JP2001203847A - ネットワークファクシミリ装置 - Google Patents

ネットワークファクシミリ装置

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JP2001203847A
JP2001203847A JP2000011776A JP2000011776A JP2001203847A JP 2001203847 A JP2001203847 A JP 2001203847A JP 2000011776 A JP2000011776 A JP 2000011776A JP 2000011776 A JP2000011776 A JP 2000011776A JP 2001203847 A JP2001203847 A JP 2001203847A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信結果をより迅速にユーザに通知すること
ができるネットワークファクシミリ装置を提供すること
を目的としている。 【解決手段】 送信ユーザに対し、送信結果を電子メー
ルを用いて通知するようにしているので、送信ユーザ
は、送信結果を明確に知ることができる。したがって、
ネットワークファクシミリ装置FXのメモリ送信モード
を有効に活用することができ、送信ユーザは、ネットワ
ークファクシミリ装置FXの動作を見守って、送信結果
を確認する必要がなくなり、非常に便利であるという効
果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信原稿を読み取
って所定のファクシミリ画情報を作成するとともに、受
信画情報を処理可能なファクシミリ装置機能と、一般公
衆網に接続し、この一般公衆網を介して画情報をやりと
りするファクシミリ通信機能と、ローカルエリアネット
ワークに接続し、このローカルエリアネットワークを介
し、電子メールを用いて画情報をやりとりするネットワ
ークファクシミリ通信機能を備えたネットワークファク
シミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、送信原稿を読み取って所定の
ファクシミリ画情報を作成するとともに、受信画情報を
処理可能なファクシミリ装置機能と、一般公衆網(アナ
ログ公衆網PSTNまたはデジタル公衆網ISDN)に
接続し、この一般公衆網を介して画情報をやりとりする
ファクシミリ通信機能と、ローカルエリアネットワーク
に接続し、このローカルエリアネットワークを介し、電
子メールを用いて画情報をやりとりするネットワークフ
ァクシミリ通信機能を備えたネットワークファクシミリ
装置が実用されている。
【0003】このようなネットワークファクシミリ装置
を用いると、ローカルエリアネットワークまたはインタ
ーネットに接続されている端末などのユーザへ、画情報
を送信することができるので非常に便利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、送信原稿を
読み取って、一般公衆網を用いて送信する場合、あるい
は、電子メールを用いて送信する場合、ユーザが送信原
稿を早期に持ち帰ることができるように、画情報送信動
作の開始に先立って送信原稿の内容を読み取り、それに
よって得た送信画像データを符号化圧縮して蓄積し、そ
の後に、送信動作を開始するようにしている。
【0005】このような方法では、ファクシミリ装置の
操作からユーザを早期に解放することができるものの、
ユーザがファクシミリ装置から離れるために、画情報の
送信結果を早期に通知することが困難である。
【0006】例えば、送信結果を通知するための送信結
果レポートを作成して記録出力することができるが、そ
の送信結果レポートをユーザが確認するまで、ユーザに
対して送信結果を通知することができず、迅速に送信結
果を通知することが困難である。
【0007】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、送信結果をより迅速にユーザに通知すること
ができるネットワークファクシミリ装置を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信原稿を読
み取って所定のファクシミリ画情報を作成するととも
に、受信画情報を処理可能なファクシミリ装置機能と、
一般公衆網に接続し、この一般公衆網を介して画情報を
やりとりするファクシミリ通信機能と、ローカルエリア
ネットワークに接続し、このローカルエリアネットワー
クを介し、電子メールを用いて画情報をやりとりするネ
ットワークファクシミリ通信機能を備えたネットワーク
ファクシミリ装置において、画情報送信時、送信原稿画
像を読み取って蓄積した後に画情報送信を行うととも
に、その画情報送信操作時に、ユーザに通知用メールア
ドレスを入力させ、画情報送信終了後、そのときの送信
結果をあらわす送信結果通知電子メールを作成し、上記
入力された通知用メールアドレスへ送信するようにした
ものである。
【0009】また、送信原稿を読み取って所定のファク
シミリ画情報を作成するとともに、受信画情報を処理可
能なファクシミリ装置機能と、一般公衆網に接続し、こ
の一般公衆網を介して画情報をやりとりするファクシミ
リ通信機能と、ローカルエリアネットワークに接続し、
このローカルエリアネットワークを介し、電子メールを
用いて画情報をやりとりするネットワークファクシミリ
通信機能を備えたネットワークファクシミリ装置におい
て、画情報送信操作時に、ユーザに通知用メールアドレ
スを入力させる一方、送信宛先として上記一般公衆網の
宛先番号が指定された場合には、送信原稿画像を読み取
って蓄積した後に上記一般公衆網を用いて画情報送信を
行い、画情報送信終了後、そのときの送信結果をあらわ
す送信結果通知電子メールを作成し、上記入力された通
知用メールアドレスへ送信するとともに、送信宛先とし
て電子メールアドレスが指定され、さらに、送達確認要
求が指令された場合には、送信原稿画像を読み取って蓄
積した後に所定の送達確認要求付きの画情報送信電子メ
ールを作成して上記指定された電子メールアドレスへ画
情報を送信し、その送達確認要求付きの画情報送信電子
メールに対応する送達通知電子メールを受信すると、そ
の送達通知電子メールの内容に基づいた送信結果通知電
子メールを作成し、上記入力された通知用メールアドレ
スへ送信し、送信宛先として電子メールアドレスが指定
され、さらに、送達確認要求が指令されなかった場合に
は、送信原稿画像を読み取って蓄積した後に所定の画情
報送信電子メールを作成して上記指定された電子メール
アドレスへ画情報を送信するようにしたものである。
【0010】また、画情報送信操作時に、ユーザの名称
を入力させ、前記送信結果通知電子メールには、入力さ
れたユーザの名称を含める。また、前記送信結果通知電
子メールには、送信画情報の全ページの画情報を添付す
る。また、前記送信結果通知電子メールには、第1ペー
ジの送信画情報を添付する。また、前記送信結果通知電
子メールの通知内容を言語別に記憶した言語テーブルを
備え、あらかじめ指定された言語の内容で、上記送信結
果通知電子メールを作成する。また、前記ローカルエリ
アネットワークは、インターネットの構成要素である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例にかかるネット
ワークシステムを示している。
【0013】同図において、ローカルエリアネットワー
クLANには、複数のワークステーション装置WS1〜
WSn、メールサーバ装置SM、および、ネットワーク
ファクシミリ装置FXが接続されている。
【0014】ここで、メールサーバ装置SMは、ローカ
ルエリアネットワークLANに接続されているワークス
テーション装置WS1〜WSnを利用するユーザ、およ
び、ネットワークネットワークファクシミリ装置FXに
対して、周知の電子メールの収集および配布のサービス
を提供するものである。
【0015】また、ワークステーション装置WS1〜W
Snには、ファクシミリ画情報を作成および表示出力す
るファクシミリアプリケーションソフトウェア、およ
び、ローカルエリアネットワークLANを介して種々の
データのやりとりを行うための種々のソフトウェアなど
の種々のプログラムが導入されており、特定のユーザに
より使用されるものである。ここで、特定のユーザは、
一人または複数人のユーザであってよい。
【0016】また、ネットワークファクシミリ装置FX
は、画情報や各種レポートなどを電子メールとしてやり
とりするための電子メール処理機能、および、アナログ
公衆網PSTNに接続し、このアナログ公衆網PSTN
を伝送路として用いてグループ3ファクシミリ伝送手順
による画情報伝送を行うグループ3ファクシミリ通信機
能を備えている。
【0017】図2は、ネットワークファクシミリ装置F
Xの構成例を示している。
【0018】同図において、システム制御部1は、この
ネットワークファクシミリ装置FXの各部の制御処理、
および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種制御
処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム
制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理
プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記
憶するとともに、システム制御部1のワークエリアを構
成するものであり、パラメータメモリ3は、このネット
ワークファクシミリ装置FXに固有な各種の情報を記憶
するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を
出力するものである。
【0019】スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
7は、このネットワークファクシミリ装置FXを操作す
るためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示
器からなる。
【0020】符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0021】グループ3ファクシミリモデム10は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0022】網制御装置11は、このネットワークファ
クシミリ装置FXをアナログ公衆網PSTNに接続する
ためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0023】ローカルエリアネットワークインターフェ
ース回路12は、このネットワークファクシミリ装置F
XをローカルエリアネットワークLANに接続するため
のものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部
13は、ローカルエリアネットワークLANを介して、
他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりす
るための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理
を実行するためのものである。
【0024】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ
5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画
像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、網
制御装置11、および、ローカルエリアネットワーク伝
送制御部13は、内部バス14に接続されており、これ
らの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内
部バス14を介して行われている。
【0025】また、網制御装置11とグループ3ファク
シミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0026】ここで、本実施例において、基本的には、
ローカルエリアネットワークLANに接続されている端
末相互間でのデータのやりとりは、いわゆるTCP/I
Pと呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコ
ルと、それ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組み
合わせ(いわゆるプロトコルスイート)が適用して行わ
れる。例えば、電子メールのデータのやりとりでは上位
レイヤの通信プロトコルとしてSMTP(Simple
Mail Transfer Protocol)と
いう通信プロトコルが適用される。
【0027】また、各端末がメールサーバ装置SMに対
して、ユーザ宛の電子メールの受信確認や取得要求など
のために適用するプロトコルとしては、いわゆるPOP
(Post Office Protocol)などを
適用することができる。
【0028】また、TCP/IP,SMTP,POPな
どの通信プロトコル、および、電子メールのデータ形式
やデータ構造などについては、それぞれIETFから発
行されているRFC文書により規定されている。例え
ば、TCPはRFC793、IPはRFC793、SM
TPはRFC821、電子メールの形式は、RFC82
2,RFC1521,RFC1522(MIME(Mu
lti PurposeMail Extensio
n)形式)などでそれぞれ規定されている。
【0029】そして、ネットワークファクシミリ装置F
Xは、読み取った原稿画像をアナログ公衆網PSTNを
介して他のグループ3ファクシミリ装置へ、または、ロ
ーカルエリアネットワークLAN(さらには、インター
ネット)を介してワークステーション装置WS1〜WS
nのユーザや他のネットワークファクシミリ装置FXへ
送信するとともに、アナログ公衆網PSTNを介して他
のグループ3ファクシミリ装置より受信した画情報を、
そのときに指定されたサブアドレスに対応したユーザに
対して、電子メールを用いて転送したり、あるいは、ロ
ーカルエリアネットワークLANのワークステーション
WSより(電子メールで)受信した画情報を、指定され
たアナログ公衆網PSTNのグループ3ファクシミリ装
置へ転送する転送サービス機能等を備えている。
【0030】また、自端末宛に受信した電子メールにつ
いては、本文情報に配置される画情報を取り出して、記
録出力するようにしている。
【0031】ここに、ファクシミリ画情報はバイナリデ
ータであり、電子メールには、直接バイナリデータを含
ませることができないので、所定の変換方法(例えば、
Base64符号化方法)を適用して可読情報(7ビッ
トのキャラクタコード)に変換した状態で、電子メール
に含められる。このような電子メールの本文情報の形式
をMIME形式という。
【0032】このように、ファクシミリ画情報を送信す
る際に用いられる電子メールの一例を図3に示す。
【0033】この電子メールは、複数の本文パートを持
つマルチパートMIME形式の電子メールであり、電子
メールの送信日付(「Date」フィールド)、宛先メ
ールアドレス(「To」フィールド)、送信元メールア
ドレス(「From」フィールド)、メッセージ識別情
報(「Message−ID」フィールド)などの所定
の情報からなるメールヘッダ部、テキストデータを運ぶ
ためのテキストパート部、および、ファクシミリ画情報
を運ぶためのバイナリパート部からなり、バイナリパー
ト部には、ファクシミリ画情報をMIME変換して得た
MIMEエンコードデータが配置される。
【0034】また、電子メールで運ばれるファクシミリ
画情報は、元の画像データをMH符号化で圧縮し、それ
をTIFF−Fフォーマットへ変換したものであり、し
たがって、MIMEエンコードデータとしては、このT
IFF−FデータをMIME変換したものが配置され
る。
【0035】ここで、TIFF−Fフォーマットでは、
複数ページの画像データを1つのファイルとしてまとめ
ることができるので、1つのバイナリパート部に、複数
ページからなる1つの送信画情報ファイルのデータを配
置することができる。
【0036】さて、本実施例では、このネットワークフ
ァクシミリ装置FXを利用するユーザには、ユーザコー
ドが設定されており、それぞれのユーザコードについ
て、送信結果通知メールの送信先をあらわす転送先アド
レス、および、ユーザの名称(名前)が登録される。こ
れらの情報は、図4に示すようなユーザコードテーブル
に登録されて、記憶される。
【0037】以上の構成で、ユーザコード「1234」
のユーザA1が、アナログ公衆網PSTNを用いて画情
報送信しようとする場合、ユーザA1は、送信原稿をス
キャナ5にセットし、続いて、宛先の電話番号と、自分
のユーザコードを順次入力する。
【0038】ネットワークファクシミリ装置FXは、ス
キャナ5に送信原稿がセットされると、ユーザに宛先の
電話番号またはメールアドレスと、ユーザのユーザコー
ドを入力するようにガイダンス表示する。また、ユーザ
が宛先としてメールアドレスを入力した場合には、送達
確認要求をするか否かを問い合わせ、送達確認の有無を
確認する。
【0039】なお、宛先の電話番号またはメールアドレ
スの入力は、操作表示部7に装備されているテンキー等
から直接入力する方法の他、あらかじめ電話番号をまた
はメールアドレスが登録された短縮ダイアルまたはワン
タッチダイアルを用いて宛先を指定する方法などがあ
る。
【0040】この場合、ネットワークファクシミリ装置
FXは、ユーザから宛先の電話番号、および、ユーザコ
ードが入力されるので、グループ3ファクシミリ通信機
能を用いて画情報送信することを認識するとともに、ユ
ーザコードを記憶する。そして、ユーザに対して、スタ
ートキーを押して画情報送信の開始を指令するように促
す。
【0041】ユーザがスタートキーを押して、画情報送
信の開始を指令すると、ネットワークファクシミリ装置
FXは、スキャナ5にセットされている送信原稿の読み
取りを行い、それによって得た画像データを、蓄積用の
符号化方式を適用して符号化複号化部8で符号化圧縮し
て画像蓄積装置9へ蓄積する。
【0042】次いで、ネットワークファクシミリ装置F
Xは、記憶している宛先へ、網制御装置11を用いて発
呼し、所定のグループ3ファクシミリ送信手順を実行し
て、画像蓄積装置9に蓄積している送信画情報を宛先へ
送信する。
【0043】画情報送信を終了すると、回線を復旧し、
そのときの画情報送信が正常終了した場合には、図5に
示したような送信結果通知電子メールを作成して、その
ときに記憶しているユーザコードに対応して、ユーザコ
ードテーブルから読み出した転送先アドレスへ送信す
る。
【0044】また、この送信結果通知電子メールの本文
情報に、図6に示すように、そのときに記憶しているユ
ーザコードに対応してユーザコードテーブルから読み出
したユーザ名称を挿入する用にすることもできる。
【0045】また、そのときの画情報送信がエラー終了
した場合には、上述した送信結果通知電子メールとし
て、送信エラーをあらわす適宜な内容(図示略)を適用
したものを送信する。
【0046】一方、ユーザコード「1234」のユーザ
A1が、電子メールを用いて、ローカルエリアネットワ
ークLANまたはインターネットに接続される端末のユ
ーザに画情報を送信しようとする場合、ユーザA1は、
送信原稿をスキャナ5にセットし、続いて、宛先のメー
ルアドレスと、自分のユーザコードを順次入力するとと
もに、このときには、上述したように、ネットワークフ
ァクシミリ装置FXから送達確認要求の有無の選択を指
定されるので、その送達確認要求の選択結果も操作入力
する。
【0047】ネットワークファクシミリ装置FXは、ス
キャナ5に送信原稿がセットされると、ユーザに宛先の
電話番号またはメールアドレスと、ユーザのユーザコー
ドを入力するようにガイダンス表示する。また、ユーザ
が宛先としてメールアドレスを入力した場合には、送達
確認要求をするか否かを問い合わせ、送達確認の有無を
確認する。
【0048】この場合、ネットワークファクシミリ装置
FXは、ユーザから電子メールのメールアドレス、送達
確認要求の有無、および、ユーザコードが入力されるの
で、電子メールを用いて画情報送信することを認識する
とともに、送達確認の有無、および、ユーザコードを記
憶する。そして、ユーザに対して、スタートキーを押し
て画情報送信の開始を指令するように促す。
【0049】ユーザがスタートキーを押して、画情報送
信の開始を指令すると、ネットワークファクシミリ装置
FXは、スキャナ5にセットされている送信原稿の読み
取りを行い、それによって得た画像データを蓄積用の符
号化方式を適用して符号化複号化部8で符号化圧縮して
画像蓄積装置9へ蓄積する。
【0050】次いで、ネットワークファクシミリ装置F
Xは、画像蓄積装置9に蓄積した画情報をTIFF−F
形式の画像データへ変換し、そのTIFF−F形式の画
像データをMIME変換して送信画情報を運ぶ電子メー
ルの本文情報を作成する。
【0051】そして、記憶したメールアドレスへ、その
送信画情報を運ぶ電子メールを送信する。
【0052】このとき、送達確認要求が有りに設定され
ている場合、ネットワークファクシミリ装置FXは、電
子メールを受信すると、それがそのときの送信画情報を
運ぶ電子メールに対応した送達確認電子メール(後述)
であるかどうかを調べる。
【0053】そして、送達確認電子メールを受信する
と、その内容を調べて、送信結果を認識する。
【0054】送信結果が正常終了の場合には、上述と同
様な送信結果通知電子メールを作成して、そのときに記
憶しているユーザコードに対応して、ユーザコードテー
ブルから読み出した転送先アドレスへ送信する。
【0055】また、送信結果がエラー終了の場合には、
送信エラーを通知する送信結果通知電子メールを作成し
て、そのときに記憶しているユーザコードに対応して、
ユーザコードテーブルから読み出した転送先アドレスへ
送信する。
【0056】ここで、送信画情報を運ぶ電子メールの送
達確認方法としては、DSN(Delivery St
atus Notification)と、MDN(M
essage Dispositoin Notifi
cation)の2種類が規定されている。
【0057】DSNは、RFC1891,1894で規
定され、MDNは、RFC2298で規定されている。
DSNでは、メールサーバ装置SMで実行されるMTA
(Mail Transfer Agent)に対し、
MTAのコマンドレベルで、送達確認要求を行うという
ものであり、送達確認の結果は、電子メール(以下、送
達確認電子メールという)として送信ユーザのメールア
ドレス(この場合は、ネットワークファクシミリ装置F
Xのメールアドレス)へ返送される。
【0058】また、MDNでは、転送要求メールのメー
ルヘッダ部に、「Disposition−Notif
ication−To: 」というフィールドを記述す
ることにより送達確認要求をすることができ、送達確認
の結果は、UA(UserAgent)レベルの処理
で、送達確認電子メールとして、指定された返送先メー
ルアドレス(この場合、ネットワークファクシミリ装置
FXのメールアドレス)へ返送される。
【0059】また、DSNおよびMDNの双方とも、ネ
ットワークファクシミリ装置FXが受信する送達確認電
子メールには、その元になっている電子メール(すなわ
ち、送信画情報を運ぶ電子メール)の識別情報(例え
ば、「Message−ID」)が表示されるので、そ
の内容を参照することで、ネットワークファクシミリ装
置FXは、どの送信画情報に対応する送達確認電子メー
ルであるかを認識することができる。
【0060】ところで、送信結果通知電子メールには、
送信画情報の全ページまたは第1ページの内容を添付し
て、送信することもできる。これにより、ユーザに対し
て、どのファクシミリ送信に対する送信結果であるかを
明確に通知することができる。
【0061】このように、本実施例では、送信ユーザに
対し、送信結果を電子メールを用いて通知するようにし
ているので、送信ユーザは、送信結果を明確に知ること
ができる。したがって、ネットワークファクシミリ装置
FXのメモリ送信モードを有効に活用することができ、
送信ユーザは、ネットワークファクシミリ装置FXの動
作を見守って、送信結果を確認する必要がなくなり、非
常に便利である。
【0062】図7(a),(b)および図8は、画情報
送信時にネットワークファクシミリ装置FXが実行する
処理の一例を示している。
【0063】スキャナ5に送信原稿がセットされ、判断
101の結果がYESになると、ユーザに対して、宛先
を入力させるとともに(処理102)、ユーザコードを
入力させる(処理103)。また、処理102では、入
力された宛先がメールアドレスの場合、送達確認要求の
有無も入力させる。また、ユーザコードの入力は、ユー
ザがキャンセルすることもできる。その場合、当然のこ
とながらユーザコードは記憶されない。
【0064】次いで、ユーザがスタートキー(図示略)
を押して、送信開始を指令するまで待ち(判断104の
NOループ)、判断104の結果がYESになると、ス
キャナ5にセットされている送信原稿の読み取りを行い
(処理105)、それによって得た画像データを、蓄積
用の符号化方式を適用して符号化複号化部8で符号化圧
縮して画像蓄積装置9へ蓄積する(処理106)。
【0065】次に、そのときに入力された宛先が電話番
号であるかどうかを調べ(判断107)、判断107の
結果がYESになるときには、記憶している宛先へ、網
制御装置11を用いて発呼し(処理108)、所定のグ
ループ3ファクシミリ送信手順を実行して、画像蓄積装
置9に蓄積している送信画情報を宛先へ送信する(処理
109)。
【0066】画情報送信を終了すると、回線を復旧し
(処理110)、そのときにユーザがユーザコードを入
力したかどうかを調べる(判断111)。判断111の
結果がNOになるときには、その時点で、このときの送
信動作を終了する。
【0067】また、判断111の結果がYESになると
きには、そのときに記憶しているユーザコードに対応し
て、ユーザコードテーブルから転送先アドレスを取得す
る(処理112)。
【0068】そして、そのときの画情報送信が正常終了
したかどうかを調べる(判断113)。判断113の結
果がYESになるときには、上述したような通信結果が
正常終了した旨をあらわす送信結果通知電子メール(通
信結果正常メール)を作成し(処理114)、また、判
断113の結果がNOになるときには、通信結果がエラ
ー終了した旨をあらわす送信結果通知電子メール(通信
結果エラーメール)を作成し(処理115)、処理11
4,115で作成した電子メールを送信して(処理11
6)、このときの送信動作を終了する。
【0069】また、そのときに入力された宛先が電話番
号ではなく、メールアドレスであった場合で、判断10
7の結果がNOになるときには、そのときに送達確認要
求を行う旨が入力されているかどうかを調べる(判断1
20)。
【0070】判断120の結果がYESになるときに
は、送達確認要求のための所定のフィールド情報を付し
たヘッダ情報を作成し(処理121)、画像蓄積装置9
に蓄積した画情報をTIFF−F形式の画像データへ変
換し(処理122)、そのTIFF−F形式の画像デー
タをMIME変換して、送信画情報を運ぶ電子メールの
本文情報を作成し(処理123)、作成した電子メール
を送信する(処理124)。
【0071】次いで、そのときにユーザがユーザコード
を入力したかどうかを調べる(判断125)。判断12
5の結果がNOになるときには、その時点で、このとき
の送信動作を終了する。
【0072】また、判断125の結果がYESになると
きには、そのときに記憶しているユーザコードに対応し
て、ユーザコードテーブルから転送先アドレスを取得す
る(処理126)。
【0073】次いで、そのときの送信画情報を運ぶ電子
メールに対応した送達確認電子メールを受信するまで待
つ(判断127,128のNOループ)。そのときの送
信画情報を運ぶ電子メールに対応した送達確認電子メー
ルを受信した場合で、判断128の結果がYESになる
ときには、その送達確認電子メールの内容を調べて、送
信結果を認識する(判断129)。
【0074】そのときの画情報送信が正常終了した場合
で、判断129の結果がYESになるときには、上述し
たような通信結果が正常終了した旨をあらわす送信結果
通知電子メール(通信結果正常メール)を作成し(処理
130)、また、画情報送信がエラー終了した場合で、
判断129の結果がNOになるときには、通信結果がエ
ラー終了した旨をあらわす送信結果通知電子メール(通
信結果エラーメール)を作成し(処理131)、処理1
30,131で作成した電子メールを送信して(処理1
32)、このときの送信動作を終了する。
【0075】一方、送達確認要求を行わない旨が入力さ
れている場合で、判断120の結果がNOになるときに
は、送達確認要求のための所定のフィールド情報を付加
しない通常のヘッダ情報を作成し(処理135)、画像
蓄積装置9に蓄積した画情報をTIFF−F形式の画像
データへ変換し(処理136)、そのTIFF−F形式
の画像データをMIME変換して、送信画情報を運ぶ電
子メールの本文情報を作成し(処理137)、作成した
電子メールを送信して(処理138)、このときの送信
動作を終了する。
【0076】図9(a),(b)および図10は、画情
報送信時にネットワークファクシミリ装置FXが実行す
る処理の他の例を示している。
【0077】スキャナ5に送信原稿がセットされ、判断
201の結果がYESになると、ユーザに対して、宛先
を入力させるとともに(処理202)、ユーザコードを
入力させる(処理203)。また、処理202では、入
力された宛先がメールアドレスの場合、送達確認要求の
有無も入力させる。また、ユーザコードの入力は、ユー
ザがキャンセルすることもできる。その場合、当然のこ
とながらユーザコードは記憶されない。
【0078】次いで、ユーザがスタートキー(図示略)
を押して、送信開始を指令するまで待ち(判断204の
NOループ)、判断204の結果がYESになると、ス
キャナ5にセットされている送信原稿の読み取りを行い
(処理205)、それによって得た画像データを、蓄積
用の符号化方式を適用して符号化複号化部8で符号化圧
縮して画像蓄積装置9へ蓄積する(処理206)。
【0079】次に、そのときに入力された宛先が電話番
号であるかどうかを調べ(判断207)、判断207の
結果がYESになるときには、記憶している宛先へ、網
制御装置11を用いて発呼し(処理208)、所定のグ
ループ3ファクシミリ送信手順を実行して、画像蓄積装
置9に蓄積している送信画情報を宛先へ送信する(処理
209)。
【0080】画情報送信を終了すると、回線を復旧し
(処理210)、そのときにユーザがユーザコードを入
力したかどうかを調べる(判断211)。判断211の
結果がNOになるときには、その時点で、このときの送
信動作を終了する。
【0081】また、判断211の結果がYESになると
きには、そのときに記憶しているユーザコードに対応し
て、ユーザコードテーブルから転送先アドレスを取得す
る(処理212)。
【0082】そして、そのときの画情報送信が正常終了
したかどうかを調べる(判断213)。判断213の結
果がYESになるときには、上述したような通信結果が
正常終了した旨をあらわすとともに送信画情報の全ペー
ジの内容を添付した送信結果通知電子メール(通信結果
正常メール)を作成し(処理214)、また、判断21
3の結果がNOになるときには、通信結果がエラー終了
した旨をあらわすとともに送信画情報の全ページの内容
を添付した送信結果通知電子メール(通信結果エラーメ
ール)を作成し(処理215)、処理214,215で
作成した電子メールを送信して(処理216)、このと
きの送信動作を終了する。
【0083】また、そのときに入力された宛先が電話番
号ではなく、メールアドレスであった場合で、判断20
7の結果がNOになるときには、そのときに送達確認要
求がある旨が入力されているかどうかを調べる(判断2
20)。
【0084】判断220の結果がYESになるときに
は、送達確認要求のための所定のフィールド情報を付し
たヘッダ情報を作成し(処理221)、画像蓄積装置9
に蓄積した画情報をTIFF−F形式の画像データへ変
換し(処理222)、そのTIFF−F形式の画像デー
タをMIME変換して、送信画情報を運ぶ電子メールの
本文情報を作成し(処理223)、作成した電子メール
を送信する(処理224)。
【0085】次いで、そのときにユーザがユーザコード
を入力したかどうかを調べる(判断225)。判断22
5の結果がNOになるときには、その時点で、このとき
の送信動作を終了する。
【0086】また、判断225の結果がYESになると
きには、そのときに記憶しているユーザコードに対応し
て、ユーザコードテーブルから転送先アドレスを取得す
る(処理226)。
【0087】次いで、そのときの送信画情報を運ぶ電子
メールに対応した送達確認電子メールを受信するまで待
つ(判断227,228のNOループ)。そのときの送
信画情報を運ぶ電子メールに対応した送達確認電子メー
ルを受信した場合で、判断228の結果がYESになる
ときには、その送達確認電子メールの内容を調べて、送
信結果を認識する(判断229)。
【0088】そのときの画情報送信が正常終了した場合
で、判断229の結果がYESになるときには、上述し
たような通信結果が正常終了した旨をあらわすとともに
送信画情報の全ページの内容を添付した送信結果通知電
子メール(通信結果正常メール)を作成し(処理23
0)、また、画情報送信がエラー終了した場合で、判断
229の結果がNOになるときには、通信結果がエラー
終了した旨をあらわすとともに送信画情報の全ページの
内容を添付した送信結果通知電子メール(通信結果エラ
ーメール)を作成し(処理231)、処理230,23
1で作成した電子メールを送信して(処理232)、こ
のときの送信動作を終了する。
【0089】一方、送達確認要求を行わない旨が入力さ
れている場合で、判断220の結果がNOになるときに
は、送達確認要求のための所定のフィールド情報を付加
しない通常のヘッダ情報を作成し(処理235)、画像
蓄積装置9に蓄積した画情報をTIFF−F形式の画像
データへ変換し(処理236)、そのTIFF−F形式
の画像データをMIME変換して、送信画情報を運ぶ電
子メールの本文情報を作成し(処理237)、作成した
電子メールを送信して(処理238)、このときの送信
動作を終了する。
【0090】図11(a),(b)および図12は、画
情報送信時にネットワークファクシミリ装置FXが実行
する処理のさらに他の例を示している。
【0091】スキャナ5に送信原稿がセットされ、判断
301の結果がYESになると、ユーザに対して、宛先
を入力させるとともに(処理302)、ユーザコードを
入力させる(処理303)。また、処理302では、入
力された宛先がメールアドレスの場合、送達確認要求の
有無も入力させる。また、ユーザコードの入力は、ユー
ザがキャンセルすることもできる。その場合、当然のこ
とながらユーザコードは記憶されない。
【0092】次いで、ユーザがスタートキー(図示略)
を押して、送信開始を指令するまで待ち(判断304の
NOループ)、判断304の結果がYESになると、ス
キャナ5にセットされている送信原稿の読み取りを行い
(処理305)、それによって得た画像データを、蓄積
用の符号化方式を適用して符号化複号化部8で符号化圧
縮して画像蓄積装置9へ蓄積する(処理306)。
【0093】次に、そのときに入力された宛先が電話番
号であるかどうかを調べ(判断307)、判断307の
結果がYESになるときには、記憶している宛先へ、網
制御装置11を用いて発呼し(処理308)、所定のグ
ループ3ファクシミリ送信手順を実行して、画像蓄積装
置9に蓄積している送信画情報を宛先へ送信する(処理
309)。
【0094】画情報送信を終了すると、回線を復旧し
(処理310)、そのときにユーザがユーザコードを入
力したかどうかを調べる(判断311)。判断311の
結果がNOになるときには、その時点で、このときの送
信動作を終了する。
【0095】また、判断311の結果がYESになると
きには、そのときに記憶しているユーザコードに対応し
て、ユーザコードテーブルから転送先アドレスを取得す
る(処理312)。
【0096】そして、そのときの画情報送信が正常終了
したかどうかを調べる(判断313)。判断313の結
果がYESになるときには、上述したような通信結果が
正常終了した旨をあらわすとともに送信画情報の第1ペ
ージの内容を添付した送信結果通知電子メール(通信結
果正常メール)を作成し(処理314)、また、判断3
13の結果がNOになるときには、通信結果がエラー終
了した旨をあらわすとともに送信画情報の第1ページの
内容を添付した送信結果通知電子メール(通信結果エラ
ーメール)を作成し(処理315)、処理314,31
5で作成した電子メールを送信して(処理316)、こ
のときの送信動作を終了する。
【0097】また、そのときに入力された宛先が電話番
号ではなく、メールアドレスであった場合で、判断30
7の結果がNOになるときには、そのときに送達確認要
求がある旨が入力されているかどうかを調べる(判断3
20)。
【0098】判断320の結果がYESになるときに
は、送達確認要求のための所定のフィールド情報を付し
たヘッダ情報を作成し(処理321)、画像蓄積装置9
に蓄積した画情報をTIFF−F形式の画像データへ変
換し(処理322)、そのTIFF−F形式の画像デー
タをMIME変換して、送信画情報を運ぶ電子メールの
本文情報を作成し(処理323)、作成した電子メール
を送信する(処理324)。
【0099】次いで、そのときにユーザがユーザコード
を入力したかどうかを調べる(判断325)。判断32
5の結果がNOになるときには、その時点で、このとき
の送信動作を終了する。
【0100】また、判断325の結果がYESになると
きには、そのときに記憶しているユーザコードに対応し
て、ユーザコードテーブルから転送先アドレスを取得す
る(処理326)。
【0101】次いで、そのときの送信画情報を運ぶ電子
メールに対応した送達確認電子メールを受信するまで待
つ(判断327,328のNOループ)。そのときの送
信画情報を運ぶ電子メールに対応した送達確認電子メー
ルを受信した場合で、判断328の結果がYESになる
ときには、その送達確認電子メールの内容を調べて、送
信結果を認識する(判断329)。
【0102】そのときの画情報送信が正常終了した場合
で、判断329の結果がYESになるときには、上述し
たような通信結果が正常終了した旨をあらわすとともに
送信画情報の第1ページの内容を添付した送信結果通知
電子メール(通信結果正常メール)を作成し(処理33
0)、また、画情報送信がエラー終了した場合で、判断
329の結果がNOになるときには、通信結果がエラー
終了した旨をあらわすとともに送信画情報の第1ページ
の内容を添付した送信結果通知電子メール(通信結果エ
ラーメール)を作成し(処理331)、処理330,3
31で作成した電子メールを送信して(処理332)、
このときの送信動作を終了する。
【0103】一方、送達確認要求を行わない旨が入力さ
れている場合で、判断320の結果がNOになるときに
は、送達確認要求のための所定のフィールド情報を付加
しない通常のヘッダ情報を作成し(処理335)、画像
蓄積装置9に蓄積した画情報をTIFF−F形式の画像
データへ変換し(処理336)、そのTIFF−F形式
の画像データをMIME変換して、送信画情報を運ぶ電
子メールの本文情報を作成し(処理337)、作成した
電子メールを送信して(処理338)、このときの送信
動作を終了する。
【0104】ところで、このネットワークファクシミリ
装置FXのユーザは、日本人のみであるとは限らない。
その場合、ユーザに送信する送信結果通知電子メールの
内容を、英語表記のものにすると、よりユーザに対する
情報提供のサービス性が向上する。
【0105】かかる場合に対応するためには、例えば、
図13(a),(b)に示すような言語テーブルをネッ
トワークファクシミリ装置FXに設ける。同図(a)
は、言語区別を登録した参照テーブルであり、同図
(b)は、実際の内容を登録した内容テーブルである。
【0106】また、言語選択は、例えば、ユーザが送信
毎に選択できるようにすることが可能である。あるい
は、ネットワークファクシミリ装置FXに固有に設定す
るようにしても良い。
【0107】図14(a),(b)および図15は、こ
の場合に、画情報送信時にネットワークファクシミリ装
置FXが実行する処理の一例を示している。
【0108】スキャナ5に送信原稿がセットされ、判断
401の結果がYESになると、ユーザに対して、宛先
を入力させるとともに(処理402)、ユーザコードお
よび使用言語を入力させる(処理403)。また、処理
402では、入力された宛先がメールアドレスの場合、
送達確認要求の有無も入力させる。また、ユーザコード
の入力は、ユーザがキャンセルすることもできる。その
場合、当然のことながらユーザコードは記憶されない。
【0109】次いで、ユーザがスタートキー(図示略)
を押して、送信開始を指令するまで待ち(判断404の
NOループ)、判断404の結果がYESになると、ス
キャナ5にセットされている送信原稿の読み取りを行い
(処理405)、それによって得た画像データを、蓄積
用の符号化方式を適用して符号化複号化部8で符号化圧
縮して画像蓄積装置9へ蓄積する(処理406)。
【0110】次に、そのときに入力された宛先が電話番
号であるかどうかを調べ(判断407)、判断407の
結果がYESになるときには、記憶している宛先へ、網
制御装置11を用いて発呼し(処理408)、所定のグ
ループ3ファクシミリ送信手順を実行して、画像蓄積装
置9に蓄積している送信画情報を宛先へ送信する(処理
409)。
【0111】画情報送信を終了すると、回線を復旧し
(処理410)、そのときにユーザがユーザコードを入
力したかどうかを調べる(判断411)。判断411の
結果がNOになるときには、その時点で、このときの送
信動作を終了する。
【0112】また、判断411の結果がYESになると
きには、そのときに記憶しているユーザコードに対応し
て、ユーザコードテーブルから転送先アドレスを取得す
る(処理412)。
【0113】そして、そのときの画情報送信が正常終了
したかどうかを調べる(判断413)。判断413の結
果がYESになるときには、そのときの言語選択に対応
し、上述したような通信結果が正常終了した旨をあらわ
す送信結果通知電子メール(通信結果正常メール)を作
成し(処理414)、また、判断413の結果がNOに
なるときには、そのときの言語選択に対応し、通信結果
がエラー終了した旨をあらわす送信結果通知電子メール
(通信結果エラーメール)を作成し(処理415)、処
理414,415で作成した電子メールを送信して(処
理416)、このときの送信動作を終了する。
【0114】また、そのときに入力された宛先が電話番
号ではなく、メールアドレスであった場合で、判断40
7の結果がNOになるときには、そのときに送達確認要
求がある旨が入力されているかどうかを調べる(判断4
20)。
【0115】判断420の結果がYESになるときに
は、送達確認要求のための所定のフィールド情報を付し
たヘッダ情報を作成し(処理421)、画像蓄積装置9
に蓄積した画情報をTIFF−F形式の画像データへ変
換し(処理422)、そのTIFF−F形式の画像デー
タをMIME変換して、送信画情報を運ぶ電子メールの
本文情報を作成し(処理423)、作成した電子メール
を送信する(処理424)。
【0116】次いで、そのときにユーザがユーザコード
を入力したかどうかを調べる(判断425)。判断42
5の結果がNOになるときには、その時点で、このとき
の送信動作を終了する。
【0117】また、判断425の結果がYESになると
きには、そのときに記憶しているユーザコードに対応し
て、ユーザコードテーブルから転送先アドレスを取得す
る(処理426)。
【0118】次いで、そのときの送信画情報を運ぶ電子
メールに対応した送達確認電子メールを受信するまで待
つ(判断427,428のNOループ)。そのときの送
信画情報を運ぶ電子メールに対応した送達確認電子メー
ルを受信した場合で、判断428の結果がYESになる
ときには、その送達確認電子メールの内容を調べて、送
信結果を認識する(判断429)。
【0119】そのときの画情報送信が正常終了した場合
で、判断429の結果がYESになるときには、そのと
きの言語選択に対応し、上述したような通信結果が正常
終了した旨をあらわす送信結果通知電子メール(通信結
果正常メール)を作成し(処理430)、また、画情報
送信がエラー終了した場合で、判断229の結果がNO
になるときには、そのときの言語選択に対応し、通信結
果がエラー終了した旨をあらわす送信結果通知電子メー
ル(通信結果エラーメール)を作成し(処理431)、
処理430,431で作成した電子メールを送信して
(処理432)、このときの送信動作を終了する。
【0120】一方、送達確認要求を行わない旨が入力さ
れている場合で、判断420の結果がNOになるときに
は、送達確認要求のための所定のフィールド情報を付加
しない通常のヘッダ情報を作成し(処理435)、画像
蓄積装置9に蓄積した画情報をTIFF−F形式の画像
データへ変換し(処理436)、そのTIFF−F形式
の画像データをMIME変換して、送信画情報を運ぶ電
子メールの本文情報を作成し(処理437)、作成した
電子メールを送信して(処理438)、このときの送信
動作を終了する。
【0121】ところで、上述した実施例では、アナログ
公衆網PSTNに接続し、アナログ公衆網PSTNを介
して、グループ3ファクシミリ通信を行うネットワーク
ファクシミリ装置FXについて説明したが、デジタル公
衆網ISDNに接続し、デジタル公衆網ISDNを介し
て、グループ3ファクシミリ通信またはグループ4ファ
クシミリ通信を行うネットワークファクシミリ装置FX
についても、本発明を同様にして適用することができ
る。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信ユーザに対し、送信結果を電子メールを用いて通知
するようにしているので、送信ユーザは、送信結果を明
確に知ることができる。したがって、ネットワークファ
クシミリ装置FXのメモリ送信モードを有効に活用する
ことができ、送信ユーザは、ネットワークファクシミリ
装置FXの動作を見守って、送信結果を確認する必要が
なくなり、非常に便利であるという効果を得る。
【0123】また、送信結果を通知する内容を、言語切
換えできるようにしているので、ネットワークファクシ
ミリ装置FXのサービス性を大幅に向上できるという効
果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるネットワークシステ
ムを示したブロック図。
【図2】ネットワークファクシミリ装置FXの構成例を
示したブロック図。
【図3】ファクシミリ画情報を送信する際に用いられる
電子メールの一例を示した概略図。
【図4】ユーザコードテーブルの一例を示す概略図。
【図5】送信結果通知電子メールの一例を示す概略図。
【図6】送信結果通知電子メールの他の例を示す概略
図。
【図7】画情報送信時にネットワークファクシミリ装置
FXが実行する処理の一例を示したフローチャート。
【図8】画情報送信時にネットワークファクシミリ装置
FXが実行する処理の一例を示したフローチャート(続
き)。
【図9】画情報送信時にネットワークファクシミリ装置
FXが実行する処理の他の例を示したフローチャート。
【図10】画情報送信時にネットワークファクシミリ装
置FXが実行する処理の他の例を示したフローチャート
(続き)。
【図11】画情報送信時にネットワークファクシミリ装
置FXが実行する処理のさらに他の例を示したフローチ
ャート。
【図12】画情報送信時にネットワークファクシミリ装
置FXが実行する処理のさらに他の例を示したフローチ
ャート(続き)。
【図13】言語テーブルの一例を示した概略図。
【図14】画情報送信時にネットワークファクシミリ装
置FXが実行する処理の別な例を示したフローチャー
ト。
【図15】画情報送信時にネットワークファクシミリ装
置FXが実行する処理の別な例を示したフローチャー
ト。
【符号の説明】
FX ネットワークファクシミリ装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信原稿を読み取って所定のファクシミ
    リ画情報を作成するとともに、受信画情報を処理可能な
    ファクシミリ装置機能と、一般公衆網に接続し、この一
    般公衆網を介して画情報をやりとりするファクシミリ通
    信機能と、ローカルエリアネットワークに接続し、この
    ローカルエリアネットワークを介し、電子メールを用い
    て画情報をやりとりするネットワークファクシミリ通信
    機能を備えたネットワークファクシミリ装置において、 画情報送信時、送信原稿画像を読み取って蓄積した後に
    画情報送信を行うとともに、その画情報送信操作時に、
    ユーザに通知用メールアドレスを入力させ、画情報送信
    終了後、そのときの送信結果をあらわす送信結果通知電
    子メールを作成し、上記入力された通知用メールアドレ
    スへ送信することを特徴とするネットワークファクシミ
    リ装置。
  2. 【請求項2】 送信原稿を読み取って所定のファクシミ
    リ画情報を作成するとともに、受信画情報を処理可能な
    ファクシミリ装置機能と、一般公衆網に接続し、この一
    般公衆網を介して画情報をやりとりするファクシミリ通
    信機能と、ローカルエリアネットワークに接続し、この
    ローカルエリアネットワークを介し、電子メールを用い
    て画情報をやりとりするネットワークファクシミリ通信
    機能を備えたネットワークファクシミリ装置において、 画情報送信操作時に、ユーザに通知用メールアドレスを
    入力させる一方、 送信宛先として上記一般公衆網の宛先番号が指定された
    場合には、送信原稿画像を読み取って蓄積した後に上記
    一般公衆網を用いて画情報送信を行い、画情報送信終了
    後、そのときの送信結果をあらわす送信結果通知電子メ
    ールを作成し、上記入力された通知用メールアドレスへ
    送信するとともに、 送信宛先として電子メールアドレスが指定され、さら
    に、送達確認要求が指令された場合には、送信原稿画像
    を読み取って蓄積した後に所定の送達確認要求付きの画
    情報送信電子メールを作成して上記指定された電子メー
    ルアドレスへ画情報を送信し、その送達確認要求付きの
    画情報送信電子メールに対応する送達通知電子メールを
    受信すると、その送達通知電子メールの内容に基づいた
    送信結果通知電子メールを作成し、上記入力された通知
    用メールアドレスへ送信し、 送信宛先として電子メールアドレスが指定され、さら
    に、送達確認要求が指令されなかった場合には、送信原
    稿画像を読み取って蓄積した後に所定の画情報送信電子
    メールを作成して上記指定された電子メールアドレスへ
    画情報を送信することを特徴とするネットワークファク
    シミリ装置。
  3. 【請求項3】 画情報送信操作時に、ユーザの名称を入
    力させ、前記送信結果通知電子メールには、入力された
    ユーザの名称を含めることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載のネットワークファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記送信結果通知電子メールには、送信
    画情報の全ページの画情報を添付することを特徴とする
    請求項1または請求項2または請求項3記載のネットワ
    ークファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 前記送信結果通知電子メールには、第1
    ページの送信画情報を添付することを特徴とする請求項
    1または請求項2または請求項3記載のネットワークフ
    ァクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 前記送信結果通知電子メールの通知内容
    を言語別に記憶した言語テーブルを備え、あらかじめ指
    定された言語の内容で、上記送信結果通知電子メールを
    作成することを特徴とする請求項1または請求項2また
    は請求項3または請求項4または請求項5記載のネット
    ワークファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 前記ローカルエリアネットワークは、イ
    ンターネットの構成要素であることを特徴とする請求項
    1または請求項2または請求項3または請求項4または
    請求項5または請求項6記載のネットワークファクシミ
    リ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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