JPH1114961A - 液晶駆動用回路 - Google Patents

液晶駆動用回路

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JPH1114961A
JPH1114961A JP10011676A JP1167698A JPH1114961A JP H1114961 A JPH1114961 A JP H1114961A JP 10011676 A JP10011676 A JP 10011676A JP 1167698 A JP1167698 A JP 1167698A JP H1114961 A JPH1114961 A JP H1114961A
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JP
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liquid crystal
voltage
power supply
crystal driving
circuit
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JP10011676A
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English (en)
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Hideaki Uchida
英明 内田
Yasushi Ohashi
康至 大橋
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源供給が遮断された場合に、液晶表示部に表
示の散らつきが発生しないようにする液晶駆動用回路を
提供する。 【解決手段】この液晶駆動用回路を動作させるための電
源電圧VDDが供給電源2から供給され、昇圧回路4によ
りVDDが昇圧されて液晶駆動電圧VLCD が生成される。
レベルシフタ16により、VDDが所定電圧値以上である
ときVLCD が出力され、VDDが所定電圧値より低いと
き、不定な電圧が出力される。そして、レベルシフタ1
6からの出力に基づいて、トランジスタMP2によりV
LCD の供給ラインと基準電圧GNDの間が遮断/短絡さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶駆動電圧を放
電するための回路を備えた液晶駆動用回路に関するもの
であり、特にこの液晶駆動用回路への電源供給が遮断さ
れた場合に、蓄積された液晶駆動電圧を放電し、液晶表
示部に発生する散らつきを防止する液晶駆動用回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話などに代表されるパーソ
ナル機器の特徴として、充電式電池の使用や、液晶表示
機能付き、低消費電力などが挙げられる。このような特
徴を持つ低消費電力型の液晶駆動回路と液晶電源生成回
路とを内蔵した液晶駆動用回路について説明する。
【0003】図19は、従来の液晶駆動用回路の構成の
一例を示す回路図である。
【0004】この液晶駆動用回路は、液晶表示部の表示
(点灯)、非表示(非点灯)を制御する電源電圧(VD
D)系の信号を、昇圧回路で昇圧された液晶駆動電圧
(VLCD)系の信号にレベル変換する。さらに、このVL
CD 系の信号を液晶駆動用バッファに入力し、この液晶
駆動用バッファから液晶駆動電圧VLCD 系あるいは基準
電圧GNDを出力するものである。
【0005】この液晶駆動用回路を搭載するLSIに
は、供給電源100により電源電圧VDDが供給され、昇
圧回路102により上記電源電圧VDDを元に昇圧して液
晶駆動電圧VLCD が生成される。そして、生成された液
晶駆動電圧VLCD が電圧保持用のコンデンサC100に
保持される。
【0006】また、外部から入力されるSC信号は、液
晶表示部を表示あるいは非表示にするVDD系の制御信号
であり、後述するDISPOFF信号がローレベル(G
ND)のとき有効となる。DISPOFF信号は上記S
C信号にかかわらず、液晶表示部を一律に非表示にする
ための信号であり、液晶表示部を一律に非表示にすると
きにはハイレベル(VDD)となる。上記SC信号とDI
SPOFF信号はORゲート回路104に入力され、O
R論理が取られて信号INとなり、レベルシフタ106
に出力される。
【0007】このORゲート回路104から出力される
上記信号INは、レベルシフタ106によりVDD系から
VLCD 系にレベル変換され、正転で信号OUTとして液
晶駆動用バッファ108に出力される。PチャネルMO
SトランジスタMP100とNチャネルMOSトランジ
スタMN100で構成される液晶駆動用バッファ108
では、信号OUTがGNDレベルのとき、液晶駆動電圧
VLCD レベルが駆動信号S100として液晶表示部に出
力される。一方、信号OUTがVLCD レベルのとき、基
準電圧GNDレベルが駆動信号S100として液晶表示
部に出力される。
【0008】よって、液晶表示部が表示されているとき
は、ローレベルのDISPOFF信号が入力されてSC
信号が有効となり、このSC信号に従った駆動信号S1
00が出力される。一方、液晶表示部が非表示のとき
は、ハイレベルのDISPOFF信号が入力されてSC
信号が無効となり、GNDレベルに固定された駆動信号
S100が出力される。
【0009】なお、ORゲート回路104、レベルシフ
タ106、及び液晶駆動用バッファ108で構成する駆
動信号S100を出力するための回路は、この液晶駆動
用回路が搭載されたLSI内に複数個設けられるものと
する。以下このように構成された従来例を従来例1と記
す。
【0010】次に、従来の別の液晶駆動用回路について
説明する。
【0011】図20は、液晶駆動回路と液晶電源生成回
路とを内蔵した液晶駆動用回路の構成を示すブロック図
である。
【0012】この図20に示すように、液晶駆動用回路
を搭載する半導体集積回路(LSI)50は、液晶表示
部に表示用信号を出力する液晶駆動回路52と、液晶駆
動電圧VLCD を生成して上記液晶駆動回路52に供給す
る液晶電源生成回路54を有している。
【0013】ここで、前記液晶電源生成回路54には、
低消費電力を実現するために直流パスのない昇圧回路を
用いる。また、LSI50の外部にはコンデンサC11
0、C111、C112を配し、これらコンデンサに電
荷を蓄積して電流容量を高めている。なお、例えば電源
電圧VDDは5[V]、また液晶駆動電圧VLCD であるV
1は1[V]、V2は2[V]、V3は3[V]と想定
する。
【0014】このような構成からなる前記液晶駆動用回
路を搭載するLSI50では、外部より電源電圧VDDが
供給され、液晶電源生成回路54により上記電源電圧V
DDを元に液晶駆動電圧VLCD としてのV1、V2、V3
が生成される。この液晶駆動電圧V1、V2、V3は、
液晶駆動回路52に供給されるとともに、外部の電圧保
持用のコンデンサC110、C111、C112に保持
される。以下このように構成された従来例を従来例2と
記す。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、PHS(簡
易型携帯電話)や携帯電話などに代表される充電式電池
を使用した小型通信機器などでは、低消費電力化のため
に上記液晶駆動用回路が搭載されたLSIへの電源供給
を遮断したり、電池の消耗により電池交換を行う必要が
ある。電池交換は、非常に簡単に行われるようになって
おり、状況によってはいきなり電池を抜き取られる場合
も多い。なお、電源電圧VDDを1.5V、液晶駆動電圧
VLCD を4.5Vとする。これは、3倍昇圧の昇圧回路
102によりVDD×3=4.5Vに昇圧されるものとす
る。さらに、上記レベルシフタ106が動作可能な最低
動作電圧VDDmin を0.5Vとする。
【0016】まず、図19に示した従来例1の液晶駆動
用回路において、電源電圧VDDの供給が遮断された場合
について説明する。
【0017】図21は、上記レベルシフタ106の構成
を示す回路図である。このレベルシフタ106は通常用
いられるものであり、PチャネルMOSトランジスタM
P101〜MP105と、NチャネルMOSトランジス
タMN101〜MN105とから構成される。液晶駆動
電圧VLCD を4.5Vで一定とし、電源電圧VDDが0.
5〜1.5Vのときと、電源電圧VDDが0.5V未満の
ときの動作は次のようになる。
【0018】上記供給電源100から供給される電源電
圧VDDが0.5〜1.5V以上であるとき、上記レベル
シフタ106に入力される信号INとその出力である信
号OUTの関係は、図3に示すようになり、レベルシフ
タ106は通常の動作をする。
【0019】一方、上記供給電源100から供給される
電源電圧VDDが最低動作電圧VDDmin (0.5V)未満
であるとき、破線D内のトランジスタMP101とMN
101、及びトランジスタMP102とMN102で構
成されるインバータ回路の出力であるa、bラインの電
圧値が不定となる。これにより、トランジスタMN10
3とMN104はゲートバイアスが不定(0.5V未満
の値)となり、これらのトランジスタMN103とMN
104のオン抵抗は非常に大きい状態となる。よって、
Cラインの電圧値も定まらず不定となり、トランジスタ
MN105とMP105間で貫通電流が流れる。この結
果、レベルシフタ106から出力される信号OUTも電
圧値不定となる。このとき、上記信号INとその出力で
ある信号OUTの関係は、図4に示すようになる。この
図4からわかるように、信号OUTは常に不定となる。
【0020】したがって、従来の液晶駆動用回路におい
て、電源電圧VDDがレベルシフタ106の最低動作電圧
VDDmin (0.5V)未満となったとき、上記レベルシ
フタ106の出力である信号OUTが不定となり、トラ
ンジスタMN100、MP100のゲートバイアスは不
定となる。
【0021】このため、トランジスタMN100とMP
100間で貫通電流が流れ、これにより、液晶駆動用バ
ッファ108から出力される駆動信号S100はGND
レベル(0V)とならずに、不定(約2〜3V程度)と
なり、液晶表示部に電圧が供給されてしまう。この結
果、正常な表示とは異なり、液晶表示部の一部が不当に
表示されるという散らつきが発生する。
【0022】ここで、液晶表示部を表示中から非表示
(昇圧回路102の動作をオフ)にした後、電源電圧V
DDの供給を遮断したときのVLCD とVDDの電圧値変化を
図22に示す。この図22からわかるように、電源電圧
VDDの供給が遮断された後、VDDは急な傾きで瞬時にG
ND(0V)付近へ落ちていくが、VLCD は電圧保持用
のコンデンサC100が接続されていることにより、緩
やかな傾きでゆっくりとGND(0V)付近へ落ちてい
く。
【0023】このため、図22に示すtAの期間では、
上述したようにトランジスタMN100とMP100間
で貫通電流が流れ、駆動信号S100により液晶表示部
に電圧が供給される。すなわち、液晶の有する容量が充
電される。このように一定時間、コンデンサC100に
蓄積された電荷が急速に抜けるため、tAの期間だけ傾
きが急となる。一般的に、液晶は上記tAに示すような
一定時間、電圧がかかれば、瞬間的に駆動されてしま
う、すなわち点灯(表示)してしまう。点灯してしまう
電圧値は、用いられる液晶によりさまざまである。
【0024】次に、図20に示した従来例2の液晶駆動
用回路において、充電式電池を抜き取った場合、すなわ
ち電源電圧VDDの供給が遮断された場合について説明す
る。
【0025】図23は、電源電圧VDDの供給が遮断され
た場合のLSI50の電源電圧と液晶駆動電圧の電圧推
移を示す図である。
【0026】この図23に示すように、携帯電話などか
ら充電式電池をいきなり抜き取ると、電源電圧VDDは
電圧降下を起こして基準電圧GNDに急激に落ちてい
く。このとき、液晶電源生成回路54で生成された液晶
駆動電圧V1、V2、V3も電圧降下を始めるが、もと
もとこの回路には直流パスがないために電圧降下量はリ
ーク電流によって決定される。
【0027】ここで、電源電圧VDDがLSI50の最
小動作電圧より低くなると、LSI50内が制御不能に
陥り、液晶駆動用回路を誤動作させてしまう。このと
き、液晶駆動電圧V1、V2、V3が低電圧に降下して
いれば、特に問題は生じないが、この液晶駆動電圧の降
下が遅いと液晶表示部に高い直流電圧が加わり、一瞬液
晶をオン状態にしてしまう。すなわち、液晶表示部に
は、一瞬のちらつき、一筋の帯などが表示されてしま
う。
【0028】以上説明したように、従来の液晶駆動用回
路では電源供給が遮断された後、電源電圧VDDが液晶駆
動用回路の動作可能な最低動作電圧未満になると、蓄積
されていた液晶駆動電圧VLCD が液晶表示部に供給され
て表示の散らつきが発生するという問題点を有してい
る。
【0029】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めのなされたものであり、電源供給が遮断された場合
に、液晶駆動電圧が液晶表示部に供給されないように、
液晶駆動電圧を保持するコンデンサに蓄積された電荷を
放電させる経路を形成し、液晶表示部に表示の散らつき
が発生しないようにする液晶駆動用回路を提供すること
を目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の液晶駆動用回路は、液晶表示部に液晶を駆
動するための液晶駆動電圧を供給する液晶駆動用回路で
あって、この液晶駆動用回路を動作させるための電源電
圧を供給する供給電源と、上記電源電圧を昇圧して上記
液晶駆動電圧を生成する昇圧回路と、上記電源電圧が所
定電圧値以上であるとき、第1の信号を出力し、上記電
源電圧が所定電圧値より低いとき、第2の信号を出力す
るレベル変換回路と、上記レベル変換回路からの出力に
基づいて、上記液晶駆動電圧の供給ラインと基準電圧の
間を遮断あるいは短絡するスイッチ手段とを具備してい
る。
【0031】また、本発明の液晶駆動用回路は、液晶表
示部に液晶を駆動するための液晶駆動電圧を供給する液
晶駆動用回路にであって、この液晶駆動用回路を動作さ
せるための電源電圧を供給する供給電源と、上記電源電
圧を昇圧して上記液晶駆動電圧を生成する昇圧回路と、
上記電源電圧が所定電圧値以上であるとき、第1の信号
を出力し、上記電源電圧が所定電圧値より低いとき、第
2の信号を出力するレベル変換回路と、上記レベル変換
回路の出力が上記第1の信号であるときは、上記液晶駆
動電圧の供給ラインと基準電圧の間を遮断し、上記レベ
ル変換回路の出力が上記第2の信号であるときは、上記
液晶駆動電圧の供給ラインと基準電圧の間を短絡するス
イッチ手段とを具備している。
【0032】また、本発明の液晶駆動用回路は、液晶表
示部に液晶を駆動するための液晶駆動電圧を供給する液
晶駆動用回路であって、この液晶駆動用回路を動作させ
るための電源電圧を供給する供給電源と、上記電源電圧
を昇圧して上記液晶駆動電圧を生成する昇圧回路と、上
記電源電圧が所定電圧値以上であるとき、第1の信号を
出力し、上記電源電圧が所定電圧値より低いとき、第2
の信号を出力するレベル変換回路と、上記レベル変換回
路の出力がゲートに入力され、上記液晶駆動電圧がソー
スに入力され、基準電圧がドレインに入力されており、
上記ゲートに上記第2の信号が入力されたときにオンす
るMOSトランジスタとを具備している。
【0033】また、本発明の液晶駆動用回路は、液晶表
示部に液晶を駆動するための液晶駆動電圧を供給する液
晶駆動用回路であって、この液晶駆動用回路を動作させ
るための電源電圧を供給する供給電源と、上記電源電圧
を昇圧して上記液晶駆動電圧を生成する昇圧回路と、M
OSトランジスタを有し、上記電源電圧がこのMOSト
ランジスタのしきい値電圧以上であるとき、第1の信号
を出力し、上記電源電圧が上記しきい値電圧より低いと
き、第2の信号を出力するレベル変換回路と、上記レベ
ル変換回路からの出力に基づいて、上記液晶駆動電圧の
供給ラインと基準電圧の間を遮断あるいは短絡するスイ
ッチ手段とを具備している。
【0034】また、本発明の液晶駆動用回路は、液晶表
示部に液晶を駆動するための液晶駆動電圧を供給する液
晶駆動用回路であって、この液晶駆動用回路を動作させ
るための電源電圧を供給する供給電源と、上記電源電圧
を昇圧して上記液晶駆動電圧を生成する昇圧回路と、M
OSトランジスタを有し、上記電源電圧がこのMOSト
ランジスタのしきい値電圧以上であるとき、第1の信号
を出力し、上記電源電圧が上記しきい値電圧より低いと
き、第2の信号を出力するレベル変換回路と、上記レベ
ル変換回路の出力が上記第1の信号であるときは、上記
液晶駆動電圧の供給ラインと基準電圧の間を遮断し、上
記レベル変換回路の出力が上記第2の信号であるとき
は、上記液晶駆動電圧の供給ラインと基準電圧の間を短
絡するスイッチ手段とを具備している。
【0035】また、本発明の液晶駆動用回路は、液晶表
示部に液晶を駆動するための液晶駆動電圧を供給する液
晶駆動用回路であって、この液晶駆動用回路を動作させ
るための電源電圧を供給する供給電源と、上記電源電圧
を昇圧して上記液晶駆動電圧を生成する昇圧回路と、第
1のMOSトランジスタを有し、上記電源電圧がこの第
1のMOSトランジスタのしきい値電圧以上であると
き、第1の信号を出力し、上記電源電圧が上記しきい値
電圧より低いとき、第2の信号を出力するレベル変換回
路と、上記レベル変換回路の出力がゲートに入力され、
上記液晶駆動電圧がソースに入力され、基準電圧がドレ
インに入力されており、上記ゲートに上記第2の信号が
入力されたときにオンする第2のMOSトランジスタと
を具備している。
【0036】すなわち、本発明の液晶駆動用回路は、電
源電圧VDDの供給が遮断された後に、上記スイッチ手段
もしくはMOSトランジスタにより、液晶駆動電圧VLC
D と基準電圧GND間に電流を流し、上記液晶駆動電圧
の供給ラインに設けられたコンデンサに保持されている
電荷を瞬時に放電する。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0038】図1は、本発明に係る第1の実施の形態の
液晶駆動用回路の構成を示す図である。
【0039】図1に示すように、この液晶駆動用回路
は、この回路に電源電圧VDDを供給する供給電源2と、
この供給電源2が作る電源電圧VDDと基準電圧GNDと
の間に並列に接続され、上記電源電圧VDDを元に昇圧し
て液晶駆動電圧VLCD を作り出す昇圧回路4と、この昇
圧回路4から出力される上記液晶駆動電圧VLCD とGN
Dとの間に並列に接続され、後述する駆動回路6に液晶
駆動電圧VLCD を安定に供給するための電圧保持用のコ
ンデンサC1と、VDD及びVLCD とGNDとの間に並列
に接続され、液晶表示部に駆動信号S1を出力する駆動
回路6と、同様にVDD及びVLCD とGNDとの間に並列
に接続され、上記電圧保持用のコンデンサC1に蓄積さ
れた液晶駆動電圧VLCD を放電するためのディスチャー
ジ回路8とから構成される。
【0040】さらに、上記駆動回路6には、外部よりS
C信号とDISPOFF信号が入力される。SC信号
は、液晶表示部を表示(点灯)あるいは非表示(非点
灯)にするかを制御する信号である。DISPOFF信
号は、上記SC信号にかかわらず、液晶表示部を一律に
非表示にするための信号である。
【0041】また、上記駆動回路6は、上記SC信号と
DISPOFF信号のOR論理をとるORゲート回路1
0と、このORゲート回路10から出力されるVDD系の
信号IN1を受け取り、VLCD 系の信号にレベル変換し
正転で信号OUT1を出力するレベルシフタ12と、P
チャネルMOSトランジスタMP1とNチャネルMOS
トランジスタMN1からなり、これらのゲートに上記信
号OUT1が入力されて、この信号OUT1がGNDレ
ベルのときVLCD レベルを、信号OUT1がVLCD レベ
ルのときGNDレベルの駆動信号S1を出力する液晶駆
動用バッファ14とからなる。なお、図示していない
が、上記駆動回路6はVDD及びVLCD とGNDとの間に
複数個設けられるものとする。
【0042】上記ディスチャージ回路8は、上記レベル
シフタ12と同様の構成を持ち、その入力部に電源電圧
VDDが接続されて信号IN2が入力されるレベルシフタ
16と、このレベルシフタ16から出力される信号OU
T2がゲートに入力され、ソースとバックゲートにVLC
D が接続され、ドレインにGNDが接続されたPチャネ
ルMOSトランジスタMP2とからなる。
【0043】また、上記駆動回路6中及びディスチャー
ジ回路8中のレベルシフタ12、16は、通常用いられ
ているものと同様である。図2は、上記レベルシフタ1
2、16の構成を示す回路図である。図2に示すよう
に、このレベルシフタ12、16はPチャネルMOSト
ランジスタMP3〜MP7と、NチャネルMOSトラン
ジスタMN3〜MN7から構成される。
【0044】次に、第1の実施の形態の液晶駆動用回路
の動作について説明する。
【0045】この液晶駆動用回路を搭載するLSIに
は、供給電源2により電源電圧VDDが供給され、昇圧回
路4により上記電源電圧VDDを元に昇圧して液晶駆動電
圧VLCD が生成される。そして、生成された液晶駆動電
圧VLCD が電圧保持用のコンデンサC1に保持されて、
安定な液晶駆動電圧VLCD を駆動回路6に供給する。
【0046】上記駆動回路6の動作は、次のようになっ
ている。外部から入力されるSC信号は、液晶表示部を
表示あるいは非表示にするVDD系の制御信号であり、後
述するDISPOFF信号がローレベル(GND)のと
き有効となる。DISPOFF信号は上記SC信号にか
かわらず、液晶表示部を一律に非表示にするための信号
であり、液晶表示部を一律に非表示にするときにはハイ
レベル(VDD)となる。上記SC信号とDISPOFF
信号はORゲート回路10に入力され、OR論理が取ら
れて信号IN1となり、レベルシフタ12に出力され
る。
【0047】このORゲート回路10から出力される上
記信号IN1は、レベルシフタ12によりVDD系からV
LCD 系へレベル変換され、正転で信号OUT1として液
晶駆動用バッファ14に出力される。PチャネルMOS
トランジスタMP1とNチャネルMOSトランジスタM
N1で構成される液晶駆動用バッファ14では、信号O
UT1がGNDレベルのとき、液晶駆動電圧VLCD レベ
ルが駆動信号S1として液晶駆動部に出力される。一
方、信号OUT1がVLCD レベルのとき基準電圧GND
レベルが駆動信号S1として液晶表示部に出力される。
【0048】このように信号処理される駆動回路6で
は、液晶表示部が表示されるときは、ローレベルのDI
SPOFF信号が入力されてSC信号を有効とする。そ
して、上述した動作によりSC信号に従った駆動信号S
1が出力されて、液晶表示部が表示される。一方、液晶
表示部が非表示のときは、ハイレベルのDISPOFF
信号が入力されてSC信号が無効となる。そして、GN
Dレベルに固定された駆動信号S1が出力されて非表示
となる。なお、ORゲート回路10、レベルシフタ1
2、及び液晶駆動用バッファ14で構成する駆動回路6
は、この液晶駆動用回路が搭載されるLSI内に複数個
設けられるものとする。
【0049】次に、ディスチャージ回路8の動作につい
て説明する。
【0050】ここで、従来例と同様に電源電圧VDDを
1.5V、液晶駆動電圧VLCD を4.5Vとする。これ
は、3倍昇圧の昇圧回路4によりVDD×3=4.5Vに
昇圧されるものとする。さらに、上記レベルシフタ16
が動作可能な最低動作電圧VDDmin を0.5Vとする。
【0051】さらに、液晶駆動電圧VLCD を4.5Vで
一定とし、電源電圧VDDが0.5〜1.5Vのときと、
電源電圧VDDが最低動作電圧VDDmin (0.5V)未満
のときの動作について説明する。
【0052】上記供給電源2から供給される電源電圧V
DDが0.5〜1.5Vであるとき、上記レベルシフタ1
6に入力される信号IN2とその出力である信号OUT
2の関係は、図3に示すようになる。この図3からわか
るように、レベルシフタ16は通常の動作を行い、その
出力である信号OUT2は液晶駆動電圧VLCD (4.5
V)となる。トランジスタMP2のゲートには、VLCD
(4.5V)が入力されてゲートバイアスが0Vとな
り、このトランジスタMP2はオフとなる。よって、ソ
ースとドレイン間が導通して液晶駆動電圧VLCD と基準
電圧GNDがショートすることはない。
【0053】一方、上記供給電源2から供給される電源
電圧VDDが最低動作電圧VDDmin (0.5V)未満であ
るとき、破線D内のトランジスタMP3とMN3、及び
トランジスタMP4とMN4で構成されるインバータ回
路の出力であるAライン、及びBラインの電圧値が不定
となる。これにより、トランジスタMN6とMN5はゲ
ートバイアスが不定(0.5V未満の値)となり、これ
らのトランジスタMN6とMN5のオン抵抗は非常に大
きい状態となる。よって、Cラインの電圧値も定まらず
不定となり、トランジスタMN7とMP7間で貫通電流
が流れる。この結果、レベルシフタ16から出力される
信号OUT2も電圧値不定となる。このとき、上記信号
IN2とその出力である信号OUT2の関係は、図4に
示すようになる。この図4からわかるように、信号OU
T2は常に不定となる。
【0054】したがって、この液晶駆動用回路におい
て、電源電圧VDDがレベルシフタ16の最低動作電圧V
DDmin (0.5V)未満となったとき、上記レベルシフ
タ16の出力である信号OUT2が不定となり、トラン
ジスタMP2のゲートバイアスも不定となる。このた
め、上記トランジスタMP2はオンとなり、ソースとド
レイン間が導通して液晶駆動電圧VLCD と基準電圧GN
Dがショートする。
【0055】図5は、液晶表示部を表示中から非表示に
した後、電源電圧VDDの供給を遮断したときのVLCD と
VDDの電圧値変化を、横軸に時間を取って表した図であ
る。図5からわかるように、電源電圧VDDの供給が遮断
された後、VDDがレベルシフタ16の最低動作電圧VDD
min (0.5V)未満となったとき、トランジスタMP
2がオンしてコンデンサC1に蓄積された電荷が放電さ
れる。これにより、瞬時に液晶駆動電圧VLCD を基準電
圧GND(0V)付近へ落とし、駆動回路6から出力さ
れる駆動信号S1により液晶表示部に電圧が供給される
のを防止する。
【0056】以上説明したように本第1の実施の形態に
よれば、電源供給が遮断されたときに、液晶駆動電圧が
液晶表示部に不当に供給されないように、液晶駆動電圧
を保持するコンデンサに蓄積された電荷を放電させる経
路を形成し、液晶表示部に表示の散らつき(不当な表
示)が発生するのを防止することができる。
【0057】次に、本発明の第2の実施の形態の液晶駆
動用回路について説明する。
【0058】この第2の実施の形態は、上記第1の実施
の形態の構成において、レベルシフタ16に代えて図6
に示す別のレベルシフタ20を用いたものである。その
他の構成については、上記第1の実施の形態と同一であ
るため、ここに編入するものとしその説明は省略する。
以下にレベルシフタ20について説明する。
【0059】図6は、上記レベルシフタ20の構成を示
す回路図である。
【0060】このレベルシフタ20は、PチャネルMO
SトランジスタMP8〜MP10と、NチャネルMOS
トランジスタMN8〜MN11と、抵抗素子R1とから
構成される。図6に示すように、トランジスタMP8と
MN8で構成されるインバータ回路の入力部には、供給
電源2が接続されて信号IN2が入力される。このイン
バータ回路の出力部は、トランジスタMP9とMN9で
構成されるインバータ回路を介して、トランジスタMN
10のゲートに接続される。
【0061】このトランジスタMN10のドレインは、
抵抗素子R1を介して液晶駆動電圧VLCD に接続される
とともに、トランジスタMN11とMP10で構成され
るインバータ回路の入力部に接続される。このインバー
タ回路の出力部は、上記トランジスタMP2のゲートに
接続される。
【0062】また、上記トランジスタMP8及びMP9
のソースとバックゲートは、電源電圧VDDに接続され、
上記トランジスタMP10のソースとバックゲートは、
液晶駆動電圧VLCD に接続される。さらに、上記トラン
ジスタMN8〜MN11のソースとバックゲートは、基
準電圧GNDに接続される。
【0063】次に、上記レベルシフタ20の動作につい
て説明する。ここでも、上記第1の実施の形態と同様
に、電源電圧VDDを1.5V、液晶駆動電圧VLCD を
4.5Vとする。さらに、上記レベルシフタ20が動作
可能な最低動作電圧VDDmin を0.5Vとし、液晶駆動
電圧VLCD を4.5Vで一定とする。
【0064】また、MOSトランジスタにはしきい値電
圧があり、ゲートバイアス値がしきい値電圧より低くく
なると、そのMOSトランジスタのオン抵抗が急激に大
きくなる。この特性を念頭におき、トランジスタMN1
0のオン抵抗をRNとし、上記しきい値電圧を、例えば
0.8Vとして、抵抗素子R1とRNの大小関係を次の
ように設定する。トランジスタMN10のゲートバイア
スが0.8V以上のとき、RN<<R1とし、ゲートバ
イアスが0.8Vより小さいとき、RN>>R1とす
る。以下に電源電圧VDDが0.5〜1.5Vのときと、
電源電圧VDDが0.5V未満のときの動作について説明
する。
【0065】上記トランジスタMP8とMN8、及びM
P9とMN9で構成されるインバータ回路は、このレベ
ルシフタ20の動作可能な最低動作電圧VDDmin が0.
5Vであることより、電源電圧VDDが0.5〜1.5V
のとき、VDDの電圧値がaラインの電圧値となる。一
方、電源電圧VDDが0.5V未満のとき、aラインの電
圧値は不定となる。図7は、この状態をグラフ化したも
のであり、レベルシフタ20に供給される電源電圧VDD
の電圧変化に対するaラインの電圧変化を示す図であ
る。
【0066】さらに、bラインの電圧値は、トランジス
タMN10のゲートバイアスに依存して、電源電圧VDD
が0.8〜1.5VのときほぼGND(0V)となり、
0.8V未満のときほぼ4.5Vとなる。図8は、この
状態をグラフ化したものであり、レベルシフタ20に供
給される電源電圧VDDの電圧変化に対するbラインの電
圧変化を示す図である。
【0067】このとき、上記bラインをそのゲートの入
力とするトランジスタMP10とMN11で構成される
インバータ回路から出力される信号OUT2は、図9に
示すように図8のグラフを位相反転したものとなる。す
なわち、上記信号OUT2は、電源電圧VDDが0.8V
未満のときほぼGNDとなり、VDDが0.8〜1.5V
のとき4.5Vとなる。
【0068】以上のような動作をすることから、電源電
圧VDDが0.8V未満のとき、トランジスタMP2のゲ
ートへの入力はGND(0)Vとなり、このトランジス
タMP2がオンする。これにより、トランジスタMP2
のソースとドレイン間が導通して液晶駆動電圧VLCD と
基準電圧GND間がショートする。
【0069】一方、電源電圧VDDが0.8〜1.5Vの
とき、上記ゲートへの入力は4.5Vとなり、トランジ
スタMP2がオフする。
【0070】図10は、液晶表示部を表示中から非表示
にした後、電源電圧VDDの供給を遮断したときのVLCD
とVDDの電圧値変化を、横軸に時間を取って表した図で
ある。この図10からわかるように、電源電圧VDDの供
給が遮断された後、VDDがレベルシフタ20の最低動作
電圧VDDmin 未満となったとき、トランジスタMP2が
オンしてコンデンサC1に蓄積された電荷が放電され
る。これにより、瞬時に液晶駆動電圧VLCD を基準電圧
GND(0V)付近へ落とし、駆動回路6から出力され
る駆動信号S1により液晶表示部に電圧が供給されるの
を防止する。
【0071】以上説明したように本第2の実施の形態に
よれば、電源供給が遮断されたときに、液晶駆動電圧が
液晶表示部に不当に供給されないように、液晶駆動電圧
を保持するコンデンサに蓄積された電荷を放電させる経
路を形成し、液晶表示部に表示の散らつきが発生するの
を防止することができる。
【0072】次に、本発明の第3の実施の形態の液晶駆
動用回路について説明する。
【0073】図11は、第3の実施の形態の液晶駆動用
回路の構成を示す図である。この第3の実施の形態は、
上記第1の実施の形態の構成において、液晶駆動電圧V
LCDとして3種類の電圧V1、V2、V3を用いたもの
である。以下に液晶駆動電圧V1、V2、V3を放電す
るためのディスチャージ回路22について説明する。そ
の他の構成については、上記第1の実施の形態と同様で
ある。
【0074】上記ディスチャージ回路22の構成は次の
ようになっている。ディスチャージ回路22は、上記レ
ベルシフタ12と同様の構成を持った、その入力部に電
源電圧VDDが接続されて信号IN2が入力されるレベル
シフタ16と、このレベルシフタ16から出力される信
号OUT2がゲートに入力され、ソースとバックゲート
に昇圧回路4にて昇圧されたV3が接続され、ドレイン
に基準電圧GND(0V)が接続されたPチャネルMO
SトランジスタMP2とからなる。
【0075】さらに、前記ディスチャージ回路22は、
レベルシフタ16から出力される信号OUT2がゲート
に入力され、ソースとバックゲートにV2が接続され、
ドレインにGNDが接続されたPチャネルMOSトラン
ジスタMP11と、レベルシフタ16から出力される信
号OUT2がゲートに入力され、ソースとバックゲート
にV1が接続され、ドレインにGNDが接続されたPチ
ャネルMOSトランジスタMP12とからなる。
【0076】次に、ディスチャージ回路22の動作につ
いて説明する。
【0077】ここで、従来例1と同様に電源電圧VDDを
1.5[V]、液晶駆動電圧V3を4.5[V]とす
る。これは、3倍昇圧の昇圧回路4によりVDD×3=
4.5[V]に昇圧されるものとする。さらに、外部か
ら入力される液晶駆動電圧V2、V1を、それぞれ3.
0[V]、1.5[V]とする。また、上記レベルシフ
タ16が動作可能な最低動作電圧VDDmin を0.5
[V]とする。
【0078】以下に電源電圧VDDが0.5〜1.5Vの
ときと、電源電圧VDDが最低動作電圧VDDmin (0.5
V)未満のときの動作について説明する。
【0079】上記供給電源2から供給される電源電圧V
DDが0.5〜1.5Vであるとき、レベルシフタ16は
通常の動作を行い、その出力である信号OUT2は液晶
駆動電圧V3(4.5V)となる。トランジスタMP2
のゲートには、V3(4.5V)が入力されてゲートバ
イアスが0Vとなり、このトランジスタMP2はオフと
なる。よって、ソースとドレイン間が導通して液晶駆動
電圧V3と基準電圧GNDがショートすることはない。
【0080】さらに、PチャネルMOSトランジスタM
P11のゲートには、V3(4.5V)が入力されてゲ
ートバイアスが0Vとなり、このトランジスタMP11
はオフとなる。よって、ソースとドレイン間が導通して
液晶駆動電圧V2と基準電圧GNDがショートすること
はない。同様に、PチャネルMOSトランジスタMP1
2のゲートには、V3(4.5V)が入力されてゲート
バイアスが0Vとなり、このトランジスタMP12はオ
フとなる。よって、ソースとドレイン間が導通して液晶
駆動電圧V1と基準電圧GNDがショートすることはな
い。
【0081】一方、上記供給電源2から供給される電源
電圧VDDが最低動作電圧VDDmin (0.5V)未満であ
るとき、破線D内のトランジスタMP3とMN3、及び
トランジスタMP4とMN4で構成されるインバータ回
路の出力であるAライン、及びBラインの電圧値が不定
となる。これにより、トランジスタMN6とMN5はゲ
ートバイアスが不定(0.5V未満の値)となり、これ
らのトランジスタMN6とMN5のオン抵抗は非常に大
きい状態となる。よって、Cラインの電圧値も定まらず
不定となり、トランジスタMN7とMP7間で貫通電流
が流れる。この結果、レベルシフタ16から出力される
信号OUT2も電圧値不定となる。
【0082】したがって、この液晶駆動用回路におい
て、電源電圧VDDがレベルシフタ16の最低動作電圧V
DDmin (0.5V)未満となったとき、上記レベルシフ
タ16の出力である信号OUT2が不定となり、トラン
ジスタMP2のゲートバイアスも不定となる。このた
め、上記トランジスタMP2はオンとなり、ソースとド
レイン間が導通して液晶駆動電圧VLCD と基準電圧GN
Dがショートする。
【0083】さらに、PチャネルMOSトランジスタM
P11のゲートバイアスも不定となる。このため、上記
トランジスタMP11はオンとなり、ソースとドレイン
間が導通して液晶駆動電圧V2と基準電圧GNDがショ
ートする。同様に、PチャネルMOSトランジスタMP
12のゲートバイアスも不定となる。このため、上記ト
ランジスタMP12はオンとなり、ソースとドレイン間
が導通して液晶駆動電圧V1と基準電圧GNDがショー
トする。
【0084】すなわち、電源電圧VDDの供給が遮断され
た後、VDDがレベルシフタ16の最低動作電圧VDDmin
(0.5V)未満となったとき、トランジスタMP2、
MP11、MP12がオンしてコンデンサC1、及び不
図示のV1、V2の電圧保持用のコンデンサに蓄積され
た電荷が放電される。これにより、瞬時に液晶駆動電圧
V3、V2、V1を基準電圧GND(0V)付近へ落と
し、駆動回路6から出力される駆動信号S1により液晶
表示部に電圧が供給されるのを防止する。
【0085】以上説明したように本第3の実施の形態に
よれば、電源供給が遮断されたときに、液晶駆動電圧が
液晶表示部に不当に供給されないように、液晶駆動電圧
を保持するコンデンサに蓄積された電荷を放電させる経
路を形成し、液晶表示部に表示の散らつき(不当な表
示)が発生するのを防止することができる。
【0086】なお、上記第3の実施の形態の構成におい
て、レベルシフタ16に代えて、上記第2の実施の形態
で説明した図6に示すレベルシフタ20を用いた場合に
も同様の効果を得ることができる。
【0087】また、上記第1〜第3の実施の形態では、
P形の半導体基板上に本発明の液晶駆動用回路を形成す
るものとして説明したが、これに限るわけではなく、N
形の半導体基板上に形成する場合も本発明を適用するこ
とができる。この場合は、本発明の液晶駆動用回路を構
成するPチャネルMOSトランジスタをNチャネルMO
Sトランジスタに、NチャネルMOSトランジスタをP
チャネルMOSトランジスタに変更するなどにより、構
成すればよい。
【0088】次に、本発明の第4の実施の形態の液晶駆
動用回路について説明する。
【0089】図12は、第4の実施の形態の液晶駆動用
回路の構成を示す図である。
【0090】この図12に示すように、液晶駆動用回路
を搭載する半導体集積回路(LSI)30は、外部から
VDD端子32に入力される電源電圧VDDを用いて液晶駆
動電圧V1、V2、V3を生成する液晶電源生成回路3
4と、この液晶電源生成回路34により生成された液晶
駆動電圧V1、V2、V3を受け取り液晶表示部に表示
信号を出力する液晶駆動回路36と、前記液晶電源生成
回路34から供給される液晶駆動電圧V1、V2、V3
により電荷を蓄積してこれら液晶駆動電圧を安定化する
ための電圧保持用のコンデンサC30、C31、C32
と、前記液晶電源生成回路34と前記コンデンサC3
0、C31、C32との間に設けられ、そのオン、オフ
により液晶駆動電圧V1、V2、V3を基準電圧GND
に降下させるか、または液晶駆動電圧を保持させるかを
切り換えるスイッチ用のNチャネルMOSトランジスタ
MN21、MN22、MN23と、前記電源電圧VDDが
この液晶駆動用回路の動作可能な最低動作電圧以下か否
かを検知して上記トランジスタMN21、MN22、M
N23にオン、オフの制御信号を出力する電源検知回路
38とから構成される。なお、この実施の形態では、上
記電圧保持用のコンデンサC30、C31、C32はL
SI30の外部に設けられている。
【0091】次に、図13に前記トランジスタと電源検
知回路の詳細な構成を示す。この図13に示すように、
電源検知回路38には、PチャネルMOSトランジスタ
MP21とNチャネルMOSトランジスタMN24から
なるインバータIV1を用いる。これらトランジスタM
P21、トランジスタMN24のゲートには電源電圧V
DDが接続され、トランジスタMP21のソースとバック
ゲートに液晶駆動電圧V1が接続される。さらに、トラ
ンジスタMP21、トランジスタMN24のドレインに
は、NチャネルMOSトランジスタMN21、MN2
2、MN23のゲートがそれぞれ接続される。
【0092】前記NチャネルMOSトランジスタMN2
1のドレインには液晶駆動電圧V3が接続され、また前
記NチャネルMOSトランジスタMN22のドレインに
は液晶駆動電圧V2が、前記NチャネルMOSトランジ
スタMN23のドレインには液晶駆動電圧V1が接続さ
れる。前記NチャネルMOSトランジスタMN21、M
N22、MN23、MN24のソースには基準電圧GN
Dがそれぞれ接続される。
【0093】上述したように、インバータIV1を構成
するPチャネルMOSトランジスタMP21とNチャネ
ルMOSトランジスタMN24のゲートに電源電圧VDD
を入力し、電源を液晶駆動電圧V1とした前記インバー
タIV1を電源検知回路38とし、液晶駆動電圧V1、
V2、V3と基準電圧GND間のプルダウン用のトラン
ジスタMN21、MN22、MN23のそれぞれのゲー
トに前記電源検知回路38の出力を接続する。
【0094】次に、上記第4の実施の形態の液晶駆動用
回路の動作について説明する。
【0095】ここでは、電源電圧VDDを5[V]とし、
また液晶駆動電圧V1、V2、V3のうち、V2はV1
を2倍、V3はV1を3倍した電圧とする。例えば、V
1は1[V]、V2は2[V]、V3は3[V]と想定
する。
【0096】PチャネルMOSトランジスタMP21と
NチャネルMOSトランジスタMN24からなるインバ
ータIV1のゲートには、通常、5[V]の電源電圧V
DDが入力される。これにより、前記インバータIV1の
出力は基準電圧GND(0V)となり、プルダウン用の
トランジスタMN21、MN22、MN23はオフとな
る。よって、これらトランジスタMN21、MN22、
MN23のソースとドレイン間が導通して、液晶駆動電
圧V3、V2、V1と基準電圧GNDがショートするこ
とはない。
【0097】図14は、この第4の実施の形態における
電源電圧VDDと液晶駆動電圧V1、V2、V3の電圧の
推移を示す図である。この図14に示すように、充電電
池をいきなり抜き取ると電源電圧VDDの供給が遮断さ
れ、電源電圧VDDは電圧降下を起こし、急激に基準電圧
GNDに近づいていく。このとき、液晶電源生成回路3
4で生成され、電圧保持用のコンデンサC30、C3
1、C32に保持された液晶駆動電圧V1、V2、V3
は、リーク電流により前記電源電圧VDDの電圧降下より
ゆっくりと電圧降下を始める。
【0098】そして、電圧降下によって電源電圧VDDが
V1より低くなると、V1を電源とする前記インバータ
IV1の出力は基準電圧GNDから徐々にV1へと推移
する。すると、V3、V2、V1に接続されているNチ
ャネルMOSトランジスタMN21、MN22、MN2
3はオンとなり、これらのドレインとソース間が導通し
て液晶駆動電圧V3、V2、V1と基準電圧GNDがシ
ョートする。これにより、前記コンデンサC30、C3
1、C32に蓄えられていた電荷がGNDに放電され、
これらV1、V2、V3の電圧が基準電圧GNDに降下
する。
【0099】以上説明したように本第4の実施の形態に
よれば、電源供給が遮断されたときに、液晶駆動電圧が
液晶表示部に不当に供給されないように、液晶駆動電圧
を保持するコンデンサに蓄積された電荷を放電させる経
路を形成し、液晶表示部に表示の散らつき(不当な表
示)が発生するのを防止することができる。
【0100】次に、本発明の第5の実施の形態の液晶駆
動用回路について説明する。
【0101】前記第4の実施の形態では、液晶駆動電圧
V1、V2、V3にプルダウン用のトランジスタを接続
して基準電圧GNDに降下させたが、V1、V2、V3
のすべてにプルダウン用のトランジスタを接続する必要
はなく、すくなくとも液晶駆動電圧V1、V2、V3の
1つ以上にプルダウン用のトランジスタを接続すればよ
い。
【0102】図15は、第5の実施の形態におけるプル
ダウン用のトランジスタと電源検知回路の詳細な構成を
示す図である。
【0103】この図15に示すように、電源検知回路3
8には、上記第4の実施の形態と同様にPチャネルMO
SトランジスタMP21とNチャネルMOSトランジス
タMN24からなるインバータIV1を用いる。これら
トランジスタMP21、トランジスタMN24のゲート
には電源電圧VDDが接続され、トランジスタMP21の
ソースとバックゲートに液晶駆動電圧V1が接続され
る。さらに、トランジスタMP21、トランジスタMN
24のドレインには、NチャネルMOSトランジスタM
N21のゲートが接続される。
【0104】前記NチャネルMOSトランジスタMN2
1のドレインには液晶駆動電圧V3が接続され、前記N
チャネルMOSトランジスタMN24、MN21のソー
スには基準電圧GNDがそれぞれ接続される。
【0105】上述したように、インバータIV1を構成
するPチャネルMOSトランジスタMP21とNチャネ
ルMOSトランジスタMN24のゲートに電源電圧VDD
を入力し、電源を液晶駆動電圧V1とした前記インバー
タIV1を電源検知回路38とし、液晶駆動電圧V3と
基準電圧GND間のプルダウン用のトランジスタMN2
1のゲートに前記電源検知回路38の出力を接続する。
その他の構成については、上記第4の実施の形態と同様
である。
【0106】次に、上記第5の実施の形態の液晶駆動用
回路の動作について説明する。
【0107】ここでは、上記第4の実施の形態と同様
に、電源電圧VDDを5[V]とし、また液晶駆動電圧V
1、V2、V3のうち、V2はV1を2倍、V3はV1
を3倍した電圧とする。例えば、V1は1[V]、V2
は2[V]、V3は3[V]と想定する。
【0108】PチャネルMOSトランジスタMP21と
NチャネルMOSトランジスタMN24からなるインバ
ータIV1のゲートには、通常、5[V]の電源電圧V
DDが入力される。これにより、前記インバータIV1の
出力は基準電圧GND(0V)となり、プルダウン用の
トランジスタMN21はオフとなる。よって、上記トラ
ンジスタMN21のドレインとソース間が導通して液晶
駆動電圧V3と基準電圧GNDがショートすることはな
い。
【0109】次に、充電電池をいきなり抜き取ると電源
電圧VDDの供給が遮断され、電源電圧VDDは電圧降下を
起こし、急激に基準電圧GNDに近づいていく。このと
き、液晶電源生成回路34で生成され、電圧保持用のコ
ンデンサC32に保持された液晶駆動電圧V3は、リー
ク電流により前記電源電圧VDDの電圧降下よりゆっくり
と電圧降下を始める。
【0110】そして、電圧降下によって電源電圧VDDが
V1より低くなると、V1を電源とする前記インバータ
IV1の出力は基準電圧GNDから徐々にV1へと推移
する。すると、V3に接続されているNチャネルMOS
トランジスタMN21はオンとなり、これらのドレイン
とソース間が導通して液晶駆動電圧V3と基準電圧GN
Dがショートする。これにより、前記コンデンサC32
に蓄えられていた電荷がGNDに放電され、液晶駆動電
圧V3の電圧が基準電圧GNDに降下する。
【0111】以上説明したように本第5の実施の形態に
よれば、電源供給が遮断されたときに、液晶駆動電圧が
液晶表示部に不当に供給されないように、液晶駆動電圧
を保持するコンデンサに蓄積された電荷を放電させる経
路を形成し、液晶表示部に表示の散らつき(不当な表
示)が発生するのを防止することができる。
【0112】次に、本発明の第6の実施の形態の液晶駆
動用回路について説明する。
【0113】図16に示すように、液晶駆動用回路を搭
載する半導体集積回路(LSI)40は、外部からVDD
端子42に入力される電源電圧VDDを用いて液晶駆動電
圧V1、V2、V3を生成する液晶電源生成回路44、
この液晶電源生成回路44により生成された液晶駆動電
圧V1、V2、V3を受け取り液晶表示部に表示信号を
出力する液晶駆動回路46と、前記液晶電源生成回路4
4から供給される液晶駆動電圧V1、V2、V3を蓄積
してこれら液晶駆動電圧を安定化するための電圧保持用
のコンデンサC40、C41、C42と、前記液晶電源
生成回路44と前記コンデンサC40、C41、C42
との間に設けられ、そのオン、オフにより液晶駆動電圧
を基準電圧GNDに降下させるか、または液晶駆動電圧
を保持させるかを切り換えるスイッチ用のPチャネルM
OSトランジスタMP31、MP32、MP33と、前
記電源電圧VDDがこの液晶駆動用回路の動作可能な最低
動作電圧以下か否かを検知して上記トランジスタMP3
1、MP32、MP33にオン、オフの制御信号を出力
する電源検知回路48とから構成される。なお、この実
施の形態では、上記電圧保持用のコンデンサC40、C
41、C42はLSI40の外部に設けられている。
【0114】次に、図17に前記トランジスタと電源検
知回路の詳細な構成を示す。この図17に示すように、
電源検知回路48には、PチャネルMOSトランジスタ
MP34とNチャネルMOSトランジスタMN31から
なるインバータIV2と、PチャネルMOSトランジス
タMP35とNチャネルMOSトランジスタMN32か
らなるインバータIV3を用いる。
【0115】前記トランジスタMP34、トランジスタ
MN31のゲートには電源電圧VDDが接続され、トラン
ジスタMP34のソースとバックゲートに液晶駆動電圧
V1が接続される。前記トランジスタMP34、トラン
ジスタMN31のドレインには、前記トランジスタMP
35、トランジスタMN32のゲートが接続され、トラ
ンジスタMP35のソースとバックゲートに液晶駆動電
圧V3が接続される。
【0116】さらに、前記トランジスタMP35、トラ
ンジスタMN32のドレインには、PチャネルMOSト
ランジスタMP31、MP32、MP33のゲートがそ
れぞれ接続される。前記PチャネルMOSトランジスタ
MP31のソースとバックゲートには液晶駆動電圧V3
が接続され、また前記PチャネルMOSトランジスタM
P32のソースとバックゲートには液晶駆動電圧V2
が、前記PチャネルMOSトランジスタMP33のソー
スとバックゲートには液晶駆動電圧V1が接続される。
前記NチャネルMOSトランジスタMN31、MN32
のソースには基準電圧GNDがそれぞれ接続され、前記
PチャネルMOSトランジスタMP31、MP32、M
P33のドレインには基準電圧GNDがそれぞれ接続さ
れる。
【0117】上述したように、インバータIV2を構成
するPチャネルMOSトランジスタMP34とNチャネ
ルMOSトランジスタMN31のゲートに電源電圧VDD
を入力して、電源を液晶駆動電圧V1とした上記インバ
ータIV2と、インバータIV3を構成するPチャネル
MOSトランジスタMP35とNチャネルMOSトラン
ジスタMN32のゲートに前記インバータIV2の出力
を入力して、電源を液晶駆動電圧V3とした上記インバ
ータIV3とで電源検知回路48を構成し、液晶駆動電
圧V1、V2、V3と基準電圧GND間のプルダウン用
のトランジスタMP31、MP32、MP33のそれぞ
れのゲートに上記電源検知回路48の出力を接続する。
【0118】次に、上記第6の実施の形態の液晶駆動用
回路の動作について説明する。
【0119】ここでは、上記第4の実施の形態と同様
に、電源電圧VDDを5[V]とし、また液晶駆動電圧V
1、V2、V3のうち、V2はV1を2倍、V3はV1
を3倍した電圧とする。例えば、V1は1[V]、V2
は2[V]、V3は3[V]と想定する。
【0120】PチャネルMOSトランジスタMP34と
NチャネルMOSトランジスタMN31からなるインバ
ータIV2のゲートには、通常、5[V]の電源電圧V
DDが入力される。これにより、前記インバータIV2の
出力は基準電圧GND(0V)となり、この基準電圧G
NDがPチャネルMOSトランジスタMP35とNチャ
ネルMOSトランジスタMN32からなるインバータI
V3のゲートに入力される。このため、上記インバータ
IV3の出力はV3となり、プルダウン用のトランジス
タMP31、MP32、MP33はオフとなる。よっ
て、上記トランジスタMP31、MP32、MP33の
ソースとドレイン間が導通して液晶駆動電圧V3、V
2、V1と基準電圧GNDがショートすることはない。
【0121】次に、充電電池をいきなり抜き取ると電源
電圧VDDの供給が遮断され、図14に示したように電源
電圧VDDは電圧降下を起こし、急激に基準電圧GNDに
近づいていく。このとき、液晶電源生成回路44で生成
され、電圧保持用のコンデンサC40、C41、C42
に保持された液晶駆動電圧V1、V2、V3は、リーク
電流により前記電源電圧VDDの電圧降下よりゆっくりと
電圧降下を始める。
【0122】そして、電圧降下によって電源電圧VDDが
V1より低くなると、V1を電源とする前記インバータ
IV2の出力は基準電圧GNDから徐々にV1へと推移
する。これに従って、前記インバータIV3の出力はV
3から徐々に基準電圧GNDへと推移する。
【0123】すると、V3、V2、V1に接続されてい
るPチャネルMOSトランジスタMP31、MP32、
MP33はオンとなり、これらのソースとドレイン間が
導通して液晶駆動電圧V3、V2、V1と基準電圧GN
Dがショートする。これにより、前記コンデンサC4
0、C41、C42に蓄えられていた電荷がGNDに放
電され、これらV1、V2、V3の電圧が基準電圧GN
Dに降下する。
【0124】以上説明したように本第6の実施の形態に
よれば、電源供給が遮断されたときに、液晶駆動電圧が
液晶表示部に不当に供給されないように、液晶駆動電圧
を保持するコンデンサに蓄積された電荷を放電させる経
路を形成し、液晶表示部に表示の散らつき(不当な表
示)が発生するのを防止することができる。
【0125】次に、本発明の第7の実施の形態の液晶駆
動用回路について説明する。
【0126】前記第6の実施の形態では、液晶駆動電圧
V1、V2、V3にプルダウン用のトランジスタを接続
して基準電圧GNDに降下させたが、V1、V2、V3
のすべてにプルダウン用のトランジスタを接続する必要
はなく、すくなくとも液晶駆動電圧V1、V2、V3の
1つ以上にプルダウン用のトランジスタを接続すればよ
い。
【0127】図18は、第7の実施の形態におけるプル
ダウン用のトランジスタと電源検知回路の詳細な構成を
示す図である。
【0128】この図18に示すように、電源検知回路4
6には、上記第6の実施の形態と同様にPチャネルMO
SトランジスタMP34とNチャネルMOSトランジス
タMN31からなるインバータIV2と、PチャネルM
OSトランジスタMP35とNチャネルMOSトランジ
スタMN32からなるインバータIV3を用いる。
【0129】前記トランジスタMP34、トランジスタ
MN31のゲートには電源電圧VDDが接続され、トラン
ジスタMP34のソースとバックゲートに液晶駆動電圧
V1が接続される。前記トランジスタMP34、トラン
ジスタMN31のドレインには、前記トランジスタMP
35、トランジスタMN32のゲートが接続され、トラ
ンジスタMP35のソースとバックゲートに液晶駆動電
圧V3が接続される。
【0130】さらに、前記トランジスタMP35、トラ
ンジスタMN32のドレインには、PチャネルMOSト
ランジスタMP31のゲートが接続される。前記Pチャ
ネルMOSトランジスタMP31のソースとバックゲー
トには液晶駆動電圧V3が接続される。前記Nチャネル
MOSトランジスタMN31、MN32のソースには基
準電圧GNDがそれぞれ接続され、前記PチャネルMO
SトランジスタMP31のドレインには基準電圧GND
が接続される。
【0131】上述したように、インバータIV2を構成
するPチャネルMOSトランジスタMP34とNチャネ
ルMOSトランジスタMN31のゲートに電源電圧VDD
を入力して、電源を液晶駆動電圧V1とした上記インバ
ータIV2と、インバータIV3を構成するPチャネル
MOSトランジスタMP35とNチャネルMOSトラン
ジスタMN32のゲートに前記インバータIV2の出力
を入力して、電源を液晶駆動電圧V3とした上記インバ
ータIV3とで電源検知回路48を構成し、液晶駆動電
圧V3と基準電圧GND間のプルダウン用のトランジス
タMP31のゲートに上記電源検知回路46の出力を接
続する。その他の構成については、上記第6の実施の形
態と同様である。
【0132】次に、上記第7の実施の形態の液晶駆動用
回路の動作について説明する。
【0133】ここでは、上記第4の実施の形態と同様
に、電源電圧VDDを5[V]とし、また液晶駆動電圧V
1、V2、V3のうち、V2はV1を2倍、V3はV1
を3倍した電圧とする。例えば、V1は1[V]、V2
は2[V]、V3は3[V]と想定する。
【0134】PチャネルMOSトランジスタMP34と
NチャネルMOSトランジスタMN31からなるインバ
ータIV2のゲートには、通常、5[V]の電源電圧V
DDが入力される。これにより、前記インバータIV2の
出力は基準電圧GND(0V)となり、この基準電圧G
NDがPチャネルMOSトランジスタMP35とNチャ
ネルMOSトランジスタMN32からなるインバータI
V3のゲートに入力される。このため、上記インバータ
IV3の出力はV3となり、プルダウン用のトランジス
タMP31はオフとなる。よって、上記トランジスタM
P31のソースとドレイン間が導通して液晶駆動電圧V
3と基準電圧GNDがショートすることはない。
【0135】次に、充電電池をいきなり抜き取ると電源
電圧VDDの供給が遮断され、図14に示したように電源
電圧VDDは電圧降下を起こし、急激に基準電圧GNDに
近づいていく。このとき、液晶電源生成回路44で生成
され、電圧保持用のコンデンサC42に保持された液晶
駆動電圧V3は、リーク電流により前記電源電圧VDDの
電圧降下よりゆっくりと電圧降下を始める。
【0136】そして、電圧降下によって電源電圧VDDが
V1より低くなると、V1を電源とする前記インバータ
IV2の出力は基準電圧GNDから徐々にV1へと推移
する。これに従って、前記インバータIV3の出力はV
3から徐々に基準電圧GNDへと推移する。
【0137】すると、V3に接続されているPチャネル
MOSトランジスタMP31はオンとなり、これらのソ
ースとドレイン間が導通して液晶駆動電圧V3と基準電
圧GNDがショートする。これにより、前記コンデンサ
C42に蓄えられていた電荷がGNDに放電され、液晶
駆動電圧V3の電圧が基準電圧GNDに降下する。
【0138】以上説明したように本第7の実施の形態に
よれば、電源供給が遮断されたときに、液晶駆動電圧が
液晶表示部に不当に供給されないように、液晶駆動電圧
を保持するコンデンサに蓄積された電荷を放電させる経
路を形成し、液晶表示部に表示の散らつき(不当な表
示)が発生するのを防止することができる。
【0139】なお、前記第6、第7の実施の形態では、
PチャネルMOSトランジスタをプルダウン用のトラン
ジスタとして用いているため、電圧降下による液晶駆動
電圧V1、V2、V3の最終の電圧はPチャネルMOS
トランジスタのしきい値電圧VthP となる。
【0140】また、前記第4〜第7の実施の形態では、
液晶駆動用回路の最低動作保証電圧をV1として、電源
検知回路の基準となる電圧にV1を用いたが、これに限
るわけではなく、最低動作保証電圧に応じてその他の電
圧を用いることができる。例えば、液晶駆動用回路の最
低動作保証電圧がV2以下である場合はV2を、V3以
下である場合はV3を用いれば同様な効果が得られる。
さらに、その他の定電圧回路の出力電圧を基準にしても
同様な効果が得られる。
【0141】上述した実施の形態によれば、電源供給が
遮断された場合などにおいて、電源電圧VDDの電圧が低
下して液晶駆動用回路の動作が制御不能となった後に、
コンデンサに蓄積された液晶駆動電圧V1、V2、V3
によって制御できない異常な表示が液晶表示部に発生す
るのを防止できる。
【0142】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、電源
供給が遮断された場合に、液晶駆動電圧が液晶表示部に
供給されないように、液晶駆動電圧を保持するコンデン
サに蓄積された電荷を放電させる経路を形成し、液晶表
示部に表示の散らつきが発生しないようにする液晶駆動
用回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の液晶駆動用回路の構成を示
す図である。
【図2】レベルシフタ12、16の構成を示す回路図で
ある。
【図3】電源電圧VDDが0.5〜1.5Vであるとき、
レベルシフタ16に入力される信号と出力される信号を
示す図である。
【図4】電源電圧VDDが最低動作電圧VDDmin (0.5
V)未満であるとき、レベルシフタ16に入力される信
号と出力される信号を示す図である。
【図5】第1の実施の形態において液晶表示部を表示中
から非表示にした後、電源電圧VDDの供給を遮断したと
きのVLCD とVDDの電圧値変化を示す図である。
【図6】第2の実施の形態のレベルシフタ20の構成を
示す回路図である。
【図7】レベルシフタ20に供給される電源電圧VDDの
電圧変化に対するaラインの電圧変化を示す図である。
【図8】レベルシフタ20に供給される電源電圧VDDの
電圧変化に対するbラインの電圧変化を示す図である。
【図9】レベルシフタ20に供給される電源電圧VDDの
電圧変化に対する信号OUT2の電圧変化を示す図であ
る。
【図10】第2の実施の形態において液晶表示部を表示
中から非表示にした後、電源電圧VDDの供給を遮断した
ときのVLCD とVDDの電圧値変化を示す図である。
【図11】第3の実施の形態の液晶駆動用回路の構成を
示す図である。
【図12】第4の実施の形態の液晶駆動用回路の構成を
示す図である。
【図13】第4の実施の形態におけるプルダウン用のト
ランジスタと電源検知回路の構成を示す図である。
【図14】第4の実施の形態における電源電圧VDDと液
晶駆動電圧V1、V2、V3の電圧の推移を示す図であ
る。
【図15】第5の実施の形態におけるプルダウン用のト
ランジスタと電源検知回路の構成を示す図である。
【図16】第6の実施の形態の液晶駆動用回路の構成を
示す図である。
【図17】第6の実施の形態におけるプルダウン用のト
ランジスタと電源検知回路の構成を示す図である。
【図18】第7の実施の形態におけるプルダウン用のト
ランジスタと電源検知回路の構成を示す図である。
【図19】従来の液晶駆動用回路の構成の一例を示す回
路図である。
【図20】従来の液晶駆動用回路の構成の別例を示すブ
ロック図である。
【図21】レベルシフタ106の構成を示す回路図であ
る。
【図22】図19に示す従来例において液晶表示部を表
示中から非表示にした後、電源電圧VDDの供給を遮断し
たときの電源電圧と液晶駆動電圧の電圧値変化を示す図
である。
【図23】図20に示す従来例において液晶表示部を表
示中から非表示にした後、電源電圧VDDの供給を遮断し
たときの電源電圧と液晶駆動電圧の電圧値変化を示す図
である。
【符号の説明】
2…供給電源 4…昇圧回路 6…駆動回路 8…ディスチャージ回路 10…ORゲート回路 12、16…レベルシフタ 14…液晶駆動用バッファ 20…レベルシフタ 22…ディスチャージ回路 30、40…半導体集積回路(LSI) 32、42…VDD端子 34、44…液晶電源生成回路 36、46…液晶駆動回路 38、48…電源検知回路 C1、C30、C31、C32、C40、C41、C4
2…コンデンサ GND…基準電圧 IV1、IV2、IV3…インバータ MP1〜MP12、MP21、MP31〜MP35…P
チャネルMOSトランジスタ MN1、MN3〜MN11、MN21〜MN24、MN
31、MN32…NチャネルMOSトランジスタ R1…抵抗素子 S1…駆動信号 VDD…電源電圧 VLCD 、V1、V2、V3…液晶駆動電圧

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示部に液晶を駆動するための液晶
    駆動電圧を供給する液晶駆動用回路において、 この液晶駆動用回路を動作させるための電源電圧から上
    記液晶駆動電圧を生成する生成手段と、 上記電源電圧が所定電圧値以上であるか否かを検知する
    電源検知手段と、 上記電源検知手段の出力に基づいて、上記生成手段から
    の上記液晶駆動電圧の供給ラインと基準電圧の間を遮断
    あるいは短絡するスイッチ手段と、 を具備することを特徴とする液晶駆動用回路。
  2. 【請求項2】 液晶表示部に液晶を駆動するための液晶
    駆動電圧を供給する液晶駆動用回路において、 この液晶駆動用回路を動作させるための電源電圧から上
    記液晶駆動電圧を生成する生成手段と、 上記電源電圧が所定電圧値以上であるとき、第1の信号
    を出力し、上記電源電圧が所定電圧値より低いとき、第
    2の信号を出力する電源検知手段と、 上記電源検知手段の出力が上記第1の信号であるとき
    は、上記生成手段からの上記液晶駆動電圧の供給ライン
    と基準電圧の間を遮断し、上記電源検知手段の出力が上
    記第2の信号であるときは、上記生成手段からの上記液
    晶駆動電圧の供給ラインと基準電圧の間を短絡するスイ
    ッチ手段と、 を具備することを特徴とする液晶駆動用回路。
  3. 【請求項3】 上記液晶駆動電圧は、電位の異なる複数
    種類の電圧であることを特徴とする請求項1又は2記載
    の液晶駆動用回路。
  4. 【請求項4】 上記複数種類の電圧は、第1の電圧、第
    2の電圧、第3の電圧の3種類であることを特徴とする
    請求項3記載の液晶駆動用回路。
  5. 【請求項5】 上記スイッチ手段は、上記電源検知手段
    の出力に基づいて、上記液晶駆動電圧の複数種類の電圧
    のうちで最も高い電圧の供給ラインと基準電圧の間を遮
    断あるいは短絡することを特徴とする請求項3記載の液
    晶駆動用回路。
  6. 【請求項6】 上記スイッチ手段は、上記電源検知手段
    の出力に基づいて、上記液晶駆動電圧の複数種類の電圧
    の全ての供給ラインと基準電圧の間を遮断あるいは短絡
    することを特徴とする請求項3記載の液晶駆動用回路。
  7. 【請求項7】 上記スイッチ手段は、上記電源検知手段
    の出力に基づいて、上記液晶駆動電圧の上記第1の電
    圧、第2の電圧、第3の電圧のうちで最も高い電圧の供
    給ラインと基準電圧の間を遮断あるいは短絡することを
    特徴とする請求項4記載の液晶駆動用回路。
  8. 【請求項8】 上記スイッチ手段は、上記電源検知手段
    の出力に基づいて、上記液晶駆動電圧の上記第1の電
    圧、第2の電圧、第3の電圧の全ての供給ラインと基準
    電圧の間を遮断あるいは短絡することを特徴とする請求
    項4記載の液晶駆動用回路。
  9. 【請求項9】 上記電源検知手段は、入力された電圧レ
    ベルに応じてこの電圧レベルを変換するレベル変換回路
    であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記
    載の液晶駆動用回路。
  10. 【請求項10】 上記電源検知手段は、インバータであ
    ることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の
    液晶駆動用回路。
  11. 【請求項11】 上記スイッチ手段は、上記生成手段か
    らの上記液晶駆動電圧の供給ラインと基準電圧の間に設
    けられたMOSトランジスタであることを特徴とする請
    求項1乃至10のいずれかに記載の液晶駆動用回路。
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