、このロジック回路を
動作制御するために+5Vまたは+3.3V等の低電圧
駆動電源を必要とすると共に、液晶ディスプレイを駆動
するために+24Vや−12V等の比較的に高電圧の駆
動電源を必要としている。尚、ここでは、液晶ディスプ
レイを駆動する駆動電源を、ロジック回路の低電圧駆動
電源と区別するために高電圧駆動電源として説明する。
【0008】これらの駆動電源はLCDモジュールすな
わち液晶ディスプレイのモジュール内に設けておいて、
ロジック回路や液晶ディスプレイの駆動電圧をこのモジ
ュール内で昇圧して生成することもある。
【0009】しかし、上述の画像形成装置では、上述し
たように、画像読取装置の駆動や、給紙ローラ,感光ド
ラム,定着ローラ等の可動部の駆動のための電源回路を
装置本体に設けているので、コスト低減のために装置本
体の電源回路にLCDモジュールのための低電圧駆動源
を設けているのが現状である。
【0010】また、この画像形成装置では、電源の投入
/遮断時において液晶ディスプレイの液晶の劣化を防止
するため、装置本体の電源の投入と遮断のタイミングを
次の様に設定する必要がある。即ち、電源投入時には、
液晶ディスプレイ用の高電圧駆動電源をロジック回路用
の低電圧駆動電源と同時または遅く立ち上げることが要
求されている。また、電源遮断時には、液晶ディスプレ
イ用の高電圧駆動電源をロジック回路用の低電圧駆動電
源よりも速くまたは同時に立ち下げることが要求されて
いる。
【0011】しかしながら、実際には、電源遮断時にお
いて液晶ディスプレイの高電圧駆動電源をロジック回路
の低電圧駆動電源よりも速く立ち下げることは困難であ
る。この理由は、 (1)電源を遮断できる状態では、画像読取装置の駆動
や、給紙ローラ,感光ドラム,定着ローラ等の可動部を
駆動するモータ等が動作していないために、電源回路の
消費電流が少なく、電源回路が待機状態となっている。 (2)これに加えて、画像読取装置の駆動や、給紙ロー
ラ,感光ドラム,定着ローラ等の可動部の動作時に、こ
の可動部を駆動するモータ等に十分な電力を供給できる
ように、高電圧駆動電源の電源容量を大きくしているた
め、電源遮断時の電源回路の電圧低下が遅い。 (3)更に、ロジック回路の低電圧駆動電源は、待機時
でも動作時でも、ほぼ同等の電力消費をしているため、
電圧が電源遮断時に比較的速く低下してしまう等のため
である。
【0012】ところで、液晶ディスプレイの駆動電圧制
御装置には、例えば特開平11−282427号公報に
開示されたようなものがある。この公報に開示された液
晶ディスプレイの駆動電圧制御装置は、図13に示した
ような制御回路を有する。
【0013】この液晶ディスプレイの駆動電圧制御装置
は、図13に示したように、待機電圧(+5VE)や駆動電圧
(+24V)等を出力する電源回路1、駆動電圧供給ラ
インに介挿されたスイッチング手段2を有する。この制
御電圧(+5V)および駆動電圧(+24V)は液晶ディスプレイ
(LCD)に印加される様になっている。
【0014】また、液晶ディスプレイの駆動電圧制御装
置は、リセット回路3,フリップフロップ回路4,5,
インバータ6,抵抗7,8等からなるタイミング制御手
段(タイミング回路)を有する。
【0015】このタイミング制御手段は、省電力モード
オフへの移行時には前記スイッチング手段2を前記制御
電圧(+5V)の立上り後に導通とし、省電力モードオンへ
の移行時には前記スイッチング手段2を前記制御電圧(+
5V)が立下るときに非導通とする様になっている。これ
により、省電力モ−ドオフにおいて制御電圧(+5V)およ
び駆動電圧(+24V)を出力するようになっている。また、
省電力モ−ドオンにおいては、制御電圧および駆動電圧
の出力を停止するようになっている。尚、1aはメイン
電源スイッチ、1bは省電力モードオフ時に閉じられる
スイッチである。
【0016】この構成によれば、液晶ディスプレイ(LC
D)の制御回路に制御電圧(+5V)が加わって、この制御回
路が動作を開始した後、駆動電圧(VEE=+24V)が液晶ディ
スプレイ(LCD)に加わるので、電源回路1が省電力モー
ドオフへの移行する際に駆動電圧(VEE=+24V)が液晶ディ
スプレイ(LCD)にダメ−ジを与えない。また、制御電圧
(+5V)が立下るときに駆動電圧(VEE=+24V)が速く遮断さ
れるので、省電力モードオンへの移行時に、制御回路動
作の停止後も駆動電圧(VEE=+24V)が長く継続することが
なく、液晶ディスプレイ(LCD)がダメ−ジを受けない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に開示されたような液晶ディスプレイの駆動電圧制御装
置では、電源遮断時におけるLCD内部の残留電荷の放
電が遅いため、電源遮断時にLCD駆動電源の立ち下が
りが遅くなる場合があり得る。
【0018】例えば、LCD内部に表示品位改善のため
に、比較的多くのコンデンサを設けた場合、電源遮断時
においてLCDへの電力の供給は絶ったものの、LCD
(液晶ディスプレイ)内部の残留電荷の放電が遅くな
り、結果としてLCD駆動電源の立ち下がりが擬似的に
遅くなる場合があり得る。この場合には、LCD電源の
遮断時において液晶ディスプレイの液晶の劣化防止がで
きないと言う問題が依然として解決されない。
【0019】本発明は、このような問題を解決するため
に、電源遮断時には液晶ディスプレイ内部に残留した電
荷を積極的に除去することができると共に、簡単な回路
で構成され、ロジック回路および駆動用回路各々の電源
電圧供給/遮断を正しい順序で行える様にすることによ
り、液晶ディスプレイの劣化が少ないLCD電源制御方
法とその制御回路及びこの制御回路を有する画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1の発明のLCD電源制御方法は、モジュー
ル内のロジック回路用電源の電圧を電圧検出手段で検出
して、LCD駆動用電源からLCD制御回路への電圧の
供給遮断をLCD電源供給/遮断手段により行わせるL
CD電源制御方法において、前記電圧検出手段は、前記
ロジック回路用電源の電圧降下を検出したとき、直ちに
電圧降下を示す信号を出力して、前記LCD電源供給/
遮断手段を遮断状態にすると共に、強制放電手段を動作
状態にして、前記ロジック回路用電源の電圧が「0V」
になる前に前記LCD駆動回路の残留電荷を前記強制放
電手段により強制的に放電するように制御することを特
徴とする。
【0021】このLCD電源制御方法によれば液晶ディ
スプレイの残留電荷の強制放電は、前記電圧検出手段が
前記ロジック回路用電源の電圧降下を検出してから前記
回路駆動電圧が「0」になるまでの間に瞬時に終了する
様にできる。
【0022】この結果、例えば、LCD(液晶ディスプ
レイ)内部に表示品位改善のために、比較的多くのコン
デンサを設けた場合でも、電源遮断時においてLCDへ
の電力の供給を遮断すると、LCD内部の残留電荷の放
電が強制的に瞬時に行われ、結果としてLCD駆動電圧
(液晶ディスプレイ駆動電圧)の立ち下がりが瞬時に行
われて、LCD駆動電圧がロジック回路電圧が「0」に
なるより先に「0」になる様にできる。従って、液晶デ
ィスプレイのOFF動作時に、即ちLCD電源供給/遮
断手段の遮断時に、液晶ディスプレイの駆動回路からロ
ジック回路へ電流が逆流することが防止される。これに
より、液晶ディスプレイのOFF動作時におけるロジッ
ク回路や液晶ディスプレイの破壊が防止される。
【0023】また、上述した目的を達成するため、請求
項2の発明のLCD電源制御方法は、モジュール内のロ
ジック回路用電源の電圧を電圧検出手段で検出して、L
CD駆動用電源からLCD制御回路への電圧の供給遮断
をLCD電源供給/遮断手段により行わせるLCD電源
制御方法において、前記LCD電源供給/遮断手段が遮
断時にLCD駆動回路の残留電荷を強制放電手段により
強制的に放電させる様にする一方、前記電圧検出手段
は、前記ロジック回路用電源の電圧上昇を検出したと
き、前記ロジック回路用電源の電圧が所定の電圧に安定
するまで一定時間遅れて電圧上昇を示す信号を出力して
前記LCD電源供給/遮断手段を電源供給状態にすると
共に前記強制放電手段を開放状態に制御することを特徴
とする。
【0024】このLCD電源制御方法によれば、 この
LCD電源制御回路によれば、液晶ディスプレイのON
動作時に、即ちLCD電源供給/遮断手段の電源供給時
に、液晶ディスプレイの駆動回路からロジック回路へ電
流が逆流することが防止される。これにより、液晶ディ
スプレイのON動作時におけるロジック回路や液晶ディ
スプレイの破壊が防止される。
【0025】更に、上述した目的を達成するため、請求
項3の発明のLCD電源制御回路は、少なくとも、モジ
ュール内のロジック回路用電源と、LCD駆動用電源の
2電源以上を供給するように構成された複数の電源と、
前記ロジック回路用電源の電圧を検出する電圧検出手段
と、前記LCD駆動用電源からLCD制御回路への電圧
の供給遮断をするLCD電源供給/遮断手段とを備える
LCD電源制御回路において、前記LCD電源供給/遮
断手段が遮断時にLCD駆動回路の残留電荷を強制的に
放電する強制放電手段が設けられていると共に、前記電
圧検出手段は、前記ロジック回路用電源の電圧降下を検
出したとき、直ちに電圧降下を示す信号を出力して、前
記LCD電源供給/遮断手段を遮断状態にすると共に、
前記強制放電手段を動作状態にして、前記ロジック回路
用電源の電圧が「0V」になる前に前記LCD駆動回路
の残留電荷を前記強制放電手段により強制的に放電する
ようにしたことを特徴とする。
【0026】このLCD電源制御回路によれば、請求項
1の発明の方法と同様な効果が得られる。
【0027】また、上述した目的を達成するため、請求
項4の発明のLCD電源制御回路は、少なくとも、モジ
ュール内のロジック回路用電源と、LCD駆動用電源の
2電源以上を供給するように構成された複数の電源と、
前記ロジック回路用電源の電圧を検出する電圧検出手段
と、前記LCD駆動用電源からLCD制御回路への電圧
の供給遮断をするLCD電源供給/遮断手段とを備える
LCD電源制御回路において、前記LCD電源供給/遮
断手段が遮断時にLCD駆動回路の残留電荷を強制的に
放電する強制放電手段が設けられていると共に、前記電
圧検出手段は、前記ロジック回路用電源の電圧上昇を検
出したとき、前記ロジック回路用電源の電圧が所定の電
圧に安定するまで一定時間遅れて電圧上昇を示す信号を
出力して前記LCD電源供給/遮断手段を供給状態にす
ると共に前記強制放電手段を開放状態にすることを特徴
とする。
【0028】このLCD電源制御回路によれば、請求項
2と同様な効果が得られる。
【0029】また、請求項5の発明は、請求項3又は4
に記載のLCD電源制御回路において、前記LCD電源
供給/遮断手段と前記強制放電手段との間に、これらの
両手段が同時に動作するときに大電流が流れることを防
止する放電電流制限手段を設けたことを特徴とする。
【0030】この構成によれば、放電電流制限手段を設
けているので、使用する液晶ディスプレイの残留電荷量
に合わせて、強制放電手段内を流れる最大の放電電流値
を設定することができる。しかも、これにより強制放電
手段の保護を行うことができる。すなわち、液晶ディス
プレイの残留電荷が強制放電手段を介して放電される際
に、放電電流制限手段により強制放電手段内を流れる電
流が強制放電手段を破壊しない様に制限するので、残留
電荷の強制放電により強制放電手段が破壊されるのを未
然に防止できる。
【0031】更に、請求項6の発明は、請求項3から5
のいずれか一つに記載のLCD電源制御回路において、
前記LCD電源供給/遮断手段は、前記電圧検出手段が
電圧降下を検出した信号により遮断状態となり、電圧上
昇を検出した信号により放電状態となるLCD電源に接
続された駆動用スイッチング素子を含み、前記強制放電
手段は、前記電圧検出手段が電圧降下を検出した信号に
より動作状態となり、電圧上昇を検出した信号により開
放状態となる、アースに接続された放電用スイッチング
素子を含むことを特徴とする。
【0032】この構成によれば、LCD電源をLCD駆
動回路に簡単な構成で供給したり遮断したりすることが
でき、又、LCD駆動回路の残留電荷の放電を簡単な構
成で行うことができる。
【0033】また、請求項7の発明は、請求項5に記載
のLCD電源制御回路において、前記放電電流制限手段
は、前記LCD電源供給/遮断手段と強制放電手段との
間に直列に接続された抵抗であることを特徴とする。
【0034】この構成によれば、放電電流制限する抵抗
けているので、使用する液晶ディスプレイの残留電荷量
に合わせて抵抗値を設定することにより、強制放電手段
内を流れる最大の放電電流値を簡単且つ容易に設定する
ことができる。しかも、これにより強制放電手段の保護
を行うことができる。すなわち、液晶ディスプレイの残
留電荷が強制放電手段を介して放電される際に、放電電
流制限用の抵抗により強制放電手段内を流れる電流が強
制放電手段を破壊しない様に制限するので、残留電荷の
強制放電により強制放電手段が破壊されるのを未然に防
止できる。
【0035】更に、請求項8の発明は、請求項6に記載
のLCD電源制御回路において、前記LCD電源供給/
遮断手段は、前記駆動用スイッチング素子とは別にアー
スに接続された第1の制御用スイッチング素子および複
数の抵抗から構成されることを特徴とする。
【0036】この構成によれば、駆動用スイッチング素
子のON・OFF制御を第1の制御用スイッチング素子
および複数の抵抗により容易に行うことができる。
【0037】また、請求項9の発明は、請求項6に記載
のLCD電源制御回路において、前記強制放電手段は、
前記放電用スイッチング素子とは別に制御用のロジック
回路用電源に接続された第2の制御用スイッチング素子
および複数の抵抗から構成されることを特徴とする。
【0038】この構成によれば、放電用スイッチング素
子のON・OFF制御を制御用のロジック回路用電源に
接続された第2の制御用スイッチング素子および複数の
抵抗により容易に行うことができる。
【0039】更に、請求項10の発明は、請求項6,
8,9のいずれか一つに記載のLCD電源制御回路にお
いて、前記駆動用スイッチング素子、放電用スイッチン
グ素子及び第1,第2のスイッチング素子は前記それぞ
れの特徴を有するトランジスタであることを特徴とす
る。
【0040】また、請求項11の発明は、請求項6又は
請求項9に記載のLCD電源制御回路において、前記放
電用スイッチング素は内部抵抗により前記放電電流制御
用抵抗を兼ね備えるMOS FETであることを特徴と
する。
【0041】この構成によれば、使用する液晶ディスプ
レイの残留電荷を強制放電させる際、内部を流れる電流
により破壊されない程度の内部抵抗を有するMOS F
ETを選択することで、使用する液晶ディスプレイの残
留電荷量に応じて、放電用のMOS FETを流れる最
大の放電電流値を設定することができる。しかも、放電
用MOS FETの保護も行える。更に、液晶ディスプ
レイの残留電荷を強制放電する手段を安価に構成でき
る。その上、放電用のスイッチング素子と放電電流制限
手段から強制放電手段を構成したものに比べて、部品点
数を一つ削減して構成を簡単にできる。
【0042】更に、請求項12の発明は、請求項3又は
請求項4に記載のLCD電源制御回路において、前記電
圧検出手段は、前記ロジック回路用電源の電圧VCCが
所定のしきい値以下になった場合に電圧降下を検出した
と判定し、前記ロジック回路用電源の電圧VCCが所定
のしきい値以上になった場合に電圧上昇を検出したと判
定することを特徴とする。
【0043】また、請求項13の発明は、請求項12に
記載のLCD電源制御回路において、前記電圧検出手段
は、電圧上昇を示す信号の出力をすぐに出力せず、この
信号を前記ロジック回路用電源の電圧が動作時の電圧で
安定した後に出力されるよう一定時間遅延して出力させ
ることを特徴とする。
【0044】このため、液晶ディスプレイの動作開始時
に、電流が液晶ディスプレイの駆動回路からロジック回
路へ逆流することが防止される。これにより、液晶ディ
スプレイの動作開始時におけるロジック回路や液晶ディ
スプレイの破壊が防止される。
【0045】また、請求項14の発明は、請求項3,
4,12のいずれか一つに記載のLCD電源制御回路に
おいて、前記電圧検出手段は、前記ロジック回路用電源
の電圧降下を検出した場合に前記ロジック回路およびそ
の制御手段をリセットし、電圧上昇を検出した場合には
前記ロジック回路の制御手段が暴走しないようにリセッ
トを解除するリセット回路を共用することを特徴とす
る。
【0046】更に、請求項15の発明は、請求項3〜1
4のいずれか一つに記載のLCD電源制御回路を備える
画像形成装置としたことを特徴とする。この画像形成装
置は、複写機能や印刷機能を有するFAXや或いはデー
タ転送機能,複写機能及び印刷機能を有することができ
る。
【0047】
【発明の実施の形態1】次に、この発明の実施の形態1
を図面に基づいて説明する。 [構成]図1〜図8は、この発明の実施の形態を示したも
のである。
【0048】図1において、10はコピー機能の他にF
AX機能やプリンタ機能等の複合機能を有する画像形成
装置(複合機)、11は画像形成装置10の操作パネル
である。
【0049】この操作パネル11には、図1,図2に示
したように、表示手段12が設けられている。この表示
手段12は、図3に示したように表示装置である液晶デ
ィスプレイ(LCD)13と液晶ディスプレイ13の表
面に添着されたタッチパネル14を有する。この表示手
段12では、操作内容が表示されたキーボタンの画像が
液晶ディスプレイ13に表示され、タッチパネル14の
キーボタンに対応する部分に触れると、キーボタンの表
示に対応した機能設定や操作をすることができるように
なっている。これにより複雑な機能設定が容易に出来る
ようになっている。この様なタッチパネル14の構成は
周知の構成が採用できるので、その詳細な説明は省略す
る。
【0050】また、上述したように画像形成装置10
は、コピー機能の他FAXやプリンタ機能を有してい
る。そして、操作パネル11には、これらのアプリケー
ションを切り替えるための切換手段15が設けられてい
る。この切換手段15は、「COPY」キー16,[F
AX]キー17,「PRINT」キー18を備えてい
る。各キー16〜18には、切換状態を表示確認するた
めのLED16a〜LED18aがそれぞれ表示手段と
して設けられている。
【0051】更に、操作パネル11には、コピーや,F
AX送信を開始させるスタートキー19、コピー部数や
送信相手先を指定するための置数キー20、置数クリア
やコピー動作などを停止させるクリア/ストップキー2
1、割り込みコピーを行うための割り込みキー22、予
熱モードに移行/復帰するための予熱キー23、既定の
コピーモード等を保持/呼び出しするためのプログラム
キー24、さらに最低電力の待機モードに移行/復帰す
るための電源キー25等のハードキーが設置されてい
る。さらにトナーエンド等の各種アラート表示をLED
で照光するアラート表示部26等がある。また、キー2
2〜23には切換状態を表示するLED22a〜LED
24aがそれぞれ表示手段として設けられ、操作パネル
11には主電源及び電源の表示用のLED11a,11
bが表示手段として設けられている。
【0052】尚、操作パネル11に設けたLED11
a,11b,LED16a〜LED18a,LED22
a〜LED24a,アラート表示部26や、液晶ディス
プレイ13等は図6に示した表示デバイス(表示手段)
Aである。また、操作パネル11のタッチパネル14や
キー16〜25等は図6に示した各種入力キー(入力手
段)Bである。 <制御回路>この様な操作パネル11を有する画像形成
装置10は、図4に示した様に、商用電源PSに接続さ
れ且つ装置全体に必要な電力を供給する電源ユニット
(直流電源)28と、この電源ユニット28により動作
させられる制御回路29を有する。この電源ユニット2
8や制御回路29は図示しない回路基板に組み込まれて
一つのモジュールを構成している。
【0053】この電源ユニット28は、商用電源PSか
らの交流を整流・平滑・降圧して、装置内で使用される
各種DC電源や、定着ユニットのヒータを点灯するため
のヒータ電源等を生成している。例えば、電源ユニット
28は、図5に示したように、商用電源PSからの交流
電圧を整流、平滑及び降圧して、直流電圧+5V(後述
するVCC),+5VE,+12V,+24V等を出力
すると共に、定着ヒータ電源電圧を出力する。この電源
ユニット28の直流電圧+5V(後述するVCC)の電
源はロジック回路用電源として用いられ、電源ユニット
28の駆動電圧+24Vの電源はディスプレイ駆動用電
源として用いられる。
【0054】また、制御回路29は、図6に示したよう
に、操作部27の一部を構成する操作部コントローラ3
0と、様々な画像処理を行うシステムコントローラ31
と、画像形成装置の動作制御を行うエンジンコントロー
ラ32と、FAXアプリケーションの制御を行うFAX
コントローラ33と、各種センサーからの入力信号処理
を行うI/Oコントローラ34を有する。
【0055】尚、操作部コントローラ30,エンジンコ
ントローラ32,FAXコントローラ33等はシステム
コントローラ31に接続されている。また、このシステ
ムコントローラ31には画像データの一時保存等を行う
ためのハードディスク(HDD)等の外部記憶装置35
が接続されている。また、このシステムコントローラ3
1の例では、内部のプログラムROMを増設することに
より、プリンターアプリケーションの拡張が可能であ
る。更に、システムコントローラ31をNIC(Networ
k Interface Card)やセントロニクス(Centronics)I
/Fを介してサーバーやPC(パソコン)と接続するこ
とにより、画像形成装置10はシステムコントローラ3
1を介してプリンタ出力が可能となっている。
【0056】更に、エンジンコントローラ32にはI/
Oコントローラ34が接続され、I/Oコントローラ3
4には画像形成装置10の各部のモータ,クラッチ等の
可動部やセンサ等の検出部が動作部36として接続され
ている。このI/Oコントローラ34は、機機内のモー
タ,クラッチ等の駆動制御や、各種センサーからの入力
信号処理を行う様になっている。
【0057】また、エンジンコントローラ32には、画
像読取装置37,画像書込装置38,画像定着ユニット
39を有する。
【0058】この画像読取装置37は、図示しない原稿
台上の原稿を光学的に読み取る様になっている。また、
画像書込装置38は、画像読取装置37で読み込まれた
画像データから図示しない感光体に静電潜像を形成させ
る様になっている。この感光体の静電潜像に微細なトナ
ーの粒子が付着させられることにより、静電潜像が現像
されて、トナーによる画像が感光体に形成されるように
なっている。そして、この感光体に形成されたトナーに
よる画像はコピー用紙に転写されて、この画像が転写さ
れたコピー用紙は図示しない給紙ローラにより画像定着
ユニット39に送られるようになっている。この画像定
着ユニット39は、コピー用紙上のトナー像を熱定着さ
せる様になっている。この様な一連の読取から熱定着ま
での画像形成のための構成には周知の構造が採用できる
ので、その詳細な説明は省略する。次に、上述した操作
部27を図6,図7を用いて詳説する。(操作部27)
この操作部27は上述した表示デバイスAや各種キーB
を有すると共に、操作部コントローラ30を液晶ディス
プレイ13の制御用のロジック回路(液晶ディスプレイ
13の駆動電圧制御回路)、すなわち操作パネル制御回
路(表示手段制御回路)として有する。尚、表示デバイ
スAは、上述したように操作パネル11に設けたLED
11a,11b,LED16a〜LED18a,LED
22a〜LED24a,アラート表示部26や、液晶デ
ィスプレイ13等である。また、各種キーBは、操作パ
ネル11のタッチパネル14等のソフトキーやキー16
〜25等のハードキースイッチである。そして、操作部
コントローラ30は、表示デバイスAの表示制御や各種
キーBからの入力情報を処理する。
【0059】この操作部コントローラ30には、図7に
示したように、1チップマイコンであるCPU40が演
算制御回路(制御手段)として制御のために使用されて
いる。そして、このCPU40は、内蔵の通信機能によ
りシステムコントローラ31と接続されている。また、
CPUバス41には、制御プログラムやデータを格納す
るROM42、処理データの一時的な保存や加工を行う
ためのワークRAM43、液晶ディスプレイ(LCD)
13の表示制御とタッチパネル14の駆動を制御するL
CD/タッチパネルコントローラ44が接続されてい
る。
【0060】このLCD/タッチパネルコントローラ4
4には、LCDの表示データを格納するVRAM45が
接続されている。そして、表示データは、VRAM45
から逐次読み出し液晶ディスプレイ(LCD)13へ送
られる様になっている。また、タッチパネル14は、ア
ナログ式のものが使用されている。そして、LCD/タ
ッチパネルコントローラ44は、タッチパネル14を制
御するためのデータを出力するポートを有する。しか
も、LCD/タッチパネルコントローラ44は、このポ
ートから出力されるポートデータをドライバー46を介
してタッチパネル14に入力することにより、タッチパ
ネル14のバイアス制御を行う様になっている。
【0061】上述のLED11a,11b,LED16
a〜LED18a,LED22a〜LED24a,アラ
ート表示部26等の表示デバイスAは、CPU40の汎
用ポートに接続されいる。このCPU40は、表示デバ
イスAを点灯制御するようになっている。また、タッチ
パネル14等のソフトキーやキー16〜25等の各種キ
ーBはCPU40の汎用ポートに接続されている。そし
て、CPU40は、各種キーBからの入力データの処理
を行う様になっている。
【0062】また、ロジック回路としての操作部コント
ローラ30は、操作部コントローラ30全体の電源電圧
を検出するロジック電圧検出回路47をロジック回路電
圧検出手段として有する。このロジック電圧検出回路4
7は、ロジック回路である操作部コントローラ30全体
の電源電圧を監視して、CPU40やLCD/タッチパ
ネルコントローラ44に対して初期化のためのリセット
信号を生成し供給するようになっている。このロジック
電圧検出回路47には、ロジック回路(操作部コントロ
ーラ30又はLCD/タッチパネルコントローラ44)
の電圧を検出して、異常電圧によるロジック回路(操作
部コントローラ30)のCPU40等の制御手段の異常
動作を防止する機能を有しているリセット回路を用いる
ことができる。このリセット回路としては周知のものを
用いることができる。
【0063】尚、電源ユニット(PSU)28の+5V
の直流電源からの直流電圧+5Vが、CPU40及びL
CD/タッチパネルコントローラ44に印加される。そ
して、ロジック電圧検出回路47が+5Vの直流電圧を
監視(検出)している。
【0064】また、操作部コントローラ30内にて3V
系の電源が必要な場合は、この電源の電圧+3V又は+
3.3Vを3V系としてレギュレータ48によりローカ
ルレギュレートして生成することが多い。これは、3V
系の電源容量が比較的少ないことに加え、電源ユニット
(PSU)28からの距離が長くなると電圧安定度が低
下するためである。従って、上述のように操作部コント
ローラ30内にローカルなレギュレータ48を設けて、
このレギュレータ48から操作部コントローラ30内の
3V系の電圧が必要な部分に3V系の電圧を供給するこ
とで、供給する電圧の安定度を確保することができる。
【0065】更に、液晶ディスプレイ(LCD)13の
ロジック電源としては電源ユニット(PSU)28の電
圧+5Vの電源が直接用いられることが多い。即ち、電
源ユニット(PSU)28の電圧+5Vが液晶ディスプ
レイ13のロジック回路に動作電圧(制御電圧)として
直接印加されることが多い。
【0066】しかし、本実施例において、液晶ディスプ
レイ(LCD)13のロジック回路に用いられるロジッ
ク電源(VCC)は、LCD/タッチパネルコントロー
ラ44の電源と同じ電源が用いられている。即ち、電源
ユニット(PSU)28の+5Vの電圧がLCD/タッ
チパネルコントローラ44に印加され、LCD/タッチ
パネルコントローラ44からの動作電圧(制御電圧)が
動作信号(制御信号)即ちタイミング信号として液晶デ
ィスプレイ13に入力される。
【0067】この様に液晶ディスプレイ(LCD)13
に印加される動作電圧は、電源ユニット(PSU)28
から供給されるようになっている。尚、3V系の電圧
を、レギュレータ48の3V系の電源から液晶ディスプ
レイ(LCD)13内のロジック回路に印加するように
しても良い。 <LCD電源制御回路(LCD電圧制御回路)>また、
操作部コントローラ30は、LCD電源制御回路(LC
D電圧制御回路)49をディスプレイ電圧制御手段とし
て有する。そして、電源ユニット28の+24Vの電圧
はLCD電源制御回路49を介して液晶ディスプレイ1
3に駆動電圧として印加される様になっている。以下、
このLCD電源制御回路49について更に詳説する。
【0068】このLCD電源制御回路49は、図8
(a)に示したように、LCD駆動電圧遮断手段として
のLCD駆動電源供給/遮断回路(LCD駆動電圧供給
/遮断手段)50、及びLCD電荷強制放電手段(LC
D残留電荷強制放電手段)Cを有する。また、この強制
放電手段Cは、放電電流制限手段としての放電電流制限
回路51、実質的なLCD残留電荷放電手段としてのL
CD電荷強制放電回路52を有する。
【0069】そして、LCD駆動電圧制御用のLCD駆
動電源供給/遮断回路50の入力側には電源ユニット2
8の+24Vの電圧が印加される様になっている。ま
た、LCD駆動電源供給/遮断回路50の出力側は、液
晶ディスプレイ13の駆動回路(図示せず)が接続され
ていると共に、放電電流制限回路51及びLCD電荷強
制放電回路52を介してアースされている。この様に構
成することで、LCD駆動電源供給/遮断回路50及び
LCD電荷強制放電回路52の両方が切り替わる時期に
大きな貫通電流がLCD駆動用電源とアースGNDとの
間に流れるのを防止して、液晶ディスプレイ13や電源
制御回路49等の劣化防止をするようにしている。
【0070】また、ロジック電圧検出回路47には本例
では例えばリセットIC(リセット回路)を用いている
が、必ずしもリセットICを用いる必要はない。本例で
は、ロジック電圧検出回路47からリセット信号「L」
又は「H」がロジック電圧検出信号として出力される。
こののロジック電圧検出信号は、LCD駆動電源供給/
遮断回路50の制御信号入力側に入力されると共に、L
CD電荷強制放電回路52の制御信号入力側に入力され
ている。
【0071】しかも、LCD駆動電源供給/遮断回路5
0がONしているときは、電源ユニット28の+24V
の電圧がLCD駆動電源供給/遮断回路50を介して液
晶ディスプレイ13の回路(図示せず)に駆動電圧VE
Eとして印加される。即ち、このLCD駆動電源供給/
遮断回路50は、ロジック電圧検出回路47からのリセ
ット信号が「H」になるとONして、駆動電圧VEEと
して+24Vを出力し、この駆動電圧VEEを液晶ディ
スプレイ13の回路(図示せず)に印加する様になって
いる。
【0072】また、LCD駆動電源供給/遮断回路50
がOFFしているときは、LCD駆動電源供給/遮断回
路50を介して液晶ディスプレイ13の駆動回路(図示
せず)に入力されている駆動電圧VEEが遮断されるよ
うになっている。即ち、このLCD駆動電源供給/遮断
回路50は、ロジック電圧検出回路47からのリセット
信号が「L」になるとOFFして、駆動電圧VEEの出
力を停止し、液晶ディスプレイ13に印加されていた駆
動電圧VEEを遮断する様になっている。
【0073】更に、LCD電荷強制放電回路52は、ロ
ジック電圧検出回路47からのリセット信号が「L」に
なるとONして、駆動電圧VEEの残留電荷すなわち液
晶ディスプレイ13の図示しない駆動回路の残留電荷を
放電電流制限回路51を介して強制放電させる。また、
LCD駆動電圧制御用のLCD電荷強制放電回路52
は、ロジック電圧検出回路47からのリセット信号が
「H」になるとOFFして、液晶ディスプレイ13の図
示しない回路に駆動電圧VEEを正常に印加するように
なっている。
【0074】しかも、放電電流制限回路51は、駆動電
圧VEEによる残留電荷を強制放電させるときに、LC
D電荷強制放電回路52が許容できる電流値以下になる
ように、またリセット信号が「H」→「L」になるタイ
ミングで、LCD駆動電源供給/遮断回路50とLCD
電荷強制放電回路52が同時にONした場合でも双方の
回路50,52が破壊されないように貫通電流が双方の
許容電流値以下になるように設けられている。 [作用]次に、この様な構成の画像形成装置10の電源O
N・OFFに伴う液晶ディスプレイ13の電圧制御につ
いて説明する。 (i)液晶ディスプレイ13のオフ状態 この様な構成において、低電力の待機モードに移行/復
帰するための電源キー(電源スイッチ)25の押圧操作
(オン操作)を繰り返す毎に、システムコントローラ3
1に入力される。この電源キー25のオン信号がシステ
ムコントローラ31に交互に入力されると、システムコ
ントローラ31は低電力の待機モードに移行と待機モー
ドからの復帰制御を交互に繰り返す。
【0075】そして、この低電力の待機モードに移行し
ている状態では、システムコントローラ31はエンジン
コントローラ32やFAXコントローラ33を低電力の
待機モードにしている。
【0076】しかも、この低電力の待機モードにおいて
システムコントローラ31は、操作部コントローラ(ロ
ジック回路)30に供給している電源をオフさせてい
る。 (ii)電源キー25の操作による液晶ディスプレイ13の
ON動作 この様な液晶ディスプレイ13の表示のオフ状態、即ち
液晶ディスプレイ13の待機状態から、上述した電源ス
イッチ25を押圧操作すると、この電源スイッチ25か
らのON信号がシステムコントローラ31に入力される。
これにより、システムコントローラ31はエンジンコン
トローラ32及びFAXコントローラ33等を待機状態
から復帰させる。
【0077】また、この復帰に伴いシステムコントロー
ラ31は、電源ユニット28から操作部コントローラ3
0への電源供給を開始させる。
【0078】この際、LCD/タッチパネルコントロー
ラ44に印加される電源電圧VCCは、図10に示した
ように時間t1から徐々に上昇(昇圧)して、時間t2
で最大となる。
【0079】そして、ロジック電圧検出回路51は、L
CD/タッチパネル44に印加された回路用電圧VCC
が最大になる時間t2の直前の時間t2′で電圧VTH
を基準電圧(ロジック回路電圧、閾値電圧即ち設定電
圧)として検出する。この基準電圧は、例えば本実施例
では電源電圧VCCの最大の80%程度に設定されてい
る。尚、ロジック電圧検出回路51から出力されるリセ
ット信号は、LCD/タッチパネルコントローラ44へ
の電圧VCCが時間t2で最大となると共に安定するま
で、即ち、ロジック電圧検出回路51が基準電圧VTH
を時間t2′で検出してから一定期間(時間)Tだけ経
過するまでは「L」となっている。
【0080】そして、ロジック電圧検出回路51は、基
準電圧VTHを時間t2′で検出してから一定期間(時
間)Tだけ経過したとき、時間t3(t3>t2>t
2′)でリセット信号を「L」から「H」に切り換え
て、切り換えたリセット信号「H」をロジック回路電圧
検出信号として出力し、このリセット信号「H」をLC
D/タッチパネルコントローラ44に入力する。このL
CD/タッチパネルコントローラ44は、リセット信号
「H」が入力されると、タイミング信号を出力して液晶
ディスプレイ13に入力する。この様にロジック電圧検
出回路51は、ロジック回路用電圧VCCが完全に安定
した時点になるまでT時間だけ遅れてリセット信号
「L」を「H」に切り換えて出力する。
【0081】一方、リセット信号「H」は、時間t3で
LCD駆動電源供給/遮断回路50及びLCD電荷強制
放電回路52に入力する。
【0082】しかも、このLCD駆動電源供給/遮断回
路50は、ロジック電圧検出回路47からのリセット信
号が時間t3で「H」になるとONして、駆動電圧VE
Eとして+24Vを出力し、この駆動電圧VEEを液晶
ディスプレイ13の駆動回路(図示せず)に印加する。
また、LCD電荷強制放電回路52は、ロジック電圧検
出回路47からのリセット信号が時間t3で「H」にな
るとOFFして、液晶ディスプレイ13の図示しない駆
動回路に駆動電圧VEEを正常に印加するようになって
いる。そして、駆動電圧VEEは、時間t3から上昇
(昇圧)して、時間t4で最大の+24Vになる。
【0083】これによって、液晶ディスプレイ13は、
LCD/タッチパネルコントローラ44からのフレーム
信号等のタイミング信号により動作制御させられて、現
在の設定状態や画像形成装置10の各部の制御状態等を
表示する。
【0084】この様に駆動電圧VEEは、回路用電圧
(ロジック回路用電圧)VCCが最大になる(安定す
る)時間t2より更に遅れた時間t3から液晶ディスプ
レイ13の図示しない駆動回路に印加される。このた
め、液晶ディスプレイ13の動作開始時に、電流が液晶
ディスプレイ13の駆動回路からLCD/タッチパネル
コントローラ44を含む操作部コントローラ30等のロ
ジック回路へ逆流することが防止される。これにより、
液晶ディスプレイ13の動作開始時におけるロジック回
路や液晶ディスプレイ13の劣化が防止される。(iii)
電源キー25の操作による液晶ディスプレイ13のOF
F動作また、この様に液晶ディスプレイ13がONして
現在の設定状態や画像形成装置10の各部の制御状態等
を表示している状態において、電源キー25を時間t5
でON操作すると、このON操作はシステムコントロー
ラ31に入力される。
【0085】そして、システムコントローラ31は、電
源キー25からの時間t5でON信号が入力されると、
システムコントローラ31はエンジンコントローラ32
及びFAXコントローラ33等を待機状態にする。
【0086】一方、システムコントローラ31は、電源
キー25からのON信号が時間t5で入力されると、C
PU40を動作制御して、LCD/タッチパネルコント
ローラ44へ印加されている電圧VCCをOFFさせ、
液晶ディスプレイ13への駆動電源+24Vを時間t6
でOFFさせる。この際、LCD/タッチパネルコント
ローラ44の電圧VCCは、時間t5から時間t9に向
けて減少(降圧)する。また、電源+24Vの電圧が時
間t6から時間t10に向けて降下し始める。
【0087】そして、ロジック電圧検出回路47は、時
間t7で基準電圧VTHを検出すると、時間t7で直ち
にリセット信号「L」をロジック電圧検出信号として出
力し、このリセット信号「L」をLCD/タッチパネル
コントローラ44に入力する。
【0088】このLCD/タッチパネルコントローラ4
4は、リセット信号「L」が入力されると、タイミング
信号の出力を停止して、液晶ディスプレイ13の表示制
御を停止させる。
【0089】一方、リセット信号「L」は、時間t7で
LCD駆動電源供給/遮断回路50及びLCD電荷強制
放電回路52に入力する。
【0090】しかも、このLCD駆動電源供給/遮断回
路50は、ロジック電圧検出回路47からのリセット信
号が時間t7で「L」になると直ちにOFFして、駆動
電圧VEEとして液晶ディスプレイ13の駆動回路(図
示せず)に入力されている駆動電圧VEE(+24V)
を時間t7で遮断する。これと同時に、LCD電荷強制
放電回路52は、ロジック電圧検出回路47からのリセ
ット信号が時間t7で「L」になるとONして、駆動電
圧VEEの残留電荷すなわち液晶ディスプレイ13の図
示しない駆動回路の残留電荷を放電電流制限回路51を
介して強制放電させる。この際、LCD/タッチパネル
コントローラ44の電圧VCCは時間t9で「0」にな
るが、駆動電圧VEEの残留電荷は時間t9よりも遙か
に早い時間t8で「0」となる様に、強制放電を急峻に
行う様になっている。このため、液晶ディスプレイ13
の駆動電圧のOFF時に、電流が液晶ディスプレイ13
からLCD/タッチパネルコントローラ44を含む操作
部コントローラ30等のロジック回路へ逆流することが
防止される。これにより、液晶ディスプレイ13のOF
F時におけるロジック回路や液晶ディスプレイ13の劣
化が防止される。
【0091】また、強制放電に際して放電電流制限回路
51は、LCD電荷強制放電回路52が許容できる電流
値以下になるように、放電電流を制限する。しかも、放
電電流制限回路51は、またリセット信号が「H」から
「L」になるタイミングのときに、LCD駆動電源供給
/遮断回路50とLCD電荷強制放電回路52が同時に
ONした場合でも、双方の回路50,52が破壊されな
いように貫通電流が双方の許容電流値以下になるように
制限する。(iV)この様にLCD電圧制御回路は、液晶デ
ィスプレイ13にディスプレイ駆動電圧を印加する電源
ユニット28の+24Vの電源(ディスプレイ駆動用電
源)と、液晶ディスプレイ13を動作制御用の操作部コ
ントローラ(ロジック回路)30と、操作部コントロー
ラ30に回路駆動電圧を印加する電源ユニット28の電
源電圧+5Vの電源(ロジック回路用電源)と、操作部
コントローラ30に印加される回路駆動電圧を検出する
ためのロジック回路電圧検出回路(電圧検出手段)47
を有する。
【0092】また、この構成に加えてLCD電圧制御回
路は、ロジック回路電圧検出回路47からの検出電圧に
より動作するLCD駆動電源供給/遮断回路(駆動電圧
遮断手段)50を有する。
【0093】しかも、LCD駆動電源供給/遮断回路
(駆動電圧遮断手段)50は、上述のようにロジック回
路電圧検出回路47が電源ユニット28の電源電圧+5
Vの電源(ロジック回路用電源)のON操作時の回路駆
動電圧VCCの電圧上昇を検出してから安定するまで、
電源ユニット28の+24Vの電源(ディスプレイ駆動
用電源)からの駆動電圧を液晶ディスプレイ13に印加
せずに遮断した状態に制御できる。そして、LCD駆動
電源供給/遮断回路(駆動電圧遮断手段)50は、ロジ
ック回路用電圧VCCが上昇して安定した時点で動作し
て、電源ユニット28の+24Vの電源(ディスプレイ
駆動用電源)からの駆動電圧を液晶ディスプレイ13に
印加するように制御できる。この様に制御することで、
液晶ディスプレイ13の動作開始時に、液晶ディスプレ
イ13のLCD駆動回路から電流が液晶ディスプレイ1
3からLCD/タッチパネルコントローラ44を含む操
作部コントローラ30等のロジック回路へ逆流すること
を防止できる。これにより、液晶ディスプレイ13の動
作開始時におけるロジック回路や液晶ディスプレイ13
の劣化が防止される。
【0094】また、LCD駆動電源供給/遮断回路(駆
動電圧遮断手段)50は、上述のようにロジック回路電
圧検出回路47が電源ユニット28の電源電圧+5Vの
電源(ロジック回路用電源)のOFF操作時の回路駆動
電圧の電圧降下を検出して、電源ユニット28の+24
Vの電源(ディスプレイ駆動用電源)から液晶ディスプ
レイ13に印加されているディスプレイ駆動電圧を遮断
する様に制御できる。
【0095】更に、LCD制御回路は、ロジック回路電
圧検出回路(電圧検出手段)47が電源電圧+5Vの電
源(ロジック回路用電源)の電圧降下を検出したとき
に、液晶ディスプレイ13の残留電荷を強制的に放電さ
せるLCD電荷強制放電手段Cを有する構成とできる。
【0096】これにより、LCDのロジック電源すなわ
ち電源ユニット28の電源電圧+5Vの電源(ロジック
回路用電源)の立ち下がりよりもLCD駆動電圧を速く
減衰させることができるため、液晶ディスプレイ13に
ダメージを与えることがない。
【0097】この様にすることで、LCD電荷強制放電
手段Cは、ロジック回路電圧検出回路(電圧検出手段)
47が電源電圧+5Vの電源(ロジック回路用電源)の
電圧降下を検出したときに、液晶ディスプレイ13の残
留電荷の放電を強制的に開始させると共に、ロジック回
路電圧検出回路(電圧検出手段)47が電源電圧+5V
の電源(ロジック回路用電源)の電圧降下を検出してか
ら回路駆動電圧VCCが「0」になる前に、ディスプレ
イ駆動電圧が略「0」となるように、残留電荷の放電を
強制的に瞬時に終了させる。このため、液晶ディスプレ
イ13の駆動電圧のOFF時に、電流が液晶ディスプレ
イ13からLCD/タッチパネルコントローラ44を含
む操作部コントローラ30等のロジック回路へ逆流する
ことが防止される。これにより、液晶ディスプレイ13
のOFF時におけるロジック回路や液晶ディスプレイ1
3の劣化が防止される。
【0098】また、駆動電圧遮断手段は、電圧検出手段
が回路駆動電圧のON時の電圧上昇を検出してから遅れ
て、ディスプレイ駆動電源からのディスプレイ駆動電圧
を前記液晶ディスプレイに印加する様にする様になって
いるが、これに限定されるものではない。例えば、駆動
電圧遮断手段は、電圧検出手段が回路駆動電圧のON時
の電圧上昇を検出したとき、ディスプレイ駆動電源から
のディスプレイ駆動電圧を前記液晶ディスプレイに印加
する様にする様にしても良い。
【0099】
【実施例1】また、図8(a)に示したLCD電源制御
回路49は図9に示したように構成することもできる。
即ち、図8(a)のLCD駆動電圧供給/遮断手段とし
てのLCD駆動電源供給/遮断回路(LCD駆動電圧供
給/遮断回路)50、放電電流制限手段としての放電電
流制限回路51、LCD駆動電圧放電手段としてのLC
D電荷強制放電回路52等は図9に示したように構成で
きる。
【0100】このLCD駆動電源供給/遮断回路50
は、図9に示したように、トランジスタQ1を駆動電圧
遮断用(駆動電圧制御用)の第1のスイッチング素子と
して有すると共に、MOS FET Q2(以下、単に
FET Q2と省略)を駆動電圧遮断用(駆動電圧制御
用)の第2のスイッチング素子(トランジスタ)として
有する。そして、トランジスタQ1のベースには、ロジ
ック電圧検出回路47のロジック電圧検出信号が抵抗R
1を介して入力される様になっている。このトランジス
タQ1のエミッタはアースされている。また、FET
Q2のゲートには、トランジスタQ1のコレクタが抵抗
R2を介して接続されていると共に、FET Q2のソ
ースが抵抗R3を介して接続されている。尚、ロジック
電圧検出回路47には、上述した電源ユニット(PS
U)28の電源電圧VCC(+5V)が印加されてい
る。
【0101】しかも、このFET Q2のソースには電
源ユニット(PSU)28の電源電圧+24Vが印加さ
れ、FET Q2のドレインからは電圧VEEが出力さ
れるようになっている。この電圧VEEは液晶ディスプ
レイ13に駆動電圧として入力される様になっている。
【0102】また、LCD電荷強制放電回路52は、ト
ランジスタQ3,Q4を残留電荷放電用(駆動電圧制御
用)の第1,第2のスイッチング素子として有する。こ
のトランジスタQ3のベースには、ロジック電圧検出回
路47のロジック電圧検出信号が抵抗R4を介して入力
される様になっている。また、トランジスタQ3のベー
スには、トランジスタQ3のエミッタが抵抗R5を介し
て接続されている。しかも、トランジスタQ3のエミッ
タには上述した電源ユニット(PSU)28の電源電圧
VCC(+5V)が印加され、トランジスタQ3のベー
スには抵抗R5を介して電源ユニット(PSU)28の
電源電圧VCC(+5V)が印加されている。
【0103】更に、トランジスタQ4ベースにはトラン
ジスタQ3のコレクタが抵抗R6を介して接続され、ト
ランジスタQ4のコレクタにはFET Q2のドレイン
が放電電流制限抵抗(放電電流制限手段)としての抵抗
RLを介して接続されているまた、トランジスタQ4の
エミッタはアースされている。
【0104】尚、トランジスタQ1,Q3のベースに
は、それぞれ抵抗R1,R4には抵抗R7を介して電源
ユニット(PSU)28の電源電圧VCC(+5V)が
印加されている。また、抵抗R1,Rと抵抗R7との間
はCPU40のリセット端子及びLCD/タッチパネル
コントローラ44に接続されている。
【0105】次に、この様な構成のLCD電源制御回路
49の作用を説明する。 (i)液晶ディスプレイ13のオフ状態 この様な構成において、低電力の待機モードに移行/復
帰するための電源キー(電源スイッチ)25の押圧操作
(オン操作)を繰り返す毎に、このオン操作がシステム
コントローラ31に入力される。この電源キー25のオ
ン信号がシステムコントローラ31に交互に入力される
と、システムコントローラ31は低電力の待機モードに
移行と待機モードからの復帰制御を交互に繰り返す。
【0106】そして、この低電力の待機モードに移行し
ている状態では、システムコントローラ31はエンジン
コントローラ32やFAXコントローラ33を低電力の
待機モードにしている。
【0107】しかも、この低電力の待機モードにおいて
システムコントローラ31は、液晶ディスプレイ13の
駆動制御のためのタイミング信号がLCD/タッチパネ
ルコントローラ44から出力されないように、操作部コ
ントローラ(ロジック回路)30をオフさせている。 (ii)電源キー25の操作による液晶ディスプレイ13の
ON動作 この様な液晶ディスプレイ13の表示のオフ状態、即ち
液晶ディスプレイ13の待機状態から、上述した電源ス
イッチ25を押圧操作すると、この電源スイッチ25か
らのON信号がシステムコントローラ31に入力される。
これにより、システムコントローラ31はエンジンコン
トローラ32及びFAXコントローラ33等を待機状態
から復帰させる。
【0108】また、この復帰に伴いシステムコントロー
ラ31は、CPU40を動作制御して、電源ユニット2
8の電源電圧VCC(+5V)をLCD/タッチパネル
コントローラ44に印加し、LCD/タッチパネルコン
トローラ44を待機状態から復帰への動作を開始させ
る。
【0109】この際、LCD/タッチパネルコントロー
ラ44に印加される電源電圧VCCは、図10に示した
ように時間t1から徐々に上昇(昇圧)して、時間t2
で最大となる。
【0110】そして、ロジック電圧検出回路51は、L
CD/タッチパネル44に印加された回路用電圧VCC
が最大になる時間t2の直前の時間t2′で電圧VTH
を基準電圧(ロジック回路電圧、閾値電圧即ち設定電
圧)として検出する。この基準電圧は、例えば本実施例
では電源電圧VCCの最大の80%程度に設定されてい
る。尚、ロジック電圧検出回路51から出力されるリセ
ット信号は、LCD/タッチパネルコントローラ44へ
の電圧VCCが時間t2で最大となると共に安定するま
で、即ち、ロジック電圧検出回路51が基準電圧VTH
を時間t2′で検出してから一定期間(時間)Tだけ経
過するまでは「L」となっている。
【0111】そして、ロジック電圧検出回路51は、基
準電圧VTHを時間t2′で検出してから一定期間(時
間)Tだけ経過したとき、時間t3(t3>t2)でリ
セット信号を「L」から「H」に切り換えてロジック回
路電圧検出信号として出力し、このリセット信号「H」
をLCD/タッチパネルコントローラ44に入力する。
このLCD/タッチパネルコントローラ44は、リセッ
ト信号「H」が入力されると、タイミング信号を出力し
て液晶ディスプレイ13に入力する。この様にロジック
電圧検出回路51は、ロジック回路用電圧VCCが完全
に安定した時点になるまでT時間だけ遅れてリセット信
号「L」を「H」に切り換えて出力する。
【0112】一方、リセット信号「H」の電圧は、時間
t3でLCD駆動電源供給/遮断回路50のトランジス
タQ1に抵抗R1を介して印加されると同時に、LCD
電荷強制放電回路52のトランジスタQ3に入力さ抵抗
R4を介して印加される。
【0113】しかも、このトランジスタQ1は、ロジッ
ク電圧検出回路47からのリセット信号が時間t3で
「H」になるとONする。これにより、電源ユニット2
8の電源電圧+24による電流が抵抗R3,R2及びト
ランジスタQ1を介してアースに流れ、FET Q2の
ゲートに印加される電圧が+24Vから抵抗R3で分圧
される電圧(+24Vよりも充分に低い値)になり、F
ET Q2のソース−ドレイン間が導通し、FET Q
2がONする。このFET Q2のONにより、電源ユ
ニット28の電源電圧+24が駆動電圧VEEとしてF
ET Q2のドレインから出力され、この駆動電圧VE
Eが液晶ディスプレイ13の駆動回路(図示せず)に印
加される。
【0114】また、LCD電荷強制放電回路52のトラ
ンジスタQ3は、ロジック電圧検出回路47からのリセ
ット信号が時間t3で「H」になるとOFFして、トラ
ンジスタQ4のベースに印加されていた電源電圧VCC
を遮断し、トランジスタQ4をOFFさせる。これによ
り、FET Q2から出力される駆動電圧VEEが液晶
ディスプレイ13の図示しない駆動回路に正常に印加で
きるようになっている。そして、駆動電圧VEEは、時
間t3から上昇(昇圧)して、時間t4で最大の+24
Vになる。
【0115】これによって、液晶ディスプレイ13は、
LCD/タッチパネルコントローラ44からのフレーム
信号等のタイミング信号により動作制御させられて、現
在の設定状態や画像形成装置10の各部の制御状態等を
表示する。この様に駆動電圧VEEは、回路用電圧(ロ
ジック回路用電圧)VCCが最大になる(安定する)時
間t2より更に遅れた時間t3から液晶ディスプレイ1
3の図示しない駆動回路に印加される。このため、液晶
ディスプレイ13の駆動回路からLCD/タッチパネル
コントローラ44を含む操作部コントローラ30等のロ
ジック回路へ逆流することが防止され、液晶ディスプレ
イ13の動作開始時における劣化が防止される。 (iii)電源キー25の操作による液晶ディスプレイ13
のOFF動作 また、この様に液晶ディスプレイ13がONして現在の
設定状態や画像形成装置10の各部の制御状態等を表示
している状態において、電源キー25を時間t5でON
操作すると、このON操作はシステムコントローラ31
に入力される。
【0116】そして、システムコントローラ31は、電
源キー25からの時間t5でON信号が入力されると、
システムコントローラ31はエンジンコントローラ32
及びFAXコントローラ33等を待機状態にする。
【0117】一方、システムコントローラ31は、電源
キー25からのON信号が時間t5で入力されると、L
CD/タッチパネルコントローラ44へ印加されている
電圧VCCをOFFさせ、液晶ディスプレイ13への駆
動電源+24Vを時間t6でOFFさせる。この際、L
CD/タッチパネルコントローラ44の電圧VCCは、
時間t5から時間t9に向けて減少(降圧)する。ま
た、電源+24Vの電圧が時間t6から時間t10に向
けて降下し始める。
【0118】そして、ロジック電圧検出回路47は、時
間t7で基準電圧VTHを検出すると、時間t7でリセ
ット信号「L」を直ちにロジック電圧検出信号として出
力し、このリセット信号「L」をLCD/タッチパネル
コントローラ44に入力する。
【0119】このLCD/タッチパネルコントローラ4
4は、リセット信号「L」が入力されると、タイミング
信号の出力を停止して、液晶ディスプレイ13の表示制
御を停止させる。
【0120】一方、リセット信号「L」の電圧は、時間
t7でLCD駆動電源供給/遮断回路50のトランジス
タQ1のベースに抵抗R1を介して印加されると共に、
LCD電荷強制放電回路52のトランジスタQ3のベー
スに抵抗R4を介して印加される。
【0121】しかも、このLCD駆動電源供給/遮断回
路50のトランジスタQ1は、ロジック電圧検出回路4
7からのリセット信号が時間t7で「L」になるとOF
Fする。これにより、電源ユニット28の電源電圧+2
4が抵抗R3を介してFETQ2のゲートに印加され、
FET Q2のソース−ドレイン間の導通が遮断され、
FET Q2がOFFする。この結果、FET Q2
は、ドレインからの駆動電圧VEE(+24V)の出力
を停止し、駆動電圧VEEとして液晶ディスプレイ13
の駆動回路(図示せず)に入力されている駆動電圧VE
E(+24V)を遮断する。
【0122】これと同時に、LCD電荷強制放電回路5
2のトランジスタQ3は、ロジック電圧検出回路47か
らのリセット信号が時間t7で「L」になるとONし
て、電源電圧VCCをトランジスタQ3及び抵抗R6を
介してトランジスタQ4のベースに印加する。これによ
り、トランジスタQ4がONして、FET Q2のドレ
インを放電電流制限抵抗RLを介してアースに導通す
る。これにより、駆動電圧VEEによる残留電荷すなわ
ち液晶ディスプレイ13の図示しない駆動回路の残留電
荷が放電電流制限回路である放電電流制限抵抗RL及び
トランジスタQ4を介してアースに強制放電させられ
る。この際、駆動電圧VEEによる残留電荷は、放電電
流制限抵抗RLで制限される最大電流値でアースに流れ
るため、急峻に低下して時間t8で0Vに達する。
【0123】この様にして、LCD/タッチパネルコン
トローラ44の電圧VCCが時間t9で「0」になるよ
りも遙かに前に、駆動電圧VEEの残留電荷が時間t5
で「0」となる様に、強制放電を急峻に行う様にしてい
る。
【0124】尚、この様なLCD電荷強制放電回路52
がない場合には、駆動電圧VEEによる残留電荷すなわ
ち液晶ディスプレイ13の図示しない駆動回路の残留電
荷が破線で示したように時間t6から時間t10の間で
緩やかに低下するため、LCD/タッチパネルコントロ
ーラ44の電圧VCCが時間t9で「0」になっても、
液晶ディスプレイ13の図示しない駆動回路の残留電荷
による電圧が「0」とならない。しかし、本実施例によ
れば、LCD/タッチパネルコントローラ44の電圧V
CCが時間t9で「0」になるよりも遙かに前に、駆動
電圧VEEによる残留電荷が時間t7から時間t8の間
で急峻に放電されて時間t8で「0」となる。
【0125】この結果、例えば、表示品位改善のため
に、液晶ディスプレイ13内の図示しない駆動回路に比
較的多くのコンデンサを設けた場合でも、FET Q2
のOFFよる電源遮断時に液晶ディスプレイ13内部の
残留電荷の放電が遅くなるようなことはない。これによ
り、て液晶ディスプレイ13の駆動電源すなわち駆動電
圧VEEによる残留電荷の立ち下がりが擬似的に遅くな
るようなことはない。
【0126】また、この強制放電に際して放電電流制限
回路である放電電流制限抵抗RLは、LCD電荷強制放
電回路52のトランジスタQ4が許容できる電流値以下
になるように、放電電流を制限する。また、放電電流制
限抵抗RLは、またリセット信号が「H」から「L」に
なるタイミングのときに、LCD駆動電源供給/遮断回
路50のFET Q2とLCD電荷強制放電回路52の
トランジスタQ4が同時にONした場合でも、FET
Q2及びトランジスタQ4の双方が破壊されないよう
に、FET Q2及びトランジスタQ4の貫通電流がF
ET Q2及びトランジスタQ4の許容電流値以下にな
るように制限する。
【0127】尚、トランジスタQ4に直列に入っている
電流制限抵抗RLは、使用する液晶ディスプレイ13内
部のコンデンサ容量(残留電荷)を考慮し、VCCが落
ちきるまでにVEEを放電できる値に選定する。また、
電流制限抵抗RLは、トランジスタQ2とトランジスタ
Q4の動作タイミングにより貫通電流が発生した場合の
トランジスタ保護の役割もあるため、トランジスタQ4
と直列に挿入する必要がある。
【0128】この様に放電電流制限手段は、スイッチン
グ素子であるトランジスタQ4の動作時に、このトラン
ジスタQ4流れる電流によりトランジスタQ4が破壊さ
れない程度に放電電流を制限する抵抗値を有する放電電
流制限抵抗RLである。しかも、放電電流制限抵抗RL
は液晶ディスプレイ13の残留電荷の放電をロジック回
路の回路駆動電圧が「0」になる前に終了する様に放電
電流を制限するように抵抗値が設定されている。
【0129】この構成によれば、上述したようにLCD
/タッチパネルコントローラ44の電圧VCCが時間t
9で「0」になるよりも遙かに前に、駆動電圧VEEに
よる残留電荷が時間t7から時間t8の間で急峻に放電
されて時間t8で「0」となる。しかも、スイッチング
素子であるトランジスタQ4とは別に放電電流制限RL
抵抗を設けているので、使用する液晶ディスプレイ13
の残留電荷量に合わせて、放電用のトランジスタQ4を
流れる最大の放電電流値を設定することができる。しか
も、これにより放電用のトランジスタQ4の保護を行う
ことができる。すなわち、液晶ディスプレイ13の残留
電荷がトランジスタQ4を介して放電される際に、放電
電流制限抵抗RLによりトランジスタQ4を流れる電流
がトランジスタQ4を破壊しない様に制限するので、残
留電荷の強制放電によりトランジスタQ4が破壊される
のを簡単な構成で未然に防止できる。
【0130】
【実施例2】また、図11は本発明の第2実施例を示し
たものである。この方式では、図9のトランジスタQ4
の代わりにFET Q5(スイッチング素子、トランジ
スタ)をLCD電荷強制放電手段(LCD残留電荷強制
放電手段)として使用し、電流制限抵抗RLは削除して
いる。FET Q5がONしてFET Q5のドレイン
−ソース間が導通しても、このFET Q5のドレイン
−ソース間にはFETQ5固有の導通抵抗(放電電流制
限手段としての放電電流制限抵抗)が内部抵抗として存
在する。このため、FET Q5固有の導通抵抗はドレ
イン電流を制限することができる。
【0131】これにより、適切な導通抵抗の抵抗値を有
するFET Q5を選択することにより、電流制限抵抗
(RL)を削除することができる。尚、FET Q5以
外の構成作用は、図9の実施例と同様であるので、その
説明は省略する。
【0132】この場合の導通抵抗は、FET Q5が許
容できる全損失を越えないように抵抗値を設定すればよ
い。また、この時FET Q5の最大ドレイン電流値を
越えないことも必要である。例として、VEEが+24
V全損失が2Wの場合、使用する放電電流制限抵抗は2
42/2=288Ωとなるので、FET Q5は導通抵
抗の抵抗値が288Ωより大きいものを選択すれば良
い。
【0133】この様な構成によれば、電源スイッチ25
の操作によりシステムコントローラ31がエンジンコン
トローラ32及びFAXコントローラ33等を待機状態
にすると、図12に示したようにロジック回路の一部で
あるLCD/タッチパネルコントローラ44へ印加され
ている電圧VCCが時間t5でOFFされ、電圧VCC
が降下を始め、時間t6で液晶ディスプレイ13の電源
+24VがOFFされる。これより、電圧VCCが時間
t5から時間t9に向けて降下し始めると共に、電源+
24Vの電圧が時間t6から時間t10に向けて降下し
始める。
【0134】これに伴い、上述したFET Q2が時間
t7でOFFして、電源ユニット28の電源から液晶デ
ィスプレイ13へ印加されている電源電圧+24が上述
したFET Q2により遮断される。そして、電圧VC
Cの降下電圧が時間t7で所定値になると、この電圧が
ロジック回路電圧検出回路47により検出される。
【0135】このロジック回路電圧検出回路47は、所
定値まで降下した電圧を時間t7で検出すると、リセッ
ト信号「L」を出力して、トランジスタQ3のベースに
入力し、トランジスタQ3をONさせる。このトランジ
スタQ3がONすると、電源ユニット28の電源電圧C
CがトランジスタQ3を介してFET Q5のゲートに
印加され、FET Q5が時間t7でONする。このF
ET Q5のONにより、電圧VEEによる液晶ディス
プレイ13の残留電荷がFET Q5を介してアース側
に急速に放電される。この放電は時間t7から時間t8
までの間に急速に行われ、液晶ディスプレイ13の残留
電荷は時間t7で「0」となる。
【0136】この後、LCD/タッチパネルコントロー
ラ44へ印加されている電圧VCCが時間t7で「0」
になる。
【0137】尚、FET Q5がない場合には、電源ユ
ニット28の電源から液晶ディスプレイ13へ印加され
ている電源電圧+24が上述したFET Q2により時
間t7で遮断されると、電圧VEEは破線で示したよう
に時間t6から時間t10までの間に緩やかに降下(低
下)して時間t10(t10>t9>t8)で「0」と
なる。このため、FET Q5がない場合には、電圧V
EEが「0」になる前にロジック回路の一部であるLC
D/タッチパネルコントローラ44の電圧VCCが時間
t8で「0」になり、液晶ディスプレイ13がダメージ
を受けたり、表示が揺れたりする。
【0138】しかし、本実施例のように、液晶ディスプ
レイ13の残留電荷を時間t7から時間t8間での間に
急峻に放電することで、即ちロジック回路の一部である
LCD/タッチパネルコントローラ44の電圧VCCが
時間t9で「0」になるより遙かに前に電圧VEEが時
間t7で「0」になる様にすることで、液晶ディスプレ
イ13がダメージを受けたり、表示が揺れたりするのが
未然に防止される。
【0139】尚、本例では、電圧低下信号の生成をリセ
ットICで代用していたが、コンパレータ等を用いて別
の電圧に設定しても良い。また、液晶ディスプレイ13
のロジック電源を駆動電圧からシリーズ・レギュレータ
等で生成する場合には、シリーズ・レギュレータの入力
電圧を監視し、ロジック電圧が降下を開始するより高い
レベルに設定しても良い。
【0140】尚、放電用のスイッチング素子にはFET
Q5を用いた例を示したが、この放電用のスイッチン
グ素子にはMOS FETを用いることができる。 (捕捉説明)この発明のLCD電源制御方法では、モジ
ュール内の電源ユニット28の+5Vのロジック回路用
電源の電圧VCCを電圧検出手段(ロジック電圧検出回
路47)で検出して、LCD駆動用電源からLCD制御
回路(液晶ディスプレイ13の図示しない駆動回路)へ
の+24Vの電源からの電圧VEEの供給遮断をLCD
電源供給/遮断手段(LCD駆動電源供給/遮断手段5
0)により行わせる一方、前記LCD電源供給/遮断手
段(LCD駆動電源供給/遮断手段50)が遮断時にL
CD駆動回路の残留電荷を強制放電手段(LCD電荷強
制放電回路52)により強制的に放電させる様になって
いる。しかも、LCD電源制御方法においては、前記電
圧検出手段(ロジック電圧検出回路47)は、前記ロジ
ック回路用電源の電圧降下を検出したとき、直ちに電圧
降下を示す信号(リセット信号「L」)を出力して、前
記LCD電源供給/遮断手段(LCD駆動電源供給/遮
断手段50)を遮断状態にすると共に、前記強制放電手
段(LCD電荷強制放電回路52)を動作状態にして、
前記ロジック回路用電源の電圧が「0V」になる前に前
記LCD駆動回路の残留電荷を前記強制放電手段(LC
D電荷強制放電回路52)により強制的に放電するよう
に制御する。
【0141】ここで、例えば液晶ディスプレイのモジュ
ールは、ガラス基板に透明導電膜が電極として多数設け
られた一対の電極板、この電極板間に配置された液晶
層、偏光板等を有する。この様な液晶ディスプレイは、
高抵抗で容量を有する。この液晶ディスプレイの電極板
と液晶層からなる構成の等価回路は、抵抗とコンデンサ
の並列回路として示すことができる。この様に液晶その
ものを制御・駆動するLCD制御回路(LCD駆動回
路)は、一対の電極板及び液晶層を含めた構成となる。
【0142】従って、このLCD電源制御方法によれば
液晶ディスプレイ13の残留電荷の強制放電は、前記電
圧検出手段(ロジック電圧検出回路47)が前記ロジッ
ク回路(操作部コントローラ30)用の+5Vの電源か
らの電圧(回路駆動電圧)VCCの降下を検出してから
前記回路駆動電圧が「0」になるまでの間に瞬時に終了
する様にできる。
【0143】この結果、例えば、LCD(液晶ディスプ
レイ13)内部に表示品位改善のために、比較的多くの
コンデンサを設けた場合でも、電源遮断時においてLC
Dへの電力の供給を遮断すると、LCD内部の残留電荷
の放電が強制的に瞬時に行われ、結果としてLCD駆動
電圧(液晶ディスプレイ駆動電圧)の立ち下がりが瞬時
に行われて、LCD駆動電圧がロジック回路電圧が
「0」になるより先に「0」になる様にできる。これに
より液晶ディスプレイ13のOFF動作時に、即ちLC
D電源供給/遮断手段の遮断時に、液晶ディスプレイ1
3の駆動回路からロジック回路(操作部コントローラ3
0)へ電流が逆流することが防止される。これにより、
液晶ディスプレイ13のOFF動作時におけるロジック
回路や液晶ディスプレイ13が破壊されるのが防止され
る。
【0144】また、LCD電源制御方法において前記電
圧検出手段(ロジック電圧検出回路47)は、+5Vの
前記ロジック回路用電源の電圧VCCの上昇を検出した
とき、前記ロジック回路用電源の電圧VCCが所定の電
圧に安定するまで一定時間(期間T)遅れて電圧上昇を
示す信号(リセット信号「H」)を出力して前記LCD
電源供給/遮断手段(LCD電源供給/遮断回路50)
を電源供給状態にすると共に前記強制放電手段(LCD
電荷強制放電回路52)を開放状態に制御する様にでき
る。
【0145】このLCD電源制御方法によれば、LCD
電源供給/遮断手段(LCD電源供給/遮断回路50)
を電源供給状態にしたときにおけるロジック回路(操作
部コントローラ30)や液晶ディスプレイ13の劣化が
防止される。
【0146】更に、この様な制御方法に用いるLCD電
源制御回路49は、少なくとも、モジュール内のロジッ
ク回路用電源(電源ユニット28の+5Vの電源)と、
LCD駆動用電源(電源ユニット28の+24Vの電
源)の2電源以上を供給するように構成された複数の電
源(電源ユニット28)と、前記ロジック回路用電源
(+5Vの電源)の電圧VCCを検出する電圧検出手段
(ロジック電圧検出回路47)と、前記LCD駆動用電
源(+5Vの電源)からLCD制御回路(LCD駆動回
路)への電圧の供給遮断をするLCD電源供給/遮断手
段(LCD電源供給/遮断回路50)と、前記LCD電
源供給/遮断手段(LCD電源供給/遮断回路50)が
遮断時にLCD駆動回路の残留電荷を強制的に放電する
強制放電手段(LCD電荷強制放電回路52)とを備え
ることができる。しかも、前記電圧検出手段(ロジック
電圧検出回路47)は、前記ロジック回路用電源(+5
Vの電源)の電圧VCCの降下を検出したとき、直ちに
電圧降下を示す信号(リセット信号「L」)を出力し
て、前記LCD電源供給/遮断手段(LCD電源供給/
遮断回路50)を遮断状態にすると共に、前記強制放電
手段(LCD電荷強制放電回路52)を動作状態にし
て、前記ロジック回路用電源(+5Vの電源)の電圧V
CCが「0V」になる前に前記LCD駆動回路の残留電
荷を前記強制放電手段(LCD電荷強制放電回路52)
により強制的に放電するようにできる。
【0147】従って、このLCD電源制御回路によれば
液晶ディスプレイ13の残留電荷の強制放電は、前記電
圧検出手段(ロジック電圧検出回路47)が前記ロジッ
ク回路(操作部コントローラ30)用の+5Vの電源か
らの電圧(回路駆動電圧)VCCの降下を検出してから
前記回路駆動電圧が「0」になるまでの間に瞬時に終了
する様にできる。
【0148】この結果、例えば、LCD(液晶ディスプ
レイ13)内部に表示品位改善のために、比較的多くの
コンデンサを設けた場合でも、電源遮断時においてLC
Dへの電力の供給を遮断すると、LCD内部の残留電荷
の放電が強制的に瞬時に行われ、結果としてLCD駆動
電圧(液晶ディスプレイ駆動電圧)の立ち下がりが瞬時
に行われて、LCD駆動電圧がロジック回路電圧が
「0」になるより先に「0」になる様にできる。これに
より液晶ディスプレイ13のOFF動作時に、即ちLC
D電源供給/遮断手段の遮断時に、液晶ディスプレイ1
3の駆動回路からロジック回路(操作部コントローラ3
0)へ電流が逆流することが防止される。これにより、
液晶ディスプレイ13のOFF動作時におけるロジック
回路や液晶ディスプレイ13が破壊されるのが防止され
る。
【0149】また、LCD電源制御回路の前記電圧検出
手段(ロジック電圧検出回路47)は、前記ロジック回
路用電源(+5Vの電源)の電圧VCCの上昇を検出し
たとき、前記ロジック回路用電源の電圧VCCが所定の
電圧に安定するまで一定時間(T)遅れて電圧上昇を示
す信号(リセット信号「H」)を出力して前記LCD電
源供給/遮断手段(LCD電源供給/遮断回路50)を
供給状態にすると共に前記強制放電手段(LCD電荷強
制放電回路52)を開放状態にすることができる。
【0150】この様な電圧検出手段(ロジック電圧検出
回路47)を有するLCD電源制御回路によれば、LC
D電源供給/遮断手段(LCD電源供給/遮断回路5
0)を電源供給状態にしたときにおけるロジック回路
(操作部コントローラ30)や液晶ディスプレイ13の
劣化が防止される。
【0151】また、前記LCD電源供給/遮断手段(L
CD電源供給/遮断回路50)と前記強制放電手段(L
CD電荷強制放電回路52)との間に、これらの両手段
が同時に動作するときに大電流が流れることを防止する
放電電流制限手段(放電電流制限回路51)を設けるこ
とができる。
【0152】この構成によれば、放電電流制限手段(放
電電流制限回路51)を設けているので、使用する液晶
ディスプレイ13の残留電荷量に合わせて、強制放電手
段(LCD電荷強制放電回路52)内を流れる最大の放
電電流値を設定することができる。しかも、これにより
強制放電手段(LCD電荷強制放電回路52)の保護を
行うことができる。すなわち、液晶ディスプレイ13の
残留電荷が強制放電手段(LCD電荷強制放電回路5
2)を介して放電される際に、放電電流制限手段(放電
電流制限回路51)により強制放電手段(LCD電荷強
制放電回路52)内を流れる電流が強制放電手段(LC
D電荷強制放電回路52)を破壊しない様に制限するの
で、残留電荷の強制放電により強制放電手段(LCD電
荷強制放電回路52)が破壊されるのを未然に防止でき
る。
【0153】更に、前記LCD電源供給/遮断手段(L
CD電源供給/遮断回路50)は、前記電圧検出手段
(ロジック電圧検出回路47)が電圧VCCの降下を検
出した信号(リセット信号「L」)により遮断状態とな
り、電圧VCCの上昇を検出した信号(リセット信号
「H」)により放電状態となるLCD電源(電圧VEE
の電源)に接続された駆動用スイッチング素子(FET
Q2)を含むことができる。しかも、前記強制放電手
段(LCD電荷強制放電回路52)は、アースに接続さ
れた放電用スイッチング素子(トランジスタQ4又はF
ET Q5)を含むことができる。この放電用スイッチ
ング素子(トランジスタQ4又はFET Q5)は、前
記電圧検出手段(ロジック電圧検出回路47)が電圧V
CCの降下を検出した信号(リセット信号「L」)によ
り動作状態となり、電圧VCCの上昇を検出した信号
(リセット信号「H」により開放状態となる様に設定で
きる。
【0154】この構成によれば、電源ユニット28の+
24VのLCD電源を液晶ディスプレイ13の図示しな
いLCD駆動回路に簡単な構成で供給したり遮断したり
することができ、又、LCD駆動回路の残留電荷の放電
を簡単な構成で行うことができる。
【0155】また、前記放電電流制限手段(ロジック電
圧検出回路47)は、前記LCD電源供給/遮断手段
(LCD電源供給/遮断回路50)と強制放電手段(L
CD電荷強制放電回路52)との間に直列に接続された
抵抗(放電電流制限抵抗RL)とすることができる。
【0156】この構成によれば、放電電流制限する抵抗
RLを設けているので、使用する液晶ディスプレイ13
の残留電荷量に合わせて抵抗RLの抵抗値を設定するこ
とにより、強制放電手段(LCD電荷強制放電回路5
2)内を流れる最大の放電電流値を簡単且つ容易に設定
することができる。しかも、これにより強制放電手段
(LCD電荷強制放電回路52)の保護を行うことがで
きる。すなわち、液晶ディスプレイ13の残留電荷が強
制放電手段(LCD電荷強制放電回路52)を介して放
電される際に、放電電流制限用の抵抗RLにより強制放
電手段(LCD電荷強制放電回路52)内を流れる電流
が強制放電手段(LCD電荷強制放電回路52)を破壊
しない様に制限するので、残留電荷の強制放電により強
制放電手段が破壊(LCD電荷強制放電回路52)され
るのを未然に防止できる。
【0157】更に、前記LCD電源供給/遮断手段(L
CD電源供給/遮断回路50)は、前記駆動用スイッチ
ング素子(FET Q2)とは別にアースに接続された
第1の制御用スイッチング素子(トランジスタQ1)お
よび複数の抵抗(R1〜R3)を備えることができる。
【0158】この構成によれば、駆動用スイッチング素
子(FET Q2)のON・OFF制御を第1の制御用
スイッチング素子(トランジスタQ1)および複数の抵
抗(R1〜R3)により容易に行うことができる。
【0159】また、前記強制放電手段(LCD電荷強制
放電回路52)は、前記放電用スイッチング素子(トラ
ンジスタQ4又はFET Q5)とは別に制御用のロジ
ック回路用電源に接続された第2の制御用スイッチング
素子(トランジスタQ3)および複数の抵抗(R4〜R
6)を備えることができる。
【0160】この構成によれば、放電用スイッチング素
子(トランジスタQ4又はFETQ5)のON・OFF
制御を制御用のロジック回路用電源に接続された第2の
制御用スイッチング素子(トランジスタQ3)および複
数の抵抗(R4〜R6)により容易に行うことができ
る。
【0161】更に、前記駆動用スイッチング素子(FE
T Q2)、放電用スイッチング素子(トランジスタQ
4又はFET Q5)及び第1,第2のスイッチング素
子(トランジスタQ1,Q3)は前記それぞれの特徴を
有するトランジスタQ1〜Q5とすることができる。
【0162】また、前記放電用スイッチング素子(FE
T Q5)は内部抵抗により前記放電電流制御用抵抗を
兼ね備えるMOS FETとすることができる。
【0163】この構成によれば、使用する液晶ディスプ
レイ13の残留電荷を強制放電させる際、内部を流れる
電流により破壊されない程度の内部抵抗を有するMOS
FETを選択することで、使用する液晶ディスプレイ
13の残留電荷量に応じて、放電用のMOS FETを
流れる最大の放電電流値を設定することができる。しか
も、放電用MOS FETの保護も行える。更に、液晶
ディスプレイ13の残留電荷を強制放電する手段を安価
に構成できる。その上、放電用のスイッチング素子(ト
ランジスタQ4)と放電電流制限手段(放電電流制限抵
抗RL)から強制放電手段Cを構成したものに比べて、
部品点数を一つ削減して構成を簡単にできる。
【0164】更に、前記電圧検出手段(ロジック電圧検
出回路47)は、前記ロジック回路用電源の電圧VCC
が所定のしきい値以下になった場合に電圧降下を検出し
たと判定し、前記ロジック回路用電源の電圧VCCが所
定のしきい値以上になった場合に電圧上昇を検出したと
判定する様にできる。実際には、この判定に基づいてリ
セット信号「L」又は「H」を出力している。
【0165】また、前記電圧検出手段(ロジック電圧検
出回路47)は、電圧上昇を示す信号の出力をすぐに出
力せず、この信号を前記ロジック回路用電源の電圧が動
作時の電圧で安定した後に出力されるよう一定時間
(T)遅延して出力させる様にすることができる。
【0166】このため、液晶ディスプレイ13の動作開
始時に、電流が液晶ディスプレイ13の駆動回路からロ
ジック回路(操作部コントローラ30)へ逆流すること
が防止される。これにより、液晶ディスプレイ13の動
作開始時におけるロジック回路(操作部コントローラ3
0)や液晶ディスプレイ13の破壊が防止される。
【0167】また、前記電圧検出手段(ロジック電圧検
出回路47)は、前記ロジック回路用電源の電圧降下を
検出した場合に前記ロジック回路(操作部コントローラ
30のLCD/タッチパネルコントローラ44)および
その制御手段(CPU40)をリセットし、電圧上昇を
検出した場合には前記ロジック回路(操作部コントロー
ラ30のLCD/タッチパネルコントローラ44)の制
御手段(CPU40)が暴走しないようにリセットを解
除するリセット回路を共用することができる。
【0168】
【発明の効果】以上説明したように、LCD電源制御方
法とその制御回路およびこの制御回路を有する画像形成
装置によれば、液晶ディスプレイの残留電荷の強制放電
は、前記電圧検出手段が前記ロジック回路用電源の電圧
降下を検出してから前記回路駆動電圧が「0」になるま
での間に瞬時に終了する様している。この結果、例え
ば、LCD(液晶ディスプレイ)内部に表示品位改善の
ために、比較的多くのコンデンサを設けた場合でも、電
源遮断時においてLCDへの電力の供給を遮断すると、
LCD内部の残留電荷の放電が強制的に瞬時に行われ、
結果としてLCD駆動電圧(液晶ディスプレイ駆動電
圧)の立ち下がりが瞬時に行われて、LCD駆動電圧が
ロジック回路電圧が「0」になるより先に「0」になる
様にできる。従って、液晶ディスプレイのOFF動作時
に、即ちLCD電源供給/遮断手段の遮断時に、液晶デ
ィスプレイの駆動回路からロジック回路へ電流が逆流す
ることが防止される。これにより、液晶ディスプレイの
OFF動作時におけるロジック回路や液晶ディスプレイ
が破壊されるのが防止される。
【0169】また、LCD電源制御方法とその制御回路
およびこの制御回路を有する画像形成装置において、電
圧検出手段が、前記ロジック回路用電源の電圧上昇を検
出したとき、前記ロジック回路用電源の電圧が所定の電
圧に安定するまで一定時間遅れて電圧上昇を示す信号を
出力して前記LCD電源供給/遮断手段を電源供給状態
にすると共に前記強制放電手段を開放状態に制御する様
に設定又は構成されている場合、液晶ディスプレイのO
N動作時に、即ちLCD電源供給/遮断手段の電源供給
時に、液晶ディスプレイの駆動回路からロジック回路へ
電流が逆流することが防止される。これにより、液晶デ
ィスプレイのON動作時におけるロジック回路や液晶デ
ィスプレイが破壊されるのが防止される。
【0170】また、放電電流制限手段を設けている場合
には、使用する液晶ディスプレイの残留電荷量に合わせ
て、強制放電手段内を流れる最大の放電電流値を設定す
ることができる。しかも、これにより強制放電手段の保
護を行うことができる。すなわち、液晶ディスプレイの
残留電荷が強制放電手段を介して放電される際に、放電
電流制限手段により強制放電手段内を流れる電流が強制
放電手段を破壊しない様に制限するので、残留電荷の強
制放電により強制放電手段が破壊されるのを未然に防止
できる。
【0171】更に、前記LCD電源供給/遮断手段は、
前記電圧検出手段が電圧降下を検出した信号により遮断
状態となり、電圧上昇を検出した信号により放電状態と
なるLCD電源に接続された駆動用スイッチング素子を
含み、前記強制放電手段は、前記電圧検出手段が電圧降
下を検出した信号により動作状態となり、電圧上昇を検
出した信号により開放状態となる、アースに接続された
放電用スイッチング素子を含む場合、LCD電源をLC
D駆動回路に簡単な構成で供給したり遮断したりするこ
とができ、又、LCD駆動回路の残留電荷の放電を簡単
な構成で行うことができる。
【0172】また、放電電流制限する抵抗けている場合
には、使用する液晶ディスプレイの残留電荷量に合わせ
て抵抗値を設定することにより、強制放電手段内を流れ
る最大の放電電流値を簡単且つ容易に設定することがで
きる。しかも、これにより強制放電手段の保護を行うこ
とができる。すなわち、液晶ディスプレイの残留電荷が
強制放電手段を介して放電される際に、放電電流制限用
の抵抗により強制放電手段内を流れる電流が強制放電手
段を破壊しない様に制限するので、残留電荷の強制放電
により強制放電手段が破壊されるのを未然に防止でき
る。
【0173】更に、駆動用スイッチング素子のON・O
FF制御を第1の制御用スイッチング素子および複数の
抵抗により行うようした場合には、そのON・OFF制
御を容易に行うことができる。
【0174】また、放電用スイッチング素子のON・O
FF制御を制御用のロジック回路用電源に接続された第
2の制御用スイッチング素子および複数の抵抗により行
うように勢多場合には、そのON・OFF制御を容易に
行うことができる。
【0175】また、放電用のMOS FETでLCD駆
動回路の残留電荷を放電させるようにした場合には、内
部を流れる電流により破壊されない程度の内部抵抗を有
するMOS FETを選択することで、使用する液晶デ
ィスプレイの残留電荷量に応じて、放電用のMOS F
ETを流れる最大の放電電流値を設定することができ
る。しかも、放電用MOS FETの保護も行える。更
に、液晶ディスプレイの残留電荷を強制放電する手段を
安価に構成できる。その上、放電用のスイッチング素子
と放電電流制限手段から強制放電手段を構成したものに
比べて、部品点数を一つ削減して構成を簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る操作パネル制御回路を有する画
像形成装置の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示した操作パネルの平面図である。
【図3】図2のA1−A1線に沿う断面図である。
【図4】この発明に係る画像形成装置の制御回路とその
電源回路との関係を示す概略図である。
【図5】図4の電源回路(電源ユニット)の説明図であ
る。
【図6】図4の制御回路の詳細図である。
【図7】図6の操作部の詳細な制御回路図である。
【図8】(a)は図7のLCD電源制御回路のさらに詳
細な回路図、(b)はその動作説明のためのタイムチャ
ートである。
【図9】図8(a)の回路図のさらに詳細な回路図であ
る。
【図10】図9の回路図による動作説明用のタイムチャ
ートである。
【図11】図9に示したLCD電荷強制放電手段の他の
例を示す部分制御回路図である。
【図12】図11に示した制御回路図の動作説明用のタ
イムチャートである。
【図13】従来の画像形成装置の操作パネル制御回路図
である。
【符号の説明】 10・・・画像形成装置(複合機) 11・・・操作パネル 12・・・表示手段 13・・・液晶ディスプレイ(LCD,表示装置) 27・・・操作部 28・・・電源ユニット(直流電源) 29・・・制御回路 30・・・操作部コントローラ(制御用のロジック回路、
駆動電圧制御回路、操作パネ
ル制御回路) 40・・・CPU(演算制御回路,制御手段) 47・・・ロジック電圧検出回路(ロジック回路電圧検出
手段、リセットIC) 49・・・LCD電源制御回路(LCD電圧制御回路、デ
ィスプレイ電圧制御手段) 50・・・LCD駆動電源供給/遮断回路(LCD駆動電
圧制御手段,LCD駆動電圧供給/遮断手段) 51・・・放電電流制限回路(放電電流制限手段) 52・・・LCD電荷強制放電回路(LCD残留電荷放電
手段) C・・・LCD電荷強制放電手段(LCD残留電荷強制放
電手段) Q1・・・トランジスタ(駆動電圧遮断用の第1のスイッ
チング素子) Q2・・・FET(駆動電圧遮断用の第2のスイッチング
素子、トランジスタ) Q3・・・トランジスタ(駆動電圧(残留電荷)放電用の
第1のスイッチング素子) Q4・・・トランジスタ(駆動電圧(残留電荷)放電用の
第2のスイッチング素子) Q5・・・FET(スイッチング素子、LCD電荷強制放
電手段、LCD残留電荷強制放電手段) VEE・・・駆動電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 670 G09G 3/20 670D 670K Fターム(参考) 2H093 NC02 NC09 NC16 NC18 NC23 ND47 NF13 5C006 AF51 AF53 AF54 AF64 AF67 AF68 BF14 BF34 BF38 BF42 EC05 FA34 5C080 AA10 DD18 DD29 FF03 GG06 JJ02 JJ03 JJ04 KK52

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モジュール内のロジック回路用電源の電圧
    を電圧検出手段で検出して、LCD駆動用電源からLC
    D制御回路への電圧の供給遮断をLCD電源供給/遮断
    手段により行わせるLCD電源制御方法において、 前記電圧検出手段は、前記ロジック回路用電源の電圧降
    下を検出したとき、直ちに電圧降下を示す信号を出力し
    て、前記LCD電源供給/遮断手段を遮断状態にすると
    共に、強制放電手段を動作状態にして、前記ロジック回
    路用電源の電圧が「0V」になる前に前記LCD駆動回
    路の残留電荷を前記強制放電手段により強制的に放電す
    るように制御することを特徴とするLCD電源制御方
    法。
  2. 【請求項2】モジュール内のロジック回路用電源の電圧
    を電圧検出手段で検出して、LCD駆動用電源からLC
    D制御回路への電圧の供給遮断をLCD電源供給/遮断
    手段により行わせるLCD電源制御方法において、 前記LCD電源供給/遮断手段が遮断時にLCD駆動回
    路の残留電荷を強制放電手段により強制的に放電させる
    様にする一方、 前記電圧検出手段は、前記ロジック回路用電源の電圧上
    昇を検出したとき、前記ロジック回路用電源の電圧が所
    定の電圧に安定するまで一定時間遅れて電圧上昇を示す
    信号を出力して前記LCD電源供給/遮断手段を電源供
    給状態にすると共に前記強制放電手段を開放状態に制御
    することを特徴とするLCD電源制御方法。
  3. 【請求項3】少なくとも、モジュール内のロジック回路
    用電源と、LCD駆動用電源の2電源以上を供給するよ
    うに構成された複数の電源と、 前記ロジック回路用電源の電圧を検出する電圧検出手段
    と、 前記LCD駆動用電源からLCD制御回路への電圧の供
    給遮断をするLCD電源供給/遮断手段とを備えるLC
    D電源制御回路において、 前記LCD電源供給/遮断手段が遮断時にLCD駆動回
    路の残留電荷を強制的に放電する強制放電手段が設けら
    れていると共に、 前記電圧検出手段は、前記ロジック回路用電源の電圧降
    下を検出したとき、直ちに電圧降下を示す信号を出力し
    て、前記LCD電源供給/遮断手段を遮断状態にすると
    共に、前記強制放電手段を動作状態にして、前記ロジッ
    ク回路用電源の電圧が「0V」になる前に前記LCD駆
    動回路の残留電荷を前記強制放電手段により強制的に放
    電するようにしたことを特徴とするLCD電源制御回
    路。
  4. 【請求項4】少なくとも、モジュール内のロジック回路
    用電源と、LCD駆動用電源の2電源以上を供給するよ
    うに構成された複数の電源と、 前記ロジック回路用電源の電圧を検出する電圧検出手段
    と、 前記LCD駆動用電源からLCD制御回路への電圧の供
    給遮断をするLCD電源供給/遮断手段とを備えるLC
    D電源制御回路において、 前記LCD電源供給/遮断手段が遮断時にLCD駆動回
    路の残留電荷を強制的に放電する強制放電手段が設けら
    れていると共に、 前記電圧検出手段は、前記ロジック回路用電源の電圧上
    昇を検出したとき、前記ロジック回路用電源の電圧が所
    定の電圧に安定するまで一定時間遅れて電圧上昇を示す
    信号を出力して前記LCD電源供給/遮断手段を電源供
    給状態にすると共に前記強制放電手段を開放状態にする
    ことを特徴とするLCD電源制御回路。
  5. 【請求項5】請求項3又は4に記載のLCD電源制御回
    路において、 前記LCD電源供給/遮断手段と前記強制放電手段との
    間に、これらの両手段が同時に動作するときに大電流が
    流れることを防止する放電電流制限手段を設けたことを
    特徴とするLCD電源制御回路。
  6. 【請求項6】請求項3から5のいずれか一つに記載のL
    CD電源制御回路において、 前記LCD電源供給/遮断手段は、前記電圧検出手段が
    電圧降下を検出した信号により遮断状態となり、電圧上
    昇を検出した信号により放電状態となるLCD電源に接
    続された駆動用スイッチング素子を含み、 前記強制放電手段は、前記電圧検出手段が電圧降下を検
    出した信号により動作状態となり、電圧上昇を検出した
    信号により開放状態となる、アースに接続された放電用
    スイッチング素子を含むことを特徴とするLCD電源制
    御回路。
  7. 【請求項7】請求項5に記載のLCD電源制御回路にお
    いて、 前記放電電流制限手段は、前記LCD電源供給/遮断手
    段と強制放電手段との間に直列に接続された抵抗である
    ことを特徴とするLCD電源制御回路。
  8. 【請求項8】請求項6に記載のLCD電源制御回路にお
    いて、 前記LCD電源供給/遮断手段は、前記駆動用スイッチ
    ング素子とは別にアースに接続された第1の制御用スイ
    ッチング素子および複数の抵抗から構成されることを特
    徴とするLCD電源制御回路。
  9. 【請求項9】請求項6に記載のLCD電源制御回路にお
    いて、 前記強制放電手段は、前記放電用スイッチング素子とは
    別に制御用のロジック回路用電源に接続された第2の制
    御用スイッチング素子および複数の抵抗から構成される
    ことを特徴とするLCD電源制御回路。
  10. 【請求項10】請求項6,8,9のいずれか一つに記載
    のLCD電源制御回路において、 前記駆動用スイッチング素子、放電用スイッチング素子
    及び第1,第2のスイッチング素子は前記それぞれの特
    徴を有するトランジスタであることを特徴とするLCD
    電源制御回路。
  11. 【請求項11】請求項6又は請求項9に記載のLCD電
    源制御回路において、 前記放電用スイッチング素は内部抵抗により前記放電電
    流制御用抵抗を兼ね備えるMOS FETであることを
    特徴とするLCD電源制御回路。
  12. 【請求項12】請求項3又は請求項4に記載のLCD電
    源制御回路において、 前記電圧検出手段は、前記ロジック回路用電源の電圧が
    所定のしきい値以下になった場合に電圧降下を検出した
    と判定し、前記ロジック回路用電源の電圧が所定のしき
    い値以上になった場合に電圧上昇を検出したと判定する
    ことを特徴とするLCD電源制御回路。
  13. 【請求項13】請求項12に記載のLCD電源制御回路
    において、 前記電圧検出手段は、電圧上昇を示す信号の出力をすぐ
    に出力せず、この信号を前記ロジック回路用電源の電圧
    が動作時の電圧で安定した後に出力されるよう一定時間
    遅延して出力させることを特徴とするLCD電源制御回
    路。
  14. 【請求項14】請求項3,4,12のいずれか一つに記
    載のLCD電源制御回路において、 前記電圧検出手段は、前記ロジック回路用電源の電圧降
    下を検出した場合に前記ロジック回路およびその制御手
    段をリセットし、電圧上昇を検出した場合には前記ロジ
    ック回路の制御手段が暴走しないようにリセットを解除
    するリセット回路を共用することを特徴とするLCD電
    源制御回路。
  15. 【請求項15】請求項3〜14のいずれか一つに記載の
    LCD電源制御回路を備えることを特徴とする画像形成
    装置。
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